JP3405733B2 - 有機組織保存用過酸化ジアルキル(c▲下1▼〜c▲下6▼)ケトン含有組成物および動物またはヒトの有機組織の保存ならびに解剖学的調製における該組成物の使用 - Google Patents

有機組織保存用過酸化ジアルキル(c▲下1▼〜c▲下6▼)ケトン含有組成物および動物またはヒトの有機組織の保存ならびに解剖学的調製における該組成物の使用

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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N1/00Preservation of bodies of humans or animals, or parts thereof

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の属する技術分野 本発明は動物およびヒトの組織の保存に関する技術分
野に属する。さらに詳しくは、本発明は自然的腐敗プロ
セスおよび菌による汚染に対する、死体の組織およびヒ
トならびに動物の死体の一時的および恒久的な保存に有
用な有用な組成物を提供する。
発明の先行技術 動物およびヒトの死体ならびに該死体から取り外した
器官および組織の保存には、歴史上長い伝統があり、ま
ず文化的理由によるものから、およびルネッサンスの頃
からは解剖学的研究を目的としても行われている。
現在、ヒトの死体の保存はいまだ文化的理由によって
行われるが、病理学および解剖学的研究ならびにある場
所から別の場所への死体の輸送の目的によっても行われ
る。同様に、動物の死体の保存という処理は上記目的以
外に公的および私的教育において一層利用されている。
現在の保存技術は、本質的に防腐処理技術に基づいて
おり、種々の薬剤への浸漬法が用いられている。このよ
うな薬剤には、固定剤および保存剤としてのアルコー
ル、菌の成長の予防手段としてのタンニン酸、腐敗阻止
およびミイラ化促進のための塩化第二水銀、ヒ素、グリ
セロール、パラフィン、アセトンおよびシリコンの組み
合わせならびに1868年に化学者ウイルヘルムV.ホフマン
によって発見されたホルムアルデヒドまたはホルマリン
がある。安価であることおよび優れた保存特性のため
に、今なお動物およびヒトの死体ならびに組織の保存剤
として最も広範に用いられている薬剤はホルマリンであ
る。
しかし、その付随的毒性および有害性ならびに発ガン
性の影響のために、現在ではホルムアルデヒドの使用は
科学団体および厚生機関において疑問視されており、保
存剤としてのホルマリンの使用を禁止を考慮するという
研究やプロジェクトがある。この他にも、粘膜および気
管を刺激する薬剤であることや通常非常に不快な臭いと
して知覚される特徴的な臭気をもつことなど、ホルムア
ルデヒドには公知の不利点がある。
一方、常套の保存技術の手段および現在の保存剤を使
用しても、微生物学的薬剤や菌による自然の腐敗プロセ
スに対する組織の完全な保護というものは達成されてお
らず、組織の柔軟性を生体組織と同程度に復元すること
も達成されていない。
たとえば死体の輸送、埋葬前の葬儀場における保存、
検死解剖が行われる前の法廷慣例における保存などの場
合に必要あるいは便利な常套の一時的保存技術として挙
げられるものは、死体を冷凍保管室に安置しておくこ
と、あるいは動脈もしくは体腔にホルマリンを充填して
おくことに本質的に限定されるが、これらの処理では満
足できる保存結果が得られず、その他にも不利点を挙げ
ると、該冷凍保管室の場合、その建設、運用および維持
の費用が高価なことである。そして動脈充填の場合、高
度に熟練した技術者が必要である。
一方、実際問題として、幾つかの技術分野ではホルム
アルデヒド/ホルマリンを用いて解剖学的サンプルの製
造が行われている。当該技術分野とは、骨の白色化、死
体,ミイラ化した動物の身体やその一部の復原、神経組
織の着色、萎んだ内蔵の柔軟化、腐食反映法(コロジオ
ン−リフレクション・テクニック)による血管サンプル
の獲得ならびに動物の身体あるいは胎児の透明化(diap
hanization)などである。
攻撃的な界面活性剤を用いて行われる常套の骨白色化
技術によって得られる結果は、均質な白色化を行うのが
困難であることや使用される界面活性剤の攻撃性によっ
て処理された骨の組織がダメージを受けることから、完
全には満足しうるものではない。
現在行われている常套の動物またはヒトの死体あるい
はその一部の復原技術は、ミイラ化した組織を柔軟化す
る技術や室温で放置したときの保存性および保存効果の
維持の容易性には到達していない。
常套の中枢神経系の神経組織片の着色技術および萎ん
だ内蔵の柔軟化/保存の技術、腐食反映法による血管サ
ンプルの獲得、ならびに動物の身体または胎児の透明化
技術では、高度な柔軟性をもつ解剖学的サンプルや保護
