JP3412384B2 - 制御モデル構築支援装置 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄鋼,電力,一般産
業等の制御システムを対象とし、制御対象からデータを
収集して制御モデルを構築する場合に、高精度な制御モ
デルを効率的に構築する手法に関する。 【0002】 【従来の技術】制御対象からデータを収集し計算機で用
いる従来技術としては、特開平6− 168222号記載のよ
うに、制御対象の制御情報を収集する手段を備え、収集
したデータを独立したメモリに蓄えることで、このデー
タを用いて繰り返しシミュレーションを行う手法があっ
た。 【0003】また制御対象から得たデータから制御モデ
ルを構築する従来手法としては、特開平5−296923 号記
載のように、制御対象から得た制御量誤差とこれを解消
するモデルのチューニング量の関係を何ケースか蓄え、
この関係を同定したニューラルネットで制御モデルをチ
ューニングする手法があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には、以
下の問題点があった。 【0005】特開平6−168222 号記載の手法は、制御対
象からのデータの採取と、これを計算機にどのような形
態で蓄えるかについての考慮はあるが、データを用いて
モデル構築を行う場合に、この作業を効率化する手法
や、構築した制御モデルの精度を向上させる方法につい
ては考慮されていなかった。さらに制御モデルの入出力
データの遅延関係を補償することに配慮していないた
め、制御モデルの入出力を異なった時刻のデータを用い
て構築する必要がある場合には、人手でこれを補償しな
ければならない場合があった。さらに蓄えたデータを制
御モデル構築に支障のない形態で圧縮することに配慮し
ていないため、データの採取を繰り返すと計算機に蓄え
られているデータ量が膨大となる問題があった。 【0006】また特開平5−296923 号記載の手法では、
制御モデルの高精度化には配慮されているものの、制御
対象から得たデータがどの程度一般性を有しているかを
判断することを考慮していないため、例えばデータがノ
イズを含んでいる場合には、これが原因で構築した制御
モデルの精度が低下する問題があった。さらに構築した
制御モデルの妥当性を評価することに配慮していないた
め、制御モデルが一般性に乏しい場合には、これをその
まま実際の制御に用いることで制御性能が低下する場合
があった。さらに蓄えたデータが制御モデル構築に必要
な入出力領域の各部において、一般性を有した制御モデ
ルを構築するのに十分な量,質を有していることを検証
することに配慮していないため、制御モデルの特定の領
域の入力に対する出力の精度が著しく低下する場合があ
った。 【0007】本発明の目的は、構築した制御モデルの妥
当性を精度良く評価することを可能にした制御モデル構
築支援装置を提供することにある。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【課題を解決するための手段】上記目的は、制御対象か
ら収集したデータを該制御対象を模擬する制御モデルへ
の入力データ及び出力データとして分離すると共に該入
力データと該出力データを対応づけて複数のデータを第
1のデータベースに格納するデータ収集手段と、前記第
1のデータベースに格納された複数のデータを統計的に
隔たりのない複数のデータ群に分離するデータ分割手段
と、該分離された複数のデータ群をそれぞれ格納する複
数のデータベースを有する第2のデータベースと、前記
第2のデータベースに格納されたデータに基づいて前記
制御対象を模擬する制御モデルを構築するモデル構築手
段と、該モデル構築手段で構築された前記制御モデルを
前記第2のデータベースに格納されたデータに基づいて
評価するモデル評価手段を備えており、前記モデル構築
手段は前記第2のデータベースが有する該複数のデータ
ベースに格納された複数のデータに基づいて前記制御対
象を模擬する複数の制御モデルを構築し、前記モデル評
価手段は該第2のデータベースが有する複数のデータベ
ースのうち前記モデル構築手段で利用されていない他の
データベースに格納されているデータに基づいて前記制
御モデルの評価を行い、前記構築された複数の制御モデ
ルから1つの制御モデルを決定することにより達成でき
る。 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図にした
がって詳細に説明する。 【0018】図1に本発明により実現された制御モデル
構築支援装置の構成を示す。まず全体の構成を説明した
後、各部の詳細を説明する。制御モデル構築支援装置1
00は種々のタスクが格納されている演算手段110,
演算手段110に備えられている種々の演算を選択的に
起動するタスク起動手段101,制御モデル構築用のデ
ータや構築された制御モデル等を記憶する記憶手段12
0,外部と信号の授受を行う通信インタフェース102
から構成される。さらに制御モデル構築支援装置100
はオペレータが入出力を行うマンマシン装置140を備
えている。さらにネットワーク150を介して制御装置
130,I/O160と接続され、制御装置130に対
しては構築した制御モデルをネットワーク150を介し
て出力する。またI/O160を介して制御対象170
の状態を観測し、必要なデータの取り込みを行う。制御
装置130はI/O160、ネットワーク150を介し
て制御対象170の状態を検出し、制御モデル構築支援
装置100で構築された制御モデルを用いて制御対象1
70を制御するための信号を出力する。制御対象170
は制御装置130が出力した制御信号をI/O160を
介して受け取り、これにしたがって動作する。 【0019】本実施例では制御対象170として熱間圧
延ラインの加熱炉プラントを例に説明する。加熱炉18
0は圧延に先だって鋼板を高温に加熱するプラントで、
スラブと呼ばれる鋼板190が挿入され、バーナ181
〜184で熱して1100℃程度に昇温した後、高温の
スラブ192として出力する。加熱炉は通常、図に示す
ように4つ程度の炉帯(予熱帯,第1加熱帯,第2加熱
帯,均熱帯)から構成される。またセンサ171は炉に
入る前のスラブ温度θ0 を測定し、センサ172〜175
は各炉帯の温度t1〜t4をそれぞれ測定する。さらにセ
ンサ176は炉から出たときのスラブ温度θout を測定
する。 【0020】次に制御モデル構築支援装置100の各部
の動作を詳細に説明する。タスク起動手段101は、マ
ンマシン装置140からオペレータが入力した情報にし
たがって演算手段110に格納されているタスクの起動
・管理を行う。図2にタスク起動手段101が実行する
処理を示す。通常はS2-1 でオペレータがマンマシン装
置140を介して信号を入力したかどうかを検出する処
理を行う。本実施例では割り込みでこの信号を受信する
