JP3406824B2 - ブリーザチューブ取付構造およびインターフィアランス - Google Patents
ブリーザチューブ取付構造およびインターフィアランスInfo
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Description
ンクにガソリン等の燃料を注入するためのインレットパ
イプ内に配置されるブリーザチューブの取付構造および
インターフィアランスに関する。
との注入を間違えないために、図7(a)に示すフュー
エルインレットが用いられていた。即ち、図7(a)に
示すように、燃料を燃料タンクに導くインレットパイプ
102の先端を拡径して収納部104を設け、その収納
部104の内部に、一端で揺動可能に支持された弁体1
06を有し、内面にキャップを螺合するための螺旋溝1
08を形成したインターフィアランス110を配置して
溶接等で固定した構成である。上記各弁体106は、ト
ーションスプリング等でインターフィアランス110を
閉塞する方向へ付勢されている。
ガソリン用であるとすると、ガスステーションで間違っ
て有鉛ガソリンを注入しようとして、ガソリン注入ノズ
ルを注入口110aから挿入した場合、インターフィア
ランス110の形状が、無鉛ガソリンのガソリン注入ノ
ズルならば完全に挿入可能であるが、有鈴ガソリンでは
完全に挿入できないように構成されている。
は、その先端で弁体106を押すことができず、インタ
ーフィアランス110が開かない。したがって注入する
ことができないので、無鉛ガソリンに有鉛ガソリンが混
入するのを防止できる。上述した燃料の注入の際には燃
料タンクから空気を排出する必要があることから、収納
部104の周壁104aに燃料タンクから空気を抜くた
めにブリーザチューブ112の一端が取り付けられて開
口部112aを形成し、燃料タンクからの排出空気を収
納部104内に導いている。
ごとく、ブリーザチューブ212をインレットパイプ2
02内に挿通し、ブリーザチューブ212の先端をイン
ターフィアランス210の底部の栓体210aに嵌合
し、ブリーザチューブ212の側面に設けられた開口部
212a,212bを空気排出としたものもある。
トに無鉛ガソリンが注入される場合には、弁体106,
116がガソリン注入ノズルにより、点線で示すごと
く、押し開けられて、丁度、ブリーザチューブ112,
212の開口部112a,212a,212bに、ガソ
リンが流れて行かないようにされている。
部112a,212a,212bは、燃料の注入方向に
対してほぼ直交する方向に開口している。ガソリン注入
ノズルの挿入状態によっては、ノズルの噴出口から開口
部112a,212a,212bを覆っている弁体10
6,116を回り込んで、開口部112a,212a,
212bの近傍に燃料の一部が流れる場合がある。開口
部112a,212a,212bが開口している方向は
弁体106,116の方向であるので、排出空気は弁体
106,116の周囲に吹き出すことになり、吹き出し
た排出空気は燃料に巻き込まれ易くなる。
212の開口部112a,212a,212bから排出
される空気を燃料が巻き込むと、空気は燃料と共に燃料
タンクに流れて行ってしまう。このため、燃料の供給効
率が悪くなったり、燃料タンクの燃料に気泡が混入する
恐れもあった。
ら排出される空気を燃料が巻き込まないようにして、燃
料の供給効率の悪化を防止し、更に燃料タンクの燃料へ
の気泡の混入を防止するものである。
燃料注入時以外ではインレットパイプを閉塞し燃料注入
時には燃料注入ノズルにて押し開けられて上記インレッ
トパイプを開放する弁体を備えたインターフィアランス
とともに、燃料タンクに燃料を導くインレットパイプ内
に配置され、燃料注入時に燃料タンクの空気を排出する
ブリーザチューブにおいて、該ブリーザチューブの先端
開口部が、上記インレットパイプ内で燃料注入口に向け
て開口するとともに、燃料注入時の上記弁体位置と上記
インレットパイプの内面との間に配置され、上記ブリー
ザチューブの上記開口部の縁部または縁部近傍が、上記
インターフィアランスから上記燃料タンク側へ伸びるブ
ラケットの先端に係止されたことを特徴とするブリーザ
チューブ取付構造である。
ーブが柔軟な合成樹脂より形成された請求項1記載のブ
リーザチューブ取付構造である。
を導くインレットパイプ内に配置され、燃料注入時以外