なしで放置され、かつ腐敗せずに保存されている解剖学
的サンプルに到達することは実際問題として不可能であ
る。
また、常套の腐食反映法を用いてでは、微細な血管の
大部分を維持しておくことは、実際問題不可能とは言え
ないまでも、非常に困難であり、常套の透明化技術に付
随する大きな不利点は長い処理時間(約120時間)が必
要であるということである。
スペイン特許P−9500471の記載に基づいて次の調査
をおこなったところ、該特許に記載されている基本的な
組成物は、噴霧または塗布による死体の一時的保存、骨
の白色化、死体,ミイラ化した動物の身体およびその一
部の復原、神経組織の着色、萎んだ内蔵の柔軟化、腐食
反映法による血管サンプルの獲得および動物の身体また
は胎児の透明化などのその他の有用な適用に用いること
ができるという結果が得られた。
本発明は、毒性が無視できる程度であり、容易に調製
および取り扱うことができ、悪臭がなく、迅速に作用
し、安価であり、骨格および組織ならびにすべてのタイ
プの動物組織の全身体または身体の一部あるいは組織
を、生体に非常に類似した非常に柔軟な状態で保存およ
び復原することが可能である生成物を用いることによ
り、先行技術の不便な点を解消する目的を有する。
さらに、その抗血栓性および血栓溶解特性により、該
生成物は、血管の洗浄という前処理を行う事なく、かつ
コンプレッサーや抗血栓物質を用いることなく血管を通
して組織や死体に注入することができる。
発明の詳細な記載 本発明は、その発明の名称および請求の範囲に示され
るように、有機組織保存用過酸化ジアルキル(C1〜C6
ケトン(好ましくは過酸化エチルメチルケトンおよび過
酸化メチルイソブチルケトンあるいはこれらの混合物)
含有組成物および動物またはヒトの有機組織の保存なら
びに一部復原における該組成物の使用に関する。また、
本発明組成物は、解剖学的調製品の製造にも有用であ
る。
一般に、本発明組成物は下記組成の混合物からなるこ
とを特徴とする: 少なくとも1種の過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン
12〜70%; グリセロール10〜15%; 少なくとも1種のアルコール15〜75%;および マーカー、着色剤および/または芳香剤0〜10%。
サルサパリラ、抱水クロラール、シトロネラ油などの
マーカー、着色剤または芳香剤は必要に応じて配合すれ
ばよい。
本発明組成物は、動脈充填ならびに浸漬あるいはその
組み合わせなどの常套の保存技術において適用される。
同様に、後記の塗布あるいは噴霧による表面適用の技
術は、一時的保存のために使用できる。
恒久的な保存を目的として、ヒトおよび哺乳動物の死
体および組織へ動脈充填するのに好ましい本発明組成物
は下記配合である: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン50〜70%; グリセロール10〜15%; アルコール15〜30%;および マーカー、着色剤および/または芳香剤0〜5%。
たとえば1〜3カ月などの比較的短期間の保存を目的
として、ヒトおよび哺乳動物の死体および組織へ動脈充
填するのに好ましい本発明組成物は下記配合である: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜20%; グリセロール10〜15%; アルコール65〜70%;および マーカー、着色剤および/または芳香剤0〜10%。
動物およびヒトの死体および組織を浸漬するのに好ま
しい本発明組成物は下記配合である: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜40%; グリセロール10〜15%; アルコール50〜70%;および マーカー、着色剤および/または芳香剤0〜5%。
動物およびヒトの死体および組織への表面塗布による
一時的保存によって好ましい本発明組成物は下記配合で
ある: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン12〜18%; グリセロール10〜30%; アルコール47〜78%;および マーカー、着色剤および/または芳香剤0〜10%。
爬虫類および通例家畜学、病理学および解剖学的に有
用な動物およびヒトの身体および組織の保存にとって好
ましい本発明組成物は下記配合である: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜70%; グリセロール10〜15%; アルコール15〜70%;および マーカー、着色剤および/または芳香剤0〜10%。
海の動物の身体および組織の保存にとって好ましい本
発明組成物は下記配合である: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜60%; グリセロール10〜15%; アルコール15〜65%;および マーカー、着色剤および/または芳香剤0〜10%。