例を示すが、周期的な検出処理を行ってもよい。割り込
みが発生すると割り込みルーチンに入り、S2-2 で割り
込みのコマンドを解釈し、演算手段110の中で、オペ
レータの指示したタスクを起動する。本実施例において
演算手段110は、データ収集手段111,データ定量
化手段112,データ圧縮手段113,データ分割手段
114,モデル構築手段115,モデル評価手段11
6,モデル転送手段117の各タスクを備えた例を示し
ている。同様に記憶手段120は、制御対象170から
収集したデータが蓄えられるデータベース121,分割
されたデータが蓄えられる第2のデータベース122、こ
れらを用いて構築された制御モデルが蓄えられる制御モ
デル格納部123から構成される。 【0021】図3にデータ収集手段111の処理アルゴ
リズムを示す。データ収集手段111はタスク起動手段1
01からの起動指令にしたがって実行を開始される。ま
ずS3-1で通信I/F102を介して、制御モデルの入
力と出力に対応した信号を制御対象170に備えられた
センサの検出値として取り込む。本実施例では図1にし
たがって、θ0 ,t1〜t4,θout を取り込む。以下制
御モデルの入力が、θ0 ,t1〜t4、仕様としてあらか
じめ与えられているスラブ厚B、制御モデルの出力がθ
out の例を示す。制御モデルとしてはこれらの入出力関
係を再現する必要がある。関係をモデル化する例を示
す。S3-2 でθout を検出したスラブ192に対して、
各炉帯の在炉時間からこのスラブが加熱炉に挿入された
ときの時刻、および各炉帯で加熱を受けた時刻を算出す
る。加熱炉180は4つの炉帯から構成されており、予
熱帯〜均熱帯の各在炉時間は鋼板を搬送する速度と各炉
長により求めることができ、これをΔT1〜ΔT4とす
る。また、θout が検出された時刻をTout とすると、
スラブが加熱炉に挿入されたときの時刻Tinは、 【0022】 【数1】 Tin=Tout−(ΔT1+ΔT2+ΔT3+ΔT4) …(数1) で算出できる。またスラブが各炉帯で加熱を受けた時刻
は、予熱帯Tpre 、第1加熱帯Th1,第2加熱帯Th2,
均熱帯Tunifのそれぞれについて、 【0023】 【数2】 Tpre=Tout−(ΔT1/2+ΔT2+ΔT3+ΔT4) …(数2) 【0024】 【数3】 Th1=Tout−(ΔT2/2+ΔT3+ΔT4) …(数3) 【0025】 【数4】 Th2=Tout−(ΔT3/2+ΔT4) …(数4) 【0026】 【数5】 Tunif=Tout−ΔT4/2 …(数5) で概算できる。S3-3では、このようにして算出した時
刻Tin,Tpre,Th1,Th2,Tunifをそれぞれ収集し
たθ0 ,t1〜t4に対応づけて、さらにスラブ厚Bを収
集したθout と関係づけて一組の対として制御モデル構
築用データを生成する。そしてS3-4 で、構築されたデ
ータの対を第1のデータベース121に格納する。 【0027】図4に第1のデータベース121の構成例
を示す。制御モデルの入力であるθ0 ,t1〜t4,Bと
制御モデルの出力であるθout の組が多数蓄えられてい
る。 【0028】データ定量化手段112は、第1のデータ
ベース121の内容を検索し、統計的な性質やデータの
隔たりを定量化してオペレータに報知する。オペレータ
は報知された結果を基に、第1のデータベース121の
内容が良好な制御モデルを構築するのに十分かどうかを
判断する。 【0029】図5にデータ定量化手段112の構成を示
す。タスク起動手段101により起動される。処理方法
決定手段501,第1〜第nの複数の定量化手段502
〜505から構成される。定量化手段502〜505は
必要に応じて複数備えられるが、必要ない場合には1つ
であってもよい。処理方法決定手段501は、タスク起
動手段101を介したユーザからの指示により、第1の
定量化手段502〜第nの定量化手段505のどれを用
いるか選択する。選択された定量化手段の演算結果はマ
ンマシン装置140に表示される。 【0030】図6に定量化手段の処理の一例を示す。図
6では、制御モデルの全領域を領域1〜領域nのn個の
部分領域に分割し、部分領域毎に第1のデータベース1
21に蓄えられているデータの個数をカウントしてオペ
レータに報知する例を示す。S6-1 で第1のデータベー
ス121からデータの対を一組抽出する。S6-2 で抽出
したデータのθout が、1090℃より小さいかどうか
判定する。小さい場合にはS6-3 で領域1に対応したデ
ータ数に1を加算する。1090℃より大きい場合に
は、S6-4で同様にθoutが1090℃より大きく110
0℃以下かどうかを判定する。判定結果がYesの場合に
はS6-5 で領域2に対応したデータ数に1を加算する。
このような操作を順次行い、第1のデータベース121
の各データの対が各領域に何個属しているか計算する。
S6-11ですべてのデータの対について行ったことを確認
した後処理を終了する。 【0031】図7にマンマシン装置140で報知された
定量化結果の一例を示す。各領域についてカウントされ
たデータの個数が表示され、著しく個数の少ない領域3
(他の領域との個数の差をとり、その差が予め定めたあ
る一定以上のもの)について、制御モデル高精度化の観
点から「1100℃<θout ≦1110℃のデータを追
加して下さい。」といった表示を行いデータを追加した
ほうが望ましいことを指示している。オペレータはこの
結果にしたがって、加熱炉180から出力されるスラブ
192の目標温度Θoutを1100℃<Θout≦1110
℃に設定してデータの追加を行い制御モデルの高精度化
を図ることができる。定量化手段502〜505が行う
処理としては、この他にθ0 ,t1〜t4,B,θout の
各パラメータの分散を定量化し、その大きさで第1のデ
ータベース121に蓄えられているデータの隔たり具合
を報知する手法等、種々考えられる。 【0032】図8にデータ圧縮手段113の構成を示
す。データ圧縮手段113は第1のデータベース121
を情報の喪失を最小化した形で定められたサイズに圧縮
する処理を行う。ここでは一例としてデータ圧縮手段1
13が、量子化ネットワーク801と量子化アルゴリズ
ム802からなる場合の実施例を示す。本実施例では、
図1に示したデータベース121に蓄えられているデー
タがM個のとき、これらを良好に代表するp個のデータ
(p<M)に圧縮する場合を例に説明する。量子化ネッ
トワーク801はI1〜Inの入力(本実施例の場合入力
はθ0 ,t1 〜t4 ,Bのため、n=6)を取り込む入
力ニューロン805および定数を出力するしきい値ニュ
ーロン806からなる入力層803と、p個の量子化ニ
ューロン807からなる量子化ニューロン層804、さ
らに入力層803と量子化ニューロン層804 の間で信号
を伝達するシナプス808により構成される。入力ニュ
