JP3409406B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3409406B2
JP3409406B2 JP33554493A JP33554493A JP3409406B2 JP 3409406 B2 JP3409406 B2 JP 3409406B2 JP 33554493 A JP33554493 A JP 33554493A JP 33554493 A JP33554493 A JP 33554493A JP 3409406 B2 JP3409406 B2 JP 3409406B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式、静電記
録方式等を用いた画像形成装置に係り、特に所謂スリー
プモード中、装置を電池でバックアップする画像形成装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真方式を用いたレーザプリンタ、
LEDプリンタ等のプリンタ装置や、静電記録方式を用
いた各種静電記録装置内には、熱定着器等の発熱体や、
オペレーションパネルに配設される表示器などの表示
体、又はLSI等の制御回路を構成する各種回路素子が
配設され、全体として大きな電力を必要とする。特に、
熱定着器はヒータを内蔵した熱ロールを使用し、この熱
ロールを例えば130°程度に加熱する為、大きな電力
を消費する。しかし今日、省エネルギー化の要請は強
く、画像形成装置においても消費電力の低減は不可欠で
ある。 【0003】この為、従来の画像形成装置では、例えば
以下の様な方策がなされている。先ず、(イ)として、
一定時間印字処理を行わない時(一定時間熱定着器を使
用しない時)、熱定着器の加熱制御を停止する、所謂ス
リープモードを採用する。このスリープモードでは、大
きな電力を消費する熱定着器の加熱制御を行わない為、
装置全体の電力消費を有効に押さえることができる。 【0004】また、(ロ)として、画像形成装置内にメ
イン電源とサブ電源を用意し、通常はメイン電源で駆動
するが、印字処理を停止する間(スリープモード時)、
サブ電源で装置を駆動する方式である。この場合、サブ
電源は例えばプリンタ制御回路に電力を供給し、熱定着
器や他のプロセス制御機構への電力供給を停止し、消費
電力を押さえる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
様な従来の画像形成装置では、以下の問題がある。先ず
(イ)の装置では、印字処理を再開する時、スリープモ
ードから印字モードへの移行に時間を要する。すなわ
ち、温度の低下した熱定着器を再度定着可能温度まで加
熱する為に時間を要し、効率良い印字処理を行うことが
できない。また、熱定着器の加熱制御の停止と共に、冷
却ファンの駆動も停止する装置では、例え少ない電力と
言えども供給している電源に対する加熱を有効に冷却す
ることができない。この為、電源の劣化を早める結果と
なる。 【0006】また(ロ)の装置では、画像形成装置内に
メイン電源とサブ電源を用意しなければならず、装置が
大型化すると共に、装置のコストアップの原因になる。
また、使用するサブ電源は電圧レギュレータ等によりメ
イン電源の出力を分割制御等して得るものである。した
がって、実質的には商用電源を使用する構成である。 【0007】本発明は、上記のような問題に鑑み、効率
の良い印字処理を実現すると共に、スリープモード時電
池を使用し、装置の小型化、装置のコストダウンを図る
ことを可能にした画像形成装置を提供することを目的と
する。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の構成は、非画像
形成動作期間が継続した際、装置の通電を自動遮断する
休止モードを備えた画像形成装置に適用され、上位機器
から入力する画像形成動作開始命令を認識する起動回路
と、前記休止モード中、少なくとも前記起動回路に電源
を供給する電池電源回路と、前記駆動回路の出力に応じ
て前記休止モードを解除し画像形成可能状態に復帰制御
する復帰制御手段と、前記電池電源回路の充電を行う電
池充電回路と、前記電池電源回路の出力電圧を検出する
電池電圧検出手段とで構成され、前記装置の通電中、前
