JP2001058134A - 高信頼性プレ−ト切断特性を有する大型解体剪断機 - Google Patents

高信頼性プレ−ト切断特性を有する大型解体剪断機

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JP2001058134A
JP2001058134A JP11234663A JP23466399A JP2001058134A JP 2001058134 A JP2001058134 A JP 2001058134A JP 11234663 A JP11234663 A JP 11234663A JP 23466399 A JP23466399 A JP 23466399A JP 2001058134 A JP2001058134 A JP 2001058134A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 上下ブレードがはさみ状切断中に拡張しない
ようにする。 【解決手段】 ピボッド部106の回りに回転自在に配
設したブレードが互いに相対的に開閉できる上側ジョー
108ならびに下側ジョー104と、上下ジョーを開閉
するシリンダ84と、下側ジョー104に長手状に配設
した線状下側ブレード116と、上側ジョー108に長
手状に配設しかつ下側ジョーに対して弓状ならびに凹状
形状にした上側ブレード122とからなり、弓状形状に
して上側ブレード122と下側ブレード116とがそれ
ぞれに向かって閉口するので、上側ブレード122と下
側ブレード114との間の空間がチップから基端まで閉
口されるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は油圧式移動解体剪
断機に関する。更に詳細には、この発明は、金属をより
処理しやすい小片に剪断することによって解体現場やス
クラップ置場などでの金属処理に有用な掘削機の改良解
体剪断用付属ヘッドに関する。更に詳細には、この発明
は、プレ−ト状金属の大きな金属片をより効率的に剪断
でき、切断エッジの全長に沿って摩耗を均一に分布し、
ブレ−ドが詰まった場合に効率よく排除でき、そのジョ
ーが自己位置合わせ機能を有し、更なる材料取り扱いな
らびにジョーの配向を改良するための解体剪断用付属部
品の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーショベル、バックホ−、掘削機な
どのア−ムやブ−ム端に取り付ける付属部品として作ら
れた取付自在剪断機は、鋼板、鋼強化棒、鋼支持ビ−ム
や支柱などをより取り扱いやすい小片に剪断するのに有
用である。作業の性質に従って、種々の形式の上側ジョ
ー、下側ジョー、ブレ−ドの形状が開発されている。最
も一般に使用されている剪断機では、上側ブレ−ドと下
側ブレ−ドとが上側ジョーと下側ジョーにそれぞれ配設
される。剪断工程が進行するにつれて、ブレ−ドがはさ
みのように互いに開閉する。
【0003】当初、剪断付属品が最初に導入されたとき
には、切断ブレ−ドは線状であった(例えば図1)。そ
の後、改良された切断ブレ−ドが導入され、そのブレ−
ドはそのジョーに配向された2個の切断エッジを有する
ことを特長としていて、それらのエッジは互いに相対的
に鈍角に配向されている。剪断機のこの屈曲ブレ−ド型
においては、上側ならびに下側ブレ−ドのいずれか1方
もしくは両方の中心部での屈曲は、一旦上下ジョーで剪
断するスチ−ルを挟持すると、挟持したスチ−ルがブレ
−ド先端から滑り落ちることを防止するようになってい
る。他の改良については以下に記載する。
【0004】長年に亘る改良にも拘わらず、先行技術の
剪断機にはなお多くの問題点、欠点ならびに不利な点が
ある。一般には、例えば、軸回りに回動することによっ
て開閉する直線状の上下ブレードを有する剪断機には、
下記のような問題がある。 (1)上下ブレード間の空間が両ブレ−ドの外側リップ
部に向かって広くなるのに対して、その基端部には小さ
な三角形状が形成され、ワーク片は主にピボット部から
離れた外側リップ部で剪断される。したがって、上下ジ
ョーを駆動するシリンダの出力はワーク片には効率的に
は作用しない。 (2)ピックアップ操作において、ワーク片は上下ブレ
ードのチップの間ではさみのように切断される。上下ブ
レードのチップ間の左右オフセットのために、ワーク片
がはさみ状切断中に回転して、安定したピックアップが
妨げられる。 (3)上下ブレードが直線状であるから、ワーク片は剪
断中にチップ方向に滑り落ちてしまう。
【0005】屈曲ブレ−ドを有する剪断機においては、
上記(3)の問題点は克服されている。上記(1)に記
載する問題点は部分的には解決されている。というの
は、ワーク片の剪断がブレ−ドのチップよりも上下ブレ
ードの中心寄りで主に行われているので、シリンダから
の出力がブレ−ドのチップでの剪断よりも効率的に使用
されているからである。しかしながら、ブレ−ドの基端
部での効率よい剪断は行われていない。上記(2)の問
題点は解決されないままである。更に新しい問題点がこ
の形式の先行技術の剪断装置には起こる。屈曲ブレ−ド
では、剪断は中心で行われる傾向があるけれども、剪断
中に繰り返し高い力の集中が屈曲部分で局部的に発生す
る結果になる。このことは、ブレ−ドの他の部分に比べ
て、摩耗が屈曲部分でより大きく起こる結果になり、ブ
レ−ドの寿命を短縮する。
【0006】図1を参照して先行技術の剪断機について
説明する。図1に示すように、先行技術のはさみ型剪断
機には、符号10と総称するジョーは、上側ジョー12
と、軸16で一緒に回動する下側ジョー14とを有す
る。直線で示す線状上側切断インサ−ト18は上側ジョ
ー12の下側エッジに固定する。鎖線で示す線状下側切
断インサ−ト20は、切断インサ−ト18に隣接する下
側ジョー14の上側エッジに固定する。適切な力発生手
段、例えば、1個もしくはそれ以上の従来型の油圧シリ
ンダ(図示せず)は、上側ジョー12と下側ジョー14
の軸16回りの相対的回転を付勢する。
【0007】金属の高負荷剪断のために設計された剪断
機においては通常のことであるが、各ジョーは、加工に
適した延性と強度を有するスチ−ルで作られていて、切
断インサ−トが実際の剪断を行うはさみ状部分に配置さ
れている。切断インサ−トは一般にはより硬質のスチ−
ルもしくは合金で形成されていて、かかる金属を特別に
熱処理したり、化学的に処理したりして、切断中の損傷
に耐えるようにしてもよい。切断インサ−トが作られる
材料の特別の性質によって、ジョーの残りの構造を同一
材料で形成するのは一般的には適していない。しかしな
がら、切断インサ−トは従来では取り替え可能に作られ
ていて、それによって維持費を削減している。また、切
断インサ−トはしばしば1軸ないし2軸対称に形成され
ていて、エッジの交換時期が来るとそれらを除去、回転
もしくは再取り付けすることにより、それらの2つもし
くはそれ以上のエッジを利用できるように構成されてい
る。
【0008】剪断機10を強靱な材料、例えばスチ−ル
プレ−ト、強化ロッドなどの切断に適用するときには、
2つの問題が生じる。上側切断インサ−ト18と下側切
断インサ−ト20との間の角度によって、そのプレ−ト
やロッドがジョーのチップ方向に動くことになる。極端
な場合には、そのプレ−トやロッドが上側切断インサ−
ト18と下側切断インサ−ト20との間の空間から完全
に滑り落ちてしまうことになる。たとえ切断する材料が
上側切断インサ−ト18と下側切断インサ−ト20との
間に存在しているときでも、上側切断インサ−ト18と
下側切断インサ−ト20のチップの外側方向へ切断する
材料が動くことは、切断を行うポイントが外側に動くこ
とになり望ましくない。この結果、切断が起こるポイン
トでのモ−メントが増加して、力発生手段から要求され
る力が増加する。このことは油圧シリンダの口径を増加
する結果となり、更に、装置の口径、重量、原価を増加
することになる。
【0009】はさみ型剪断機10に関わる別の問題点
は、上側ジョー12と下側ジョー14とが、矢印22、
24で示すように、それぞれ横方向外側に屈曲している
ことである。このことは、当該分野ではブレ−ド拡張と
して知られているありふれた現象であって、厚すぎては
さみでは取り扱うことができない紙束をはさみを使用し
て切断しようとする場合に、ほとんど全ての人が遭遇す
る現象である。この問題は、ブレ−ド拡張に対抗するた
めに要求される強度を加えるためには、上下ジョー1
2、14をより厚い材料で形成することを必要とする。
しかしながら、スチ−ルシ−トやロッドなどの強靱な材
料を切断するには、非常に厚くした構造だけではブレ−
ド拡張に対抗することには部分的にしか成功することが
できない。更に、構造を必要な程度に厚くすることは装
置の原価を増加する。
【0010】図2を参照して、ブレ−ド拡張現象の先行
技術による解決法の1つを説明する。この解決法におい
ては、剪断機26に右チーク30と左チーク32とを有
する下側ジョー28が設けられている。右チーク30と
左チーク32との前側端は前側横部材34を介して一緒
に結合されて、略矩形のスロット36を形成する。右チ
ーク30には、右側切断インサ−ト40を含むスロット
36に隣接する上側エッジ部に凹部38が設けられてい
る。同様に、左チーク32には、左側切断インサ−ト4
4を含むスロット36に隣接する上側エッジ部に凹部4
2が設けられている。横部材34には、前側切断インサ
−ト48を含むスロット36に隣接する上側エッジ部に
凹部46が設けられている。上下続きの上側ジョー50
は、ピボット部52で下側ジョー28方向に回動され、
屈曲した矢印54で示すような円弧を辿って動く。上側
ジョー50の右側下側エッジ中の右側上側切断インサ−
ト56は、上側ジョー50が図示したように動くときに
は、右側切断インサ−ト40を通過してはさみのように
動く。上側ジョー50の左側下側エッジ中の左側上側切
断インサ−ト58は、上側ジョーが図示したように動く
ときには、左側切断インサ−ト44を通過してはさみの
ように動く。上側ジョー50の前側エッジ中の上側前部
切断インサ−ト60は、上側ジョー50が下方のピボッ
ト端に達したときに、前側切断インサ−ト48を通過し
て剪断を行うように移動する。付勢部材、例えば、左チ
ーク32と右チーク30との間の油圧シリンダ(図示せ
ず)は、下側ピボット軸62で下側ジョー28方向に、
また、上側ピボット軸64で上側ジョー50方向に回動
する。剪断機26では、左チーク32と右チーク30と
の前側端を一緒に結合することによってはさみ型機械の
ジョー拡張を避けることができる。要するに、このこと
は、1対の平行なはさみ状のカッタを形成し、これに前
側横カッタを付加することである。上側ジョー50の前
側チップを通過して延伸するプレ−トを切断するときに
は、上側前部切断インサ−ト60と前側切断インサ−ト
48とで形成した横カッタは、プレ−トの矩形片を切断
して、剪断機26を得られるスロット中に進行させて、
次の切断を開始可能にする。剪断機26に関わる問題点
の1つは、2対のはさみが、図1で示した単一はさみ型
