JP3409708B2 - 携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器

Info

Publication number
JP3409708B2
JP3409708B2 JP27388998A JP27388998A JP3409708B2 JP 3409708 B2 JP3409708 B2 JP 3409708B2 JP 27388998 A JP27388998 A JP 27388998A JP 27388998 A JP27388998 A JP 27388998A JP 3409708 B2 JP3409708 B2 JP 3409708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
battery pack
electronic device
portable electronic
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27388998A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11167432A (ja
Inventor
進 伊藤
誠 棚橋
禎祐 後藤
勉 浅輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP27388998A priority Critical patent/JP3409708B2/ja
Publication of JPH11167432A publication Critical patent/JPH11167432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3409708B2 publication Critical patent/JP3409708B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外付バッテリに起
因する薄型化の阻害要因を全て解消し、かつ本体に対し
て表示部を180度以上の回転範囲に渡って開閉するこ
とができる携帯型電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パーソナルコンピュー
タ、またはモバイルコンピュータ等と呼ばれる、CPU
(中央処理装置)を搭載した携帯型電子機器が数多く製
品化されている。このような携帯型電子機器において
は、CPUを高いクロック周波数で駆動するため、この
CPUで集中的に多くの電力が消費され、CPU等で発
生した熱を効率的に外部へ放熱する必要がある。一般的
に、ノート型パーソナルコンピュータ等の、携帯型電子
機器においては、本体とその表示部を備えており、この
表示部は本体に対してヒンジを介して、開閉できるよう
になっている。
【0003】従来、この種の携帯型のパーソナルコンピ
ュータにおいて、本体に対する表示部を開閉自在に支持
する開閉構造としては、例えば、図19および図20に
示すものが知られている。これらは、特開平8−768
87号公報に開示されている。まず、図19に示す従来
例においては、本体1000に対して液晶ディスプレイ
1002がヒンジ1001を介して開閉自在に取り付け
られている。そして内蔵型の電池パック1003が本体
1000の内部に格納されている。図19に示すよう
に、ヒンジ1001は液晶ディスプレイ1002の下端
縁部1004に取り付けられており、電池パック100
3は本体1000の後端部の内部に格納されている。一
方、図20に示す従来例においては、本体2000に対
してディスプレイ2001がヒンジ機構2002を介し
て開閉自在に取り付けられている。さらに、本体200
0に対して電源を供給する外付型の電池パック2003
が本体2000の後端部に取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図19のよ
うな構造を採用すると、次のような問題が生じる。すな
わち、ヒンジ1001の軸が、薄型パネル状の液晶ディ
スプレイ1002の下端縁部1004内に配置されるの
で、ヒンジ1001の直径を液晶ディスプレイ1002
の厚さ寸法以下に収めなければならない。したがって、
このような構造では、ヒンジ1001の機械的耐久強度
が充分に得られないと言った問題が生じる。さらに、本
体1000から液晶ディスプレイ1002側へ信号線を
通す隙間が小さいため、この信号線として、高価なフレ
キシブルケーブルを採用しなければならない。さらに、
別の問題としては、複数個のバッテリ1003Aを並列
に並べて配置してなる電池パック1003の上方に、液
晶ディスプレイ1002の後端部1004を重ねて配置
する構造であるため、このような重層的な配置構造で
は、全体の厚さ寸法を薄くすることができないと言った
点が挙げられる。
【0005】一方、図20のように、外付型の電池パッ
ク2003に対する構造を採用すると、次のような問題
がある。ヒンジ機構2002の軸線が、電池パック20
03とは同軸上に配置されていないため、その構造上、
ディスプレイ2001とヒンジ2002を連結する連結
部分の肉厚寸法R1が必要不可欠となる。したがって、
この連結部分の肉厚寸法R1と、外付型電池パック20
03の外形の厚み寸法R2とを合計した寸法が、携帯型
パーソナルコンピュータ全体の厚み寸法となるので、こ
の連結部分の肉厚寸法R1が全体の薄型化を図る上での
阻害要因となっていた。さらに、図20に示す構造で
は、ディスプレイ2001を開く際に、電池パック20
03の存在により、その開閉範囲が180度以内に制限
されてしまい、したがって、ディスプレイ2001を閉
じた状態から180度以上開くことができなかった。そ
こで本発明は上記課題を解消し、外付バッテリに起因す
る薄型化の阻害要因を全て解消し、かつ本体に対して表
示部を180度以上の回転範囲に渡って開閉することが
できる携帯型電子機器および、この携帯型電子機器用バ
ッテリを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、本体に対して表示部を開閉可能
に支持する少なくとも一対の開閉機構部を備えており、
この一対の開閉機構部の間に本体へ駆動電源を供給する
バッテリパックが配置されている。そして、このバッテ
リパックの両端には本体に前記バッテリパックを挿入、
抜去するための凹又は凸状の第1のガイド機構が設けら
れており、一対の開閉機構部の前記本体側の部分には、
前記バッテリパックの前記第1のガイド機構を案内する
第2のガイド機構が設けられている。そして、前記バッ
テリパックの前記第1のガイド機構と、前記一対の開閉
機構部に設けられた前記第2のガイド機構とが篏合され
ることで、前記バッテリパックが前記本体の厚さ方向の
中心線に沿う仮想平面と平行な方向へ案内されて前記本
体に対して着脱自在に装着されるようになっている。更
に、前記表示部を開閉する際の前記一対の開閉機構部に
おける回転中心は、前記表示部の厚さ方向の中心線に沿