記電池充電回路は、前記出力電圧が、第1の充電開始電
位以下に下がると前記出力電圧が充電停止電位に回復す
るまで充電を行い、前記休止モード中、前記電池充電回
路は、前記出力電圧が、第2の充電開始電位以下に下が
ると前記休止モードを解除し、前記電池電源回路の充電
処理を行うものである。 【0009】 【作用】本発明は、印字モード時(休止モードではない
期間)、通常の電源から画像形成装置に電源を供給し、
一定時間非画像形成動作期間が継続した時、休止モード
に移行し、電池電源回路から画像形成動作開始命令を検
出する起動回路のみ電源を供給する。したがって、この
休止モード中画像形成動作開始命令が入力すると、上述
の起動回路はこれを検知でき、装置への電源供給を電池
電源回路から通常の電源に切り換える。上述の処理によ
り、休止モード時における電力供給を極力抑え、電池電
源(バッテリー)で電源供給が可能とするものである。 【0010】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って具体的
に説明する。本実施例は、画像形成装置として電子写真
方式を用いたプリンタ装置の例を示す。図2は本実施例
のプリンタ装置のシステム構成図である。同図におい
て、本システムは、インターフェイス制御部1、プリン
タ制御部2、電源部3、電池電源回路としてのバッテリ
ー部4で構成されている。インターフェイス制御部1は
不図示のパーソナルコンピュータ(以下、パソコンとい
う)から出力される印字データを、例えばLAN(ロー
カルエリアネットワーク)回線5、ホストインターフェ
イス(以下、ホストI/Fという)6を介して入力し、
印字データに従った所謂ビットマップデータを作成する
回路である。このインターフェイス制御部1はCPU
7、ROM8、RAM9、バッファメモリ10、入出力
回路(以下、I/Oという)11、及びイメージデータ
発生部12、イメージデータメモリ13で構成されてい
る。 【0011】復帰制御手段としてのCPU7はプリンタ
装置全体のシステム制御を行う中央処理部であり、例え
ばパソコンから入力する印字データの入力及び格納処
理、印字データの解析処理、ビットマップデータの出力
処理のみならず、スリープモード時印字データが供給さ
れたことを検出し印字モードに移行する制御処理や、装
置システムの初期設定処理、後述する熱定着器の温度制
御等を行う。尚、CPU7の行う各種制御処理は、RO
M8に記憶したプログラムに基づいて実行する。 【0012】RAM9は、CPU7の印字制御処理中に
発生するデータを一時記憶するワークエリアや、例えば
中間コードに変換された印字データを記憶するエリア等
で構成されている。また、I/O11は後述するリレー
等への制御データの入出力処理を行う。 【0013】一方、イメージデータ発生部12は文字コ
ードに対応する文字パターンを記憶するメモリであり、
指定された文字コードに対応した文字パターンのドット
データを出力する。また、イメージデータメモリ13
は、例えば用紙1頁分のビットマップデータの記憶領域
を有し、上述のイメージデータ発生部12から出力され
るドットデータを1頁分格納するメモリである。 【0014】上述の構成のインターフェイス制御部1に
おいて、点線Iで囲むCPU7、ROM8、RAM9、
バッファメモリ10、I/O11は、その駆動にそれほ
ど大きな電力を必要としない回路であり(例えば、8W
程度)、しかもパソコンから出力される印字データの供
給を判断する回路でもある。すなわち、パソコンから供
給される画像形成動作の開始命令を認識できる起動回路
である。本実施例では、この点線Iで囲む回路を常時駆
動可能状態に保持する為、点線Iで囲む回路をバッテリ
ー部4に接続する。尚、バッテリー部4の構成について
は後述する。 【0015】一方、上述の点線Iで囲む回路にイメージ
データ発生部12とイメージメモリ13を加えたインタ
ーフェイス制御部1全体の回路には電源部3が接続され
ている。この電源部3は商用電源が供給される回路であ
り、その接続構成についても後述する。 【0016】プリンタ制御部2は、プリンタ印字部15
とプリンタ表示/操作部16で構成され、プリンタイン
ターフェイス(以下、プリンタI/Fという)17を介
して、上述のインターフェイス制御部1に接続されてい
