JP3407389B2 - 塗膜均一化装置 - Google Patents
塗膜均一化装置Info
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Description
等の線材の外周面に塗料等を塗布した塗膜を均一に整え
ることができる塗膜均一化装置に関する。
等を塗布する方法としては、浸漬塗装法やスプレー塗装
法などが一般に採用されており、工業的には通常図9に
示したような工程により連続的に塗装処理が行われる。
程を示すもので、被処理物である線材aを塗料bが収容
された塗料槽c中を連続的に通過させて線材aの外周面
に塗工処理を施した後、更に乾燥装置d中を通過させる
ことによりこれを乾燥させることが行われている。
われるまでの間に、図8に示したように、線材aの外周
面に塗工された塗料eが重力により下側に流れて所謂た
れfが生じ、この状態で乾燥されると塗膜の膜厚が不均
一で塗膜の機能が十分に発揮し得ないばかりでなく、外
観的に商品価値の低いものとなってしまう。
との間にエア吹き付け機gを配設し(図9参照)、この
エア吹き付け機gにより、線材aの下側にエアーを吹き
付けて塗料eのたれf(図8参照)を吹き飛ばした後、
乾燥処理することが行われている。なお、スプレー塗装
法により塗工処理を行う場合は、図9の塗料槽cに代え
て複数の塗料噴射ノズルから線材aの周囲を囲うように
配設し、該ノズルから線材aの外周面に塗料を吹き付け
ることにより塗料を塗工するもので、その他は上記浸漬
塗装法の場合と同様である。この場合、スプレー塗装法
においても、上記浸漬塗装法に比べて軽微ではあるが塗
膜の厚さを厚くする場合などにはやはり品質上問題とな
るようなたれfが発生し、このような場合には、浸漬塗
装法の場合と同様に上記エア吹き付け機gによりたれf
を吹き飛ばすことが行われる。
うな従来の塗装方法では均一な膜厚を有する塗膜を得る
ことができない。即ち、線材aの外周面に塗工された塗
料eは、図8に示されているように、重力により線材a
の下側に流れて塗膜hは線材aの上側で薄く、両側部で
やや厚くなり、下側に上記たれfが生じた状態となる。
この場合、上述のエアー吹き付け機gにより、たれf
(図7参照)を取り除くことはできても、塗膜hの厚さ
は依然として不均一なままであり、線材aの上側で薄
く、両側部及び下側でやや厚い塗膜となり、均一な塗膜
を得ることはできない。
で、浸漬塗装法やスプレー塗装法などにより線材の外周
面に塗工された塗膜を塗工後乾燥前に均一に整えて、均
一厚さの塗膜を確実に得ることができる塗膜均一化装置
を提供することを目的とする。
成するため、線材の外周面に塗布した塗膜の厚さを均一
に整えるための塗膜均一化装置であって、円筒状の内空
部を有する装置本体と、該装置本体の内空部に回転可能
に取り付けられた外筒体と、この外筒体の内側に着脱可
能に取り付けられ、周壁の複数箇所にエアを軸心からず
れた方向に向けて噴出する噴出孔が形成された内筒体
と、上記外筒体を回転させる回転手段とを具備してな
り、上記内筒体内に該内筒体の軸心に沿って上記線材を
配置し、上記回転手段により上記外筒体が回転すると共
に、この外筒体と一体的に上記内筒体がその噴出孔から
エアを噴出しながら回転することにより、上記線材の周
囲にリング状の気流を形成し、このリング状気流により
線材外周面の塗膜を均一化するように構成したことを特
徴とする塗膜均一化装置を提供する。
装置本体の内空部に回転可能に取り付けられた外筒体
と、周壁の複数箇所に噴出孔が形成され、上記外筒体の
内側に着脱可能に取り付けられる内筒体とで構成し、噴
出孔の形成態様が異なる複数の内筒体から、被処理物で
ある線材の太さや塗料の種類、塗膜の膜厚等に応じてそ
の塗膜の均一化に適した内筒体を適宜選択するように構
成することができ、更に上記噴出孔から温風を噴出して
上記リング状気流を温風にて形成し、このリング状気流
で塗膜を均一化すると共に、初期乾燥を行うように構成
することもできる。
心に沿って線材を配置し、該線材の周囲にリング上の気
流を形成して該リング状気流により線材の外周面に塗工
された塗膜を均一に整えるものである。
浸漬塗装法やスプレー塗装法などにより線材の外周面に
形成した塗膜を均一に補正する場合、塗膜を塗工した線
材を塗膜が乾く前に上記内筒体内の軸心に沿って配置
