JP3410231B2 - カメラ受光位置補正用標板およびカメラ位置補正装置 - Google Patents
カメラ受光位置補正用標板およびカメラ位置補正装置Info
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Description
の外観欠陥検査過程にて用いられるカメラ受光位置補正
用標板の構成、およびそのカメラ受光位置補正用標板を
用いたカメラ位置補正装置に関する。
像処理に対応する感光体において、外観欠陥等が生じる
と、表面層では光沢面に起因する正反射成分と表面層凹
凸に起因する散乱光成分からなる反射を起こし、一方、
内部層では欠陥での選択吸収を伴う拡散反射成分が発生
する。
式としては、単一照明・撮像系による斜方照明による拡
散反射受光方式が採られていた。
来方式においては、図19に示すように表面層101,内部
層102,ベース103からなる感光体100の表面層101におけ
る凹凸情報を含んだ成分は、その凹凸101aが鏡面反射性
の自由曲面であるので、図19(a)〜(c)のように3次元形
状が一定でなく、様々な傾角を有した面を構成してお
り、この場合、表面層101を照明する入射光104の入射角
度が一定であると、凹凸101aによる散乱光105の指向性
が凹凸101aの傾角によって変化するため、散乱光105
は、表面層101の前方に設置されている撮像カメラの受
光範囲から外れることが多く、実際には表面層101に凹
凸101aが存在しているにも拘らず、撮像信号には情報が
入らないことが発生する。
反射成分と内部層102の反射成分の双方を同時に撮像カ
メラに取り込めるような反射指向性を光学系に持たせな
ければならないが、従来、一定入射角の単一照明系およ
び撮像系で、このことを行うことは非常に困難であっ
た。また、2つの異なった反射指向性を持った検査対象
の各々の欠陥を検出する場合、セオリーとして2系統の
照明手段あるいは2系統の撮像手段を併用する対策がと
られており、単一面性状のチャート,校正シートでは異
なる二反射面性状に存在する欠陥を評価する特性が得ら
れず、充分な補正が行えなかった。
明において照射角を小さくし正反射成分を多く取り込む
と、高輝度の正反射成分によりコントラストが低下し、
欠陥の撮像が困難となる。
置補正では、マスタドラム上の特定位置に欠陥が存在す
るため、撮像面への位置合わせが困難となり、定期的に
実施する校正においては、校正作業に人為的ミスが誘発
されやすく、校正作業に煩雑かつ熟練を要する等の問題
があるばかりでなく、対象欠陥ごとにマスタドラムを複
数種類用意する必要が生じ、その保管,管理が非常に煩
雑であるという問題が発生する。
は、異なる反射指向性を有した2つの相乗された反射光
を、高いコントラストで受光するクリティカルな位置に
設定される必要があるため、従来、これらのセッティン
グには、直感的,経験主義的な試行錯誤が伴い、非常に
効率が悪かった。
いコントラストで検出できるようにしたカメラ受光位置
補正用標板およびカメラ位置補正装置を提供することに
ある。
め、本発明のカメラ受光位置補正用標板は、積層型電子
写真感光体に照明装置から所定角度で光を照射し、この
照射された感光体面を撮像カメラによって法線方向から
撮像する画像処理方式の検査装置に用いられるカメラ受
光位置補正用標板において、表面突起を有する透光性光
沢表面層を、表面に格子パターンを有する拡散反射面上
に設けたことを特徴とする。
7〜0.8であることを特徴とする。
型電子写真感光体に照明装置から所定角度で光を照射
し、この照射された感光体面を撮像カメラによって法線
方向から撮像する画像処理方式の検査装置に用いられる
カメラ位置補正装置において、表面突起を有する透光性
光沢表面層を、表面に格子パターンを有する拡散反射面
上に設けてなるカメラ受光位置補正用標板を検査対象で
ある前記感光体位置に設け、このカメラ受光位置補正用
標板と前記照明装置との光路中に光調整板を設けたこと
を特徴とする。
徴とする。
ライン状照明体の輝線を40〜60%遮光することを特徴と
する。
過率が50〜75%であることを特徴とする。
部に設けられたコリメートレンズ系と、前記カメラ受光
位置補正用標板と前記照明装置との間に設けられた拡散
板とであることを特徴とする。
標板およびカメラ位置補正装置によれば、光沢面,拡散
面という2種の光学的特異性を持つ層を積層し、拡散面
には格子線を、また表面の光沢面には疑似欠陥である突
起を設けることで、同一の標板を用いて感光体表面に対