る。プリンタ印字部15は不図示の感光体、帯電器、印
字ヘッド、現像器等の機構部とその制御回路で構成さ
れ、イメージデータメモリ13に格納されたビットマッ
プデータが、プリンタI/F17を介して供給される。
また、プリンタ表示/操作部16には、CPU7から各
種表示信号が出力され、またオペレータによるキー操作
信号はこのプリンタ表示/操作部16からCPU7へ出
力される。尚、上述のプリンタ制御部2(プリンタ印字
部15とプリンタ表示/操作部16)は、電源部3に接
続され、電源部3から所定の電圧が供給される構成であ
る。 【0017】図1は上述のインターフェイス制御部1及
びプリンタ制御部2へ電力を供給する電源回路の接続構
成図である。電源回路19は上述の電源部3、バッテリ
ー部4で構成され、さらに、プラグ20から入力する商
用電源をプリンタ装置に接続する為のメインスイッチ2
1と、このメインスイッチ21と電源部3間に位置し、
ドライバ22を介してインターフェイス制御部1の出力
に従ってオン、オフするリレー23も配設されている。
また、電源部3の出力に基づいてバッテリー部4を所定
電圧に充電する充電回路24、バッテリー部4の出力を
一定電圧に制御する定電圧回路25、バッテリー部4の
電圧を検出するバッテリー電圧検出部26も接続されて
いる。尚、ダイオードD1はバッテリー部4の出力がプ
リンタ制御部2(プリンタ印字部15及びプリンタ表示
/操作部16)へ供給されることを防止する素子であ
り、ダイオードD2は電源部3の出力が定電圧回路25
へ出力されることを防止する素子である。また、ヒータ
駆動回路27は、ヒータ27’を駆動制御する回路であ
る。このヒータ駆動回路27にはインターフェイス制御
部1から制御信号が出力され、ヒータ駆動回路27はこ
の制御信号に従ってヒータ27’(熱定着器)を所定温
度に制御する。 【0018】ここで、さらに図1に一点鎖線で囲む回路
の具体例を図3に示す。同図は特にバッテリー電圧検出
部26の回路構成を具体化した図であり、同図に示す他
の回路はインターフェイス制御部1がCPU7で示して
いる以外、図1の一点鎖線内の回路III と同じである。
したがって、同図についてはバッテリー電圧検出部26
を中心に説明する。 【0019】バッテリー電圧検出部26は、バッテリー
部4の出力電圧を分圧する抵抗R1とR2、R3とR
4、R5とR6、及びこの抵抗R1〜R6で分圧された
電圧値と定電圧回路25の出力電圧値を比較する3個の
コンパレータ26a〜26cで構成されている。具体的
にはバッテリー部4の出力電圧を抵抗R1とR2で分圧
した電圧(電圧データ)は、コンパレータ26aの一方
の入力に供給され、抵抗R3とR4で分圧した電圧デー
タはコンパレータ26bの一方の入力に供給され、抵抗
R5とR6で分圧した電圧データはコンパレータ26c
の一方の入力に供給される。コンパレータ26aは抵抗
R1とR2で分圧した電圧と定電圧回路25の出力電圧
とを比較し、抵抗R1とR2で分圧した電圧値が定電圧
回路25の出力電圧値より大きい時、CPU7の入力
(LOW1)へハイ信号(以下、“H”で示す)を出力
し、低い時ロー信号(以下、“L”で示す)を出力す
る。同様に、コンパレータ26b、及び26cについて
も、抵抗R3、R4、又は抵抗R5、R6で分圧した電
圧値が、定電圧回路25の出力電圧値より高い時、CP
U7の対応する入力(LOW2、又はHiBATT)へ
“H”を出力し、低い時“L”を出力する。 【0020】尚、バッテリー部4の出力電圧と定電圧回
路25の出力電圧との関係は図4に示す。同図におい
て、バッテリー電圧V1はバッテリー部4が充分充電さ
れた所謂充電終了電圧を示し、バッテリー電圧V2はバ
ッテリー部4の充電電圧が低下した状態を示し、バッテ
リー電圧V3はバッテリー部4の充電電圧が極めて低下
し、充電しなければそれ以上使用できない電圧を示す。
これらのバッテリー電圧V1〜V3は、バッテリー電圧
検出部26内の上述の回路で検出され、CPU7は上述
の入力(LOW1、LOW2、HiBATT)状態か
ら、例えば図4に示すテーブルを参照しバッテリー電圧
を判断する。尚、このテーブルは前述のROM8に記憶
されている。 【0021】以上の構成のプリンタ装置において、イン
ターフェイス制御部1、プリンタ制御部2への電源供給
