JP3407482B2 - 動力舵取装置 - Google Patents

動力舵取装置

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JP3407482B2 JP15479395A JP15479395A JP3407482B2 JP 3407482 B2 JP3407482 B2 JP 3407482B2 JP 15479395 A JP15479395 A JP 15479395A JP 15479395 A JP15479395 A JP 15479395A JP 3407482 B2 JP3407482 B2 JP 3407482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車速に応じて操舵力を
変化できるようにした動力舵取装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車速に応じて操舵力を変化で
きるようにした動力舵取装置として種々のものが提案さ
れている。最も一般的なものとして、ポンプ(高圧)側
とリザーバ(低圧)側との間に可変絞りを設け、この可
変絞りを低速時には閉止し、高速時には開口してポンプ
から吐出された作動油の一部を制御弁をバイパスして低
圧側に排出することにより、低速時には操舵力を軽く、
高速時には操舵力を重くするように制御するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上述したような操舵
力制御においては、車速に応じて操舵力を変化できる車
速感応性を実現できるが、制御弁に供給する作動油の流
量変化を利用した操舵力制御であるため、低速時と高速
時における操舵力の変化幅を大きく取れない制約があっ
た。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記した従
来の問題点を解決するためになされたもので、ポンプと
パワーシリンダの両油室とリザーバとにそれぞれ接続す
る流路に可変絞りをそれぞれ設け、ハンドル操舵に応じ
てポンプよりパワーシリンダに供給される作動油を絞り
制御する制御弁を備えた動力舵取装置において、前記制
御弁は円周方向に隣接して配置された2種類の制御弁部
からなり、第1の制御弁部はハンドル操舵に応じてポン
プからの作動油を前記パワーシリンダの両油室に給排す
る一対の可変絞りを有しており、第2の制御弁部は前記
パワーシリンダの高圧側の油室を前記リザーバに連通さ
れたバイパス部に連通する可変絞りを有しており、この
バイパス部に低速時は閉止され車速の上昇に応じて絞り
開度が拡大される電磁絞り弁を設けたことを基本とす
そして、請求項1および2に記載の発明は、第1の
制御弁部の各可変絞りが、アンダラップ形のセンタオー
プンバルブとして構成され、第2の制御弁部には前記第
1の制御弁部の可変絞りよりもアンダラップ量の大きな
センタオープンバルブ形可変絞りを備えてなるものであ
る。 また、請求項3および4に記載の発明は、第1の制
御弁部が、供給ポート、一対の第1シリンダポートおよ
び一対の排出ポートによって構成され、第2の制御弁部
が、一対の第2シリンダポート、この一対のシリンダポ
ートにアンダラップ量の異なる2つの可変絞りを介して
それぞれ連通されるバイパスポートを備えてなるもので
ある。
【0005】
【作用】上記した構成により、ポンプより吐出された作
動油は第1の制御弁部の可変絞りによってパワーシリン
ダに差圧を発生するが、低速時においては、電磁絞り弁
が閉止されているため、パワーシリンダの高圧側油室よ
りリザーバに作動油がバイパスされることがなく、ハン
ドルの回転操作により、軽快なステアリング操作を行い
得る。
【0006】しかしながら、車速が上昇して中速域ない
しは高速域に達すると、電磁絞り弁が車速の上昇に応じ
て開口されるため、パワーシリンダに供給された作動油
の一部が第2の制御弁部の可変絞りおよび電磁絞り弁を
介してリザーバに排出されるため、中速あるいは高速時
