JP3405198B2 - 非放射性誘電体線路共振器、非放射性誘電体線路フィルタおよびそれを用いたデュプレクサ、通信機装置 - Google Patents

非放射性誘電体線路共振器、非放射性誘電体線路フィルタおよびそれを用いたデュプレクサ、通信機装置

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JP3405198B2
JP3405198B2 JP16235498A JP16235498A JP3405198B2 JP 3405198 B2 JP3405198 B2 JP 3405198B2 JP 16235498 A JP16235498 A JP 16235498A JP 16235498 A JP16235498 A JP 16235498A JP 3405198 B2 JP3405198 B2 JP 3405198B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/2002Dielectric waveguide filters

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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Waveguides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミリ波やマイクロ
波帯の車載レーダや、無線LAN等に使用される非放射性
誘電体線路共振器、非放射性誘電体線路フィルタおよび
それを用いたデュプレクサ、通信機装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の非放射性誘電体線路フィルタを、
図23に基づいて説明する。なお、図23は従来の非放射性
誘電体線路フィルタの斜視図であり、概要をよく示すた
めに上側の導体板を取り除いている。図23に示すよう
に、従来の非放射性誘電体線路フィルタ110aは、Alなど
からなる平行な上下導体板111と、ポリテトラフルオロ
エチレンなどからなり上下導体板111に狭接される誘電
体ストリップ112とから構成されている。誘電体ストリ
ップ112は、共振器部115と入出力接続用手段部116とか
ら構成され、共振器部115と入出力接続用手段部116とは
間隔を隔てて配置されている。この誘電体ストリップ11
2の共振器部115と上下導体板111とで非放射性誘電体線
路共振器が形成され、誘電体ストリップ112の入出力接
続用手段部116と上下導体板111とで入出力接続用手段が
形成されている。
【0003】非放射性誘電体線路においては、上下導体
板111の間隔は使用周波数の半波長以下にされており、
これにより誘電体ストリップ112が存在する位置は信号
伝搬領域となり、誘電体ストリップ112が存在しない位
置は信号遮断領域となる。したがって、入出力接続用手
段を伝搬する信号は、誘電体ストリップ112の入出力接
続用手段部116と共振器部115との間の間隔を介して非放
射性誘電体線路共振器と結合し、誘電体ストリップ112
の信号伝搬方向長さなどによって規定される共振周波数
により共振する。そして、再び入出力接続用手段と結合
することにより、信号が出力され非放射性誘電体線路フ
ィルタ110aは帯域通過フィルタとして機能している。
【0004】さらに、他の従来例を図24の斜視図に基づ
いて説明する。なお、先の従来例と同一部には同符号を
付し、概略のみ説明する。図24に示すように、第二の従
来例における非放射性誘電体線路フィルタ110bも、上下
導体板111と、上下導体板111に狭接される誘電体ストリ
ップ112とから構成されている。この従来例において
は、誘電体ストリップ112の共振器部115と入出力接続用
手段部116とが幅を狭くした誘電体ストリップによって
繋がっている。図24に示すように幅を十分狭くすれば、
その部分は信号遮断領域となるので、図24に示す非放射
性誘電体線路フィルタ110bも第一の従来例と同様に帯域
通過フィルタとして機能している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】非放射性誘電体線路フ
ィルタにおいては、主に誘電体ストリップの共振器部の
信号伝搬方向長さにより共振周波数が決まり、共振器部
間の間隔により結合係数が決まり、入出力接続用手段部
と共振器部との間隔により外部Qが決まる。
【0006】しかしながら、第一の従来例においては誘
電体ストリップの共振器部と入出力接続用手段部とが間
隔を隔てて配置されていた。そのため、要求される特性
を得るためには微妙な配置位置の調整が必要となり、さ