制御を含めて、処理動作を説明する。先ず、メインスイ
ッチ21をオンし、プリンタ装置へ電源を投入する時の
処理を図5のフローチャートに示す。例えば、オペレー
タがメインスイッチ21をオンすると、図2に示すプリ
ンタ表示/操作部16からプリンタI/F17を介して
CPU7へ制御信号が送られ、CPU7はこの信号に基
づいてROM8からプログラムを読み出す。そして、こ
のプログラムに従って、先ずドライバ22を駆動してリ
レー23をオンし(ステップ(以下STで示す)1)、
プラグ20から入力する商用電源を電源部3へ供給す
る。次に、CPU7はプリンタ装置のイニシャル処理を
実行する(ST2)。このイニシャル処理は、例えばR
AM9やイメージデータメモリ13内に残存するデータ
のクリア処理や、不図示の感光体の回転処理、現像器等
へのバイアス電源の供給処理などである。さらに、ヒー
タ駆動回路27へ制御信号を出力し、ヒータ27’の加
熱処理(ウォームアップ処理)を実行する(ST3)。 【0022】その後、上述のイニシャル処理が終了し、
ヒータ27’(熱定着器)が所定温度に達すると、レデ
ィー(READY)信号が出力され(ST4がY)、C
PU7は次に、バッテリー部4の出力電圧Vが所定電圧
値(V2)以下か否か判断する(ST5)。この判断
は、前述のバッテリー電圧検出部26の出力がCPU7
の3入力(LOW1、LOW2、HiBATT)に供給
されることから、CPU7はこの入力信号の状態を確認
し、前述の図4に示すテーブルと比較することで判断す
る。例えば、3入力(LOW1、LOW2、HiBAT
T)の状態が、“H”、“H”、“H”の時バッテリー
電圧Vは充電終了電圧V1であり、充分充電されている
為(ST5がN(ノー))、バッテリー部4の充電処理
は行わない。一方、3入力(LOW1、LOW2、Hi
BATT)の状態が、“L”、“L”、“H”、又は
“L”、“L”、“L”の時、バッテリー電圧Vは充電
終了電圧V1に比べてかなり低下した電圧V2以下であ
るので(ST5がY(イエス))、バッテリー部4への
充電を行う(ST6)。この時のバッテリー部4への充
電処理は、CPU7の出力(CHARGE)から充電回
路24へ充電指示信号を出力し、この信号に従って充電
回路24は電源部3からバッテリー部4へ必要量の電源
供給を行う。図6に示す曲線Aは、例えばバッテリー電
圧がV2に低下した後、上述の充電処理によりバッテリ
ー部4を充電する時のバッテリー電圧Vの変化を示す。
同図の曲線Aに示す様に、バッテリー部4への充電処理
は、バッテリー電圧が充電終了電圧V1に達するまで行
われる。尚、同図に示す電圧V4は前述の定電圧回路2
5の出力電圧値を示す。 【0023】上述の処理を実行することにより、バッテ
リー部4はバッテリー電圧が少なくてもV2以上に設定
されており、電源部3には上述の処理(ST1)により
商用電源が供給されている。したがって、装置のメイン
スイッチ21をオンした後、電源部3からインターフェ
イス制御部1及びプリンタ制御部2へ電源が供給され、
イニシャル処理が終了すると、印字処理可能状態にな
る。 【0024】その後、印字処理の指示があればこの処理
を実行するが、一定時間印字処理の指示が無い時、その
ままヒータ等へ電源を供給し続けることは電力の無駄で
ある。そこで、本実施例では一定時間が経過しても印字
指示が無い時、装置をスリープモードに移行する。 【0025】図7は、装置をスリープモードへ移行する
時の処理を示すフローチャートである。スリープモード
への移行はCPU7の制御に従って、先ずヒータ27’
への通電を停止する(ステップ(以下Sで示す)1)。
そして、バッテリー電圧Vが前述と同様で電圧V2以下
か判断する(S2)。この判断は前述の図5の判断(S
T5)と同様の趣旨であり、バッテリー電圧Vが電圧V
2以下である場合、バッテリー部4への充電処理を行う
(S2がY、S3)。一方、バッテリー電圧Vが電圧V
2以上であれば、バッテリー部4への充電処理は行わな
い(S2がN)。上述の判断及び処理(S2、S3)
は、図5の判断(ST5)が行われた後、スリープモー
ドに移行するまで一定時間経過している為、この間、バ
ッテリー部4が放電してバッテリー電圧が電圧V2以下
になる場合がある為行うものである。 【0026】次に、CPU7はリレー23をオフし(S