では該インレットパイプを閉塞し燃料注入時には燃料注
入ノズルにて押し開けられて上記インレットパイプを開
放する弁体を備えたインターフィアランスにおいて、イ
ンターフィアランスの燃料タンク側であって、燃料注入
時の上記弁体位置と上記インレットパイプの内面との間
に、燃料注入時に上記燃料タンクの空気を排出するブリ
ーザチューブを、上記インレットパイプの燃料注入口に
向けて開口して取り付けるためのブラケットが備えられ
たことを特徴とするインターフィアランスである。
が、上記弁体を揺動可能に軸支する請求項3記載のイン
ターフィアランスである。請求項5記載の発明は、上記
ブラケットが、インターフィアランスから燃料タンク側
へ伸びる2本のアームと、該アームの先端に設けられた
上記ブリーザチューブの開口部の縁部または縁部近傍に
対する係止部と、上記アームの途中に設けられた上記弁
体の軸支部と、を備えたこと請求項4記載のインターフ
ィアランスである。
開口部が、上記インレットパイプ内で燃料注入口に向け
て開口するとともに、燃料注入時の上記弁体位置と上記
インレットパイプの上記内面との間に配置されてなるこ
とを特徴とするブリーザチューブ取付構造である。その
ため、燃料を注入する際に、ガソリン注入ノズルの挿入
状態によって、ノズルの噴出口からの燃料が弁体を回り
込んで流れることがあっても、ブリーザチューブの先端
開口部は、燃料注入口に向けて開口しているので、先端
開口部から排出されて来る空気は、先端開口部では燃料
の方向に吹き出さない。したがって、燃料が空気を巻き
込むことがなく、弁体を押し開けている燃料注入ノズル
の横を通過して、外部に排出される。こうして、燃料の
供給効率の悪化が防止され、更に燃料タンクの燃料への
気泡の混入が防止される。
料タンク側であって、燃料注入時の上記弁体位置と上記
インレットパイプの内面との間に、燃料注入時に上記燃
料タンクの空気を排出するブリーザチューブを、上記イ
ンレットパイプの燃料注入口に向けて開口して取り付け
たことを特徴とするインターフィアランスである。した
がって第1の発明と同様に、燃料を注入する際に、ガソ
リン注入ノズルの挿入状態によって、ノズルの噴出口か
らの燃料が弁体を回り込んで流れることがあっても、ブ
リーザチューブの先端開口部は、燃料注入口に向けて開
口しているので、先端開口部から排出されて来る空気
は、先端開口部では燃料の方向に吹き出さない。したが
って、燃料が空気を巻き込むことがなく、弁体を押し開
けている燃料注入ノズルの横を通過して、外部に排出さ
れる。こうして、燃料の供給効率の悪化が防止され、更
に燃料タンクの燃料への気泡の混入が防止される。
向けて開口して取り付ける構成としては、ブリーザチュ
ーブの開口部の縁部または縁部近傍を、インターフィア
ランスから燃料タンク側へ伸びるブラケットの先端に係
止することにより実現してもよい。
揺動可能に軸支させてもよく、このようにすれば、部品
点数が少なくなり、製造コスト上有利となる。更に具体
的には、上記ブラケットは、インターフィアランスから
燃料タンク側へ伸びる2本のアームと、該アームの先端
に設けられた上記ブリーザチューブの開口部の縁部また
は縁部近傍に対する係止部と、上記アームの途中に設け
られた上記弁体の軸支部と、を備える構成としてもよ
い。
説明する。図1は、フューエルインレット2の構成説明
図である。本フューエルインレット2は、燃料タンクに
燃料を導くインレットパイプ4、インレットパイプ4の
先端部分に収納されたインターフィアランス6およびイ
ンレットパイプ4の先端部分を覆うカバー8から構成さ
れている。インレットパイプ4の先端部分は、拡径され
て燃料注入口4aが設けられ、燃料注入口4a内部に
は、キャップを螺着するための螺旋突条4bが形成され
ている。更にその奥にインターフィアランス6が収納さ
れている。
とく、本体7、弁体10、トーションスプリング12お
よびブラケット14を備えて、インレットパイプ4を閉
塞したり開放したりする機能を果たすものである。図4
(a)はインターフィアランス6の縦断面図、(b)は
C―C断面図である。インターフィアランス6の本体7
は、上部にほぼ楕円形の開口部7aおよび底部に円形の
弁座7bを有している。弁座7bには略円形の弁体10
が、トーションスプリング(付勢手段)12により、弁
座7b方向に付勢されて当接し、弁座7bを閉塞してい
る。
