JP3408966B2 - 電力指令装置及び電力指令方法 - Google Patents

電力指令装置及び電力指令方法

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JP3408966B2
JP3408966B2 JP09501698A JP9501698A JP3408966B2 JP 3408966 B2 JP3408966 B2 JP 3408966B2 JP 09501698 A JP09501698 A JP 09501698A JP 9501698 A JP9501698 A JP 9501698A JP 3408966 B2 JP3408966 B2 JP 3408966B2
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比呂志 米沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、互いに並列に接
続された複数の電力変換装置が出力する電力を制御する
電力指令装置及び電力指令方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば交通・電気鉄道研究会資料
(資料番号TER−95−46)の「電圧変動抑制装置
(SVG)の開発」の第15頁(1995年11月 電
気学会発行)に示された従来の電力指令装置の制御シー
ケンスを示すシーケンス図であり、図において、ST1
は電力変換装置1,2,3(図10を参照)に対して起
動指令を出力する起動ブロック、ST2は電力変換装置
を省エネ運転するか否か、即ち、電力変換装置3の運転
形態を設定する運転形態設定ブロック、ST3は電力変
換装置1,2のリミット運転を開始し、電力変換装置
1,2が出力する無効電力がリミット値に到達したか否
かを判定する電力判定ブロック、ST4は電力変換装置
1,2が出力する無効電力がリミット値に到達すると、
電力変換装置3から無効電力の供給を開始するゲートデ
ブロック、ST5は系統が要求する無効電力の不足分を
電力変換装置3が供給する不足電力供給ブロックであ
る。
【0003】また、ST6は電力変換装置を省エネ運転
しない運転モードが選択された場合、または、電力変換
装置1,2の何れかが停止した場合、電力変換装置3の
運転を開始する予備機運転ブロック、ST7は電力変換
装置3を通常運転(停止した電力変換装置と同様の運
転)する通常運転ブロック、ST8は電力変換装置1,
2が出力する無効電力がリミット値を下回ってから1秒
以上経過したか否かを判定する時間判定ブロック、ST
9は1秒以上経過している場合には、電力変換装置3が
出力する無効電力を零にするゲートブロックである。
【0004】次に動作について説明する。まず、電力指
令装置から電力変換装置1,2,3に対して起動指令が
出力されたのち(ステップST1)、電力変換装置を省
エネ運転する運転モードが選択されると(ステップST
2)、電力指令装置から電力変換装置1,2に対してリ
ミット運転の開始指令が出力される一方(ステップST
3)、電力変換装置3の出力がゲートブロックされる。
【0005】そして、電力変換装置1,2が出力する無
効電力がリミット値に到達するまでは、この運転形態を
維持するが、電力変換装置1,2が出力する無効電力が
リミット値に到達すると、電力変換装置3の出力を速や
かにゲートデブロックして(ステップST4)、系統が
要求する無効電力の不足分を電力変換装置3から供給さ
せる(ステップST5)。
【0006】これにより、系統が要求する無効電力を3
台の電力変換装置1,2,3で賄うことになるが、系統
が要求する無効電力が低下し、電力変換装置1,2が出
力する無効電力がリミット値を下回ると、一定時間経過
後(図9の例では、1秒後)に電力変換装置3の出力を
ゲートブロックして(ステップST8,ST9)、電力
変換装置3が出力する無効電力を零にする。
【0007】なお、電力変換装置を省エネ運転しない運
転モードが選択された場合、または、電力変換装置1,
2の何れかが停止した場合、電力変換装置3を予備機と
して通常運転(停止した電力変換装置と同様の運転)さ
せる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力指令装置は
以上のように構成されているので、系統が要求する無効
電力が不足すると、その不足分を電力変換装置3が賄う
ことができるが、電力変換装置1,2,3に対する負荷
を均等に分担することができないため、特定の電力変換
装置の負荷が常に過大になる場合が生じ、そのような運
転が積み重なると、特定の電力変換装置の故障を招くと
いう課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、複数の電力変換装置のうち数台の
