JPH05507423A - 少なくとも１つの媒体用の排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は排出装置又はディスペンサに関し、とくに身体的又は意図的な操作によ って排出装置を使用する人が流動可能な媒体を排出又は投与するのに適していて 、排出力又は投与力が選択的に少《とも部分的にその人の身体の力によって与え られるようにした排出装置に関するものである。

少くとも１つの媒体は、ガス、液体および／又は粉末その他の形態であってよく 、例えば吸入剤のような薬品として機能することができる。本発明による手段を 少くとも１つの媒体の予備テンション式の排出のために設けるならば、短時間に 且つ好ましくは限られた作動力で比較的多量の排出を行うことができる。

多くの場合、排出目的のために排出力よりも低い作動力を有することが衰弱した 人や操作や適用の調節に困難を生ずる場合には望ましい。推進剤で作動する排出 装置は限られた力でも作動させることができるが、そのような推進剤は薬品作用 に関して拒否され得るばかりでなく通常環境に害を及ぼし得るものである。その ような排出装置において排出服用のための測定バルブを使用すると、実際、単に 推進混合媒体が主貯蔵部から服用室へ移動されるだけで、この過程において排出 力が予備的にテンションを付与されることがない。この排出力は通常作動力より も極めて高く、そのため、作動又はバルブ解放力の予備テンション付与およびそ れに続く解放を推進剤なしで行うことが可能とならない。

本発明の課題は従来技術の欠点を回避して、とくに必要な排出力よりも低いおよ び／又は短かい動作力で少くとも１つの媒体の推進剤なしの排出を可能とする前 述の形式の排出装置を提供することである。

例えば、この課題を解決するために、本発明によれば、排出サイクルに必要な排 出エネルギを少くとも部分的にエネルギ貯蔵部又はアキュムレータに供給し、解 放によってそのエネルギで排出が行われるように少くとも１つの媒体。

を移送するための手段を設ける。エネルギアキュムレータはここでは少くとも部 分的に排出が行われる。任意の時に身体上の動作によって例えば手でエネルギア キュムレータにチャージすることができるような手段を設けるのが望ましい。液 体からガスの状態に変化して膨張することによって作用する推進剤の使用を全体 的又は部分的に不要にすることが可能となる。エネルギアキュムレータは一般的 に流動可能な媒体の形でエネルギを貯蔵することができる。その流動可能な媒体 は繰り返し圧力下に置（ことができる。

しかし、機械的なエネルギアキュムレータとして構成することも可能である。こ のような機械的なエネルギアキュムレータは圧力室に作用するように構成し、そ こから充填された媒体を室の細まった部分を介して放出する。

好ましくは放出エネルギを少くとも１つの媒体ポンプに移すようにする。そのポ ンプ室が圧力室を形成するようにする。ランダムに構成された複数のポンプを使 用することができるが、好ましくはスラスト・ピストン・ポンプを使用し、排出 力が直線的に１つのポンプ・ストロークで互いに移動可能な２つのポンプ部分の 少くとも一方に移送されるようにする。その場合、前述の排出エネルギを介して 排他的に１つの完全なポンプ・ストロークが遂行される。このポンプストローク は停止制限付きとすることができる。

そしてポンプ室が服用室を形成し、排出媒体量が正確に画成されるようにする。

前述の、又は他の排出装置においては、例えば、空気と混合した状態で作用物質 を使用する吸入器やそれに類した装置として使用する場合には、その空気のため の別の空気ポンプを設けて、前述の形式のテンション付与装置をそれに関連づけ て設けるのが望ましい。吸入器の場合には、空気混合は呼吸の吸い込みだけで完 全になされないようにし、アキュムレータ、空気ポンプ又はそれらに類した手段 によって圧力の下で前記空気が同時に供給されるようにする。

少くとも２つの圧力室から別の媒体が同時に排出され、少くとも１つの圧力室が 圧力貯蔵部によって形成され、および／又は、少くとも１つ又はすべての圧力室 がポンプ室によって形成されるようにも構成できる。ガス媒体や空気の排出は液 体状や粉末状の媒体の排出の前に開始でき、および／又はその投与に続いて終了 することができる。従って、スタートから均一な空気混合状態を確保でき、一定 の投与を行うことができ、又は関連する通路部分をクリーニングすることもでき る。

