JP3408295B2 - 処置剤の自動押圧噴霧供給装置 - Google Patents

処置剤の自動押圧噴霧供給装置

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JP3408295B2
JP3408295B2 JP27119693A JP27119693A JP3408295B2 JP 3408295 B2 JP3408295 B2 JP 3408295B2 JP 27119693 A JP27119693 A JP 27119693A JP 27119693 A JP27119693 A JP 27119693A JP 3408295 B2 JP3408295 B2 JP 3408295B2
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gas
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treatment agent
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洋次 尾崎
鉄男 吉原
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Nippon Tansan Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は処置剤の自動押圧噴霧供
給装置にかかり、例えば外科手術等における2液式の血
液凝固剤の投与に供されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】噴霧ガスの手動弁を開いてミキサーにC
2ガスを送っている状態で、手動でシリンジのピスト
ンを押して主材と血液凝固剤をミキサーへ送り込み、こ
のミキサーにて主材と血液凝固剤を混合し、噴霧状態に
してその外部へ吐出するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】噴霧ガスの手動弁の開
放とシリンジのピストンの押し込みのタイミングを正確
に合わせるのが困難である。手動弁の開放が早過ぎると
ガスを無駄に浪費することになり、ピストンの押し込み
が早過ぎると主材と凝固剤がミキサーに入って塊まり、
その塊ったまま吐出されてしまう。
【0004】また、個人的にも、個々人間でも、ピスト
ンの押し込み早さを一定に保つのが困難で、早過ぎると
凝固剤の吐出量が多過ぎ、遅過ぎると凝固剤の吐出量が
少な過ぎて、何れの場合も最適の処置が期待できない。
【0005】本発明は上記のような操作性の困難さ、及
び使用者個人又は個々人による噴霧状態のばらつきを無
くすことを意図するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の発明にか
かる処置剤の自動押圧噴霧供給装置は開栓装置と、開閉
弁装置と、シリンジセットと、スプレー装置と、シリン
ジセットホルダーと、押し込みシリンダを有している。
【0007】該開栓装置はカートリッジの取付口と、取
付けられたカートリッジの開栓手段と、取出されたガス
の通路に配した第一段及び第二段の減圧手段と、減圧さ
れた二次及び三次圧ガス室に各別に連通する各別の流出
口を備えている。
【0008】該開閉弁装置は一対の弁匣と、該各弁匣を
貫通する各別のガス通路と、該各ガス通路の通常閉止型
の開閉弁と、該各開閉弁を開放するための各別かつ平行
の弁操作桿と、通常はそれぞれ該ガス通路と連通し該弁
操作桿の押し込み時に遮断されるガス抜き孔と、該各開
閉弁の共通の操作レバーを有し、該各弁匣が該開栓装置
に取付けられて該各ガス通路がそれぞれ一端で該開栓装
置の該各流出口に各別に連通している。
【0009】該シリンジセットは一対のシリンジを有
し、該各シリンジはそれぞれ、互いに摺嵌して可変の処
置剤収容室を形成する内筒と外筒を有し、該各外筒の外