し、この内筒体の周壁に形成された噴出孔からエアを噴
出しながら、該内筒体を上記回転手段により外筒体と一
体的に回転させる。
ずれた方向に向けてエアを噴出するように形成されてい
るので、この噴出孔から噴出された気流は内筒体の軸心
に沿って配設された線材の外側近傍を通過するように流
れ、この状態でこの噴出孔が形成された内筒体がその軸
心を上記線材と一致させた状態で回転することにより、
噴出孔がエアを上記の如く噴出しながら線材の周囲を公
転することとなる。これにより、線材の周囲にリング状
の気流が形成され、このリング状気流により線材該表面
の塗膜が均一にされてたれ(図7の符号f参照)や厚さ
のバラツキが補正され、均一な厚さの塗膜に整えられ
る。この状態で線材表面の塗膜を乾燥等の処理により硬
化させることにより均一な塗膜を確実に得ることがで
き、線材表面に高品質の塗膜を確実に形成することがで
きる。また、上述の図8に示した塗装工程において、エ
アー吹き付け装置fに代えて本発明の塗膜均一化装置を
配設し、塗工後の線材aがこの塗膜均一化装置の上記回
転筒内を通過するように構成することにより、線材aに
対して連続的に上記塗膜均一化処理を施すことができ、
高品質な線材を確実かつ効率よく製造することができ
る。
体に回転可能に取り付けられた外筒体と、この外筒体の
内側に着脱可能に取り付けられたエアー噴出孔を有する
内筒体とで構成し、内筒体を取替え可能とすることによ
り、噴出孔の形成態様が異なる複数の内筒体から、被処
理物である線材の太さや塗料の種類、塗膜の膜厚等に応
じてその塗膜の均一化に適した内筒体を適宜選択し、常
に最適な条件で塗膜の均一化処理を施すことができる。
周囲に形成したリング状気流により塗膜を均一化すると
共に、該塗膜を仮乾燥させることができ、これにより均
一化処理を施した後に重力により塗膜の厚さが変化する
ことを可及的に防止することができ、この場合噴出孔か
ら温風を噴出させて上記リング状気流を温風で形成する
ことにより、塗膜の初期乾燥をより確実に行うことがで
きる。
よれば、浸漬塗装法やスプレー塗装法により線材の外周
面に塗工された塗膜を塗工後乾燥前に均一に整えて、均
一厚さの塗膜を確実に得ることができるものである。
説明する。図1〜図3は、本発明の一実施例にかかる塗
膜均一化装置を示すもので、図中1はベルト3,3によ
り基台2上に固定された厚肉略円筒状の装置本体であり
(図1参照)、この装置本体1の略円筒状内空部には、
外筒体5と内筒体6とからなる回転筒4が配設されてい
る(図2参照)。
装置本体1の内空部にベアリング7,7,7,7を介し
て回転可能に取り付けられた肉厚円筒状のもので、その
外周面軸方向中間部に複数のタービン羽根8が等間隔ず
つ離間して全周に渡って突設されており、このタービン
羽根8は装置本体1の内周面軸方向中間部に全周に渡っ
てリング状に形成された羽根収容凹部9内に収容されて
いる。また、この外筒体5の周壁内には、周方向に沿っ
て互いに等間隔ずつ離間した4箇所にそれぞれ軸方向中
間部から一端部(図2中右側端部)にかけてエア通路1
0,10,10,10が形成されており、このエア通路
10,10,10,10の一端部(図2中右側端部)は
それぞれ外筒体5の一端面に開放していると共に、他端
部はそれぞれ外筒体5の外周面軸方向中間部に周方向に
沿って互いに等間隔ずつ離間して形成されたエア導入口
11,11(2つは図示していない)と連通している。
そして、これら4つのエア導入口11,11は上記装置
本体1の内周面軸方向中間部に全周に渡ってリング状に
形成されたエア流通凹部12内に開放しており、外筒体
5がいずれの回転角度にあっても外筒体5の4つのエア
導入口11,11と装置本体1のエア流通凹部12とが
連通した状態となるようになっている。
容されている装置本体1の上記羽根収容凹部9には、図
3に示されているように、装置本体1の上部外側面に開
放したエア吹き出し口13及びエア排出口14が連通し
ており、これらエア吹き出し口13及びエア排出口14
は羽根収容凹部9を挟んで互いに対向した状態となって
いる。そして、エア吹き出し口13には回転駆動エアを
導入する駆動エア導入管15が連結されていると共に、
エア排出口14にはマフラー(消音器)16が取り付け
られており、駆動エア導入管15からエア吹き出し口1
3を経て羽根収容凹部9内に吹き出されたエアがエア排