電力変換装置に故障等が生じても、系統が要求する電力
を残りの電力変換装置が均等に分担することができる電
力指令装置及び電力指令方法を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力指令
装置は、スイッチング素子の状態から故障の発生を判断
して複数の電力変換装置の中から健全な電力変換装置を
検出する検出手段を設け、全電力変換装置に対する健全
な電力変換装置の割合の逆数を演算するとともに、その
割合の逆数を1台当たりの電力指令値に乗算し、その乗
算結果を各電力変換装置の電力指令値に決定するもので
ある。
【0011】この発明に係る電力指令装置は、スイッチ
ング素子の状態から故障の発生を判断して複数の電力変
換装置の中から健全な電力変換装置を検出する検出手段
を設け、全電力変換装置に対する健全な電力変換装置の
割合を演算するとともに、1台当たりの電力指令値をそ
の割合で除算し、その除算結果を各電力変換装置の電力
指令値に決定するものである。
【0012】この発明に係る電力指令装置は、複数の電
力変換装置の全体の電力指令値から総和電力値を減算
し、その減算結果に基づいて1台当たりの電力指令値を
決定するようにしたものである。
【0013】この発明に係る電力指令装置は、指令値決
定手段により決定された電力指令値が上限値を逸脱する
場合には、その上限値を電力指令値とするようにしたも
のである。
【0014】この発明に係る電力指令装置は、減算手段
の減算結果が上限値を逸脱する場合には、その上限値を
指令値決定手段に供給するようにしたものである。
【0015】この発明に係る電力指令装置は、減算手段
の減算結果が上限値を逸脱する場合には、その上限値に
基づいて1台当たりの電力指令値を決定するようにした
ものである。
【0016】この発明に係る電力指令装置は、上限値を
電力変換装置の定格値に相当する値に設定するようにし
たものである。
【0017】この発明に係る電力指令方法は、スイッチ
ング素子の状態から故障の発生を判断して複数の電力変
換装置の中から健全な電力変換装置を検出して、全電力
変換装置に対する健全な電力変換装置の割合の逆数を演
算するとともに、その割合の逆数を1台当たりの電力指
令値に乗算し、その乗算結果を各電力変換装置の電力指
令値に決定するものである。
【0018】この発明に係る電力指令方法は、スイッチ
ング素子の状態から故障の発生を判断して複数の電力変
換装置の中から健全な電力変換装置を検出して、全電力
変換装置に対する健全な電力変換装置の割合を演算する
とともに、1台当たりの電力指令値をその割合で除算
し、その除算結果を各電力変換装置の電力指令値に決定
するものである。
【0019】この発明に係る電力指令方法は、複数の電
力変換装置の全体の電力指令値から複数の電力変換装置
が出力する総和電力値を減算し、その減算結果に基づい
て1台当たりの電力指令値を決定するようにしたもので
ある。
【0020】この発明に係る電力指令方法は、電力指令
値が上限値を逸脱する場合には、その上限値を電力指令
値とするようにしたものである。
【0021】この発明に係る電力指令方法は、減算結果
が上限値を逸脱する場合には、その上限値に基づいて1
台当たりの電力指令値を決定するようにしたものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1. 図1はこの発明の実施の形態1による電力指令装置を示
す構成図であり、図において、S1 〜Sn は互いに直列
又は並列に接続され、有効電力及び無効電力を供給する
電力変換装置、11は電力変換装置S1 〜Sn の1台当
たりの電力指令値P* を設定する電力指令入力部(設定
手段)、12は電力変換装置S1 〜Snのうち健全な電
力変換装置を検出し、健全な電力変換装置の台数Kを出
力する検出器(検出手段)、13は電力変換装置S1 〜
Sn の全台数Nを健全な電力変換装置の台数Kで除算す
る除算器(指令値決定手段)、14は除算器13の除算
結果N/Kを1台当たりの電力指令値P* に乗算して、
その乗算結果P* ・N/Kを電力変換装置S1 〜Sn の
電力指令値に決定する乗算器(指令値決定手段)であ
る。なお、図2はこの発明の実施の形態1による電力指
令方法を示すフローチャートである。
【0023】次に動作について説明する。まず、電力指
令入力部11は、系統が要求する電力量がPALL である
場合、その電力量PALL を電力変換装置S1 〜Sn の全
台数Nで除算し、その除算結果PALL /Nを電力変換装
置S1 〜Sn の1台当たりの電力指令値P* として決定
する(ステップST11)。
【0024】一方、検出器12は、電力変換装置S1 〜
Sn のうち健全な電力変換装置を検出するため、例え