ーロン805は入力された信号の値をそのまま出力し、
量子化ニューロン807は入力ニューロン805の出力
及び結合しているシナプス808のシナプス荷重の値W
ijの積を次式に従い出力する。 【0033】 【数6】 【0034】量子化アルゴリズム802は、入力を次々
と量子化ネットワーク801に入力し、出力が最大であ
った量子化ニューロンが、対応した入力に対してさらに
大きな値を出力する方向に、シナプス荷重の値を更新す
る。 【0035】図9に量子化アルゴリズム802が実行す
るアルゴリズムを示す。まずS9-1で、データベース1
21からデータを抽出し、量子化ネットワーク801に
入力する。図4に示したデータを圧縮する場合には、
(30,610,1020,…,1100),(27,
612,980,…,1100)のデータの組みが順次
入力される。次にS9-2 で、各量子化ニューロン807
について(数6)に基づいた演算を行い、出力値O1〜
Opを算出する。S9-3 で、O1〜Opのうち値が最大の
ものを検出する。かりにOj が最大であったとすると、
量子化ニューロンjと入力層803のニューロンを結ぶ
シナプスの荷重W1j〜Wn+1・j を更新する。入力ニュー
ロン805に対応したシナプス荷重であるW1j〜Wn・j
に関しては(数7)により、またしきい値ニューロン80
6に対応したシナプス荷重Wn+1・jに関しては(数8)
により、新しい値が計算される。 【0036】 【数7】 Wij=Wij+α・(Ii−Wij) …(数7) (i=1,…,n) 【0037】 【数8】【0038】ただしWij,Wn+1・j はそれぞれ更新後の
入力ニューロン,しきい値ニューロンに対応したシナプ
ス荷重の値、αは定数である。シナプス荷重の更新式
は、ベクトル(W1j,…,Wnj)とベクトル(I1,
…,In)の類似度を大きくする処理と対応していれば
よく、このような更新式は(数7)(数8)の他にもい
くつか考えられる。S9-5 で処理の終了を判定する。終
了はS9-1〜S9-4を一定回数繰り返したことで判定して
もよいが、データベース121から抽出したデータの対
に対応したシナプス荷重の更新量が、すべて一定値以下
となったことで判定してもよい。処理が終了していない
場合にはS9-1 にかえり、データの組みを次々と抽出
し、同様の処理を繰り返す。以上の処理が終了すると第
1のデータベース121に格納されていたM個のデータ
の対がp個の量子化ニューロンのシナプス荷重で代表で
きたことになる。その後S9-6 で、p個の量子化ニュー
ロンに対応したシナプス荷重、 【0039】 【数9】 【0040】をデータベース121にコピーすることに
より、M個のデータを、これらを代表するp個の少数の
データで代表することができ、内容を圧縮できる。この
様な処理により第1のデータベース121のサイズを適
性に保つことができる。本実施例でデータ圧縮手段11
3は、第1のデータベース121にあらかじめ蓄えられ
たデータを対象に量子化を行い、その結果を第1のデー
タベース121にコピーすることにより内容の更新を行
ったが、時系列に得られる入力を通信I/F102から直接
取り込んで、量子化結果を第1のデータベース121に
出力する方法でも良い。 【0041】図10にデータ分割手段114の処理を示
す。データ分割手段114は、第1のデータベース12
1の内容を、統計的に隔たりのない複数のデータベース
に分割し、これらを第2のデータベース122に格納す
る。本実施例では2つのデータベースに分割する例を示
す。まずS10-1で、第1のデータベース121に格納さ
れているデータをθout の値の大きさにしたがって並び
換える。次にS10-2でデータを並びにしたがって抽出
し、第2のデータベース122の分割データベース1と
分割データベース2に交互に振り分ける。すなわち奇数
番目のデータの対は分割データベースに、偶数番目のデ
ータの対は分割データベース2に格納するといった形態
で、データの分割を行う。分割データベース11101
と分割データベース21102から構成される第2の分
割データベース122の構成は、例えば図11の形態と
なっている。S10-3で第1のデータベース121のすべ
てのデータの振り分けが終わったことを確認した後、S
10-4で2つのデータベースの統計的性質に隔たりがない
ことを明らかにする目的で、θ0 ,t1〜t4,B,θ
out に関して、統計量を算出し比較する。統計量として
は各パラメータについて平均値,分散,中央値等を求
め、2つのデータベース間でこれらの差が予め定めた範
囲内であることをもって、統計的性質に隔たりがないと
判断する。S10-5で比較結果を判定し、統計的性質に隔
たりがなければ良好なデータ分割が行われたと判断し、
処理を終了する。隔たりがあった場合には、S10-6で分
割データベース11101と分割データベース2110
2に蓄えられているデータの対、先に求めた統計量を表
示してオペレータの選択により分割データベース1と分
割データベース2間でデータを交換し、S10-4以降の処
理を繰り返す。 【0042】図12にモデル構築手段115の処理を示
す。モデル構築手段115は、第1のデータベース12
1,分割データベース11101,分割データベース21
102のいずれかを選択し、蓄えられているデータの対か
ら、θ0 ,t1〜t4,Bを入力、θout を出力とする制御
モデルを構築する。制御モデルの形態としては多層ニュ
ーラルネットの利用等種々考えられるが、本実施例で
は、回帰モデルを例に説明する。図12のS12-1で制御
モデルの入力を決定する。入力はθ0 ,t1〜t4,Bと
θout の関係を良好に近似できることに配慮して、例え
ばln(θ0),ln(t1),ln(t2),ln
(t3),(t4)2 ,Bのように決定する。次にS12-2
でデータベースに格納されているデータを用いて制御モ
デルを(数10)のように構築する。 【0043】 【数10】 θout=a0+a1ln(t1)+a2ln(t2)+a3ln(t3)+a4t4 2+a5B …(数10) ここでa0〜a5は、広く知られている線形回帰分析の手
法(例えば『回帰分析と主成分分析』日科技連)により
一意的に決定できる。本実施例では回帰モデルの構築を
例に示したが、θ0 ,t1〜t4,Bを入力、θout を出
力とする多層ニューラルネットでモデルを構築する等、
制御モデル構築の手法としては、種々考えられる。 【0044】次にモデル評価手段116の処理を示す。
モデル評価手段116は分割データベース11101を
用いて構築した制御モデルの確からしさを分割データベ
ース21102を用いて評価したり、逆に分割データベ
ース21102を用いて構築した制御モデルの確からし
さを第1のデータベース1101を用いて評価し、その
結果をオペレータに報知する。まずS13-1でモデル構築
手段115を用いてモデルを構築する。以上の処理は図
