JP3408586B2 - ヒートパイプ式冷却器 - Google Patents

ヒートパイプ式冷却器

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JP3408586B2 JP19144693A JP19144693A JP3408586B2 JP 3408586 B2 JP3408586 B2 JP 3408586B2 JP 19144693 A JP19144693 A JP 19144693A JP 19144693 A JP19144693 A JP 19144693A JP 3408586 B2 JP3408586 B2 JP 3408586B2
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秀紀 大高
英治 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明はヒートパイプ式冷却器
に関し、さらに詳細にいえば、電車の電動機制御装置等
の冷却用に使用されるヒートパイプ式冷却器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、電車の電動機制御装置等の冷
却用として伝熱効果が優れ、したがって冷却効果にも優
れたヒートパイプ式冷却器が使用されている。このヒー
トパイプ式冷却器は、電動機制御装置等の冷却対象装置
に対して伝熱可能に配置される受熱プレートと、受熱プ
レートに一端部が熱結合されたヒートパイプと、ヒート
ハイプの他端側に熱結合された放熱フィンとで構成され
ている。そして、冷却効果を高める必要がある場合に
は、ヒートパイプの本数を増加させるとともに、放熱フ
ィンの枚数を増加させ、しかも各放熱フィンの放熱面積
を増加させることになる。 【0003】図6は従来のヒートパイプ式冷却器の構成
を概略的に示す斜視図であり、受熱プレート91に一端
部が熱結合されたヒートパイプ92の所定位置に複数枚
の放熱フィン93を装着してあるとともに、複数枚の放
熱フィン93の端部同士を連結する棒状の補強部材94
が装着されている。この構成を採用すれば、ヒートパイ
プ92から放熱フィン93の自由端までの距離を大きく
して冷却効果を高めることができ、しかも、冷却対象装
置の振動、放熱フィンに及ぼされる風圧等の影響による
放熱フィンの振動を大幅に抑制できる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、図6の構成の
ヒートパイプ式冷却器を採用する場合には、複数枚の放
熱フィン93の端部同士を棒状の補強部材94により連
結することが必須であり、部品点数の増加、作業工程の
増加を伴うという不都合がある。また、各放熱フィン9
3は平板状であり、しかも複数枚の放熱フィン93が互
いに平行に配置されているのであるから、放熱フィン同
士の間を流れる空気は整流された状態になり、空気流に
よる奪熱効果を余り高めることができないことになる。
換言すれば、放熱効果を高めるためには、放熱フィンを
大型化しなければならないことになる。 【0005】 【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、棒状の連結部材を省略し、しかも放熱フ
ィンを大型化することなく放熱効果を高めることができ
るヒートパイプ式冷却器を提供することを目的としてい
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1のヒートパイプ式放熱器は、放熱部材
が、ヒートパイプに対して交差する方向に延び、かつ互
に離れ、独立した状態でヒートパイプの所定位置に装着
される放熱フィンであり、各放熱フィンの所定位置に空
気流を衝突させながら流すべく長辺と平行に膨出する1
対の曲げ部が形成されてあるものである。 【0007】 【作用】請求項1のヒートパイプ式冷却器であれば、一
方の端が受熱プレートに熱結合されたヒートパイプに対
して熱結合される放熱部材が、ヒートパイプに対して交
差する方向に延び、かつ互に離れた状態でヒートパイプ
の所定位置に装着される放熱フィンであり、各放熱フィ
ンの所定位置に曲げ部が形成されてあるので、放熱フィ
ン自体の機械的強度(曲げ剛性)を曲げ部により高める
ことができる。したがって、従来のヒートパイプ式冷却
器において採用されていた棒状の連結部材を省略するこ
とができる。また、放熱フィンに曲げ部を形成すること
により放熱フィン自体の共振周波数を高めることができ
るので、冷却対象装置の振動、放熱フィンに及ぼされる
風圧等の影響による放熱フィンの振動を大幅に抑制でき
る。さらに、放熱フィン同士の間を流れる空気が曲げ部
において放熱フィンに衝突する状態になるので、空気流
による奪熱効果を高めることができ、放熱フィンを大型
化することなく放熱効果を高めることができる。 【0008】 【実施例】以下、実施例を示す添付図面によってこの発
明を詳細に説明する。図1はこの発明のヒートパイプ式
冷却器の一実施例を概略的に示す正面図、図2は側面図
であり、受熱プレート1に対してヒートパイプ2の一端
部が熱結合されてあり、ヒートパイプ2の他端側に複数
枚の放熱フィン3が熱結合されてある。そして、放熱フ
ィン3を拡大して示す図3、図4に明らかなように、放
熱フィン3の長辺と平行に、ヒートパイプと平行な方向
に膨出する1対の曲げ部3bが形成されてある。尚、図
3、図4中3aは放熱フィン3とヒートパイプ2との間
の良好な熱結合、良好な機械的連結を達成するためのフ
ランジである。 【0009】上記曲げ部3bのサイズ(例えば、放熱フ
ィン3からの膨出距離)としては、放熱フィン3の機械
的強度の向上を達成できるサイズであればよく、十分に
小さくできるので、多数枚の放熱フィン3をヒートパイ
プ2に装着して放熱フィン同士の間隔を小さくした場合
であっても、空気流の抵抗を余り増加させず、スムーズ
な空気の流れを確保できる。また、曲げ部3bは、湾曲
形成されていてもよいが、屈曲形成されていてもよい。 【0010】上記の構成のヒートパイプ式冷却器であれ
ば、放熱フィン3が曲げ部3bを有しているので、曲げ
部3bが形成されていない場合と比較して機械的強度を
高めることができる。したがって、放熱フィン3同士の
端部間を連結する連結部材を不要にでき、部品点数の増
加、作業工程の増加を未然に防止し、しかもヒートパイ
プ式冷却器全体としての十分な機械的強度を達成するこ
とができる。また、曲げ部3bが形成されていない場合
と比較して共振周波数を高めることができる。したがっ
て、冷却対象装置の振動、風圧等による振動を大幅に抑
制することができる。特に、これらに起因する放熱フィ
ン3の共振を未然に防止できる。 【0011】さらに、放熱フィン3から熱を奪うための
空気の流れ(放熱フィン3の短辺と平行な方向の流れ)
は平面的ではなくなり、曲げ部3bにおいてある程度乱
されてしまうことになるので、放熱フィン3からより多
くの熱を奪うことができ、ひいては放熱効果を高めるこ
とができる。 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、各放熱
フィンの所定位置に曲げ部を形成して、放熱フィン自体
の機械的強度(曲げ剛性)を曲げ部により高め、従来の
ヒートパイプ式冷却器において採用されていた棒状の連
結部材を省略することができ、また、放熱フィンに曲げ
部を形成して放熱フィン自体の共振周波数を高め、冷却
対象装置の振動、放熱フィンに及ぼされる風圧等の影響
による放熱フィンの振動を大幅に抑制でき、さらに、放
熱フィン同士の間を流れる空気が曲げ部において放熱フ
ィンに衝突する状態になるので、空気流による奪熱効果
を高めることができ、放熱フィンを大型化することなく
放熱効果を高めることができるという特有の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明のヒートパイプ式放熱器の一実施例を
概略的に示す正面図である。 【図2】同上側面図である。 【図3】放熱フィンの拡大平面図である。 【図4】放熱フィンの拡大側面図である。 【図5】同上拡大正面図である。 【図6】従来のヒートパイプ式冷却器の構成を概略的に
示す斜視図である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/34 - 23/473