ば、電力変換装置S1 〜Sn のスイッチング素子の状態
を監視して、すべてのスイッチング素子がオフ状態の電
力変換装置を検出する。そして、すべてのスイッチング
素子がオフ状態の電力変換装置は、健全な電力変換装置
ではなく、故障等が発生している電力変換装置であると
判断し、故障等が発生していない電力変換装置を健全な
電力変換装置であると判断する。(ステップST1
2)。このようにして、故障等が発生していない健全な
電力変換装置を検出すると、検出器12は、健全な電力
変換装置の台数Kを除算器13に出力する。
【0025】そして、除算器13は、検出器12から健
全な電力変換装置の台数Kが出力されると、電力変換装
置S1 〜Sn の全台数Nを健全な電力変換装置の台数K
で除算し、その除算結果N/Kを乗算器14に出力する
(ステップST13)。そして、乗算器14は、除算器
13から除算結果N/Kが出力され、電力指令入力部1
1から1台当たりの電力指令値P* が出力されると、そ
の除算結果N/Kを1台当たりの電力指令値P* に乗算
し(ステップST14)、その乗算結果P* ・N/Kを
電力変換装置S1 〜Sn の電力指令値として決定し、そ
の電力指令値P* ・N/Kを電力変換装置S1 〜Sn に
出力する(ステップST15)。
【0026】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、全電力変換装置S1 〜Sn に対する健全な電
力変換装置の割合の逆数N/Kを演算するとともに、そ
の割合の逆数N/Kを1台当たりの電力指令値P* に乗
算し、その乗算結果P* ・N/Kを電力変換装置S1 〜
Sn の電力指令値に決定するように構成したので、電力
変換装置S1 〜Sn のうち数台の電力変換装置に故障等
が生じても、系統が要求する電力を残りの電力変換装置
が均等に分担することができる効果を奏する。
【0027】実施の形態2. 上記実施の形態1では、全電力変換装置S1 〜Sn に対
する健全な電力変換装置の割合の逆数N/Kを1台当た
りの電力指令値P* に乗算するものについて示したが、
図3に示すように、除算器(指令値決定手段)15が、
全電力変換装置S1 〜Sn に対する健全な電力変換装置
の割合K/Nを演算し、除算器(指令値決定手段)16
が、1台当たりの電力指令値P* を割合K/Nで除算す
るようにしてもよく、上記実施の形態1と同様の効果を
奏する。
【0028】実施の形態3. 図4はこの発明の実施の形態3による電力指令装置を示
す構成図であり、図において、21は電力変換装置S1
〜Sn の全体の電力指令値P*ALLを設定する電力指令入
力部(設定手段)、22は電力変換装置S1 〜Sn が出
力する総和電力値PALL を計測する計測器(計測手
段)、23は電力指令入力部21により設定された電力
指令値P*ALLから計測器22により計測された総和電力
値PALL を減算する減算器(減算手段)、24は減算器
23の減算結果P*ALL−PALL を積分し、1台当たりの
電力指令値P* を決定する積分器(指令値決定手段)で
ある。なお、図5はこの発明の実施の形態3による電力
指令方法を示すフローチャートである。
【0029】次に動作について説明する。まず、電力指
令入力部21は、系統が要求する電力量がPALL である
場合、電力変換装置S1 〜Sn の全体の電力指令値をP
*ALLに決定し、その電力指令値P*ALLを減算器23に出
力する(ステップST21)。一方、計測器22は、電
力変換装置S1 〜Sn が出力する総和電力値PALL を計
測し、その総和電力値PALL を減算器23に出力する
(ステップST22)。
【0030】そして、減算器23は、計測器22から電
力変換装置S1 〜Sn の総和電力値PALL が出力され、
電力指令入力部21から電力変換装置S1 〜Sn の全体
の電力指令値P*ALLが出力されると、その電力指令値P
*ALLから総和電力値PALL を減算し、その減算結果P*A
LL−PALL を積分器24に出力する(ステップST2
3)。
【0031】このようにして、減算器23から減算結果
P*ALL−PALL が出力されると、積分器24は、例え
ば、電力変換装置Sn が故障して、本来ならば、電力A
(pu)を出力するところ、電力B(pu)しか出力す
ることができず、全体の電力量がA−B(pu)だけ不
足している場合(不足分はP*ALL−PALL に相当す
る)、その不足分X−Y(pu)を他の電力変換装置S
1 〜Sn-1 で賄うべく、減算器23の減算結果P*ALL−
PALL を積分し、1台当たりの電力指令値P* を決定す
る(ステップST24)。 電力変換装置S1 〜Sn-1 がそれぞれ賄う不足分 =(A−B)/(N−1) 1台当たりの電力指令値P* =∫(P*ALL−PALL )dt/N
