JP3411803B2 - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣用リールに係
り、詳しくは操作パネル上のスイッチ類の減少を図った
魚釣用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多くの魚釣用リールは、回転数検
出手段で検出したスプールの回転数を基に糸長を計測し
てこれを表示器に表示する糸長計測装置や糸張力を計測
して計測値を表示器に表示する糸張力計測装置等の計測
手段が備えられており、糸長計測装置にあっては、斯か
る表示に基づいて所定の棚位置に仕掛けを降ろしたり、
又、ルアーフイッシングではポイントまでの仕掛けの飛
距離が確認できるようになっている。
【0003】そして、従来、この種の糸長計測装置とし
て、特開平1−276011号公報に開示された糸長計
測装置のように、規定巻径レベルまで釣糸を巻き取った
際のスプールの総回転数をマイクロコンピュータに入力
することで決定される糸長計算式とスプールの実回転数
を基に、使用する釣糸の糸種に関係なく糸長計測を可能
としたものや、マイクロコンピュータのメモリに記憶さ
れた糸径を選択した後、入力された釣糸の全糸長とスプ
ールの実回転数に基づき糸長計測を行い、回転数検出手
段からの検出信号が所定時間に亘ってマイクロコンピュ
ータに出力されないときには、自動的に電池電源からの
給電を遮断して電池電源の寿命の増大を図ったもの等、
様々な糸長計測装置が知られている。
【0004】ところで、上述したように、従来、この種
の糸長計測装置にあっては、糸長計測を行うに当たり、
釣糸の糸径や規定巻径レベルまでのスプールの総回転
数,釣糸の全糸長等の基礎データを釣人がメモリから選
択,設定し、又、外部から入力する必要があるが、従
来、糸長計測装置を備えた魚釣用リールは、リール本体
上部の操作パネル上に設置したモード切換えスイッチの
操作でマイクロコンピュータをデータ入力モードに設定
した後、操作パネル上に別途設置した設定スイッチの操
作でこれらの基礎データを入力,設定する構造となって
いる。
【0005】又、通常、糸長計測装置は、ONスイッチ
を操作してマイクロコンピュータを起動させると、マイ
クロコンピュータが糸長表示モードとなるように設定さ
れているが、例えば上述の如き基礎データを変更した
り、釣場の状況(棚位置,対象魚,潮流等)に応じて表
示器の糸長表示単位をm表示からcm表示に切り換える
場合にも、モード切換えスイッチを操作して、マイクロ
コンピュータを糸長表示モードからデータ変更モードに
切り換えたり単位切換えモードに切り換えて、基礎デー
タを変更したり糸長表示の単位を切り換えていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、リール本体
上部の操作パネルという限られたスペースにモード切換
えスイッチや設定スイッチ等を設置した従来構造にあっ
ては、リールを保持して魚釣操作をする際にこれらのス
イッチが邪魔になると共に、リールを保持している指の
誤操作によって保存した基礎データを破壊してしまう虞
が指摘されていた。
【0007】又、リール本体上部のスイッチ数が多くな
ってしまうと、視覚的に操作の煩雑感を生じて不快であ
ると共に、ゴミや異物等が付着し易い等の課題が残され
ていた。本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、
モード切換えスイッチや設定スイッチの如く、従来、リ
ール本体上部の操作パネル上に設置されていたスイッチ
類の減少を図って誤操作を防止すると共に、外観及び保
持性の向上を図り、限られたスペースの有効利用を図っ
た魚釣用リールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る魚釣用リールは、リール本体に回転
可能に装着した回転体の回転数を検出する回転数検出手
段と、実釣状況を計測し、計測表示モードに於て計測値
を表示部に表示させるマイクロコンピュータと、外部か
らの操作で当該マイクロコンピュータをモード切換え状
態に設定する設定手段とを備え、モード切換え状態で上
記回転数検出手段が回転体の所定数の回転を検出したと
き、マイクロコンピュータのモードが切り換わることを
特徴とする。
【0009】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載の魚釣用リールに於て、設定手段は、リール本体の
操作パネル上に設けたスイッチで、当該スイッチを押し
