JP3407546B2 - アナログ式計器 - Google Patents

アナログ式計器

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JP3407546B2 JP16182196A JP16182196A JP3407546B2 JP 3407546 B2 JP3407546 B2 JP 3407546B2 JP 16182196 A JP16182196 A JP 16182196A JP 16182196 A JP16182196 A JP 16182196A JP 3407546 B2 JP3407546 B2 JP 3407546B2
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  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、入力値から演算式
により求まる出力値に基づき指針振角度にて指示を行う
アナログ式計器に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、特開平8−21747号公報で
知られているように、センサの測定値のデータを入力値
a1として入力し、このデータを予め定められた演算式
(プログラム)によりメータの指針振角度を求め、これ
を出力値a2として出力するアナログ式計器があり、斯
かる構成では、図3で示すように、a2∝K×a1の関
係にある。なお、Kは係数である。 【0003】例えば、各国毎の要求仕様に合わせたアナ
ログ式計器を製造する場合、前記演算式の係数Kを固定
係数K0に分解能nを乗算した可変係数とし、分解能n
の値を定数として調節することにより、前記仕様を満た
すように設定していた。すなわち、特性が緩やかな仕様
(入力値a1に対する出力値a2の変化が最小)では分
解能nを小さくし、反対に特性が急な仕様(入力値a1
に対する出力値a2の変化が最大)では分解能nを大き
くすることにより、指針振角度Yは測定値である走行速
度Xが同一であっても各国毎の要求仕様に沿うものとな
る。この分解能nの変更は、プログラム操作で簡単に行
える。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
にあっては、図3で示すように、分解能nを設定するた
めのメモリ容量(ビット数)として8ビットを用意した
場合、分解能n=0〜255の選択が可能で、特性を2
56段階に調節することができ、この選択により特性を
所望のものとすることができるが、この演算式による調
節では、不必要な範囲までも調節可能となっていた。 【0005】すなわち、各国毎の要求仕様の差は、例え
ば、走行速度X=180[kph]における指針振角度
Y=155〜270[度]の程度の差であり、この場合
には、指針振角度Y=155〜270[度]の範囲で前
記調節が行われれば十分であるのに対し、前記演算式で
は、指針振角度Y=0〜270[度]の範囲で前記調節
が行われてしまい、この結果、指針振角度Y=155〜
270[度]の本来調節を必要とする範囲での調節が荒
い(大きい)刻みで行われてしまい所望の精度を得るこ
とに苦心することとなる、或は、細かい刻みで調節する
場合には分解能nを大きく採らなければならず、それに
応じて分解能nを設定するためのメモリ容量(ビット
数)を大きく用意しなければならず、この結果アナログ
式計器全体としてコスト高を招くという問題があった。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、センサの測定値に応じた入力値から演算
式により求まる出力値に応じた指針振角度にて前記測定
値の指示を行うアナログ式計器において、前記演算式
は、2の乗数で除算した値である固定係数と2の乗数で
除算した値である他の固定係数に分解能を乗算した値で
ある可変係数とからなり、かつ、前記分解能が最小値の
時に前記入力値に対する前記出力値の変化が最小とな
り、前記分解能が最大値の時に前記入力値に対する前記
出力値の変化が最大となる式である。 【0007】 【0008】 【0009】 【発明の実施の形態】センサ1からの測定値を送信部2
に集め、信号線6を介して受信部(演算部)3へ伝送す
る。この受信部3で測定値に基づく入力値b1からメー
タ5の指針振角度である出力値b2を演算する。この演
算結果に基づき、メータ5を駆動するための電気信号を
駆動回路4が出力する。測定値X(入力値b1)から指
針振角度Y(出力値b2)を求める演算式を、固定係数
K1と可変係数K2とからなる式で定める。これによ
り、設定したい範囲のみを従来よりも細い刻みで調節す
ることができるため、精度が向上する、或は、従来と同
程度の刻みで調節する場合には分解能nを従来よりも小
さくなり、分解能nを設定するためのメモリ容量(ビッ
ト数)を少なくすることができる。 【0010】また、走行速度X(入力値b1)から指針
振角度Y(出力値b2)を求める演算式を、固定係数K
1と可変係数K2とからなる式で定めることにより、可