カッタに比べて、油圧シリンダから切断力を2度要求す
ることである。それに加えて、切断する対象物が上側ジ
ョー50のチップに向って前方に移動し、かつ、多分に
上側ジョー50のチップを通過するという問題も、この
先行技術の装置では未だ未解決のままである。
【0011】図3に示すように、ドイツ特許DE420
5781−A1に開示された剪断機66は問題の1部を
提示している。下側ジョー68は、図2に示すものと類
似したスロット型ジョーである。図示された断面図で
は、右側チーク70がその前側端で左側チーク(図示せ
ず)と横部材72を介して連結する。第1ならびに第2
切断インサ−ト74、76とは、右側チーク70の上側
エッジならびに内部エッジの凹部に配設される。説明を
簡潔にするために図面に図示されていないが、同様の切
断インサ−トが、切断インサ−ト74、76と平行に左
側チークの上側ならびに内部エッジに位置するように配
設されている。切断インサ−ト74、76は、図示して
いない左側チークの対応する切断インサ−トと一緒にな
って、矩形スロット78の側面を規定する。横部材72
の上側内部エッジ上の前側切断インサ−ト80はスロッ
ト78の前面を規定する。上側ジョー82はピボット部
52で下側ジョー68方向に回動する。上側ジョー82
の左側側面は、第1ならびに第2切断インサ−ト86、
88を有していて、下側ジョー63の左側チーク上の図
示しない切断インサ−トとはさみ状に相互作用をするよ
うに構成されている。上側ジョー82のチップにある前
側切断インサ−ト90は、前側切断インサ−ト80ばか
りではなく、切断インサ−ト74の前側部分と、下側ジ
ョー68の左側チーク上の対応する不図示切断インサ−
トともはさみ状に相互作用する。第1ならびに第2切断
インサ−ト86、88(ならびに不図示の対応切断イン
サ−ト)は、それぞれ角度を持って配置されていて、そ
れによってそれらの間の中間ポイント94は図面では上
方に変位する。下側ピボット軸52と上側ピボット軸6
4との間の油圧シリンダ84は、上側ジョー82を円弧
状92に付勢して、スロット78中に、もしくは、部分
的に挿入する。中間ポイント94の上方への変位は、丸
い棒(図示せず)を切断するときに特に有用である。ジ
ョーがその回りで閉口すると、丸い棒は中間ポイント9
4に向かって内側方もしくは外側方に変位されて、中間
ポイント94で把持され切断される。図示するように、
スチ−ルプレ−ト96は下側ジョー68中のスロット7
8上に配置される。この図示では、プレ−ト96は、下
側ジョー68と上側ジョー82との間の最深容器からこ
れらのジョーのチップを通過した前方位置に延伸する。
図示した部分的に閉口した状態では、プレ−ト96の内
側端98は切断インサ−ト88に接触できる。上側ジョ
ー32が閉口し始めるときに、切断インサ−ト88(と
その対応インサ−ト)と内側端98との間の接触によっ
てプレ−ト96が前方に変位し、前側切断インサ−ト9
0がプレ−ト96の上側表面に接触する。この接触はプ
レ−ト96が更に外側に動くことを予防する。
【0012】図4(b)を参照すると、油圧シリンダ8
4の延長部がまず前側切断インサ−ト90のチップをプ
レ−ト96に押し込み、次いでプレ−ト96中に左右の
切れ目を入れる。この後の操作中に、切断インサ−ト8
6、88は、それらの不図示の対応インサ−トと共に、
切断インサ−ト76、78(およびそれらの不図示の対
応インサ−ト)と協調して、前側切断インサ−ト90の
挿入ポイントから自由内側端98まで延びる1対の平行
な切れ目を作る。この操作中、切断は後方と前方の両方
に進行する。最後に、矩形切取部分100がプレ−ト9
6から離れてスロット(図示せず)が形成される。次い
で、上側ジョー82は、持ち上げられて、プレ−ト96
を両ジョーの間の後方に動かすことができ、プレ−ト9
6中のスロットのエッジは上側ジョー82の反対側の側
面を通過する。
【0013】図4aに示すように、この操作はスロット
101を深くするために必要な回数何回も繰り返して行
われ、プレ−ト96の前側端103が前側切断インサ−
ト80の内側に達するまで行われる。最終の切れ目はス
ロット101を延伸してプレ−ト96を2つの別々の片
に切断する。前記ドイツ特許に記載した装置にはいくつ
かの不利な点が存在する。2つの平行な切れ目が同時に
形成され、かつ、切断が横方向にかつ少なくともある時
間には前方と後方の両方に起こるという事実は、図1に
て概略的に説明した形式の単一はさみ型カッタに比べ
て、油圧シリンダ34から要求される力を4倍以上も増
加させる。中間ポイント94で接触する矩形切断インサ
−ト86、88と、それらの不図示の対応インサ−トと
は、丸棒などを常に同一地点に、つまり、中間ポイント
94に付勢する。このことは、摩耗を中間ポイント94
に集中させることになり、それによって切断インサ−ト
の寿命を短縮することになる。前側切断インサ−ト90
がプレ−ト96の表面に接触する前に、プレ−ト96の
内側端98が切断インサ−ト88に接触できるという事
実は、切断が開始する前に、プレ−ト96が相当の距離
前方に滑ることを示している。このことは各切断工程の
長さを減縮する。更に、切断操作中に形成された分離切
除部分100と、それで作られたスロットによって分離
されたプレ−ト96の2つの主要部分の取り扱いは不便
である。最後に、切断の目的が適用するプレ−ト96の
寸法を小さくすることであるならば、切除部分100は
廃棄物である。
【0014】次に、図5に示すように、同じ問題点を解
決する別の手段がアメリカ特許第5471747号に記
載されている。この解決方法では、ジョー拡張を避ける
ために十字形隔壁と、切断する材料をジョーの中心に向
かって移動させるための角度を付けた切断インサ−トが
使用されている。切断インサ−トだけを示す剪断機13
0は、軸16に最近接下側主切断インサ−ト132に取
り付けた下側ジョーと、そのチップの下側チップ切断イ
ンサ−ト134を有している。下側主切断インサ−ト1
32と下側チップ切断インサ−ト134とは互いに平行
に配設されているが、両者は下側オフセット136でお
互いから横方向にオフセットされる。同様に、上側ジョ
ーは軸16に最近接した上側主切断インサ−ト138
と、そのチップに上側チップ切断インサ−ト140とを
有している。上側主切断インサ−ト138と上側チップ
切断インサ−ト140とは互いに平行に配設されている
が、上側オフセット142でお互いから横方向にオフセ
ットされる。下側オフセット142と下側オフセット1
36とは、互いに反対方向にあって、軸16から見た場
合、上側チップ切断インサ−ト140ははさみ状に通過
して下側チップ切断インサ−ト134に達するのに対し
て、上側主切断インサ−ト138ははさみ状に通過して
下側主切断インサ−ト132に達する。上下切断インサ
−トの十字形配置は、上側主切断インサ−ト138と、
下側主切断インサ−ト132とに発生する横方向の力が
上下チップ切断インサ−ト140、134によって発生
する反対方向に向いた力によって押しとどめられること
によって、ジョー拡張に対抗する。上下ジョー上の切断
インサ−トは、図3、図4(b)に示す先行技術の装置
を操作するのと類似の方法で、例えば、強化棒などの切
断する材料を中間ポイントの方向に付勢するために、対
向する部材から離れるように角度が付けられている。
【0015】先行技術の剪断装置の別の欠点は、ワーク
片に接近する位置に剪断ブレ−ドを操作するのが困難で
あることである。例えば、ワーク片の配向の位置が合っ
てなくて、剪断ブレ−ドがワーク片上で効果的に操作で
きない場合には、剪断ブレ−ドまたはワーク片の向きを
変えなくてはならない。更に、現地でのかかる再配向は
不正確になりやすく、非効率的な剪断によって剪断の試
みが無駄になってしまうことがある。先行技術の剪断装
置での別の問題点は、その全体のサイズが大きくて、狭
隘な空間で取り扱うのが困難であることである。剪断す
る要素が互いに密着されているあらゆる構造物におい
て、剪断装置が狭隘な空間に適合できることは重要な要
件である。かかる能力がなければ、その構造物を付加的
にかつ予備的に製造することが要求され、このことは時
には手の込んだ仕事になりうる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、従
来技術の欠点を克服できる剪断装置を提供することであ
る。この発明の別の目的は、上記問題点(1)ないし
(4)を効果的に克服することである。更に、この発明
の別の目的は、以下のことを提供することである。 (1)上下ジョーのピボット部に近接する位置でワーク
片を剪断すること。 (2)ワーク片がブレ−ドのチップの方に滑り落ちるこ
とが防止されること。 (3)ワーク片を上下ジョーのチップで回転させずに安
定したピックアップ操作ができること。 (4)過剰な局在力がブレ−ドに付与されることが防止
されること
【0017】
【課題を解決するための手段】これらの欠点を克服する
ために、この発明は、ピボット部の回りに回転自在に配
設したブレ−ドが互いに相対的に開閉できる上側ジョー
ならびに下側ジョーと、上下ジョーを開閉するシリンダ
と、下側ジョーに長手状に配設した線状下側ブレ−ド
と、上側ジョーに長手状に配設しかつ下側ジョーに対し
て弓状ならびに凹状形状にした上側ブレ−ドとからな
り、弓状形状にして上側ブレ−ドと下側ブレ−ドとがそ
れぞれに向かって閉口するので、上側ブレ−ドと下側ブ
レ−ドとの間の空間がチップから基端まで閉口されるよ
うに構成された剪断機を提供する。
【0018】このように構成することによって、上下ブ
レード間に載置されたワーク片は、上下ジョーを閉口す
るにつれて、ブレ−ドの基端の方に移動する。ブレ−ド
の基端は上下ジョーのピボット部に近接するので、ジョ
ーを駆動するシリンダはワーク片に効率的に作用する。
また、上側ジョーは、先行技術における角度をつけた屈
曲部よりもむしろ弓状形状になっているので、付与され
る力はブレ−ド上の特定の点に局在することはない。し
たがって、ブレ−ド上に磨耗が急激に局在化することが
防止される。
【0019】この発明に係る剪断機においては、ワーク
片はブレ−ドの基端の方向に引っ張られ、また、シリン
ダの出力は効果的な最大の効率でワーク片に対して作用
する。換言すれば、ピボット部からシリンダ軸に対して
垂直に引いた線は、上下ジョーがいっぱいに開口されて
いるときにその長さが最小になる。また、上下ジョーが
完全に閉口する点に近づくにつれて、この線はその最大
の長さになる。ピボット部からシリンダ軸に対する垂直
線が長くなればなるほど、大きな剪断力がてこ作用の原
理に従ってワーク片に作用する。上側ブレ−ドを弓状形
状にすることによって、シリンダからの小さな出力によ
っても効率的に剪断を行うことができる。
【0020】ピックアップ操作を効率的に行うために、
この発明に係る剪断機は、上側ジョーの厚み方向軸に沿
った上側ジョーのチップに形成されたビ−ク部(くちば
し部)と、下側ジョーの厚み方向軸に沿った下側ジョー
のチップに形成されたリップ部(くちびる部)とから構
成される。リップ部は、ビ−ク部の通路の外側限界と直
