JP3410703B2 - 画像表示方法 - Google Patents
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- JP3410703B2 JP3410703B2 JP2000021978A JP2000021978A JP3410703B2 JP 3410703 B2 JP3410703 B2 JP 3410703B2 JP 2000021978 A JP2000021978 A JP 2000021978A JP 2000021978 A JP2000021978 A JP 2000021978A JP 3410703 B2 JP3410703 B2 JP 3410703B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、地域の特定の地
点ないし移動軌跡に対応する画像情報の表示方法に関す
るもので、例えば観光地の特定地点、ゴルフコース、ス
キーの滑降コースなどにおける移動に伴って変化する全
方位画像（パノラマ動画）をディスプレイ画面上に表示
する方法に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】ディスプレイ画面上に地図や鳥瞰図など
の地域画を表示し、この地域画上の予め定められた特定
地点に対応する位置に地点記号を重ねて表示して、その
地点記号が例えばライトペンやマウスカーソルなどでポ
イントされたときに、当該地点の景観を示す画像をディ
スプレイ画面上に表示する画像表示方法及び装置は公知
である。 【０００３】また、観光地の案内所や施設の管理室に設
置されて対応する地域内に設けた複数個のカメラから送
られてくる信号を、ディスプレイ画面上に表示された地
域図上のカメラの設置位置を示す地点記号をポイントす
ることによって選択して、当該選択されたカメラの画像
をディスプレイ画面上に表示する方法及び装置も公知で
ある。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の画
像表示手段は、複数地点の景観情報などを操作者が自由
に選択して表示させることができるという特徴がある。
しかし従来のこの種手段は、地点毎に予め準備された二
次元画像であって、時間軸を含めた四次元空間である現
実の景観に比べて情報量が少なく、臨場感にも欠ける。
また、操作者は地域画上の特定の地点を選択できるだけ
であり、選択された地点においてどのような画像を表示
するかは、予め固定されてしまっている。 【０００５】この発明は、より臨場感に溢れ、操作者が
実空間の要素である位置、方角及び時間を統合的に制御
可能にした表示手段を提供する。すなわち実際にその地
点にいるときの状態により近いかたちで地域画上の特定
の地点や移動経路上の景観その他の画像を表示可能にす
ることを課題としている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】この発明の画像の表示方
法では、ディスプレイ画面上に表示された地域画上に方
向指示要素を備えた地点記号を表示し、操作者が当該地
点の方向指定情報を入力したときに、前記方向指示要素
を指定方向に向けると共に、地域画上の当該地点に対応
する全方位画像情報から前記指定方向の画像部分を切り
出して表示する。 【０００７】この出願の請求項１に係る発明の画像の表
示方法は、ディスプレイ画面上に表示された地域画上に
移動経路を示す軌跡記号と方向指示要素とを表示し、当
該軌跡記号上の座標と方向指定情報とが入力されたとき
に、前記方向指示要素を指定方向に向けると共に、当該
軌跡に沿って視点を移動させたときの景観の変化を示す
全方位動画情報から前記座標に対応させた開始時間と終
了時間とで切取られた全方位動画情報を、前記指定方向
の画像部分を切り出して表示するというものである。 【０００８】上記方法を実現するための画像表示装置
は、特定地点の画像情報（パノラマ画、動画、静止画、
ＣＧグラフィックスなど）を記録した画像ファイルと、
画像表示区画と地域画表示区画とを備えた表示装置と、
画像情報を前記画像表示区画に表示する画像表示手段
と、地域画情報(地図、間取り図、鳥瞰図など)を前記地