においては操舵力が重くなり、車速感応性がもたらされ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は油圧式の動力舵取装置の全体構成を示し、こ
の動力舵取装置は、図略の自動車エンジンによって駆動
されるポンプ10と、リザーバ11と、ステアリング操
作をパワーアシストするパワーシリンダ12と、ハンド
ルの回転に応じて作動して前記ポンプ10からパワーシ
リンダ12に供給される作動油を絞り制御するロータリ
式制御弁14を備えている。
【0008】前記ポンプ10は、これの吐出通路15中
に設けられたメータリングオリフィス16と、このメー
タリングオリフィス16と並列に接続されメータリング
オリフィス16の前後差圧に応じて戻り通路17を開閉
するように作動する流量調整バルブ18と、この流量調
整バルブ18を戻り通路17を閉止する方向に付勢する
スプリング19とからなる公知の流量制御弁20を備え
ている。
【0009】前記制御弁14は、図2に展開図として示
すように、ハンドルに連結されて一体的に回転するバル
ブシャフト21と、このバルブシャフト21の外周に同
軸的に配設されてパワーシリンダ12にてパワーアシス
トされるステアリングリンケージに連結されるバルブボ
ディ22と、これらバルブシャフト21とバルブボディ
22を相対回転可能に連結する図略のトーションバー
と、これらを収納する図略のバルブハウジング等によっ
て構成されている。図2の展開図は制御弁14の半周を
展開したもので、残り半周も同一の構成からなり、バル
ブシャフト21およびバルブボディ22の各溝数はそれ
ぞれ円周上10個となっている。
【0010】以下、バルブシャフト21とバルブボディ
22のバルブ構成について詳細に説明する。図2におい
て、バルブボディ22に形成された半周で5つの溝22
A1〜22A5のうち、左側の隣接する2つの溝22A
1,22A2にはパワーシリンダ12の両油室12A,
12Bに連通する一対の第1シリンダポート25A,2
5Bが開口され、この2つの溝22A1,22A2で囲
まれたランド部にはポンプ10の吐出ポートに連通する
供給ポート26が開口されている。また右側の互いに隣
接する3つの溝22A3〜22A5のうち、両側の2つ
の溝22A3,22A5には前記パワーシリンダ12の
両油室12A,12Bに連通する一対の第2シリンダポ
ート25C,25Dが開口され、中央の溝22A4には
リザーバ11に連通するバイパスポート27が開口され
ている。一方、バルブシャフト21には前記バルブボデ
ィ22に開口したシリンダポート25B,25Cおよび
25D,25Aの各間に位置する溝21A1,21A3
にリザーバ11に連通する一対の排出ポート28A,2
8Bが開口されている。
【0011】前記シリンダポート25A,25Bが開口
されたバルブボディ22の2つの溝22A1,22A2
とこれら溝22A1,22A2に対応するバルブシャフ
ト21の2つのランド部との各間には、可変絞りV1,
V2,V3,V4がそれぞれ形成されている。これら可
変絞りV1,V2,V3,V4は図3のAで示すよう
に、アンダラップ形のセンタオープンバルブで構成され
ている。前記したバルブボディ22の2つの溝22A
1,22A2とバルブシャフト21の2つのランド部と
の間に形成される可変絞りV1〜V4によって、供給ポ
ート26から供給された作動油をシリンダポート25
A,25Bに給排する第1の制御弁部29を構成してい
る。
【0012】また前記シリンダポート25C,25Dお
よびバイパスポート27を開口したバルブボディ22の
3つの溝22A3,22A4,22A5とこれら溝22
A3,22A4,22A5に対応するバルブシャフト2
1の3つのランド部との各間には、可変絞りV5,V
6,V7,V8,V9,V10がそれぞれ形成されてい
る。これら可変絞りのうち、前記シリンダポート25
C,25Dにそれぞれ対応する各一対の可変絞りV5,
V6,V7,V8は前記可変絞りV1〜V4と同一のア
ンダラップ量のセンタオープンバルブで構成されてい