接隣接して位置する。ワーク片の上面はリップ部によっ
て支持され、ワーク片はビ−ク部とリップ部との間で安
定して支持される。
【0021】簡潔に説明すると、この発明は、略線状下
側ジョーとはさみ状に相互作用する鎌状上側ジョーを有
する剪断機を提供する。鎌状の末端端部ではプレ−ト状
対象物の反対側の端部から略同時に剪断が始まり、剪断
は更に中心点の方に進行する。横部材と戻り脚は、下側
ジョーと一緒になってJ字形状の装置を形成する。上側
ジョーは、全体的な切断操作の間に、J字形状装置の戻
り脚内に摺動して、線状カッタと鎌状カッタとの間でジ
ョーが拡張するあらゆる傾向を克服するようになってい
る。横部材中の前側切断インサ−トと戻り脚中のリタ−
ン切断インサ−トとは、上側ジョーのチップと相互作用
し、剪断機ののど部よりも長いプレ−トを貫通し、次い
で切断し、それによって大型のプレ−トを剪断可能にな
る。初期の貫通は、上側ジョーのチップと前側切断イン
サ−ト上の上方を向いたポイントとで同時に発生する。
この2つのポイントでの接触は、切断の初期段階におけ
るプレ−トを安定化する。下側ジョーの前部に沿ったピ
ックアップ歯は、円筒状対象物と嵌合し、線状カッタと
鎌状カッタとの間にその対象物を移動させる機能を強化
する。鎌状カッタは円筒状対象物を中心位置に向けて付
勢し、切断に要求される力を減少する。ブレ−ドは分割
され、少なくとも1つの軸の回りに対して対称となり、
複数のエッジを有効な切断位置に配置することができ
る。
【0022】剪断機の1形態において、剪断機は、軸受
に対して360°回転でき、剪断を効率的に行うために
剪断ブレ−ドを配向することができる。この形態では、
断面で小さい定量断面を有するツ−ルを形成する剪断機
の後方にアクチュエ−タを延設するのが好ましい。その
ような構成にすると、剪断機が狭隘な空間内で回転する
ことができる。
【0023】この発明の1形態による鎌状剪断機におい
て、剪断機は、下側ジョーと、下側ジョーの上の略線状
の下側ブレ−ドと、下側ジョーに回動自在に連結した上
側ジョーと、上側ジョーの上の鎌状内面と、下側ジョー
とはさみ状に相互作用するために配置された上側ジョー
の上の鎌状上側ブレ−ドと、上下ジョーを開閉するため
の手段と、から構成されていて、その鎌状形状が上方に
開口した略凹状でありかつ上側ブレ−ドの少なくとも実
質的部分の上部において実質的には一定に屈曲している
と共に、上記開閉手段が上下ブレードの離れた末端から
始まりブレ−ド上の中間位置へ向かった上下ブレード間
の空間を閉口する手段を含むように構成されている。
【0024】この発明の1特長における剪断機において
は、その剪断機は、上側ジョーと、主剪断ブレ−ドを有
するJ字形状部を持つ下側ジョーと、横方向剪断ブレ−
ドとリタ−ン剪断ブレ−ドと、上側ジョーと下側ジョー
とが互いに相対して回転できるために有効な軸と、上側
ジョー上のチップとからなる構成であって、そのチップ
が上記J字形状部に適合すると共に、主剪断ブレ−ド
と、横方向剪断ブレ−ドと、リタ−ン剪断ブレ−ドとに
対してはさみ状に相互作用するために有効であって、そ
れによりチップとJ字形状部とがそのJ字形状部上に配
置したプレ−トを貫通するように構成されている。
【0025】この発明の別の特長における剪断機におい
て、その剪断機は、上側ジョーと、下側ジョーと、上下
ジョーの相対的回転を可能にする手段と、それぞれの内
側に面したエッジにおいて下側主切断インサ−ト、横方
向切断インサ−ト、リタ−ン切断インサ−トを有するJ
字形状下側ジョーを形成する下側ジョー上のU字形状ノ
−ズ片とからなる構成であって、該上側ジョーには該下
側主切断インサ−ト、横方向切断インサ−ト、リタ−ン
切断インサ−トのそれぞれの前部とはさみ状に相互作用
するためのその前側部を完全に横断して延伸するチップ
が含まれていて、該上側ジョーには更に下側主切断イン
サ−トの残り部分とはさみ状に相互作用するための上側
主切断インサ−トが含まれていて、かつ、更に上側ジョ
ーには、上側ジョーの残りの部分が下側ジョーと相互作
用する位置に到達する前に、チップを下側ジョーとはさ
み状の関係になるように位置付ける内部輪郭を有するよ
うに構成されている。
【0026】この発明の更に別の特長における剪断機に
おいては、その剪断機は、上側ジョーと、下側ジョー
と、上下ジョーを開閉する手段と、上側ジョー上の上側
ブレ−ドと、下側ブレ−ド上の下側ブレ−ドとから構成
されていて、上側ブレ−ドと下側ブレ−ドとは上下ジョ
ーが閉口する間はさみ状に相互作用するための位置に配
置され、上側ブレ−ドは略滑らかな円弧状に屈曲してい
て、そして、上側ブレ−ドのチップは、上側ブレ−ドの
後側部分が下側ブレ−ドとはさみ状の相互作用を開始す
るよりも遅くならないうちに、下側ブレ−ドとのはさみ
状の相互作用を開始するように構成されている。
【0027】この発明の別の特長における剪断機におい
ては、その剪断機は、上側ジョーと、下側ジョーと、上
下ジョーを開閉する手段とから構成されていて、該下側
ジョーが該J字形状の長軸に沿った下側主切断インサ−
トと共に略J字形状をしていて、横方向切断インサ−ト
が該J字形状の横軸に沿って、リタ−ン切断インサ−ト
が該J字形状の短軸に沿って配置されていると共に、更
にピックアップ歯が該横軸に配置され、かつ、その外側
部分にポイントを有しかつ下側がジョーを切断する対象
物と嵌合する助けになる位置に配設されるように構成さ
れている。
【0028】この発明の更に別の形態として、構成成分
を縦型に配置して、この配置から派生する1群の特性を
集めて形成される長大剪断ヘッドが提供される。この剪
断ヘッドは、長軸に平行な軸回りに回転できる性能を組
み合わせている。更に別の特長としては、ワーク片が適
合する開口部が、長手軸方向に進行するにつれて縦型剪
断ヘッドに連結することである。この構成によって、剪
断ツ−ルは、狭隘な空間内に適合しかつ剪断にとって最
適位置に回動できる。それも、このピボット方向から放
射状に延伸する部分を狭隘な空間を規定する構造に対し
て押し付けることなしに回動することができる。もっと
簡単に言えば、剪断ヘッドは、一旦空間に適合すると、
図面の検証から容易に分かるように、この特定のピボッ
ト軸の回りの同一空間内をかなり確実に回転することが
できる。
【0029】剪断ブレ−ドを閉口するために使用する油
圧シリンダを全ストロ−クに亘って剪断ツ−ルの長手軸
に略平行に配置することによって、半径方向にコンパク
トな配置が部分的に得られる。また、剪断ブレ−ドが回
動する軸は長手軸近辺に位置する。また、剪断ツ−ルが
開口位置にあるときに剪断ブレ−ドによって規定される
接近は、剪断ツ−ルの末端部におけるチップにおいて長
手軸に沿って行われ、それによって、剪断ツ−ルが導か
れ、構造物中を進行する。
【0030】長手軸回りの回転動作を可能にする軸受
は、ツ−ルの重量(ならびに解体する構造物に対するツ
−ルの強制作業に伴うあらゆるもの)による押圧負荷と
放射負荷の両方を取り扱う。それには大直径座部が設け
られていて、小さな応力でこれらの力を収容している。
軸受座部の直径は、図面に示すように、ツ−ルの先導端
部全体のほぼ最小寸法である。
【0031】この発明の1形態として、建設装置、例え
ば、建設車両の位置合わせブ−ムの末端部に結合できる
剪断装置が提供される。この剪断装置は、アクチュエ−
タと剪断部とを配設したフレ−ムを有する。剪断部は、
フレ−ムの第1端に位置する。剪断部が開口位置にある
ときには、剪断部はフレ−ムとフレ−ムに隣接する見え
ない端部から離れる方向に向いた接近部を形成する。剪
断部は第1の面で移動する少なくとも1個の回動ブレ−
ドを有する。軸受は、フレ−ムを、建設装置を剪断装置
に結合するブラケットと連結する。該軸受は、第1の面
に平行な軸回りにフレ−ムを回転できる。この変形とし
ては、フレ−ムは実質的にアクチュエ−タを包むような
略箱形構造体であってもよく、アクチュエ−タの少なく
とも1部を保護するようにする。別の変形としては、ア
クチュエ−タは、2個の結合ポイントの間の距離を延
長、縮小し、かつ、増減することによって作用する線状
アクチュエ−タであってもよい。回転軸は上記2個の結
合ポイントを結合する線に略平行である。更に別の変形
としては、アクチュエ−タは、線状アクチュエ−タであ
って、フレ−ムの第1端部と第2端部との間に位置する
と共に、フレ−ムと線状アクチュエ−タとからなる結合
体が略一体となるアスペクト比を有する断面を有するよ
うに、第1端部と第2端部とを結合する線に略平行に配
向している。
【0032】この発明の別の形態として提供される剪断
機は、1端にブラケットを有する長大フレ−ムを有す
る。ブラケットは、長大フレ−ムをフレ−ムの長手軸
(フレ−ムの最長寸法に平行な軸)回りに回転できる軸
受によって長大フレ−ムに結合されている。フレ−ムの
反対端部に剪断部がある。剪断部は、フレ−ムから離れ
て対向していて、剪断部が開口位置に存在するときに該
剪断部によって形成される接近部ならびに見えない端部
が略長手軸に沿って配置されている。フレ−ムの1端と
反対側端部との間に位置するアクチュエ−タは剪断部に
連結されていて、剪断部を剪断するために操作する。変
形例として、剪断部には、フレ−ムと相対的に移動する
少なくとも1枚の剪断ブレ−ドがあり、その動作が剪断
面を規定する。この変形例においては、剪断部は回転軸
に直角でかつ剪断面に平行な線に沿った最大の垂直寸法
を有する。フレ−ムとアクチュエ−タとは、そのフレ−
ムとアクチュエ−タとがフレ−ムの長さ(この場合は、
長手軸に沿った長さ)の実質的な部分に沿った最大の垂
直寸法内いっぱいに位置されるように形作られかつ配置
される。
【0033】この発明の更に別の形態として、この発明
はその1端にブラケットを取り付けたフレ−ムを提供す
る。このフレ−ムは、第1の軸回りに回転するようにブ
ラケットに回転自在に連結されている。ブラケットは更
に位置合わせ装置に連結していて、ブラケットが第1軸
に垂直な第2軸回りに回転するように位置合わせ装置に
回転自在に連結されている。フレ−ムには剪断部が配設
される。この剪断部は、開口位置にある場合には、第1
の軸に沿って配設される接近部と見えない末端部を形成
する。
【0034】この発明の上記目的ならびにその他の目
的、特長および利点は、添付図面を参照して下記説明を
読むと自明になろう。なお、同一要素については同様な
符号を付している。
【0035】
【発明の実施の形態】(一般的特性)図6は、この発明に
係る剪断機102の概略説明図であって、剪断機102
は、軸106を中心として上側ジョー108に対して回
動するJ字形下側ジョー104を有する。下側ジョー1
04の戻り脚110は横部材112を介して下側ジョー
104の主脚114に連結する。下側主切断インサ−ト
116は主脚114の上側エッジに沿って配設される。
下側リタ−ン切断インサ−ト118は下側主切断インサ
−ト116に平行な戻り脚110の上側エッジに沿って
配設する。下側前部切断インサ−ト120は、下側主切
断インサ−ト116と下側リタ−ン切断インサ−ト11
8との実質的には全幅に亘って横部材112の上側エッ