域画表示区画に表示する地域画表示手段と、地域画情報
の特定地点に地点記号を表示する地点記号表示手段と、
地域画表示区画上のポイント座標及び当該座標上の方向
情報の取得手段と、取得したポイント座標が前記特定地
点の座標に対応するときに当該特定地点に関連付けられ
た画像ファイルを選択して前記画像表示手段に送出する
ファイル選択手段とを備えた画像表示装置において、前
記画像ファイルには前記特定地点の全方位画像情報が記
録され、前記地点記号表示手段は方向指示要素を備えた
地点記号を表示し、選択された全方位画像から前記方向
情報に対応する部分画像を切出して画像表示手段に送出
する部分画像切出手段を備えている。 【０００９】上記方法及び装置は、スタンドアロンのコ
ンピュータで実現することも、表示端末とサーバとをイ
ンターネット、ＬＡＮ等でつないだシステムで実現する
こともできる。多くの情報を表示可能にしようとすると
画像データのデータ量が膨大になること及びデータの更
新を考慮すると、画像データは複数のサーバに貯えて表
示端末とネットワークで接続する構成がより好ましい。 【００１０】上記請求項１の方法により、パノラマ動画
の特定の方向の画像を経時的に表示できる。 【００１１】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。図示実施例の装置は、表示端
末１と、検索データベース（検索データのサーバ）２
と、画像データベース（画像データのサーバ）３とで構
成されている。表示端末１と２種類のデータベース２、
３とは、インターネットを用いてネットワークを構成し
ており、画像データベース３及び表示端末１は複数存在
している。 【００１２】図２は、表示端末１のハードウェア構成の
一例を示したもので、ＣＰＵ１０、ディスプレイ１１、
メモリ１２、キーボード１３、マウス１４、ＣＤ−ＲＯ
Ｍ１５、スピーカ１６、ネットワークインターフェイス
１７及びＨＤＤ１８を備えており、ＨＤＤ１８にはネッ
トワーク接続プログラム、ブラウザ、パノラマ画処理プ
ログラム、動画処理プログラムなどの処理プログラムが
記録されている。ディスプレイ画面上の座標情報は、マ
ウス１４によって入力される。 【００１３】表示端末１のディスプレイ画面は、図３に
示すように、画像表示区画２０、地域図表示区画２１及
びテキスト情報表示区画２２に区画されており、情報の
選択や表示の切換を行うためのコントロール２３、２４
の表示領域を備えている。 【００１４】ブラウザは、検索データベース２から受取
った情報により画像データベース３から取得する地図、
間取り図、鳥瞰図などの地域画を地域画表示区画２１に
表示し、画像撮影位置として指定された地域画表示区画
上の位置に方向指示要素４１を備えた地点記号４０を表
示する。また動画の撮影位置情報に対応して、動画軌跡
情報に基づいた軌跡を地域画表示区画に表示する。更に
ブラウザは、画像データベース３から受取って後述する
切出しプログラムによって切出された静止画、動画、Ｃ
Ｇグラフィックスなどの画像情報を画像表示区画２０に
表示し、テキスト情報をテキスト表示区画に表示し、サ
ウンドデータを再生する。 【００１５】パノラマ画処理プログラムは、取得された
地域画表示区画上のポイント座標が地点記号の表示位置
に対応するときに、当該地点の地点ＩＤを検索データベ
ース２に送信する地点ＩＤ送信プログラムと、指定され
た画像ファイルから取得した方向情報に対応する部分画
像を切出してブラウザへ送出する切出しプログラムとを
含んでいる。 【００１６】また動画処理プログラムは、取得されたポ
イント座標が表示された軌跡上にあるときに、当該軌跡
の軌跡ＩＤを検索データベース２に送信する送信プログ
ラムと、取得したポイント座標の位置に対応する動画の
再生区間を動画再生基準時間のデータを基にして切出し
てブラウザに送出する切出しプログラムとを含んでい
る。 【００１７】検索データベース２及び画像データベース
３のハードウエア構成は、基本的には表示端末のものと
ほぼ同じであるので、図４及び図５に図２と同じ符号を
付して説明を省略する。 【００１８】検索データベース２のＨＤＤ１８には、ネ
ットワーク接続プログラム、テーブルデータの送信プロ
