JP3410700B2 - 側車付き二輪自動車 - Google Patents
側車付き二輪自動車Info
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Description
車に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の側車付き二輪自動車は、操向用の
前輪と駆動用の後輪を有する二輪自動車の側方に、一個
の固定輪たる側輪を有する側車を配設したものが一般的
である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の側車付き二輪自
動車には、以下のような難点があった。 【0004】 一般の二輪車に比べ、三輪のゆえに左
右の安定が悪く、カーブや悪路でバランスをとるのが難
しい。 【0005】 側車に設けた側輪が固定輪であり、係
る固定輪を引張って方向を変えなけらばならないため、
ハンドルの操作が重く困難である。 【0006】 側車付き二輪自動車は、側車側への回
転と二輪自動車側への回転では、運転操作が異なるがゆ
えに、その運転に高度な運転技術が必要とされる。 【0007】そこで本発明は、左右の安定がよく、ハン
ドル操作も容易であり、しかも側車側への回転も自動二
輪車側への回転も簡便に行うことが可能な、側車付き二
輪自動車を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の側車付き二輪自動車では、以下のよ
うな手段を採用した。 【0009】 側車に設ける側輪を前輪及び後輪の二
輪とした。 【0010】 側車に設ける前輪を二輪自動車の前輪
よりも後方に配設すると共に、側車に設ける後輪を二輪
自動車の後輪よりも前方に配設し、四輪の位置関係が台
形形状をなすようにした。 【0011】また、請求項2記載の側車付き二輪自動車
は、上記課題を解決するために、二輪自動車の操向用の
前輪と側車の前輪とを連結し、二輪自動車のハンドル操
作に伴う前輪の動きと、側車の前輪の動きとが連動する
ようにした。 【0012】以下、係る解決手段がいかなる作用を有す
るかを述べる。本発明に係る側車付き二輪自動車は、側
車に前輪と後輪の二輪が設けてあるため、二輪自動車側
の前輪、後輪と合わせて四輪を有することなる。かよう
に、四輪とすることにより左右の安定がよく、カーブや
悪路でバランスをとることも容易となるのである。 【0013】また、側車に設ける前輪を二輪自動車の前
輪よりも後方に配設すると共に、側車に設ける後輪を二
輪自動車の後輪よりも前方に配設し、四輪の位置関係が
台形形状をなすようにしたことにより、回転半径を小さ
くすることができ、ハンドル操作が容易になると共に
に、回転もスムーズに行うことが可能となるのである。 【0014】また、二輪自動車の操向用の前輪と側車の
前輪とを連結し、二輪自動車のハンドル操作に伴う前輪
の動きと、側車の前輪の動きとが連動するようにしたこ
とにより、ハンドルの操向性が高まり、ハンドル操作が
容易になる。ゆえに固定輪である側車の後輪を引張って
方向を変えなければならない本発明の場合でも、ハンド
ル操作が容易となると共に、側車側への回転、二輪自動
車側への回転も容易に行うことが可能となる。 【0015】 【発明の実施の形態】1、 以下、好ましい発明の一実
施形態につき図面を参照しながら述べる。 【0016】図1は、本発明に係る側車付き二輪自動車
の平面図であり、図2は車輪の位置関係及びステアリン
グのリンク機構を概略的に示す図である。 【0017】2、 車輪の位置関係 図1及び図2に示すように、二輪自動車10の前輪11
及び後輪12の位置関係と、側車20の前輪21と後輪
22の位置関係は、側車の前輪21が、二輪自動車の前
輪11より後方にあると共に二輪自動車の後輪12より
前方にあり、また、側車の後輪22が、二輪自動車の前
輪11よりも後方にあると共に二輪自動車の後輪12よ
りも前方にある。つまり、側車の前輪11、側車の後輪
21、二輪自動車の前輪11及び二輪自動車の後輪12
の位置関係は台形形状をなすように形成してある。 【0018】尚、二輪自動車10の前輪11は、操向輪
であり、後輪12は、駆動輪である。また、側車20の
前輪21は、操向輪であり、後輪22は、操向性、駆動
性共に有しない空動固定輪である。 【0019】3、 ステアリングのリンク機構 図2は、ステアリングのリンク機構の概略を示してい
る。二輪自動車10の前輪11に操向性を付与するため
のステアリングシャフト13には、アーム13aが溶接
されている。そして、該アーム13aには、ロッド14
が揺動自在に取りつけられている。ロッド14の他端
は、クランク23と揺動自在に取りつけられている。こ
こに、クランク23は、側車20の左端部に固着された
台座24に揺動自在に取りつけられたものである。 【0020】クランク23の他端には、ロッド25が揺
動自在に取りつけられており、且つ、ロッド25の他端
は、ロッド26と揺動自在に取りつけられている。ここ
に、ロッド25とロッド26は、台座27上で揺動自在
に連結されている。台座27は、側車20の右端部に固
着されたものである。ロッド26の他端は、アーム28
aに揺動自在に取りつけられている、アーム28aは、
側車20の前輪21に操向性を付与するためのステアリ
ングシャフト28に溶接されたものである。 【0021】かようなリンク機構により二輪自動車の前
輪11と、側車20の前輪21とが連結されているの
で、ステアリングシャフト13の上端に取りつけられた
ハンドル(付図示)操作により、前輪11の左右の動き
に連動して、側車20の前輪21も左右に動くことにな
るのである。 【0022】 【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ことから、左右の安定がよく、ハンドル操作も容易であ
り、しかも側車側への回転も自動二輪車側への回転もス
ムーズに行うことが可能な、側車付き二輪自動車を提供
することが可能となるのである。 【0023】また、四輪であるが故にエンジンを切った
状態でも軽く押進することができるという特徴もあり、
更には、自動二輪車の前・後輪と側車の前・後輪が同一
平行線上にない為、回転半径を小さくすることが可能と
なる。
構を概略的に示す図。 【符号の説明】 10・・二輪自動車 11・・前輪 12・・後輪 13a・・アーム 14・・ロッド 20・・側車 21・・前輪 22・・後輪 23・・クランク 24・・台座 25・・ロッド 26・・ロッド 27・・台座 28・・ステアリングシャフト 28a・・アーム
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】操向用の前輪と、駆動用の後輪を有する二
輪自動車の側方に側車を配設した側車付き二輪自動車に
おいて、側車に設ける側輪を前輪及び後輪の二輪とし、
側車に設ける前輪を二輪自動車の前輪よりも後方に配設
すると共に、側車に設ける後輪を二輪自動車の後輪より
も前方に配設して、四輪の位置関係を台形形状とし、二
輪自動車の操向用の前輪と側車の前輪をリンク機構によ
り連結し、ハンドル操作を側車の前輪に連動させること
を特徴とする側車付き二輪自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35524799A JP3410700B2 (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 側車付き二輪自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35524799A JP3410700B2 (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 側車付き二輪自動車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001171590A JP2001171590A (ja) | 2001-06-26 |
JP3410700B2 true JP3410700B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=18442832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35524799A Expired - Fee Related JP3410700B2 (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 側車付き二輪自動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3410700B2 (ja) |
-
1999
- 1999-12-15 JP JP35524799A patent/JP3410700B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001171590A (ja) | 2001-06-26 |
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