ジに配設する。
【0036】鎖線で示すように、上側主切断インサ−ト
122は、下側主切断インサ−ト116とはさみ状に相
互作用するために、上側ジョー108の下側エッジに沿
って配設される。上側チップ切断インサ−ト124は、
下側リタ−ン切断インサ−ト118とはさみ状に相互作
用するために、上側ジョー108のチップに配設され
る。最後に、上側副切断インサ−ト126は、上側チッ
プ切断インサ−ト124に隣接する上側ジョー108の
外側エッジに配設される。
【0037】操作においては、上側ジョー108のチッ
プは、実質的にはその全切断操作中に亘って、屈曲した
矢印128で示すように、戻り脚110の後部に摺動自
在に固定する。切断中に上側副切断インサ−ト126が
下側リタ−ン切断インサ−ト118と嵌合すると、図1
の簡略はさみ型剪断機10によって経験するジョーの拡
張を防止する。全体の切断順序は装置のより詳細な図面
を参照して説明する。
【0038】図7および図8を参照して、上側ジョー1
08は屈曲外部輪郭144を有し、少なくともその1部
は、軸106を中心とした円弧の1部に相当するように
屈曲している。上側チップ切断インサ−ト124は、上
側ジョー108の全幅に亘って延伸する尖ったのみ型チ
ップ146を有する。チップ146は略はさみ状に下側
前部切断インサ−ト120に近接して移動する。上側チ
ップ切断インサ−ト140の外部輪郭148は、上側ジ
ョー108の外部輪郭144の円弧に略連続している。
【0039】上側主切断インサ−ト138は上側前部主
切断インサ−ト150と上側接続主切断インサ−ト15
2とを有する。上側チップ切断インサ−ト140と、上
側前部主切断インサ−ト150と、上側接続主切断イン
サ−ト152とを組み合わせた内側輪郭の内側輪郭15
4は、略連続した鎌型に屈曲している。
【0040】上側前部主切断インサ−ト150と上側接
続主切断インサ−ト152とは、それらの中心線に対し
て対称に配置されている。上側前部主切断インサ−ト1
50と上側接続主切断インサ−ト152との端は面取り
されて、1方の面取り端が他方の面取り端と当接して内
側輪郭154が分割されずに残っている。上側前部主切
断インサ−ト150と上側接続主切断インサ−ト152
との反対側の側面は同一に屈曲されて、縦中心線および
/または横中心線に対して回転することによって、それ
ぞれの4個の切断エッジのいずれもが切断位置に配置さ
れて内側輪郭154の1部を形成する。
【0041】鎖線の図示で示唆されるように、上側前部
主切断インサ−ト150と上側接続主切断インサ−ト1
52とは、上側ジョー108の反対(隠れた)面に配設
される。これらの要素を収容するために、同一形状のポ
ケットを上側ジョー108の反対面に形成する。切断イ
ンサ−トの上側ジョー108中のポケットへの取り付け
はあらゆる便利な手段で行うことができるけれども、ネ
ジとボルト(図示せず)をインサ−トに設けた孔を通し
て上側ジョー108にネジ切りした孔に入れて取り付け
るのが好ましい。
【0042】後述するピックアップ歯156は横部材1
12の前部端に配設する。ピックアップ歯156は横部
材112の最上端の上方に延伸する。
【0043】下側主切断インサ−ト116は、3個の同
一線上の切断インサ−ト、前部下側主切断インサ−ト1
58と、中央部下側主切断インサ−ト160と、連続下
側主切断インサ−ト162とによって形成されている。
これら3個の切断インサ−トはそれぞれ好ましくは平行
六面体ないし直方体、更に好ましくは矩形断面を持つ同
一の平行六面体ないし直方体である。したがって、各切
断インサ−トの4つの隅部全てが操作され、その3個の
切断インサ−トの位置が所望に応じて取り替えられて、
摩耗を等しくすることができる。
【0044】図9を参照して、下側前部切断インサ−ト
120は上方に向いたポイント164を有する。ポイン
ト164は、前部下側主切断インサ−ト158の上面と
略同一水平レベルに位置する。下側リタ−ン切断インサ
−ト118の上面は、前部下側主切断インサ−ト158
とポイント164との上面よりも実質的な距離を離して
配設する。
【0045】図13は下側リタ−ン切断インサ−ト11
8と前部下側主切断インサ−ト158との間の高さ関係
を最も明白に示している。ポイント164と前部下側主
切断インサ−ト158とを同一高さに位置付けすること
は、前部下側主切断インサ−ト158回りの回転に対し
てプレ−ト166を支持することになる。もしポイント
164がこの高さになければ別の場合になろう。
【0046】図10を参照して、剪断機102は下方に
付勢されるので、剪断機102は最初にプレ−ト166
上の3ヶ所で略同時に切断を開始する。その位置の1つ
は、チップ146に隣接する上側チップ切断インサ−ト
124と、下側主切断インサ−ト116との間に存在
し、下方への貫通部168を生じる。この下方貫通部1
68は、上側チップ切断インサ−ト124と前部下側主
切断インサ−ト158との間の相対的角度関係によって
プレ−ト166の比較的小さな部分に亘って発生する。
第2位置は、ポイント164とチップ146の前側端と
の間に存在し、上方貫通部170を生じる。第3位置は
プレ−ト166の内側端から前方に向いた前部切断部1
78である。前部切断部178の初期寸法はポイント1
64の存在のために非常に小さい。下方貫通部168と
上方貫通部170とは、切断操作のこの段階では互いに
分離したままである。下側リタ−ン切断インサ−ト11
8の上面は、前部下側主切断インサ−ト158の上面と
ポイント164よりも実質的には下方に位置するので、
この時点では、プレ−ト166から離れた状態のままで
ある。
【0047】図11と図12に示すように、切断が更に
進むと、上側チップ切断インサ−ト124はポイント1
64を越えて下方に移動し、下方貫通部168と上方貫
通部170とが結合し、線状切断部172を生じる。図
示位置では、線状切断部172は、上側チップ切断イン
サ−ト124の後端と前部下側主切断インサ−ト158
との間のはさみ作用を越えて更に進行し、そして切断は
上側前部主切断インサ−ト150(図11には図示せ
ず)と上側主切断インサ−ト122の隣接部との間で起
こる。前部切断部178は線状切断部172の方に連続
する。はさみ型相互作用はまた下側リタ−ン切断インサ
−ト118の長さに沿って移動して、リリ−フ切断部1
74を生じる。図示位置では、下側リタ−ン切断インサ
−ト118はもはや切断には関与しない。上側ジョー1
08が下方に移動すると、上側副切断インサ−ト126
は下側リタ−ン切断インサ−ト118の内側面と接触す
る。切断が起こるポイントは下側リタ−ン切断インサ−
ト118の末端を越えてすでに進行しているので、切断
は上側副切断インサ−ト126では発生しない。代わり
に、上側副切断インサ−ト126は軸受ならびに抗磨耗
部材として作用し、切断の後期進行の間にジョーの拡張
を妨げる。プレ−ト166の材料の切断は、線状切断部
172と前部切断部178だけで進行し、線状切断部1
72と、上方貫通部170と、リリ−フ切断部174と
によって形成された略U字状部分になり、図示したよう
に、下方に屈曲して、線状切断部172が進行してプレ
−ト166の端部176に達するようになる。次いで、
J字形上側ジョー108の下方移動は継続して、プレ−
ト166の折り返し片を曲げて、プレ−ト166を前方
に移動できるようにして次の切断を開始する。
【0048】上記から当業者にとっては切れ目を生ずる
のに要する力が最少になることは明白である。初期に
は、高い応力集中が一般的には2ケ所のポイント位置で
生じる。その1つの位置は前部下側主切断インサ−ト1
58に隣接し、もう1つの位置はポイント164に隣接
する。これらの2つの位置での貫通は拡大して共に結合
し、そして下側前部切断インサ−ト120上では切断は
もはや起こらず、貫通は下側リタ−ン切断インサ−ト1
18に略隣接するポイント位置で開始する。これに対し
て、切断は線状切断部172で進行する。次いで、下側
リタ−ン切断インサ−ト118に沿って切断は終了し、
線状切断部172と前側切断部178との切断は進行し
続けて完了する。
【0049】プレ−ト166が下側ジョー104と上側
ジョー108の深さよりも小さい縦寸法を有していれ
ば、上側ジョー108の初期接触はチップ146の内部
で起こる。この場合に、線状切断部172はプレ−ト1
66の外側エッジで発生するのに対して、前部切断部1
78は末端部176で始まる。両切断部は、これら切断
部の近接する末端部が互いに接し、プレ−ト166が分
離するまで継続する。
【0050】図8を参照して、横部材112と戻り脚1
10とは下側ジョー104に連結したノ−ズ片180の
1部を構成する。
【0051】図14に示すように、ノ−ズ片180は、
下側ジョー104(図14には図示せず)の残りの部分に
あらゆる便宜的な手段で連結することができる。かかる
手段としては、たとえば、ボルト(図示せず)を複数個
の孔182(そのうちの1つだけを図示)に通して下側
ジョー104の側面に通して連結する。ピックアップ歯
156はスロット186の後側壁を定める後側プレ−ト
184を有する。前側プレ−ト188はスロット186
の前側壁を定める。
【0052】横部材112の内側面の前側ポケット19
0は、横部材112の厚みを減じて、その上部にスロッ
ト186を適合させることができる値にすることができ
る。また、前側ポケット190の内側面に対して後側プ
レ−ト184を、横部材112の外側面に対して前側プ
レ−ト188に適合させることができる。
【0053】ピックアップ歯156は、ボルト(図示せ
ず)を複数個のボルト孔192に通して横部材112の
接合する複数個のボルト孔194に挿入することによっ
て連結する。
【0054】下側前部切断インサ−ト120は、後側プ
レ−ト184の複数個のボルト孔198に位置合わせし
た下側前部切断インサ−ト120の複数個のボルト孔1
96を用いて後側プレ−ト184の最内側面に連結す
る。下側前部切断インサ−ト120を後側プレ−ト18
4の後方対向面中の適切な形状にしたポケット(図示せ
ず)内に配置することは当業者にとって明らかである。
【0055】図示した下側前部切断インサ−ト120は
六角形であるので、6つのポイント164を提供する。
それによって、下側前部切断インサ−ト120は、下側
前部切断インサ−ト120をその場所に固定しているボ
ルトを除去し、それを回転して別のポイント164を上
方に対向させ、かつ、下側前部切断インサ−ト120を
再固定することによって、操作位置を回転することがで
きる。ボルト孔196と198のパタ−ンは、この形式
の位置付けを可能にするように確定される。切断は、上
側チップ切断インサ−ト124に対向する下側前部切断
インサ−ト120の部分で主に起こるので、下側前部切
断インサ−ト120は裏返して残りの6つのポイント1
64を利用することによって、12個の有効なポイント
164を提供する。
【0056】他の形状、たとえば、三角形、五角形など
の形状も、下側前部切断インサ−ト120に使用するこ
とができる、所望のポイントがプレ−ト166を貫通す