12と同様である。この結果、例えば(数10)のよう
な制御モデルが構築できる。S13−2でiを1に設定
する。S13-3で第2のデータベース1102からi番目
のデータの対を取り出し、入力の組θ0 〜Bを抽出す
る。S13-4では構築した制御モデル式にこれらを入力
し、出力として得られるθout の推定値θout と、取り
出したデータの対のθoutについて差分ΔEiを、(数1
1)で計算する。 【0045】 【数11】 ΔEi=|θout−θout| …(数11) S13-3〜S13-4の処理を、分割データベース21102
に未処理のデータの対がなくなるまで繰り返す。S13-7
で得られた差分を総計し、(数12)にしたがってモデ
ル誤差Etotal を算出する。 【0046】 【数12】 【0047】S13-8で処理の終了を判定し、終了してい
ない場合には再度S13-1に処理を復帰し、制御モデルの
入力を変えて、S13-1〜S13-7を繰り返す。この結果、
種々の入力の組み合わせに対するモデル誤差Etotal が
算出できる。図14にこれを表示したマンマシン装置1
40の画面例を示す。図14に示すように、各モデルに
対応したモデル誤差Etotal が表示され、オペレータは
最もモデル誤差の小さい制御モデルを選択できる。尚、
この場合にはEtotal が最も小さいものをモデル評価手
段116で求め、最もEtotal が小さいものを制御モデ
ルと自動的に決定するようにしてもよい。 【0048】モデル転送手段117は、タスク起動手段
101を介して授受したオペレータからの指令にしたが
って、選択されたモデルを通信I/F,ネットワーク1
50を介して制御装置130に転送する。 【0049】次に本発明の第2の実施例として、図15
に演算手段110の機能としてデータ正規化手段150
1を備えた実施例を示す。データ正規化手段1501は
図1に示した他の演算手段のタスクと並行して必要に応
じて組み込まれる。制御モデルを多層ニューラルネット
で構成する場合等では、入出力のデータは0〜1等に正
規化して用いることが普通であり、このような場合にタ
スク起動手段101を介したオペレータからの指示によ
り、処理が起動される。データ正規化手段1501は、第1
のデータベース121に蓄えられている各変数のデータ
をある範囲に正規化し、結果を正規化データベース15
02に格納する。正規化データベース1502は同様に
モデル構築に用いられ、データ分割手段114による複
数のデータベースへの分割等も、同様に行われる。 【0050】図16にデータ正規化手段1501の処理
アルゴリズムを示す。本実施例では値を0〜1の範囲に
正規化する場合を示す。S16-1で第1のデータベース1
21のある変数について、その最大値DmaxとDminを算
出する。次にS16-2で、この変数の値を、 【0051】 【数13】 Di=(Di−Dmin)/(Dmax−Dmin) …(数13) により新たな値に更新する。これによりDiは最小値が
0、最大値が1となり、すべてのデータが0〜1の間の
値となる。S16-3で正規化していない変数があるかどう
かを判定し、ある場合には正規化していない変数がなく
なるまでS16-1〜S16-2処理を繰り返す。 【0052】本実施例では制御モデル構築支援装置10
0と制御装置130を別構成とし、ネットワーク150
を介して結合する構成としたが、一体化してもよい。ま
た演算手段110のタスクは必要に応じて取捨選択して
もよいし、さらに他の機能を有したタスクを定義するこ
とも容易である。制御対象170として本実施例では加
熱炉プラントを例に説明したが、制御対象の入力と出力
の関係をモデル化して制御に用いる他の用途にも、本願
は広く用いることができる。またデータ圧縮手段の処理
としてベクトル量子化手法を適用した例を示したが、デ
ータベースの各変数の平均や分散等の統計的な性質を監
視しながら、これに影響を与えないようにデータの間引
きを行う等でも同様の効果を実現できる。 【0053】 【発明の効果】本発明によれば、データ収集手段を設け
たことにより、制御モデルの入出力を異なった時刻のデ
ータを用いて構築する必要があった場合でも、この操作
を人手で行う必要はない。さらにデータ分割手段とモデ
ル評価手段を設けたことにより、構築した制御モデルの
妥当性を実際の制御に用いる前に容易に検証できる。ま
たデータ圧縮手段を設けたことにより、データベースに
格納されているデータが時間の経過とともに膨大となっ
ても、サイズを適正な規模に保つことができる。
業等の制御システムを対象とし、制御対象からデータを
収集して制御モデルを構築する場合に、高精度な制御モ
デルを効率的に構築する手法に関する。 【0002】 【従来の技術】制御対象からデータを収集し計算機で用
いる従来技術としては、特開平6− 168222号記載のよ
うに、制御対象の制御情報を収集する手段を備え、収集
したデータを独立したメモリに蓄えることで、このデー
タを用いて繰り返しシミュレーションを行う手法があっ
た。 【0003】また制御対象から得たデータから制御モデ
ルを構築する従来手法としては、特開平5−296923 号記
載のように、制御対象から得た制御量誤差とこれを解消
するモデルのチューニング量の関係を何ケースか蓄え、
この関係を同定したニューラルネットで制御モデルをチ
ューニングする手法があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には、以
下の問題点があった。 【0005】特開平6−168222 号記載の手法は、制御対
象からのデータの採取と、これを計算機にどのような形
態で蓄えるかについての考慮はあるが、データを用いて
モデル構築を行う場合に、この作業を効率化する手法
や、構築した制御モデルの精度を向上させる方法につい
ては考慮されていなかった。さらに制御モデルの入出力
データの遅延関係を補償することに配慮していないた
め、制御モデルの入出力を異なった時刻のデータを用い
て構築する必要がある場合には、人手でこれを補償しな
ければならない場合があった。さらに蓄えたデータを制
御モデル構築に支障のない形態で圧縮することに配慮し
ていないため、データの採取を繰り返すと計算機に蓄え
られているデータ量が膨大となる問題があった。 【0006】また特開平5−296923 号記載の手法では、
制御モデルの高精度化には配慮されているものの、制御
対象から得たデータがどの程度一般性を有しているかを
判断することを考慮していないため、例えばデータがノ
イズを含んでいる場合には、これが原因で構築した制御
モデルの精度が低下する問題があった。さらに構築した
制御モデルの妥当性を評価することに配慮していないた
め、制御モデルが一般性に乏しい場合には、これをその
まま実際の制御に用いることで制御性能が低下する場合
があった。さらに蓄えたデータが制御モデル構築に必要
な入出力領域の各部において、一般性を有した制御モデ