テンション付与装置は閉じた標準装置を構成することができる。この装置はプラ ンジャおよび／又はバルブタペ・ソトの端部に排出又は動作ヘッドを有する。そ の排出開口は排出ユニットに同軸の又は軸方向に平行な位置から分岐しており、 はぼ放射方向に位置することができる。この排出ユニットは簡単に別のユニット に細分化することができる。

これらは、媒体貯蔵部、固定キャップ付きポンプユニツトおよび／又は動作ヘッ ドを構成することができる。ノズルキャップを凹所に嵌める形で設けることがで きる。関連する放出ノズルは排出装置の本体によって形成するだけでなく、テン ション付与装置に属さないようにし、その本体がランダムな形で排出開口のある 排出ユニットを有するようにできる。これらは特定の要求に応じた互いに違った 排出特性を有する。

排出ユニットが空になった後、満タンのユニツトと取り換える場合、新しい排出 ノズルを使うことができる。排出ユニットはテンション装置又はテンション装置 本体内に固定させた形で接続できる。空になった後、それを処理する。

排出ユニットを確実に設置するために、ケーシング形状の本体に関して、それが 接触しないように配置する。但し、動作圧力に対するサポートを例外とする。例 えば排出ユニットをカップ形状のドライバ又はドグ内で中心合わせして配置する 。スタート位置において媒体貯蔵部はほぼ完全にそのカップ状手段の中に配置さ れる。テンション付与位置において、そのカップ状手段は少くとも部分的にポン プユニットおよび／又は作動ヘッドを収容することができる。

この目的のためにその解放部分と関連したカップ状手段の端部が対応する内径拡 大部を有するようにできる。

貯蔵された排出エネルギを自由にするための解放／）ンドルが排出ユニットおよ び／又はドライバの環状肩部に直接係合する。この環状肩部はキャップによって 形成することができる。ポンプユニットは媒体貯蔵部の首部に固定される。およ び／又は、それはドライバの地面によって形成することもできる。さらに、解放 ハンドルは一片型の２ア一ム式レバーの形に構成することができる。一方のアー ムは外側の露出ハンドルを形成し、他方のアームはケーシング内に位置するロッ ク部材を形成する。それは、ばねの引張り力に抗して係止される整合面に直接係 脱自在に係合する。

アノジョン付与装置の手動テンション付与のために効果的には２ア一ム式レバー を設け、一方のアームの端部を本体に回動自在に設置し、固定軸の周りで回動さ せ、他方、それらの複数アーム間のレバーをドライバに間接式に接続し、しかも その結合部が必要な放射方向のクリアランスを有する。スタート位置において少 くとも１つのレバーが完全にケーシング本体内に位置し、且つ排出装置の外側の 出口開口の近くでのみハンドルに接続され、それが出口開口の面で確実に閉じる カバーおよび／又は本体の関連端壁の閉成係合端壁カバーを形成する。従って、 テンション付与装置のメカニズムはテンション付与状態においても外側から実質 的に遮蔽された状態にある。テンションレバーは少くとも１つのスナップ式接続 手段によってドライバに接続され、前述の２つの部分が装着した際に本体の反対 側から差し込まれ、挿入時に互いに接続できるようになっている。

前述のスナップ接続手段は前述のジヨイント部によって形成される。

テンション付与手段又はレバーは出口開口の少くとも一方の外周によって形成す ることができ、又、前記出口開口を構成することができる。皿孔非作動位置と突 起使用位置との間で移動可能に排出接続手段が存在する場合は、非使用状態にお いて非常にコンパクトな構成が確保でき、前述の接続部がテンション付与手段と して配置でき、その場合、使用状態に移行する時に、それは同時にエネルギアキ ュムレータにテンションを予備的に付与することとなる。特許請求の範囲に記載 された手段は別々の手段や装置の部分や機能的なユニットとして構成することが でき、あるいは、装置の一部又は機能的ユニットと任意に組み合わせて構成する ことができる。

本発明の好ましい展開例のこれらの特徴および他の特徴は特許請求の範囲、明細 書本文および図面から把握することができる。それらの特徴は単独であるいは組 み合わせの一部分を使った形で本発明の実施例として実施することができ、他の 技術分野においても実施できる。これらの特徴は保護をめる有利な独立した保護 可能な構成を示すものである。本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する 。