るように利用することができる。別の形状としては、下
側前部切断インサ−ト120は三角形であってもよく、
この場合には、直線状エッジが切断の間に提供され、上
側ジョー108は下方に向いたチップ(図示せず)に変
形されている。いずれの場合にも、結果は同じである。
つまり、横要素の1つには、直線状の切断インサ−トを
有し、他は初期貫通作用を生ずるポイントを有する切断
インサ−トを有することもできる。
【0057】ピックアップ歯156は、非常に有用であ
るが、この発明においては任意の特長である。ピックア
ップ歯156はこの発明の残りの有用性を損なうことな
しに削除することができる。ピックアップ歯156を除
去した形態においては、下側前部切断インサ−ト120
が、適宜な形状にしたポケット(図示せず)に対して任
意の手段により横部材112の内側面に連結される。
【0058】戻り脚110の側面ポケット200は下側
リタ−ン切断インサ−ト118を受容し、下側リタ−ン
切断インサ−ト118は、その複数個のボルト孔204
を介して、戻り脚110中の複数個のボルト孔202中
に、複数個のボルト(図示せず)を挿入することによっ
て固定する。
【0059】図15を参照して、ピックアップ歯156
はほぼ平らな上端204を有する。上端204は例えば
プレ−ト166のような平らな対象物を取り扱うのに便
利である。
【0060】図16においては、平らでない対象物を把
持するためのピックアップ歯の1形態として、ピックア
ップ歯156’を示していて、上方に延伸したのみ型を
した先の尖った先鋭部206を有する。先鋭部206は
例えば円筒状強化棒(図示せず)の下に固定するのに便
利である。一旦かかる円筒状の対象物の下に固定する
と、強化棒はジョーの略中心方向に付勢される。
【0061】図17は、ピックアップ歯の更に別の形態
として、ピックアップ歯156”を示していて、このピ
ックアップ歯は、図16のピックアップ歯156’の場
合よりも鈍角な鎌状先鋭部206’を有する。
【0062】図18は、ピックアップ歯の更に別の形態
として、ピックアップ歯208を示していて、このピッ
クアップ歯はのみ状先鋭部210を有する。これは、図
示したように、切断中にピックアップするのが望まれる
材料に適合するピックアップ歯208の能力を強化する
ためである。
【0063】図16,17,18の先鋭部206,20
6’、210のそれぞれに垂直溝(図示せず)を切り込
んで、爪部もしくは歯と同等物を作ることもこの発明の
意図するところである。
【0064】(材料移動、操作、ピックアップ、剪断操
作)図19aないし図19cには、強化ロッド212を
ピックアップし、切断する順序を示す。最初に図19に
詳細に示すように、強化ロッド212は例えば地面など
の表面214に載置されているとする。剪断機102
は、それを支持するパワーショベル(図示せず)を制御
する従来の方法を用いて、チップ146とピックアップ
歯208(または156’または156”)が表面12
4と略同レベルにかつ強化ロッド212の反対側に位置
するまで回転させる。
【0065】次に、図19bを参照して、上側ジョー1
08は閉口を開始する。ピックアップ歯208は強化ロ
ッド212の下を通過して、強化ロッド212を移動し
て、チップ146の内側面に接触させる。この時点で、
上側ジョー108の鎌状内側面は強化ロッド212を上
側ジョー108の中心に向かって内側に摺動させる。
【0066】その後、図19cに示すように、上側ジョ
ー108は、強化ロッド212を上側ジョー108の鎌
状に屈曲した部分の略中心に変位させるために十分な程
度閉口される。この位置で、強化ロッド212は、前方
移動も後方移動も防止される。したがって、強化ロッド
212はこの位置に保持され、一方上側ジョー108は
閉口を継続して、強化ロッド212を切断することにな
る。
【0067】図20において、材料を図19aないし図
19cに示すピックアップと剪断のための位置に効率的
に移動させる機能が、任意のあご先−歯連結部品209
a、209bまたは209cによって増強される。あご
先−歯連結部品209a、209bまたは209cは、
定置ジョーに取り外し自在に結合しかつそれから下方に
突出する。
【0068】図20に示すように、あご先−歯連結部品
209a、209bまたは209cは、材料に接触して
材料をピックアップと剪断に適した位置に移動するのに
使用される。一旦接触すると、材料は、剪断ヘッドの便
利な近辺に向けられ、それによって、機械よりもその材
料を移動させて、剪断操作の処理量を増加する。
【0069】(剪断アタッチメント360°回転特性)
図22aに示すように、長大剪断ツ−ル300は、略箱
形フレ−ム310を有し、このフレ−ム310は、油圧
アクチュエ−タ320を収容し、固定剪断ブレ−ド33
0と回動剪断ブレ−ド340とを支持する。固定剪断ブ
レ−ド330と回動剪断ブレ−ド340とは操作すると
連動して剪断を行う。これら固定剪断ブレ−ド330と
回動剪断ブレ−ド340との構成は一般的には上記形態
に記載している。
【0070】略箱形フレ−ム310は支持軸受370上
に支持され、この支持軸受370は略箱形フレ−ム31
0全体をその略箱形フレ−ム310の長手軸に対して回
転させることができる。また図22bに示すように、ブ
ラケット360は支持軸受370を支持し、ピボット軸
受350によって取付可能であって、回動剪断ブレ−ド
340の揺動によって規定される面で回動できるように
構成されている。連結軸受352は、剪断ツ−ル300
を回動する油圧アクチュエ−タ400に連結可能であ
る。ピボット軸受350と連結軸受352とは、支持軸
受370の面に略垂直な線に沿って互いにオフセットさ
れている。剪断ツ−ル300は、図22bに示すよう
に、移動範囲を提供する大型ブ−ム405の末端に支持
されている。この移動範囲は2つのピボットポイントに
基づき、第1ピボットポイント410は大型ブ−ム40
5の基部に(図22bにおいてトラック駆動車両500
のキャブ510によって分かりにくくなっているが、図
示したような位置に略存在している)、また、第2のピ
ボットポイントはピボット軸受350にある。
【0071】ここで図23を参照すると、略箱形フレ−
ム310は、油圧アクチュエ−タ320を保護する箱形
構造をしている。油圧アクチュエ−タ320はピストン
部322を十分に保護するように配向されている。ピス
トン部322は、へこみやかき跡が残らないようにしな
ければならず、また、適切にシ−ルすると共に、その油
圧シ−ルが余りにも早く摩耗しないようにしなければな
らない。シリンダ部324は、フレ−ムからスロット3
26を通して突出する。ここで図24に示すように、油
圧アクチュエ−タ320が延伸すると、回動剪断ブレ−
ド340が逆時計回りに回転してワーク片を剪断する。
また図25に示すように、油圧アクチュエ−タ320が
収縮されると、回動剪断ブレ−ド340は図示するよう
に、また、図25で強調したように時計回りに回転し、
剪断部を開口して接近部と見えない末端部とを形成す
る。
【0072】図26と図27とに図示されるように、剪
断ツ−ル300は油圧モ−タ450によってその長手軸
回りに回転する。ピニオン455はギア460の歯を内
側に対向する歯465と嵌合する。内部スラスト軸受
(図示せず)とのジョイント470は剪断ツ−ル300
を支持軸受370に保持する。換言すると、ジョイント
470は支持軸受370全体を一緒に保持する。剪断ツ
−ル300をブラケット360に押し込む負荷は、大円
周座部380によって保持され、その座部にはフレ−ム
310上のそれに合体する座部(図示せず)が配置され
ている。剪断ツ−ル300をブラケット360から引き
離す負荷はジョイント470によって実質的には保持さ
れている。油圧モ−タ450は両方向に動力を供給す
る。ピニオン455が1方向に運転されると、ツ−ル3
00全体はそれに応じて回転する。油圧モ−タ450へ
の流体の供給を中止すると、ツ−ルの回転をブレ−キ
し、更なる移動を防止する。油圧モ−タ450は、アク
チュエ−タ320のようなその他の油圧プライムム−バ
に対する動力供給に使用されている同じポンプ(図示せ
ず)を使用できる。
【0073】剪断ツ−ル300全体のコンパクトな線型
設計は、強力なアクチュエータとしての能力を提供しつ
つ、小さな領域でも操作ができるようにする。細長い設
計は(フレ−ムの長手方向軸に対して直角な面で切断し
たときの)低断面比率をもたらし、それによって剪断ツ
−ル300を狭い空間に挿入でき、かつ、剪断ツ−ル3
00を狭小空間でもむしろ容易に長手軸回りに回転可能
にしている。
【0074】(剪断ブレ−ド位置合わせ特性)図28a
と図28には、回動剪断ブレ−ド340と固定剪断ブレ
−ド330のチップ部分を図示する。図28の形態で
は、前側チップ輪郭は、4個の輪郭部501ないし50
4からなり、これら4つの輪郭部は対向エッジ505と
協同して材料を剪断する。回動剪断ブレ−ド340は回
動して材料を剪断するので、切断チップ513は、回動
剪断ブレ−ド340の対向エッジ505を横断する最初
の部分である。次いで、回動剪断ブレ−ドが更に回動す
るにつれて、部分502と503とが対向エッジ505
を横断する。次いで、回動剪断ブレ−ドがそれより更に
回動するにつれて、部分501と504とが対向エッジ
505を横断する。
【0075】回動剪断ブレ−ドは、符号522で示す方
向への位置合わせの小さなずれによっても影響を受ける
場合がある。このことは、主回動軸受の摩耗または固定
剪断ブレ−ド330もしくは回動剪断ブレ−ド340の
いずれかのある程度の変形、例えば、組成、厚み、強度
または品質などの異なる材料を加工することから生じる
不均一な摩耗抵抗によって起こりうる変形などによって
起こり得る。しかしながら、傾斜したエッジ部501と
504との存在によるかかる位置合わせの狂いは、回動
剪断ブレ−ド340を固定剪断ブレ−ド330と再位置
合わせすることによって補償することができる。
【0076】回動剪断ブレ−ド340と固定剪断ブレ−
ド330の切断エッジの位置合わせ補正特性は、図30
aないし図30dにより詳細に図示されている。同図に
は、前図と同様な切断エッジ輪郭部301ないし305
が説明的に図示されている。つまり、同図では、固定剪
断ブレ−ド330も回動剪断ブレ−ド340もそれら自
体は図示せずに線でそれらの位置を表している。 ・図30aは、固定剪断ブレ−ド330の切断エッジ5
05によって規定される開口部519に回動剪断ブレ−
ド340を挿入する前の位置での輪郭を示す。 ・図30bは、固定剪断ブレ−ド330の切断エッジ5
05によって規定される開口部519への剪断ブレ−ド
の挿入を開始した位置でのある位置の輪郭を示す。 ・図30cは、固定剪断ブレ−ド330の切断エッジ5
05によって規定される開口部519への剪断ブレ−ド
の挿入直後の位置での輪郭を示す。 ・図30dは、固定剪断ブレ−ド330の切断エッジ5
05によって規定される開口部519への剪断ブレ−ド
の挿入後十分に時間が経過した場合の位置での輪郭を示
す。
【0077】図30bには、回動剪断ブレ−ド340の