昆虫学における身体および組織の保存にとって好まし
い本発明組成物は下記配合である: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜50%; グリセロール10〜15%; アルコール30〜70%;および マーカー、着色剤および/または芳香剤0〜10%。
本発明組成物に最適な過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケ
トンは常套の化合物である。市場における製品の一例と
して、アクゾ社製BUTANOX M50が挙げられる。
本発明組成物におけるアルコールの最も関連した機能
は、過酸化物の混合および組織内における組成物の浸透
と拡散を促進するビククルとしての機能である。最適な
アルコールは、たとえば60゜、70゜、80゜および96゜ア
ルコールおよび無水エタノールである。
本発明組成物においてグリセロールは湿潤剤として機
能する。常套のグリセロール、たとえば10゜および30゜
のグリセロールが最適である。
サルサパリラなどの着色剤または芳香剤は、主として
筋肉組織の着色剤およびすでに腐敗を開始した組織の処
理前の脱臭剤として用いられる付加的な組成物である。
マーカーは、本発明組成物を適用した検体を分析する
ために包含される。それらマーカーは不活性、すなわ
ち、他の成分と反応を起こしてはならない。
異なる組織および種々の保存技術における上述の化合
物の完全保存および修復効果は、長期保存または恒久的
保存が求められる場合、本発明にしたがって検体を該組
成物で24〜48時間処理することによって達成されるよう
に企図されている。しかし、死体の輸送、埋葬あるいは
検死解剖前の保管室での死体の保管などの短期間の保存
が求められる場合、処理時間は、より短くなる。
保存という目的のみのための本発明組成物の保存剤と
しての使用以外に、適当な樹脂と組み合わせての使用、
身体または解剖学的調製品の透明化などのための水酸化
ナトリウムまたは水酸化カリウムを用いた腐食反映法に
おける使用、中枢神経系の着色における使用、軟骨組織
の保存技術における使用、微視的毛細血管形成術におけ
る使用などがある。
本発明組成物の利点は、該組成物の適用によって処理
された死体あるいは部分片を火葬する場合に、毒性の残
留物あるいはガスを生成せず、このような死体あるいは
部分片において危険な汚水を生成しないことである。
発明の具体例 本発明の実際の具体例を記載している次に述べる実施
例は、具体的かつ代表的なものであって、本発明を限定
するためのものではない。
実施例1: 異なる成分を単に添加することによって下記配合の混
合物を調製した: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン600ml/L; 30゜グリセロール150ml/L; 96%(v/v)エタノール200ml/L; サルサパリラ50ml/L。
実施例2: 異なる成分を単に添加することによって下記配合の混
合物を調製した: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン500ml/L; 30゜グリセロール100ml/L; 96%(v/v)エタノール350ml/L; サルサパリラ50ml/L。
実施例3: 異なる成分を単に添加することによって下記配合の混
合物を調製した: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン400ml/L; 30゜グリセロール150ml/L; 80%(v/v)アルコール400ml/L; サルサパリラ50ml/L。
実施例4: 異なる成分を単に添加することによって下記配合の混
合物を調製した: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン350ml; 30゜グリセロール200ml; 70%(v/v)エタノール400ml; サルサパリラ50ml。
実施例5: 異なる成分を単に添加することによって下記配合の混
合物を調製した: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン300ml; 10゜グリセロール150ml; 60%(v/v)エタノール600ml; サルサパリラ50ml。
実施例6: 異なる成分を単に添加することによって下記配合の混
合物を調製した: 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン150ml; 60%(v/v)グリセロール150ml; 60%(v/v)エタノール690ml; 抱水クロラール50ml; 常套のマーカー50ml。
実施例7: ヒトの死体を常套の界面活性剤で洗浄し、頸動脈およ
び大腿部領域の皮膚を切開して、保存剤の動脈充填に用