ルを構築するのに十分な量,質を有していることを検証
することに配慮していないため、制御モデルの特定の領
域の入力に対する出力の精度が著しく低下する場合があ
った。 【0007】本発明の目的は、構築した制御モデルの妥
当性を精度良く評価することを可能にした制御モデル構
築支援装置を提供することにある。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【課題を解決するための手段】上記目的は、制御対象か
ら収集したデータを該制御対象を模擬する制御モデルへ
の入力データ及び出力データとして分離すると共に該入
力データと該出力データを対応づけて複数のデータを第
1のデータベースに格納するデータ収集手段と、前記第
1のデータベースに格納された複数のデータを統計的に
隔たりのない複数のデータ群に分離するデータ分割手段
と、該分離された複数のデータ群をそれぞれ格納する複
数のデータベースを有する第2のデータベースと、前記
第2のデータベースに格納されたデータに基づいて前記
制御対象を模擬する制御モデルを構築するモデル構築手
段と、該モデル構築手段で構築された前記制御モデルを
前記第2のデータベースに格納されたデータに基づいて
評価するモデル評価手段を備えており、前記モデル構築
手段は前記第2のデータベースが有する該複数のデータ
ベースに格納された複数のデータに基づいて前記制御対
象を模擬する複数の制御モデルを構築し、前記モデル評
価手段は該第2のデータベースが有する複数のデータベ
ースのうち前記モデル構築手段で利用されていない他の
データベースに格納されているデータに基づいて前記制
御モデルの評価を行い、前記構築された複数の制御モデ
ルから1つの制御モデルを決定することにより達成でき
る。 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図にした
がって詳細に説明する。 【0018】図1に本発明により実現された制御モデル
構築支援装置の構成を示す。まず全体の構成を説明した
後、各部の詳細を説明する。制御モデル構築支援装置1
00は種々のタスクが格納されている演算手段110,
演算手段110に備えられている種々の演算を選択的に
起動するタスク起動手段101,制御モデル構築用のデ
ータや構築された制御モデル等を記憶する記憶手段12
0,外部と信号の授受を行う通信インタフェース102
から構成される。さらに制御モデル構築支援装置100
はオペレータが入出力を行うマンマシン装置140を備
えている。さらにネットワーク150を介して制御装置
130,I/O160と接続され、制御装置130に対
しては構築した制御モデルをネットワーク150を介し
て出力する。またI/O160を介して制御対象170
の状態を観測し、必要なデータの取り込みを行う。制御
装置130はI/O160、ネットワーク150を介し
て制御対象170の状態を検出し、制御モデル構築支援
装置100で構築された制御モデルを用いて制御対象1
70を制御するための信号を出力する。制御対象170
は制御装置130が出力した制御信号をI/O160を
介して受け取り、これにしたがって動作する。 【0019】本実施例では制御対象170として熱間圧
延ラインの加熱炉プラントを例に説明する。加熱炉18
0は圧延に先だって鋼板を高温に加熱するプラントで、
スラブと呼ばれる鋼板190が挿入され、バーナ181
〜184で熱して1100℃程度に昇温した後、高温の
スラブ192として出力する。加熱炉は通常、図に示す
ように4つ程度の炉帯(予熱帯,第1加熱帯,第2加熱
帯,均熱帯)から構成される。またセンサ171は炉に
入る前のスラブ温度θ0 を測定し、センサ172〜175
は各炉帯の温度t1〜t4をそれぞれ測定する。さらにセ
ンサ176は炉から出たときのスラブ温度θout を測定
する。 【0020】次に制御モデル構築支援装置100の各部
の動作を詳細に説明する。タスク起動手段101は、マ
ンマシン装置140からオペレータが入力した情報にし
たがって演算手段110に格納されているタスクの起動
・管理を行う。図2にタスク起動手段101が実行する
処理を示す。通常はS2-1 でオペレータがマンマシン装
置140を介して信号を入力したかどうかを検出する処
理を行う。本実施例では割り込みでこの信号を受信する
例を示すが、周期的な検出処理を行ってもよい。割り込
みが発生すると割り込みルーチンに入り、S2-2 で割り
込みのコマンドを解釈し、演算手段110の中で、オペ
レータの指示したタスクを起動する。本実施例において
演算手段110は、データ収集手段111,データ定量
化手段112,データ圧縮手段113,データ分割手段
114,モデル構築手段115,モデル評価手段11
6,モデル転送手段117の各タスクを備えた例を示し
ている。同様に記憶手段120は、制御対象170から
収集したデータが蓄えられるデータベース121,分割
されたデータが蓄えられる第2のデータベース122、こ
れらを用いて構築された制御モデルが蓄えられる制御モ
デル格納部123から構成される。 【0021】図3にデータ収集手段111の処理アルゴ
リズムを示す。データ収集手段111はタスク起動手段1
01からの起動指令にしたがって実行を開始される。ま
ずS3-1で通信I/F102を介して、制御モデルの入
力と出力に対応した信号を制御対象170に備えられた
センサの検出値として取り込む。本実施例では図1にし
たがって、θ0 ,t1〜t4,θout を取り込む。以下制
御モデルの入力が、θ0 ,t1〜t4、仕様としてあらか
じめ与えられているスラブ厚B、制御モデルの出力がθ
out の例を示す。制御モデルとしてはこれらの入出力関
係を再現する必要がある。関係をモデル化する例を示
す。S3-2 でθout を検出したスラブ192に対して、
各炉帯の在炉時間からこのスラブが加熱炉に挿入された
ときの時刻、および各炉帯で加熱を受けた時刻を算出す
る。加熱炉180は4つの炉帯から構成されており、予
熱帯〜均熱帯の各在炉時間は鋼板を搬送する速度と各炉
長により求めることができ、これをΔT1〜ΔT4とす
る。また、θout が検出された時刻をTout とすると、
スラブが加熱炉に挿入されたときの時刻Tinは、 【0022】 【数1】 Tin=Tout−(ΔT1+ΔT2+ΔT3+ΔT4) …(数1) で算出できる。またスラブが各炉帯で加熱を受けた時刻
は、予熱帯Tpre 、第1加熱帯Th1,第2加熱帯Th2,
均熱帯Tunifのそれぞれについて、 【0023】 【数2】 Tpre=Tout−(ΔT1/2+ΔT2+ΔT3+ΔT4) …(数2) 【0024】 【数3】 Th1=Tout−(ΔT2/2+ΔT3+ΔT4) …(数3) 【0025】 【数4】 Th2=Tout−(ΔT3/2+ΔT4) …(数4) 【0026】 【数5】 Tunif=Tout−ΔT4/2 …(数5) で概算できる。S3-3では、このようにして算出した時