【0032】以上で明らかなように、この実施の形態3
によれば、電力変換装置S1 〜Snの全体の電力指令値
P*ALLから総和電力値PALL を減算し、その減算結果に
基づいて1台当たりの電力指令値P* を決定するように
構成したので、電力変換装置S1 〜Sn のうち数台の電
力変換装置に故障等が生じても、系統が要求する電力を
残りの電力変換装置が均等に分担することができる効果
を奏する。
【0033】実施の形態4. 上記実施の形態1,2では、乗算器14の乗算結果P*
・N/K又は除算器16の除算結果P* ・N/Kを電力
変換装置S1 〜Sn の電力指令値として出力するものに
ついて示したが、図6に示すように、上限値PLIMIT を
電力変換装置S1 〜Sn の定格値に相当する値に設定
し、その電力指令値P* ・N/Kが上限値PLIMIT を逸
脱する場合には、その上限値PLIMIT を電力指令値とす
るリミッタ(リミット手段)17を設けるようにしても
よい。これにより、電力変換装置S1 〜Sn の出力電力
が定格値を越えることによる破損を防止することができ
る効果を奏する。
【0034】実施の形態5. 上記実施の形態3では、減算器23の減算結果P*ALL−
PALL を積分器24に出力するものについて示したが、
図7に示すように、上限値PLIMIT を電力変換装置S1
〜Sn の定格値に相当する値に設定し、その減算結果P
*ALL−PALL が上限値PLIMIT を逸脱する場合には、そ
の上限値PLIMIT を積分器24に出力するリミッタ(リ
ミット手段)25を設けるようにしてもよい。これによ
り、電力変換装置S1 〜Sn の出力電力が定格値を越え
ることによる破損を防止することができる効果を奏す
る。
【0035】実施の形態6. 上記実施の形態5では、積分器24の前段にリミッタ2
5を設けるものについて示したが、図8に示すように、
リミッタ付の積分器を用いて積分器24を構成するよう
にしてもよく、上記実施の形態4と同様の効果を奏する
ことができる。なお、実施の形態3,5,6では、積分
器24が減算器23の減算結果P*ALL−PALL を積分し
て、1台当たりの電力指令値P* を決定するものについ
て示したが、これに限るものではなく、例えば、減算器
23の減算結果P*ALL−PALLを微分して、1台当たり
の電力指令値P* を決定するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、スイ
ッチング素子の状態から故障の発生を判断して複数の電
力変換装置の中から健全な電力変換装置を検出する検出
手段を設け、全電力変換装置に対する健全な電力変換装
置の割合の逆数を演算するとともに、その割合の逆数を
1台当たりの電力指令値に乗算し、その乗算結果を各電
力変換装置の電力指令値に決定するように構成したの
で、複数の電力変換装置のうち数台の電力変換装置に故
障等が生じても、系統が要求する電力を残りの電力変換
装置が均等に分担することができる効果がある。
【0037】この発明によれば、スイッチング素子の状
態から故障の発生を判断して複数の電力変換装置の中か
ら健全な電力変換装置を検出する検出手段を設け、全電
力変換装置に対する健全な電力変換装置の割合を演算す
るとともに、1台当たりの電力指令値をその割合で除算
し、その除算結果を各電力変換装置の電力指令値に決定
するように構成したので、複数の電力変換装置のうち数
台の電力変換装置に故障等が生じても、系統が要求する
電力を残りの電力変換装置が均等に分担することができ
る効果がある。
【0038】この発明によれば、複数の電力変換装置の
全体の電力指令値から総和電力値を減算し、ある電力変
換装置の故障に伴う電力不足分を健全な電力変換装置に
賄わせるため、その減算結果に基づいて1台当たりの電
力指令値を決定するように構成したので、複数の電力変
換装置のうち数台の電力変換装置に故障等が生じても、
系統が要求する電力を残りの電力変換装置が均等に分担
することができる効果がある。
【0039】この発明によれば、指令値決定手段により
決定された電力指令値が上限値を逸脱する場合には、そ
の上限値を電力指令値とするように構成したので、電力
変換装置の出力電力が過大になることによる破損を防止
することができる効果がある。
【0040】この発明によれば、減算手段の減算結果が
上限値を逸脱する場合には、その上限値を指令値決定手
段に供給するように構成したので、電力変換装置の出力
電力が過大になることによる破損を防止することができ
る効果がある。
【0041】この発明によれば、減算手段の減算結果が
上限値を逸脱する場合には、その上限値に基づいて1台
当たりの電力指令値を決定するように構成したので、電
力変換装置の出力電力が過大になることによる破損を防
止することができる効果がある。
【0042】この発明によれば、上限値を電力変換装置