出口14からマフラー16を通って外部に排出され、こ
のとき羽根収容凹部9内を通過する気流がタービン羽根
8を押圧して外筒体5を回転させるようになっている。
11(2つは図示せず)が開放した装置本体1の上記エ
ア流通凹部12は、装置本体1の下方において噴射エア
導入管17(図1,3参照)が連結されたエア吹き込み
口18(図2参照)と連通しており、噴射エア導入管1
7から噴射エアがエア吹き込み口18を介して装置本体
1の上記エア流通凹部12に流入し、更に4つのエア導
入口11,11(2つは図示せず)から外筒体5のエア
通路10,10,10,10に流入するようになってい
る。この場合、外筒体5は上記のようにタービン羽根8
の作用により装置本体1内を回転するものであるが、上
述したように、外筒体5の4つのエア導入口11,11
は外筒体5がいずれの回転角度にあっても装置本体1の
エア流通凹部12と連通した状態となるようになってい
るので、外筒体5が回転状態にある場合でも各エア通路
10,10,10,10に確実に噴射エアが供給される
ようになっている。
部12の両側縁部においてそれぞれ装置本体1の内周面
と外筒体5の外周面との間に周方向に沿って介装された
リング状のシール体であり、このシール体19,19に
より上記エア流通凹部12に流入した噴射エアが装置本
体1の内周面と外筒体5の外周面との間から外部に漏れ
るのを防止し、噴射エアが装置本体1のエア流通凹部1
2から外筒体5の各エア通路10,10,10,10に
確実に供給されるようになっている。この場合、このシ
ール体19,19と外筒体5の外周面との間は気密でか
つ摺動可能な状態となっており、シール体19,19に
より外筒体5の回転運動を阻害するようなことがないよ
うになっている。なお、図1中20,21は、それぞれ
上記駆動エア導入管15及び噴射エア導入管17に設け
られた開閉バルブであり、これら開閉バルブ20,21
を操作することにより、上記駆動エア及び噴射エアの供
給、停止、供給量の調節を行うようになっている。
板状の基体22の外周縁部一面側に周方向に沿って周壁
部23を形成したキャップ体24,25が取り付けられ
ており、これら両キャップ体24,25間に円筒状の内
筒体6が取り付けられている。即ち、この内筒体6はそ
の軸方向両端周縁部が両キャップ体24,25の内周縁
部内面側に形成された段差状の凹部26,26に嵌合し
た状態で両キャップ体24,25間に挟持固定されてお
り、このとき内筒体6の一端部(図2中右側端部)が上
記外筒体5の一端面より外側に突出した状態となると共
に、この突出端部を支持している一方のキャップ体24
の内面と外筒体5の一端面との間にエア流通間隙27が
形成され、更に内筒体6は外筒体5の内周よりも小径に
形成されたもので、該内筒体6の外周面と外筒体5の内
周面との間に上記エア流通間隙27と連通したエア供給
間隙28が形成されている。これにより、外筒体5に形
成された上記4つのエア通路10,10,10,10に
導入された噴射エアがエア流通間隙27を通って、内筒
体6と外筒体5との間のエア供給間隙28に導入される
ようになっている。
うに、円筒状基体29の両端側周壁の互いに対向する位
置にそれぞれ上記噴射エアを噴出する噴出孔30,3
0,30,30を穿設したものである。この各噴出孔3
0は、図6に示されているように、互いに対向した位置
に穿設された一対の噴出孔30,30が内筒体6の軸心
jを挟んで互いに反対側に向いていると共に、図2に示
されているように、すべての噴出孔30,30,30,
30は内筒体6の径方向から軸方向一端側(図2中左
側)へやや傾いた方向を向いている。
記エア供給間隙28に導入された噴射エアを内筒体6内
に噴出するもので、この場合噴射エアは、図6に示され
ているように、互いに対向した位置に穿設された一対の
噴出孔30,30から内筒体6の軸心jを挟んで互いに
反対側へ向け、かつ図2に示されているように、内筒体
6の径方向から軸方向一端側(図2中左側)へやや傾い
た方向に向けて噴出されるようになっている。
ト31,31,31,31により上記外筒体5に固定さ
れており、これらボルト31を緩めてキャップ体24を
取り外すことにより、上記内筒体6を外筒体5から取り
外すことができるようになっている。
ついて説明する。本実施例の塗膜均一化装置は、上記外
筒体5と内筒体6とから構成された回転筒4内にその軸