乍ら回転体を所定数回転させて、回転数検出手段が当該
回転体の所定数の回転を検出したとき、マイクロコンピ
ュータのモードが切り換わることを特徴とし、請求項3
に係る発明は、請求項1又は請求項2の魚釣用リールに
於て、回転体はリール本体に装着したハンドル又はスプ
ールで、モード切換え状態に於て、回転数検出手段が当
該ハンドル又はスプールの所定数の回転を検出したと
き、マイクロコンピュータのモードが切り換わることを
特徴としている。
【0010】又、請求項4に係る発明は、請求項1乃至
請求項3のいずれか1項に記載の魚釣用リールに於て、
マイクロコンピュータは、糸長表示モードに於て、回転
数検出手段で検出されたスプールの回転数に基づき糸長
を計測して表示器に計測値を表示し、スイッチを押し乍
らハンドル又はスプールを回転させて回転数検出手段が
当該ハンドル又はスプールの所定数の回転を検出したと
き、マイクロコンピュータが糸長表示モードから他のモ
ードに切り換わることを特徴とする。
【0011】(作用)請求項1に係る発明によれば、設
定手段によってマイクロコンピュータをモード切換え状
態にした状態で回転体を所定数回転させ、回転数検出手
段が当該回転体の所定数の回転を検出すると、マイクロ
コンピュータのモードが切り換わることとなる。
【0012】そして、請求項2に係る発明によれば、ス
イッチを押すとマイクロコンピュータがモード切換え状
態となり、スイッチを押した状態で回転体を所定数回転
させ、回転数検出手段が当該回転体の所定数の回転を検
出すると、マイクロコンピュータのモードが切り換わる
こととなる。又、請求項3に係る発明では、モード切換
え状態に於て、回転数検出手段がハンドル又はスプール
の所定数の回転を検出したとき、マイクロコンピュータ
のモードが切り換わる。
【0013】そして、請求項4に係る発明では、スイッ
チを押し乍らハンドル又はスプールを回転させて、回転
数検出手段が当該ハンドル又はスプールの所定数の回転
を検出すると、マイクロコンピュータが糸長表示モード
から他のモードに切り換わることとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は請求項1乃至請求項4の
一実施形態に係る魚釣用リールを示し、図中、1はスプ
ール軸3を介してリール本体5の側板7,9間に回転可
能に支持されたスプールで、側板9内に突出するスプー
ル軸3には、当該スプール軸3に設けたクラッチ部11
に係脱可能なピニオンギヤ13が相対回転可能且つその
軸方向へスライド可能に取り付けられており、従来と同
様、側板9に装着したクラッチレバー15を操作してク
ラッチ部11とピニオンギヤ13とのクラッチ係合をク
ラッチプレート17で解除すると、スプール1がスプー
ルフリー状態となってキャスティング動作で釣糸19が
スプール1から繰り出されるようになっている。
【0015】又、図中、21は釣糸巻取り用の手動ハン
ドルで、そのハンドル軸23にはピニオンギヤ13に噛
合するドライブギヤ25が相対回転可能に取り付けられ
ており、手動ハンドル21の回転力がドライブギヤ2
5,ピニオンギヤ13を介してスプール軸3に伝達さ
れ、又、上述したようにクラッチレバー15によるクラ
ッチOFFの操作で、スプール1への手動ハンドル21
の回転力が遮断されてスプール1がスプールフリー状態
となるようになっている。
【0016】そして、ドライブギヤ25とハンドル軸2
3は従来周知のドラグ装置27によって摩擦結合されて
おり、ドラグ力の調節はハンドル軸23に装着したドラ
グノブ29で行うようになっている。又、図1に於て、
31はリール本体5のフレーム33に取り付く扁平なボ
ックス状の制御ケースで、当該制御ケース31はスプー
ル1の上部前方に配置されている。そして、その内部に
は、図2に示すように糸長演算,糸長表示及びデータの
書込み制御を行うマイクロコンピュータ35が組み込ま
れており、マイクロコンピュータ35は、プログラムメ
モリ,データメモリ及び入出力装置を制御管理して与え
られたジョブを処理すべく必要な演算,転送処理を実行
するCPU37と、演算処理プログラムや糸長計算式等
を格納したROM39と、CPU37での演算結果等の
データを記憶するRAM41と入,出力インターフェー
ス43,45とを備え、これらは、夫々、バス47を介
してCPU37に接続されている。
【0017】そして、入力インターフェース43には、
制御ケース31上面の操作パネル49に装着したマイク
ロコンピュータ35のONスイッチ51が接続され、
又、出力インターフェース45には、操作パネル49上