変係数K2が最小値(分解能nが最小値の定数)時に入
力値b1に対する出力値b2の変化が最小となり、可変
係数K2が最大値(分解能nが最大値の定数)時に入力
値b1に対する出力値b2の変化が最大となることか
ら、所望する分解能nで可変係数K2を多段階に設定す
ることで、本来調節を必要とする範囲のみを従来よりも
細い刻みで調節することができるため、従来よりも精度
が向上する、或は、従来と同程度の刻みで調節する場合
には分解能nは従来よりも小さくなり、それに応じて分
解能nを設定するためのメモリ容量(ビット数)を少な
くすることができる。 【0011】また、固定係数K1,K3を、2の乗数で
除算する値である近似値とすることにより、固定係数K
1,K3をそのままの値で持たないことから、メモリ容
量が少なくなり、演算処理速度も向上する。 【0012】 【実施例】以下、本発明のアナログ式計器を車輌用計器
として用いる実施例に基づいて説明する。 【0013】図1は実施例の概略構成を説明するための
ブロック図である。1は車両の各個所に設置されて走行
速度,エンジン回転数,燃料残量及び冷却水温度等の測
定値に応じた測定信号を出力するセンサ、2はセンサ1
からの測定信号に基づき走行速度、エンジン回転数、燃
料残量、冷却水温度を計測してビットデータb1として
出力する送信部、3は送信部2からのビットデータ(入
力値)b1に基づき後述するアナログ式計器の指針振角
度を求めてこれをビットデータ(出力値)b2として出
力する受信部(演算部)、4は受信部3からの出力値b
2に基づいてメータ5を動作させるための電気信号を出
力する駆動回路である。以上がアナログ式計器を構成す
る。 【0014】このように本実施例では、複数個のセンサ
1からの測定値を一括して送信部2に集め、単一の信号
線6を介して受信部3にシリアル時分割的に伝送し、こ
の受信部3で走行速度,エンジン回転数,燃料残量及び
冷却水温度に応じた測定信号に基づく入力値b1からメ
ータ5の指針振角度である出力値b2を演算し、この演
算結果に基づき、走行速度,エンジン回転数,燃料残量
及び冷却水温度を個々に指示するコンビネーションメー
タである複数個のメータ5を駆動するための電気信号を
駆動回路4が出力する。 【0015】メータ5は、例えば、交叉コイル式計器と
呼ばれる周知な計器が用いられ、これを駆動する駆動回
路4は、測定値Xの演算結果に基づくメータ5の指針振
角度Yを得るために電気信号として演算結果に応じた向
きと大きさの電流をメータ5の交叉コイルへ供給する。
そして、受信部3はマイクロコンピュータにて構成する
ことができ、この受信部3と駆動回路4とは、駆動回路
4に縦列接続した図示しないシフトレジスタに出力値b
2をシリアルにセットする構成の他、各駆動回路4にア
ドレスを予め定めておき、出力値b2に相手アドレスを
付加することにより駆動回路4を並列接続する構成にす
ることもでき、図1で示したブロック図は、実際の配線
数や結線状態を示すものではなく、前述の構成を信号の
流れに沿って概略的に説明している。 【0016】次に、測定値Xとして走行速度を指示する
場合を例にして、具体的な制御について説明する。セン
サ1の走行速度センサSPからの走行速度Xに応じた測
定信号は、送信部2でビットデータb1に変換され、信
号線6を介して受信部4へ伝送され、受信部3ではその
ビットデータ(入力値)b1から予め定められた演算式
(プログラム)によりメータ5である速度計SPの指針
振角度Yを求めてこれをビットデータ(出力値)b2と
して出力し、駆動回路4では受信部3からの出力値b2
に基づいて所定の向きと大きさの電流を出力する。 【0017】ところで、入力値b1と走行速度Xとのレ
ートxを0.16[kph/ビット]、出力値b2と指
針振角度Yとのレートyを0.35[度/ビット]と設
定した場合、図2で示すように、走行速度X=X1=1
80[kph]の時の指針振角度Yを仕向地や機種のバ
リエーションに対応させるために最小値Y1=155
[度]から最大値Y2=270[度]の範囲で多段階に
設定する必要がある場合、走行速度Xと指針振角度Yと
の関係を、(Y/y)=(K1+K2)×X/xで表さ
れる1式により定める。ここで、K1は固定係数、K2
は可変係数である。更に、K2=K3×nとする。ここ
で、K3は固定係数、nは分解能である。従って、1式
は、Y=(K1+K3×n)×X×(y/x)で表され
る2式となる。そして、最小値Y1から最大値Y2を2
56段階(8ビット)で設定可能とするため分解能n=
0〜255とした場合、2式にX=X1=180,x=
0.16,y=0.35を夫々代入し、分解能nをn=
0の定数とした時のY=Y1=155と、n=255の
定数とした時のY=Y2=270とから、固定係数K
1,K3を計算により求めると、K1≒0.39209
5,K3≒0.001139となる。従って、2式は、
Y=(0.392095+0.001139×n)×X
×(0.35/0.16)の3式になる。 【0018】このようにして、走行速度X(入力値b
1)から指針振角度Y(出力値b2)を求める演算式