いるための動脈を常套の方法で同定した。これらの血管
に常套のポリエチレンカテーテルを導入し、死体の体重
1kg当たり約80〜100ccの量の実施例1の組成物を、組織
に組成物が拡散・充満するのを促進するように、ゆっく
りと滴下して注入した。
この方法で処理した死体を、水を張ったステンレスの
トレーに置いた。0〜30℃の間の種々の温度で2年間放
置した後、周囲の水およびトレーは緑色や暗い青色に変
色し、主として白色の菌のコロニーが充満していたが、
死体にはどのような腐敗あるいは菌による汚染の外観上
の徴候も認められなかった。
身体のすべての関節はその柔軟性を維持しており、し
たがって、異なる関節を完全に可逆的な作法において曲
げることによって、どのようなタイプのダメージも与え
る事なく死体に種々の姿勢をとらせることができた。死
体の解剖の並外れて容易に行うことができ、死体の解剖
学的構造がそのもとのままの構造および柔軟性を維持し
ていることが示された。おそらく保存剤の作用による緩
やかな非進行性の脂肪分解が観察された。
実施例8: ヒトの死体由来の解剖学的部品2つ、言い換えれば半
骨盤と膝に対し、80〜100cc/kgの量の実施例1で製造し
た組成物を動脈充填によって処理した。該部分をポリエ
チレンバッグに入れ、やや湿った土中に30cmの深さで埋
めた。3年後、部品を発掘し、その外観について視覚的
に、その可動性についで触覚により、その解剖学的特徴
について解剖によって調査した。
それらを水および常套の界面活性剤で清浄化したが、
該部品は脂肪性の組織で覆われており、自然の色を維持
しており、いかなる菌によるどのような汚染あるいは腐
敗の徴候、もしくはその解剖学的構造の崩壊も示さず、
完全な柔軟性および受動的可動性を維持していることが
観察された。
部品を解剖することによって、膝および股大腿の関節
が完全に保存されており、その軟骨、被嚢および靭帯構
造の整合性および性質が保持されていること、その血管
が液体を充填するのに充分な柔軟性および構造的整合性
を維持していることがわかった。
実施例9: 複数の別の検死解剖においてヒトの死体から数個の肺
を取り外し、実施例2の組成物に24〜48時間浸漬した。
続いて、実施例2の組成物を常套のカテーテルおよび
皮下シリンジによって気管から導入した。保存剤が肺の
内部で均質に分配するように常套のコンプレッサーを用
いて気管から肺に高圧空気を注入した。
6〜12時間後、気管から高圧空気を導入・除去するこ
とによる肺の呼吸運動を観察することができ、それによ
って肺組織にその構造および柔軟性が完全に残っている
ことがわかった。
実施例10: 着色剤で血管を充填するために、ヒトの死体から得た
複数の別の部品、すなわち、心臓、腸間膜および小腸な
らびに上腕部を準備した。
該部品を実施例2の組成物に24〜48時間浸漬した。続
いて、それぞれの血管の直径に適応した口径の皮下シリ
ンジを用いて各部品に釣り合った量の実施例1の組成物
を注入した。
次いで、該部品を実施例2の組成物に24時間浸漬した
後、該部品から組成物を除去し、血管を清浄にするため
に空気を導入した。次いで、ゼラチンを含む着色剤を血
管に導入した。
すべての部品において着色剤が末梢血管まで導入さ
れ、血管のクロッツが完全に無くなり、すべての血管の
柔軟性が非常によく保持されるのを観察することができ
た。空気を導入することによって血管の膨張をシミュレ
ートすることができた。
実施例11: イヌの頭部を実施例3の組成物に24時間浸漬した。そ
の後、常套のホルムアルデヒトを用いた防腐処理に該等
する量の実施例3の組成物を、主動脈に注入した。
36時間後、アゴ、舌、瞼における完全な受動的可動性
および頭部の全組織の完全な柔軟性が再現されているこ
とを観察することができた。ただし、歯の白色化は無か
った。2年後、室温にて放置しておいた頭部において、
上記品質は全く損なわれておらず、腐敗あるいは微生物
または菌による汚染も全く見られなかった。
実施例12: 3匹の普通のトカゲを実施例3の組成物に48時間浸漬
した。
浸漬後、該動物において皮膚および関節の完全な柔軟
性ならびに自然のままの外観が維持されていることを確
認することができた。このような品質は浸漬後6カ月経
っても保持された。さらに、該動物体には腐敗、菌また
は微生物による汚染あるいはミイラ化の徴候は全く見ら
れなかった。
実施例13: 10尾の金鯉を実施例4の組成物に24時間浸漬した。浸
漬後、該動物において、ヒレ、皮および関節の完全な柔
軟性ならびに自然のままの外観が維持されていることを
確認することができた。このような品質は浸漬後6カ月
経っても保持された。さらに、該動物体には腐敗、菌ま
たは微生物による汚染あるいはミイラ化の徴候は全く見
られなかった。
実施例14: 50匹の普通の蜂を実施例5の組成物に24時間浸漬し
た。浸漬後、該動物において、羽、皮および関節の完全
な柔軟性ならびに自然のままの外観が維持されているこ