応した欠陥受光状態が確認され、この状態に基づいてカ
メラ受光位置を補正する。前記標板表面の20°対比光沢
度を0.7〜0.8とすることにより、より良好な狭い検出位
置を決めることが可能となる。
調整板を用いることにより、光調整板が遮光板である場
合は、最も強い正反射成分となるライトガイド輝線を40
〜60%隠す位置への調整が行われ、また拡散板である場
合は、入射した光のかなりのものが散乱せず直進する部
分的正反射成分の入射設定、および突起への部分的な光
の入射角をランダマイズし、また光調整板がコリメート
レンズ系と拡散板の組み合わせである場合は、入射した
光の多くのものが直進できるようにライン状照明装置の
出射端に直進指向性を高めるコリメートレンズ系を設
け、突起への部分的な光の入射角をランダマイズするこ
とで、凹凸撮像,欠陥撮像のための最適な投射光分布が
得られ、標板,検査対象の撮像能力を持たせることが可
能となる。
する。
図、図2は本実施例の要部の断面図であり、アルミ板の
基板1の上に白地の拡散層(内部層)2が設けられ、この
拡散層2の表面には所定間隔で黒パターンからなる格子
線3が形成されている。
ラーによって完全拡散面を構成しており、格子線3は見
た目上、艶消し黒となっている。なお、拡散層2は、白
地でなくても有色であってもよい。
る表面層4が設けられており、その表面には格子線3と
重ならないように、所定間隔で疑似突起欠陥である突起
5が形成されている。
隔は10mmとし、受光信号を識別できるようにしてある。
格子線3は矩形状でなくてもよく、また黒色でなくても
よい。
る。
る酸化チタン粒子を含むもので、酸化チタンとしては屈
折率が大きく、化学的にも物理的にも安定であり、白色
度の大きなものが望ましい。酸化チタンには、ルチル
型,アナタース型があるが、このいずれも使用できる。
性を有する表面層4を積層することを考慮すると、一般
の有機溶剤に対して耐溶剤性の高い樹脂が好ましい。水
溶性樹脂,アルコール可溶性樹脂,硬化性樹脂を用いる
ことができる。
層を積層せしめた感光体の場合、検査光が電荷輸送層表
面で反射すると共に、入射光の一部は屈折して層中に入
り電荷発生層の表面で反射して屈折して外部へ出ること
になる。このような層構成の場合、内部欠陥と共に電荷
輸送層表面の凹凸とをそれぞれを区別して検出するため
の位置範囲は狭いものとなる。
面層4における20°対比光沢度を0.7〜0.8とすることに
より可能となる。
き、反射角0°における光束I0と、正反射位置(反射角
20°)における光束I20との比I0/I20を表す。
粒径および含有量によって制御することができる。
リーアルキッド樹脂ベッコライトM6401(大日本インキ
化学(株)製)とメラミン樹脂スーパーベッカミンG−821
(大日本インク化学(株)製)、酸化チタンとしてTA−30
0(富士チタン(株)製)を使用して、400×200mmアルミ基
板上に厚さ2μmの内部層2を形成した。
き、次にポリカーボネート樹脂パンライトC−1400(帝
人化成(株)製)を用いて、厚さ20μmの透光性を有する表
面層4と突起5を形成した。表面層4としては成膜性の
ある樹脂、例えばポリエステル,ポリカーボネート,ポ
リスチレン等を用い、これを内部層2の表面に10〜30μ
m程度成膜させればよい。
の位置関係を示す説明図であり、7は検査時のドラムワ
ーク位置、8はシート状または板状の図1,図2にて説
明した標板、9はライン状照明装置、10は受光装置であ
る1次元CCDカメラ、11はランプハウスである。
模式図であり、これらの各図において、12は入射光、13
はカメラ受光光軸、14〜16は各反射成分を示す。
て(散乱光成分+正反射成分)の相乗された反射成分14が
生成され(図4)、さらに表面層4を通過した光は、拡散
層2において、格子線3に沿った拡散選択反射成分15を
生成する(図5)。この2つの光の成分が相乗されたもの
が塗膜外部へ反射成分16となって出ていき(図6)、前記
1次元CCDカメラ10で受光され、信号処理システムへ
と信号が送り出されることになる。
らの反射光を受光して得られる波形データにより、突起
5,格子線3の特徴量を計測して、カメラ位置の妥当性
を確認するためのもので、図7に例示する1次元CCD
カメラ10および信号処理装置17と、図3に例示する補正
用の標板8,ライン状照明装置9とからなる。
適当な照明下で格子線3および突起5の反射光を受光し
て、受光信号を信号処理装置17へ出力する。
ジタル信号)変換器18,CPU19などで構成される。A
/D変換器18では、1次元CCDカメラ10より入力した
