JP3413228B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3413228B2
JP3413228B2 JP00787993A JP787993A JP3413228B2 JP 3413228 B2 JP3413228 B2 JP 3413228B2 JP 00787993 A JP00787993 A JP 00787993A JP 787993 A JP787993 A JP 787993A JP 3413228 B2 JP3413228 B2 JP 3413228B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はカメラ、詳しくは、複数
種類の外部機器に対して通信可能なカメラに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、ICメモリカ−ド,磁気記録媒
体,光磁気記録媒体等を記憶媒体とするデジタルスチル
ビデオカメラ(以下、DSCと記載する)においては、
多機能化のための提案が数多くなされている。その1つ
として、カメラに外部機器と接続可能なインターフェー
ス(以下,I/Fと記載する)手段を設け、各種情報の
授受を行うことが可能なカメラに関しての提案がなされ
ている。 【0003】例えば、本出願人が先に提案した第1のも
のとして特願平2−108468号のカメラは、パーソ
ナルコンピュータ(以下、PCと記載する)とのI/F
手段を内蔵しており、上記PCとの通信によりカメラの
遠隔操作やPCとの映像信号の授受等の処理を行うこと
ができるものであり、更に、第2のものとして本出願人
が先の平成4年11月19日に提案したカメラは、モデ
ムとのI/F手段を内蔵しており、モデムを介して電話
回線による映像情報の通信を可能とするものであった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、PC、およ
び、モデム等の複数種類の外部機器との情報通信を考え
た場合、上述の第1の特願平4−108468号、およ
び、第2の提案の電子スチルカメラを適用したとする
と、PC、または、モデムとのそれぞれ独立した2系統
の接続部を含めたI/F手段をカメラに配設する必要と
なる。 【0005】しかし、このように2系統の接続部を含め
たI/F手段をカメラ内に配置した場合、コスト上、不
利となるだけではなく、更に、PC、または、モデムと
の接続部であるコネクタの配設場所等からカメラ本体の
小型化に対して不利な状態となっていた。 【0006】しかしながら、同一のコネクタ、I/Fを
共用することは、上記PC、または、モデムとのI/F
は、ともにRS−232Cに基本的に準拠しているが細
部の仕様が異なっているため、従来では不可能であっ
た。即ち、モデムと接続する場合、PCと直接接続する
場合に比較して、 (1)一般の公衆回線を利用するために低速度の通信と
なる。 【0007】(2)モデムとインターフェースするため
の制御ラインを使用しなけらばならない。 【0008】(3)モデムと電話回線との接続をコント
ロールする接続制御が必要になる。 【0009】となることから共用ができなかった。本発
明は、上述の不具合を解決するためになされたものであ
り、複数種類の外部機器との情報通信を可能とし、しか
も、カメラ本体の小型化の支障にならない機能性の高い
カメラを提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、適用
すべきインターフェースを異にする複数種類の外部機器
に対応可能な接続部と、上記接続部に接続された当該外
部機器に適用すべきインターフェースを認識するインタ
ーフェース認識手段と、上記インターフェース認識手段
により適用すべき認識された態様のインターフェースを
機能させるための手段を具備することを特徴とする。 【0011】 【作用】複数種類の外部機器のうちの1つの外部機器を
上記接続部に接続し、インターフェース認識手段により
接続された外部機器を認識して、該外部機器に適合した
態様のインターフェースを機能させる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、本発明の一実施例のDSC(デジタルスチ
ルカメラ)20の外観図である。該DSC20は、その
画像情報の記録媒体としてICメモリカ−ド17を用い
るものとする。そして、適用すべきインターフェース
(I/F)を異にする複数種類の外部機器であるPC
(パーソナルコンピュータ)、または、モデムとに対し
て1つのコネクタ、および、該コネクタに接続される外
部I/Fを介して通信可能とするものである。なお、上
記I/Fとは、2つのシステム、または、装置を結合
し、共有できるようにした装置、または、複数のプログ
ラムが共用しているレジスタである。そして、該I/F
は、装置だけでなく、LSIを使ったインターフェース
回路もある。 【0013】更に、本DSCは、画像に関するファイル
データ、例えば、コメントデータを変更することの可能
な手段と、該ファイルの階層データ構造(ディレクト
リ)内での地位の改変、即ち、管理領域を変更する手段
と、通常は他の目的に利用されるスイッチ、例えば、消
去スイッチなどの特定操作部を操作して、ワンタッチ操
作で記録画面の再生を可能とする手段と、メモリカ−ド
の全消去動作時にメモリチェックとフォーマットとを行
う動作とファイルの消去のみを行う動作とを選択できる
手段等を内蔵しているものとする。 【0014】本DSC20においては、上記図1に示す
ようにカメラ外装体18の前面部に被写体像を取り込む
撮影レンズ1が配設されている。そして、外装体18の
上面には制御動作指示用の操作スイッチ群14a〜14
fと、LCD表示部13と、撮影動作の指示をするレリ
ーズスイッチ19が配設されている。更に、側面部には
ビデオ信号出力端子7と、PC、および、モデム等の複
数の外部機器との信号授受のための接続部であってミニ
DINコネクタ等で構成されるコネクタ16と記録媒体
であるメモリカ−ド17の挿入口18aが配設されてい
る。 【0015】図2は、上記DSC20の制御部の主要ブ
ロック構成図であり、本DSCは、レリーズスイッチ1
9(図1参照)の押圧に応動して、装着されているメモ
リカード17に撮像信号の記録を行い、また、後述する
操作スイッチ群14a〜14fの操作により該メモリカ
ード17上の指定されたコマ番号の画像ファイルの撮像
記録信号を再生し、そのビデオ信号をビデオ信号出力端
子7より出力する。なお、DSC20の各制御要素はシ
ステムコントローラ10によりコントロールされるもの
とする。 【0016】以下その構成について詳細に説明すると、
まず、撮影時においては、被写体像が撮影レンズ1を介
して撮像回路2に内蔵されるCCD等の撮像素子上に結
像され、画像信号としてA/Dコンバータ3に出力され
る。A/Dコンバータ3でデジタル変換された画像デー
タは、画像メモリであるVRAM4に一時的に記憶され
る。そして、VRAM4の画像データは、D/Aコンバ
ータ5で再度アナログ変換され、ビデオ信号としてビデ
オ出力端子7より出力される。 【0017】メモリカ−ド17に画像データを記録する
場合は、VRAM4から画像データをブロック単位で読
み出し、圧縮/伸張回路7でJPEG(JOINT PHOTOGRA
FICEXPERT GROUP)方式等によりデータ圧縮して、バス
12を介してカ−ドI/F11に入力する。そこで、メ
モリカ−ド17上の指定された領域に上記圧縮データが
書き込まれる。 【0018】一方、再生時には、まず、後述するUPス
イッチ14c,DOWNスイッチ14dを操作してコマ
番号等を指定する。そのコマ番号、または、ファイル番
号等は、LCD表示部13に表示される。その指定に基
づいて、メモリカ−ド17のメモリ領域が選択され、対
応する画像データがカ−ドI/F11、バス12を介し
て圧縮/伸長回路7に入力される。そこで、画像データ
の伸長処理がなされ、VRAM4に記憶される。その画
像データは、再度、VRAM4から読み出されて、前述
したようにD/Aコンバータ5でアナログ信号に変換さ
れ、ビデオエンコ−ダ6に入力する。そして、ビデオエ
ンコ−ダ6でエンコードされ、ビデオ信号として出力さ
れる。 【0019】更に、本DSC20には、外部機器との通
信用I/FであるRS232CI/F15を内蔵してお
り、また、PC、または、モデムに接続可能なミニDI
Nコネクタで構成されるコネクタ16が配設されてい
る。該RS232CI/F15は、システムコントロー
ラ10に内蔵されたインターフェース認識手段により認