る。また前記バイパスポート27に対応する一対の可変
絞りV9,V10は図3のBで示すように、前記可変絞
りV1〜V4よりもアンダラップ量の大きなセンタオー
プンバルブで構成されている。前記したバルブボディ2
2の3つの溝22A3,22A4,22A5とバルブシ
ャフト21の3つのランド部との間に形成される可変絞
りV5〜V10によって、シリンダポート25C,25
Dから導入された作動油をバイパスポート27にバイパ
スする第2の制御弁部30を構成している。
【0013】なお、前記可変絞りV1〜V10を構成す
るバルブシャフト21のランド部のエッジ部には圧力制
御用の面取りが形成されている。前記バイパスポート2
7とリザーバ11とを結ぶバイパス通路31中には、電
磁絞り弁32が配置され、この電磁絞り弁32の可変絞
り33は、車速に応じて絞り開度が制御されるようにな
っている。すなわち、電磁絞り弁32は車速センサ34
からの信号に応じて制御電流を制御するコントローラ3
5によって図5に示すように、低速時には閉止され、中
速時には車速の上昇に応じて漸次開度が拡大され、高速
時には最大開度に保たれるようになっている。
【0014】上記した構成の本実施例においては、ポン
プ10より吐出された作動油は、流量制御弁20により
一定流量に制御され、制御弁14の供給ポート26に供
給される。供給ポート26に供給された作動油は、第1
の制御弁部29の可変絞りV1,V3を介して排出ポー
ト28Aより、また可変絞りV2,V4を介して排出ポ
ート28Bより排出される。
【0015】操舵の中立状態においては、前記可変絞り
V1,V2,V3,V4は全て同一の絞り開度に保たれ
ているため、制御弁14の供給ポート26に供給された
作動油は排出ポート28A,28Bより等分的に排出さ
れ、そのためパワーシリンダ12の両油室12A,12
Bは低圧で、かつ差圧が発生せず、アシスト力は発生し
ない。
【0016】その状態でハンドルが回転操作され、バル
ブシャフト21が例えば図2の右方向に変位されると、
可変絞りV1,V4の開度が減少されるとともに、可変
絞りV2,V3の開度が拡大される。従ってパワーシリ
ンダ12の右油室12Bの圧力が上昇し、左油室12A
の圧力が減少するため、パワーシリンダ12は両油室1
2A,12Bの差圧によってアシストを開始する。
【0017】ところで、低速時においては、電磁絞り弁
32の可変絞り33が閉止されているため、第2の制御
弁部30には作動油が流通せず、パワーシリンダ12は
両油室12A,12Bの作動油がバイパスポート27よ
りリザーバ11にバイパスされることがなく、ハンドル
の回転操作により、軽快なステアリング操作を行い得
る。
【0018】しかしながら、車速が上昇して中速域ない
しは高速域に達すると、電磁絞り弁32の可変絞り33
が開口されるため、その状態でハンドルを回転操作して
バルブシャフト21を例えば図2の右方向に変位する
と、第1の制御弁部29においては可変絞りV1,V3
の開度が減少されるとともに、可変絞りV2,V4の開
度が拡大されるため、パワーシリンダ12の右油室12
Bの圧力が上昇する。一方、第2の制御弁部30におい
ては可変絞りV5,V8,V9の開度が減少されるとと
もに、可変絞りV6,V7,V10の開度が拡大され
る。従ってパワーシリンダ12の高圧側油室(右油室1
2B)の作動油の一部が第2シリンダポート25Dよ
り、可変絞りV6,V9、バイパスポート27および電
磁絞り弁32の可変絞り33を介してリザーバ11にバ
イパスされる。これによりパワーシリンダ12に発生す
る作動油の差圧が減少され、その減少割合は車速の変化
による電磁絞り弁32の可変絞り33の変化によって変
化する。従って車速の中速域ないし高速域においては、
第2の制御弁部24より電磁絞り弁32の可変絞り33
を介してリザーバ11に排出される作用により、ハンド
ルトルクに対するパワーシリンダ12の差圧は低減され
る。これによりハンドルトルクに対するパワーシリンダ
12の圧力特性は図6に示すようになり、車速に応じて