第１図は本発明による排出装置を一部断面で示す図である。

第２図は第１図の排出装置の排出ユニットを示す軸方向の断面図である。

第３図は第１図の構成を拡大してテンション付与位置で示す拡大図である。

第４図は第１図の排出装置を一部断面で示す端面図である。

第５図は第１図の構成を拡大して示す詳細図である。

第６図と第７図は第１図と第４図に対応する本発明の別の実施例を示す図である 。

第８図は第６図の詳細を示す拡大図である。

第９図は第６図の詳細を示す断面図である。

第１０図は第１図に対応していて本発明の別の実施例を示す図である。

第１１図は第１０図の排出装置を左側から見て示す図である。

第１２図と第１３図は第１０図の排出装置を示す断面図である。

排出装置又はディスペンサ１は主要な部材としてケーシングユニット２と排出又 は投与ユニット３を備えている。

これらの部材は分離後に独立して追加的な構成部材を必要とせずに噴霧ノズルを 介して少くとも１つの媒体を排出又は投与するために独立して使用することがで きる。ケーシング５ではケーシングユニット２が本体４を形成している。

その横断面はほぼ四辺形であり、コーナー領域が非常に丸くなっており、２つの 軸方向に接続されたほぼカップ形状のケーシング部分６，７がスナップ接続部に よって一緒に結合されている。一方のケーシング部分に設けた排出接続部８は、 ケーシングの軸に対してスロープ形状を有し、おおよそ放射方向に突き出ており 、その長さ方向に亘って細長い矩形の断面形状となっており、従って唇にうま（ 係合する開口即ちマウスピースとして効果的に使用することができる。その端部 は対応する露出した出口開口９を形成している。その出口開口９を介して排出装 ｆｉｌｌの媒体が排出できるようになっている。

ケーシング５の単一の室に設けられているのはテンション付与装置１０である。

このテンション付与装置１０は外側に対して完全に遮蔽されており、テンション 状態を解放するための解放メカニズム１１も同様となっている。排出ユニット３ と同軸上に配置されたヘリカル形状の圧縮スプリングの形をしたテンションアキ ュムレータ又はエネルギアキュムレータ１２が、出口開口９から離れた方のユニ ット３の端部と係合しており、スタート状態において予備的にテンションを付与 できるようになっている。排出接続部８から離れた方のより長い一片型のケーシ ング部分６にはカップ形状の容器１３が設けられている。この容器１３は複数の リブに沿って軸方向に移動可能となっている。それはケーシング部分６の内周に 亘って配分されている。容器１３の底部はスタート位置でケーシング部分６の底 部と係合しており、エネルギアキュムレータ１２の関連端部のためのドライバ又 はドグ１４を形成している。その他端は排出ユニット３の関連端部にサポートさ れている。後者の部材は容器１３に関して軸方向にリブに沿って案内されて移動 できるようになっている。これらのリブはその内周面に亘って分配されている。

エネルギ貯蔵部１２のテンションを増加させるためにテンション付与袋ｒ１１５ が手の回動によって作動される。テンション付与位置はキャッチ手段１Ｇによっ て確保されている。これは操作部材１７によって解放位置に移動できるようにな っている。その操作部材１７はシャフト１８の内端に位置している。これはスタ ート位置においてシャフトをロックするフラップの形に排出接続部８によって形 成されており、解放位置に回動できるようになっている。その解放位置では呼吸 で空気が出口開口９を通って吸い込まれるようになっている。解放メカニズム１ １とキャッチ手段１６が、閉じた標準コンポーネント１９として組み合わされて いる。このコンポーネント１９はケーシング５を閉じる前にケーシング部分７に 差し込み、それから２つのケーシング部分６，７の間に支えて取り付ける。手で ロック状態にすることができ、係合を外すことによって解放することができる。

排出ユニット３はスラスト圧力によって手で動作できるポンプユニット２０を有 する。そこには軸方向に連続した２つのポンプ２１．．２２を設ける。スラスト ピストンポンプ２１は液体を排出するために使用し、ピストンユニット２３を有 する。そこには圧力室２４が形成されている。他方のスラストピストンポンプ２ ２は空気ポンプとして機能し、さらに別の圧力室２５を有する。そのピストンは ポンプ２１のシリンダに固定された形で設けられている。それに関してシリンダ がピストンユニット２３と一緒に移動する。戻りストロークの時、ポンプ２１が 入口バルブ２６を介して吸い込む。第１部分のポンプストロークの後、通路依存 の形でこの入口バルブ２６が閉じる。出口ではポンプ２１がピストンユニット２ ３の上に出口バルブ２７を有する。これはポンプストロークの終端位置に到達す る前に圧力依存の形で開くことができる。又は、その位置に到達した時、停止作 用によって強制的に開くように構成することもできる。そのようにして、媒体は 圧力室２４から流れ出てピストンシャフト２９上に設けられた出口チャンネル２ ８に流れ込む。ポンプ２２は適当な入口バルブによって外気から吸引し、圧力依 存式の制御出口バルブ２１によって供給する。この出口バルブ２１は出口通路２ ８の外側端部に近接して配置されており、他方、それに関して開口３１を有する 。それの代わりに、又はそれに追加して、出口バルブをポンプストロークの端部 位置に到達した時に停止作用によって強制的に解放することもできる。