心jに沿って線材a(本実施例ではパイプ)を配置し、
この線材aの外周に塗工した塗膜hの膜厚を均一化する
ものであり、例えば上述した図9に示された塗装工程に
おいて、エアー吹き付け機gに代えて塗料槽cと乾燥装
置dとの間に配置し、塗料槽cで浸漬塗装法により塗膜
を塗工した線材aを乾燥装置dによる乾燥処理前に本塗
膜均一化装置の回転筒4内を通過させることにより、該
線材aに対して連続的に塗膜の均一化処理を施すことが
できるものである。
ア導入管15から装置本体1に駆動エアを供給すると共
に、バルブ21を開いて噴射エア導入管17から装置本
体1に噴射エアを供給する。
動エアは、図3に示したように、エア吹き出し口13を
通って装置本体1の一側方から羽根収容凹部9内に吹き
出し、反対側のエア排出口14を通ってエアフィルター
16から装置外へと排出され、このとき羽根収容凹部9
内を通過する気流がタービン羽根8を押圧して外筒体5
を回転させ、これと一体的に内筒体6が回転する。即
ち、上記駆動エアにより回転筒4が装置本体1の内空部
で回転する。なお、上記バルブ20の開度を調節して駆
動エアの供給量(噴出速度)を調節することにより、こ
の回転筒4の回転速度を調節することができる。
エアは、図2に示したように、エア吹き込み口18から
装置本体1のエア流通凹部12に供給され、これが4つ
のエア導入口11,11(2つは図示せず)から外筒体
5に形成された4つのエア通路10,10,10,10
(図2,3参照)に流入し、これらエア通路10内を軸
方向一端側(図2中右側)へと流れ、更に一方(図2中
右側)のキャップ体24と外筒体5の一端面との間に形
成されたエア流通間隙27を通って外筒体5と内筒体6
との間に形成されたエア供給間隙28に流入する。そし
て、この噴射エアが内筒体6の周壁に穿設された各噴出
孔30,30,30,30から内筒体6の内側へと噴出
される。なお、この場合上記バルブ21の開度を調節し
て駆動エアの供給量(噴出速度)を調節することによ
り、上記噴出孔30,30,30,30から噴出される
噴射エアの噴出量(噴出速度)を調節することができ
る。
により、上記回転筒4がその内周面の噴出孔(内筒体6
の内周面の噴出孔30,30,30,30)からエアを
噴出しながら回転する。このとき、噴出孔30,30,
30,30から噴出された噴射エアは、図6に示されて
いるように、互いに対向した位置に穿設された一対の噴
出孔30,30から内筒体6の軸心jを挟んで互いに反
対側へ向け、かつ図2に示されているように、内筒体6
の径方向から軸方向一端側(図2中左側)へやや傾いた
方向に向けて噴出され、この状態で回転筒4(内筒体
6)が回転X(図6参照)するので、回転筒4の軸心j
に沿って配設された線材aの周囲にリング状の気流32
が形成され、かつこのリング状気流32が軸心jに沿っ
て回転筒4の他端側(図2中左側)へと移動し、他端開
口部から装置外へと排出される。
状気流32が線材aの外周に塗工された塗料eを流動さ
せて塗膜hの厚さのバラツキやたれf(図8参照)を補
正し、塗膜hを線材aの周方向に沿って均一厚に整え、
更にこのリング状気流32が軸心jに沿って移動するの
で、線材aの軸方向に沿っても塗膜hを均一厚に整え
る。更にこのとき、このリング状気流32により塗膜h
の表面部を仮乾燥させることができ、これにより塗膜h
が均一厚のまま保持され、この状態で次工程の乾燥処理
が行われることにより、均一な塗膜が確実に得られるも
のである。なお、この場合噴射エアとして温風を用いて
上記リング状気流32を温風で形成することにより、よ
り積極的に塗膜hの仮乾燥を行うようにすることもでき
る。
よれば、浸漬塗装法等により線材aの外周面に塗工され
た塗膜hを塗工後乾燥前に均一に整えて、均一厚さの塗
膜hを確実に得ることができるものである。ここで、上
記噴出孔30,30,30,30から噴出させる噴射エ
アの流速及び回転筒4の回転速度は、塗膜hを形成する
塗料の種類(流動性等)や線材の材質などに応じて適宜
選定されるが、通常は噴射エアの流速は10〜250m
/sec程度することができ、回転筒4の回転速度は5
00〜1000rpm程度とすることができる。
たように、噴射エアの噴出方向と逆方向Xに回転させる
ことが好ましく、噴射エアの噴出方向と順方向Yに回転
させることも可能であるが、順方向Yに回転させた場合
回転速度を速くするときれいなリング状の気流が得られ