端に押出口を備え、該スプレー装置は該シリンジセット
の該押出口に導結されるノズルと、このノズルの側面に
設けられた噴出用ガス管を備えている。
【0010】また、該シリンジセットホルダーは該開栓
装置に対する取付部、該シリンジセットの保持部、及び
この保持部の一端の支持部を備え、該押し込みシリンダ
は該シリンジセットホルダーの該支持部に、そのピスト
ンのロッドが該シリンジセットの該内筒の外端面に当接
自在に、支持されている。
【0011】そして、該開閉弁装置の該各ガス通路のう
ち、二次圧ガス用のガス通路の他端は導管により該スプ
レー装置の該噴出用ガス管に導結され、三次圧ガス用の
ガス通路の他端は別の導管により該押し込みシリンダに
導結されている。
【0012】該弁匣がそれぞれ独立した一対で構成さ
れ、該各ガス通路が各別の弁匣を貫通している。
【0013】該弁操作桿の各頭部はそれぞれ別個となっ
ており、該操作レバーが双方の該各頭部に当接してい
る。
【0014】該各弁操作桿の該各頭部が一体の頭部とな
っており、該操作レバーが該頭部に当接している。
【0015】該操作レバーの基部は該各弁匣に設けた支
腕に軸で枢支され、中間部で前記頭部に接し、遊端部は
該開栓装置とほぼ並行して延伸している。
【0016】前記各ガス通路の二次圧ガス用のガス通路
の他端は除菌フィルターを介して前記噴出用ガス管に導
結されている。
【0017】本発明の第二の発明にかかる処置剤の自動
押圧噴霧供給装置は開栓装置と、グリップと、開閉弁装
置と、配管と、シリンジセットと、スプレー装置と、シ
リンジセットホルダーと、押し込みシリンダを有してい
る。
【0018】該開栓装置はカートリッジの取付口と、取
付けられたカートリッジの開栓手段と、取出されたガス
の通路に配した第一段及び第二段の減圧手段と、減圧さ
れた二次及び三次圧ガス室に各別に連通する各別の流出
口を備えている。
【0019】該グリップは把持用である。該開閉弁装置
は一対の弁匣と、該各弁匣を貫通する各別のガス通路
と、該各ガス通路の通常閉止型の開閉弁と、該各開閉弁
を開放するための各別かつ平行の弁操作桿と、通常はそ
れぞれ該ガス通路と連通し弁操作桿の押し込み時に遮断
されるガス抜き孔と、該各開閉弁の共通の操作レバーを
有し、該各弁匣が該グリップに取付けられる。
【0020】該配管は該配管は二次圧用の配管と三次圧
用の配管の一対で可撓性があり、該各配管が該開閉弁装
置の該各ガス通路のそれぞれ一端を該開栓装置の該各流
出口に各別に導結する。該シリンジセットは一対のシリ
ンジを有し、該各シリンジはそれぞれ互いに摺嵌して可
変の処置剤収容室を形成する内筒と外筒を有し、該各外
筒の外端に押出口を備え、該スプレー装置は該シリンジ
セットの該押出口に導結されるノズルと、このノズルの
側面に設けられた噴出用ガス管を備えている。
【0021】また、該シリンジセットホルダーは該グリ
ップに取付けられ、該シリンジセットの保持部、及びこ
の保持部の一端の支持部を備え、該押し込みシリンダは
該シリンジセットホルダーの該支持部に、そのピストン
のロッドが該シリンジセットの該内筒の外端面に当接自
在に、支持されている。
【0022】そして、該開閉弁装置の該各ガス通路のう
ち、二次圧ガス用のガス通路の他端は導管により該スプ
レー装置の該噴出用ガス管に導結され、三次圧ガス用の
ガス通路の他端は別の導管により該押し込みシリンダに
導結されている。該開栓装置は、クリップを備えてい
る。
【0023】
【作用】高圧ガスカートリッジを開栓装置の取付口に取
付ける。この場合、カートリッジの首部に取付ねじが有
ればカートリッジを取付口に直接ねじ込んで取付け、取
付ねじが無ければケース状のホルダーに入れ、このホル
ダーを取付口にねじ込む。取付けられたカートリッジは
開閉装置の開栓手段により開栓され、ガスが流出し得る
状態となる。
【0024】一方、シリンジセットに主材及び凝固剤を