う仮想平面、または前記本体の厚さ方向の中心線に沿う
仮想平面の内の、いずれか一方、もしくは双方から離間
した位置に設けられていることを特徴としている。
【0007】本発明では、この以上のような構成を採用
することで、バッテリパックを外付けしても携帯型電子
機器の薄型化を図ることができ、各々の開閉機構部はバ
ッテリパックと同程度の外形寸法とすることができるの
で、これら開閉機構部の機械的耐久強度を高めることが
できる。また、このような配置構造によれば、バッテリ
パックの存在が表示部の開閉動作を一切邪魔しないた
め、本体に対して表示部を180度以上開くことができ
る。また、間違って、使用者が表示部を180度以上開
くようなことがあっても、本体や表示部、バッテリパッ
に破損が生じることがない。
【0008】本発明において好ましくは、一対の開閉機
構部を、本体の一側端部と表示部の一側端部との間に配
置され、表示部を本体に対して開閉自在に支持する第1
の開閉機構部と、本体の他側端部と表示部の他側端部と
の間に配置され、表示部を本体に対して開閉自在に支持
する第2の開閉機構部とから構成し、バッテリパック
を、第1の開閉機構部と第2の開閉機構部の間に配置す
る。このようにすることで、バッテリパックを外付けし
ても携帯型電子機器の薄型化が図れ、第1の開閉機構部
と第2の開閉機構部がバッテリパックの両端位置に配置
することで、第1の開閉機構部と第2の開閉機構部はバ
ッテリパックと同程度の外形寸法とすることができ、第
1の開閉機構部と第2の開閉機構部の機械的耐久強度を
充分に確保することができる。第1の開閉機構部と第2
の開閉機構部は本体と表示部の各端部間に渡って配置さ
れているので、両開閉機構部を大型化でき、本体の回路
部分から表示部への信号線の配線空間を充分に確保で
き、通常の安価なケーブルを信号線として用いて配線す
ることができ、設計上の自由度が得られる。
【0009】本発明において好ましくは、一対の開閉機
構部を、共に円柱形状のヒンジ機構によって構成し、バ
ッテリパックを、ヒンジ機構の直径とほぼ同じ直径の円
柱形状に形成し、ヒンジ機構の回転中心を、バッテリ
ックの軸線の延長線上に位置するようにする。これによ
り、バッテリパックを外付けしても携帯型電子機器の薄
型化が図れ、外観的に見栄えがよく、しかもバッテリ
ックとヒンジの外形寸法を、携帯型電子機器全体の厚み
寸法と同じ値とすることができ、携帯型電子機器全体の
薄型化とバッテリパックとヒンジの大型化という相反す
る設計仕様要求を満足することができる。
【0010】本発明において好ましくは、一対の開閉機
構部の一方または双方を、熱伝導構造を有するヒンジ機
構によって構成し、本体の筐体内で発生した熱を、ヒン
ジ機構を介して表示部の筐体へ導くようにする。これに
よれば、携帯型電子機器の薄型化を図ったとしても、本
体で発生した熱の放熱性を高めることができる。
【0011】
【0012】本発明において好ましくは、本体に対して
バッテリパックを着脱可能に装着すると共に、機械的か
つ電気的に接続する接続機構部と、バッテリパックを、
本体に対して着脱する際に、バッテリパックの挿入およ
び抜去の移動方向を案内するガイド機構部とを設ける。
これにより、バッテリパックを本体に対して着脱する際
に、その脱着操作に伴う接続機構部を構成する電気接続
端子等への過大な応力発生による損傷を未然に防止する
事ができる。
【0013】本発明において好ましくは、ガイド機構部
を、バッテリパックの一端部と第1の開閉機構部の間に
設けられた第1のガイド機構と、バッテリパックの他端
部と第2の開閉機構部の間に設けられた第2のガイド機
構とで構成する。これにより、単純な構造ながらバッテ
パックの装着時の応力による電気接続端子等の破損が
防止される。
【0014】本発明において好ましくは、バッテリパッ
を、本体に対して装着した状態で固定する固定機構部
を設ける。これにより、バッテリパックを本体に確実に
位置決めして固定できる。本発明において好ましくは、
固定機構部と、バッテリパックを着脱可能に装着する接
続機構部とを、本体とバッテリパックとの当接面に並べ
て配置する。これにより、本体とバッテリパックの当接
面を互いに当接するだけで、固定機構部による本体への
固定と、接続機構部による電気的な接続を同時に行うこ
とができる。
【0015】本発明において好ましくは、本体に対して
表示部を開閉可能に支持する少なくとも一対の開閉機構
部と、一対の開閉機構部の間に配置され、本体へ駆動電
源を供給するバッテリパックを着脱自在に装着する本体
側接続機構部とを設けた。これにより、本体と、バッテ
パックの外形設計上の自由度を充分に確保することが
できる。すなわち、一対の開閉機構部の間に納まるとい
う物理的制約の下に、種々の形状、種々の外形寸法のバ
ッテリパックを装着することができ、本体の形状の制約
を受けることなく、バッテリパック自体の外形形状を自
由に設計することができる。
【0016】本発明において好ましくは、本体に対して
表示部を開閉可能に支持する少なくとも一対の開閉機構
部の間に設けられた本体側接続機構部に装着される携帯
型電子機器用バッテリパックに、本体側接続機構部と着
脱自在に嵌め込まれるバッテリパック側接続機構部を設
ける。これにより、携帯型電子機器用バッテリパック
外形形状を、本体の形状の制約を受けることなく、自由
に設計することができ、例えば、円柱形状とすること
で、突出部分がなく持ちやすく、デザイン的にも優れた
形状とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。図1は、本発明の携帯型電子機器の一例を示してお
り、図1の携帯型電子機器は、携帯型のコンピュータ1
00である。携帯型のコンピュータ100は、本体2、
表示部3、キーボード4、A領域とB領域で囲むヒンジ
1A,1B、バッテリパック(バッテリ)200等を備
えている。
【0018】本体2は、上述したキーボード4やその他
のポインティングディバイス5等を有しており、表示部
3は、例えば液晶表示装置(LCD)を採用することが
できる。表示部3は、本体2に対してヒンジ1A,1B
(第1開閉機構部と第2開閉機構部)を用いて、矢印R
方向に開閉(折り畳み)可能に取り付けられている。ま
た、図1においては示していないが、本体2に対して
は、外部のポインティング手段であるマウス等を外付け
する機器等を設定することもできる。本体には電源ラン
プPL、電池ランプBL、そしてメッセージランプML
を有し、電池ランプBLはバッテリパック200の電池
残量の程度を示す。
【0019】図2は、図1の電子機器の表示部3を本体
2に対して中心軸CLCを中心にして折り畳んだ状態で
しかも矢印SDから見た図である。図2において、本体
2の側面2Sには、電源スイッチ40、その他のスイッ
チ41,42等が配置されている。また側面2Sには電
子カード(PCカード)を挿入するためのスロット43
が設けられている。図2に示す本体2の先端部分の厚み
と表示部3の先端部分の厚みは符号でt1〜t4で示し
ており、例えば厚みt1は1.2mm、厚みt2は1.