開口３１はノズルキャップ３２の後側に位置している。

このキャップ３２は出口開口３３又は噴霧ノズルを形成しており、排出ユニット ３の中心軸に対して直角になっており、排出ユニット３の関連端部を形成する作 動ヘッド３４の中に設けられている。作動ヘッド３４はポンプ２２のシリンダを 形成しており、ピストンシャフト２９に係合されるようになっている。このピス トンシャフト２９は圧力室２５を通過するように配置されている。両方のポンプ ２１゜２２のために共通の戻りスプリング３５がポンプ２１内に設けられている 。これは、選択的にエネルギアキュムレータ１２に対して動作する戻りスプリン グとして構成することができる。そうすることにより、排出ユニット３をスター ト位置に戻すためのばねを別に設ける必要がなくなる。

ポンプユニット２０は、ポンプ２１のシリンダケーシングに係合するキャップ３ ７によって媒体貯蔵部３６の首部に固定されている。これは容器１３に係合して おり、アキュムレータ１２のための支持部を形成し、スタート位置において容器 １３の解放端部を越えて突出し、しかも標準コンポーネント１９の近くでケーシ ング部分１６内に完全に入っている。

とくに排出ユニットはＤＥ−Ｏ８３７２２４６９の排出装置によって構成するこ とができる。これらの構造および作用をここで引用して参照する。そのような排 出装置はほぼ１０ｋｐの操作力で操作することができる。これは本発明の構造に よって大幅に容易になる。

ケーシングの中に全体的に配置された容器１３は２つの舌状のラグ３８を有する 。これらのラグ３８は出張りゃ耳なととも呼ばれており、媒体貯蔵部３６の各側 に互いに面しており、その解放端から突き出ており、ジヨイント３９によって標 準コンポーネント１９とケーシングジャケットの間のテンション付与装置１５に 接続されている。ラグ３８上ではジヨイントがスロット状に横切る孔を有し、テ ンション付与袋ｆ！１５ではジヨイントボルトがそこに係合しており、スナップ 接続部４０を形成するために溝によってジヨイント孔内にスナップ式に装着でき るようになっている。そこに設けたスロープ状のベース表面はジヨイントの軸に 直角になっている。

排出接続部８から離れた方のジヨイント３９の側にはテンション装置１５がジヨ イント４１でケーシング５又はケーシング部分７に回動可能に設置されている。

この目的のためにテンション装置１５は２つのレバー４２を有する。

これらのレバーは各側でシャフト１８内に横向きに突き出ており、標準コンポー ネント１９の外側に各側で位置しており、断面で見てカーブした形でケーシング ５の内側外形に続いている。それらの端部ではレバー４２が外向きの支持スタッ ドを有する。これらのスタッドはケーシング部分７のジャケット内の複数開口内 に柔軟にスナップ式に装着されている。ジヨイント４０．４１から離れた方のレ バー４２の端部はスタート位置で開口９の近くでテンションハンドル４３内に通 過している。その領域ではハンドル４３がプレート状のカバー４４を形成してい る。これは排出接続部８の端面と係合しており、従って実質的に開口９を確実に 密封している。カバー４４はケーシング部分７の関連端部に接続された排出接続 部８側のカバ一部分４５内に角度を持った形で通過しており、スタート位置で関 連カバー壁内のスロット４６を確実に係合する形で閉じている。

テンション付与目的のためにハンドル４３がほぼ９０゜だけジヨイント４１の周 りを回動する。そのジヨイント４１は関連端壁の内側から軸方向に離れている。

レバー４２はスロット４６を通過しており、ジヨイント３９によって容器１３を 載せており、ドライバ１４が排出ユニット３に対してエネルギアキュムレータ１ ２の圧縮に付随して動くようになっている。このテンション付与位置においてテ ンション付与装置１５とアキュムレータ１２は図示しないやり方で、例えばロッ ク手段によって取り付けられている。