各別に充填してシリンジセットホルダーにセットする。
そして、押し込みシリンダのピストンロッドを手動にて
動作開始位置まで移動させる。これで、シリンジセット
の内筒の外端面に押し込みシリンダのピストンロッドの
先端が接触している状態となる。
【0025】開栓装置、開栓装置とカートリッジ、又は
開栓装置とホルダーを手に持つ。開閉弁装置の操作レバ
ーに人差し指をかけてこれを引き寄せると、弁操作桿頭
が押し込まれ、開閉弁が開となって圧力ガスがカートリ
ッジより吐出される。
【0026】弁匣がそれぞれ独立していると、開閉弁が
故障した場合、その故障した方だけを取換えればよい。
【0027】操作レバーを引いている間、高圧側のガス
は直接に、又は除菌フィルターで除菌されて、スプレー
装置に流れる。また、低圧側のガスは押し込みシリンダ
に流れてピストンを徐々に押し出すので、そのロッドの
先端がシリンジセットの内筒を押しやり、外筒と内筒の
間の空間に充填された主材及び凝固剤がスプレー装置の
ノズルに順次押し出される。そしてこの主材及び凝固剤
は、スプレー装置により放出された直後に高圧ガス流に
出逢って混合され、拡散噴霧される。
【0028】操作レバーを放すとガスの供給が止まり、
押し出しシリンダの加圧側が大気に連通する。従って、
主材及び凝固剤の噴射を中断したいときはこの操作レバ
ーを放せばよい。主材及び凝固剤を噴射し終ったら操作
レバーを放し、ピストンロッドを手で押し戻す。そして
シリンジセットをシリンジセットホルダーから外し、主
材及び凝固剤を再充填して再びこのホルダーにセット
し、ピストンロッドを引き出して内筒の外端面に当接さ
せれば、本装置は新たに供用可能となる。
【0029】ピストンロッドの戻りをガス圧でなす場合
は復動型シリンダとすればよいことは明らかで、ピスト
ンの戻り行程においてスプレー装置への高圧ガス通路を
遮断する弁機構を設けるとガスの浪費を防げる。
【0030】弁操作桿の各頭部は各開閉弁ごとの別個構
成でも、両開閉弁に共通の構成でもよい。また操作レバ
ーも、頭部が共通構成の場合は単一であるが、弁操作桿
の頭部が別個構成の場合は単一でも別個構成でもよい。
【0031】操作レバーの基部を弁匣に設けた支腕に枢
支し、中間部で弁操作桿の頭部に当接させ、遊端部を開
栓装置とほぼ並行して延伸させると、開栓装置等を握っ
た場合に操作レバーが近くに位置し、指による操作レバ
ーの操作がし易い。
【0032】独立項である請求項7に記載された第二の
発明では、開栓装置と開閉弁装置を配管で導結し、グリ
ップを用意して開閉弁装置やシリンジセットホルダー等
をこのグリップに取付け、このホルダーにシリンジセッ
ト、スプレー装置、押し込みシリンダをセットしてい
る。
【0033】開栓装置にカートリッジを取付けて開栓
し、この両者で目方の重くなった開栓装置側をポケット
等に収容する。これに較べて軽いグリップ側を手に持
ち、操作レバーで開閉弁を開放させて噴霧作業を行う。
【0034】開栓装置にクリップを設けておくと、ポケ
ットの口縁部やベルト等にこのクリップでカートリッジ
付き開栓装置を係止でき、安定する。
【0035】
【実施例】以下の説明で、同一符号は同一もしくは相応
部分を示す。1は開栓装置、2は開閉弁装置、3はシリ
ンジセット、4はスプレー装置、5はシリンジセットホ
ルダー、6は押し込みシリンダである。
【0036】開栓装置1は、図5に示すように、カート
リッジCの取付口11と、取付けられたカートリッジの
開栓手段12と、取出されたガスの通路13に配した第
一段の減圧手段14及び第二段の減圧手段15と、減圧
された二次圧ガス室16と三次圧ガス室17に各別に連
通する各別の流出口18、19とを備えている。
【0037】開閉弁装置2は、図3、図4及び図5に示
すように、一対の弁匣21及び22と、各弁匣を貫通す
る各別のガス通路23及び24と、各ガス通路をスプリ
ング25a、26aにより通常閉止する開閉弁25、2