とを確認することができた。このような品質は浸漬後6
カ月経っても保持された。さらに、該動物体には腐敗、
菌または微生物による汚染あるいはミイラ化の徴候は全
く見られなかった。
実施例15: 死後6時間のヒトの死体を平坦かつ防水性の面に置い
た。必ずしもではないが、好ましくは、実施例1,2また
は6の組成物を染み込ませた綿で穴の部分に軽く栓をす
る。
幅6〜10cmのブラシ、あるいは常套の機械的/手動的
圧力スプレーにて、死体の全表面に実施例6の組成物を
均一になるまで塗布した。
当該の死体がひどい状態であったり、浮腫が出ていた
り、あるいは腐敗の徴候が現れている場合(特に腹部
に)、実施例6の組成物100ccを胸腔部あるいは腹腔部
に任意に注入するのが賢明である。
当該の死体を切断する場合、切断領域の保存性を向上
するために、切断された領域にさらに20〜25ccの組成物
を注入する。
保存剤が僅かに油性をもつために、60〜90分間死体に
衣服あるいは覆いを着せないでおくのが賢明である。
このような作法で処理した死体を3〜20日間室温にて
保持することができる。この処理は、たとえば短距離ま
たは中距離の輸送を必要とするような死体あるいは葬儀
会館に留めておかなければならない死体にとって特に利
点がある。
悪臭や腐敗の徴候が現れたら、たとえば最初の処理か
ら3および/または7日後に該組成物を死体の表面に再
度塗布してもよい。
実施例16: 骨片を白色化するために、それらを部分的または全体
的に覆っている柔らかい物質を除去後、ただちに実施例
2の組成物に骨片の大きさに応じて1〜3週間浸漬す
る。
次いで、骨片から液体をきり、96%アルコール浴に3
〜7日間浸ける。
その後、骨片をアルコール浴から出し、完全に乾燥す
るまで室温で保持する(約1〜2日間)。
当該骨片が埋葬物由来である場合でさえも、上記処置
によって完全な白色化が行なわれることが観察できる。
実施例17: ミイラ化した死体を復原するために、まずその表面を
清浄化し、無機物の残留物を剥がし、次いで、実施例2
の組成物を入れた槽に最短でも3〜5日間浸漬する。
この期間中、ミイラ化した死体の組織および関節さえ
もが柔軟性を取り戻すのと同時に、死体が前進的に清澄
化されていくのが見られる。求める色と柔軟性が観察さ
れたらただちに死体を槽から引き上げ、液体をきる。該
死体は実際に恒久的な時間室温で放置しておくことがで
きる。
後に幾らかの乾燥が起こる場合、該死体を上記槽に2
〜3日浸すことによって該乾燥を解消することができ
る。
実施例18: 神経組織の一部を固定し、切断し、蒸留水500ml中の
硫酸銅5gの溶液に約15分間浸漬する。該組織を引き上
げ、十分な量の蒸留水で1〜2分間洗浄する。
洗浄後、組織を蒸留水500ml中のフェロシアン化カリ
ウム5gの溶液に浸漬する。組織を引き上げ、十分な量の
蒸留水で5〜15分間洗浄する。
愛2の洗浄後、組織を塩化第二鉄に浸し、次いで十分
な量の蒸留水で5〜10分間再度洗浄する。保存された組
織に非常に明るい色調を所望する場合、該組織をさらに
硫酸銅溶液に2〜3分間浸漬する。
洗浄した組織を96゜アルコールに5〜6分間浸漬し、
次いで、実施例2の溶液に15〜30分間組織が明るい茶色
の色調となるまで浸漬する。
このような作法で処理した組織は、柔軟性を維持して
おり、室温で放置しても腐敗しない。
実施例19: 肺、腸などの萎んだ内臓を柔軟化するために、予め空
にしておいた内臓を実施例2の溶液に24〜72時間浸漬す
る。この期間中および完全に浸漬されるまで、該内臓を
非常に低圧の該溶液で充填しておく。肺の場合気管を通
じて充填し、腸の場合その端部を介して充填し、他の端
とつなぐ。この方法においては、内部が清浄化されるだ
けでなく、内臓の完全な柔軟性および保存性が達成され
る。この方法による内臓の柔軟性は、実際に生体組織と
同程度である。
内臓を溶液から引き上げ、ただちに低圧の空気または
合成樹脂、着色可塑性ラテックスまたは半固体着色剤で
充填する。好ましくは、内臓をポリエチレンバッグに保
管し、実施例1または2の組成物をわずかに染み込ませ
た布または綿で覆う。
実施例20: 血管のサンプルを得るために、例として腎臓を用いて
腐食反映法を行う。
カテーテルを通して、実施例2の溶液を全血管が満た
されるまで腎動脈に注入する。このように処理した腎臓
を室温で24〜48時間無孔面に置く。静置した後、腎動脈
を通して、腎臓が所望の濃密さになるまで常套のアクリ
ル樹脂を動脈血管に注入する。
次いで、すべての腎臓組織が腐食されるまで、水1リ
ットル当たり15〜20gの水酸化ナトリウムを含む水溶液
に腎臓を浸漬すると末梢血管を含む動脈の樹脂型が残
る。
樹脂型は水で洗浄する。これは、いかなる保護も行う
事なく室温で放置しておくことができる。
実施例21: たとえば胎児の透明化のために、次の操作を行う。
処理対象物を実施例2の溶液に、当該処理対象物のタ