アナログ信号をデジタル信号に変換し、CPU19では、
入力された波形信号に、平滑化,微分演算,FFT等の
信号処理を施し、波形信号を定量化し、モニタ部20へ出
力する。
であり、21は突起5の検知信号、22は格子線3の検知信
号である。今、突起5の反射光を受光していないとする
とき、標板8の受光信号は図10において23で示されるよ
うな信号波形となる。
CPU19では、入力信号(S1)に対してA/D変換後(S
2)、高周波ノイズ処理(平滑化処理)(S3)を行った後、
1階時間微分を行う(S4)。微分され強調処理された波
形は、この後、単純にCPU19内で判定のための閾値と
比較されてもよいが、突起5の前記検知信号21の出現周
期で定量化を行った場合の方が補正の精度が向上するこ
とにより、高速フーリェ変換ないしは最大エントロピ法
といった周波数解析処理を施し(S5)、周波数とパワー
スペクトルで波形の特徴を特定する(S6)。その後、C
PU19で判定のための管理パラメータと比較し(S7)、
その結果をモニタ部20に表示する。
一致しているかどうか、毎日または毎週のごとくカメラ
受光位置を手順書に従い調整する。その後、撮像系の校
正が済めば標板8の代わりに被検査物である積層型電子
写真感光体を検査装置に装着することになる。
層4と内部層2からの受光信号を信号処理することによ
りカメラ受光位置確認を行うので、従来のような煩雑,
熟練を要する等の問題が解消されるばかりでなく、作業
効率が上がるという効果を奏する。さらに検査作業員が
目視でカメラファインダを覗いて補正をしたり、動的に
撮像画像を取得して欠陥受光状態を確認することが不要
となる。
成としては、既に説明したが、図11に示すように、表面
層24,内部層25,ベース26からなる被検査物(積層型電
子写真感光体)Mの表面に光(入射光12の光軸のみを示
す)を照射するライン状照明装置9と、被検査物Mの表
面の光照射領域からの反射光を受光する1次元CCDカ
メラ(カメラ受光光軸13)10を有し、この1次元CCDカ
メラ10に受光された光照射領域からの取得画像を処理
し、外観欠陥を検出するものである。前記表面層24の透
明な突起欠陥による反射光情報をも画像として扱う本検
査装置では、表面層24での部分正反射となる散乱光を取
得可能な光学系を構成させ、1次元CCDカメラ10へ最
もピントの合った像を形成させることが必要となる。
について説明する。
上に存在する反射面と1次元CCDカメラ10を考えた場
合、散乱光や正反射光成分(正反射光)31を撮る必要のな
い理想的な斜方照明方式・拡散反射光受光方式(内部欠
陥反射光受光のみ)の場合であれば、幾何学的には1次
元CCDカメラ10はカメラ受光光軸13に直交する形で配
設すればよく、特に必要がなければ後述する光調整板を
配置する必要もない。図11において、30は拡散反射光成
分(拡散反射光)である。
示す通り、表面層24の突起欠陥32を検出しなければなら
ず、このため図11のセオリー通りの光学系では突起での
反射成分がカメラ側で取り込めず、これらの突起欠陥32
を撮像できなくなってしまう。
明において照射角を小さくし正反射光成分31を、1次元
CCDカメラ10側に多く取り込むようライン状照明装置
9を配設することが考えられるが、この場合、高輝度の
正反射光成分が増加することにより取得画像全体のコン
トラストが低下し(画像の白色化)、却って欠陥の撮像が
困難となる(図17参照)。
4,内部層25の外観検査に用いる検査光学系について様
々な調査を行った。
る下記のような光調整板を、被検査物Mとライン状照明
装置9との間に配置させたことにより、表面層24,内部
層25双方の欠陥が高いコントラストで撮像できることが
確認された。
報を含んでいる位置を最適光学系とすると、それは図12
〜図14に示す光学系配設図ということになる。この場
合、ライン状照明装置9の入射角は、正反射光成分を多
めに取り込むため、θ=20deg.と小さくしてある。
る。
査物Mの欠陥検査に応用する場合、図12に示すように表
面層24,内部層25の反射指向性を利用し(図15,図16)、
この被検査物Mにライン状照明装置9の光12を照射し
て、この光照射領域からの反射光を1次元CCDカメラ
10により受光する装置が考えられる。図15,図16におい
て、29は散乱光成分(散乱光)である。
成される表面層24の突起欠陥撮像画像は、表面層24の光
照射領域から反射した光輝性の強い反射光が部分的にカ
メラ視野内に入り、高輝度の散乱光像となって捕らえら
れる。