6と、各開閉弁を各スプリング25a、26aに逆って
開放するための各別の弁操作桿27及び28と、各開閉
弁の共通の操作レバー29を有している。
【0038】各弁操作桿の頭部27aや28aは各匣体
21や22外へ突き出ており、内端が各開閉弁25や2
6に当接している。27bや28bはそれぞれ弁操作桿
27や28の戻し用スプリングである。そして各弁匣2
1、22が開栓装置1に取付けられて各ガス通路23と
24がそれぞれ一端で開栓装置1の各流出口18と19
に各別に連通している。
【0039】また、各弁匣21と22に各別にガス通路
23と24に連通するガス抜き孔21a、22aが穿た
れ、各ガス抜き孔は、各弁操作桿27や28に配装した
Oリング27cや28cにより、各弁操作桿27や28
の押し込み時に、即ち開閉弁25と26が開放している
ときに遮断される。
【0040】図2で、シリンジセット3は一対のシリン
ジ30と31を有し、各シリンジ30と31はそれぞ
れ、互いに摺嵌して可変の主材又は凝固剤の収容室32
又は33を形成する内筒34、35と外筒36、37
を、有している。そして、各外筒36、37の外端に押
出口38、39を備えている。
【0041】内筒34と35は、外筒側と反対側の端部
にフランジ34aと35aを各別に有する。両フランジ
34aと35aには連結板3aが嵌合され、両内筒34
と35が一体化される。また外筒36と37は内端にフ
ランジ36aと37aを各別に有する。これらのフラン
ジ36aと37aは後述の通り外筒36と37が軸方向
にずれるのを防ぐのに利用される。
【0042】スプレー装置4は、シリンジセット3の外
筒36及び37の押出口38及び39に導結されるノズ
ル41と、このノズルの下面に設けられた噴出用ガス管
42を、備えている。
【0043】図1で、シリンジセットホルダー5は開栓
装置1に対する取付部51、シリンジセット3の保持部
52、及びこの保持部の一端の支持部53を備えてい
る。この取付部51はその垂直部分だけとし、この部分
を開栓装置1にビス止めするようにしてもよい。図示の
例では取付部51の水平部分に二股部51aを形成し、
開栓装置1のケーシングを上部1aと下部1bに二分し
てボルト1cで結合するようにし、この結合部分1dに
この二股部51aを嵌め込んでこれをボルト1cにより
上部1aと下部1b間に締着し、以ってシリンジセット
ホルダー5を開栓装置1に取付けるようにしている。
【0044】図2でこの保持部52は互いに平行の一対
のU字形の溝52a及び52bを有し、例えば溝52a
で外筒36を支持し、溝52bで外筒37を支持するよ
うになっている。両溝52aと52bの開口部の寸法は
外筒36や37の外径より少し小さく、各外筒は各溝に
弾発係合して自身の脱出を防止する。
【0045】U字溝52a及び52bの支持部53側の
端部に係合溝52cと52dが設けられ、外筒36と3
7をそれぞれ溝52aと52bに支持させた際、各フラ
ンジ36aと37aが各係合溝52cや52dと係合す
る。これにより、各外筒36と37はそれぞれが嵌合し
ているU字形の溝52aや52bの軸方向へずれるのを
防ぐ。
【0046】押し込みシリンダ6はシリンジセットホル
ダー5の支持部53にビス等で支持され、そのピストン
61のロッド62がシリンジセット3の内筒34及び3
5の外端面に当接自在となっている。
【0047】この押し込みシリンダ6にはプラグ6aが
設けられ、複動型の場合は更にプラグ6b及び切換弁6
cが設けられる。
【0048】そして、開閉弁装置2の各ガス通路23と
24のうち、二次圧ガス用のガス通路23の他端は導管
1によりスプレー装置4の噴出用ガス管42に導結さ
れ、三次圧ガス用のガス通路24の他端は導管P2によ
り押し込みシリンダ6のプラグ6aや6bに導結されて
いる。
【0049】次に、図示の装置の組み立て順序の一例
と、その使い方を説明する。シリンジセット3の各シリ
ンジ30と31の収容室32と33の一方に主材を充填