識した態様のI/Fを機能せしめられる。 【0020】表1は、上記RS232CI/F15にお
ける入出力電圧レベルを示す表である。表1に示される
出力電圧レンジ+15v〜−15vは、内蔵されている
電圧レベル変換ICにより0〜5vのレンジに変換され
て取り込まれる。 【0021】 【表1】 表2は、上記RS232CI/F15のピン番号とJI
S規格の信号名等の関係を示す表である。なお、該表2
において、DTE は「DATA TERMINAL EQUIPMENT」 であ
り、ターミナル、即ち、この場合、カメラを指してい
る。また、DCEは、「 DATA COMMUNICATION EQUIPMENT」
であり、モデムまたはカメラを指している。 【0022】 【表2】表3は、PCとの通信で使用するRS232CI/F1
5の信号線のピンNO.と信号名等の関係を示す表であ
る。このようにPCとの通信時には3本の信号ラインで
I/Fを構成する。なお、必要に応じて制御線を付加す
る。例えば、BUSY信号としてER,または、RS(表2
参照)等を用いる。 【0023】 【表3】表4は、モデムとの通信で使用するRS232CI/F
15の信号線のピンNO.と信号名等を示す表である。
この表に示すように上記PCとの通信ラインより多いラ
イン数の態様でI/Fを構成する。なお、必要に応じて
制御線を付加する。例えば、FG,CI(表2参照)を
追加する。 【0024】 【表4】 図3は、DSC20の上記コネクタ16に外部機器であ
るPC22を接続したときの系統図である。モニタ21
は、DSC20の再生画面、または、ファイル管理情報
等を表示するためのモニタである。このようにPC22
を接続した状態では、通常、PC22によりDSC20
のファイル管理制御、または、撮影制御等の通信制御を
行う場合が多い。 【0025】図4は、DSC20の上記コネクタ16に
外部機器であるモデム23を接続したときの系統図の一
例である。同様に、モニタ21は、再生画面等のモニタ
である。更に、モデム23は、電話回線24、更に、モ
デム25を介してPC26と通信可能に接続されてい
る。このようにモデム23を接続した状態では、通常、
モデム23,25,電話回線24等を介してDSC20
の撮影画像データを上記PC26に転送を行う場合が多
い。 【0026】図5は、前記操作スイッチ群14a〜14
fの拡大図であり、該スイッチ群のうち、14aは、カ
メラの電源(POWER)スイッチ釦であり、14b
は、記録、または、再生指示を行う記録/再生(REC
/PLAY)スイッチ釦である。また、14cは、再
生,消去コマ指定番号を1コマアップさせるアップ(U
P)スイッチ釦であり、14dは、再生,消去コマ指定
番号を1コマダウンさせるダウン(DOWN)スイッチ
釦である。更に、14eは、接続されたモデムに対応す
るようにI/Fを機能させる指示を与えるモデム切り換
え(MODEM)スイッチであり、14fは、記録画像
ファイルの消去を指示するイレーズ(ERASE)スイ
ッチ釦である。但し、ERASEスイッチは、撮影直後
の再生をワンタッチで行うビュー(VIEW)スイッチ
も兼用している。 【0027】図6は、前記表示部13の詳細を示す図で
あり、該表示部13は、記録された画面データの消去時
に点灯する表示セグメント「ERASE」と、撮影画面
データの再生時に点灯するセグメント「PLAY」と、
外部機器としてモデムが選択された時に点灯するセグメ
ント「MODEM」と、接続されたモデムが通信可能状
態になった時に点灯するセグメント「CONNECT」
と、コマ番号,ファイル処理状態等を表示する7セグメ
ント表示部により構成されている。 【0028】図7は、上記表示部13の表示の一例を示
し、図7の(A)は再生するコマNO.をスイッチ14
c,14dで指定したときのコマNO.の表示状態であ
り、図7の(B)はコマNO.1を指定した後、再生を
行っているときの「PLAY」,コマNO.表示状態で
ある。図7の(C)は外部機器としてモデムをケーブル
でコネクタ16に接続し,モデムを指定したときの「M
ODEM」表示を示している。なお、本DSC20は、
POWERスイッチ14aをオンにした時点では、外部
I/Fは、PCからのコマンドがシステムコントローラ
10の割り込み処理により受信可能状態に設定されてい
る。従って、モデムと通信状態にするには、MODEM
スイッチ14eをオン操作する。 【0029】図8は、モデム23を接続し、指定したと
きの上記表示部13の表示状態を示す図であるが、この
図8を用いて本DSC20のモデム23を用いたデータ
転送手順を説明する。まず、図8の(A)に示すよう
に、モデム23を選択し、接続され、通信可能状態にな
ったとき、セグメント「CONNECT」が点滅する。
そこで、通信を開始するが、まず、モデム内に、通常、
内蔵されているATコマンドを利用して、システムコン
トローラ10に予め記憶されている相手先の電話番号を
呼び出し、表4に示す送信要求信号「RS」をアクティ
ブにすることによりキャリアを送信する。そして、表4
に示すキャリア検出信号「CD」により相手側からキャ
リアが検出される。相手先の確認のために、信号「CA
MERA」を送信する。通信先のPC26側からの確認
信号「ACK」が受信できたならば、図8の(B)に示
すように、接続完了したとして表示部の「CONNEC
T」を点灯させ、例えば、転送画像データのコマ番号
「01」を表示する。 【0030】なお、一定時間、例えば、1分以内に上記
接続が完了しない場合、図8の(C)に示すように「E
r」のエラ−表示を行い、一旦、パワーオフした後、再
試行する。また、上記各表示はモニタ21上にも表示可
能である。 【0031】接続が完了したら、UPスイッチ14c,
DOWNスイッチ14dを操作してコマ番号を選択し、
送信する画像をモニタ21上に表示する。トリガスイッ
チ19を押圧すると、該画像データが送信される。この
画像データの送信は、最初ファイルサイズを送信し、そ
の後、画像ファイルをバイナリデータとして送信する。
受信側のPC26では、上記ファイルサイズ分の受信デ
ータを受信したらファイルとして媒体に格納する。な
お、モデムの制御は、前述したように一般的に「ATコ
マンド」を用いる。また、CCITT規格を用いてもモ
デムの制御を行うことができる。次に、本DSC20の
各制御処理動作をフローチャートを用いて、更に、詳細
に説明する。図9は、サブルーチン「受信割り込み処
理」のフローチャートである。DSC20は、パワーオ
ンに伴い、RS232CI/F15は、システムコント
ローラ10によりPCと通信可能に設定される。その
後、MODEMスイッチ14eを操作して、モデムモー
ドに設定される。この状態ではモデム24からの送信信
号が受信されると、システムコントローラ10で割り込
み処理が実行され、モデム24からの受信信号の取り込
みがなされる。 【0032】即ち、図9のフローチャートにおいて、ス
テップS1で、現在、モデムモードであるかどうかのチ
ェックを行う。モデムモードでなくPCモードであれ
ば、ステップS2に進み、PCのコマンドに対応した処
理を行う。また、モデムモードであった場合、システム
コントローラ10内のモデム制御用バッファに受信デー
タを格納する。このデータについての処理はモデム処理
のサブルーチンにより実行される。 【0033】図10は、トリガスイッチ19が操作され
た場合のサブルーチン「トリガスイッチ処理」のフロー
チャートである。本処理ではステップS5で、現在、モ
デムモードであるかどうかのチェックを行う。モデムモ
ードでない場合、ステップS6に進み、更に、記録モー
ドであるかのチェックをする。記録モードでなかった場
合、そのまま本ルーチンを終了する。記録モードである
場合、ステップS7に進み、撮影処理を行う。ステップ
S5の判別において、モデムモードであった場合、ステ
ップS8に進む。そして、送信する画像データのファイ
ルサイズを送信し、ステップS9において、画像データ
を送信して、本ルーチンを終了する。 【0034】図11は、モデムスイッチ14eを操作し
たときにコールされるサブルーチン「モデムスイッチ処
理」のフローチャートである。ステップS11におい
て、現在、モデムモードであるかどうかのチェックを行
い、モデムモードであった場合、ステップS13にジャ
ンプし、後述するサブルーチン「モデムモード解除処
理」がコールされる。また、モデムモードでなかった場
合、ステップS12に進み、モードをモデム通信可能な
モデムモードにセットする。この処理は、モデムモード
を示すフラグを「1」にすることによりモード設定を行
う。そして、ステップS14において、表示部13に
「CONECT」表示を点滅させる。ステップS15,
16にてモデム認識,設定を行う。この処理は、DSC