グラム、テーブル更新プログラム、リストテーブル、検
索テーブルなどが記録されている。検索テーブルの項目
は、例えば画面ＩＤ、ネットワークドメイン名、画面タ
イトル名、地域画像情報、地域画表示区画に表示される
複数の地点ないし軌跡の地点ＩＤ、各地点ＩＤに対応す
るパノラマ画撮影位置情報、地点記号表示位置情報、方
向指示器基準位置情報、動画撮影軌跡情報、動画再生基
準時間などである。 【００１９】更に検索データベースには、複数の地点Ｉ
Ｄのそれぞれに対応して、動画ファイル名、パノラマ画
像ファイル名、テキスト情報ファイル名、サウンドデー
タファイル名が登録されている。 【００２０】検索データベース２は、初期情報としてリ
ストテーブルを表示端末１に送り、表示端末１は、テキ
スト表示領域にリストテーブルを表示する。表示端末側
でリストテーブル中の１レコードが選択されると、表示
端末は当該レコードの画面ＩＤを検索データベース２に
送り、検索データベース２は選択されたレコードに記載
されている項目情報を表示端末１に送信する。 【００２１】複数の画像データベース３は、それぞれが
検索データベース２に登録されたネットワークドメイン
名を所持しており、検索テーブルに登録されている名前
の動画ファイル、パノラマ画像ファイル、テキスト情報
ファイル、サウンドデータファイルが登録されている。
また画像データベース３は、ネットワーク接続プログラ
ムと画像情報送信プログラムの他に、更新情報送信プロ
グラムを備え、画像データベース３に新しい画像が追加
されたり変更されたり削除されたりしたときは、それに
対応する項目データを検索データベース２に送り、検索
データベース２の更新プログラムは、検索テーブルの内
容を更新する。 【００２２】検索データベース２のリストテーブル及び
検索テーブルは、ＣＤ−ＲＯＭで提供することも可能で
あり、この場合はＣＤ−ＲＯＭドライブ１５で表示端末
に読み込まれる。またパノラマ画像や動画再生時間の切
出しは、画像データ側で行なうようにすることもでき
る。 【００２３】図８は表示端末が備えている方向情報取得
手段を概念的に示したものであり、図７はパノラマ画像
の部分画像切出手段を概念的に示したものである。地域
図上の特定地点を表示する地点記号４０は、方向指示要
素４１を備えている。この方向指示要素は、当該地点記
号４０の近傍の点４２の座標が入力されたとき乃至当該
地点記号がドラッグされたときに地点記号の表示座標と
点４２の座標から方向を演算して、その向きを変える。
表示端末は、取得した方向指示情報から、現在表示して
いるパノラマ画像データから指定された方向にある所定
領域の部分情報を切出、補正して画像表示区画２０に表
示する。 【００２４】図９及び１０は、地域画表示区画に表示さ
れた軌跡記号４３と、動画表示時間との関係を示す概念
図である。軌跡上の点４４の座標が入力されると、その
軌跡上の点が動画の再生期間中のどの時間位置であるか
が算出され、その時間位置の前後の時間幅で、動画再生
時間４５と終了時間４６とが設定される。そして設定さ
れた時間内の画像情報を画像表示区画２０に表示する。 【００２５】図１１はパノラマ画表示時における処理の
流れを示したフローチャートである。操作者が表示ポイ
ントを指定していないときは、表示状態を保持する。ポ
イントを指定すると、位置記号の表示座標Ｒ１とポイン
ト座標Ｒ２から角度を算出し、表示する画像を更新す
る。そして表示する画像の方向とテキストの表示内容及
びサウンドデータとの関係を記録した方向情報ファイル
を参照し、必要であれば表示データの更新を行う。 【００２６】図１２は動画を表示するときの処理を示す
フローチャートである。操作者が軌跡記号をポイントし
ていないときは、動画が再生中であれば、その再生を継
続し、再生していなければ、表示状態を保持する。動画
が再生しているときは、その再生時間と表示するテキス
トデータ及びサウンドデータとの関係を記載した軌跡情
報ファイルを参照して、必要な表示やサウンドの変更処
理を行う。操作者が軌跡記号をポイントしたときは、再
生時間を変更し、軌跡情報ファイルを見てテキストデー
タ及びサウンドデータの更新を行う。 【００２７】次に上記実施例で示した装置の全体的な動