刻Tin,Tpre,Th1,Th2,Tunifをそれぞれ収集し
たθ0 ,t1〜t4に対応づけて、さらにスラブ厚Bを収
集したθout と関係づけて一組の対として制御モデル構
築用データを生成する。そしてS3-4 で、構築されたデ
ータの対を第1のデータベース121に格納する。 【0027】図4に第1のデータベース121の構成例
を示す。制御モデルの入力であるθ0 ,t1〜t4,Bと
制御モデルの出力であるθout の組が多数蓄えられてい
る。 【0028】データ定量化手段112は、第1のデータ
ベース121の内容を検索し、統計的な性質やデータの
隔たりを定量化してオペレータに報知する。オペレータ
は報知された結果を基に、第1のデータベース121の
内容が良好な制御モデルを構築するのに十分かどうかを
判断する。 【0029】図5にデータ定量化手段112の構成を示
す。タスク起動手段101により起動される。処理方法
決定手段501,第1〜第nの複数の定量化手段502
〜505から構成される。定量化手段502〜505は
必要に応じて複数備えられるが、必要ない場合には1つ
であってもよい。処理方法決定手段501は、タスク起
動手段101を介したユーザからの指示により、第1の
定量化手段502〜第nの定量化手段505のどれを用
いるか選択する。選択された定量化手段の演算結果はマ
ンマシン装置140に表示される。 【0030】図6に定量化手段の処理の一例を示す。図
6では、制御モデルの全領域を領域1〜領域nのn個の
部分領域に分割し、部分領域毎に第1のデータベース1
21に蓄えられているデータの個数をカウントしてオペ
レータに報知する例を示す。S6-1 で第1のデータベー
ス121からデータの対を一組抽出する。S6-2 で抽出
したデータのθout が、1090℃より小さいかどうか
判定する。小さい場合にはS6-3 で領域1に対応したデ
ータ数に1を加算する。1090℃より大きい場合に
は、S6-4で同様にθoutが1090℃より大きく110
0℃以下かどうかを判定する。判定結果がYesの場合に
はS6-5 で領域2に対応したデータ数に1を加算する。
このような操作を順次行い、第1のデータベース121
の各データの対が各領域に何個属しているか計算する。
S6-11ですべてのデータの対について行ったことを確認
した後処理を終了する。 【0031】図7にマンマシン装置140で報知された
定量化結果の一例を示す。各領域についてカウントされ
たデータの個数が表示され、著しく個数の少ない領域3
(他の領域との個数の差をとり、その差が予め定めたあ
る一定以上のもの)について、制御モデル高精度化の観
点から「1100℃<θout ≦1110℃のデータを追
加して下さい。」といった表示を行いデータを追加した
ほうが望ましいことを指示している。オペレータはこの
結果にしたがって、加熱炉180から出力されるスラブ
192の目標温度Θoutを1100℃<Θout≦1110
℃に設定してデータの追加を行い制御モデルの高精度化
を図ることができる。定量化手段502〜505が行う
処理としては、この他にθ0 ,t1〜t4,B,θout の
各パラメータの分散を定量化し、その大きさで第1のデ
ータベース121に蓄えられているデータの隔たり具合
を報知する手法等、種々考えられる。 【0032】図8にデータ圧縮手段113の構成を示
す。データ圧縮手段113は第1のデータベース121
を情報の喪失を最小化した形で定められたサイズに圧縮
する処理を行う。ここでは一例としてデータ圧縮手段1
13が、量子化ネットワーク801と量子化アルゴリズ
ム802からなる場合の実施例を示す。本実施例では、
図1に示したデータベース121に蓄えられているデー
タがM個のとき、これらを良好に代表するp個のデータ
(p<M)に圧縮する場合を例に説明する。量子化ネッ
トワーク801はI1〜Inの入力(本実施例の場合入力
はθ0 ,t1 〜t4 ,Bのため、n=6)を取り込む入
力ニューロン805および定数を出力するしきい値ニュ
ーロン806からなる入力層803と、p個の量子化ニ
ューロン807からなる量子化ニューロン層804、さ
らに入力層803と量子化ニューロン層804 の間で信号
を伝達するシナプス808により構成される。入力ニュ
ーロン805は入力された信号の値をそのまま出力し、
量子化ニューロン807は入力ニューロン805の出力
及び結合しているシナプス808のシナプス荷重の値W
ijの積を次式に従い出力する。 【0033】 【数6】 【0034】量子化アルゴリズム802は、入力を次々
と量子化ネットワーク801に入力し、出力が最大であ
った量子化ニューロンが、対応した入力に対してさらに
大きな値を出力する方向に、シナプス荷重の値を更新す
る。 【0035】図9に量子化アルゴリズム802が実行す
るアルゴリズムを示す。まずS9-1で、データベース1
21からデータを抽出し、量子化ネットワーク801に
入力する。図4に示したデータを圧縮する場合には、
(30,610,1020,…,1100),(27,
612,980,…,1100)のデータの組みが順次
入力される。次にS9-2 で、各量子化ニューロン807
について(数6)に基づいた演算を行い、出力値O1〜
Opを算出する。S9-3 で、O1〜Opのうち値が最大の
ものを検出する。かりにOj が最大であったとすると、
量子化ニューロンjと入力層803のニューロンを結ぶ
シナプスの荷重W1j〜Wn+1・j を更新する。入力ニュー
ロン805に対応したシナプス荷重であるW1j〜Wn・j
に関しては(数7)により、またしきい値ニューロン80
6に対応したシナプス荷重Wn+1・jに関しては(数8)
により、新しい値が計算される。 【0036】 【数7】 Wij=Wij+α・(Ii−Wij) …(数7) (i=1,…,n) 【0037】 【数8】【0038】ただしWij,Wn+1・j はそれぞれ更新後の
入力ニューロン,しきい値ニューロンに対応したシナプ
ス荷重の値、αは定数である。シナプス荷重の更新式
は、ベクトル(W1j,…,Wnj)とベクトル(I1,
…,In)の類似度を大きくする処理と対応していれば
よく、このような更新式は(数7)(数8)の他にもい
くつか考えられる。S9-5 で処理の終了を判定する。終
了はS9-1〜S9-4を一定回数繰り返したことで判定して
もよいが、データベース121から抽出したデータの対
に対応したシナプス荷重の更新量が、すべて一定値以下
となったことで判定してもよい。処理が終了していない
場合にはS9-1 にかえり、データの組みを次々と抽出
し、同様の処理を繰り返す。以上の処理が終了すると第
1のデータベース121に格納されていたM個のデータ
の対がp個の量子化ニューロンのシナプス荷重で代表で
きたことになる。その後S9-6 で、p個の量子化ニュー