の定格値に相当する値に設定するように構成したので、
電力変換装置の出力電力が定格値を越えることによる破
損を防止することができる効果がある。
【0043】この発明によれば、スイッチング素子の状
態から故障の発生を判断して複数の電力変換装置の中か
ら健全な電力変換装置を検出して、全電力変換装置に対
する健全な電力変換装置の割合の逆数を演算するととも
に、その割合の逆数を1台当たりの電力指令値に乗算
し、その乗算結果を各電力変換装置の電力指令値に決定
するように構成したので、複数の電力変換装置のうち数
台の電力変換装置に故障等が生じても、系統が要求する
電力を残りの電力変換装置が均等に分担することができ
る効果がある。
【0044】この発明によれば、スイッチング素子の状
態から故障の発生を判断して複数の電力変換装置の中か
ら健全な電力変換装置を検出して、全電力変換装置に対
する健全な電力変換装置の割合を演算するとともに、1
台当たりの電力指令値をその割合で除算し、その除算結
果を各電力変換装置の電力指令値に決定するように構成
したので、複数の電力変換装置のうち数台の電力変換装
置に故障等が生じても、系統が要求する電力を残りの電
力変換装置が均等に分担することができる効果がある。
【0045】この発明によれば、ある電力変換装置の故
障に伴う電力不足分を健全な電力変換装置に賄わせるた
め、複数の電力変換装置の全体の電力指令値から複数の
電力変換装置が出力する総和電力値を減算し、その減算
結果に基づいて1台当たりの電力指令値を決定するよう
に構成したので、複数の電力変換装置のうち数台の電力
変換装置に故障等が生じても、系統が要求する電力を残
りの電力変換装置が均等に分担することができる効果が
ある。
【0046】この発明によれば、電力指令値が上限値を
逸脱する場合には、その上限値を電力指令値とするよう
に構成したので、電力変換装置の出力電力が過大になる
ことによる破損を防止することができる効果がある。
【0047】この発明によれば、減算結果が上限値を逸
脱する場合には、その上限値に基づいて1台当たりの電
力指令値を決定するように構成したので、電力変換装置
の出力電力が過大になることによる破損を防止すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電力指令装置
を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による電力指令方法
を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による電力指令装置
を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による電力指令装置
を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による電力指令方法
を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態4による電力指令装置
を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による電力指令装置
を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態6による電力指令装置
を示す構成図である。
【図9】 従来の電力指令装置の制御シーケンスを示す
シーケンス図である。
【図10】 電力変換装置を示す構成図である。
【符号の説明】
11,21 電力指令入力部(設定手段)、12 検出
器(検出手段)、13,15,16 除算器(指令値決
定手段)、14 乗算器(指令値決定手段)、22 計
測器(計測手段)、23 減算器(減算手段)、24
積分器(指令値決定手段)、17,25 リミッタ(リ
ミット手段)、S1 〜Sn 電力変換装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02M 7/48 H02M 7/48 M (72)発明者 徳原 克久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 米沢 比呂志 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 佐藤 正 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−308254(JP,A) 特開 平8−214553(JP,A) 特開 平7−194118(JP,A) 特開 平6−178546(JP,A) 特開 平5−252668(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 1/66 G05F 1/00 H02J 3/38 H02J 3/46 H02M 7/48