操舵力が重くなる車速感応性がもたらされる。なお、同
図でAは低速時の圧力特性を、Bは中速時の圧力特性
を、Cは高速時の圧力特性を示している。
【0019】ここで第1の制御弁部29の可変絞りV1
〜V4の開度と第2の制御弁部30の可変絞りV9,V
10の開度に差を持たせることにより、第1の制御弁部
29の可変絞りV1〜V4が閉止された後においても車
速感応性を持続できるようになる。すなわち、図4に示
すように可変絞りV1〜V4を閉じるまでハンドルを回
転操作すると、パワーシリンダ12の高圧側油室12B
に通ずる第1シリンダポート25Bが2つの可変絞りV
1,V4によって閉止状態となるが、前記高圧側油室1
2Bに通ずるもう第2シリンダポート25Dは可変絞り
V6,V10を介してバイパスポート27との連通関係
を持続され、高圧側油室12Bの作動油の一部がバイパ
スポート27より電磁絞り弁32の可変絞り33を介し
てリザーバ11にバイパスされる。従って可変絞りV1
〜V4が閉止された後においても、第2の制御弁部30
を介してリザーバ11にバイパスされる作動油の流量
は、車速とハンドルトルクの関数で変化されるようにな
り、車速感応性を持続できるようになる。
【0020】次に他の実施例を図7、図8に基づいて説
明する。この実施例のものは、第2の制御弁部30の可
変絞りのうち、第2シリンダポート25C,25Dとバ
イパスポート27との各間に存在する各々2つの可変絞
りV6,V9,V8,V10のそれぞれいずれか一方
を、オーバラップ形のセンタクローズバルブに変更した
ものである。
【0021】すなわち、第2シリンダポート25C,2
5Dとバイパスポート27との各間に形成される各2つ
の可変絞りV6,V9およびV8,V10の一方(V
6,V8)をセンタオープン形から図8に示すセンタク
ローズ形に変更し、他方(V9,V10)を可変絞りV
1〜V4よりもアンダラップ量の大きなセンタオープン
形としたものである。
【0022】上記センタクローズ形可変絞りV6,V8
の採用により、アンダラップ量の大きなセンタオープン
形可変絞りV9,V10がアンダラップ量までは絞り開
度の変化が急激であるのに対し、その後は面取りの作用
によって絞り開度の変化が緩慢になるために、その間で
の絞り開度の変化の度合いが大きくなる不具合を解決で
きる。すなわち、絞り開度の変化が急激である領域では
センタクローズ形可変絞りV6,V8によって第2シリ
ンダポート25C,25Dとバイパスポート27との間
の連通面積を制限し、連通面積をハンドルトルクに対し
て緩やかに増大させるようにしている。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、ポンプより
供給された作動油の全量を、ハンドル操舵に応じてパワ
ーシリンダの両油室に給排する第1の制御弁部に供給
し、中速あるいは高速時には、パワーシリンダの高圧側
油室の作動油を、車速の上昇に応じて絞り開度が拡大さ
れる電磁絞り弁を介してリザーバにバイパスする構成で
あるので、従来のような制御弁に供給する前に車速に応
じて作動油を低圧側にバイパスするものに比べて、電磁
絞り弁の絞り制御と制御弁の絞り制御との相乗作用によ
って車速に応じた操舵力変化を大きくできる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す動力舵取装置の油圧系統
図である。
【図2】制御弁の半周部分を展開した展開図である。
【図3】図2のA、B部の詳細図である。
【図4】図3の作動状態図である。
【図5】車速と可変絞りの開口面積との関係を示すグラ
フである。
【図6】ハンドルトルクとシリンダ差圧との関係を示す
グラフである。
【図7】本発明の他の実施例を示す図2に相応する展開
図である。
【図8】図7のC部の詳細図である。
【符号の説明】
10 ポンプ 11 リザーバ 12 パワーシリンダ 14 制御弁 29 第1の制御弁部 30 第2の制御弁部27 バイパスポート 32 電磁絞り弁 33 可変絞り