に設けたデジタル表示器53がデコーダ55を介して接
続されており、後述するように当該デジタル表示器53
の糸長表示部53aに、CPU25で演算,計測された
計測値が釣糸19の糸長として表示されるようになって
いる。
【0018】尚、図2に示すように当該デジタル表示器
53には、糸長表示部53aに加えてモード表示部53
bが設けられており、当該モード表示部53bにマイク
ロコンピュータ35のモードが表示されるようになって
いる。又、図1中、57はスプール1の一側面に装着さ
れた1個のマグネット、59は当該マグネット57の回
転軌道に対向してフレーム33に装着された複数個のリ
ードスイッチで、図2に示すようにリードスイッチ59
はマイクロコンピュータ35の入力インターフェース4
3に接続されている。
【0019】そして、マイクロコンピュータ35は、複
数のリードスイッチ59がマグネット57によっていず
れか先にON/OFFされることで得られるスプール1
の正転,逆転の判定信号を入力インターフェース43を
介してCPU37に取り込むことで釣糸19の繰出しか
巻取りかを判定すると共に、リードスイッチ59から取
り込まれるスプール1の回転パルス信号を内蔵のアップ
・ダウンカウンタ63で計測して、この計測値を基に糸
長計測を行うようになっている。
【0020】又、従来周知の魚釣用リールと同様、上記
ONスイッチ51をON操作してマイクロコンピュータ
35を起動させると、ONスイッチ51がリセットスイ
ッチに切り換わると共に、マイクロコンピュータ35が
糸長表示モードに設定されて図1の如くモード表示部5
3bに「糸長」が表示されるように構成され、又、実釣
時に所定時間に亘ってリードスイッチ59からの検出信
号がマイクロコンピュータ35に出力されないとき、電
池電源65からの給電が自動的に遮断されて魚釣用リー
ル67が自動的に「OFF」となるように構成されてい
る。
【0021】ところで、既述したように、従来、糸長計
測装置を備えた魚釣用リールは、リール本体上部の操作
パネルにモード切換えスイッチや設定スイッチを装着
し、糸長表示モードにあるマイクロコンピュータをモー
ド切換えスイッチの操作でデータ入力モードに切り換え
て基礎データを設定スイッチで入力した後、再びモード
切換えスイッチを操作して糸長表示モードに切り換えて
いた。
【0022】然し、斯様に操作パネル上にモード切換え
スイッチや設定スイッチ等を設置してしまうと、リール
を保持して魚釣操作をする際にスイッチが邪魔になった
り、誤操作で基礎データを破壊してしまう虞があった。
そこで、本実施形態は、ONスイッチ51をON操作し
てマイクロコンピュータ35を起動させた後、ONスイ
ッチ51を押し乍らハンドル操作でスプール1を正転
(巻上げ)方向へ所定数(本実施形態では20回転)回
転させると、マイクロコンピュータ35が糸長表示モー
ドからデータ入力モードに切り換わって、モード表示部
53bの表示が「糸長」モードから「入力」モードに切
り換わると共に、糸長表示部53aに「0000」が表
示されて、先ず、千の桁の「0」が点滅するようになっ
ている。
【0023】尚、スプール1の所定数の回転は、リード
スイッチ59から取り込まれるスプール1の回転パルス
信号をアップ・ダウンカウンタ63で計測して得られ
る。そして、ONスイッチ51のプッシュ操作毎に、点
滅中の数字が「0」から「1,2,3・・・,9,0」
へ順次切り換わるように構成されており、釣人が例えば
「3」を選択してその点滅状態でハンドル21を回転さ
せてスプール1を正転方向へ5回転させると、「3」が
確定して次に百の桁の「0」が点滅するようになってい
る。
【0024】以下、同様の操作を繰り返して全ての桁の
数字を確定して一つの基礎データを入力した後、ONス
イッチ51を3秒間押すと、次の基礎データが同様に入
力できるようになっており、全ての入力を終えてONス
イッチ51を再び押し乍らハンドル操作でスプール1を
正転方向へ20回転させると、マイクロコンピュータ3
5が糸長表示モードに切り換わって、モード表示部53
bの表示が「糸長」モードに戻るようになっている。
【0025】尚、これらの操作は、スプール1を巻上げ
方向へ回転させるため、スプール1に釣糸19を巻回す
る前に行うことが望ましいが、スプール1に釣糸19を
巻回した後、基礎データを入力したり変更する場合に
は、クラッチOFFにして、ONスイッチ51を押し乍
ら釣人が手でスプール1を正転方向へ20回転させても
基礎データの入力は可能である。
【0026】次に、ROM39に記憶されている糸長計