0mm、厚みt3は1.0mm、厚みt4は1.2mm
等と非常に薄く設定されている。
【0020】図1〜図3に示すように、特徴的なのはバ
ッテリパック200がヒンジ1Aとヒンジ1Bの間に配
置されていることである。そして、これらのヒンジ1
A,1Bの回転中心に相当する中心軸CLCが、バッテ
リパック200の軸線の延長線上に位置している。すな
わちバッテリパック200の中心軸とヒンジ1A,1B
の中心軸が一致している。さらに、このバッテリパック
200は、本体2に対して着脱可能に装着されるととも
に、装着時に電気的に接続されるようになっている。
【0021】バッテリパック200は、図2と図3に示
すように本体2の後端部2Fと、表示部3の後端部3F
の付近に位置しているが、そのバッテリパック200と
ヒンジ1A,1Bの直径はほぼ同じに設定されており、
しかもその直径Kは本体2に対して表示部3を折り畳ん
だ状態の厚みMとほぼ同じ位に大きく設定されている。
これにより、電池パック200の容量を、携帯型のコン
ピュータ100の大きさ(厚みM)をできるだけ小さく
しつつ大きくでき、しかもヒンジ1A,1Bの直径Kも
出来る限り大きく取ることができるので、ヒンジ1A,
1Bの機械的耐久強度を充分に確保することができる。
【0022】図4、5及び図6に示すように、上述した
ようにバッテリパック200は本体2の後端部2Fにお
いて、しかもヒンジ1A,1Bの間に以下に説明するよ
うな接続機構部を用いて着脱可能に配置されている。こ
の接続機構部は本体側接続機構部とバッテリ側接続機構
部を有する。そして、バッテリパック200は図7〜図
13に示すような形状を有している。このバッテリパッ
ク200は、例えばリチウムイオン2次電池等の2次電
池を用いることができ、バッテリパック200はケース
201を有している。このケース201は例えばプラス
チック成型により作られており、ケース201の中には
1つ又は複数の電池セルが配置されている。ケース20
1は機械的な取付部202,202、溝203,203
及び電気接続端子204を有している。
【0023】ケース201は、図8と図10に示すよう
に、2つの接地部205,205を備えており、この接
地部205,205はバッテリパック200を机等の支
持面に滑らないように支持するためのもので、例えばゴ
ムにより作られている。溝203,203は、ケース2
01の左端と右端にそれぞれ図7において水平方向Nに
沿って形成されている。また取付部202,202は、
ケース201の当接面209側において、突出して設け
られている。また取付部202,202の間には、オス
型の電気接続端子204が当接面209に設けられてい
る。これに対して、本体2の後端部2Fには、取付部2
02,202に対応する凹部302,302が形成され
ている。本体2は電気接続端子204を電気的にはめ込
むための電気接続端子304を有している。
【0024】ヒンジ1A,1Bの本体側の部分には、ガ
イド用の突出部303,303が設けられている。これ
らの突出部303,303はバッテリパック200の両
端部の溝203,203に挿入されることにより、バッ
テリパック200は矢印N1方向に案内して嵌め込むこ
とができる。これらの溝203,203と突出部30
3,303は、バッテリパック200を挿入、抜去する
ための移動方向を案内するかみ合い部あるいはガイド機
構部を構成している。バッテリパック200の取付部2
02,202は本体2の凹部302,302に嵌め込
む。これにより、バッテリパック200は、溝203,
203及び取付部202,202そして電気接続端子2
04を用いて、確実に本体2側に電気的にかつ機械的に
着脱可能に固定される。このように、バッテリパック2
00が本体2に装着された状態で、バッテリパック20
0から本体2へ電気接続端子204を介して駆動電源が
供給される。つまり、取付部202,202は本体2の
凹部302に機械的に嵌め込まれて、電気接続端子20
4は本体2の電気接続端子304に電気的に接続され
る。しかも溝203,203と突出部303,303に
より、バッテリパック200を案内できるので、バッテ
リパック200の電気接続端子204を電気接続端子3
04へ装着する、あるいは取り外す際の応力による電気
接続端子204,304の破損が防止できる。ここで、
上述したガイド機構部は、バッテリパック200の両端
部に各々形成された溝203,203と、ヒンジ(開閉
機構部)1A,1Bのバッテリパック200の両端部と
対向する各面に各々形成され、各溝203,203に案
内されてスライドする突出部303,303との組み合
わせによって構成したが、これら各溝203,203と
突出部303,303との位置関係は、逆に配置しても
勿論構わない。すなわち、ヒンジ(開閉機構部)1A,
1Bのバッテリパック200の両端部と対向する各面に
溝203と同様の溝を各々形成し、バッテリパック20
0の両端部に、上記の各溝に案内されてスライドする突
出部303と同様の突出部を各々形成してもよい。
【0025】上述したような配置構造によれば、一対の
開閉機構部であるヒンジ1A,1Bの間に、バッテリパ
ック200が設けられているので、表示部3を本体2に
対して180度以上開くことができる。すなわち、バッ
テリパック200が表示部3の開閉動作を一切邪魔しな
いように配置されているため、図18に示すように、本
体2に対して表示部3を180度以上開くことができ
る。例えば、使用者が椅子に座った状態で足を組み、本
体2を膝の上に載せた状態で、キー入力操作などを行う
状況を想定する。このような状況下においても、表示部
3を180度以上開くことで、表示部3の表示面を常に
視線方向と直角に保つことができ、利用者が自由な姿勢
で良好な視界を確保しつつ操作に専念することができ
る。また、使用者が、誤って表示部3を180度以上開
くようなことがあっても、本体2と表示部3の連結部分
の破損やバッテリパック200に破損が生じることがな
い。