に示すブラケット14が、その基部14aの2つの突起
14bでプロジェクション溶接にて取り付けられてい
る。ブラケット14は基部14aの両端から板状アーム
14cが伸びだし、各々先端で板状アーム14cに対し
て直角方向に分岐して伸びるブリーザチューブ係止部1
4dを設けている。また、板状アーム14cの中間には
支持軸16を挿通させるための貫通孔14eが設けられ
ている。なお、板状アーム14cは基部14aの両端か
ら斜めに伸びだしている。これは、基部14aを勾配面
7cに溶接した場合に、板状アーム14cが、ほぼイン
レットパイプ4の軸に沿った方向で、燃料タンクの方向
に伸び出すようにするためである。
トーションスプリング12の巻回部分12aを貫通して
トーションスプリング12を支持すると共に、弁体10
を支持している支持アーム10aを揺動可能に軸支し
て、弁体10全体を支持している。
示すごとく、ブリーザチューブ18の形状に沿わせて、
カーリングされている。更にその2つのブリーザチュー
ブ係止部14dには、対称にコの字状に切り欠かれて形
成された舌状体14fが設けられている。
18bの縁部18c近傍には、上記舌状体14fに対応
する位置に矩形口18aが設けられている。したがっ
て、ブラケット14のブリーザチューブ係止部14d部
分をブリーザチューブ18に舌状体14fと矩形口18
aとの位置が一致するように挿入し、図1のB―B断面
図である図2に示すごとく扁平状に加工することによ
り、自然と舌状体14fが矩形口18aから突出し、ブ
リーザチューブ18にブラケット14が係止する。こう
して、ブリーザチューブ18の開口部18bの縁部18
c近傍が、インターフィアランス6から燃料タンク側へ
伸びるブラケット14の先端に係止される。
ス6をインレットパイプ4内に挿入し、インレットパイ
プ4に既に加締加工にて形成されているストッパ4cに
当接した状態で、本体7の開口部7aの縁に設けられて
いる切欠7dに対応する位置で、インレットパイプ4に
加締加工にてストッパ4dを形成することにより、イン
レットパイプ4内にインターフィアランス6を固定す
る。このようにすることにより、自然にブリーザチュー
ブ18の開口部18bが燃料注入口4aの方向に向けて
開口されている状態となる。
アランス6の底面に弁座7bとブラケット14とを設
け、ブラケット14の板状アーム14c先端にはブリー
ザチューブ18を開口状態で係止し、板状アーム14c
の途中には弁体10をトーションスプリング12ととも
に揺動可能に軸支していると見ることもできる。
ブ18はポリエチレン、ナイロン、塩化ビニール等の柔
軟な合成樹脂により形成されており、他の構成について
は、鉄または鉄合金等の金属により形成されている。こ
のようにして構成されたフューエルインレット2に、図
1に2点鎖線で示すごとく、インターフィアランス6に
適合したガソリン注入ノズルNの挿入があるとガソリン
注入ノズルNの先端に押されて、弁体10が弁座7bか
ら離れて、支持軸16を中心として図の矢印方向に揺動
する。このことにより、弁体10は、点線で示すごとく
ブリーザチューブ18の開口部18bとガソリン注入ノ
ズルNとの間に位置し、インターフィアランス6は開放
状態となる。このことにより、ガソリン注入ノズルNか
ら燃料(ここでは無鉛ガソリン)を注入することが可能
となる。
リーザチューブ18の開口部18bとガソリン注入ノズ
ルNとを隔離する隔壁の役目を果たしている。ブリーザ
チューブ18から排出される空気は、その開口部18b
が燃料注入口4a方向を向いているので、ガソリン注入
ノズルNの横を通過して燃料注入口4aから外部に排出
される。即ち、ガソリン注入ノズルNからのガソリン
が、弁体10を回り込んで来ても、開口部18bからの
排出空気は弁体10方向には排出されないので、ガソリ
ン注入ノズルNの先端噴出口Sから吹き出す燃料に混入
することがない。
クから排出される空気をガソリンが巻き込むことが防止
されるので、燃料の供給効率の悪化が防止され、更に燃
料タンクのガソリンへの気泡の混入が防止される。ま
た、ブリーザチューブ18は、弁体10およびトーショ
ンスプリング12を軸支している支持軸16を取り付け
ているブラケット14を延長させて取り付けている。別
の見方では、ブリーザチューブ18を先端に固定してい
るブラケット14の途中で弁体10およびトーションス
プリング12を軸支している支持軸16を取り付けてい