イプに応じて、最短で48時間、最長で7日間浸漬する。
次いで、対象物を引き上げ、50゜のアルコール1リット
ル当たり2gのアリザリンを含む溶液中に3〜5時間保持
し、実施例2の溶液に約5〜7時間、完全に透明になる
まで浸漬する。透明化した対象物はいかなる保護あるい
は覆いをすることなく室温で放置することができ、グリ
セロール中に保持しなければならない常套の方法によっ
て透明化した対象物よりも優れている。本発明組成物を
用いることのさらなる利点は、通常約120日間を必要と
するホルマリン/ホルムアルデヒドで行う透明化よりも
実質的に短時間で行うことができる点である。
対象物を暑い環境に長期間放置するような場合、透明
化された対象物は元に戻る。このような場合に完全な透
明化を復活させるには、対象物を再度実施例2の溶液に
浸漬するだけで十分である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャベス・インスンサ,ラモン スペイン、エー−28040マドリード、ア ベニーダ・デ・セネカ10番 コレヒオ・ マジョール・ディエゴ・デ・コバルビア ス (56)参考文献 特開 平5−305126(JP,A) 特開 昭63−208501(JP,A) 特開 昭59−222401(JP,A) 特開 昭56−158651(JP,A) 特開 昭53−111826(JP,A) 特表 平9−506352(JP,A) 国際公開97/47708(WO,A1) 米国特許4300243(US,A) 米国特許1942407(US,A) 米国特許1882867(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 1/00 - 1/02 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (45)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1種の過酸化ジアルキル(C1
    C6)ケトン12〜70%(容量%,以下同じ); グリセロール10〜15%; 少なくとも1種のアルコール15〜75%;および 着色剤および/または芳香剤0〜10% を含む配合を含むことを特徴とする死亡した動物または
    ヒトの有機組織の保存用組成物。
  2. 【請求項2】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン50〜70
    %; グリセロール10〜15%; アルコール15〜30%;および 着色剤および/または芳香剤0〜5% を含む配合を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜20
    %; グリセロール10〜15%; アルコール65〜70%;および 着色剤および/または芳香剤0〜10% を含む配合を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜40
    %; グリセロール10〜15%; アルコール50〜70%;および 着色剤および/または芳香剤0〜5% を含む配合を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜70
    %; グリセロール10〜15%; アルコール15〜70%;および 着色剤および/または芳香剤0〜5% を含む配合を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  6. 【請求項6】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜60
    %; グリセロール10〜15%; アルコール15〜65%;および 着色剤および/または芳香剤0〜10% を含む配合を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  7. 【請求項7】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜50
    %; グリセロール10〜15%; アルコール30〜70%;および 着色剤および/または芳香剤0〜10% を含む配合を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン12〜18
    %; グリセロール10〜30%; アルコール47〜78%;および 着色剤および/または芳香剤0〜10% を含む配合を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  9. 【請求項9】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン600ml/