作を説明する。表示端末には初期画面としてリストテー
ブルが表示されている。リストテーブルには例えば地名
とその簡単な案内文が表示され、操作者が所望の地名を
クリックすると、その画面ＩＤが検索データベースに送
られ、検索データベースはその画面ＩＤに対応するレコ
ードの項目を表示端末に送る。送られた項目には、地域
画情報、地域画上の撮影地点情報、基準方向情報、撮影
軌跡情報が含まれているから、これらの情報を基に、デ
ィスプレイの地域画表示区画に地域画を表示し、更に地
点記号や軌跡記号を重ねで表示する。 【００２８】操作者が表示させたい地点記号や軌跡記号
上の点をクリックすると、地点ＩＤが取得され、ドメイ
ン名を基にその画面ＩＤに対応する画像データベースに
接続して画像ファイル名、動画ファイル名などが送信さ
れ、画像データベースは指定された画像のデータを表示
端末に送る。表示端末は、受取った画像を基準方向で切
出して画像表示領域に表示する。 【００２９】パノラマ画においては、操作者が地点記号
の方向指示要素の方向を変えると、画像の切出し位置が
変更されて、その方向の画像が表示される。また動画に
おいては、操作者が軌跡上の地点をクリックしたとき
に、その前後の所定時間の動画情報を切出して画像表示
区画に動画として表示する。そして変更データが登録さ
れているときには、画面の変化に応じてテキスト情報や
サウンドデータが変更される。 【００３０】以上説明したように、この発明の方法及び
装置では、地域画上に表示された特定地点や特定軌跡を
ポイントすることによって、その映像が表示されるとと
もに、操作者の操作によって視線の方向や動画の再生時
間を操作者が選択することが可能であり、従来は二次元
的な映像しか得られなかったこの種の画像表示手段にお
いて、空間的及び時間的な広がりのある三次元ないし四
次元情報として画像を提示することができるという効果
がある。
点ないし移動軌跡に対応する画像情報の表示方法に関す
るもので、例えば観光地の特定地点、ゴルフコース、ス
キーの滑降コースなどにおける移動に伴って変化する全
方位画像（パノラマ動画）をディスプレイ画面上に表示
する方法に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】ディスプレイ画面上に地図や鳥瞰図など
の地域画を表示し、この地域画上の予め定められた特定
地点に対応する位置に地点記号を重ねて表示して、その
地点記号が例えばライトペンやマウスカーソルなどでポ
イントされたときに、当該地点の景観を示す画像をディ
スプレイ画面上に表示する画像表示方法及び装置は公知
である。 【０００３】また、観光地の案内所や施設の管理室に設
置されて対応する地域内に設けた複数個のカメラから送
られてくる信号を、ディスプレイ画面上に表示された地
域図上のカメラの設置位置を示す地点記号をポイントす
ることによって選択して、当該選択されたカメラの画像
をディスプレイ画面上に表示する方法及び装置も公知で
ある。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の画
像表示手段は、複数地点の景観情報などを操作者が自由
に選択して表示させることができるという特徴がある。
しかし従来のこの種手段は、地点毎に予め準備された二
次元画像であって、時間軸を含めた四次元空間である現
実の景観に比べて情報量が少なく、臨場感にも欠ける。
また、操作者は地域画上の特定の地点を選択できるだけ
であり、選択された地点においてどのような画像を表示
するかは、予め固定されてしまっている。 【０００５】この発明は、より臨場感に溢れ、操作者が
実空間の要素である位置、方角及び時間を統合的に制御
可能にした表示手段を提供する。すなわち実際にその地
点にいるときの状態により近いかたちで地域画上の特定
の地点や移動経路上の景観その他の画像を表示可能にす
ることを課題としている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】この発明の画像の表示方
法では、ディスプレイ画面上に表示された地域画上に方
向指示要素を備えた地点記号を表示し、操作者が当該地
点の方向指定情報を入力したときに、前記方向指示要素