【0026】図4と図5と図16は、本発明の電子機器
における熱発生源としての中央処理装置(CPU)3
5、本体2のケース(筐体)2B、一方のヒンジ1B及
び表示部3のケース(筐体)3A等を示している。図4
においては、熱発生源である中央処理装置35が駆動す
ることにより発生する熱を、中央処理装置35が搭載さ
れている基板36からヒンジ1B等を介して表示部3の
ケース3A側に放熱もしくは分散する過程の一例を示し
ている。詳細には、図14のケース2Bの中には基板3
6が配置されており、基板36には中央処理装置35が
搭載されている。一方、ケース(筐体)3Aとケース
(筐体)2Bは、ヒンジ1A,1B(ヒンジ1Aは図示
を省略)により開閉可能に機械的に連結されていると共
に、中央処理装置35の熱をケース2Bと基板36側か
らケース3A側に熱的な伝導を図るようになっている。
【0027】図4と図5の例では、中央処理装置35が
基板36のほぼ中央に配置されているので、一方のヒン
ジ1Bとの間には間隔がある。そこで、中央処理装置3
5側には中央処理装置35の熱を受ける受熱板37とヒ
ートパイプ38及びコネクタ39を、ヒンジ1Bと中央
処理装置35の間に配置する。受熱板37は、中央処理
装置35の上部に例えば所定の間隔を開けて配置され
る。受熱板37とコネクタ39はヒートパイプ38によ
り接続されている。このヒートパイプ38と受熱板37
は、熱伝導性の良好な金属、例えば銅により作ることが
できる。受熱板37の大きさは、中央処理装置35の大
きさに比べて大きく設定されている。
【0028】コネクタ39も、熱伝導性の良好な材料、
例えば銅により作られており、しかもヒンジ1Bの固定
片11側に対してネジ31を用いて、本体2のケース2
B側に固定できる。一方ヒンジ1Bの可動片17側がネ
ジ32によりケース3Aの内側に固定されている。この
ヒンジ1Bは、後で説明するが固定片11側から可動片
17側へ熱を効率よく伝導できる機能を有している。
【0029】ここで、図14を参照して、中央処理装置
35が発生する熱をどのようにしてケース3A側に伝え
るかを説明する。中央処理装置35が駆動されて発熱す
ると、受熱板37は矢印AL1に沿って中央処理装置3
5の熱を受ける。受熱板37は受けた熱をヒートパイプ
38とコネクタ39を介してヒンジ1Bの固定片11側
に矢印AL2,AL3及びAL4に沿って伝える。これ
によりヒンジ1Bの固定片11側から可動片17側へ熱
がAL5に沿って伝わり、その後この熱はケース3A側
に矢印AL6のように伝わる。この結果、伝わった熱
は、矢印AL7に沿って、ケース3Aに放熱もしくは拡
散される。
【0030】以上のようにして、比較的発熱割合の大き
い本体2側から比較的発熱量の少ない表示部3側へ熱を
伝えることにより、電子機器1であるコンピュータ10
0における本体2内における熱の籠もりを防いで、熱を
表示部3側へ拡散もしくは分散することが簡単に行え
る。このように、特別なヒートシンクや伝導ファン等を
設けなくても、ヒンジを用いるだけで簡単に熱の分散を
行える。
【0031】図14の例では一方のヒンジ1Bを用いて
熱の伝導を行っているが、両方のヒンジ1A,1Bを用
いて熱の伝導を行うようにしても勿論構わない。なお、
本体2のケース2Bは、底キャビネットとも呼び、基板
36はメイン基板とも呼び、そして表示部3のケース3
Aは、外キャビネットとも呼んでいる。
【0032】次に、ヒンジ1A,1Bの具体的構造例を
図15〜図17により説明する。図1のヒンジ1A,1
Bは、表示部3を本体2の後端部6に対して、機械的に
連結し、かつ熱的な伝導及び放熱を図るための機能を有
している。ヒンジ1A,1Bは、左右対称形状となって
いるが、実質的に同じ構造である。そこで、ヒンジ1A
を代表して図15乃至図17を参照してその構造及び特
徴について説明する。ヒンジ1Aは、図15と図16に
示すように、固定片11、可動片17及び結合部30を
有している。図17に示す結合部30は、固定片11と
可動片17を機械的にかつ熱伝導を行うことができるよ
うに結合する部分である。
【0033】固定片11は、機械的な強度を保持する強
度保持部11aと、熱伝導を行うための熱伝導部12か
ら構成されている。強度保持部11aは、図1の表示部
3を開閉するときに、その開閉時の強度及びその開閉動
作を保つために、機械的な強度の大きい材料、例えば鉄
系の材料であるステンレス(SUS)等を採用するのが
好ましい。強度保持部11aは、機械的強度の大きい板
状の材質のものを、断面で見て略L字型に形成されてい
る。
【0034】熱伝導部12は、熱伝導を行うのに好まし
い材質、例えば銅系やアルミニウム系の材質を採用する
のが望ましく、熱伝導部12は板状のものであり、強度
保持部11aに密着して接着又は固定或いは設定するた
めに略L字型に形成されている。この固定片11の強度
保持部11aと熱伝導部12は、密着して用いられる
が、この固定片11は、本体2の取り付け面側(本体に
接する側)に対して、例えばネジ31により固定するよ
うになっている。図17には、固定片11の強度保持部
11aと熱伝導部12の形状の一例を斜視図で示してい
る。強度保持部11aの立ち上げ部11bと、熱伝導部
12の立ち上げ部12bには、それぞれ長方形状の穴1
1c,12cが形成されている。
【0035】次に、可動片17について説明する。この
可動片17は、図15と図16に示すように、強度保持
部17aと熱伝導部13を有している。強度保持部17
aは、機械的な強度を保持する部分であり、熱伝導部1
3は熱伝導を行う部分である。強度保持部17aは、表
示部の開閉時の強度及びその強度を保持するために、機
械的に強度の大きい材料、例えば鉄系の材料であるステ
ンレス(SUS)等を採用することが好ましい。熱伝導
部13は、熱伝導の良好な材料、銅系やアルミニウム等
の材質を採用することができる。強度保持部17aは、
略L字型に形成されているが、熱伝導部13も略L字型