る。したがって、それぞれ個別に部品を設ける必要がな
く、部品点数が少なくなり、製造コスト上有利となる。
bとガソリンとの隔離をより確実にするために、図5に
一点鎖線で示す遮蔽板20をブラケット14の板状アー
ム14cに設けてもよい。このことによりフューエルイ
ンレット2は図6に示すような構成となり、弁体10と
ともに遮蔽板20も隔壁の役目を果たし、排出空気がガ
ソリンに混入することが確実に防止できる。
をブリーザチューブ係止部14dに取り付けるに際し
て、舌状体14fをブリーザチューブ係止部14dに形
成し、更に矩形口18aをブリーザチューブ18に形成
したが、舌状体14fや矩形口18aを形成することな
く、図5に示すごとく、ブラケット14とブリーザチュ
ーブ18とを嵌合した後、ブリーザチューブ係止部14
dとブリーザチューブ18の縁部18cあるいはその近
傍とを、ステープラーによりステープル止めしてもよ
い。これ以外の固定手段でもよい。例えば、図5で示し
た嵌合状態とした後、ブリーザチューブ18の外側から
リングで締め付けて固定することにより、ブリーザチュ
ーブ係止部14dとブリーザチューブ18の縁部18c
あるいはその近傍とを係止してもよい。
とカバー8との固定、あるいはインターフィアランス6
の本体7とブラケット14との固定は、溶接(アーク溶
接、プロジェクション溶接等)にて行ったが、口ウ付や
圧着によって接合し一体化してもよい。またインレット
パイプ4とインターフィアランス6との固定は、インレ
ットパイプ4に加締加工にてストッパ4c,4dを形成
することにより行ったが、溶接、口ウ付、圧着等により
固定してもよい。
らず、他の各種燃料においても同様である。
ルインレットの構成説明図である。
の説明図である。
(a)は縦断面図、(b)はそのC―C断面図である。
状態の説明図である。
である。
明図である。
a…燃料注入口、6…インターフィアランス、7…イン
ターフィアランス本体、7b…弁座、7c…勾配面、1
0…弁体、10a…支持アーム、12…トーションスプ
リング、14…ブラケット、14a…基部、14c…板
状アーム、14d…ブリーザチューブ係止部、14e…
貫通孔、14f…舌状体、16…支持軸、18…ブリー
ザチューブ、18a…矩形口、18b…開口部、20…
遮蔽板。
Claims (5)
- 【請求項1】燃料注入時以外ではインレットパイプを閉
塞し燃料注入時には燃料注入ノズルにて押し開けられて
上記インレットパイプを開放する弁体を備えたインター
フィアランスとともに、燃料タンクに燃料を導くインレ
ットパイプ内に配置され、燃料注入時に燃料タンクの空
気を排出するブリーザチューブにおいて、 該ブリーザチューブの先端開口部が、上記インレットパ
イプ内で燃料注入口に向けて開口するとともに、燃料注
入時の上記弁体位置と上記インレットパイプの内面との
間に配置され、 上記ブリーザチューブの上記開口部の縁部または縁部近
傍が、上記インターフィアランスから上記燃料タンク側
へ伸びるブラケットの先端に係止された ことを特徴とす
るブリーザチューブ取付構造。 - 【請求項2】上記ブリーザチューブが柔軟な合成樹脂よ
り形成された請求項1記載のブリーザチューブ取付構
造。 - 【請求項3】燃料タンクに燃料を導くインレットパイプ
内に配置され、燃料注入時以外では該インレットパイプ
を閉塞し燃料注入時には燃料注入ノズルにて押し開けら
れて上記インレットパイプを開放する弁体を備えたイン
ターフィアランスにおいて、 インターフィアランスの燃料タンク側であって、燃料注
入時の上記弁体位置と上記インレットパイプの内面との
間に、燃料注入時に上記燃料タンクの空気を排出するブ
リーザチューブを、上記インレットパイプの燃料注入口
に向けて開口して取り付けるためのブラケットが備えら
れたことを特徴とするインターフィアランス。 - 【請求項4】上記ブラケットが、上記弁体を揺動可能に
軸支する請求項3記載のインターフィアランス。 - 【請求項5】上記ブラケットが、 インターフィアランスから燃料タンク側へ伸びる2本の
アームと、 該アームの先端に設けられた上記ブリーザチューブの開
口部の縁部または縁部近傍に対する係止部と、 上記アームの途中に設けられた上記弁体の軸支部と、 を備えた請求項4記載のインターフィアランス。
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