を指定方向に向けると共に、地域画上の当該地点に対応
する全方位画像情報から前記指定方向の画像部分を切り
出して表示する。 【０００７】この出願の請求項１に係る発明の画像の表
示方法は、ディスプレイ画面上に表示された地域画上に
移動経路を示す軌跡記号と方向指示要素とを表示し、当
該軌跡記号上の座標と方向指定情報とが入力されたとき
に、前記方向指示要素を指定方向に向けると共に、当該
軌跡に沿って視点を移動させたときの景観の変化を示す
全方位動画情報から前記座標に対応させた開始時間と終
了時間とで切取られた全方位動画情報を、前記指定方向
の画像部分を切り出して表示するというものである。 【０００８】上記方法を実現するための画像表示装置
は、特定地点の画像情報（パノラマ画、動画、静止画、
ＣＧグラフィックスなど）を記録した画像ファイルと、
画像表示区画と地域画表示区画とを備えた表示装置と、
画像情報を前記画像表示区画に表示する画像表示手段
と、地域画情報(地図、間取り図、鳥瞰図など)を前記地
域画表示区画に表示する地域画表示手段と、地域画情報
の特定地点に地点記号を表示する地点記号表示手段と、
地域画表示区画上のポイント座標及び当該座標上の方向
情報の取得手段と、取得したポイント座標が前記特定地
点の座標に対応するときに当該特定地点に関連付けられ
た画像ファイルを選択して前記画像表示手段に送出する
ファイル選択手段とを備えた画像表示装置において、前
記画像ファイルには前記特定地点の全方位画像情報が記
録され、前記地点記号表示手段は方向指示要素を備えた
地点記号を表示し、選択された全方位画像から前記方向
情報に対応する部分画像を切出して画像表示手段に送出
する部分画像切出手段を備えている。 【０００９】上記方法及び装置は、スタンドアロンのコ
ンピュータで実現することも、表示端末とサーバとをイ
ンターネット、ＬＡＮ等でつないだシステムで実現する
こともできる。多くの情報を表示可能にしようとすると
画像データのデータ量が膨大になること及びデータの更
新を考慮すると、画像データは複数のサーバに貯えて表
示端末とネットワークで接続する構成がより好ましい。 【００１０】上記請求項１の方法により、パノラマ動画
の特定の方向の画像を経時的に表示できる。 【００１１】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。図示実施例の装置は、表示端
末１と、検索データベース（検索データのサーバ）２
と、画像データベース（画像データのサーバ）３とで構
成されている。表示端末１と２種類のデータベース２、
３とは、インターネットを用いてネットワークを構成し
ており、画像データベース３及び表示端末１は複数存在
している。 【００１２】図２は、表示端末１のハードウェア構成の
一例を示したもので、ＣＰＵ１０、ディスプレイ１１、
メモリ１２、キーボード１３、マウス１４、ＣＤ−ＲＯ
Ｍ１５、スピーカ１６、ネットワークインターフェイス
１７及びＨＤＤ１８を備えており、ＨＤＤ１８にはネッ
トワーク接続プログラム、ブラウザ、パノラマ画処理プ
ログラム、動画処理プログラムなどの処理プログラムが
記録されている。ディスプレイ画面上の座標情報は、マ
ウス１４によって入力される。 【００１３】表示端末１のディスプレイ画面は、図３に
示すように、画像表示区画２０、地域図表示区画２１及
びテキスト情報表示区画２２に区画されており、情報の
選択や表示の切換を行うためのコントロール２３、２４
の表示領域を備えている。 【００１４】ブラウザは、検索データベース２から受取
った情報により画像データベース３から取得する地図、
間取り図、鳥瞰図などの地域画を地域画表示区画２１に
表示し、画像撮影位置として指定された地域画表示区画
上の位置に方向指示要素４１を備えた地点記号４０を表
示する。また動画の撮影位置情報に対応して、動画軌跡
情報に基づいた軌跡を地域画表示区画に表示する。更に
ブラウザは、画像データベース３から受取って後述する
切出しプログラムによって切出された静止画、動画、Ｃ
Ｇグラフィックスなどの画像情報を画像表示区画２０に
表示し、テキスト情報をテキスト表示区画に表示し、サ
ウンドデータを再生する。 【００１５】パノラマ画処理プログラムは、取得された