に形成されている。ただし、熱伝導部13の部分13a
が、強度保持部17aに密着するようになっており、熱
伝導部13の立ち上げ部13bは、強度保持部17aの
立ち上げ部17bとは離れるようにして用いられる。
【0036】図17では、可動片17の強度保持部17
aと熱伝導部13を立体的に示している。強度保持部1
7aの立ち上げ部17bと熱伝導部13の立ち上げ部1
3bには、それぞれ円形の穴17cと13cが形成され
ている。ただし、穴17cの直径は、穴13cの直径よ
りも小さく設定されている。
【0037】次に、図15と図16の係合部30につい
て説明する。この係合部30は、固定片11の熱伝導部
12と、可動片17の熱伝導部13との間の熱伝導を行
いながら、しかも固定片11と可動片17を機械的に結
合する機能を有している。
【0038】図17は、この係合部(結合部ともいう)
30の構成メンバーを示しており、バネワッシャ14、
シャフト15、ワッシャ16,18、バネワッシャ1
9、ストッパー20を有している。シャフト15は、例
えば機械的強度を保持するために鉄等により作られてお
り、シャフト15の本体15cに対しては、突出部15
aと反対側の突出部15bを有している。突出部15a
は、バネワッシャ14の穴14aを通り、熱伝導部13
の穴13c、熱伝導部12の穴12c、強度保持部11
aの穴11cを通る。この突出部15aの形状は、熱伝
導部12の穴12cと強度保持部11aの穴11cに確
実に嵌め込まれて動かないようにするような端面15
e,15eを有している。従って、シャフト15の突出
部15aは、熱伝導部12aの穴12cと強度保持部1
1aの穴11cに対して嵌め込むことで、外れないよう
に確実に固定することができる。
【0039】バネワッシャ14は、固定片11の熱伝導
部12と可動片17の熱伝導部13を確実に密着して押
さえるためのバネ部材であり、例えば鉄のような金属で
作られている。ワッシャ16は、シャフト15と可動片
17の強度保持部17aの間に配置されるワッシャであ
る。ワッシャ16の穴16cは、シャフト15の突出部
15bが嵌まり込むような矩形の穴である。シャフト1
5の突出部15bも、平端面15f,15fを有してい
る。強度保持部17aの穴17cには、突出部15bが
通り、この突出部15bはワッシャ18の穴18cと、
バネワッシャ19の穴19cを通り、ストッパー20の
穴20cに確実に嵌まり込むようになっている。つま
り、ストッパー20の穴20cにおいて、シャフト15
の突出部15bが外れないように確実に固定することが
できる。
【0040】このようにして、固定片11と可動片17
は、シャフト15の突出部15aと強度保持部11aの
穴11cの噛み合い結合と、シャフト15の突出部15
bとストッパー20の穴20cの噛み合い結合を用い
て、一体的に結合することができ、このシャフト15を
用いて、固定片11に対して可動片17が図16のR方
向に回転することができる。
【0041】シャフト15、ワッシャ16,18とバネ
ワッシャ14,19とストッパー20等は、機械的に強
度の大きい材料、例えば鉄系の材料を用いることができ
る。固定片11の熱伝導部12は、図1におけるコンピ
ュータ100の本体2の取り付け面側(本体に接する
側)に位置して、図15と図16のように、ネジ32を
用いて固定することができる。一方、可動片17の熱伝
導部13aは、図1のコンピュータ100の表示部3の
取り付け面側(表示部に取り付け面)に位置して、ネジ
32を用いて固定することができる。
【0042】図15と図16のように、ヒンジ1A或い
は1Bが組み立てられた状態では、固定片11の熱伝導
部12の立ち上げ部12bと、可動片17の熱伝導部1
3の立ち上げ部13bが密着されていると共に、バネワ
ッシャ14がこれらの立ち上げ部12b,13bをバネ
押さえ力で密着させているので、これらの熱伝導部1
2,13の立ち上げ部12b,13bにおける接触部の
熱抵抗をできる限り小さくすることができる。
【0043】このようなヒンジ1A或いは1Bは、機械
的な強度を保つと共に熱伝導及び放熱機能を有している
ので、例えばコンピュータ100の本体2、表示部3に
おいて、お互いに行き交う熱伝導を改善して熱量の多い
側、例えば本体2側から熱量の少ない側、例えば表示部
3に対して熱の移動を容易に行うことができる。このよ
うな熱的な伝導性を改善することにより、発熱の多い本
体部2から発熱の少ない表示部3への熱を伝導すること
が改善され、放熱のための場所が確保でき、又ヒートシ
ンク等の放熱手段を新たにこの熱伝導部12と熱伝導部
13に対して、設けることも可能であり、放熱効率も上
げることができる。
【0044】例えば、図14の本体2と表示部3のケー
ス2A,3Aを、マグネシウム等の軽金属で作れば、外
装はそのままヒートシンクとしても利用でき、このヒー
トシンクとして用いられるケース2A,3Aを、図17
の熱伝導部12と熱伝導部13に対して熱的に接続する
ことで、より放熱効果を改善できる。また、一般的に熱
伝導率の高い材料は、電気抵抗が低いという物理的特性
を有しているので、ヒンジ1A,1Bを介して、ヒンジ
1A,1Bの固定片11と可動片17側をより低い電気
抵抗部分を介して結合することができる。
【0045】伝達された熱は、例えば図14のケース3
Aの全体が熱伝導性の良好な金属により作られておれ
ば、ケース3A全体でその熱を外部に放熱することがで
きる。この場合のケース3Aを形成する材質としては、
好ましくはマグネシウム合金を採用することができる。
このマグネシウム合金としては、AZ91D等のマグネ
シウム金属材料を用いることができる。このマグネシウ
ムの熱伝導率は157W/mKである。このケース3A
の板厚は、例えば1.2mmを採用することができる。
そしてケース3Aの縦/横/厚さ寸法は、例えば259
mm×208.6mm×23.9mmに設定することが
できる。搭載される中央処理装置は、例えばインテル社
製の商品名ペンティアムプロセッサー133MHzのよ