切断エッジの面取り部分501、504は、たとえ回動
剪断ブレ−ドが開口部519との位置合わせより僅かに
ずれていても、それらが対向する剪断輪郭505の角部
511、512に沿って載置されるポイントに存在す
る。面取り部分501、504は、あらゆる所望程度の
傾斜または長さを有することができることに注目すべき
である。より急角度に傾斜させた部分501/504は
嵌合する表面とエッジ上において摩耗と応力がより少な
くなるであろうが、所定の幅に対する位置合わせのずれ
には耐えられないであろう。事実、全体の輪郭の形状
は、回動剪断ブレ−ド340を固定剪断ブレ−ド330
に位置合わせすることができるいかなる形状でもよい。
チップの形状に対する要件は次の通りである。 1.チップ513がいくらか程度の横方向(矢印522
で示す方向)の公差をもって開口部519に挿入できる
こと。 2.回動剪断ブレ−ドと固定剪断ブレ−ドのエッジが嵌
合し始めたときに、その嵌合によって、同ブレ−ドが回
動剪断ブレ−ド340を開口部519に対して中央位置
に向けること。
【0078】また、図9ないし12および図14のポイ
ント164について前述したシ−ト貫通機能は、切断チ
ップ513によっても達成されることも理解すべきであ
る。この形態においては、弓型ブレ−ド剪断設計の形態
について前述した利点、つまり、材料の取り扱い、同時
かつ多重の剪断位置および力に対する要求が低いという
利点を犠牲にすることなしに、プレ−ト状材料の貫通を
進行することができる。
【0079】図31に示すように、別の形態において
は、図28a、図28b、図30aないし30dの形態
における先の尖った角部を丸めてより滑らかな輪郭にし
ている。なお、対応する部分は主要形態と同じ符号を付
している。このような滑らかな輪郭は、応力(内面およ
び表面)を減ずるのに好ましく、したがって、切断エッ
ジの摩耗を減ずることになる。
【0080】図32(b)は、回動剪断ブレ−ド340
と固定剪断ブレ−ド330とが刻み目を付けることによ
ってシ−ト状材料を切断するように構成されている。こ
の構成によって、剪断機がプレ−ト材料中を進行する際
の困難性が除去されて、深い切れ目を付けると共に、プ
レ−トの両側を切断して均一なより深い切れ目を入れる
ことができるようになる。この刻み目−切断能力は、回
動剪断ブレ−ド340が固定剪断ブレ−ド330の方向
に回動したときに、回動剪断ブレ−ド340の反対側の
チップ切断インサ−ト613を取り囲む切断インサ−ト
601、603、605のスカ−ト部600によって付
与される。チップ切断インサ−ト613の切断エッジ6
13aのそれぞれの部分は、切断インサ−ト601、6
03、605上の切断エッジ601a、603a、60
5aに対して垂直方向に対向して配置されている。後者
は、チップ切断インサ−ト613が切断インサ−ト60
1、603、605上のそれぞれの切断エッジ601
a、603a、605aによって規定される開口部62
0中に挿入するときに、チップ切断インサ−ト613を
取り囲むように構成される。この構成は刻み目を入れる
能力を付与する。
【0081】本形態において、切断インサ−トのスカ−
ト部600は、側部切断インサ−ト601と、末端部切
断インサ−ト603と、リリ−ス切断インサ−ト605
とを有する。本明細書において使用する用語「リリ−
ス」は、後述する詰まり(ジャム)解除(リリ−ス)特
性を持つ切断インサ−トの1つに対して使用する。水平
面においては、切断エッジ601a、603a、605
aは、連続な弓形輪郭を形成する。この輪郭の全部の角
度は、所望ならば、単一の末端部切断インサ−ト603
によって付与することができる。したがって、側部なら
びにリリ−ス切断インサ−トは製造が簡単になる。別の
方法としては、いくつかの角度は、図33および図34
に図示する別の形態の場合のように側部ならびにリリ−
ス切断インサ−トによって付与することもできる。スカ
−ト部を形成する切断インサ−トの数は、実用的な製法
ならびにメンテナンスについての考察に基づいて、少な
くすることも多くすることもできる。また、スカ−ト部
600は全体を四角にすることもでき、それによって末
端部切断インサ−ト603と、側部切断インサ−ト60
1と、リリ−ス切断インサ−ト605とは水平面では平
らな輪郭を有する。
【0082】これらの形態のいずれも上記自己位置合わ
せ特性と一致する。リリ−ス切断インサ−ト605は、
前記形態のガイドブレ−ドと同一のピボットブレ−ド3
40ガイド機能を発揮する。つまり、リリ−ス切断イン
サ−ト605は、側部切断インサ−ト601と相対し、
回動剪断ブレ−ド340が固定剪断ブレ−ド330との
位置合わせ位置から動かないことを確保する。
【0083】図32(b)を参照しつつ図32(a)を
参照して、除去可能な末端部切断インサ−ト603’
は、図示された複合切断エッジによって特長付けられ
る。この複合エッジ端部切断インサ−ト603’は、固
定剪断ブレ−ド330の末端部の補完的な形状にしたポ
ケットに適合する。複合エッジ末端部切断インサ−ト6
03’は、2個の左右相称の対称を有し、4つの構成に
接合できるようになっている。この4つの構成のそれぞ
れは異なる切断エッジに露出している。4個の切断エッ
ジ603a’の1つが使用して鈍くなった場合には、こ
の複合エッジ末端部切断インサ−ト603’は単に再配
向して新しい切断エッジ603a’を露出させるだけで
よい。
【0084】(詰まり解除/除去特性)図33に示すよ
うに、材料625は、側部切断インサ−ト601もしく
はリリ−ス切断インサ−ト605と、回動剪断ブレ−ド
340との間の空間に詰まってしまうことがある。この
ことは、非常に大きな力を要することになり、回動剪断
ブレ−ド340を開口部519から引き抜くことが非常
に困難になる。この詰まった(ジャム)状態を解除する
ためには、リリ−ス切断インサ−ト605はリリ−ス機
構635によって支持される。
【0085】図34を参照して、リリ−ス機構635
は、ガイドスリ−ブ630とロックワッシャ634の付
いたボルト632とによってその場所に保持される1対
のくさびインサ−ト637、639を有する。なお図示
した要素の比率は明示するために誇張していることに留
意すべきである。締め具はまた固定剪断ブレ−ド330
に対して切断インサ−ト605を精密に位置付ける。ガ
イドスリ−ブ630は固定剪断ブレ−ド330の孔に挿
入し、かなり密着して固定する。ガイドスリ−ブ630
はまた切断インサ−ト605の対応する孔に密着して固
定し、それを固定剪断ブレ−ド330に対して正確に位
置付けている。また、このように密着して固定すること
は、ガイドスリ−ブ630の軸に対して直角な力が回動
剪断ブレ−ド340の移動によって付与されたときに、
対応する切断インサ−ト601、603、605がそれ
ぞれその場所に固定して保持されることを確保する。ガ
イドスリ−ブはくさびインサ−ト637を密着してまた
は緩着して配置することができる。材料が詰まった場合
には、ボルト632とガイドスリ−ブ630を除去し、
回動剪断ブレ−ドは油圧アクチュエ−タによって後ろ側
に引き抜く。このことは、2個のくさびインサ−ト63
7間の表面に対する直角成分を有する力を発生し、それ
らを解放する助けをする。また、移動の各増加分は2個
のくさびインサ−ト637を更に分離し、最終的には詰
まりは解除され、回動剪断ブレ−ド340は固定剪断ブ
レ−ド330から離れて後方に移動する。
【0086】図35に示すように、解除機構の別の形態
においては、単一のくさびインサ−ト637が使用さ
れ、そのくさびインサ−ト637は改良リリ−ス切断イ
ンサ−ト605’の面取り部分と嵌合する。この構成の
その他の形態は、図34に示す形態と同じである。図3
6を参照して、解除機構の別の形態としては、単一のく
さびインサ−ト637を使用して、そのインサ−トが改
良固定剪断ブレ−ド330’の面取りした表面によって
支持されている。図37には更に別の解除機構が図示さ
れていて、その機構にはくさびインサ−トは何ら使用さ
れてない。この形態においては、改良固定剪断ブレ−ド
330’と改良リリ−ス切断インサ−ト605’とは角
度を付けた表面を有する。
【0087】この発明に係る好ましい形態について、添
付図面を参照して説明したが、この発明はそれらの形態
に何ら限定されるものではなく、種々の変更ならびに改
良は、付随する特許請求の範囲によって規定するこの発
明の範囲ならびに精神に逸脱しないで、当業者であれば
実施できるものと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の剪断機の概略説明図。
【図2】先行技術のスロット型剪断機の斜視図。
【図3】角度を付けた上側ジョーを開口させた状態の先
行技術のスロット型剪断機の側面図。
【図4】(b)は上側ジョーを完全に閉口させた状態の
先行技術のスロット型剪断機の側面図、(a)は大型プ
レ−トを切断する間の図3と図4(b)の先行技術の剪
断機の斜視図。
【図5】先行技術のはさみ型剪断機のジョーの斜視図。
【図6】この発明の1形態に係る剪断機の剪断ブレ−ド
を示す概略平面図。
【図7】この発明の1形態に係る剪断機を示す側面図。
【図8】図7の剪断機の平面図。
【図9】切断開始時のブレ−ドの相互作用を示す、図7
の剪断機の拡大斜視図。
【図10】図9のブレ−ド位置直後における剪断機の最
初の貫通を示すプレ−トの斜視図。
【図11】図9で示したブレ−ド位置よりも後の切断段
階での図7の剪断機の拡大斜視図。
【図12】図11で示す条件で剪断機によって形成した
切れ目を示すプレ−トの斜視図。
【図13】図11の線XIII−XIIIでの断面図。
【図14】図7と図8で示す剪断機のノ−ズ片の拡大分
解図。
【図15】平プレ−トの剪断に使用するのに適したピッ
クアップ歯を示す側面図。
【図16】丸い棒の剪断に使用するのに適したピックア
ップ歯を示す側面図。
【図17】別の形態のピックアップ歯の側面図。
【図18】更に別の形態のピックアップ歯の側面図。
【図19】(a)は丸い棒をピックアップし、剪断する
初期段階における図1の剪断機を示す概略側面図、
(b)は丸い棒をピックアップし、剪断する更に進行し
た段階の図、(c)は丸い棒を剪断する最終段階の図。
【図20】剪断機の側面図。
【図21】パワーショベルの側面図。
【図22】(a)は、長手軸回りに剪断ツ−ルを360
°回転したときのこの発明の形態を示す斜視図、(b)
はトラックで駆動する車両上の位置合わせ装置に連結し
た(a)に示す形態の側面図。
【図23】(a)は図22(a)の剪断ツ−ルの上面
図、(b)は図22(a)の剪断ツ−ルの側面図。
【図24】閉口位置にある図22(a)の剪断ツ−ルを
示す概略説明図。
【図25】開口位置にある図22(a)の剪断ツ−ルを
示す概略説明図。
【図26】図22(a)の剪断ツ−ルの支持軸受を示す
分解図。
【図27】図26の軸受を駆動するためのモ−タ駆動の
動力供給のための配管システムを示す分解図。
【図28】(a)は剪断ブレ−ドの自己位置合わせを確
保するために設計されたチップを有する剪断ツ−ルのチ