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ヒートパイプ(2)の一方の端部に受熱プ
    レート(1)を設け、他方の端部側に放熱部材(3)を
    設けてなるヒートパイプ式放熱器において、放熱部材
    (3)が、ヒートパイプ(2)に対して交差する方向に
    延び、かつ互に離れ、独立した状態でヒートパイプ
    (2)の所定位置に装着される放熱フィン(3)であ
    り、各放熱フィン(3)の所定位置に空気流を衝突させ
    ながら流すべく長辺と平行に膨出する1対の曲げ部(3
    b)が形成されてあることを特徴とするヒートパイプ式
    放熱器。
JP19144693A 1993-08-02 1993-08-02 ヒートパイプ式冷却器 Expired - Fee Related JP3408586B2 (ja)

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JPH11121667A (ja) 1997-10-20 1999-04-30 Fujitsu Ltd ヒートパイプ式冷却装置
JP2015115523A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社日立製作所 電力変換装置用半導体装置および電力変換装置
JP5805838B1 (ja) 2014-09-29 2015-11-10 株式会社日立製作所 発熱体の冷却構造、電力変換器ユニットおよび電力変換装置
KR102292310B1 (ko) * 2021-03-10 2021-08-25 주식회사 한국교량 이중튜브를 이용한 케이블 수밀장치

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