解放機構１１とキャッチ手段１６は標準コンポーネント１９のほぼジャケット形 の支持ボックス４７に設けられている。その外側にはレバー４２とラグ３８が配 置されている。その内部には環状又はフォーク形状のロックレバ−４８が設けら れている。それらの間で２本のフォークアームが排出ユニット３と係合している 。はぼ２倍の、反対方向に角度を持ったロックレバ−４８がジヨイント３９．４ １にほぼ平行でスナップ部材によって形成されたジヨイント４９で２アームレバ ー形に支持ボックス４７上に回動可能に設置されている。排出側に近い方のレバ 一端部において解放レバー５０がジヨイント５５で配置されており、そこから作 動部材１７のジヨイント５１の方向においてケーシラグ５の内側に沿って自由に 突き出ており、作動部材１７の各側で２本のフォークアームをフォーク形に形成 している。

ロック（係止）位置において、解放レバー１５はそのフォークアームの端面で駆 動部材１７のジヨイントボス部分の外周と係合している。これは２つの支持側プ レートの間で支持ボックス４７に設置されており、且つ複数のレバー４２の間に 配置されている。このボス部分は突起カム５２を有する。これらのカム５２は駆 動部材１７に向って回動する時に前記ボス部分から離れるように解放レバー５０ を調整し、その際、レバー５０が自由となり、そのボス部分に沿ってほぼケーシ ング５の出口側端壁の内側までスライドすることができる。ロック位置において ロックレバ−４８はカムで媒体貯蔵部３６の環状肩部に係合する。これは容器首 部の移行部分によって形成されている。

解放レバー５０によって係止レバー４８を自由にした時、停止カムはアキュムレ ータ１２のテンションを受け且つ戻りばね５３の制限テンションに抗して前述の 肩部の表面に沿ってスライドする。そのスライド運動は停止カムが第３図の解放 位置に到達するまで行われる。ポンプのシリンダユニットで媒体貯蔵部３６が駆 動ヘッド３４に関するポンプストローク運動を達成する。テコ比の結果、この運 動はまず緩やかにスタートし、やがてスピードアップし、好ましい弱められた排 出特性となる。作動圧に抗して作動ヘッド３４がその端面で固定ストップ５６と 係合する。このストップ５６は支持ボックス４７および／又はケーシング５の端 壁によって形成することができる。

引張りばねの形をした戻りばね５３は係止レバー４８の横向き上部に間接式に取 り付けられている。この係止レバー４８は解放位置において媒体貯蔵部３６の外 周部に衝合することができる。第３図は媒体貯蔵部が除去された時にのみ到達す る位置を示している。解放位置においてロックレバ−４８のこの端部が容器１３ と係合する。支持ボックス４７は２つのケーシング部分６．７の間に固定されて いる。端部カラー５４はケーシング部分６の端面と係合している。

スロット４６又は他のスロットによって排出する際に、排出接続部８の周りと係 合したマウスによって外気から直接追加的に空気を吸い込むことが可能である。

排出工程の終了時にハンドル４３がもとの閉じたスタート位置に回動して戻り、 ドグ１４が必ずそのスタート位置に戻る。同時に戻りスプリング３５が排出ユニ ット３を選択的にエネルギアキュムレータ１２のテンションに抗してそのスター ト位置に戻す。戻りスプリング５３は係止レバー４８をその係止位置に引き、重 力および／又はスプリングの引張り力で解放レバー５０はそのドグ位置に回動し て戻り、そこでベアリングボックス４７の内面に衝合する。重力および／又はス プリングの引張り力の下で作動部材１７はそのスタート位置に戻る。排出装置ｉ １１は従ってさらに別のテンション付与および排出工程の準備ができる。

隔られた、又は正確に画成された流れの力が作動部材１７の移動のために必要な ように、自由端にはケーシング５の端壁１５内に少くとも１つの吸引孔５６が設 けられている。この孔はおおよそ作動部材１７の端部の近くから直接カバー壁５ ８の内側近くまで排出孔９に向って伸びている。

好ましくは複数の細長い又はスロット形状の吸引孔５７が並んで設けられている 。作動部材１７の端部のためにカバー壁５８の内側には回動通路に対応する凹所 が設けられている。作動部材１７は端部における傾斜によって支持表面の外形に 近接しており、吸引孔を介してその前方プレート側に沿ってジヨイント５１の方 向に流れて出口孔９に向って方向転換された空気が、前方プレート側で比較的高 い真空を作動力として生ずる。吸引孔５７はスタート位置においてハンドル４３ によって確実にカバーされている。