20側から表4の信号「ER」を出力とし、モデム側か
ら信号「DR」のアクティブ信号が返されたことが確認
されると、ステップS17に進む。上記確認がなされな
かった場合、ステップS22に進み、エラ−表示を行っ
て、本ルーチンを終了する。 【0035】上記ステップS17において、ATコマン
ドによる回線接続処理を行う。この処理は、モデムに信
号「RS」を出力し、モデム23からキャリアを出力さ
せる。そして、前記表4に示す信号「CS」が検出さ
れ、更に、モデムからのキャリア検出信号である信号
「CD」が検出されて、ステップS18で回線の接続完
了が確認されたときは、ステップS19に進む。接続の
完了が確認されなかった場合、ステップS22に進み、
エラ−表示を行って本ルーチンを終了する。 【0036】ステップS19、20において、相手先の
確認のために、信号「CAMERA」を送信し、通信先
からの確認信号「ACK」が受信できるかどうかのチェ
ックをする。該信号「ACK」が受信できた場合、表示
部13に「CONNECT」を点灯させ、本ルーチンを
終了する。しかし、一定時間内に、通信先からの確認信
号「ACK」が受信できなかった場合、ステップS22
にジャンプしてエラ−表示を行う。 【0037】図12は、前記ステップS13でコールさ
れるサブルーチン「モデムモード解除処理」のフローチ
ャートである。本ルーチンのステップS31においてモ
デムモードのクリアを行い、ステップS32により相手
側に信号「COM−END」を送信する。相手側は該信
号「COM−END」により信号送信用のキャリア信号
の送信を停止する。ステップS33において、該キャリ
アの停止を検出したならば、ATコマンドを送って回線
オフの処理を行う。そして、ステップS34にてモデム
に対して送っていた信号「ER」をオフとし、モデム制
御を終了する。更に、ステップS35にて表示部3を通
常の記録、または、再生処理時の表示とし、本ルーチン
を終了する。 【0038】以上説明したように、本実施例のDSC2
0においては、1つの外部I/Fに接続されいる単一の
接続部であるコネクタ16に接続されたモデム、あるい
は、PC等のいづれかをシステムコントローラ10にて
種類を認識して、その機器態様のインターフェースを機
能させることによって、情報の通信を行うことが可能と
なる。従って、複数の外部機器との情報通信を可能とす
る機能性の高い、しかも、本体が小型化されたものを提
供することができる。 【0039】本実施例のDSC20は、外部機器との1
つの接続部であるコネクタ16が配設されており、PC
とモデムとの通信の切り換えは、モデムスイッチ14e
を操作することによって行うものである。しかし、その
変形例として図13に示すように受け側コネクタ31上
部にモード切り換えスイッチの操作用のスイッチ操作部
31aが配設されているものを提案できる。この変形例
に適用される1つの外部機器であるモデムのコネクタ3
2に該スイッチ操作31aを押圧する突起32aを配設
され、第2の外部機器であるPCのコネクタ33には該
スイッチ操作31aを押圧する突起は配設しない。 【0040】そして、モデム用のコネクタ32が接続さ
れた場合は、モード切り換えスイッチ操作部31aがオ
ン操作され、自動的にモデムモードに切り換えられる
が、PCがコネクタ32に接続された場合は、モード切
り換えスイッチがオフ操作され、PCモードに切り換え
られる。このように本変形例のものでは、手動切り換え
操作を行うことなくモードの切り換えが可能となる。 【0041】また、別の変形例として、外部機器とのコ
ネクタの信号ラインにPCとモデムのモード指定信号ラ
イン1本を設け、何れかの機器が接続された場合、該指
定信号ラインの電圧レベルを検出することにより通信機
器のモードを選択することができる。 【0042】なお、前記実施例では電源オン後の通常状
態がPC通信モードであることから、その状態で図1の
コネクタ16にリモートコントロールユニット等を接続
することによって、PC通信態様のI/Fによりリモー
トコントロール動作が可能となる。図14は、上記リモ
ートコントロールユニット35のコネクタ35bをDS
C20のコネクタ16に挿入した状態であり、この状態
でリモートコントロール制御が可能となる。 【0043】本実施例のDSC20は、前述したように
画像に関するコメント等のファイルデータの一部を変更
することの可能な手段と、該ファイルの管理領域の変更
手段と、通常は他の目的に使用されるスイッチ、例え
ば、ファイル消去用のERASEスイッチ14fを操作
してワンタッチで記録画面の再生を行う手段と、メモリ
カ−ドの全消去動作においてメモリチェック・フォーマ
ットを行う処理とファイルの消去のみを行う処理とを選
択する手段等を内蔵するが、それらの手段による各処理
動作について順次に説明する。 【0044】図15は、記録媒体であるメモリカ−ド1
7のデータの配置を示す図である。該データ領域は、J
EIDA(日本電子工業振興協会)にて提案されている
ように基本的カ−ドの互換性情報を与える属性情報を記
録するアトリビュートメモリと画像情報を記録するコモ
ンメモリにより構成されている。 【0045】上記コモンメモリの先頭には、属性情報領
域にはカ−ドの互換性情報が記録される。続いて、ブー
トセクタ領域には、本DSC20のI/FのOS(オペ
レーティング システム)がDOSを用いることから後
述するFAT(FILE ALLOCATION TABLE),ルートディレ
クトリ(階層構造)の管理領域情報が記録される。更
に、上記FAT領域にはデータの記録領域情報がチェー
ン形式で記録され、ルートディレクトリ領域には後述す
るデータ記録領域にデータがどのように記録されている
かの情報が記録される。 【0046】続いて配設されているデータ記録領域に
は、各画像ファイルにより構成されている。各画像ファ
イルにはそれぞれ1コマ分の画像に関するデータが書き
込まれている。図16に示すように該画像ファイルは、
ヘッダと画像データとで構成され、該ヘッダには仕様タ
プル,データ形式タプル,撮影情報タプル,コメントタ
プル等が記録されている。上記仕様タプルは、仕様バー
ジョン,ファイルの映像・音声・制御の別を示す種類,
ヘッダの大きさを与える。データ形式タプルは、ファイ
ル本体の形式、即ち、JPEG・非圧縮・PICT、そ
の他画像データの保持形式のの形式別を与える。コメン
トタプルは、撮影の説明文等が記録されるが、本実施例
のDSC20は、このコメントタプルの書き換えが可能
であることを特徴とする。 【0047】なお、画像ファイル記録領域には画像デー
タファイルの他に、該画像データの画像に対応する音声
情報が記録される音声ファイル、また、互いに対応する
上記画像ファイルと音声ファイルの対応関係情報を格納
する制御ファイルも格納される。この制御ファイルも全
てのデータがタプル形式でデータ記録がなされている。
更に、該画像ファイル記録領域には、サブディレクトリ
エントリも格納される。 【0048】図17は、上記タプル形式のデータ構造を
示す図であり、該タプルは規定データを表すタプルI
D,次タプルのポインタ,タプルデータとで構成されて
いる。また、前記撮影情報タプルは、図18に示すよう
に撮影情報IDと、次タプルポインタと、日付データ
と、絞りデータと、シャッタ速度データと、ホワイトバ
ランス設定データと、フォーカス位置データと、ズーム
位置データと、ストロボデータとで構成されている。ま
た、前記コメントタプルは、図19に示すようにコメン
トIDと、次タプルポインタ(最終コード)と、コメン
トデータ長と、コメントデータとで構成され、このコメ
ントタプル用として撮影時に一定の大きさの領域が確保
される。 【0049】更に、前記制御ファイルは、図20に示す
ように仕様タプルと、該ファイルが格納されるディレク
トリのコメントタプルと、再生順序情報である再生シー
ケンスタプルと、画像ファイルとそれに対応する音声フ
ァイルの関連情報を与えるファイル関連タプルとで構成
されている。なお、この制御ファイルは画像ファイルと
同じディレクトリ領域に格納されるが、サブディレクト
リ内にも格納可能である。 【0050】本DSC20は、PC等の外部機器により
各種のコマンドを受け、それぞれの制御動作を行うもの
であるが、PC等から受信する該コマンドとその機能
は、表5の一覧表に示される。なお、これらの各コマン
ドは、例えば、16進の数値データに基づいた送信信号
によりDSC20に伝達される。 【0051】 【表5】 次に、本DSC20によるコメントデータの参照,書き
込み,追記等の処理動作について説明する。なお、この
動作の説明は、DSC20に対して前記図3に示すよう