らに非放射性誘電体線路フィルタ形成後にも外部からの
衝撃などによって、配置位置が変化してフィルタ特性が
変化してしまうという問題があった。
【0007】また、第二の従来例においては誘電体スト
リップの共振器部と入出力接続用手段部とが繋がってお
り、配置位置が変化する恐れは無いが、1〜2mm程度の誘
電体ストリップを要求されるフィルタ特性に合致するよ
うに加工するのが難しいという問題があった。
【0008】本発明の非放射性誘電体線路共振器、非放
射性誘電体線路フィルタおよびそれを用いたデュプレク
サ、通信機装置は、上述の問題を鑑みてなされたもので
あり、これらの問題を解決し、製造が容易で特性の安定
した非放射性誘電体線路共振器、非放射性誘電体線路フ
ィルタおよびそれを用いたデュプレクサ、通信機装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に係る非放射性誘電体線路共振器は、平面状の
二つの略平行な導体と、信号伝搬方向に垂直な断面が略
同一形状を有する誘電体ストリップとから構成され、該
誘電体ストリップが前記導体間に挟接され、少なくとも
一つの共振領域と該共振領域の前記誘電体ストリップの
信号伝搬方向両側の信号遮断領域とを含んでなる非放射
性誘電体線路共振器であって、主信号伝搬モードがLS
Mモードであり、前記導体の対向する位置に底部と導体
壁部とからなる溝部が設けられ、前記誘電体ストリップ
は該溝部に嵌合されており、前記導体の対向する位置に
は複数の横溝部が設けられていて、該横溝部が形成され
ている部分が前記信号遮断領域となっていることを特徴
とする。これにより、信号伝搬方向に垂直な断面が略同
一形状を有する誘電体ストリップを使用できるので、
SMモードを利用した、製造が容易で特性も安定した非
放射性誘電体共振器が得られる。
【0010】また、請求項2に係る非放射性誘電体線路
共振器は、LSMモードが最低次モードとなるように前
記溝部の深さを設定することを特徴とする。これによ
り、周波数を選択することによってLSMモードのみの
単一モードを使用することができ、ベント部などの設計
が容易となる。
【0011】また、請求項に係る非放射性誘電体線路
共振器は、平面状の二つの略平行な導体と、信号伝搬方
向に垂直な断面が略同一形状を有する誘電体ストリップ
とから構成され、該誘電体ストリップが前記導体間に挟
接され、少なくとも一つの共振領域と該共振領域の前記
誘電体ストリップの信号伝搬方向両側の信号遮断領域と
を含んでなる非放射性誘電体線路共振器であって、主信
号伝搬モードがLSEモードであり、前記導体の対向す
る位置に底部と導体壁部とからなる溝部が設けられ、前
記誘電体ストリップは該溝部に嵌合されており、前記導
体の対向する位置には複数の横溝部が設けられていて、
該横溝部が形成されている部分が前記共振領域となって
いることを特徴とする。これにより、信号伝搬方向に垂
直な断面が略同一形状を有する誘電体ストリップを使用
できるので、LSEモードを利用した、製造が容易で特
性も安定した非放射性誘電体共振器が得られる。
【0012】さらにまた、請求項に係る非放射性誘電
体線路共振器は、前記誘電体ストリップが均一な誘電率
を有する誘電体により形成されている。これにより、
じ材料により形成される誘電体ストリップをそのまま使
用できるので、さらに製造容易な非放射性誘電体線路共
振器が得られる。
【0013】
【0014】
【0015】さらにまた、請求項に係る非放射性誘電
体線路フィルタは、平面状の二つの略平行な導体と、信
号伝搬方向に垂直な断面が略同一形状を有する誘電体ス
トリップとから構成され、該誘電体ストリップが前記導
体間に挟接され、少なくとも一つの共振領域と該共振領
域の前記誘電体ストリップの信号伝搬方向両側の信号遮
断領域とを含んでなる非放射性誘電体線路共振器と、該
非放射性誘電体線路共振器に結合する入出力接続用手段
とを有する非放射性誘電体線路フィルタであって、主信
号伝搬モードがLSMモードであり、前記導体の対向す
る位置に底部と導体壁部とからなる溝部が設けられ、前
記誘電体ストリップは該溝部に嵌合されていて、該溝部
に嵌合されている前記誘電体ストリップの一部が前記入
出力接続用手段となっており、前記導体の対向する位置
には複数の横溝部が設けられていて、該横溝部が形成さ
れている部分が前記信号遮断領域となっていることを特
徴とする。これにより、LSMモードを利用した、製造
が容易で特性も安定した非放射性誘電体線路フィルタが
得られる。
【0016】さらにまた、請求項に係る非放射性誘電
体線路フィルタは、平面状の二つの略平行な導体と、信
号伝搬方向に垂直な断面が略同一形状を有する誘電体ス