ップを示す斜視図、(b)は構成成分間の関係を示す剪
断ツ−ルを示す斜視図。
【図29】(a)(b)及び(c)は、剪断ツ−ルを閉
口する3つの進行程度をそれぞれ示す図21aのチップ
の斜視図。
【図30】(a)(b)(c)及び(d)は、それぞれ
の進行程度の図28(a)の剪断ツ−ルの上下切断エッ
ジによって形成される輪郭の相対的位置を示す説明図。
【図31】剪断ブレ−ドの自己位置合わせを確保するた
めの別の設計をした先端部を有する剪断ツ−ルのチップ
を示す斜視図。
【図32】(b)は上側先端切断インサ−トと連関して
刻み目付与能力を提供する切断インサ−トのスカ−ト部
を示す剪断ツ−ルの前側端部の斜視図、(a)は末端部
切断インサ−トの斜視図。
【図33】剪断ツ−ルに詰まったワ−クピ−スと共にジ
ャム解除機構を示す剪断ツ−ルの前側端部の斜視図。
【図34】図33のジャム解除機構の種々の形態を示す
断面図。
【図35】図33のジャム解除機構の種々の形態を示す
断面図。
【図36】図33のジャム解除機構の種々の形態を示す
断面図。
【図37】図33のジャム解除機構の種々の形態を示す
断面図。

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2剪断ブレ−ドは相互に連結
    されて、それらの間で材料を剪断するように前記剪断機
    を閉口するときに、互いに協調して第1ならびに第2剪
    断エッジに沿って前記材料を剪断すること;前記第2剪
    断エッジが前記第2剪断ブレ−ドの前側チップを取り囲
    む連続する第1側部、末端部ならびに第2側部を有する
    こと;前記第1剪断エッジは、第1ならびに第2対向エ
    ッジと、前記第1ならびに第2対向エッジのそれぞれの
    端部における隣接末端エッジとを規定し、連続剪断エッ
    ジを形成し、該連続剪断エッジは、前記材料を剪断する
    ために前記剪断機が閉口されるときに、前記第2剪断ブ
    レ−ドの前側チップを取り囲むと共に、前記対向エッジ
    の間に開口部を規定するように形成されること;前記第
    2剪断ブレ−ドが前記開口部に強制挿入される結果とし
    て、前記第1ならびに第2剪断エッジが互いに協調して
    前記材料に連続切り欠きを形成することからなることを
    特徴とする剪断機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の剪断機において、前記第
    2剪断エッジの第1側部が前記前側チップから離れるよ
    うに延伸して第1J字形状を形成する剪断機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の剪断機において、前記第
    1剪断エッジの第1対向エッジが前記隣接末端エッジか
    ら離れるように延伸して前記第1J字形状と実質的に同
    延の第2J字形状を形成する剪断機。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の剪断機において、前記末
    端エッジが前記第2剪断ブレ−ドの延伸方向に直角な面
    に沿って屈曲し、前記対向する第1ならびに第2対向エ
    ッジが前記面に沿って実質的に直線形状であって、それ
    によって前記第1剪断エッジが滑らかな輪郭で第2剪断
    ブレ−ドの前側チップを取り囲む剪断機。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の剪断機において、前記末
    端エッジが前記第2剪断ブレ−ドの延伸方向に直角な面
    に沿って少しずつ屈曲し、前記対向する第1ならびに第
    2対向エッジが前記面に沿って実質的に直線形状であっ
    て、それによって前記第1剪断エッジが少しずつ滑らか
    な輪郭で第2剪断ブレ−ドの前側チップを取り囲んでい
    る剪断機。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の剪断機において、前記第
    2剪断エッジの前側チップが三次元形状を有し、それに
    よって、前記前側チップの残りの部分の前に前記前側チ
    ップの先導部分が前記開口部に挿入されるように構成さ
    れる剪断機。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の剪断機において、前記第
    2剪断エッジの第1側部が前記前側チップから離れる方
    に延伸して第1J字形状を形成する剪断機。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の剪断機において、前記第
    1剪断エッジの第1対向エッジが前記隣接末端エッジか
    ら離れる方に延伸して、前記第1J字形状と実質的に共
    に延伸する第2J字形状を形成する剪断機。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の剪断機において、前記前
    側チップの前記先導部だけが前記開口部に挿入し、前記
    前側チップの残りの部分が前記開口部の外側に残留して
    いるときに、前記第2剪断エッジの前側チップの三次元
    形状と、前記J字形状とが、前記第1J字形状の長手軸
    に直角に前記第2剪断ブレ−ドをある程度の運動ができ
    るように構成されている剪断機。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の剪断機において、前記
    三次元形状は、前記第1ならびに第2剪断エッジが前記
    第1ならびに第2J字形状部分全体に沿って剪断相互作
    用のために位置合わせされるように前記第2剪断ブレ−
    ドが案内されて前記開口部と位置合わせされるように構
    成されている剪断機。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の剪断機において、前
    記第1ならびに第2剪断エッジが、前記先導部分から開
    始し、徐々に前記先導部分から距離が増加する方向に剪
    断することによってプレ−トを剪断するような形状に形
    成されている剪断機。
  12. 【請求項12】第1ならびに第2剪断ブレ−ドと;前記
    第1剪断ブレ−ドは第1ならびに第2外向切断エッジと
    チップ切断エッジを持つ第1エッジを有し、前記第1な
    らびに第2切断エッジは前記チップ切断エッジから離れ
    る方向に延伸しかつそれと連続して、前記第1ならびに
    第2内向切断エッジと前記チップ切断エッジが前記第1
    剪断ブレ−ドのチップ部分を取り囲んでいること;前記
    第2剪断ブレ−ドは第1ならびに第2内向切断エッジと
    末端切断エッジとを持つ第2エッジを有し、前記第1な
    らびに第2内向切断エッジは前記末端切断エッジから離
    れる方に延伸しかつそれと連続して、前記第1ならびに
    第2内向切断エッジと前記末端切断エッジが前記第1な
    らびに第2内向切断エッジと前記チップ切断エッジと実
    質的に共延し、それらと剪断相互作用をするための位置
    に配置されていること;前記第2エッジが開口部を規定
    すること;前記第1ならびに第2剪断ブレ−ドは前記チ
    ップ切断エッジが前記開口部に挿入できるように相互に
    連結され、前記第1エッジは、前記チップ切断エッジが
    前記第1ならびに第2外向切断エッジによって前記開口
    部中に追従し、それによって、前記剪断機が前記第1な
    らびに第2剪断ブレ−ド間に配置される平らなワーク片
    に刻み目を入れることができるように形成されているこ
    と;前記第1エッジは三次元形状を有していて、その三
    次元形状によって、前記チップ切断エッジの残り部分の
    前に前記チップ切断エッジの前記先導部分が前記開口部
    中に挿入すること;前記第2剪断エッジの前記第1エッ
    ジの三次元形状は、前記チップエッジの前記先導部分だ
    けが前記開口部に挿入されかつ前記チップエッジの前記
    残り部分が前記開口部の外側に残っているときに前記第
    1剪断ブレ−ドがある程度の動作をすることができるこ
    とを特徴とする剪断機。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の剪断機において、前
    記三次元形状は、前記第1ならびに第2エッジが前記第
    1ならびに第2エッジの全体に沿って剪断のための相互
    作用をするために位置合わせされるように、前記第1剪
    断ブレ−ドが前記開口部中を案内されて位置合わせされ
    るように構成されている剪断機。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の剪断機において、前
    記第1ならびに第2エッジは、前記先導部分から始まっ
    て前記先導部分から距離を増す方向に徐々に剪断をする
    ようにプレ−トを剪断するように形状がなされている剪
    断機。
  15. 【請求項15】請求項12に記載の剪断機において、前
    記第1エッジの第1外向切断エッジが前記第2外向切断
    エッジよりも前記チップ切断エッジから更に離れるよう
    に延伸して第1J字形状を形成する剪断機。
  16. 【請求項16】請求項7に記載の剪断機において、前記
    第2エッジの第1内向切断エッジが前記末端エッジから
    離れるように延伸し、前記第1J字形状と実質的に共延
    する第2J字形状を形成する剪断機。
  17. 【請求項17】第1ならびに第2剪断ブレ−ドはそれぞ
    れ第1ならびに第2切断エッジを有し、前記第1ならび
    に第2剪断ブレ−ドが閉口方向に回動するときに、前記
    第1ならびに第2剪断ブレ−ドは回動自在に相互結合
    し、前記第1ならびに第2切断エッジを嵌合して、それ
    らの間に配置したワーク片を切断すること;前記第1な
    らびに第2剪断切断エッジは、前記第1ならびに第2剪
    断ブレ−ド間の初期嵌合の後に、前記第1剪断ブレ−ド
    を前記第2剪断ブレ−ドに位置合わせさせるような形状
    をしていて、そして、前記初期嵌合の前に前記第1なら
    びに第2剪断ブレ−ドの位置合せがなされていないとき
    には、前記第1ならびに第2剪断ブレ−ドを前記閉口方
    向に継続的に回動するように構成されていることを特徴
    とする剪断機。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の剪断機において、前
    記第1剪断ブレ−ドを前記第2剪断ブレ−ドに対して前
    記回動によって規定される円弧に対して直角の方向に付
    勢することによって、前記第1剪断ブレ−ドが前記第2
    剪断ブレ−ドと位置合わせされる剪断機。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の剪断機において、前