にPC22を接続して、PC側からの指示でメモリカ−
ド17の画像ファイルのヘッダ内に格納されるコメント
の書き込み,追記を行う場合について説明する。まず、
メモリカ−ド17の画像ファイルのディレクトリ情報を
PC22が取り込み、図21に示すようにファイル名の
表示をPC22側のモニタ上で行う。そこで、コメント
を書き込むファイルの選択を図示のファイルNO.の中
から選択する。もし、NO.1を指定した場合、図22
に示すように該当ファイルDSC00001.J61の
撮影データと現在のコメントが表示される。なお、この
ときDSC20側は、モニタ21(図3)にも該撮影デ
ータと現在のコメントを表示している。また、通常、コ
メント領域が設けられないメモリカ−ドを使用した場合
は該領域を作成するかの問い合わせを行う。 【0052】そこで、PC22より表5に示すコメント
書き込みコマンドを発信し、コメントを入力するとヘッ
ダ内のコメント領域に新しいコメントデータが上書きさ
れる。図23は、該上書き状態を示している。なお、入
力コメントデータ容量が予め確保されたコメント領域よ
り大きい場合、警告を出し、該領域を拡張可能のときは
拡張する。 【0053】また、PC22からの遠隔操作で撮影する
場合、撮影データの設定をPC22側から行い、更に、
撮影のタイミングの指示、および、撮影直後にコメント
の書き込みもPC22側から行うことが可能である。 【0054】上記コメント参照・変更動作について、図
24のサブルーチン「コメント参照・変更処理」のフロ
ーチャートにより説明する。ステップS40,41にお
いて、メモリカ−ド17の画像ファイルのディレクトリ
情報をPC22が受信し、該ディレクトリ情報を表示す
る。ステップS42において、コメントを変更するファ
イル番号を入力する。この時点での表示は図21に示さ
れている。 【0055】ステップS43で上記入力ファイル番号に
対応するファイルを指定する。そして、ステップS4
4,45で当該ファイルの撮影データとコメントデータ
を受信し、ステップS46で該撮影データとコメントデ
ータの表示を行う。この時点での表示は図22に示され
る。ステップS47にて追加・変更コメントを入力す
る。ステップS48でコメントの変更の有無をチェック
する。変更なしの場合はそのまま本ルーチンを終了する
が、変更する場合、コメントを書き込んで本ルーチンを
終了する。 【0056】次に、コメント付き撮影を行う動作につい
て、図25のサブルーチン「コメント付き撮影処理」の
フローチャートによって説明する。なお、この撮影動作
では、PC22からの遠隔操作で撮影する場合、撮影デ
ータの指定後、コメントの指定を行っておき、その後、
撮影の指示をPC22から行う。そして、直後にコメン
トの書き込みが行われる。 【0057】即ち、ステップS51,52で撮影データ
を入力し、撮影データを設定する。ステップS53でコ
メントを入力し、ステップS54で撮影指示入力の有無
をチェックする。撮影指示があると、ステップS55に
進み撮影を行う。更に、ステップS56において直前に
撮影した画面に関するコメントの書き込みを行って、ス
テップS57でDSC20からのステータス信号の読み
出しを行って、ステップS58に進み、DSC20の撮
影可能状態をチェックし、可能であればステップS55
に戻り、撮影不可であれば本ルーチンを終了する。 【0058】次に、前記表5に示すPCとDSCの通信
に用いられるコマンド処理動作の2,3のものについて
詳細に説明する。まず、ディレクトリ送信コマンド処理
について説明すると、図26は、PC22とDSC20
とのディレクトリ送信コマンド、および、ディレクトリ
データの送信のタイムチャ−トである。PC20からD
SC22へそれぞれ1バイトの信号であるコマンド信号
とディレクトリ指定信号がRS232C規格に沿って送
信される。該ディレクトリ指定信号は、0がルートディ
レクトリを示し、0以外が指定した位置のディレクトリ
エントリのサブディレクトリを示す。そして、DSC2
0は、その信号を受けて割り込み処理により、PC22
へ最大数Kバイトのディレクトリデータのバイト数デー
タと、ディレクトリデータを送信する。 【0059】図27は、ルートディレクトリの構成を示
している。ルートディレクトリを構成するエントリ0,
1,2,3……はそれぞれコマNO.のデータ領域の画
像ファイルに対応することになる。但し、サブディレク
トリが作成された場合、対応するエントリは、サブディ
レクトリのためのディレクトリエントリとなる。そし
て、該サブディレクトリデータは、データ領域に格納さ
れる。但し、そのサブディレクトリのエントリ0にはフ
ァイル名「・」とし自身の位置情報が格納されエントリ
1にはファイル名「・・」とし上位のディレクトリの位
置情報が格納される。そして、エントリ2以降にディレ
クトリデータが格納される。 【0060】なお、図28は、32バイトで構成される
ディレクトリエントリのフォーマットを示している。ま
た、表6は、属性の値と属性の内容を示す表である。 【0061】 【表6】次に、コメント送信について説明する。図29は、PC
22とDSC20とのコメント送信コマンド、および、
コメントデータの送信のタイムチャ−トである。PCか
らDSCへ1バイト信号であるコマンド信号がRS23
2Cの規格に沿って送信される。DSCは、その信号を
受けて割り込み処理により、PCへコメントデータのバ
イト数データと、コメントデータを送信する。これらの
処理は、ファイル指定コマンドの後で実行される。 【0062】図30は、上記コメント送信動作のサブル
ーチン「コメント送信コマンド処理」のフローチャート
である。ステップS61にてバス12をメモリカ−ドア
クセスに設定する。ステップS62で指定されたファイ
ルの先頭アドレスをディレクトリの開始クラスタにより
計算する。ステップS63でコメントタプルのサーチを
行い、ステップS64で該コメントタプルの有無をチェ
ックする。前述したようにメモリカ−ドの記録仕様上コ
メントタプルがカ−ドに設けられていない場合、ステッ
プS68にジャンプして、コメントタプルが設けられて
いないことをPC22側に知らせるために信号「NA
K」を送信し、ステップS67に進む。その後、コメン
トタプルを作成してコメントの書き込み可能状態とし、
再度、コメント送信処理を実行することになる。 【0063】一方、コメントタプルが検出できた場合、
ステップS65に進む。該ステップS65において、コ
メントタプルのバイト数データを送信する。続いて、ス
テップS66にてコメントデータを送信する。その後、
ステップS67においてバス12を解放して本ルーチン
を終了する。 【0064】次に、コメント書き込み動作について説明
する。図31は、PC22とDSC20とのコメント書
き込みコマンド、および、書き込みコメントデータの送
信のタイムチャ−トである。即ち、PC22からDSC
20へコマンド信号,バイト数データ信号,書き込み信
号がRS232Cの規格に沿って送信される。DSC2
0は、その信号を受けて割り込み処理により、コメント
データの書き込みを行う。なお、この場合、DSC20
からPC22への送信はない。 【0065】図32は、上記コマンド書き込み動作のサ
ブルーチン「コメント書き込みコマンド処理」のフロー
チャートである。ステップS71にてバイト数データの
信号を受信し、ステップS72でバス12をメモリカ−
ドアクセスに設定する。ステップS73において、指定
されたファイルの先頭アドレスをディレクトリの開始ク
ラスタにより計算する。ステップS74でコメントタプ
ルのサーチを行い、ステップS75で該コメントタプル
の有無をチェックする。コメントタプルがメモリカ−ド
に設けられていない場合、ステップS80にジャンプす
る。コメントタプルが既に設けられてている場合、ステ
ップS76に進む。 【0066】ステップS76において、現在用意されて
いるコメントタプルのバイト数が書き込み可能なバイト
数であるかチェックする。バイト数が不足する場合は、
ステップS79にジャンプして、PC22に書き込み不
可である信号「NAK」を送信し、ステップS78に進
む。一方、上記バイト数が不足しない場合、ステップS
77に進み、受信したタプルデータを順次コメントデー
タに上書きする。そして、ステップS78にてバス12
を解放して本ルーチンを終了する。 【0067】上記ステップS80にジャンプした場合
は、タプルの末尾にコメントタプルを生成し、ステップ
S81で生成タプル領域の大きさをチェックし、上記生
成されたタプル領域がコメントデータを書き込むに十分
な大きさであった場合、前記ステップS77にジャンプ
する。領域の大きさが不足する場合、ステップS82に