り込めるようにするため、フレネルの法則に従い、ライ
ン状照明装置の入射角度は浅く(=20deg.)設定してあ
る。
陥32による散乱光29と、内部層25からの拡散反射光成分
30(図15,図16参照)を同時に取り込む位置に配設された
1次元CCDカメラ10と、ライン状照明装置9と、光調
整板であるライン状照明の反射輝線を40〜60%だけ遮る
位置に配設された遮光板27(図12)、もしくは透過率50〜
75%の拡散板28(図13)、もしくはコリメートレンズ系33
+拡散板28(図14)を備えている。
反射光成分31を多分に取り込んでいるので、前記光調整
板がない場合、内部層25の欠陥情報を蓄えた拡散反射光
成分30が正反射光成分31の中に埋没してしまい、内部欠
陥信号のSN比が低下してしまう(図17参照)。しかし、
前記光調整板をライン状照明装置9と被検査物Mとの間
に配置してやれば、全ての傾角を持った突起欠陥32およ
び内部層欠陥の反射光を取り込むことができるようにな
るばかりでなく、正反射光成分31と拡散反射光成分30の
反射信号比がほぼ等しくなり、良好な画像が取得できる
ようになる(図18参照)。このとき、前記光調整板を介し
て照明された被検査物Mの照明領域を1次元CCDカメ
ラ10で撮像すると、撮像面の照明領域の画像信号が出力
される。その際、表面層24に突起欠陥32があると、拡散
光入射が突起欠陥32の傾角に応じて反射し、そのうち1
次元CCDカメラ10のレンズ開口部へ向かう散乱光29が
集光され、欠陥画像が結像される。
27を備えた場合、この遮光板27は撮像領域外の遮光およ
びライトガイド輝線遮蔽のためストレートエッジを有し
ており、遮光板27は輝線に対する倒れも矯正されてい
る。配設位置の微調整は、1次元CCDカメラ10からの
アナログ出力を、オシロスコープで観察しながら行われ
る。遮光板27によって表面層24での正反射成分31のパワ
ーを50%に抑制すれば、正反射光成分31と拡散反射光成
分30の反射信号比がほぼ等しくなり、良好な画像が取得
できるようになる(図18参照)。この最も強い正反射光成
分となるライトガイド輝線を遮光する比率は、40〜60%
を満足するものが好ましい。
(本実施例では、アクリライトNo.422,432 (三菱レイヨ
ン(株)製))を備えた場合、最も強い正反射成分となるラ
イトガイド輝線等を拡散する拡散板28の透過率は、50〜
75%を満足するものが好ましく、それ以上でも以下でも
欠陥の撮像能力に影響を及ぼす。
拡散板28を備えた場合、最も強い正反射成分となるライ
トガイド輝線等を拡散する拡散板28の透過率は、60%以
下でもよく一般照明用のものが使用できる(本実施例で
は、アクリライトNo.441,435(三菱レイヨン(株)製))。
これは、通常、拡散板を照明側に挿入する場合、表面層
欠陥(部分正反射光成分)を受光するため、入射した光の
かなりのものが散乱せずに直進する、透過率の高い(50
〜75%)拡散板が必要となるところを、コリメートレン
ズ系33で正反射光成分の指向性を高めている。本実施例
では、コリメートレンズとしてシリンドリカルレンズを
一対使用している。
次元CCDカメラ10が受光した場合、取得画像中には光
輝性の強い白色の点が撮像されることがあるが、この白
く写る突起欠陥画像を画像処理技術により識別すること
によって、突起欠陥32を検出することができる。
て、未装着の場合に比べ、本来、正反射成分の中に埋没
してしまう内部層25の拡散反射光成分30もカメラ視野内
に到達させることができるので、内部拡散層の色ムラ,
微小欠陥等も同時に検出することが可能となり、同様
に、内部層欠陥も多階調の輝度変化として画像取得さ
れ、画像処理により欠陥が抽出される。
イメント状態によっては、極端な場合には突起欠陥32の
散乱光成分29がカメラ視野から逸脱することになるの
で、オシロスコープを用いたアライメントには注意が必
要である。
れた、投射光の空間強度分布を調整する光調整板は、前
記標板8を用いたカメラ位置補正の際にも用いられて効
果がある。
〜図14における被検査物Mを図1,図2にて説明した標
板8に代えて、この標板8とライン状照明装置9との間
に、図12に基づいて説明した遮光板27,図13に基づいて
説明した拡散板28,図14に基づいて説明した拡散板28と
コリメートレンズ系33のいずれかを設置することで、標
板8における拡散層2の格子線3と、表面層4の突起5
とを高いコントラストで撮像できる。
正装置に利用することで、標板8からの反射光を1次元
CCDカメラ10にて受光して得られる波形データによる