第６図ないし第８図を参照すると、排出プロセスの手動解放が示されている。こ の目的のために、作動部材１７はケーシング５のジャケットの孔にスナップ式に 排出接続部８から離れた方の側でブツシュボタンとして回動可能に設置されてお り、２本のアーム式のレバーを構成している。

内側レバーアームは駆動部材１７と一体的に構成されている係止レバー４８であ り、カム部分がロックするように排出ユニット３のキャップ３７の肩部に係合し ており、それとケーシングジャケットの間に配置された圧縮スプリング式戻りス プリング５３で負荷を受けている。テンション付与部にポンプ作用が行われるよ うにエネルギアキュムレータを解放するためにケーシングジャケットの外側に対 して作動部材１７を押圧する必要があるだけである。

ケーシング５又はケーシングジャケットはその長さ方向に亘って一体的に構成さ れており、容器１３の挿入のために底部が永久に解放されている。排出ユニット ３、容器Ｉ３およびエネルギアキュムレータ１２を有する標準コンポーネントを 前記ケーシング底部から挿入した時、ラグ３８は端壁５８から反対方向にスター ト位置で前もって挿入されたテンション付与装置１５のヒンジピンの近くにくる 。

ヒンジピン６０はスタート位置に位置しており、そのような各スロット形状のジ ヨイント開口５９の端部から、漏斗状に拡がっていてスロープ状の底部表面６１ を有する溝６１が関連するラグ３８の端面に導かれている。前述の標準コンポー ネントを挿入した時、ヒンジピン６０が溝６１内に通過し、それらの対応する傾 斜面で底部表面に沿ってスライドする。そのスライドはジヨイント開口５９内に 釣針の顎のようにスナップ式に装着されるまで行われる。これにより非常に単純 な装着が可能となる。容器１３には突起又はリブが数多く設けられており、内面 と外面に亘って突き出ており、ケーシング５やその長手方向のリブに関して外側 のリブで回転することを阻止している。

エネルギアキュムレータは単一のスプリングの形にすることができる。例えば、 その外径は移動する部分の直径と同じにして、挿入によって装着されたスプリン グにより中心合わせできるようにする。

第１０図ないし第１３図において、エネルギ貯蔵部１２は引張りスプリングのよ うな２つ又はそれ以上のスプリングを有することができる。これらのスプリング は直接排出ユニットには作用せず、ドライバ１３に作用する。このドライバ１３ は排出ユニット３の周囲のごく近くに配置されており、それよりも大きな長さを 有し、および／又は、ケーシングの長さのほぼ全体に亘って伸びている。２つの エネルギアキュムレータ１２を排出接続部８の各側に配置し、それらの曲がった 端部にかけることによって装着されている。この目的のためにドライバ１３は外 周に突き出たラグ６２を有する。これらは底部壁に隣接している。前述の底部壁 をカバー６３によって形成する時は、排出ユニット３を取り換えるのが容易であ る。そのカバー６３は外側がら容易に取り扱うことができ、取り外しが容易であ る。容器】７３は複数のエネルギアキュムレータ間の少くとも１つのリブ状のガ イド突起と係合する。

テンション付与装置１５は排出接続部８によって形成されている。ケーシング底 部に向いた側は９０’未満に亘ってジヨイント４１で動くことができる。スター ト位置において出口開口９はカバー壁５８の内側でケーシング５内に完全に入っ ている。孔９を囲む排出接続部８の外周部分が連続延長の形でケーシングジャケ ットの関連部分を形成している。前述のジャケット部分の内側にレバー４２が設 けられていて、各側に横向きに突き出ている。レバー４２はジヨイント４１内の ケーシングジャケットの内側に隣接して設置されている。その内側端部にはエネ ルギアキュムレータ１２の関連端部がかけられている。

テンションハンドル４３は排出接続部８のジャケット部分の自由端によって形成 されており、レバー４２と一体となっている。排出接続部８を排出位置に動かし た時、直接エネルギアキュムレータ１２がテンションを受ける。排出位置におい て排出接続部８はキャッチ手段６４によってアキュムレータも持って確保される 。例えば、そのジャケット部分の外側でジヨイント４１に隣接して排出接続部８ がストップカム６５を有する。排出接続部８を収容するケーシングジャケットの 開口の関連エツジの背後で跳ねる。排出位置で排出接続部８は前記開口部をほぼ 完全な形で少くとも１つの対応ラグ６６とともに閉じる。それによりケーシング の内部はシャフト１８を介して外側にライン状に接続されるだけである。非作動 位置においてラグ６６は作動ヘッド３４の端面に支持できる。