し、他方に凝固剤を充填し、このシリンジセット3をシ
リンジセットホルダー5の保持部52に保持させる。そ
して、押し込みシリンダ6のピストン61のロッド62
の先端を内筒34及び35の端面乃至は連結板3aに当
接させる。
【0050】また、導管P1でガス通路23と噴出用ガ
ス管42を導結し、導管P2でガス通路24と押し込み
シリンダ6を導結する。更に、開栓装置1にカートリッ
ジCを直接に取付けるか、又はホルダーに入れて取付
け、これを開栓する。これで使用の準備が整う。
【0051】開栓装置1を握ってノズル41の軸線を患
部に向ける。ここで操作レバー29に指をかけて引き寄
せると、弁操作桿27と28が閉止傾向に逆らって押し
込まれ、開閉弁25と26が開いてガス通路23と24
が開通する。
【0052】二次圧ガス室16の高圧ガスはガス通路2
3を通り、導管P1を通って噴出用ガス管42に流れ、
ノズル41から噴出する。また、これと同時に、三次圧
ガス室17の低圧ガスはガス通路24を通り、導管P2
を通って押し込みシリンダ6に流れ、ピストン61を押
し出す。
【0053】そして、そのロッド62で内筒34と35
を直接に、又は連結板3aを介して、押すので収容室3
2と33の容積が小さくなり、それぞれに充填されてい
た主剤と血液凝固剤が押出口38や39からノズル41
に押し出され、噴出ガスにより攪拌され、搬送されて、
患部へ噴射される。操作レバー29を放せば開閉弁25
と26が自動的にガス通路23と24を閉じる。
【0054】弁操作桿27や28の頭部27aと28a
はそれぞれ別個となっており、操作レバー29が双方の
頭部27aと28aに当接している。これらの頭部27
aと28aを図4の想像線に示すように一体の頭部2
7’とし、操作レバー29をこの単一の頭部27’に当
接してもよいことは明らかであろう。
【0055】操作レバー29の基部は弁匣21及び22
に設けた支腕29a及び29bに軸29cで枢支され
る。この操作レバー29は中間部で頭部27aと28
a、又は27’に接し、遊端部29dは開栓装置1とほ
ぼ並行して延伸している。
【0056】二次圧ガス用のガス通路23の他端は除菌
フィルター43を介して噴出用ガス管42に導結されて
おり、清浄のガスが供給されるようになっている。この
除菌フィルター43は内部交換式が好ましい。
【0057】図5は本発明の第二の発明の具体例を示
す。前記の第一の発明に対する相違点は、グリップ7と
配管8を備え、開栓装置1と開閉弁装置2が分離されて
この配管8でガスの導通路が形成されている点である。
【0058】第一の発明と同様の構成部分についての説
明は省略し、相違点についてだけ述べる。グリップ7は
手に握り易い大きさ及び重量とする。薄い鋼板製や樹脂
製が好ましい。このグリップ7の前側面に開閉弁装置2
がセットされ、上端面にシリンジセットホルダー5がセ
ットされる。これらのセットの仕方は適当でよく、例え
ばビスによる螺結が採用される。
【0059】この開閉弁装置2は可撓性の配管8により
開栓装置1と導結される。即ち、開閉弁装置2の一方の
ガス通路23(図2参照)の一端は二次圧用の配管81
により開栓装置1の二次圧ガス室16(図4参照)に導
結され、他方のガス流通路24(図2参照)の一端は三
次圧用の配管82により開栓装置1の三次圧ガス室17
(図4参照)に導結される。
【0060】開栓装置1にカートリッジCを直接に、又
はホルダーHに収容して、取付けてこれを開栓し、これ
をポケットに入れたり、クリップがあるときはこれでポ
ケットの口縁部やベルト等に係止する。グリップ7を握
り、あとは前記の場合と同様に操作レバー29を操作し
て主剤と凝固剤を患部へ噴射する。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、操作レバーを操作する
だけで高圧の噴霧ガスをスプレー装置に送り、同時に噴
霧ガス圧力に比較して極めて低圧の押出し用ガスを押し
