JP2006099793A - 制御モデル構築支援装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御モデル構築支援装置100に制御モデル構築用のデータベース121に格納されている複数のデータをデータ分割手段114により統計的に隔たりのない複数のデータ郡に分割して、分割データベース122のそれぞれのデータベースに格納する。そして、分割された1つのデータ郡によりモデル構築手段115で制御モデルを構築し、他方のデータでモデル評価手段116により、構築した制御モデルの評価を行う。
【選択図】図1
Description
296923 号記載のように、制御対象から得た制御量誤差とこれを解消するモデルのチューニング量の関係を何ケースか蓄え、この関係を同定したニューラルネットで制御モデルをチューニングする手法があった。
また制御モデルの優劣を比較した実施例では、形の異なる回帰式の間でどちらが妥当かを明らかにする例を示したが、中間層数や中間層ニューロン数の異なる多層ニューラルネットの優劣の比較,回帰モデルとニューラルネットの優劣の比較,時系列モデルで現在からどこまで遡った入力を予測に用いるべきか等の評価も、同様の形態で実現できる。
101は、マンマシン装置140からオペレータが入力した情報にしたがって演算手段
110に格納されているタスクの起動・管理を行う。図2にタスク起動手段101が実行する処理を示す。通常はS2-1 でオペレータがマンマシン装置140を介して信号を入力したかどうかを検出する処理を行う。本実施例では割り込みでこの信号を受信する例を示すが、周期的な検出処理を行ってもよい。割り込みが発生すると割り込みルーチンに入り、S2-2 で割り込みのコマンドを解釈し、演算手段110の中で、オペレータの指示したタスクを起動する。本実施例において演算手段110は、データ収集手段111,データ定量化手段112,データ圧縮手段113,データ分割手段114,モデル構築手段115
,モデル評価手段116,モデル転送手段117の各タスクを備えた例を示している。同様に記憶手段120は、制御対象170から収集したデータが蓄えられるデータベース
121,分割されたデータが蓄えられる第2のデータベース122、これらを用いて構築された制御モデルが蓄えられる制御モデル格納部123から構成される。
θout を取り込む。以下制御モデルの入力が、θ0 ,t1〜t4、仕様としてあらかじめ与えられているスラブ厚B、制御モデルの出力がθout の例を示す。制御モデルとしてはこれらの入出力関係を再現する必要がある。関係をモデル化する例を示す。S3-2 でθout を検出したスラブ192に対して、各炉帯の在炉時間からこのスラブが加熱炉に挿入されたときの時刻、および各炉帯で加熱を受けた時刻を算出する。加熱炉180は4つの炉帯から構成されており、予熱帯〜均熱帯の各在炉時間は鋼板を搬送する速度と各炉長により求めることができ、これをΔT1〜ΔT4とする。また、θout が検出された時刻をTout とすると、スラブが加熱炉に挿入されたときの時刻Tinは、
Tin=Tout−(ΔT1+ΔT2+ΔT3+ΔT4) …(数1)
で算出できる。またスラブが各炉帯で加熱を受けた時刻は、予熱帯Tpre ,第1加熱帯
Th1,第2加熱帯Th2,均熱帯Tunifのそれぞれについて、
Tpre=Tout−(ΔT1/2+ΔT2+ΔT3+ΔT4) …(数2)
Th1=Tout−(ΔT2/2+ΔT3+ΔT4) …(数3)
Th2=Tout−(ΔT3/2+ΔT4) …(数4)
Tunif=Tout−ΔT4/2 …(数5)
で概算できる。S3-3では、このようにして算出した時刻Tin,Tpre,Th1,Th2,
Tunifをそれぞれ収集したθ0 ,t1〜t4に対応づけて、さらにスラブ厚Bを収集した
θout と関係づけて一組の対として制御モデル構築用データを生成する。そしてS3-4 で、構築されたデータの対を第1のデータベース121に格納する。
805は入力された信号の値をそのまま出力し、量子化ニューロン807は入力ニューロン805の出力及び結合しているシナプス808のシナプス荷重の値Wijの積を次式に従い出力する。
612,980,…,1100)のデータの組みが順次入力される。次にS9-2 で、各量子化ニューロン807について(数6)に基づいた演算を行い、出力値O1〜Opを算出する。S9-3 で、O1〜Opのうち値が最大のものを検出する。かりにOj が最大であったとすると、量子化ニューロンjと入力層803のニューロンを結ぶシナプスの荷重W1j〜
Wn+1-j を更新する。入力ニューロン805に対応したシナプス荷重であるW1j〜Wn-j に関しては(数7)により、またしきい値ニューロン806に対応したシナプス荷重
Wn+1-j に関しては(数8)により、新しい値が計算される。
Wij=Wij+α・(Ii−Wij) …(数7)
(i=1,…,n)
プス荷重、
θout=a0+a1ln(t1)+a2ln(t2)+a3ln(t3)+a4t4 2+a5B
…(数10)
ここでa0〜a5は、広く知られている線形回帰分析の手法(例えば『回帰分析と主成分分析』日科技連)により一意的に決定できる。本実施例では回帰モデルの構築を例に示したが、θ0 ,t1〜t4,Bを入力、θout を出力とする多層ニューラルネットでモデルを構築する等、制御モデル構築の手法としては、種々考えられる。
11101を用いて構築した制御モデルの確からしさを分割データベース21102を用いて評価したり、逆に分割データベース21102を用いて構築した制御モデルの確からしさを第1のデータベース1101を用いて評価し、その結果をオペレータに報知する。まずS13-1でモデル構築手段115を用いてモデルを構築する。以上の処理は図12と同様である。この結果、例えば(数10)のような制御モデルが構築できる。S13-2でiを1に設定する。S13-3で第2のデータベース1102からi番目のデータの対を取り出し、入力の組θ0 〜Bを抽出する。S13-4では構築した制御モデル式にこれらを入力し、出力として得られるθout の推定値θout と、取り出したデータの対のθout について差分ΔEiを、(数11)で計算する。
ΔEi=|θout−θout| …(数11)
S13-3〜S13-4の処理を、分割データベース21102に未処理のデータの対がなくなるまで繰り返す。S13-7で得られた差分を総計し、(数12)にしたがってモデル誤差
Etotal を算出する。
140の画面例を示す。図14に示すように、各モデルに対応したモデル誤差Etotal が表示され、オペレータは最もモデル誤差の小さい制御モデルを選択できる。尚、この場合にはEtotal が最も小さいものをモデル評価手段116で求め、最もEtotal が小さいものを制御モデルと自動的に決定するようにしてもよい。
Di=(Di−Dmin)/(Dmax−Dmin) …(数13)
により新たな値に更新する。これによりDi は最小値が0、最大値が1となり、すべてのデータが0〜1の間の値となる。S16-3で正規化していない変数があるかどうかを判定し、ある場合には正規化していない変数がなくなるまでS16-1〜S16-2処理を繰り返す。
Claims (10)
- 制御対象から収集したデータを該制御対象を模擬する制御モデルへの入力データ及び出力データとして分離すると共に該入力データと該出力データを対応づけて複数のデータを第1のデータベースに格納するデータ収集手段と、
前記第1のデータベースに格納された複数のデータを統計的に隔たりのない複数のデータ群に分離するデータ分割手段と、
該分離された複数のデータ群をそれぞれ格納する複数のデータベースを有する第2のデータベースと、
前記第1又は前記第2のデータベースに格納されたデータに基づいて前記制御対象を模擬する制御モデルを構築するモデル構築手段と、
該モデル構築手段で構築された前記制御モデルを前記第1又は前記第2のデータベースに格納されたデータに基づいて評価するモデル評価手段を備えたことを特徴とする制御モデル構築支援装置。 - 前記モデル構築手段は前記第2のデータベースが有する該複数のデータベースのうち一のデータベースに格納された複数のデータに基づいて前記制御対象を模擬する制御モデルを構築し、
前記モデル評価手段は該第2のデータベースが有する複数のデータベースのうち前記モデル構築手段で利用されていない他のデータベースに格納されているデータに基づいて前記制御モデルの評価を行うことを特徴とした請求項第1項のモデル構築支援装置。 - 前記データ収集手段は前記分離した前記出力データが検出された時刻に基づいて、該出力データに対応づけるべき入力データが収集される時刻を決定すると共に、該決定された時刻に収集される入力データと該出力データとを対にして前記第1のデータベースに格納することを特徴とする請求項第1項の制御モデル構築支援装置。
- 制御対象から収集したデータを該制御対象を模擬する制御モデルへの入力データ及び出力データとして分離し、該分離した前記出力データが検出された時刻に基づいて、該出力データに対応づけるべき入力データが収集される時刻を決定すると共に、該決定された時刻に収集される入力データと該出力データとを対にして前記第1のデータベースに格納するデータ収集手段と、
前記第1のデータベースに対にして格納された前記入力データ及び前記出力データに基づいて前記制御対象を模擬する制御モデルを構築するモデル構築手段とを備えたことを特徴とする制御モデル構築支援装置。 - 制御対象から収集したデータを該制御対象を模擬する制御モデルへの入力データ及び出力データとして分離すると共に該入力データと該出力データを対応づけて複数のデータを第1のデータベースに格納するデータ収集手段と、
前記第1のデータベースに格納された複数のデータを統計的に隔たりのない複数のデータ群に分離するデータ分割手段と、
該分離された複数のデータ群をそれぞれ格納する複数のデータベースを有する第2のデータベースと、
前記第1又は前記第2のデータベースに格納されたデータに基づいて前記制御対象を模擬する制御モデルを構築するモデル構築手段とを備えたことを特徴とする制御モデル構築支援装置。 - 前記データ分割手段は、前記分離された複数のデータ群のそれぞれについて平均値,分散値,中央値,標準偏差等の統計量を算出し、該算出した値の差があらかじめ設定した値以上の場合に、前記第2のデータベースが有する複数のデータベース間で該データベースに格納された一部のデータを交換することを特徴とする請求項第6項の制御モデル構築支援装置。
- 制御対象から収集した複数のデータをデータベースに格納し、該データベースに格納された複数のデータに基づいて該制御対象を模擬する制御モデル構築支援装置において、
前記制御モデルの入出力領域を複数の部分領域に分割し、該分割した部分領域に従って前記データベースに格納された複数のデータを分離すると共に該分離した結果、予め定めたデータ数より少ない領域をオペレータに報知するデータ定量化手段を備えたことを特徴とする制御モデル構築支援装置。 - 制御対象から収集した複数のデータをデータベースに格納し、該データベースに格納された複数のデータに基づいて該制御対象を模擬する制御モデル構築支援装置において、
前記データベースに格納されているデータから該データを代表する少数のデータの組み合わせを決定し、該少数のデータの組み合わせを前記データベースに格納するデータ圧縮手段を備えたことを特徴とする制御モデル構築支援装置。 - 制御対象から収集したデータを該制御対象を模擬する制御モデルへの入力データ及び出力データとして分離し、該分離した前記出力データが検出された時刻に基づいて、該出力データに対応づけるべき入力データが収集される時刻を決定すると共に、該決定された時刻に収集される入力データと該出力データとを対にして前記第1のデータベースに格納するデータ収集手段と、
前記第1のデータベースに格納された複数のデータを統計的に隔たりのない複数のデータ群に分離するデータ分割手段と、
該分離された複数のデータ群をそれぞれ格納する複数のデータベースを有する第2のデータベースと、
前記第1又は前記第2のデータベースに格納されたデータに基づいて前記制御対象を模擬する制御モデルを構築するモデル構築手段と、
該モデル構築手段で構築された前記制御モデルを前記第1又は前記第2のデータベースに格納されたデータに基づいて評価するモデル評価手段と、
前記制御モデルの入出力領域を複数の部分領域に分割し、該分割した部分領域に従って前記データベースに格納された複数のデータを分離すると共に該分離した結果、予め定めたデータ数より少ない領域をオペレータに報知するデータ定量化手段と、
前記第1又は前記第2のデータベースに格納されているデータから該データを代表する少数のデータの組み合わせを決定し、該少数のデータの組み合わせを前記第1又は第2のデータベースに格納するデータ圧縮手段と、
外部からの入力信号により該収集手段,該データ分割手段,該モデル構築手段,該モデル評価手段,該データ定量化手段,該データ圧縮手段を独立して起動及び終了の管理を行う管理手段とを備えたことを特徴とする制御モデル構築支援装置。 - 制御対象から収集したデータを該制御対象を模擬する制御モデルへの入力データ及び出力データとして分離すると共に該入力データと該出力データを対応づけて複数のデータを第1のデータベースに格納し、
前記第1のデータベースに格納された複数のデータを統計的に隔たりのない複数のデータ群に分離すると共に該分離された複数のデータ群を複数のデータベースを有する第2のデータベースにそれぞれ格納し、
前記第1又は前記第2のデータベースに格納されたデータに基づいて前記制御対象を模擬する制御モデルを構築し、
該モデル構築手段で構築された前記制御モデルを前記第1又は前記第2のデータベースに格納されたデータに基づいて評価することを特徴とする制御モデル構築支援方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005313675A JP2006099793A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 制御モデル構築支援装置および方法 |
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JP2002256279A Division JP3755497B2 (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | 制御モデル構築支援装置および方法 |
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JP2005313675A Pending JP2006099793A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 制御モデル構築支援装置および方法 |
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US11151158B2 (en) | 2017-05-31 | 2021-10-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Data duplication device and computer readable medium |
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2005
- 2005-10-28 JP JP2005313675A patent/JP2006099793A/ja active Pending
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