手動駆動部材１７は、この場合、排出接続部８に属するケーシング５の前方側に 存在し、そのロックレバ−４８が解放可能な形で容器１３の関連端面と係合する 。駆動ヘッド３４のための固定ストップ５６がケーシング５の横向き内側突起お よび／又は仕切りによって形成できる。これは端面から離れていて駆動ヘッド３ ４の環状肩部と係合し、それを３点支持の形で外周で中心合わせをする。ケーシ ング５は、この場合、Ｕ字形状のジャケット領域を持つ横断面となり、前方壁が Ｕ字状の脚を接続する。曲率はケーシングの幅の半分よりも大きくなっており、 従って排出装置は容易に使用時に掴むことができる。

各実施例のそれぞれの特徴は他の実施例の各々において交換したり追加したりし て設けることができる。例えば、１つの実施例において、異なったエネルギアキ ュムレータや、違った作動部材や、違ったテンション付与装置などを設けること ができる。さらに、各コンポーネントは複数回でなく１回で設けることも可能で ある。

要　約　書 開示されているのは、ディスペンサユニット（３）、流体ポンプおよびエアポン プを有する吸入用のディスペンサ（１）である。２つのポンプがエネルギアキュ ムレータ（１２）により作動される。このエネルギアキュムレータは、テンショ ン装置（１０）によりテンションが付与され、トリガー装置（１１）によりトリ ガーされる。その際、すべてのポンプ作業がエネルギアキュムレータ（１２）に よって遂行される。本発明により、推進剤を使用することなく比較的多量の各投 与を非常に単純に行うことが可能となる。