地域画表示区画上のポイント座標が地点記号の表示位置
に対応するときに、当該地点の地点ＩＤを検索データベ
ース２に送信する地点ＩＤ送信プログラムと、指定され
た画像ファイルから取得した方向情報に対応する部分画
像を切出してブラウザへ送出する切出しプログラムとを
含んでいる。 【００１６】また動画処理プログラムは、取得されたポ
イント座標が表示された軌跡上にあるときに、当該軌跡
の軌跡ＩＤを検索データベース２に送信する送信プログ
ラムと、取得したポイント座標の位置に対応する動画の
再生区間を動画再生基準時間のデータを基にして切出し
てブラウザに送出する切出しプログラムとを含んでい
る。 【００１７】検索データベース２及び画像データベース
３のハードウエア構成は、基本的には表示端末のものと
ほぼ同じであるので、図４及び図５に図２と同じ符号を
付して説明を省略する。 【００１８】検索データベース２のＨＤＤ１８には、ネ
ットワーク接続プログラム、テーブルデータの送信プロ
グラム、テーブル更新プログラム、リストテーブル、検
索テーブルなどが記録されている。検索テーブルの項目
は、例えば画面ＩＤ、ネットワークドメイン名、画面タ
イトル名、地域画像情報、地域画表示区画に表示される
複数の地点ないし軌跡の地点ＩＤ、各地点ＩＤに対応す
るパノラマ画撮影位置情報、地点記号表示位置情報、方
向指示器基準位置情報、動画撮影軌跡情報、動画再生基
準時間などである。 【００１９】更に検索データベースには、複数の地点Ｉ
Ｄのそれぞれに対応して、動画ファイル名、パノラマ画
像ファイル名、テキスト情報ファイル名、サウンドデー
タファイル名が登録されている。 【００２０】検索データベース２は、初期情報としてリ
ストテーブルを表示端末１に送り、表示端末１は、テキ
スト表示領域にリストテーブルを表示する。表示端末側
でリストテーブル中の１レコードが選択されると、表示
端末は当該レコードの画面ＩＤを検索データベース２に
送り、検索データベース２は選択されたレコードに記載
されている項目情報を表示端末１に送信する。 【００２１】複数の画像データベース３は、それぞれが
検索データベース２に登録されたネットワークドメイン
名を所持しており、検索テーブルに登録されている名前
の動画ファイル、パノラマ画像ファイル、テキスト情報
ファイル、サウンドデータファイルが登録されている。
また画像データベース３は、ネットワーク接続プログラ
ムと画像情報送信プログラムの他に、更新情報送信プロ
グラムを備え、画像データベース３に新しい画像が追加
されたり変更されたり削除されたりしたときは、それに
対応する項目データを検索データベース２に送り、検索
データベース２の更新プログラムは、検索テーブルの内
容を更新する。 【００２２】検索データベース２のリストテーブル及び
検索テーブルは、ＣＤ−ＲＯＭで提供することも可能で
あり、この場合はＣＤ−ＲＯＭドライブ１５で表示端末
に読み込まれる。またパノラマ画像や動画再生時間の切
出しは、画像データ側で行なうようにすることもでき
る。 【００２３】図８は表示端末が備えている方向情報取得
手段を概念的に示したものであり、図７はパノラマ画像
の部分画像切出手段を概念的に示したものである。地域
図上の特定地点を表示する地点記号４０は、方向指示要
素４１を備えている。この方向指示要素は、当該地点記
号４０の近傍の点４２の座標が入力されたとき乃至当該
地点記号がドラッグされたときに地点記号の表示座標と
点４２の座標から方向を演算して、その向きを変える。
表示端末は、取得した方向指示情報から、現在表示して
いるパノラマ画像データから指定された方向にある所定
領域の部分情報を切出、補正して画像表示区画２０に表
示する。 【００２４】図９及び１０は、地域画表示区画に表示さ
れた軌跡記号４３と、動画表示時間との関係を示す概念
図である。軌跡上の点４４の座標が入力されると、その
軌跡上の点が動画の再生期間中のどの時間位置であるか
が算出され、その時間位置の前後の時間幅で、動画再生
時間４５と終了時間４６とが設定される。そして設定さ
れた時間内の画像情報を画像表示区画２０に表示する。 【００２５】図１１はパノラマ画表示時における処理の
流れを示したフローチャートである。操作者が表示ポイ