進み、PC22側に信号「NAK」を送信し、前記ステ
ップS78に進む。そして、生成コメントタプル領域が
十分であった場合、ステップS77に進み、ステップS
78にてバス12を解放して本ルーチンを終了する。 【0068】次に、本DSC20における、外部機器に
よる外部I/Fを介しての階層データ構造管理領域の変
更処理動作であって、DSC20と接続されたPC22
側の操作により管理領域であるディレクトリを変更する
動作について説明する。図33は、変更処理時のPC2
2のメニュー画面であり、例えば、サブディレクトリの
作成を行う場合、キーNO.1を選択する。画面表示が
図34の表示となる。そこで、PC22のキーによりサ
ブディレクトリ生成に伴うコメントを入力し、キー操作
により「Y」を入力すると、サブディレクトリが生成さ
れる。 【0069】また、図33のメニュー画面表示状態にて
キーNO.2のファイル移動を選択すると、表示画面が
図35のようにファイル名,サブディレクトリ名が表示
され、どのファイルの移動を行うかの選択状態となる。
この時点では図35に示すようにメモリカ−ドには、画
像ファイルとしてDSC00001.J6IとDSC0
0003.J6Iが記録されており、更に、サブディレ
クトリとして〈SDIR02〉があり、該サブディレク
トリ中に画面ファイルとしてDSC02001.J6I
が格納されている。そこで、例えば、キー操作により
「1」を入力して、画像ファイルDSC00001.J
6Iを移動する指示を与える。そして、図36の表示に
示すようにファイルの移動先の入力待ち状態となる。 【0070】ファイルの移動先としてキー操作により
「2」を入力すると、図37に示すように前記画像ファ
イルDSC00001.J6Iがサブディレクトリ〈S
DIR02〉に移動した状態となる。なお、移動先がル
ートディレクトリである場合は、キー入力として「R」
を入力することになる。 【0071】前記サブディレクトリの作成処理における
PC22側の動作を図38のサブルーチン「サブディレ
クトリ」のフローチャートによって説明すると、まず、
ステップS91でサブディレクトリのコメントの入力処
理を行い、ステップS92でサブディレクトリ作成コマ
ンドをDSC20に送信する。ステップS93でコメン
トの書き込みを行い、ステップS94で該サブディレク
トリの表示を行って、本ルーチンを終了する。 【0072】前記ファイル移動処理におけるPC22側
の動作を図39のサブルーチン「ファイルの移動」のフ
ローチャートによって説明すると、まず、ステップS1
01でディレクトリの表示を行い、ステップS102で
移動するファイルの指定入力を行う。ステップS103
で移動先のディレクトリの入力を行う。ステップS10
4でディレクトリ移動コマンドをDSC20に送信す
る。ステップS105で移動された新ディレクトリを受
信し、ステップS106で新ディレクトリの表示を行っ
て、本ルーチンを終了する。 【0073】次に、サブディレクトリ作成のDSC側の
処理について詳細に説明する。図40は、PC22とD
SC20間のサブディレクトリ作成時の通信信号のタイ
ムチャ−トであり、PC22からDSC20へサブディ
レクトリの生成コマンドを送信する。DSC側ではディ
レクトリの最も順番の早い空きディレクトリをサーチ
し、そこにサブディレクトリを作成する。 【0074】図41は、上記サブディレクトリ生成コマ
ンド処理のサブルーチンのフローチャートである。ステ
ップS111においてバス12をメモリカ−ドアクセス
に設定する。ステップS112でディレクトリの空きエ
ントリをサーチする。そして、ステップS113で上記
空きエントリの有無をチェックし、無しの場合、ステッ
プS119にジャンプし、PC22へ信号「NAK」を
送信し、後述するステップS118に進む。空きエント
リありの場合、ステップS114に進み、ディレクトリ
のサイズの空きエリアをサーチする。その空きがない場
合、前記ステップS119に進む。空きがある場合、ス
テップS116に進みサブディレクトリを登録する。ス
テップS117で上記サブディレクトリ内に制御ファイ
ルを登録して、ステップS118に進み、バス12を開
放して、本ルーチンを終了する。 【0075】次に、ファイル移動動作のDSC側の処理
について詳細に説明する。図42は、PC22とDSC
20間のファイル移動時の通信信号のタイムチャ−トで
あり、PCからDSCへファイル移動コマンドを送信
し、移動ファイルデータ、更に、移動先ディレクトリデ
ータを送信する。なお、移動ファイルデータは、サブデ
ィレクトリまでとして2バイトデータとなり、移動先デ
ィレクトリデータは、ルートディレクトリのみであるの
で1バイトデータとなる。これらのデータを取り込んで
DSC20は、移動先ディレクトリに移動ファイルを登
録することになる。 【0076】図43は、上記ファイル移動処理のサブル
ーチンのフローチャートである。このルーチンにおい
て、まず、ステップS121において移動ファイルデー
タを受信し、ステップS122で移動先ディレクトリデ
ータを受信する。ステップS123でバス12をカード
アクセスに設定する。そして、移動ファイルのディレク
トリエントリを読み出す。ステップS125で移動先デ
ィレクトリの空きエントリをサーチし、ステップS12
6で空きエントリの有無をチェックし、無しの場合、ス
テップS132にジャンプし、PC22へ信号「NA
K」を送信し、後述するステップS131に進む。 【0077】空きエントリありの場合、ステップS12
7に進み、ファイル名の重複をチェックする。ステップ
S128で重複が確認された場合、上記ステップS13
2にジャンプするが、重複していない場合、ステップS
129に進み、空きエントリに読み込んだエントリのデ
ータを読み込む。そして、ステップS130で元のエン
トリに消去マークを書き込み、ステップS131でバス
12を開放して本ルーチンを終了する。なお、DSC2
0は、サブディレクトリの生成,ファイル移動の他に、
ファイル名の変更,ファイルの削除等の処理もカメラ内
部の組み込み機能として実行可能である。 【0078】次に、DSC20における、撮影画面のワ
ンタッチ再生動作について説明する。このワンタッチ再
生においては、撮影後、ERASEスイッチ14fを押
圧すると、直前に撮影した画面の再生を行うものであ
る。従来、ビューファインダを有する電子スチルカメラ
においては、撮影画面をフィールドメモリに格納し、ビ
ューファインダで該画面を確認した後、記録媒体に書き
込む操作を行っていた。しかし、これらの操作が複雑で
あり、使い勝手の悪いものであった。本DSC20にお
ける撮影画面のワンタッチ再生は、上記不具合を解決し
た処理であって、撮影した静止画像の確認が容易であ
り、しかも、DSC20に実装されるスイッチ数も少な
くなる。 【0079】図44は、DSC20によるトリガスイッ
チ操作による撮影処理動作のサブルーチン「トリガスイ
ッチ処理」のフローチャートである。ステップS141
において、DSCに装着しているメモリカ−ドについて
ライトプロテクトが解除されているか、画像データが記
録できるだけの空き容量があるか、適用可能なフォーマ
ットがなされているか等のチェックを行う。記録不可と
判別された場合、ステップS150にジャンプして警告
処理を行う。記録可能であると判別された場合、ステッ
プS142に進み、画像データを取り込む等の撮影処理
を実行する。そして、ステップS143に進み、画像デ
ータの圧縮とメモリカ−ド17への記録を行う。 【0080】ステップS144にて記録コマNO.をシ
ステムコントローラ10のRAMに退避させる。ステッ
プS145で前記ヘッダファイルに撮影時刻,撮影デー
タ等のヘッダデータを書き込む。ステップS146で
は、メモリカ−ド17のFAT,ディレクトリのデータ
を記録の状態に従って書き込むファイルのクローズ処理
を行って、ステップS147,148に進む。そこで、
次の撮影記録のために後続のディレクトリのサーチとF
ATのサーチを行う。そして、ステップS149でメモ
リカ−ド17に記録可能なメモリ領域が残っているかチ
ェックし、記録不可であればステップS151にジャン
プしてカ−ドフルの表示を行う。記録可能であればその
まま本ルーチンを終了する。 【0081】次に、ERASEスイッチ14fが押圧さ
れた場合に直前に撮影記録された画像を再生する動作を
図45のサブルーチン「ERASEスイッチの処理」の
フローチャートにより説明する。ステップS161で現
在記録モードであるかどうかの判別を行う。記録モード
でなければそのままリターンする。記録モードであれ
ば、ステップS162において記録済みかどうかのチェ
ックを行い、このチェックは、前記図44のステップS