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプとパワーシリンダの両油室とリザー
    バとにそれぞれ接続する流路にハンドル操舵方向に応じ
    て拡大縮小される可変絞りをそれぞれ設け、ハンドル操
    舵に応じてポンプよりパワーシリンダに供給される作動
    油を絞り制御する制御弁を備えた動力舵取装置におい
    て、前記制御弁は円周方向に隣接して配置された2種類
    の制御弁部からなり、第1の制御弁部はハンドル操舵に
    応じてポンプからの作動油を前記パワーシリンダの両油
    室に給排する一対の可変絞りを有しており、第2の制御
    弁部は前記パワーシリンダの高圧側の油室を前記リザー
    バに連通されたバイパス部に連通する可変絞りを有して
    おり、このバイパス部に低速時は閉止され車速の上昇に
    応じて絞り開度が拡大される電磁絞り弁を設けるととも
    に、前記第1の制御弁部の各可変絞りは、アンダラップ
    形のセンタオープンバルブとして構成され、前記第2の
    制御弁部には前記第1の制御弁部の可変絞りよりもアン
    ダラップ量の大きなセンタオープンバルブ形可変絞りを
    備えてなることを特徴とする動力舵取装置。
  2. 【請求項2】前記第1の制御弁部は、作動油を供給する
    供給ポートと、この供給ポートの両側に配置され前記パ
    ワーシリンダの両油室に接続する一対の第1シリンダポ
    ートと、この一対のシリンダポートの両側に配置された
    一対の排出ポートとによって構成され、前記第2の制御
    弁部は、前記パワーシリンダの両油室に接続する一対の
    第2シリンダポートと、この一対の第2シリンダポート
    の中央部に配置され前記各第2シリンダポートに2つの
    可変絞りを介してそれぞれ連通されるバイパスポートと
    を備えてなる請求項1に記載の動力舵取装置。
  3. 【請求項3】ポンプとパワーシリンダの両油室とリザー
    バとにそれぞれ接続する流路にハンドル操舵方向に応じ
    て拡大縮小される可変絞りをそれぞれ設け、ハンドル操
    舵に応じてポンプよりパワーシリンダに供給される作動
    油を絞り制御する制御弁を備えた動力舵取装置におい
    て、前記制御弁は円周方向に隣接して配置された2種類
    の制御弁部からなり、第1の制御弁部はハンドル操舵に
    応じてポンプからの作動 油を前記パワーシリンダの両油
    室に給排する一対の可変絞りを有しており、第2の制御
    弁部は前記パワーシリンダの高圧側の油室を前記リザー
    バに連通されたバイパス部に連通する可変絞りを有して
    おり、このバイパス部に低速時は閉止され車速の上昇に
    応じて絞り開度が拡大される電磁絞り弁を設けるととも
    に、前記第1の制御弁部は、作動油を供給する供給ポー
    トと、この供給ポートの両側に配置され前記パワーシリ
    ンダの両油室に接続する一対の第1シリンダポートと、
    この一対のシリンダポートの両側に配置された一対の排
    出ポートとによって構成され、前記第2の制御弁部は、
    前記パワーシリンダの両油室に接続する一対の第2シリ
    ンダポートと、この一対の第2シリンダポートの中央部
    に配置され、前記各第2シリンダポートに、アンダラッ
    プ量の異なる2つの可変絞りを介してそれぞれ連通され
    るバイパスポートとを備えてなることを特徴とする動力
    舵取装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御弁部の各可変絞りは、アン
    ダラップ形のセンタオープンバルブとして構成され、前
    記第2の制御弁部には前記第1の制御弁部の可変絞りよ
    りもアンダラップ量の大きなセンタオープンバルブ形可
    変絞りを備えてなる請求項3に記載の動力舵取装置。
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