ントを指定していないときは、表示状態を保持する。ポ
イントを指定すると、位置記号の表示座標Ｒ１とポイン
ト座標Ｒ２から角度を算出し、表示する画像を更新す
る。そして表示する画像の方向とテキストの表示内容及
びサウンドデータとの関係を記録した方向情報ファイル
を参照し、必要であれば表示データの更新を行う。 【００２６】図１２は動画を表示するときの処理を示す
フローチャートである。操作者が軌跡記号をポイントし
ていないときは、動画が再生中であれば、その再生を継
続し、再生していなければ、表示状態を保持する。動画
が再生しているときは、その再生時間と表示するテキス
トデータ及びサウンドデータとの関係を記載した軌跡情
報ファイルを参照して、必要な表示やサウンドの変更処
理を行う。操作者が軌跡記号をポイントしたときは、再
生時間を変更し、軌跡情報ファイルを見てテキストデー
タ及びサウンドデータの更新を行う。 【００２７】次に上記実施例で示した装置の全体的な動
作を説明する。表示端末には初期画面としてリストテー
ブルが表示されている。リストテーブルには例えば地名
とその簡単な案内文が表示され、操作者が所望の地名を
クリックすると、その画面ＩＤが検索データベースに送
られ、検索データベースはその画面ＩＤに対応するレコ
ードの項目を表示端末に送る。送られた項目には、地域
画情報、地域画上の撮影地点情報、基準方向情報、撮影
軌跡情報が含まれているから、これらの情報を基に、デ
ィスプレイの地域画表示区画に地域画を表示し、更に地
点記号や軌跡記号を重ねで表示する。 【００２８】操作者が表示させたい地点記号や軌跡記号
上の点をクリックすると、地点ＩＤが取得され、ドメイ
ン名を基にその画面ＩＤに対応する画像データベースに
接続して画像ファイル名、動画ファイル名などが送信さ
れ、画像データベースは指定された画像のデータを表示
端末に送る。表示端末は、受取った画像を基準方向で切
出して画像表示領域に表示する。 【００２９】パノラマ画においては、操作者が地点記号
の方向指示要素の方向を変えると、画像の切出し位置が
変更されて、その方向の画像が表示される。また動画に
おいては、操作者が軌跡上の地点をクリックしたとき
に、その前後の所定時間の動画情報を切出して画像表示
区画に動画として表示する。そして変更データが登録さ
れているときには、画面の変化に応じてテキスト情報や
サウンドデータが変更される。 【００３０】以上説明したように、この発明の方法及び
装置では、地域画上に表示された特定地点や特定軌跡を
ポイントすることによって、その映像が表示されるとと
もに、操作者の操作によって視線の方向や動画の再生時
間を操作者が選択することが可能であり、従来は二次元
的な映像しか得られなかったこの種の画像表示手段にお
いて、空間的及び時間的な広がりのある三次元ないし四
次元情報として画像を提示することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例における端末とデータべースの接続形態
を示す説明図 【図２】表示端末のハードウエア構成図 【図３】表示端末のディスプレイ画面を示す図 【図４】検索データベースのハードウエア構成図 【図５】画像データベースのハードウエア構成図 【図６】データの流れを示す説明図 【図７】パノラマ画像と表示する部分情報との関係を示
す図 【図８】方向情報の入力手段の一例を示す説明図 【図９】動画の移動軌跡の例を示す図 【図１０】移動軌跡と動画の再生時間との関係を示す説
明図 【図１１】パノラマ画像の表示制御の例を示すフローチ
ャート 【図１２】動画像の表示制御の例を示すフローチャート 【符号の説明】 １ 表示端末 ２ 検索データベース ３ 画像データベース 10 ＣＰＵ 11 ディスプレイ 12 メモリ 13 キーボード 14 マウス 15 ＣＤ−ＲＯＭ 16 スピーカ 17 ネットワークインタフェース 18 ＨＤＤ 20 画像表示区画 21 地域図表示区画 22 テキスト情報表示区画 23 コントロール 24 コントロール 40 地点記号 41 方向指示要素 42 近傍の点 43 軌跡記号 44 軌跡上の点 15 動画再生時間 ４6 終了時間 R1 方向指示要素の座標 R2 ポイント座標