うなものを採用でき、この場合の単位時間当たりの発熱
量は約6Wである。
【0046】本発明の実施の形態は上記のような、放熱
に係わる発明で放熱するためのヒートシンクとなる部分
の表面積を得るために、ヒンジを用いて折畳み式構造に
なっている電子機器等において、ヒンジを介して電子機
器の異なるブロック、例えば携帯用パソコンの本体部
(キーボードが付いている側)と表示部の、お互いに行
きかう熱伝導を改善して、熱量の多い側から少ない側に
熱の移動を容易にさせるための方法である。熱的に伝導
性がよくなることにより、発熱の多い本体部より発熱の
少ない表示部へ熱を伝導することが改善されて、放熱す
るための場所が確保でき、またヒートシンクなどの放熱
手段が可能となり、放熱効率を上げることができる。
【0047】以上説明したように本発明の電子機器で
は、本体2と表示部3の後端部2F,3Fに渡ってヒン
ジ1A,1Bを設けて、ヒンジ1A,1Bの間にバッテ
リパック200を配置し、これによりバッテリパック2
00が本体2と表示部3の外側に位置している。本体1
と表示部3を重ね合わせた厚みは、バッテリパックの直
径の大きさ程度に合わせることができるために、携帯型
コンピュータの全体の厚みを薄くすることができる。し
かもこの薄くした範囲内においてバッテリパック200
の直径とヒンジ1A,1Bの直径を最大限に取ることが
できるので、ヒンジの耐久性を向上でき、バッテリパッ
ク200の容量を拡大することができる。また、熱伝導
効果と機械的強度を備えたヒンジ1A,1Bが、本体2
と蓋である表示部3の間に渡って配置されており、これ
らのヒンジ1A,1Bにより相互の筐体間の熱伝導を行
うことができるので、携帯型コンピュータの薄型化を図
っても、放熱効果を得ることができることから、薄型化
をしても発熱に伴う問題が生じない。
【0048】またバッテリパック200は着脱可能に本
体2に対して取り付けることができるので、バッテリパ
ック200の交換は容易に行える。バッテリパック20
0は、通常本体側から常時充電することができる。ヒン
ジ1A,1Bの直径が少くともバッテリパックと同じサ
イズにできるために、本体2の中の回路部分から、表示
部3の液晶表示装置への電気信号を伝送するための信号
線配置用の空間を充分に確保でき、それにより、その信
号線としては通常の安価なケーブルを用いることができ
る。ところでバッテリパック(電池パックともいう)
は、断面で見てほぼ円形状のものに限らず、他の形状の
ものも勿論使用することができる。また第1開閉機構部
と第2開閉機構部は、図示したヒンジ形状のものに限ら
ず他の形状のものも勿論採用することができる。
【0049】ところで、本発明は上記実施の形態に限定
されない。図示の実施の形態では、本発明のヒンジが適
用される電子機器として、携帯型のパーソナルコンピュ
ータを一例にしているが、これに限らず他の種類の電子
機器であっても勿論構わない。本発明の電子機器として
は、携帯型の情報端末や携帯電話、無線機のような各種
発熱を伴うような電子機器に採用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示部を本体に対して開閉可能に支持するために、一対
の開閉機構部を設けており、これら開閉機構部の間に、
バッテリパックを配置している。これにより、外付バッ
テリパックに起因する薄型化の阻害要因を全て解消し、
かつ本体に対して表示部を180度以上の回転範囲に渡
って開閉することが可能となる。すなわち、上述した配
置構成によれば、バッテリパックを外付けしても電子機
器の薄型化を図ることができ、各々の開閉機構部はバッ
テリパックと同程度の外形寸法とすることができるの
で、これら開閉機構部の機械的耐久強度を高めることが
できる。また、上述した配置構造によれば、バッテリの
存在が表示部の開閉動作を一切邪魔しないため、本体に
対して表示部を180度以上開くことができる。また、
使用者が誤って表示部を180度以上開くようなことが
あっても、本体や表示部、バッテリパックに破損が生じ
ることがない。一方、本発明を、バッテリパックを除く
本体単体の発明と捉えると、本体に対して表示部を開閉
可能に支持する少なくとも一対の開閉機構部と、一対の
開閉機構部の間に配置され、本体へ駆動電源を供給する
バッテリパックを着脱自在に装着する本体側接続機構部
とを設けている。これにより、一対の開閉機構部の間に
納まるという物理的制約の下に、種々の形状、種々の外
形寸法のバッテリパックを装着することができ、本体の
形状の制約を受けることなく、バッテリパック自体の外
形設計上の自由度を充分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯型電子機器の実施の形態を示す斜
視図。
【図2】図1の携帯型電子機器であるコンピュータの側
面図。
【図3】本発明の携帯型電子機器の本体に対して表示部
を閉じた状態を示す平面図。
【図4】本体及びバッテリパックを示す平面図。
【図5】本体及びバッテリパックを示し、表示部が外さ
れた状態を示す図。
【図6】本体と表示部及び電池パックを示す一部省略し
た斜視図。
【図7】バッテリパックと本体の接続関係を示す斜視
図。
【図8】バッテリパックの正面図。
【図9】バッテリパックの平面図。
【図10】図9におけるC−C線における断面図。
【図11】図9におけるB−B線における断面図。
【図12】図9におけるD−D線における断面図。
【図13】図9のE方向から見たバッテリパックの側面
図。
【図14】図1の本体の筐体と、表示部の筐体と熱伝導
用及び機械的な連結用のヒンジ等を示す斜視図。
【図15】ヒンジの一例を示す平面図。
【図16】ヒンジの一例を示す側面図。
【図17】ヒンジの構造を示す分解斜視図。
【図18】本発明の携帯型電子機器の使用状況の一例を
示す斜視図。
【図19】従来の携帯型コンピュータの構造を示す図。
【図20】従来の別の携帯型コンピュータの構造を示す