    L; グリセロール150ml/L; アルコール200ml/L; 着色剤および/または芳香剤50ml/L を含む配合を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  10. 【請求項10】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン500m
    l/L; グリセロール100ml/L; アルコール350ml/L; 着色剤および/または芳香剤50ml/L を含む配合を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  11. 【請求項11】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン400m
    l/L; グリセロール150ml/L; アルコール400ml/L; 着色剤および/または芳香剤50ml/L を含む配合を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  12. 【請求項12】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン350m
    l/L; グリセロール200ml/L; アルコール400ml/L; 着色剤および/または芳香剤50ml/L を含む配合を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  13. 【請求項13】少なくとも1種の過酸化ジアルキル(C1
    〜C6)ケトン12〜70%; グリセロール10〜15%(容量%); 少なくとも1種のアルコール15〜75%;および 着色剤および/または芳香剤0〜10% を含む組成物を組織へ適用することからなる死亡したヒ
    トおよび動物の有機組織の保存、解剖学的調製および/
    または復原方法。
  14. 【請求項14】恒久的長期間の保存のためのヒトおよび
    哺乳動物の死体および組織の充填防腐処理のための、 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン50〜70%; グリセロール10〜15%; アルコール15〜30%;および 着色剤および/または芳香剤0〜5% を含む組成物を特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】6カ月以下の期間の保存のためのヒトお
    よび哺乳動物の身体および組織の充填防腐処理のため
    の、 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜20%; グリセロール10〜15%; アルコール65〜70%;および 着色剤および/または芳香剤0〜10% を含む組成物を特徴とする請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】浸漬による動物およびヒトの死体の保存
    のための、 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜40%; グリセロール10〜15%; アルコール50〜70%;および 着色剤および/または芳香剤0〜5% を含む組成物を特徴とする請求項13に記載の方法。
  17. 【請求項17】動物、ヒトおよび爬虫類の死体の保存お
    よび解剖学的調製のための、 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜70%; グリセロール10〜15%; アルコール15〜70%;および 着色剤および/または芳香剤0〜5% を含む組成物を特徴とする請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】海生動物の保存および解剖学的調製のた
    めの、 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜60%; グリセロール10〜15%; アルコール15〜65%;および 着色剤および/または芳香剤0〜10% を含む組成物を特徴とする請求項13に記載の方法。
  19. 【請求項19】昆虫学における死亡した昆虫またはその
    一部の保存および調製のための、 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン15〜50%; グリセロール10〜15%; アルコール30〜70%;および 着色剤および/または芳香剤0〜10% を含む組成物を特徴とする請求項13に記載の方法。
  20. 【請求項20】一時的保存のための、 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン12〜18%; グリセロール10〜30%; アルコール47〜78%;および 着色剤および/または芳香剤0〜10% を含む組成物を塗布または噴霧によってヒトまたは動物