4)、電源部3への商用電源の供給を停止する。また、
定電圧回路25をオンし(S5)、バッテリー部4から
バッテリー電圧を定電圧回路25、ダイオードD2を介
してインターフェイス制御部1の所定回路(前述の点線
Iで示す範囲の回路)へ供給する。以上の処理により、
インターフェイス制御部1の所定回路にのみバッテリー
部4から必要最小限の電力(例えば8W程度)が供給さ
れ、極めて電力消費の少ない状態でスリープモードに設
定される。 【0027】その後、スリープモード期間中、インター
フェイス制御部1の所定回路のみに電力を供給し続け
る。この間、CPU7はバッテリー電圧Vが電圧V3よ
り小さくなったか判断する(S6)。この電圧V3は前
述の如く極めて低い電圧であり、これ以上電圧が低下す
ると所定回路の駆動が困難な電圧である。但し、スリー
プモードへの移行時には、上述の判断(S2)を実行し
ているので、スリープモードへの移行初期時にはバッテ
リー電圧Vが電圧V3より低くなることはない(S6が
N)。 【0028】しかし、スリープモードが継続するとバッ
テリー電圧は序々に低下し、その後バッテリー電圧Vは
電圧V3より低くなる(S6がY、例えば図6の曲線B
(時間t2においてバッテリー電圧Vは電圧V3であ
る)。この電圧V3の判断は、前述と同様、バッテリー
電圧検出部26の出力がCPU7の3入力(LOW1、
LOW2、HiBATT)に供給されることから、CP
U7はこの入力信号の状態を確認し、図4に示すテーブ
ルと比較することで判断する。 【0029】バッテリー電圧Vが電圧V3より低下した
と判断すると、CPU7はリレー23をオンし、商用電
源を再度電源部3へ供給する(S7)。また、定電圧回
路25の駆動を停止し(S8)、インターフェイス制御
部1への電源供給をバッテリー部4から電源部3に切り
換える。そして、充電回路24へ充電指示信号(CHA
RGE)を出力し、バッテリー部4への充電を再開する
(S9)。上述の処理により、バッテリー部4のバッテ
リー電圧が低下した時でも、直ちに電源部3からの電源
供給を行い、低下したバッテリー電圧で所定回路を駆動
することはない。 【0030】一方、上述のスリープモード中、印字処理
の指示が行われる場合がある。この時の処理を説明する
図が、図8に示すフローチャートである。LAN回線を
介してパソコンから印字データが入力すると、CPU7
はこれを確認する(ステップ(以下STPで示す)
1)。そして、CPU7は現在スリープモードか否かの
判断を行う(STP2)。本実施例ではスリープモード
時でも、上述の様にバッテリー部4から所定回路に電力
が供給され、パソコンから供給される画像形成動作の開
始命令を認識することができる。したがって、装置がス
リープモードに設定されている時でも、LAN回線5を
介して入力する印字データを確認し、現在の装置の状態
を判断し、以下の処理を実行することができる。 【0031】尚、装置がスリープモードではない時(S
TP2がN)には、既に電源部3からインターフェイス
制御部1のイメージデータ発生部12やイメージデータ
メモリ13、及びプリンタ制御部2(プリンタ印字部1
5、プリンタ表示/操作部16)等へ電力が供給されて
いるので、以下のスリープモードから印字モードへの移
行処理を行う必要はない。 【0032】装置がスリープモードである時(STP2
がY)、バッテリー部4からバッテリー電圧がインター
フェイス制御部1の所定回路(点線Iで示す範囲の回
路)に供給されているだけなので、装置への電源供給を
バッテリー部4から電源部3へ移行すべく以下の処理を
行う。すなわち、先ずスリープモードの設定をクリアし
(STP3)、リレー23をオンし(STP4)、商用
電源を電源部3へ再度供給する。次に、バッテリー部4
の出力を遮断すべく定電圧回路25をオフする(STP
5)。そして、最後にヒータ駆動回路27を制御してヒ
ータ27’の加熱制御を行い(STP6)、プリンタレ
ディーの判断を待つ(STP7)。 【0033】その後、電源部3への電源供給や、ヒータ
27’の加熱処理が終了すると(STP7がY)、CP
U7は次のデータ解析処理や印字処理を行う(STP
8)。尚、本実施例では上述のヒータ27’をセラミッ
クヒータで構成し、例えばフィルムの内側にこのヒータ
27’を当接し、熱定着器全体を加熱することなく、例