図。
【符号の説明】
1A・・・ヒンジ(第1の開閉機構部)、1B・・・ヒ
ンジ(第2の開閉機構部)、2・・・本体、3・・・表
示部、100・・・携帯型のコンピュータ(携帯型電子
機器)、200・・・バッテリパック、202・・・取
付部、203・・・溝、302・・・凹部、303・・
・突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅輪 勉 長野県南安曇郡豊科町大字豊科5432番地 ソニーデジタルプロダクツ株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−212258(JP,A) 特開 平8−204373(JP,A) 特開 平6−338306(JP,A) 特開 平4−167012(JP,A) 特開 平2−37409(JP,A) 特開 平4−250514(JP,A) 実開 平2−111847(JP,U) 実開 平2−145423(JP,U) 実開 平2−143626(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/16 - 1/18 G06F 1/26 - 1/32 H01M 2/10

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に対して表示部を開閉可能に支持す
    る少なくとも一対の開閉機構部と、 前記一対の開閉機構部の間に配置され、前記本体へ駆動
    電源を供給するバッテリパックとを備え、 前記バッテリパックの両端には前記本体に前記バッテリ
    パックを挿入、抜去するための凹又は凸状の第1のガイ
    ド機構が設けられており、 前記一対の開閉機構部の前記本体側の部分には、前記バ
    ッテリパックの前記第1のガイド機構を案内する第2の
    ガイド機構が設けられており、 前記バッテリパックの前記第1のガイド機構と、前記一
    対の開閉機構部に設けられた前記第2のガイド機構とが
    篏合されることで、前記バッテリパックが前記本体の厚
    さ方向の中心線に沿う仮想平面と平行な方向へ案内され
    て前記本体に対して着脱自在に装着され、 前記表示部を開閉する際の前記一対の開閉機構部におけ
    る回転中心は、前記表示部の厚さ方向の中心線に沿う仮
    想平面、または前記本体の厚さ方向の中心線に沿う仮想
    平面の内の、いずれか一方、もしくは双方から離間した
    位置に設けられていることを特徴とする携帯型電子機
    器。
  2. 【請求項2】 前記一対の開閉機構部は、前記本体の一
    側端部と前記表示部の一側端部との間に配置され、前記
    表示部を前記本体に対して開閉自在に支持する第1の開
    閉機構部と、前記本体の他側端部と前記表示部の他側端
    部との間に配置され、前記表示部を前記本体に対して開
    閉自在に支持する第2の開閉機構部とから形成され、前
    記第1の開閉機構部と前記第2の開閉機構部の間の全長
    に渡って前記バッテリパックが配置されていることを特
    徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  3. 【請求項3】 前記一対の開閉機構部は、前記本体に対
    して前記表示部を180度以上の回転範囲に渡って開閉
    可能に支持することを特徴とする請求項1に記載の携帯
    型電子機器。
  4. 【請求項4】 前記本体に前記バッテリパックを着脱可
    能に装着する接続機構部を設け、 該接続機構部は、前記本体に対して前記バッテリパック
    を機械的かつ電気的に接続することを特徴とする請求項
    1に記載の携帯型電子機器。
  5. 【請求項5】 前記接続機構部は、電気接続端子を有し
    て構成され、前記バッテリパックの電気接続端子を、前
    記本体の電気接続端子に接触させることで、電気的に接
    続することを特徴とする請求項4に記載の携帯型電子機
    器。
  6. 【請求項6】 前記一対の開閉機構部は共に円柱形状の
    ヒンジ機構を有して構成され、前記バッテリパックは、
    前記ヒンジ機構の直径とほぼ同じ直径の円柱形状に形成
    され、前記ヒンジ機構の回転中心は、前記バッテリパッ
    クの軸線の延長線上に位置することを特徴とする請求項
    1に記載の携帯型電子機器。
  7. 【請求項7】 前記表示部は、液晶表示装置を有して構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型
    電子機器。
  8. 【請求項8】 前記バッテリパックを、前記本体に対し
    て装着した状態で固定する固定機構部を更に備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
  9. 【請求項9】 前記固定機構部は、前記バッテリパック
    に形成された取付部と、前記本体に形成され、前記取付
    部が嵌め込まれる凹部とによって構成されていることを
    特徴とする請求項8に記載の携帯型電子機器。
  10. 【請求項10】 前記固定機構部は、前記本体に前記バ
    ッテリパックを着脱可能に装着する接続機構部の近傍に
    配置されていることを特徴とする請求項8に記載の携帯
    型電子機器。
  11. 【請求項11】 前記固定機構部と前記接続機構部は、
    前記本体と前記バッテリパックとの当接面に並べて配置
    されていることを特徴とする請求項10に記載の携帯型
    電子機器。
  12. 【請求項12】 前記一対の開閉機構部の一方または双
    方は、熱伝導構造を有するヒンジ機構を有して構成さ
    れ、前記本体の筐体内で発生した熱を、前記ヒンジ機構
    を介して前記表示部の筐体へ導くことを特徴とする請求
    項1に記載の携帯型電子機器。
  13. 【請求項13】 前記本体の筐体と前記表示部の筐体