トリップとから構成され、該誘電体ストリップが前記導
体間に挟接され、少なくとも一つの共振領域と該共振領
域の前記誘電体ストリップの信号伝搬方向両側の信号遮
断領域とを含んでなる非放射性誘電体線路共振器と、該
非放射性誘電体線路共振器に結合する入出力接続用手段
とを有する非放射性誘電体線路フィルタであって、主信
号伝搬モードがLSEモードであり、前記導体の対向す
る位置に底部と導体壁部とからなる溝部が設けられ、前
記誘電体ストリップは該溝部に嵌合されており、前記導
体の対向する位置には複数の横溝部が設けられていて、
該横溝部が形成されている部分が前記共振領域または前
記入出力接続用手段となっていることを特徴とする。
れにより、LSEモードを利用した、製造が容易で特性
も安定した非放射性誘電体線路フィルタが得られる。
【0017】さらにまた、本発明のデュプレクサは、少
なくとも二つのフィルタと、該フィルタのそれぞれに接
続される入出力接続用手段とを含んでなるデュプレクサ
であって、前記フィルタの少なくとも一つが前記請求項
5あるいは請求項6に記載の非放射性誘電体線路フィル
タである。さらにまた、本発明の通信機装置は、前記請
求項記載のデュプレクサと、該デュプレクサの少なく
とも一つの入出力接続用手段に接続される送信用回路
と、該送信用回路に接続される前記入出力接続用手段と
異なる少なくとも一つの入出力接続用手段に接続される
受信用回路と、前記デュプレクサのアンテナ接続用手段
に接続されるアンテナとを含んでなる。これらにより、
製造が容易で特性も安定したデュプレクサおよび通信機
装置が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例である非放
射性誘電体線路フィルタを、図1〜3に基づいて説明す
る。なお、図1は本発明の非放射性誘電体線路フィルタ
の斜視図であり、概要をよく示すために上側の導体板を
取り除いている。図1に示すように、本実施例の非放射
性誘電体線路フィルタ10は、樹脂に金属メッキを施した
ものやAlなどからなる平行な上下導体板11と、上下導体
板11間に狭接される柱状の誘電体ストリップ12とから構
成されている。そして、誘電体ストリップ12の信号伝搬
方向に垂直な断面形状は、同一の矩形状となっている。
【0019】上下導体板11には誘電体ストリップ12が嵌
合する形状の溝部20が形成されており、さらに断続的に
三つの部分で誘電体ストリップ12側部の導体板に横溝部
25が形成されている。この様子を示すために、図1にお
けるX−X線断面図を図2に、図1におけるY−Y線断面図を
図3に示す。図2の断面図に示すように、底部21と導体壁
部22とからなる溝部20に嵌合された誘電体ストリップ12
は一部側部を導体壁部22により覆われている。一方、図
3の断面図に示すように、横溝部25が形成されている部
分では誘電体ストリップ12の側部は導体により覆われて
いない。
【0020】このような構成を有する非放射性誘電体線
路フィルタ10では、伝搬モードとしてLSMモードを使用
し、さらに周波数などを設定することにより、誘電体ス
トリップ12の側部が導体壁部22によって覆われている部
分は信号が伝搬する領域となり、側部が導体壁部22によ
って覆われていない部分は信号遮断領域17となる。そし
て、信号が伝搬する領域は共振器15および入出力接続用
手段16として機能し、非放射性誘電体線路フィルタ10は
二段の帯域通過フィルタとして機能している。
【0021】以下、溝部20の導体壁部22によって誘電体
ストリップ12の側部が一部覆われることにより、その部
分が信号伝搬領域となって共振器15および入出力接続用
手段16として機能し、誘電体ストリップ12の側部が導体
壁部22により覆われていない部分が信号遮断領域17とな
ることについて説明する。
【0022】図4に、導体板に設けられた溝部の深さ、
すなわち導体壁部の高さ(図5の非放射性誘電体線路の
断面図中ではtで表される)と遮断周波数との関係を示
す。ここで遮断周波数とは、その周波数より低い周波数
の信号は伝搬しないことを意味する。なお、図4の実線
はLSMモードを使用した場合、破線はLSEモードを使用し
た場合の導体壁部の高さと遮断周波数との関係を示す。
また、このときの非放射性誘電体線路に用いられる誘電
体ストリップとしては、幅0.7mm、高さ1.8mm、比誘電率
εr=2.04のものを用いた。
【0023】図4からはLSMモードを使用した場合、例え
ば導体壁部を設けない、つまりt=0のときはおよそ80GH
zより低い周波数の信号は遮断されることが分かる。ま
た同様に、導体壁部の高さを0.2mmとするとおよそ85GHz
より低い周波数の信号は遮断され、導体壁部の高さを0.