を示す説明図 【図２】表示端末のハードウエア構成図 【図３】表示端末のディスプレイ画面を示す図 【図４】検索データベースのハードウエア構成図 【図５】画像データベースのハードウエア構成図 【図６】データの流れを示す説明図 【図７】パノラマ画像と表示する部分情報との関係を示
す図 【図８】方向情報の入力手段の一例を示す説明図 【図９】動画の移動軌跡の例を示す図 【図１０】移動軌跡と動画の再生時間との関係を示す説
明図 【図１１】パノラマ画像の表示制御の例を示すフローチ
ャート 【図１２】動画像の表示制御の例を示すフローチャート 【符号の説明】 １ 表示端末 ２ 検索データベース ３ 画像データベース 10 ＣＰＵ 11 ディスプレイ 12 メモリ 13 キーボード 14 マウス 15 ＣＤ−ＲＯＭ 16 スピーカ 17 ネットワークインタフェース 18 ＨＤＤ 20 画像表示区画 21 地域図表示区画 22 テキスト情報表示区画 23 コントロール 24 コントロール 40 地点記号 41 方向指示要素 42 近傍の点 43 軌跡記号 44 軌跡上の点 15 動画再生時間 ４6 終了時間 R1 方向指示要素の座標 R2 ポイント座標
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ
Ｇ０９Ｂ 29/00 Ｇ０９Ｂ 29/00 Ｆ
Ｇ０９Ｇ 5/14 Ｇ０９Ｇ 5/14 Ａ
5/36 ５１０ 5/36 ５１０Ｂ
５１０Ｍ
(56)参考文献 特開 平９−113291（ＪＰ，Ａ)
特開2001−4389（ＪＰ，Ａ)
特開2000−244812（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−259502（ＪＰ，Ａ)
マルチメディア百科事典と百科地球儀
を１つのパッケージに収めたマイクロソ
フトエンカルタ総合大百科99−，Ｏｈ！
ＰＣ，日本，ソフトバンク株式会社,
1999年 １月 １日，第17巻、第９号,
198−199
谷田部智之外２名，地図とリンクした
実写映像のインタラクティブ操作，映像
情報メディア学会誌，日本，社団法人映
像メディア学会，1999年10月20日，第53
巻、第10号，1430−1438
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G09G 5/00 - 5/42
G09B 29/00 - 29/14
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 ディスプレイ画面上に表示された地域画
上に移動経路を示す軌跡記号と方向指示要素とを表示
し、当該軌跡記号上の座標と方向指定情報とが入力され
たときに、前記方向指示要素を指定方向に向けると共
に、当該軌跡に沿って視点を移動させたときの景観の変
化を示す全方位動画情報から前記座標に対応させた開始
時間と終了時間とで切取られた全方位動画情報を、前記
指定方向の画像部分を切り出して表示することを特徴と
する、画像の表示方法。
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|---|---|---|---|
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- 2000-01-31 JP JP2000021978A patent/JP3410703B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
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| マルチメディア百科事典と百科地球儀を１つのパッケージに収めたマイクロソフトエンカルタ総合大百科９９−，Ｏｈ！ＰＣ，日本，ソフトバンク株式会社，１９９９年 １月 １日，第１７巻、第９号，１９８−１９９ |
| 谷田部智之外２名，地図とリンクした実写映像のインタラクティブ操作，映像情報メディア学会誌，日本，社団法人映像メディア学会，１９９９年１０月２０日，第５３巻、第１０号，１４３０−１４３８ |
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