    は、共に熱伝導率の高い材質を用いて構成され、前記本
    体の筐体内で発生した熱を、前記ヒンジ機構を介して前
    記表示部の筐体へ導くことを特徴とする請求項12に記
    載の携帯型電子機器。
JP27388998A 1997-09-29 1998-09-28 携帯型電子機器 Expired - Fee Related JP3409708B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27388998A JP3409708B2 (ja) 1997-09-29 1998-09-28 携帯型電子機器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-263884 1997-09-29
JP26388497 1997-09-29
JP27388998A JP3409708B2 (ja) 1997-09-29 1998-09-28 携帯型電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11167432A JPH11167432A (ja) 1999-06-22
JP3409708B2 true JP3409708B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=26546244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27388998A Expired - Fee Related JP3409708B2 (ja) 1997-09-29 1998-09-28 携帯型電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3409708B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011248382A (ja) * 2000-06-27 2011-12-08 Canon Inc X線検出器
JP3452136B2 (ja) * 2000-10-12 2003-09-29 日本電気株式会社 二次電池を内蔵した情報処理装置
JP3591450B2 (ja) * 2000-11-02 2004-11-17 日本電気株式会社 情報処理装置
JP4252954B2 (ja) 2004-12-02 2009-04-08 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 情報処理装置、情報処理装置のパワーマネージメント方法、およびそのためのプログラム
JP2007233505A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Toshiba Corp 情報処理装置および制御方法
JP5820833B2 (ja) * 2012-11-19 2015-11-24 ソニー株式会社 バッテリパック及びバッテリパックが装着される本体側機器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11167432A (ja) 1999-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100710612B1 (ko) 전자기기용 전지 팩
JP3991395B2 (ja) 電子機器
KR100590429B1 (ko) 전자기기및전자기기용배터리
US6229695B1 (en) Palm-sized computer with a frame to hold device plates
US9274557B2 (en) Stand for electronic device and electronic device
US6385041B1 (en) Electronic device with battery pack
US5182699A (en) Portable electronic apparatus having an interchangeable detachable battery and optional component for expanding a function
JPH0855617A (ja) バッテリパック及びその接続構造
JP3409708B2 (ja) 携帯型電子機器
US5272598A (en) Portable electronic apparatus having an interchangeable detachable battery and optional component for expanding a function
JP4776062B2 (ja) 電子機器用バッテリパック
JP4772907B2 (ja) 電子機器及び電池パック
JP3125873B2 (ja) 電子機器および電子機器用バッテリ
JP4269363B2 (ja) 電子機器と電子機器用のバッテリ
JP2816318B2 (ja) 電子機器
JPH11120972A (ja) 情報処理装置
JP2003318556A (ja) 電子機器
JP2008252277A (ja) クレードル装置
JPH0520122U (ja) 携帯型コンピユータ装置
JPH11134065A (ja) 携帯型電子機器
JP2004038591A (ja) 携帯情報端末
JP2000099200A (ja) 情報処理端末装置
JP2007012355A (ja) 携帯型電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080320

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140320

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees