JP3406428B2 - 破砕機 - Google Patents
破砕機Info
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/96—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
- E02F3/965—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements of metal-cutting or concrete-crushing implements
Description
製等の構造物(ビル等)の解体装置の主要部として使用
するもので、その鉄筋コンクリート壁,床,天井,柱等
のコンクリート構造材を破砕するのに、最も能率的にで
きる破砕機に関する。
(ビル等)の壁,柱のコンクリート構造材を破砕するた
めの破砕機が種々存在している。その多くは固定顎と可
動顎とを油圧シリンダ機構等にて開閉自在に設け、その
固定顎と可動顎に、これらとともに開閉する切断刃をそ
れぞれ設けてコンクリート構造材を破砕・切断するもの
である。
が多く使用されている。この半割算盤珠状の切断刃の発
明は、当該出願人が既に、昭和56年8月に出願しその
後、特公昭60−43513号として出願公告され、後
に権利化されている。この半割算盤珠状とした切断刃
は、コンクリート構造材を破砕する際に固定顎と可動顎
とで挟んだコンクリート構造材に楔状に食い込み、後は
その食い込み深さが深くなるに従い、コンクリート構造
材にひびが入り、そのひびが広がりながら、コンクリー
ト構造材が破砕される仕組みとなっている。特に、半割
算盤珠状の切断刃の中でも、その側面形状を完全な半円
状とはしないタイプのもので、図16及び図17に示す
ように、側面形状が台形状で、その前縁側が略直角状で
後縁側が円弧状としたタイプのものが存在するが、この
タイプの半割算盤珠状とした破砕刃では、後縁側の円弧
状刃の部分を可動顎の内方に対向して設けている。
状の破砕刃では、上述したように、コンクリート構造材
に半割算盤珠状の破砕刃が突きささり同時に切断し、
壁,柱等のコンクリート構造材を破砕することができ
る。特に、前述の側面形状が台形状で、その前縁側を略
直角状とし、後縁側全体を略円弧状としたタイプでは、
固定顎に可動顎を挟んで、可動顎を閉じたときには、ま
ず後縁側全体からコンクリート構造材に当接し、コンク
リート構造材を破砕することとなる。そして、その円弧
状刃面がコンクリート構造材の表面に比較的広い範囲に
わたって当接し、その箇所に略瞬間的にひびを入れなが
らコンクリート構造材を破砕してゆくことができる。こ
れは、コンクリート構造材自体の内部組織が弱くなって
いるものの場合には極めて有効である。
にコンクリート成分の密度が高くなっているものでは、
非常に硬いものとなり、破砕時における抵抗は極めて大
きくなることがある。このような、特に、硬いコンクリ
ート構造材を破砕するときには、上記のように、その後
縁側全体を略円弧状としたものでは、破砕初期における
破砕刃とコンクリート構造材の表面との当接部分が広く
なり略線接触状態となるために、破砕するための力はそ
の線接触状の当接面に分散し、破砕力が単位面積におい
て小さくなり、破砕が極めて困難になる。さらに、従来
タイプとしたものではコンクリート構造材を破砕する際
に、滑りが生じて、固定顎と可動顎からコンクリート構
造材がずれてしまうこともしばしば有り、破砕作業を妨
げるものとなる。
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、固
定顎本体と、該固定顎本体と枢支された可動顎本体とを
開閉自在として破砕機外筺に設け、前記可動顎本体の先
端には半割り算盤珠状の破砕刃を設け、該破砕刃は、小
円弧刃先部,後端刃先部及び先端刃先部とから構成され
前記小円弧刃先部を角部として略直角状に形成された後
縁側刃先と、略全体を大円弧状刃先部とし,且つ前記先
端刃先部と連続する前縁側刃先とからなるとともに、そ
の刃先は、先端に向かうに従い次第に細くなっており,
且つその断面はその前後方向の中心より後部側寄りが最
大厚さとなるようにした扁平な流線型状であり、前記後
縁側刃先が可動顎本体の内方側における前記枢支箇所に
対向してなる破砕機としたことにより、構造物を破砕し
たときに生ずるコンクリート構造材の内でも特に硬いも
のであっても、点接触状態による集中荷重方式にて破砕
する際に極めて有効であり、上記課題を解決したもので
ある。
に基づいて説明すると、破砕機は、図1,図2等に示す
ように、主に破砕機外筺1,固定顎本体2及び可動顎本
体3から構成され、まず破砕機外筺1に固定顎本体2が
形成され、該固定顎本体2上において可動顎本体3が開
閉動作を行うものである。その可動顎本体3は略中間箇
所が破砕機外筺1に枢支され、該枢支箇所を枢支P1 と
称する。ここで、固定顎本体2及び可動顎本体3の開閉
方向において互いに対向する側を固定顎本体2及び可動
顎本体3の作業面側と称し、また該作業面側の反対側を
固定顎本体2及び可動顎本体3の外方側と称する。さら
に、固定顎本体2及び可動顎本体3の長手方向とは、破
砕機外筺1から外方に突出する方向とし、幅方向はその
長手方向に直交する方向とする。
部が中空に形成されたものであって、可動顎本体3は、
図1,図2に示すように、破砕機外筺1の内部に装着さ
れているシリンダ4により可動する。該シリンダ4は、
図1に示すように、シリンダ筒体4aが破砕機外筺1内
に破砕機外筺1の垂直面上を回動自在に設けられ、ピス
トンロッド4bの先端が可動顎本体3の刃先反対側端に
枢支され、該枢支箇所を枢支部P2 と称する。
図2に示すように、長手方向に沿って固定顎側切断体6
が設けられており、また可動顎本体3の作業面側には長
手方向に沿っ可動顎側切断体7がそれぞれ設けられ、そ
の固定顎本体2上を可動顎本体3が開閉するときに、こ
れらとともに固定顎側切断体6と可動顎側切断体7とが
鋏状に可動して剪断により被切断物を切断することがで
きるものである(図1,図4参照)。
に示すように、破砕刃5が装着されている。該破砕刃5
は算盤珠を略半分とした形状で、その刃先は先端に向か
うに従い次第に細くなっている(図4,図5参照)。そ
して、その破砕刃5は、前後方向に沿って断面が扁平で
あり前後方向の中心より後部側寄りにて最大厚さとなる
流線型状をなしている(図5参照)。また、その破砕刃
5は、側面より見て前後方向の後部側を後縁側刃先5a
と称する。また、前方側を前縁側刃先5bと称する。そ
の後縁側刃先5aは、小円弧刃先部5a1 を介して側面
的に見て略直角状として形成されたものである(図4参
照)。
側刃先5aを構成する角部となるものであるが、その曲
率半径は破砕刃5全体から見ると極めて小さいものであ
る。また、直角状の後縁側刃先5aは、側面より見て略
直角の状態に見えるものであり、その略直角とは、直角
以外に直角に近い鈍角や鋭角も含まれる。また、その後
縁側刃先5aは前記小円弧刃先部5a1 とともに後端刃
先部5a2 と先端刃先部5a3 とから構成されるもので
あって、後端刃先部5a2 と先端刃先部5a3とは小円
弧刃先部5a1 を介して連続しており、また先端刃先部
5a3 の前方側はは前縁側刃先5bに連続している。
体3の内方に対向するようにして破砕刃5が可動顎本体
3に装着されるものである。この場合に可動顎本体3の
内方とは前記枢支部P1 側のことを言う。即ち、破砕刃
5の後縁側刃先5aが枢支部P1 に近い位置となるよう
になっている。その破砕刃5の前縁側刃先5bの形状は
略全体を大円弧状刃先部からなるものとし、具体的には
略4分の1とした円形状に形成されており、前記後縁側
刃先5aから連続的に形成されている。
ものであり、コンクリート構造材Sを破砕する固定顎本
体2と可動顎本体3とで破砕を主目的としたタイプのも
のである。図11は、第2の実施形態の変形例であり、
可動顎本体3に破砕刃5を二つ前後して設けたものであ
る。図12及び図13は本発明の第3の実施形態を示す
ものであり、具体的な構造は、固定顎本体2の幅方向一
端側には、該固定顎本体2の長手方向に沿って固定顎側
切断体6を装着した立上り部8が形成されている。その
固定顎本体2の幅方向他端側の先端箇所には先端立上り
部9が形成されている。前記立上り部8及び先端立上り
部9の先端箇所には固定顎側突起10,10が設けら
れ、前記可動顎本体3の先端には破砕刃5が設けられて
いる。そして破砕刃5は、前記固定顎本体2の立上り部
8と先端立上り部9の略中間箇所を通過する仕組みであ
り、前記固定顎側切断体6と可動顎側切断体7とで剪断
作業を行うようにしたものである。
ている。該実施形態では一対の可動顎本体3,3から構
成され、本発明の第1乃至第3の実施形態に示されてい
るような固定顎本体2と可動顎本体3とから構成された
タイプのものではなく、固定顎本体2が存在しない。そ
の両可動顎本体3,3は、破砕機外筺1内に収容された
二本のシリンダ4にて可動する。その可動顎本体3の長
手方向中間部分には二つの円弧状凹みが形成されたもの
である。図15は第4の実施形態の変形例であって、二
つの可動顎本体3,3は一本のシリンダ4にて可動する
構造となっている。即ち一方の可動顎本体3の枢支部P
2 はシリンダ4のシリンダ筒体4aの軸方向端部におけ
る連結部分であり、他方の可動顎本体3の枢支部P
2 は、シリンダ4のピストンロッド4b先端との連結部
分となる。
と可動顎本体3とが最大限に開いた状態で破砕刃5の小
円弧刃先部5a1 から固定顎本体2の先端との間隔は8
70mmとした。また、シリンダ4は軸径180mm,スト
ローク55mmとした。破砕試験の方法としては800mm
×800mmの正方形の鉄筋コンクリート柱を破砕した。
従来タイプ(図16参照)のものでは、鉄筋コンクリー
ト柱の破砕時に鉄筋コンクリート柱の表面と破砕刃との
間に最初にスベリが生じてしまう。そして、そのすべり
が適当に進んだ後に破砕刃が鉄筋コンクリート柱の表面
に食い込み破砕作業を行う。
5との間の滑りは最初に2mm程度生じるのみで、そのあ
とは直ぐに破砕刃5が鉄筋コンクリート柱に食い込み、
その食い込み深さが約8mm乃至12mm嵌入したところで
クラックが入る。そのときの破砕圧力は平均228kgf/
cm2 である。この破砕試験で、本発明では、従来タイプ
のものよりも破砕力において約40%の省エネルギー効
果が得られる。
きの、破砕刃5がコンクリート構造材Sに及ぼす力の状
態を説明する。図6は、本発明における破砕刃5をの作
用を示すものであり、これに対して図16,図17は、
従来のタイプの算盤珠状の破砕刃の装着によるものであ
る。
造物を解体して生じたコンクリート構造材Sをくわえる
(図3参照)。次に、可動顎本体3を固定顎本体2に近
づけて、破砕刃5がコンクリート構造材Sの表面に当接
する。このときに、破砕刃5はその小円弧刃先部5a1
付近がコンクリート構造材Sの表面に当接する。その破
砕刃5の小円弧刃先部5a1 がコンクリート構造材Sの
表面に最初に当接するポイントを当接部Qと称する(図
6参照)。ここで、コンクリート構造材Sを破砕すると
きに、まず最初に小円弧刃先部5a1 の範囲が当接す
る。
の範囲内に存在し、極めて小半径とした小円弧刃先部5
a1 の当接部Qによるコンクリート構造材S表面への接
触状態は、点接触状態(略点接触状態を含む)となる
(図6参照)。そこで、破砕刃5によるコンクリート構
造材Sへの初期段階では破砕荷重Fは小円弧刃先部5a
1 部分の当接部Qによる集中荷重となる。即ち、小円弧
刃先部5a1 の当接部Qには破砕荷重Fが分散すること
なく略一箇所に集中することで、表面の固いコンクリー
ト構造材Sであっても当接部Qを中心として食い込むこ
とができる(図7参照)。
砕刃の装着によるものでは、図16及び図17に示すよ
うに、破砕刃の後縁側の刃先が大きな円弧状の刃先であ
るために、コンクリート構造材Sとの当接部Q’は明ら
かに点接触とはいえず、比較的広い範囲での線接触とな
る。従って、破砕荷重F’はその当接部Q’での線接触
状態による分布荷重状態となり、破砕荷重F’が分散
し、特に表面の固いコンクリート構造材Sの破砕には極
めて不利である。
リート構造材Sに食い込み易い状態を示すために、後縁
側刃先5aで、前記小円弧刃先部5a1 の当接部Qの後
縁側(後端刃先部5a2 側)における仮想接線L−Lを
設定した。そして、破砕刃5の後縁側刃先5aがコンク
リート構造材S表面から内部に食い込むときに前記仮想
接線L−Lとコンクリート構造材Sの表面とのなす角に
より食い込み時の作業効率を示したものである。即ち、
図6では仮想接線L−Lとコンクリート構造材Sの表面
とのなす角θが大きくなっており、これは、破砕刃5の
後縁側刃先5aがコンクリート構造材Sに食い込むとき
の角度が大きくなり、小円弧刃先部5a 1 なる集中部が
滑りにくくなり、コンクリート構造材Sに良好に食い込
みができる。
コンクリート構造材Sに食い込む程にコンクリート構造
材Sの表面位置の後縁側刃先5aの露出箇所での仮想接
線L−Lとコンクリート構造材Sの表面とがなす角θが
次第に大きくなり、滑りにくく、且つ集中的な荷重にて
破砕できる。即ち、図6では、まだコンクリート構造材
Sに食い込む前の状態で、当接部Qがコンクリート構造
材Sの表面に当たっている状態を示している。図7で
は、破砕刃5がコンクリート構造材Sの表面よりある程
度の深さまで食い込んだときの状態で、破砕刃5の後縁
側刃先5aにおいてコンクリート構造材S表面との交わ
る部分の接線L−Lに対する角θ1 は一層直角に近づ
き、θ1 >θとなる。これは、破砕刃5がコンクリート
構造材Sに食い込むほどに後縁側刃先5aの食い込み角
度が大きくなり、滑りにくく、集中荷重にて破砕作業が
できるものであり、破砕作業を容易にならしめるもので
ある。
砕刃の装着によるものでは、図17に示すように、破砕
刃の後縁側の当接部Q’付近の接線L’−L’とコンク
リート構造材Sの表面とのなす角θ’は、約数度程度と
比較的小さくなる。即ち、コンクリート構造材Sへの食
い込み角度が浅くなり、その分だけコンクリート構造材
Sを破砕する際に前方に滑りやすくなり、且つ破砕刃5
の破砕する断面積も分布荷重となり、大きな動力が必要
となる。このために、特に固いコンクリート構造材Sに
は不利である。
造材Sの破砕は破砕刃5の当接部Qが点接触であるがゆ
えに瞬間的におおきな範囲の破砕を行うものではない
が、特に固いコンクリート構造材Sの破砕では、破砕の
初期段階に当接部Qが点接触であるために破砕荷重Fが
当接部Qに集中し、固いコンクリート構造材Sの破砕を
行うものである。
詳述してみると、従来タイプの破砕機にてコンクリート
構造材Sを破砕する際に、破砕力の水平分力が可動顎と
コンクリート構造材Sとの間に滑りを生じせしめ、その
ために破砕効率を低下させることがある。これに対し
て、本発明においても破砕刃5は、コンクリート構造材
Sを破砕するときに、破砕荷重Fはコンクリート構造材
Sの表面に対して水平分力Fh と垂直分力Fv とを生
じ、垂直分力Fv は破砕の役割をなすが、水平分力Fh
はコンクリート構造材Sを水平方向に逃がす力となる。
しかし、水平分力Fh が作用するのと略同時に、破砕刃
5の小円弧刃先部5a1 の当接部Qは集中的な垂直分力
Fv がコンクリート構造材S表面に僅かに食い込むので
(図8参照)、その食い込み箇所にて小円弧刃先部5a
1 部分に水平分力Fh に対抗する抵抗力Fr が働き、コ
ンクリート構造材Sを破砕するときの逃げを防止するこ
とができる(図9参照)。
2と、該固定顎本体2と枢支された可動顎本体3とを開
閉自在として破砕機外筺1に設け、前記可動顎本体3の
先端には半割り算盤珠状の破砕刃5を設け、該破砕刃5
は、小円弧刃先部5a 1 ,後端刃先部5a 2 及び先端刃
先部5a 3 とから構成され前記小円弧刃先部5a 1 を角
部として略直角状に形成された後縁側刃先5aと、略全
体を大円弧状刃先部とし,且つ前記先端刃先部5a 3 と
連続する前縁側刃先5bとからなるとともに、その刃先
は、先端に向かうに従い次第に細くなっており,且つそ
の断面はその前後方向の中心より後部側寄りが最大厚さ
となるようにした扁平な流線型状であり、前記後縁側刃
先5aが可動顎本体3の内方側における前記枢支箇所に
対向してなる破砕機としたことにより、まず第1に特に
固いコンクリート構造材Sの破砕に好適であるし、第2
にその構造は極めて簡単である等の種々の効果を奏す
る。
の後縁側刃先5aは、小円弧刃先部5a1 を介して略直
角状としたものであるから、破砕のためにコンクリート
構造材Sの表面に当接した状態は、主に小円弧刃先部5
a1 の当接となり、該小円弧刃先部5a1 が極めて小半
径であるがゆえにコンクリート構造材Sとの接触状態
は、点接触(略点接触を含む)となる。そこで、破砕刃
5によるコンクリート構造材Sへの破砕の初期段階では
小円弧刃先部5a1 部分のコンクリート構造材Sへの当
接部による集中的な破砕荷重Fを得ることができる。即
ち、小円弧刃先部5a1 のコンクリート構造材Sとの当
接部には破砕荷重Fが分散することなく、略一箇所に集
中することにより、表面の固いコンクリート構造材Sで
あっても破砕刃5を良好に食い込ませることができるも
のである。
小円弧刃先部5a1 のコンクリート構造材Sとの当接部
における食い込むときの食込み角度を大きくすることが
できる。即ち、破砕刃5は楔状となってコンクリート構
造材Sに滑りにくくして食い込むこととなる。それゆえ
に、前述の破砕荷重が集中的に作用することと、該集中
箇所が滑りにくくなることとが相乗的に作用して、破砕
作業を極めて高効率にできる最大の利点がある。
可動顎本体3が枢支され開閉自在として破砕機外筺1に
設け、両可動顎本体3の先端には半割り算盤珠状の破砕
刃5を設け、該破砕刃5は小円弧刃先部5a 1 ,後端刃