    記第1切断エッジは前記第1剪断ブレ−ドのチップの約
    270°を取り囲む剪断機。
  20. 【請求項20】請求項17に記載の剪断機において、前
    記第1切断エッジは前記第1剪断ブレ−ドのチップの約
    270°を取り囲む剪断機。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の剪断機において、前
    記第2切断エッジは、前記第1剪断ブレ−ドの前記チッ
    プを取り囲む形状になっていて、それによって、前記第
    2切断エッジが前記第2切断エッジの対向部分の間に開
    口部を規定する剪断機。
  22. 【請求項22】請求項21に記載の剪断機において、前
    記第1切断エッジは、前記第1ならびに第2剪断ブレ−
    ドが前記閉口方向に回動するときに、前記初期嵌合の直
    前に、前記チップが前記開口部に挿入するように形状が
    形成されている剪断機。
  23. 【請求項23】請求項22に記載の剪断機において、前
    記第1ならびに第2切断エッジは、前記第1ならびに第
    2剪断ブレ−ドが前記閉口方向に回動するときに、前記
    ワーク片に切れ目を形成するようにその形状が形成され
    ている剪断機。
  24. 【請求項24】第1剪断ブレ−ドは第1切断エッジと前
    記第1切断エッジの反対側にガイド面とを有すること;
    第2剪断ブレ−ドは第2切断エッジを有し、前記第2剪
    断ブレ−ドが、前記第1切断エッジと操作中に連係し
    て、前記第1ならびに第2剪断ブレ−ドの閉口相対運動
    中に前記第1ならびに第2剪断ブレ−ドの間に配置した
    対象物を剪断できること;前記第2剪断ブレ−ドが、前
    記閉口相対運動中に前記第1切断エッジと前記ガイド面
    との間に規定される隙間に挿入すること;前記隙間は、
    前記対象物が前記第2剪断ブレ−ドと、前記第1切断エ
    ッジと前記ガイド面の1つとの間の空間中に挟まってし
    まって、前記第2剪断ブレ−ドが詰まってしまうような
    ものであること;前記第1切断エッジと前記ガイド面と
    の1つは、可動部材に支持されていて、前記閉口相対運
    動とは方向が反対の開口相対運動中に前記第2剪断ブレ
    −ドとの摩擦嵌合によって前記可動部材を移動すること
    によって、前記詰まった対象物を解除するように構成さ
    れていることを特徴とする剪断機。
  25. 【請求項25】請求項24に記載の剪断機において、前
    記可動部材は、前記対象物が詰まらないようにその場所
    に保持されるように選択的に可動できる剪断機。
  26. 【請求項26】請求項24に記載の剪断機において、前
    記第1剪断ブレ−ドが前記ガイド面に隣接した第3切断
    エッジを有する剪断機。
  27. 【請求項27】請求項24に記載の剪断機において、前
    記第1切断エッジと前記第3切断エッジとは、前記第2
    剪断ブレ−ドが前記隙間に挿入したときに、前記第2切
    断エッジを取り囲む連続切断エッジを形成する剪断機。
  28. 【請求項28】請求項24に記載の剪断機において、前
    記可動部材が前記第1剪断ブレ−ドに接合可能な別個の
    要素である剪断機。
  29. 【請求項29】請求項28に記載の剪断機において、前
    記可動部材は前記第1剪断ブレ−ドの第2斜面に支持さ
    れた第1斜面を有し、前記第1ならびに第2斜面は、前
    記閉口相対運動中に前記第2切断エッジと前記第1切断
    エッジとが嵌合する間に前記第2切断エッジの運動方向
    に対して斜めの面と平行である剪断機。
  30. 【請求項30】請求項29に記載の剪断機において、前
    記運動方向と前記面との間の角度は、前記第1ならびに
    第2斜面の間の圧力が前記開口相対運動中に解放される
    ように構成されている剪断機。
  31. 【請求項31】剪断機に使用する剪断ブレ−ドアセンブ
    リにおいて、該剪断ブレ−ドアセンブリが、フレ−ム
    と;ナイフ要素が切断エッジとガイド面とを有してい
    て、剪断操作中の閉口運動の間に前記剪断ブレ−ドアセ
    ンブリと操作により連係して別の剪断ブレ−ドと嵌合
    し、案内するように配向されていること;前記ナイフ要
    素を受け取るための前記フレ−ム上の支持面と;前記支
    持面が、前記ナイフ要素を受け取ったときに前記ガイド
    面と斜角を形成すること;を特徴とする剪断機に使用す
    る剪断ブレ−ドアセンブリ。
  32. 【請求項32】請求項31に記載の剪断ブレ−ドアセン
    ブリにおいて、前記フレ−ムは前記フレ−ムの主要部分
    に結合可能な第1中間要素を有し、前記第1中間要素は
    くさび型形状であって、かつ、その上面が前記支持面に
    なっていて、第1軸受面が前記ガイド面に平行な前記支
    持面とは反対側の前記第1中間要素の側面に構成されて
    いる剪断機。
  33. 【請求項33】請求項32に記載の剪断ブレ−ドアセン
    ブリにおいて、前記ナイフ要素と前記第1中間要素と
    は、前記フレ−ムの前記主要部分から同時に解放可能で
    ありかつ少なくとも1個の固定ボルトで固定可能な剪断
    機。
  34. 【請求項34】請求項32に記載の剪断ブレ−ドアセン
    ブリにおいて、前記ナイフ要素は前記ナイフ要素の主要
    部分に結合可能な第2中間要素を有し、前記第2中間要
    素はくさび型形状であって、かつ、前記支持面に対して
    合体する合体面を有し、第2軸受面が前記ガイド面と平
    行な前記合体面とは反対側の前記第2中間要素の側にあ
    り、前記合体面と前記支持面とが平行であるように構成
    されている剪断機。
  35. 【請求項35】請求項34に記載の剪断ブレ−ドアセン
    ブリにおいて、前記ナイフ要素と前記第1ならびに第2
    中間要素とは、前記フレ−ムの前記主要部分から同時に
    解放可能であり、かつ、少なくとも1個の固定ボルトで
    前記主要部分に固定可能である剪断機。
  36. 【請求項36】下側ジョーと;前記下側ジョーの下側ブ
    レ−ドと;前記下側ジョーに回動可能に連結する上側ジ
    ョーと;前記上側ジョーの鎌状内面と;前記上側ジョー
    の鎌状上側ブレ−ドと;前記鎌状上側ブレ−ドを前記下
    側ブレ−ドとはさみ状切断作用によって相互作用させる
    手段と;前記鎌状内面と前記鎌状上側ブレ−ドとのそれ
    ぞれが、前記内面と前記上側ブレ−ドのそれぞれの少な
    くとも実質的部分の上部において実質的に一定した曲面
    を持って上部が開口した略凹状形状をしていること;前
    記上側ジョーと前記下側ジョーとを開閉する手段と;前
    記開閉手段は、前記上下ブレードのそれぞれの末端部か
    ら始まり前記上下ブレードのそれぞれの中間位置に延び
    る、前記上側ブレ−ドと前記下側ブレ−ドとの間の空間
    を閉口する手段を含んでいること;を特徴とする剪断
    機。
  37. 【請求項37】請求項第36項に記載の剪断機におい
    て、前記上側ジョーの末端部のチップが前記上側ジョー
    の略横方向に沿って延伸し、前記下側ジョーの末端部に
    リップ部が設けられ、はさみ状切断作用によって前記リ
    ップ部が前記チップと相互作用をするための手段が設け
    られている剪断機。
  38. 【請求項38】下側ジョーと;前記下側ジョーの下側ブ
    レ−ドと;前記下側ジョーに回動可能に連結した上側ジ
    ョーと;前記上側ジョーの上側ブレ−ドと;前記下側ジ
    ョーと前記上側ジョーの少なくとも1つが鎌状内面を有
    すること;前記上側ブレ−ドと前記下側ブレ−ドとの少
    なくとも1つが、鎌状内面を有する前記少なくとも1つ
    の前記下側ジョーと前記上側ジョーに対応した鎌状切断
    エッジを有すること;前記鎌状内面と前記鎌状切断ブレ
    −ドのそれぞれが、前記鎌状内面と前記鎌状切断ブレ−
    ドのそれぞれの少なくとも実質的部分の上部において実
    質的に一定した曲面を持って外側に開口した凹状形状を
    していること;前記上側ブレ−ドと前記下側ブレ−ドが
    はさみ状作用にて相互作用可能に形成されていて、該は
    さみ状作用が前記上下ブレードの最末端部から前記鎌状
    切断エッジに沿って同時に内側に進行するように構成さ
    れていること;を特徴とする剪断機。
  39. 【請求項39】定置ジョーと;前記定置ジョーの定置ブ
    レ−ドと;前記定置ジョーに回動自在に連結された可動
    ジョーと;前記可動ジョーの可動ブレ−ドと;前記定置
    ジョーと前記可動ジョーの少なくとも1つが鎌状内面を
    有すること;前記可動ブレ−ドと前記定置ブレ−ドの少
    なくとも1つが、鎌状内面を有する前記少なくとも1つ
    の前記定置ジョーと前記可動ジョーに対応した鎌状切断
    エッジを有すること;前記鎌状内面と前記鎌状切断ブレ
    −ドのそれぞれが、前記鎌状内面と前記鎌状切断ブレ−
    ドのそれぞれの実質的部分において実質的に一定した曲
    面を持って外側に開口した凹状形状をしていること;前
    記定置ブレ−ドと前記可動ブレ−ドがはさみ状作用にて
    相互作用可能に形成されていて、該はさみ状作用が前記
    定置ブレ−ドと前記可動ブレ−ドとの最末端部から前記
    鎌状切断エッジに沿って同時に内側に進行するように構
    成されていること;を特徴とする剪断機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012012780A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Taguchi Kogyo:Kk 大型アタッチメント
KR101211388B1 (ko) * 2011-02-22 2012-12-13 고승환 절단기의 절단날 배치구조
US9333570B2 (en) 2006-09-27 2016-05-10 Caterpillar Inc. Reversible bolt-on piercing tip
EP3560646A4 (en) * 2018-02-27 2020-07-01 Nihon Sougou Recycle Co., Ltd. SHEAR DEVICE FOR DISASSEMBLING A LARGE AIRCRAFT AND WORKING VEHICLE FOR DISASSEMBLING A LARGE AIRCRAFT
JP2020143442A (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 可明 高倉 マルチ解体機

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