    の死体または組織の表面に適用することを特徴とする請
    求項13に記載の方法。
  21. 【請求項21】恒久的期間の保存のための動物およびヒ
    トの死体および組織の充填防腐処理および解剖学的調製
    のための、 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン600ml/L; グリセロール150ml/L; アルコール200ml/L; 着色剤および/または芳香剤50ml/L を含む組成物を特徴とする請求項13に記載の方法。
  22. 【請求項22】恒久的長期間の保存のための動物および
    ヒトの組織および死体の充填防腐処理および解剖学的調
    製のための、 過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン500ml/L; グリセロール100ml/L; アルコール350ml/L; 着色剤および/または芳香剤50ml/L を含む組成物を特徴とする請求項13に記載の方法。
  23. 【請求項23】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン400m
    l/L; グリセロール150ml/L; アルコール400ml/L; 着色剤および/または芳香剤50ml/L を含む組成物を特徴とする請求項13に記載の方法。
  24. 【請求項24】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトン350m
    l/L; グリセロール200ml/L; アルコール400ml/L; 着色剤および/または芳香剤50ml/L を含む組成物を特徴とする請求項13に記載の方法。
  25. 【請求項25】組成物を死亡した有機組織の柔軟化のた
    めに用いる請求項13に記載の方法。
  26. 【請求項26】アルコールがエタノール、無水エタノー
    ルまたはそれらの混合物である請求項1〜12のいずれか
    に記載の組成物。
  27. 【請求項27】アルコールが96゜である請求項1〜12の
    いずれかに記載の組成物。
  28. 【請求項28】アルコールが80゜である請求項1〜12の
    いずれかに記載の組成物。
  29. 【請求項29】アルコールが70゜である請求項1〜12の
    いずれかに記載の組成物。
  30. 【請求項30】アルコールが60゜である請求項1〜12の
    いずれかに記載の組成物。
  31. 【請求項31】グリセロールが30゜である請求項1〜12
    のいずれかに記載の組成物。
  32. 【請求項32】グリセロールが10゜である請求項1〜12
    のいずれかに記載の組成物。
  33. 【請求項33】着色剤が抱水クロラールである請求項1
    〜12のいずれかに記載の組成物。
  34. 【請求項34】芳香剤がシトロネラ油である請求項1〜
    12のいずれかに記載の組成物。
  35. 【請求項35】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトンが過
    酸化エチルメチルケトン、過酸化メチルイソブチルケト
    ンまたはそれらの混合物である請求項1〜12のいずれか
    に記載の組成物。
  36. 【請求項36】アルコールがエタノール、無水エタノー
    ルまたはそれらの混合物である請求項13〜25のいずれか
    に記載の方法。
  37. 【請求項37】アルコールが96゜である請求項13〜25の
    いずれかに記載の方法。
  38. 【請求項38】アルコールが80゜である請求項13〜25の
    いずれかに記載の方法。
  39. 【請求項39】アルコールが70゜である請求項13〜25の
    いずれかに記載の方法。
  40. 【請求項40】アルコールが60゜である請求項13〜25の
    いずれかに記載の方法。
  41. 【請求項41】グリセロールが30゜である請求項13〜25
    のいずれかに記載の方法。
  42. 【請求項42】グリセロールが10゜である請求項13〜25
    のいずれかに記載の方法。
  43. 【請求項43】着色剤が抱水クロラールである請求項13
    〜25のいずれかに記載の方法。
  44. 【請求項44】芳香剤がシトロネラ油である請求項13〜
    25のいずれかに記載の方法。
  45. 【請求項45】過酸化ジアルキル(C1〜C6)ケトンが過
    酸化エチルメチルケトン、過酸化メチルイソブチルケト
    ンまたはそれらの混合物である請求項13〜25のいずれか
    に記載の方法。
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