144での記録コマNO.の退避処理がなされたかどう
かでチェックされる。そして、記録済みであればステッ
プS163へ進み、記録済みでなければステップS16
8にジャンプし、画面を黒、または、ブルー画面とする
ミュート処理を行って、後述のステップS166に進
む。 【0082】ステップS163では、前記図44の撮影
処理におけるステップS144で退避したコマNO.を
読み出し、ステップS164で再生コマNO.を設定す
る。ステップS165でコマNO.,記録日付等と共に
指定コマNO.対応の画像の再生を実行する。そして、
ステップS166に進み、ERASEスイッチ14fが
オフ状態になるのを待って、ステップS167に進む。
該ステップS167では撮影レンズを介して取り込まれ
る撮像画面を表示して本ルーチンを終了する。 【0083】なお、図44の処理でシステムコントロー
ラ10に複数の撮影コマNO.を記憶するようにすれ
ば、ERASEスイッチ14fとUPスイッチ14c、
または、DOWNスイッチ14dを併用することによっ
て、更に、それ以前に撮影した記録画面を再生すること
も可能である。 【0084】次に、DSC20において、メモリカ−ド
の記録データを全消去を行う動作について説明する。こ
の全消去動作においては、その消去時にメモリチェック
を行うモードとメモリチェックを行わないモードを有し
ている。従来、メモリカ−ド、光磁気ディスク、また
は、フロッピーディスクを記録媒体とする電子スチルカ
メラにおいては、例えば、メモリカ−ドに画像データを
記録する前に、初期化、即ち、該メモリカ−ドのメモリ
チェックと管理データの書き込み処理と、記録された全
データの消去を行うための全消去処理とが必要であっ
た。 【0085】そして、カメラの操作性の向上のため、上
記全消去と初期化の動作とが1つの連続動作として処理
されていた。ところが、初期化動作のうちメモリチェッ
クには長い時間を必要とする。従って、全消去処理を行
う度に長い待ち時間を必要となる。また、全消去を行っ
たときでも以前のフォーマット形式を保持したい場合が
当然考えられ、そのときは不都合である。本実施例のD
SC20による全消去処理では簡便な操作で初期化と全
消去の必要動作を行うことができ、しかも、初期化のフ
ォーマットをユーザを指定することも可能とするもので
ある。 【0086】前記図15に示したメモリカ−ド17のデ
ータ配置におけるアトリビュートメモリ、または、コモ
ンメモリには、前記図17に示したタプル形式で属性情
報が記録されるが、表7,8は、そのタプルIDとその
略称、および、その意味を示した表である。なお、この
タプルID等は、前記JEIDAで提案されている「I
Cメモリカ−ドガイドライン Ver.4.1 」によるもので
ある。また、上記アトリビュートメモリには互換性に関
する基本的なタプルが配置され、コモンメモリにはそれ
より上級のデータの互換性に関するタプルが配置される
ものとする。 【0087】 【表7】【表8】上記メモリカ−ド17のデータ配置におけるコモンメモ
リの属性情報領域に続いて配置されるブートセクタに
は、FAT,ディレクトリの管理情報が記録されるが、
表9はそのブートセクタのフォーマットを示す。このフ
ォーマットも前記JEIDAで提案されている「ICメ
モリカ−ドガイドライン Ver.4.1」によるものである。
上記ブートセクタにおいては、最初の部分にブートコー
ドへのジャンプ命令,メーカ名等に続いて、BPB として
示す範囲にはDOSの管理情報、即ち、上述したように
FAT,ディレクトリに対する管理情報が格納されてい
る。このデータを読み出すことによりFAT,ディレク
トリの解釈が可能となる。なお、このデータにはある程
度の自由度が持たされている。 【0088】 【表9】図46は、上記ブートセクタに続いて記録されるFAT
の構成を示した図である。FATデータの記録領域は各
エントリがクラスタに対応して分割される。例えば、各
エントリがそれぞれ2クラスタ,3クラスタ,………,
最終クラスタに対応している。各エントリは12ビット
構成とする。なお、最初の2つのエントリ0と1は、シ
ステム予約になっている。そして、FATのデータ構造
としては、ディレクトリにより指定されたエントリに始
まり、使用したクラスタを順次指定してゆくチェーン構
造とする。チェーンの最後は0FFFH (H は16進数
であることを示す)で終了する。なお、エントリデータ
0は、未使用状態を示す。 【0089】次に、表示画面の状態を参照しながら全消
去動作の説明を行う。メモリカ−ド17の全消去操作が
なされた場合、管理領域のチェックを行い、既知のフォ
ーマットがなされたものであれば、ファイルの消去のみ
を行う。また、既知のフォーマットがなされたものでな
いならば、メモリチェックとフォーマットを行う。 【0090】図47は、フォーマットが必要である未フ
ォーマットのメモリカ−ド装着状態で全消去を行ったと
きの表示部13、または、モニタの表示画面を示す。こ
の場合、後述する消去モードが「モードA」とする。そ
の消去動作においては、まず、ERASEスイッチ14
fとUPスイッチ14cとを多重押しして、全消去準備
モードの設定を行うと、図47の(A)の「Aモード」
の画面が表示され、セグメント「ERASE」が点滅す
る。そして、トリガスイッチ19を押すと、メモリカ−
ドが未フォーマットであることを確認し、メモリチェッ
クとフォーマットとを行う初期化を開始する。 【0091】図47の(B),(C)は上記初期化処理
中の表示画面である。なお、メモリチェックには長い時
間を要するので、メモリカ−ドのメモリ全容量を64K
バイトのブロックに分け、メモリチェック動作中は、上
記図47の(B),(C)に示すように未処理の該ブロ
ック数をカウントダウンしてゆき、例えば、16,15
等の残りのブロック数を表示する。従って、図47の
(D)に示すように残りのブロック数が00になったと
きに初期化が終了する。 【0092】なお、フォーマット済みのメモリカ−ドが
装着されたとき同じ操作を行った場合は、全消去準備状
態となり、図47の(A)の表示がなされる。そして、
トリガスイッチ19が押圧されたとき、メモリカ−ドの
フォーマットをチェックし、フォーマット済みであるこ
とが検出されたならば、管理領域に格納されているデー
タのみを消去するのみで全消去を終了し、直ちに図47
の(D)の終了表示となる。従って、この処理動作は短
時間で終了する。 【0093】次に、消去モードを選択動作について説明
する。この選択される消去モードとしては、表10に示
すように「Aモード」,「Bモード」,「Cモード」が
ある。このようにいくつかの消去モードを必要とする理
由は、フォーマットの種類によっては、メモリカ−ドの
コモン領域の属性情報の書き込みを行わないものなどの
各種のフォーマットに対応可能とするためである。 【0094】 【表10】 即ち、上記「Aモード」は、上記図47で説明した全消
去動作を行うモードであって、未フォーマットのメモリ
カ−ドに対しては、メモリチェックと管理領域の書き込
みを実行し、フォーマット済みのメモリカ−ドに対して
は管理領域の記録データの消去のみ行う。「Bモード」
の消去動作では、フォーマットの如何に関わらず、メモ
リチェックと管理領域の書き込みを行う。また、「Cモ
ード」の消去動作では、管理領域の書き込みを行うと
き、コモンメモリの属性情報の書き込みを行わない。な
お、これらのモードの選択は、ERASEスイッチ14
fを押圧しながらUPスイッチ14cの押圧を繰り返す
ことによって選択される。 【0095】図48は、上記消去モードの選択時の表示
部13、または、モニタの表示画面を示し、図48の
(A),(B),(C) は、ERASEスイッチ14
fを押圧しながらUPスイッチ14cの押圧を繰り返し
て上記消去モードの「Aモード」,「Bモード」,「C
モード」を選択していった場合の表示画面である。な
お、各モード指定時には「ERASE」表示が点滅す
る。更に、UPスイッチ14cを押圧すると再生モード
に戻り、図48の(D)のように通常の再生時の表示画
面となる。 【0096】図49は、ERASEスイッチ14fとU
Pスイッチ14cとを押圧し、上記モードを選択する処
理のサブルーチン「UPスイッチ処理」のフローチャー
トである。UPスイッチ14cの押圧に伴い本ルーチン
がコールされると、ステップS171でERASEスイ
ッチ14fのオンオフをチェックし、オフのときは、本
ルーチンからリターンする。オンであった場合、ステッ
プS172に進む。そして、消去が可能なメモリカ−ド
であるかをチェックする。このチェックは、メモリカ−
ドにライトプロテクトが掛かっているかどうか、また、