込みシリンダに送って主材及び凝固剤を押し出すので、
ガスのロスが無く直ちに主材及び凝固剤を噴霧でき、主
材及び凝固剤の押出しが低圧ガスによるピストンの移動
で徐々になされるので、手動押出しの場合に不可避の個
人差を無くすことができる。
【0062】該弁匣がそれぞれ独立し、該各ガス通路が
それぞれの弁匣を貫通していると、開閉弁が故障したと
きにその故障したものだけを交換するだけで済む。
【0063】該弁操作桿の頭部はそれぞれ別個となって
おり、該操作レバーが双方の該頭部に当接していると、
開閉弁故障時の交換の有利性を保ちつつ単一の操作レバ
ーを操作するだけで双方の開閉弁を同時に開閉でき、該
双方の開閉弁に共通となっていると、操作レバーの幅が
狭くても双方の開閉弁を開閉でき、従って操作レバーを
小型にできる。
【0064】該操作レバーの基部は該各弁匣に設けた支
腕に枢支され、中間部で前記頭部に接し、遊端部は該開
栓装置とほぼ並行して延伸していると、開栓装置等を握
ってのレバー操作を容易に行え、また、除菌フィルター
を噴出用ガス送出管に介在させると、清浄なガスを噴出
できるので、衛生上大変好ましい。
【0065】本発明の第二の発明によれば、第一の発明
の構成要素にグリップと可撓性の配管を加え、開栓装置
と開閉弁装置を分離して両者のガス通路を配管で導結
し、開閉弁装置をグリップに取付けるようにしたので、
重い開栓装置を手に持たないで済み、噴霧作業を容易に
できる。
【0066】この開栓装置にクリップを設ければ開栓装
置がポケット等から脱出するのを防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる処置剤の自動押圧噴霧供給装置
の具体例を示す側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】開栓装置1に対する開閉弁装置2の取付部分の
詳細切断側面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】本発明にかかる処置剤の自動押圧噴霧供給装置
の別の具体例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 開栓装置 2 開閉弁装置 3 シリンジセット 4 スプレー装置 5 シリンジセットホルダー 6 押し込みシリンダ 6a プラグ 6b プラグ 6c 切換弁 7 グリップ 8 配管 11 取付口 12 開栓手段 13 通路 14 第一段の減圧手段 15 第二段の減圧手段 16 二次圧ガス室 17 三次圧ガス室 18 流出口 19 流出口 20 クリップ 21 弁匣 21a ガス抜き孔 22 弁匣 22a ガス抜き孔 23 ガス通路 24 ガス通路 25 開閉弁 25a スプリング 26 開閉弁 26a スプリング 27 弁操作桿 27’ 頭部 27a 頭部 28 弁操作桿 28a 頭部 29 操作レバー 29a 支腕 29b 支腕 29c 軸 29d 遊端部 30 シリンジ 31 シリンジ 32 収容室 33 収容室 34 内筒 35 内筒 36 外筒 36a フランジ 37 外筒 37a フランジ 38 押出口 39 押出口 41 ノズル 42 噴出用ガス管 43 除菌フィルター 51 取付部 52 保持部 52a U字溝 52b U字溝 52c 係合溝 52d 係合溝 53 支持部 61 ピストン 62 ロッド 81 二次圧用の配管 82 三次圧用の配管 C カートリッジ H ホルダー P1 導管 P2 導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−57009(JP,A) 特開 平6−181979(JP,A) 特開 昭64−40040(JP,A) 実開 平6−52839(JP,U) 実開 平1−82185(JP,U) 実公 平3−47609(JP,Y2) 国際公開94/7420(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 11/00 A61M 13/00 A61B 17/11 A61L 24/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開栓装置(1)と、開閉弁装置(2)と、シリ