ロンに対応したシナプス荷重、 【0039】 【数9】 【0040】をデータベース121にコピーすることに
より、M個のデータを、これらを代表するp個の少数の
データで代表することができ、内容を圧縮できる。この
様な処理により第1のデータベース121のサイズを適
性に保つことができる。本実施例でデータ圧縮手段11
3は、第1のデータベース121にあらかじめ蓄えられ
たデータを対象に量子化を行い、その結果を第1のデー
タベース121にコピーすることにより内容の更新を行
ったが、時系列に得られる入力を通信I/F102から直接
取り込んで、量子化結果を第1のデータベース121に
出力する方法でも良い。 【0041】図10にデータ分割手段114の処理を示
す。データ分割手段114は、第1のデータベース12
1の内容を、統計的に隔たりのない複数のデータベース
に分割し、これらを第2のデータベース122に格納す
る。本実施例では2つのデータベースに分割する例を示
す。まずS10-1で、第1のデータベース121に格納さ
れているデータをθout の値の大きさにしたがって並び
換える。次にS10-2でデータを並びにしたがって抽出
し、第2のデータベース122の分割データベース1と
分割データベース2に交互に振り分ける。すなわち奇数
番目のデータの対は分割データベースに、偶数番目のデ
ータの対は分割データベース2に格納するといった形態
で、データの分割を行う。分割データベース11101
と分割データベース21102から構成される第2の分
割データベース122の構成は、例えば図11の形態と
なっている。S10-3で第1のデータベース121のすべ
てのデータの振り分けが終わったことを確認した後、S
10-4で2つのデータベースの統計的性質に隔たりがない
ことを明らかにする目的で、θ0 ,t1〜t4,B,θ
out に関して、統計量を算出し比較する。統計量として
は各パラメータについて平均値,分散,中央値等を求
め、2つのデータベース間でこれらの差が予め定めた範
囲内であることをもって、統計的性質に隔たりがないと
判断する。S10-5で比較結果を判定し、統計的性質に隔
たりがなければ良好なデータ分割が行われたと判断し、
処理を終了する。隔たりがあった場合には、S10-6で分
割データベース11101と分割データベース2110
2に蓄えられているデータの対、先に求めた統計量を表
示してオペレータの選択により分割データベース1と分
割データベース2間でデータを交換し、S10-4以降の処
理を繰り返す。 【0042】図12にモデル構築手段115の処理を示
す。モデル構築手段115は、第1のデータベース12
1,分割データベース11101,分割データベース21
102のいずれかを選択し、蓄えられているデータの対か
ら、θ0 ,t1〜t4,Bを入力、θout を出力とする制御
モデルを構築する。制御モデルの形態としては多層ニュ
ーラルネットの利用等種々考えられるが、本実施例で
は、回帰モデルを例に説明する。図12のS12-1で制御
モデルの入力を決定する。入力はθ0 ,t1〜t4,Bと
θout の関係を良好に近似できることに配慮して、例え
ばln(θ0),ln(t1),ln(t2),ln
(t3),(t4)2 ,Bのように決定する。次にS12-2
でデータベースに格納されているデータを用いて制御モ
デルを(数10)のように構築する。 【0043】 【数10】 θout=a0+a1ln(t1)+a2ln(t2)+a3ln(t3)+a4t4 2+a5B …(数10) ここでa0〜a5は、広く知られている線形回帰分析の手
法(例えば『回帰分析と主成分分析』日科技連)により
一意的に決定できる。本実施例では回帰モデルの構築を
例に示したが、θ0 ,t1〜t4,Bを入力、θout を出
力とする多層ニューラルネットでモデルを構築する等、
制御モデル構築の手法としては、種々考えられる。 【0044】次にモデル評価手段116の処理を示す。
モデル評価手段116は分割データベース11101を
用いて構築した制御モデルの確からしさを分割データベ
ース21102を用いて評価したり、逆に分割データベ
ース21102を用いて構築した制御モデルの確からし
さを第1のデータベース1101を用いて評価し、その
結果をオペレータに報知する。まずS13-1でモデル構築
手段115を用いてモデルを構築する。以上の処理は図
12と同様である。この結果、例えば(数10)のよう
な制御モデルが構築できる。S13−2でiを1に設定
する。S13-3で第2のデータベース1102からi番目
のデータの対を取り出し、入力の組θ0 〜Bを抽出す
る。S13-4では構築した制御モデル式にこれらを入力
し、出力として得られるθout の推定値θout と、取り
出したデータの対のθoutについて差分ΔEiを、(数1
1)で計算する。 【0045】 【数11】 ΔEi=|θout−θout| …(数11) S13-3〜S13-4の処理を、分割データベース21102
に未処理のデータの対がなくなるまで繰り返す。S13-7
で得られた差分を総計し、(数12)にしたがってモデ
ル誤差Etotal を算出する。 【0046】 【数12】 【0047】S13-8で処理の終了を判定し、終了してい
ない場合には再度S13-1に処理を復帰し、制御モデルの
入力を変えて、S13-1〜S13-7を繰り返す。この結果、
種々の入力の組み合わせに対するモデル誤差Etotal が
算出できる。図14にこれを表示したマンマシン装置1
40の画面例を示す。図14に示すように、各モデルに
対応したモデル誤差Etotal が表示され、オペレータは
最もモデル誤差の小さい制御モデルを選択できる。尚、
この場合にはEtotal が最も小さいものをモデル評価手
段116で求め、最もEtotal が小さいものを制御モデ
ルと自動的に決定するようにしてもよい。 【0048】モデル転送手段117は、タスク起動手段
101を介して授受したオペレータからの指令にしたが
って、選択されたモデルを通信I/F,ネットワーク1
50を介して制御装置130に転送する。 【0049】次に本発明の第2の実施例として、図15
に演算手段110の機能としてデータ正規化手段150
1を備えた実施例を示す。データ正規化手段1501は
図1に示した他の演算手段のタスクと並行して必要に応
じて組み込まれる。制御モデルを多層ニューラルネット
で構成する場合等では、入出力のデータは0〜1等に正
規化して用いることが普通であり、このような場合にタ
スク起動手段101を介したオペレータからの指示によ
り、処理が起動される。データ正規化手段1501は、第1
のデータベース121に蓄えられている各変数のデータ
をある範囲に正規化し、結果を正規化データベース15
02に格納する。正規化データベース1502は同様に
モデル構築に用いられ、データ分割手段114による複
数のデータベースへの分割等も、同様に行われる。 【0050】図16にデータ正規化手段1501の処理