6mmとした場合はおよそ65GHzより低い周波数の信号は遮
断されることが分かる。つまり、LSMモードで76GHzの周
波数を用いれば、導体板に0.6mmの溝の深さ、すなわち
0.6mmの導体壁部の高さを設けた領域は信号が伝搬する
領域となり、溝を設けない領域は信号遮断領域となる。
これより、上記の実施例のように導体板に溝を設けて誘
電体ストリップを嵌合させることにより、誘電体ストリ
ップの側部が一部分、溝の導体壁部によって覆われてい
るところは共振器および入出力接続用手段として機能
し、さらに導体板に横溝部を設けて誘電体ストリップの
側部が導体壁部によって覆われていないところは信号遮
断領域として機能することが分かる。
【0024】上記の実施例においては、導体板11に溝部
20を形成して誘電体ストリップ12を嵌合することによ
り、誘電体ストリップ12の側部の一部が導体壁部22によ
って覆われているところを共振器15および入出力接続用
手段16として機能させ、誘電体ストリップ12の側部が導
体壁部22で覆われていないところを信号遮断領域17とし
て機能させた。しかしながら、LSMモードを使用した場
合は、溝の深さ(図5の断面図でのt)に差を設けること
により共振器および入出力接続用手段と、信号遮断領域
とを形成することができる。すなわち、一方を0.6mmの
溝の深さ、他方を0.2mmの溝の深さにしても、一方を共
振器および入出力接続用手段として機能させ、他方を信
号遮断領域として機能させることができる。但し、共振
器および入出力接続用手段としての場所と信号遮断領域
としての場所との溝の深さ、つまり導体壁部の高さに大
きな差を設けるほうが使用できる周波数帯が大きくなる
という利点がある。また、信号遮断領域として機能させ
たいところは、横溝部をさらに大きくして溝の深さ、す
なわち図5の断面図でのtをマイナスの値にしても構わな
い。つまり、図6、7の断面図に示すように上下導体板11
の間隔が誘電体ストリップ12の高さよりもさらに大きい
場合であっても、その間隔が使用周波数の半波長以下で
あればその領域を信号遮断領域として機能させることが
できる。
【0025】なお、図4の導体壁部の高さ(溝の深さ)
と遮断周波数との関係を示す図において、LSMモードとL
SEモードが交差している点よりも右側になるような導体
壁部の高さを、共振器および入出力接続用手段として機
能させる場所に用いればさらに良い。すなわち、LSMモ
ードとLSEモードが交差している点よりも右側ではLSMモ
ードが最低次モードとなって、周波数を選択することに
よりLSMのみの単一モードを使用できるので、ベンド部
を設けるなどの設計が容易になる。
【0026】また、図1の斜視図においては横溝部25を
横一面にわたって形成した例を示したが、図8の斜視図
に示すように、誘電体ストリップ12傍らの一部分の導体
板11を取り除いて横溝部25を形成して非放射性誘電体線
路フィルタ10aを形成しても構わない。
【0027】さらに非放射性誘電体線路フィルタの特性
調整について説明する。図1に示す実施例のような非放
射性誘電体線路フィルタ10においては、主に誘電体スト
リップ12の共振器15の信号伝搬方向長さにより共振周波
数が決まり、共振器15間の間隔により結合係数が決ま
り、入出力接続用手段16と共振器15との間隔により外部
Qが決まる。また、導体板11に設けられた溝部20や横溝
部25の深さによっても、それぞれ共振周波数や結合係
数、外部Qは影響される。ここで、共振周波数や結合係
数、外部Qは、誘電体ストリップ12を一部削ったり、誘
電体ストリップ12とは誘電率の異なる物質などを誘電体
ストリップ12に付加することにより調整することができ