    ンジセット(3)と、スプレー装置(4)と、シリンジセット
    ホルダー(5)と、押し込みシリンダ(6)を有し、 該開栓装置(1)はカートリッジ(C)用の取付口(11)と、取
    付けられたカートリッジの開栓手段(12)と、取出された
    ガスの通路(13)に配した第一段及び第二段の減圧手段(1
    4,15)と、減圧された二次及び三次圧ガス室(16,17)に各
    別に連通する各別の流出口(18,19)を備え、 該開閉弁装置(2)は一対の弁匣(21,22)と、該各弁匣(21,
    22)を貫通する各別のガス通路(23,24)と、該各ガス通路
    (23,24)の通常閉止型の開閉弁(25,26)と、該各開閉弁(2
    5,26)を開放するための各別かつ平行の弁操作桿(27,28)
    と、通常はそれぞれ該ガス通路(23,24)と連通し該弁操
    作桿(27,28)の押し込み時に遮断されるガス抜き孔(21a,
    22a)と、該各開閉弁(25,26)の共通の操作レバー(29)を
    有し、該各弁匣(21,22)が該開栓装置(1)に取付けられて
    該各ガス通路(23,24)がそれぞれ一端で該開栓装置(1)の
    該各流出口(18,19)に各別に連通し、 該シリンジセット(3)は一対のシリンジ(30,31)を有し、
    該各シリンジ(30,31)はそれぞれ、互いに摺嵌して可変
    の処置剤の収容室(32,33)を形成する内筒(34,35)と外筒
    (36,37)を有し、該各外筒(36,37)の外端に押出口(38,3
    9)を備え、 該スプレー装置(4)は該シリンジセット(3)の該両押出口
    (38,39)に導結されるノズル(41)と、このノズルの下面
    に設けられた噴出用ガス管(42)を備え、 該シリンジセットホルダー(5)は該開栓装置(1)に対する
    取付部(51)、該シリンジセット(3)の保持部(52)、及び
    この保持部の一端の支持部(53)を備え、 該押し込みシリンダ(6)は該シリンジセットホルダー(5)
    の該支持部(53)に、そのピストン(61)のロッド(62)が該
    シリンジセット(3)の該両内筒(34,35)の外端面に関し当
    接自在に、支持されており、 該開閉弁装置(2)の該各ガス通路(23,24)のうち、二次圧
    ガス用のガス通路(23)の他端は導管(P1)により該スプレ
    ー装置(4)の該噴出用ガス管(42)に導結され、三次圧ガ
    ス用のガス通路(24)の他端は導管(P2)により該押し込み
    シリンダ(6)に導結されていることを特徴とする処置剤
    の自動押圧噴霧供給装置。
  2. 【請求項2】 該弁匣(21,22)がそれぞれ独立した一対
    で構成され、該各ガス通路(23,24)がそれぞれの弁匣(2
    1,22)を各別に貫通している請求項1に記載の処置剤の
    自動押圧噴霧供給装置。
  3. 【請求項3】 該弁操作桿(27,28)の各頭部(27a,28a)は
    それぞれ別個となっており、該操作レバー(29)が双方の
    該頭部(27a,28a)に当接している請求項1又は2に記載
    の処置剤の自動押圧噴霧供給装置。
  4. 【請求項4】 該各弁操作桿(27,28)の該各頭部(27a,28
    a)が一体の頭部(27')となっており、該操作レバー(29)
    が該頭部(27')に当接している請求項1又は2に記載の
    処置剤の自動押圧噴霧供給装置。