突起5,格子線3の特徴量の計測が正確かつ確実に行
え、カメラ位置の妥当性の確認がより正確になされるこ
とになる。
光位置補正用標板は、請求項1記載の発明によれば、光
沢面,拡散面という2種の光学的特異性を持つ層を積層
し、拡散面には格子線を、また表面の光沢面には疑似欠
陥である突起を設けたので、同一の標板を用いて両層の
欠陥受光状態を確認でき、この確認状態にて感光体表面
の欠陥をコントラストよく撮像,検出できるように、微
妙なカメラ受光位置の補正を行うことが可能となる。
対比光沢度を0.7〜0.8とすることにより、より良好な狭
い検出位置を決めることが可能となる。
項3記載の発明によれば、請求項1記載のカメラ受光位
置補正用標板と照明装置との間に配置された光調整板を
用いることにより、投光成分が調整され、標板の拡散層
と表面層における格子線と突起とをコントラストよく撮
像,検出でき、より微妙に前記カメラ受光位置の補正が
可能となる。
板として遮光板を用いることにより、投光成分が調整さ
れ、標板の拡散層と表面層における格子線と突起とをコ
ントラストよく撮像,検出でき、より微妙に前記カメラ
受光位置の補正が可能となる。
によってライン状照明の輝線を40〜60%遮光することに
より、投光成分が調整され、標板の拡散層と表面層にお
ける格子線と突起とをコントラストよく撮像,検出で
き、より微妙に前記カメラ受光位置の補正が可能とな
る。
板として、透過率が50〜75%の拡散板を用いることによ
り、投光成分が調整され、標板の拡散層と表面層におけ
る格子線と突起とをコントラストよく撮像,検出でき、
より微妙に前記カメラ受光位置の補正が可能となる。
板として照明装置の出射端にコリメートレンズ系を備
え、さらに請求項1記載のカメラ受光位置補正用標板と
照明装置との間に拡散板を配置させたことにより、投光
成分が調整され、標板の拡散層と表面層における格子線
と突起とをコントラストよく撮像,検出でき、より微妙
に前記カメラ受光位置の補正が可能となる。
の斜視図である。
の要部の断面図である。
る。
る。
ある。
光成分の説明図である。
である。
4,24…表面層、 5…突起、 8…標板、 9…ラ
イン状照明装置、 10…1次元CCDカメラ、27…遮光
板、 28…拡散板、 32…突起欠陥、 33…コリメート
レンズ系。
Claims (7)
- 【請求項1】 積層型電子写真感光体に照明装置から所
定角度で光を照射し、この照射された感光体面を撮像カ
メラによって法線方向から撮像する画像処理方式の検査
装置に用いられるカメラ受光位置補正用標板において、
表面突起を有する透光性光沢表面層を、表面に格子パタ
ーンを有する拡散反射面上に設けたことを特徴とするカ
メラ受光位置補正用標板。 - 【請求項2】 前記表面における20°対比光沢度が
0.7〜0.8であることを特徴とする請求項1記載の
カメラ受光位置補正用標板。 - 【請求項3】 積層型電子写真感光体に照明装置から所
定角度で光を照射し、この照射された感光体面を撮像カ
メラによって法線方向から撮像する画像処理方式の検査
装置に用いられるカメラ位置補正装置において、表面突
起を有する透光性光沢表面層を、表面に格子パターンを
有する拡散反射面上に設けてなるカメラ受光位置補正用
標板を検査対象である前記感光体位置に設け、このカメ
ラ受光位置補正用標板と前記照明装置との光路中に光調
整板を設けたことを特徴とするカメラ位置補正装置。 - 【請求項4】 前記光調整板が遮光板であることを特徴
とする請求項3記載のカメラ位置補正装置。 - 【請求項5】 前記遮光板によって、照明装置であるラ
イン状照明体の輝線を40〜60%遮光することを特徴
とする請求項4記載のカメラ位置補正装置。 - 【請求項6】 前記光調整板が拡散板であり、その透過
率が50〜75%であることを特徴とする請求項3記載
のカメラ位置補正装置。 - 【請求項7】 前記光調整板が、照明装置の光出射端部
に設けられたコリメートレンズ系と、前記カメラ受光位
置補正用標板と前記照明装置との間に設けられた拡散板
とであることを特徴とする請求項3記載のカメラ位置補
正装置。
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- 1994-10-21 JP JP25683694A patent/JP3410231B2/ja not_active Expired - Lifetime
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