算式について説明する。本実施形態に於ける糸長計測の
プログラムは、本出願人が特許第2601562号公報
で開示した糸長計測装置と基本的に同じで、ROM39
には、 L=ax2 +bx・・・(1) の糸長計算式が記憶されている。
【0027】そして、ここで、a=−k1/c,b=k2
+k3d/eとすると、 L=−k1/cx2 +(k2+k3d/e)x・・・(2) となる。尚、これらの糸長計算式(1),(2)に於
て、Lは糸長、xは実釣時に計測されるスプール1の実
回転数、k1〜k3はスプール形状(溝深さ、底径等)に
より予め決まる定数、c,dは糸種によって決まる定数
で、cは規定巻径までのスプール回転数(N)、dは巻
糸全長に対応するスプール総回転数(Ne)を表す。
【0028】又、糸種(釣糸の太さや材質)によって決
まる定数は、表1に示すようにマップ化されており、当
該表1から明らかなように、同じスプールでも釣糸の糸
径によって規定巻径までのスプール回転数は異なってい
る。
【表1】 本実施形態はこのように構成されており、次に、上記糸
長計算式(2)の定数c(N)とd(Ne)を決定して
糸長計測を行う方法を説明する。
【0029】先ず、ONスイッチ51をON操作してマ
イクロコンピュータ35を起動させた後、ONスイッチ
51を再び押し乍らハンドル操作でスプール1を正転方
向へ20回転させれば、マイクロコンピュータ35が糸
長表示モードからデータ入力モードに切り換わって、モ
ード表示部57bに「入力」モードが表示される。そし
て、表1に基づき釣人が、先ずN値を上述した手順で入
力した後、ONスイッチ51を3秒間押すと、N値入力
が完了してNe入力状態になり、以後、同様にNe値の
入力操作を行う。そして、Ne値を入力した後、ONス
イッチ51を3秒間押してNe値を確定した後、ONス
イッチ51を再び押し乍らハンドル操作でスプール1を
正転方向へ20回転させれば、マイクロコンピュータ3
5が糸長表示モードに切り換わって、モード表示部53
b「糸長」モードが表示されると共に、糸種に関する糸
長計算式(2)の定数の書込みが完了して糸長計算式
(2)が決定される。
【0030】従って、この後、従来と同様に魚釣り操作
を行えば、以下、リードスイッチ59で検出されるスプ
ール1の実回転数を基に糸長計算式(2)が演算実行さ
れて、この演算結果が出力インターフェース45及びデ
コーダ55を介してデジタル表示器53の糸長表示部5
3aに表示されることとなる。そして、基礎データを変
更する場合には、上述の如き操作を繰り返して新たな基
礎データを再入力していけばよい。
【0031】このように、本実施形態は、マイクロコン
ピュータ35の起動後、ONスイッチ51を押し乍らハ
ンドル21の操作でスプール1を正転方向へ20回転さ
せることにより、マイクロコンピュータ35が糸長表示
モードからデータ入力モードに切り換わって、ONスイ
ッチ51の操作で基礎データの入力ができると共に、全
ての基礎データの入力後、再びONスイッチ51を押し
乍らハンドル21の操作でスプール1を20回転させれ
ば、マイクロコンピュータ35が糸長表示モードに戻る
ようにしたので、本実施形態によれば、従来の如きモー
ド切換えスイッチや設定スイッチが不要となり、この結
果、誤操作によって基礎データを破壊することが防止で
きると共に、外観上もすっきりしてリール全体の保持性
も向上し、又、限られたスペースの有効活用が可能とな
った。
【0032】尚、上述したように上記実施形態は、ON
スイッチ51を押し乍らハンドル操作でスプール1を正
転方向へ20回転させることにより、マイクロコンピュ
ータ35が糸長表示モードからデータ入力モードに切り
換わるように構成したが、ハンドル21の回転数を検出
する回転数検出手段を別途ハンドル軸23とフレーム3
3等に設けて、クラッチレバー15の操作でクラッチO
FFにした後、ONスイッチ51を押し乍らハンドル2
1を正転方向へ所定数回転させることにより、マイクロ
コンピュータ35のモードを糸長表示モードとデータ入
力モードとに切り換えるように構成してもよい。
【0033】而して、斯かる実施形態によっても、上記
実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能であ
る。又、糸長計測のプログラムも上記実施形態に限定さ
れるものではなく、既述した糸長計算式(2)の定数c
(N)とd(Ne)をN=Neとした下記の表2をマッ
プ化して、例えば6号−300メートルをスプール1に
巻回した場合は、上述した操作でマイクロコンピュータ