  5. 【請求項5】 該操作レバー(29)の基部は該各弁匣(21,
    22)に設けた支腕(29a,29b)に軸(29c)で枢支され、中間
    部で前記頭部(27a,28a又は27')に接し、遊端部(29d)は
    該開栓装置(1)とほぼ並行して延伸している請求項1、
    2、3又は4に記載の処置剤の自動押圧噴霧供給装置。
  6. 【請求項6】 前記各ガス通路(23,24)の二次圧ガス用
    のガス通路(23)の他端は除菌フィルター(43)を介して前
    記噴出用ガス管(42)に導結されている請求項1又は2に
    記載の処置剤の自動押圧噴霧供給装置。
  7. 【請求項7】 開栓装置(1)と、グリップ(7)と、開閉弁
    装置(2)と、配管(8)と、シリンジセット(3)と、スプレ
    ー装置(4)と、シリンジセットホルダー(5)と、押し込み
    シリンダ(6)を有し、 該開栓装置(1)はカートリッジ(C)用の取付口(11)と、取
    付けられたカートリッジの開栓手段(12)と、取出された
    ガスの通路(13)に配した第一段及び第二段の減圧手段(1
    4,15)と、減圧された二次及び三次圧ガス室(16,17)に各
    別に連通する各別の流出口(18,19)を備え、 該グリップ(7)は把持用で、 該開閉弁装置(2)は一対の弁匣(21,22)と、該各弁匣(21,
    22)を貫通する各別のガス通路(23,24)と、該各ガス通路
    (23,24)の通常閉止型の開閉弁(25,26)と、該各開閉弁(2
    5,26)を開放するための各別かつ平行の弁操作桿(27,28)
    と、通常はそれぞれ該ガス通路(23,24)と連通し弁操作
    桿(27,28)の押し込み時に遮断されるガス抜き孔(21a,22
    a)と、該各開閉弁(25,26)の共通の操作レバー(29)を有
    し、該各弁匣(21,22)が該グリップ(7)に取付けられ、 該配管(8)は二次圧用の配管(81)と三次圧用の配管(82)
    の一対で可撓性があり、該各配管(81,82)が該開閉弁装
    置(2)の該各ガス通路(23,24)のそれぞれ一端を該開栓装
    置(1)の該各流出口(18,19)に各別に導結し、 該シリンジセット(3)は一対のシリンジ(30,31)を有し、
    該各シリンジ(30,31)はそれぞれ互いに摺嵌して可変の
    処置剤収容室(32,33)を形成する内筒(34,35)と外筒(36,
    37)を有し、該各外筒(36,37)の外端に押出口(38,39)を
    備え、 該スプレー装置(4)は該シリンジセット(3)の該押出口(3
    8,39)に導結されるノズル(41)と、このノズルの側面に
    設けられた噴出用ガス管(42)を備え、 該シリンジセットホルダー(5)は該グリップ(7)に対する
    取付部(51)、該シリンジセット(3)の保持部(52)、及び
    この保持部の一端の支持部(53)を備え、 該押し込みシリンダ(6)は該シリンジセットホルダー(5)
    の該支持部(53)に、そのピストン(61)のロッド(62)が該
    シリンジセット(3)の該両内筒(34,35)の外端面に関し当
    接自在に、支持されており、 該開閉弁装置(2)の該各ガス通路(23,24)のうち、二次圧
    ガス用のガス通路(23)の他端は導管(P1)により該スプレ
    ー装置(4)の該噴出用ガス管(42)に導結され、三次圧ガ
    ス用のガス通路(24)の他端は導管(P2)により該押し込み
    シリンダ(6)に導結されていることを特徴とする処置剤
    の自動押圧噴霧供給装置。
  8. 【請求項8】 該開栓装置(1)はクリップ(20)を備えて
    いる請求項7に記載の処置剤の自動押圧噴霧供給装置。
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