えばトナー画像の熱定着に必要不可欠な箇所のみを加熱
する構成である。したがって、熱定着器を予備加熱して
所定温度になるまで約7〜8秒と極めて短時間であり、
スリープモードから印字モードへの移行にそれほど時間
を要しない。 【0034】尚、CPU7が行うデータ解析処理は(S
TP8)、バッファメモリ10に保持された印字データ
を解析し、文字コードをイメージデータ発生部12を介
して対応するドットデータとし、印字制御コードのコマ
ンドを実行し、イメージデータメモリ13のビットマッ
プデータを格納する処理である。また、印字処理(ST
P8)はビットマップデータをプリンタ印字部15へ出
力し、印字ヘッドにより感光体へ光書き込みを行う処理
である。この様にして感光体に光書き込みされた露光デ
ータは静電潜像の形で記録され、以後電子写真プロセス
に従って現像、転写、及び上述の如く加熱制御された熱
定着器による定着処理が施され、普通紙への画像形成が
行われる。 【0035】尚、上述の実施例のバッテリー部4として
はNiCd電池等各種充電可能な電池を使用することが
できる。また、バッテリー部4を長時間使用する為、例
えば太陽電池等を使用しても良く、またバッテリー部4
の充電に太陽電池を使用できる構成としても良い。 【0036】次に、本発明の他の実施例を説明する。上
述の実施例では画像形成装置としてプリンタ装置の例を
挙げて説明したが、本実施例はファクシミリ装置に適用
した例を説明するものである。図9は本実施例のファク
シミリ装置のシステム構成図である。同図において、本
システムは、ファクシミリ制御部28、印字制御部2
9、電源部30、バッテリー部31で構成されている。
ファクシミリ制御部28は、電話回線32、回線制御部
33を介して入力するファクシミリ信号(通話信号)を
デジタル信号に変換した後、ビットマップデータを作成
する回路である。このファクシミリ制御部28は前述の
図2と同様、CPU34、ROM35、RAM36、I
/O37、及びモデム38、スキャナ39、DCR4
0、画像メモリ41で構成されている。 【0037】CPU34はファクシミリ装置全体のシス
テム制御を行う中央処理部であり、ROM35に記憶さ
れたプログラムに従って制御を行う。また、前述と同
様、RAM36は制御処理中に発生するデータを一時記
憶するワークエリア等で構成され、I/O37はリレー
等への制御データの入出力処理を行う。また、モデム3
8は回線制御部33を介して入力する通話信号をファク
シミリ装置が扱える符号データに変換する回路であり、
DCR40は符号データを圧縮(出力時)、又は伸縮
(入力時)する符号圧縮伸縮回路であり、スキャナ39
は原稿データを読み取る装置である。尚、画像メモリ4
1は前述のイメージデータメモリ13と同様、用紙1頁
分のビットマップデータを記憶するメモリである。 【0038】上述の構成のファクシミリ制御部28にお
いて、点線IIで囲むCPU34、ROM35、RAM3
6、I/O37は前述の実施例と同様、その駆動にそれ
ほど大きな電力を要しない回路であり、しかも電話回線
32を介して入力するファクシミリ信号の供給を判断で
きる回路でもある。したがって、本実施例でも、この点
線IIで囲む回路を常時駆動可能状態に保持する為、点線
IIで囲む回路をバッテリー部31に接続する。また、上
述の点線IIで囲む回路以外のファクシミリ制御部28に
は電源部30が接続されている。一方、印字制御部29
はファクシミリ印字部42とファクシミリ表示/操作部
43で構成され、ファクシミリI/F44を介して、上
述のファクシミリ制御部28に接続されている。この印
字制御部29(ファクシミリ印字部42とファクシミリ
表示/操作部43)は、電源部30に接続され、電源部
30から電源供給を受ける。 【0039】また、上述のファクシミリ制御部28及び
印字制御部29へ電力を供給する電源回路は、前述の図
1と同様の構成であり、図1に示すインターフェイス制
御部1(点線Iで囲む回路)がファクシミリ制御部28
(点線IIで囲む回路)に代わり、プリンタ制御部2(プ
リンタ印字部15、プリンタ表示/操作部16)が印字
制御部29(ファクシミリ印字部42、ファクシミリ表
示/操作部43)に代わった回路構成である。したがっ
て、本実施例のファクシミリ装置についてもその電源供