メモリカ−ドの種類、例えば、I/Oカ−ド等でアクセ
スを禁止する属性情報が記録されているカ−ドであるか
のチェックを行う。消去不可であれば、図50に示すよ
うに表示部13、または、モニタにエラ−表示を行っ
て、本ルーチンを終了する。消去可であれば、ステップ
S173に進む。 【0097】ステップS173では、すでに全消去準備
モードに入っているかどうかをチェックする。もし全消
去準備モードでなければ、ステップS174で全消去準
備フラグをセットし、ステップS175で「ERAS
E」表示を点滅させ、「−A」に表示をする。その後、
UPスイッチ14cの押圧がなければ、ステップS17
5で5秒間のタイマをセットして本ルーチンを終了す
る。また、ステップS173のチェックで、現在、全消
去準備モードであれば、ステップS177にジャンプし
て、前記各消去モードに対応させてある消去モード指数
をインクリメントする。そして、ステップS178で消
去モード指数をチェックし、消去モードがすでに「Cモ
ード」になっていれば、ステップS179にて全消去準
備フラグをクリアして、ステップS180で「ERAS
E」表示を消灯して本ルーチンから戻る。 【0098】次に、トリガスイッチ19を操作して消去
を行うサブルーチン「トリガスイッチ処理」について、
図51のフローチャートにより説明する。ステップS1
91,192,193において全消去準備モードが「A
モード」か、「Bモード」か、「Cモード」かの判別を
行って、それぞれステップS196,197,198に
ジャンプして、後述するサブルーチン「全消去Aモード
処理」,「全消去Bモード処理」,「全消去Cモード処
理」をコールする。また、上記何れのモードでもなかっ
た場合、ステップS194にてERASEスイッチ14
fのオンオフをチェックする。オフの場合、本ルーチン
を終了するが、オンである場合は、ステップS195に
進み、後述する1コマ消去処理がコールされる。そし
て、1コマ消去を実行した後、本ルーチンを終了する。 【0099】図52は、前記ステップS196でコール
されるサブルーチン「全消去Aモード処理」のフローチ
ャートである。本サブルーチンがコールされると、ステ
ップS201で「ERASE」表示を点灯し、ステップ
S202で消去可能かどうかのチェックを行う。この処
理は前記図49のステップS172の処理と同一のチェ
ックであって、ライトプロテクトの有無の確認処理とな
る。消去不可のときはステップS208にジャンプし
て、表示部13、または、モニタにエラ−表示(図50
参照)、また、ブザーによる警告を行い、本ルーチンを
終了する。 【0100】消去が可能であるときは、ステップS20
3に進み、ブートセクタのチェックを行う。即ち、ブー
トセクタのデータが既知のものであれば、メモリチェッ
クが不要であることから管理情報の書き換えのみでよ
く、ステップS204に進む。しかし、ブートセクタの
チェックの結果、ブートセクタが既知のものでないか、
未フォーマットのものであると判別したときは、メモリ
チェックを行うため、ステップS209にジャンプし、
長い時間を掛けてメモリチェック等の全消去処理を行
う。 【0101】上記ステップS204ではFATのチェー
ンデータをクリアして、ステップS205にてディレク
トリエントリの先頭にデータ0を書き込む。そして、ス
テップS206に進み、消去終了の表示をして、ステッ
プS207で表示部13、また、モニタを通常表示状態
に戻して本ルーチンを終了する。 【0102】上記ステップS209に進んだ場合、カ−
ドのメモリ容量を検査する。この検査は、デバイス情報
タプルに記録されているメモリ容量データを読み取るこ
とになるが、該データが記録されていない場合は、メモ
リの検査を行ってメモリ容量を求める。そして、ステッ
プS210で全メモリ容量を、例えば、64Kバイトで
除算し、その商の値を未チェックの残量として表示す
る。ステップS211でメモリチェックを行い、未チェ
ック分のメモリ残量を上記64Kバイト単位で表示す
る。上記メモリチェックは、64Kバイト毎に値55H
とAAH を順次書き込んだ後、該書き込みデータを読み
出し、値の一致をチェックする動作である。そして、上
記残量が0になるまで続行する。その後、ステップS2
12〜S215にて属性情報,ブートセクタ,FAT,
ルートディレクトリ等のデータの書き込みを実行して全
消去を終了し、ステップS206に進む。上記属性情報
その他の書き込みデータはメモリカ−ドのメモリ容量に
よりデータの値が異なる。 【0103】図53は、前記図51のステップS197
でコールされるサブルーチン「全消去Bモード処理」の
フローチャートである。本サブルーチンにおいて、ステ
ップS221で「ERASE」表示を点灯し、ステップ
S222で消去可能かどうかのチェックを行う。消去不
可のときはステップS232にジャンプして、エラ−表
示を行い、本ルーチンを終了する。消去可能であるとき
は、ステップS223以下に進む。このステップS22
3以下、S231までの処理は、前記図52のステップ
S209〜S215、および、ステップS206,S2
07の一連の消去動作と同一である。 【0104】図54は、前記図51のステップS198
でコールされるサブルーチン「全消去Cモード処理」の
フローチャートである。本サブルーチンにおけるステッ
プS241〜S251に示される処理は、上記図53の
「全消去Bモード処理」サブルーチンに対してステップ
S226の属性情報の書き込みを除いたものと同一の処
理を実行するものである。 【0105】図55は、前記図51のステップS195
でコールされるサブルーチン「1コマ消去処理」のフロ
ーチャートである。本サブルーチンにおいて、ステップ
S261で消去可能かどうかのチェックを行う。消去不
可のときはステップS266にジャンプして、エラ−表
示を行い、本ルーチンを終了する。消去可能であるとき
は、ステップS262以下に進む。 【0106】ステップS262で「ERASE」表示を
点灯し、ステップS263で再生しているコマのディレ
クトリエントリの先頭に消去コマであることを示す0E
5Hを書き込む。前記図52のステップS205ではデ
ィレクトリエントリに0を書き込んだが、これはそのデ
ィレクトリ以降が未使用であることを示すことになる。
本1コマ消去処理の場合、0E5Hを書き込み、1コマ
消去であることを記録する。更に、ステップS264で
ディレクトリエントリのポインタが指すFATチェーン
を0にクリアする。そして、ステップS265に進み、
消去終了の表示をして、ステップS266で表示部1
3、また、モニタを通常表示状態に戻して本ルーチンを
終了する。 【0107】図56は、上記ステップS263で1コマ
消去がなされたディレクトリエントリの先頭部を示した
図である。このように4コマ目のディレクトリエントリ
の先頭が0E5H が書き込まれ、該コマが単独で消去さ
れた状態を示す。また、6コマ目に00H が書き込まれ
ていることから、それ以降には未記録状態であることを
示している。このように1コマ単位で消去されたファイ
ルと以降が未記録であるファイルの識別が可能となる。
更に、ディレクトリエントリの先頭に00H を書き込
み、素早くそのディレクトリエントリ以降を未記録状態
に設定することも可能となる。 【0108】なお、上述した例では、消去の説明を行っ
てきたが、この消去動作の中には媒体のフォーマットと
データの消去の2つの動作が含まれており、カメラが必
要に応じてフォーマットと消去の何れかの動作を選択す
る機能について説明してきた。そして、いままでの実施
例では、未フォーマットのカ−ドを装着した場合、ユー
ザが全消去の操作を行うことにより媒体のフォーマット
が行われ、媒体が使用可能になる例について説明した。 【0109】そこで、フォーマットという概念に不慣れ
なユーザのために、カ−ドの装着時にカ−ドフォーマッ
トをチェックし、未フォーマットであれば、その旨警告
し、例えば、ERASEスイッチの操作により、フォー
マットを行うように構成することも可能である。この処
理を図57のフローチャートに示す。 【0110】なお、該フローチャートに記載されている
「DOSフォーマット済み」とは、属性情報,ブートセ
クタ,FAT,ディレクトリが正しく書かれている状態
を示し、「DSCフォーマット済み」とは、必要な制御
ファイルが書かれている状態を示す。また、上記フォー
マットを実行させるために、フォーマットスイッチを別
に配設してもよいし、上述のようにERASEスイッチ
等で兼用してもよい。 【0111】 【発明の効果】上述のように本発明のカメラは、複数の
外部機器のうち何れの外部機器にも接続可能な接続部に
該外部機器を接続し、インターフェース認識手段により