35をデータ入力モードに切り換えた後、ONスイッチ
51の操作で「1350」を入力するようにしてもよ
く、この実施形態によれば、基礎データの入力が1回で
済むこととなる。
【表2】 更に又、マイクロコンピュータのモードは、糸長表示モ
ードやデータ入力モードの他、例えば釣場の状況(釣
人,釣糸,棚位置,対象魚,潮流等)に応じてm/cm
の表示を切り換えたり、m/feetの表示を切り換え
る「単位切換えモード」等があるが、ONスイッチ51
を押し乍らハンドルを所定数回転させることで、糸長表
示モード,データ入力モードモード,単位切換えモード
が順次切り換わるように構成してもよい。
【0034】そして、この実施形態によっても、従来の
如きモード切換えスイッチや設定スイッチが不要となる
ので、誤操作によって基礎データを破壊することが防止
できると共に、外観上もすっきりしてリール全体の保持
性も向上し、又、限られたスペースの有効活用が可能と
なる。加えて、実釣状況を計測する計測手段として、従
来、上述の如き糸長計測装置の他、糸張力計測装置やド
ラグ力を計測して計測値を表示器に表示させるドラグ力
計測装置があるが、これらの計測手段を備えた魚釣用リ
ールにあっても、ONスイッチの操作とハンドルやスプ
ールの回転操作で、マイクロコンピュータのモードを
「計測表示モード」から他のモードに切り換えるように
構成することが可能である。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係る魚釣
用リールによれば、リール本体上部の操作パネル上に、
従来の如きモード切換えスイッチや設定スイッチが不要
となり、この結果、誤操作によって基礎データを破壊す
ることが防止できると共に、外観上もすっきりしてリー
ル全体の保持性も向上し、又、限られたスペースの有効
活用が可能となった
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項4の一実施形態に係る魚釣
用リールの一部切欠き平面図である。
【図2】糸長計測のブロック図である。
【符号の説明】
1 スプール 3 スプール軸 5 リール本体 19 釣糸 21 ハンドル 31 制御ケース 35 マイクロコンピュータ 49 操作パネル 51 ONスイッチ 53 デジタル表示器 57 マグネット 59 リードスイッチ 67 魚釣用リール

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に回転可能に装着した回転体
    の回転数を検出する回転数検出手段と、実釣状況を計測
    し、計測表示モードに於て計測値を表示部に表示させる
    マイクロコンピュータと、外部からの操作で当該マイク
    ロコンピュータをモード切換え状態に設定する設定手段
    とを備え、モード切換え状態で上記回転数検出手段が回
    転体の所定数の回転を検出したとき、マイクロコンピュ
    ータのモードが切り換わることを特徴とする魚釣用リー
    ル。
  2. 【請求項2】 設定手段は、リール本体の操作パネル上
    に設けたスイッチで、当該スイッチを押し乍ら回転体を
    所定数回転させて、回転数検出手段が当該回転体の所定
    数の回転を検出したとき、マイクロコンピュータのモー
    ドが切り換わることを特徴とする請求項1記載の魚釣用
    リール。
  3. 【請求項3】 回転体はリール本体に装着したハンドル
    又はスプールで、モード切換え状態に於て、回転数検出
    手段が当該ハンドル又はスプールの所定数の回転を検出
    したとき、マイクロコンピュータのモードが切り換わる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の魚釣用リ
    ール。
  4. 【請求項4】 マイクロコンピュータは、糸長表示モー
    ドに於て、回転数検出手段で検出されたスプールの回転
    数に基づき糸長を計測して表示器に計測値を表示し、ス
    イッチを押し乍らハンドル又はスプールを回転させて回
    転数検出手段が当該ハンドル又はスプールの所定数の回
    転を検出したとき、マイクロコンピュータが糸長表示モ
    ードから他のモードに切り換わることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の魚釣用リー
    ル。
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