給制御は、印字モード時、電源部3からファクシミリ制
御部28及び印字制御部29へ電力を供給し、一定時間
ファクシミリ信号が入力しない場合スリープモードに移
行し、バッテリー部31からファクシミリ制御部28内
の点線IIで囲まれた回路にのみ電力を供給する。一方、
ファクシミリ信号の着信があると、CPU34はこれを
検出し、前述と同様リレー23をオンし、定電圧回路2
5をオフすることで電源部3からの電力供給に切り換え
る。 【0040】上述の制御により、スリープモード時電力
供給を極力抑え、バッテリー部31から電力供給を行う
と共に、スリープモード解除後は直ちにファクシミリ信
号に基づく印字を行うことができる。 【0041】尚、上述の実施例においても、バッテリー
部31はNiCd電池等の各種の充電可能な電池を使用
することができることは勿論である。 【0042】 【発明の効果】本発明によれば、スリープモード時の電
源供給をバッテリー(電池)により行うことができ、し
かも画像形成装置の必要不可欠な回路にのみ電力供給す
るので、電力消費を抑え、効率の良い印字処理を行うこ
とができる。 【0043】また、バッテリー(電池)で電力供給する
ので、大型のサブ電源等を使用する必要がなく、装置の
小型化、装置のコストダウン及び低消費電力化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施例のプリンタ装置の全体構成図である。 【図2】インターフェイス制御部、プリンタ制御部、及
び電源部、バッテリー部のシステム構成図である。 【図3】バッテリー電圧検出部の具体的回路を説明する
図である。 【図4】バッテリー電圧とCPUの3入力との関係を説
明する図である。 【図5】メインスイッチをオンした時の処理を示すフロ
ーチャートである。 【図6】バッテリー電圧の変化を説明する図である。 【図7】スリープモードの処理を説明するフローチャー
トである。 【図8】データ受信時の処理を説明するフローチャート
である。 【図9】ファクシミリ制御部、印字制御部、及び電源
部、バッテリー部のシステム構成図である。 【符号の説明】 1 インターフェイス制御部 2 プリンタ制御部 3、30 電源部 4、31 バッテリー部 7、34 CPU 8、35 ROM 9、36 RAM 10 バッファメモリ 11、37 I/O 12 イメージデータ発生部 13 イメージデータメモリ 15 プリンタ印字部 16 プリンタ表示/操作部 19 電源回路 20 プラグ 21 メインスイッチ 22 ドランバ 23 リレー 24 充電回路 25 定電圧回路 26 バッテリー電圧検出部 26a〜26c コンパレータ 27 ヒータ駆動回路 27’ヒータ 28 ファクシミリ制御部 29 印字制御部 38 モデム 39 スキャナ 40 DCR 41 画像メモリ 42 ファクシミリ印字部 43 ファクシミリ表示/操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 B41J 29/00 - 29/70

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 非画像形成動作期間が継続した際、装置
    の通電を自動遮断する休止モードを備えた画像形成装置
    において、 上位機器から入力する画像形成動作開始命令を認識する
    起動回路と、 前記休止モード中、少なくとも前記起動回路に電源を供
    給する電池電源回路と、 前記起動回路の出力に応じて前記休止モードを解除し、
    画像形成可能状態に復帰制御する復帰制御手段と、前記電池電源回路の充電を行う電池充電回路と、 前記電池電源回路の出力電圧を検出する電池電圧検出手
    段とを備え、 前記装置の通電中、前記電池充電回路は、前記出力電圧
    が、第1の充電開始電位V2以下に下がると前記出力電圧
    が充電停止電位V1に回復するまで充電を行い、 前記休止モード中、前記電池充電回路は、前記出力電圧
    が、第2の充電開始電位V3以下に下がると前記休止モ
    ードを解除し、前記電池電源回路の充電処理を行う こと
    を特徴とする画像形成装置。
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