アルゴリズムを示す。本実施例では値を0〜1の範囲に
正規化する場合を示す。S16-1で第1のデータベース1
21のある変数について、その最大値DmaxとDminを算
出する。次にS16-2で、この変数の値を、 【0051】 【数13】 Di=(Di−Dmin)/(Dmax−Dmin) …(数13) により新たな値に更新する。これによりDiは最小値が
0、最大値が1となり、すべてのデータが0〜1の間の
値となる。S16-3で正規化していない変数があるかどう
かを判定し、ある場合には正規化していない変数がなく
なるまでS16-1〜S16-2処理を繰り返す。 【0052】本実施例では制御モデル構築支援装置10
0と制御装置130を別構成とし、ネットワーク150
を介して結合する構成としたが、一体化してもよい。ま
た演算手段110のタスクは必要に応じて取捨選択して
もよいし、さらに他の機能を有したタスクを定義するこ
とも容易である。制御対象170として本実施例では加
熱炉プラントを例に説明したが、制御対象の入力と出力
の関係をモデル化して制御に用いる他の用途にも、本願
は広く用いることができる。またデータ圧縮手段の処理
としてベクトル量子化手法を適用した例を示したが、デ
ータベースの各変数の平均や分散等の統計的な性質を監
視しながら、これに影響を与えないようにデータの間引
きを行う等でも同様の効果を実現できる。 【0053】 【発明の効果】本発明によれば、データ収集手段を設け
たことにより、制御モデルの入出力を異なった時刻のデ
ータを用いて構築する必要があった場合でも、この操作
を人手で行う必要はない。さらにデータ分割手段とモデ
ル評価手段を設けたことにより、構築した制御モデルの
妥当性を実際の制御に用いる前に容易に検証できる。ま
たデータ圧縮手段を設けたことにより、データベースに
格納されているデータが時間の経過とともに膨大となっ
ても、サイズを適正な規模に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において実現された制御モデル構築支援
装置。 【図2】タスク起動手段の処理アルゴリズム。 【図3】データ収集手段の処理アルゴリズム。 【図4】データベースの構成図。 【図5】データ定量化手段の処理構成図。 【図6】データ定量化手段の処理アルゴリズム。 【図7】マンマシン装置の表示例。 【図8】データ圧縮手段の処理構成図。 【図9】量子化アルゴリズムの処理図。 【図10】データ分割手段の処理アルゴリズム。 【図11】分割データベースの構成図。 【図12】モデル構築手段の処理アルゴリズム。 【図13】モデル評価手段の処理アルゴリズム。 【図14】マンマシン装置の表示例。 【図15】データ正規化手段を設けた制御モデル構築支
援装置の構成図。 【図16】データ正規化手段の処理アルゴリズム。 【符号の説明】 100…制御モデル構築支援装置、101…タスク起動
手段、111…データ収集手段、112…データ定量化
手段、113…データ圧縮手段、114…データ分割手
段、115…モデル構築手段、116…モデル評価手
段、117…モデル転送手段、121…第1のデータベ
ース、122…第2のデータベース、130…制御装置、
140…マンマシン装置、170…制御対象。
装置。 【図2】タスク起動手段の処理アルゴリズム。 【図3】データ収集手段の処理アルゴリズム。 【図4】データベースの構成図。 【図5】データ定量化手段の処理構成図。 【図6】データ定量化手段の処理アルゴリズム。 【図7】マンマシン装置の表示例。 【図8】データ圧縮手段の処理構成図。 【図9】量子化アルゴリズムの処理図。 【図10】データ分割手段の処理アルゴリズム。 【図11】分割データベースの構成図。 【図12】モデル構築手段の処理アルゴリズム。 【図13】モデル評価手段の処理アルゴリズム。 【図14】マンマシン装置の表示例。 【図15】データ正規化手段を設けた制御モデル構築支
援装置の構成図。 【図16】データ正規化手段の処理アルゴリズム。 【符号の説明】 100…制御モデル構築支援装置、101…タスク起動
手段、111…データ収集手段、112…データ定量化
手段、113…データ圧縮手段、114…データ分割手
段、115…モデル構築手段、116…モデル評価手
段、117…モデル転送手段、121…第1のデータベ
ース、122…第2のデータベース、130…制御装置、
140…マンマシン装置、170…制御対象。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 吉田 正人
茨城県日立市大みか町五丁目2番1号
株式会社 日立製作所 大みか工場内
(72)発明者 杉田 洋一
茨城県日立市大みか町七丁目2番1号
株式会社 日立製作所 電力・電機開発
本部内
(72)発明者 諸岡 泰男
茨城県日立市大みか町七丁目2番1号
株式会社 日立製作所 電力・電機開発
本部内
(56)参考文献 特開 平6−281302(JP,A)
特開 平6−168222(JP,A)
特開 平5−296923(JP,A)
特開 平3−100704(JP,A)
特開 平4−14105(JP,A)
特開 平8−137508(JP,A)
特開 平6−214611(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G05B 13/02 - 13/04
G06F 17/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】制御対象から収集したデータを該制御対象
を模擬する制御モデルへの入力データ及び出力データと
して分離すると共に該入力データと該出力データを対応
づけて複数のデータを第1のデータベースに格納するデ
ータ収集手段と、 前記第1のデータベースに格納された複数のデータを統
計的に隔たりのない複数のデータ群に分離するデータ分
割手段と、 該分離された複数のデータ群をそれぞれ格納する複数の
データベースを有する第2のデータベースと、 前記第2のデータベースに格納されたデータに基づいて
前記制御対象を模擬する制御モデルを構築するモデル構
築手段と、 該モデル構築手段で構築された前記制御モデルを前記第
2のデータベースに格納されたデータに基づいて評価す
るモデル評価手段を備えており、 前記モデル構築手段は前記第2のデータベースが有する
該複数のデータベースに格納された複数のデータに基づ
いて前記制御対象を模擬する複数の制御モデルを構築
し、 前記モデル評価手段は該第2のデータベースが有する複
数のデータベースのうち前記モデル構築手段で利用され
ていない他のデータベースに格納されているデータに基
づいて前記制御モデルの評価を行い、前記構築された複
数の制御モデルから1つの制御モデルを決定することを
特徴とした制御モデル構築支援装置。
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