接続された外部機器を認識して、該外部機器に適合した
態様のインターフェースを機能させるので、複数の外部
機器との情報通信を可能とするにも関わらず、カメラ本
体の小型化が可能で機能性が高い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示すカメラであるDSC
(デジタルスチルカメラ)の外観図。 【図2】上記図1のDSCの制御部の主要ブロック構成
図。 【図3】上記図1のDSCにPC(パーソナルコンピュ
ータ)を接続したときの系統図。 【図4】上記図1のDSCにモデムを接続したときの系
統図 。 【図5】上記図1のDSCの操作スイッチ群の配置図。 【図6】上記図1のDSCの表示部の詳細図。 【図7】上記図1のDSCの表示部の表示例であって、
(A)はコマNO.の表示状態、(B)は上記コマN
O.の画像を再生しているときの表示状態、(C)はモ
デムを接続したときの表示状態をそれぞれ示す。 【図8】上記図1のDSCの表示部のモデムを接続した
ときの表示例であって、(A)は、モデムを接続,選択
したときの表示状態、(B)は、接続完了時の表示状
態、(C)は、接続不良時の表示状態を示す。 【図9】上記図1のDSCの外部機器との通信処理時に
コールされるサブルーチン「受信割り込み処理」のフロ
ーチャート。 【図10】上記図1のDSCにおいて、トリガスイッチ
を操作したときにコールされるサブルーチン「トリガス
イッチ処理」のフローチャート。 【図11】上記図1のDSCにおいて、モデムスイッチ
を操作したときコールされるサブルーチン「モデムスイ
ッチ処理」のフローチャート。 【図12】上記図11のサブルーチン「モデムスイッチ
処理」でコールされるサブルーチン「モデムモード解除
処理」のフローチャート。 【図13】上記図1のDSCのコネクタ部の変形例の斜
視図。 【図14】上記図1のDSCの接続部にリモートコント
ロールユニットを接続した状態での外観図。 【図15】上記図1のDSCに適用されるメモリカ−ド
のデータ配置図。 【図16】上記図15のデータ配置における画像ファイ
ルの詳細な構成を示す図。 【図17】上記図1のDSCに適用されるメモリカ−ド
における管理情報のタプル形式のデータ構成図。 【図18】上記図1のDSCに適用されるメモリカ−ド
における撮影情報タプル構成図。 【図19】上記図1のDSCに適用されるメモリカ−ド
におけるコメントタプル構成図。 【図20】上記図1のDSCに適用されるメモリカ−ド
における制御ファイルデータ構成図。 【図21】上記図1のDSCのメモリカ−ドのコメント
変更・ファイル移動を実施するときの対象ファイル選択
時の表示画面。 【図22】上記図1のDSCのメモリカ−ドのコメント
変更処理時でのコメントデータの表示画面。 【図23】上記図1のDSCのメモリカ−ドのコメント
データの追記を行ったときの表示画面。 【図24】上記図1のDSCにおけるコメント参照・変
更処理時にコールされるサブルーチン「コメント参照・
変更処理」のフローチャート。 【図25】上記図1のDSCにおけるコメント付き撮影
処理時にコールされるサブルーチン「コメント付き撮影
処理」のフローチャート。 【図26】上記図1のDSCとPCの通信処理における
ディレクトリ情報送信時の通信信号のタイムチャ−ト。 【図27】上記図1のDSCのメモリカ−ドのルートデ
ィレクトリの構成を示す図。 【図28】上記図1のDSCのメモリカ−ドのディレク
トリエントリのフォーマットを示す図。 【図29】上記図1のDSCとPCの通信処理における
コメント情報送信時の通信信号のタイムチャ−ト。 【図30】上記図1のDSCにおけるコメント送信処理
時にコールされるサブルーチン「コメント送信コマンド
処理」のフローチャート。 【図31】上記図1のDSCとPCの通信処理における
コメント書き込み時の通信信号のタイムチャ−ト。 【図32】上記図1のDSCにおけるコメント書き込み
処理時にコールされるサブルーチン「コメント書き込み
コマンド処理」のフローチャート。 【図33】上記図1のDSCにおける管理情報変更処理
を実施するときの選択表示画面。 【図34】上記図1のDSCにおける管理情報変更処理
で、サブディレクトリ作成処理を選択したときの表示画
面。 【図35】上記図1のDSCにおけるサブディレクトリ
作成処理でファイルを選択するときの表示画面。 【図36】上記図1のDSCにおける管理情報変更処理
で、ファイル移動処理を選択したとき、ファイルの移動
先を選択するときの表示画面。 【図37】上記図1のDSCにおけるファイル移動処理
で、ファイル移動状態を示す表示画面。 【図38】上記図1のDSCのサブディレクトリ作成処
理時にコールされるサブルーチン「サブディレクトリ作
成」のフローチャート。 【図39】上記図1のDSCのファイル移動処理時にコ
ールされるサブルーチン「ファイルの移動」のフローチ
ャート。 【図40】上記図1のDSCとPCの通信処理における
サブディレクトリ作成時の通信信号のタイムチャ−ト。 【図41】図40のサブディレクトリ作成時にコールさ
れるサブルーチン「サブディレクトリの生成コマンド処
理」のフローチャート。 【図42】上記図1のDSCとPCの通信処理における
ファイル移動動作時のデータ通信信号のタイムチャ−
ト。 【図43】図42のファイル移動処理時にコールされる
サブルーチン「ファイル移動処理」のフローチャート。 【図44】上記図1のDSCのトリガスイッチ操作時に
コールされる撮影処理のサブルーチン「撮影処理」のフ
ローチャート。 【図45】上記図1のDSCのERASEスイッチ操作
時にコールされるコマ再生動作のサブルーチン「ERA
SEスイッチの処理」のフローチャート。 【図46】上記図1のDSCに適用されるメモリカ−ド
のコモンメモリ中のFATの構成を示した図。 【図47】上記図1のDSCにおけるメモリカ−ド記録
データの消去処理「Aモード」での表示画面を示し、
(A)はモードの種類の表示状態、(B),(C)は消
去処理途中の表示状態、(D)は消去終了時の表示状態
を示す。 【図48】上記図1のDSCにおけるメモリカ−ド記録
データの消去処理モード選択時の表示画面を示し、
(A)は「Aモード」選択時の表示状態、(B)は「B
モード」選択時の表示状態、(C)は「Cモード」選択
時の表示状態、(D)は消去終了後、通常の表示状態に
戻った状態を示す。 【図49】上記図1のDSCにおけるUPスイッチ操作
によりコールされる消去モード選択処理のサブルーチン
「UPスイッチ処理」のフローチャート。 【図50】上記サブルーチン「UPスイッチ処理」処理
において、消去不可と判別されたときの表示画面。 【図51】上記図1のDSCにおけるトリガスイッチ操
作によりコールされる消去モード選択処理のサブルーチ
ン「トリガスイッチ処理(消去モード選択)」のフロー
チャート。 【図52】上記図1のDSCにおける消去処理のサブル
ーチン「全消去Aモード処理」のフローチャート。 【図53】上記図1のDSCにおける消去処理のサブル
ーチン「全消去Bモード処理」のフローチャート。 【図54】上記図1のDSCにおける消去処理のサブル
ーチン「全消去Cモード処理」のフローチャート。 【図55】上記図1のDSCにおける消去処理のサブル
ーチン「1コマ消去処理」のフローチャート。 【図56】上記図1のDSCにおける1コマ消去処理に
よりファイルの消去を行ったときの各ディレクトリエン
トリの先頭データの一例を示す図。 【図57】上記図1のDSCにおいて、カ−ドを挿入し
たときにフォーマットのチェック処理を行わせるように
したときのサブルーチン「カ−ド挿入時の処理」のフロ
ーチャート。 【符号の説明】 10…………………システムコントローラ(インターフ
ェース認識手段,インターフェースを機能させる手段) 15…………………RS232CI/F(インターフェ
ース) 16…………………コネクタ(接続部) 20…………………DSC(カメラ) 22…………………PC(外部機器) 23…………………モデム(外部機器) 31…………………コネクタ(接続部)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】適用すべきインターフェースを異にする複
    数種類の外部機器に対応可能な接続部と、 上記接続部に接続された当該外部機器に適用すべきイン
    ターフェースを認識するインターフェース認識手段と、 上記インターフェース認識手段により適用すべき認識さ
    れた態様のインターフェースを機能させるための手段
    と、 を具備することを特徴とするカメラ。
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