先部5a 2 及び先端刃先部5a 3 とから構成され前記小
円弧刃先部5a 1 を角部として略直角状に形成された後
縁側刃先5aと、略全体を大円弧状刃先部とし,且つ前
記先端刃先部5a 3 と連続する前縁側刃先5bとからな
るとともに、その刃先は、先端に向かうに従い次第に細
くなっており,且つその断面はその前後方向の中心より
後部側寄りが最大厚さとなるようにした扁平な流線型状
であり、前記後縁側刃先5aが可動顎本体3内方側にお
ける前記枢支箇所に対向してなる破砕機としたことによ
り、両可動顎本体3,3が可動し、該可動顎本体3,3
の動きに伴い破砕刃5,5も可動することとなり、両側
より破砕することで、より破砕力を増加した破砕効率に
できる。比較的大きなコンクリート構造材Sの破砕に好
適である。
材をくわえた状態を示す要部側面図
状態を示す要部側面図
に、破砕刃とコンクリート構造材とが滑りにくいことを
示す要部側面図
に、破砕刃とコンクリート構造材とが滑りにくいことを
示す作用図
側面図
側面図
Claims (2)
- 【請求項1】 固定顎本体と、該固定顎本体と枢支され
た可動顎本体とを開閉自在として破砕機外筺に設け、前
記可動顎本体の先端には半割り算盤珠状の破砕刃を設
け、該破砕刃は、小円弧刃先部,後端刃先部及び先端刃
先部とから構成され前記小円弧刃先部を角部として略直
角状に形成された後縁側刃先と、略全体を大円弧状刃先
部とし,且つ前記先端刃先部と連続する前縁側刃先とか
らなるとともに、その刃先は、先端に向かうに従い次第
に細くなっており,且つその断面はその前後方向の中心
より後部側寄りが最大厚さとなるようにした扁平な流線
型状であり、前記後縁側刃先が可動顎本体の内方側にお
ける前記枢支箇所に対向してなることを特徴とした破砕
機。 - 【請求項2】 一対の可動顎本体が枢支され開閉自在と
して破砕機外筺に設け、両可動顎本体の先端には半割り
算盤珠状の破砕刃を設け、該破砕刃は小円弧刃先部,後
端刃先部及び先端刃先部とから構成され前記小円弧刃先
部を角部として略直角状に形成された後縁側刃先と、略
全体を大円弧状刃先部とし,且つ前記先端刃先部と連続
する前縁側刃先とからなるとともに、その刃先は、先端
に向かうに従い次第に細くなっており,且つその断面は
その前後方向の中心より後部側寄りが最大厚さとなるよ
うにした扁平な流線型状であり、前記後縁側刃先が可動
顎本体内方側における前記枢支箇所に対向してなること
を特徴とした破砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20447795A JP3406428B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20447795A JP3406428B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 破砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0953330A JPH0953330A (ja) | 1997-02-25 |
JP3406428B2 true JP3406428B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=16491182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20447795A Expired - Lifetime JP3406428B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 破砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3406428B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP20447795A patent/JP3406428B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0953330A (ja) | 1997-02-25 |
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Legal Events
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