を、固定係数K1と可変係数K2とからなる式で定める
ことにより、可変係数K2が最小値(分解能nが最小値
の定数)時に入力値b1に対する出力値b2の変化が最
小となり、可変係数K2が最大値(分解能nが最大値の
定数)時に入力値b1に対する出力値b2の変化が最大
となることから、所望する分解能nで可変係数K2を多
段階に設定することで、本来調節を必要とする範囲のみ
を従来よりも細い刻みで調節することができるため、従
来よりも精度が向上する、或は、従来と同程度の刻みで
調節する場合には分解能nは従来よりも小さくなり、そ
れに応じて分解能nを設定するためのメモリ容量(ビッ
ト数)を少なくすることができる。 【0019】ところで、固定係数K1,K3は、小数点
以下が多位の多桁値であり、このままの形でメモリする
ことはメモリ容量や実際の演算処理速度の点において望
ましくない。そこで、本実施例では、固定係数K1,K
3を近似値に置き換えている。しかも、これらの近似値
は、マイクロコンピュータからなる演算部3で演算しや
すい値となるように、2の乗数で除算する値を採ってい
る。具体的には、K1=201/512,K3=19/
16384としている。従って、固定係数K1は201
の2進数を上位桁側へ9ビット(512は2の9乗)シ
フトすれば良く、同様に固定係数K3は19の2進数を
上位桁側へ14ビット(16384は2の14乗)シフ
トすれば良く、固定係数K1,K3をそのままの値で持
たないことから、メモリ容量が少なくなり、演算処理速
度も向上する。なお、この近似値を用いることにより、
計算により求めた値に対して若干の差を生じることとな
るが、斯かる差はセンサ1の誤差やメータ5の指示誤差
程度にあり、実際の使用において重大な不具合を生じる
ものではない。 【0020】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、例えば、走行速度を指示するアナログ式
計器に限定されなし、前記実施例のような複数個のセン
サからの測定値を一括してシリアル時分割的に送る構成
でなくとも良いことは言うまでもない。 【0021】また、入力値から出力値を求める演算式
は、前記実施例で示した式に限定されず、固定係数と可
変係数とから構成されるものであれば良い。例えば、2
式又は3式において、右辺に「+C(但し、Cは定
数)」を付加し、この定数Cを任意に調節することによ
り、特性を図2の上下方向へ平行移動させるものであっ
ても良い。 【0022】 【発明の効果】本発明は、センサの測定値に応じた入力
値から演算式により求まる出力値に応じた指針振角度に
て前記測定値の指示を行うアナログ式計器において、前
記演算式は、2の乗数で除算した値である固定係数と2
の乗数で除算した値である他の固定係数に分解能を乗算
した値である可変係数とからなり、かつ、前記分解能が
最小値の時に前記入力値に対する前記出力値の変化が最
小となり、前記分解能が最大値の時に前記入力値に対す
る前記出力値の変化が最大となる式とすることにより、
設定したい範囲のみを従来よりも細い刻みで調節するこ
とができるため、精度が向上する。特に、所望する分解
能で可変係数を多段階に設定することで、本来調節を必
要とする範囲のみを従来よりも細い刻みで調節すること
ができるため、従来よりも精度が向上する、或は、従来
と同程度の刻みで調節する場合には分解能は従来よりも
小さくなり、それに応じて分解能を設定するためのメモ
リ容量(ビット数)を少なくすることができる。また、
前記固定係数は、2の乗数で除算する値であることによ
り、固定係数をそのままの値で持たないことから、メモ
リ容量が少なくなり、演算処理速度も向上する。 【0023】 【0024】
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施例の概略構成を説明するブロッ
ク図。 【図2】 同上実施例における特性の調節方法を説明す
る特性図。 【図3】 従来の技術における特性の調節方法を説明す
る特性図。 【符号の説明】 1 センサ 2 送信部 3 受信部(演算部) 4 駆動回路 5 メータ 6 信号線 X 測定値 Y 指針振角度 n 分解能(定数) K1 固定係数 K2 可変係数 K3 固定係数 b1 入力値 b2 出力値

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 センサの測定値に応じた入力値から演算
    式により求まる出力値に応じた指針振角度にて前記測定
    値の指示を行うアナログ式計器において、前記演算式
    は、2の乗数で除算した値である固定係数と2の乗数で
    除算した値である他の固定係数に分解能を乗算した値で
    ある可変係数とからなり、かつ、前記分解能が最小値の
    時に前記入力値に対する前記出力値の変化が最小とな
    り、前記分解能が最大値の時に前記入力値に対する前記
    出力値の変化が最大となる式であることを特徴とするア
    ナログ式計器。
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