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電力変換装置の1台当たりの電力
    指令値を設定する設定手段と、スイッチング素子の状態
    から故障の発生を判断して複数の電力変換装置の中から
    健全な電力変換装置を検出する検出手段と、全電力変換
    装置に対する健全な電力変換装置の割合の逆数を演算す
    るとともに、その割合の逆数を1台当たりの電力指令値
    に乗算し、その乗算結果を各電力変換装置の電力指令値
    に決定する指令値決定手段とを備えた電力指令装置。
  2. 【請求項2】 複数の電力変換装置の1台当たりの電力
    指令値を設定する設定手段と、スイッチング素子の状態
    から故障の発生を判断して複数の電力変換装置の中から
    健全な電力変換装置を検出する検出手段と、全電力変換
    装置に対する健全な電力変換装置の割合を演算するとと
    もに、1台当たりの電力指令値をその割合で除算し、そ
    の除算結果を各電力変換装置の電力指令値に決定する指
    令値決定手段とを備えた電力指令装置。
  3. 【請求項3】 複数の電力変換装置の全体の電力指令値
    を設定する設定手段と、複数の電力変換装置が出力する
    総和電力値を計測する計測手段と、上記設定手段により
    設定された電力指令値から上記計測手段により計測され
    た総和電力値を減算する減算手段と、ある電力変換装置
    の故障に伴う電力不足分を健全な電力変換装置に賄わせ
    るため、上記減算手段の減算結果に基づいて1台当たり
    の電力指令値を決定する指令値決定手段とを備えた電力
    指令装置。
  4. 【請求項4】 指令値決定手段により決定された電力指
    令値が上限値を逸脱する場合には、その上限値を電力指
    令値とするリミット手段を設けたことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の電力指令装置。
  5. 【請求項5】 減算手段の減算結果が上限値を逸脱する
    場合には、その上限値を指令値決定手段に供給するリミ
    ット手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の電力
    指令装置。
  6. 【請求項6】 指令値決定手段は、減算手段の減算結果
    が上限値を逸脱する場合には、その上限値に基づいて1
    台当たりの電力指令値を決定することを特徴とする請求
    項3記載の電力指令装置。
  7. 【請求項7】 上限値を電力変換装置の定格値に相当す
    る値に設定することを特徴とする請求項4から請求項6
    のうちのいずれか1項記載の電力指令装置。
  8. 【請求項8】 複数の電力変換装置の1台当たりの電力
    指令値を設定する一方、スイッチング素子の状態から故
    障の発生を判断して複数の電力変換装置の中から健全な
    電力変換装置を検出して、全電力変換装置に対する健全
    な電力変換装置の割合の逆数を演算するとともに、その
    割合の逆数を1台当たりの電力指令値に乗算し、その乗
    算結果を各電力変換装置の電力指令値に決定する電力指
    令方法。
  9. 【請求項9】 複数の電力変換装置の1台当たりの電力
    指令値を設定する一方、スイッチング素子の状態から故
    障の発生を判断して複数の電力変換装置の中から健全な
    電力変換装置を検出して、全電力変換装置に対する健全
    な電力変換装置の割合を演算するとともに、1台当たり
    の電力指令値をその割合で除算し、その除算結果を各電
    力変換装置の電力指令値に決定する電力指令方法。
  10. 【請求項10】 複数の電力変換装置の全体の電力指令
    値を設定する一方、複数の電力変換装置が出力する総和
    電力値を計測して、その電力指令値から総和電力値を減
    算し、ある電力変換装置の故障に伴う電力不足分を健全
    な電力変換装置に賄わせるため、その減算結果に基づい
    て1台当たりの電力指令値を決定する電力指令方法。
  11. 【請求項11】 電力指令値が上限値を逸脱する場合に
    は、その上限値を電力指令値とすることを特徴とする請
    求項8または請求項9記載の電力指令方法。
  12. 【請求項12】 減算結果が上限値を逸脱する場合に
    は、その上限値に基づいて1台当たりの電力指令値を決
    定することを特徴とする請求項10記載の電力指令方
    法。
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