補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法第１８４条の８）平成４年１１月１１日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少くとも１つの媒体用の排出装置において、本体（４）と、少くとも１つの 排出ユニット（３）から少くとも１つの排出を行うための作動部材（１７）を設 け、好ましくは少くとも１つの媒体用の排出力に予備的にテンションを付与する ために、少くとも１つのテンション装置（１０）を設け、および／又は、少くと も１つのキャッチ手段が少くとも１つの作動部材（１７）で排出力に対して解放 可能になっていることを特徴とする少くとも１つの媒体用の排出装置。 ２．少くとも１つのテンション装置（１０）の手動でのおよび／又は反復可能な 予備テンションが、テンショナー（１５）によって付与され、好ましくは回動可 能なテンションハンドル（４３）を設けて、とくにテンション又はエネルギ用ア キュムレータ（１２）上に通路減少の形で作用し、好ましくはテンション装置（ １０）が予備テンション付与のために設けられていて、ポンプ作動カキャッチ手 段（１６）が作動部材（１７）とランダムの形で解放可能となっており、および ／又は前記装置が少くとも１つのとくに機械的なテンションスプリングを有し、 さらに、好ましくはテンション付与装置（１０）が所定の排出量を完全に排出す るように構成されていて、とくに実質的に完全なポンプストロークの駆動のため に設けられている請求の範囲第１項に記装の排出装置。 ３．少くとも２つの媒体の別々の排出装置が設けられていて、とくに一緒に作動 可能な複数のポンプ（２１，２２）が排出ユニット（３）に設けられていて、好 ましくは軸方向に直接続く排出ユニットが設けられていて、および／又は、媒体 貯蔵部（３６）の首部に設置され、そこに入口によって複数の排出ユニットの１ つが接続され、他方の排出ユニットが出口通路（２８）につながっている請求の 範囲第１項又は第２項に記載の排出装置。 ４．とくに呼吸の空気のための空気ポンプ（２２）が設けられていて、その出口 （３１）が好ましくは排出装置（１）の出口孔（９）のすぐ上流に配置されてい て、および／又は、作用物質の排出装置の出口開口がその上流に位置しているこ とを特徴とする前記請求の範囲のいずれか１項に記載された少くとも１つの媒体 用の排出装置。 ５．テンション装置（１０）がテンショナー、とくに手動式のレバーテンショナ ーを有し、少くとも１つのエネルギアキュムレータ（１２）がドライバ（１４） によって排出力を移動し、とくにテンショナー（１５）とドライバ（１４）が離 れた端部から排出装置（１）内に挿入され、および／又は、テンションユニット と組み立てられた少くとも１つの閉じた排出ユニット（３）がケーシング（５） 又は本体（４）のスライドガイド内に押入でき、排出ユニット（３）が少くとも １つ又はすべてのサブユニットを有し、それらが少くとも１つの媒体ポンプ（２ １，２２）、少くとも１つの媒体圧力室（２４，２５）、少くとも１つのピスト ンユニット（２３）、少くとも１つの駆動ヘッド（３４）、少くとも１つの排出 開口コンポーネント（３２）、少くとも１つのバルブコントロール手段（２６， ２７，３０）、少くとも１つの戻りスプリング（３５）および少くとも１つの媒 体貯蔵部（３６）によって形成されており、好ましくは排出ユニット（３）がテ ンションユニットに取り換え可能に設置されており、そこに作動部材（１７）を 設けたことを特徴とする前述の請求の範囲のいずれか１項に記載の排出装置。 ６．テンション装置（１０）が固定ストップ（５６）と、少くとも１つ排出ユニ ット（３）の作動ヘッド（３４）と、作動ヘッド（３４）とは反対側に移動可能 な排出ユニット（３）のロンポーネントのための少くとも１つのドライバ（１４ ）とを有し、とくに少くとも１つの引張りスプリングが排出ユニット（３）に隣 接してテンションスプリングとして設けられており、又は少くとも１つの引張り スプリングが圧縮スプリングとして排出ユニット（３）に隣接して設けられてお り、および／又は排出ユニット（３）の媒体貯蔵部（３６）のために、あるいは テンション装置（１０）のエネルギアキュムレータ（１２）のために容器（１３ ）が作動方向において本体（４）に配置されていて、実質的に完全に本体（４） 内に位置し、とくにドライバ（１４）を形成し、好ましくはジャケットで媒体貯 蔵部（３６）又はエネルギアキュムレータ（１２）を取り囲み、とくに少くとも １つのラグ（３８，６２）がテンション装置（１０）のテンショナー（１５）に 接続するために設けられている前述の請求の範囲のいずれか１項に記載の排出装 置。 ７．少くとも１つの移送部材がとくに排出力を移動させるためのドグ（１８）を 形成し、テンショナー（１５）が排出力を予備的にテンション付与するために設 けられており、これらが少くとも１つのスナップ式接続部（４０）によって相互 に接続されており、このスナップ式接続部が好ましくはジョイント孔（５９）内 の横向き溝（６１）によってスナップ式に少くとも１つのジョイントボルト（６ ０）によって形成されており、および／又は、テンショナー（１５）とドグ（１ ４）との間で直接排出ユニット（３）に横向きに隣接して設けられていることを 特徴とする前述の請求の範囲のいずれか１項に記載の排出装置。 ８．テンショナー（１５）、ロックレバー（１８）および解放レバー（５０）を 形成する複数のレバーの少くとも１つが少くとも部分的にフォーク状に形成され ていて、とくにフォークアームが排出ユニット（３）を取り囲んでおり、好まし くはこれらのフォークアームがカップ状の容器（１３）のジャケットの長手方向 のラグ（３８）の内側に位置していることを特徴とする前記請求の範囲のいずれ か１項に記載の排出装置。 ９．排出接続部（８）が本体（４）上で排出位置と待機位置との間で移動可能と なっており、とくにテンショナー（１５）が排出力を予備的にテンション付与す るようになっており、その出口開口（９）が非作動状態において好ましくは実質 的に完全にカバーされた形となっており、および／又は、それが非作動状態で排 出装置（１）の外壁の可動部分を構成していることを特徴とする前記請求の範囲 のいずれか１項に記載された排出装置。 １０．予備テンションを付与された排出力のための解放装置（１１）の内少くと も１つのグループが少くとも１つの駆動部材（１７）、排出力のための少くとも １つの係止部材（４８）および少くとも１つの戻りスプリング（５３）によって 形成された機能部材の少くとも１つを有し、閉じた標準コンポーネント（１９） を形成し、好ましくはケーシング形状の支持ボックス（４７）を有し、とくに本 体（４）の２つのケーシング部分（６，７）の間に固定されていることを特徴と する前記請求の範囲のいずれか１項に記載の排出装置。 １１．予備テンション排出力が圧力依存の形でとくに呼吸の吸引によって解放可 能となっており、好ましくは解放機構（１１）が駆動フラップ（１７）によって ロック可能で且つカム（５２）によって解放可能なロック又は解放レバー（４８ ，５０）を存し、少くとも１つのレバー部分が支持ボックス（４７）内に配置さ れた戻りスプリングに接続されていることを特徴とする前記請求の範囲のいずれ か１項に記載の排出装置。