ない場合がある。更に、内筒体6の互いに対向する位置
に形成された上記噴出孔30,30から噴出される噴両
射エア間の幅wは、処理を施す線材aの外径や塗膜の膜
厚、栓類等に応じて設定され、特に制限されるものでは
ないが、通常は線材aの外径+0.5〜1000mm程
度、特に線材aの外径+1〜500mmとされる。この
場合、本実施例の塗膜均一化装置にあっては、上述した
ように、一方のキャップ体24を取り外して内筒体6を
交換することができ、処理を施す線材aの外径等に応じ
て最適な噴出孔幅wを有する内筒体を用いることができ
るものである。
施例に限定されるものではなく、例えば回転筒4は必ず
しも内筒体と外筒体とで構成する必要はなく、内周面に
噴出孔が形成された筒状のものであればよく、また回転
筒4の回転駆動方式もチェーン、ベルト、ギア等を用い
てモータ等により駆動するようにしてもよく、更に噴出
孔30も上記実施例のような丸形の小孔に限定されず、
図5に示したように、内筒体6の軸方向に沿ってスリッ
ト状に形成してもよい。更にまた、その他の構成につい
ても本発明の要旨を逸脱しないかぎり種々変更して差し
支えない。
化装置によれば、浸漬塗装法やスプレー塗装法などによ
り線材の外周面に塗工された塗膜を塗工後乾燥前に均一
に整えて、均一厚さの塗膜を確実に得ることができ、得
られる線材の品質を大幅に向上させることができる。
す斜視図である。
とした正面図である。
図である。
示す斜視図である。
明する説明図である。
作用を説明する説明図である。
膜の状態を示す概略断面図である。
説明する説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 線材の外周面に塗布した塗膜の厚さを均
一に整えるための塗膜均一化装置であって、 円筒状の内空部を有する装置本体と、該装置本体の内空
部に回転可能に取り付けられた外筒体と、この外筒体の
内側に着脱可能に取り付けられ、周壁の複数箇所にエア
を軸心からずれた方向に向けて噴出する噴出孔が形成さ
れた内筒体と、上記外筒体を回転させる回転手段とを具
備してなり、 上記内筒体内に該内筒体の軸心に沿って上記線材を配置
し、上記回転手段により上記外筒体が回転すると共に、
この外筒体と一体的に上記内筒体がその噴出孔からエア
を噴出しながら回転することにより、上記線材の周囲に
リング状の気流を形成し、このリング状気流により線材
外周面の塗膜を均一化するように構成したことを特徴と
する塗膜均一化装置。 - 【請求項2】 噴出孔から温風を噴出させ、線材外周面
の塗膜を均一化すると共に、初期乾燥を行うように構成
した請求項1記載の塗膜均一化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04637694A JP3407389B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 塗膜均一化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04637694A JP3407389B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 塗膜均一化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07232122A JPH07232122A (ja) | 1995-09-05 |
JP3407389B2 true JP3407389B2 (ja) | 2003-05-19 |
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ID=12745436
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CN117940221A (zh) * | 2021-10-20 | 2024-04-26 | 东丽株式会社 | 涂布装置及涂膜形成方法 |
-
1994
- 1994-02-21 JP JP04637694A patent/JP3407389B2/ja not_active Expired - Fee Related
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