る。これらは極少量の切削や付加であるので、誘電体ス
トリップ12の信号伝搬方向に垂直な断面形状が略同一で
あるという規定は実質的に崩れない。
【0028】また、本発明によれば温度変化に対して特
性変化の小さい非放射性誘電体線路フィルタが得られ
る。すなわち、一般に導体板として用いられるAlなどの
金属は、誘電体ストリップとして用いられるポリテトラ
フルオロエチレンなどよりも線膨張係数が小さい。した
がって、従来の非放射性誘電体線路フィルタでは温度変
化により誘電体ストリップの形状が比較的大きく変化
し、それにより共振周波数などに無視できない程度の変
化をもたらしていたが、たとえ誘電体ストリップの形状
が変化しても本発明では横溝部などの導体板の形状によ
り共振器や信号遮断領域が規定されるので、温度変化に
対する影響が小さくて済み、非放射性誘電体線路フィル
タの特性変化も小さくなる。
【0029】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。なお、以下に示す複数の実施例において、第一の実
施例と同一部には同符号を付し詳細な説明は省略する。
また、概要をよく示すために上側の導体板は適宜取り除
いている。図9は、第二の実施例における非放射性誘電
体線路フィルタ10bの斜視図であり、図10は図9における
Z−Z線断面図、図11は図9におけるW−W線断面図であ
る。図9に示すように本実施例の非放射性誘電体線路フ
ィルタ10bは、鍔部13を有する誘電体ストリップ12を二
つ上下に貼り合せて形成し、二つの誘電体ストリップ12
の外側面および鍔部13の外側面には導体11aが形成され
ている。図10の断面図に示すように、誘電体ストリップ
12の側部が導体11aにより覆われているところは共振器1
5および入出力接続用手段16として機能し、図11の断面
図に示すように、誘電体ストリップ12の側部が導体11a
により覆われていないところは信号遮断領域17として機
能する。このような構成にすることにより、二つの誘電
体ストリップ12の間に回路基板を挟むことなどが可能と
なり、第一の実施例のような導体板も不必要となる。
【0030】図12は、第三の実施例における非放射性誘
電体線路フィルタの斜視図であり、図13は図12における
V−V線断面図である。図12、13に示すように本実施例の
非放射性誘電体線路フィルタ10cは、主線路18と共振器1
5とから構成され、共振器15の部分に本発明の非放射性
誘電体線路共振器が用いられている。すなわち、導体板
11に溝部20を設けて誘電体ストリップ12を嵌合し、さら
に間隔を隔てた二ヶ所で上下導体板11に横溝部25を設け
る。LSMモードを使用した場合、横溝部25を設けたとこ
ろは信号遮蔽領域17となり、その信号遮蔽領域17に挟ま
れる部分は共振器15として機能する。誘電体ストリップ
12と上下導体板11とから構成される主線路18を伝搬して
きた信号は、共振器15の大きさなどによって規定される
共振周波数の信号が共振器15と結合し、その他の信号は
主線路18を伝搬していく。つまり非放射性誘電体線路フ
ィルタ10cは阻止フィルタとして機能する。なお、共振
器15と結合する部分の主線路18は、共振器15との結合を
取り易くするために、一部上下の導体板11を取り除いて
溝部20を浅くしても構わない。また、主線路18や共振器
15はベンド形状にしても構わない。
【0031】図14は、第四の実施例における非放射性誘
電体線路フィルタの斜視図であり、図15は図14における
U−U線断面図、図16は図14におけるT−T線断面図であ
る。図14に示すように、本実施例の非放射性誘電体線路
フィルタ10dは、樹脂に金属メッキを施したものやAlな
どからなる平行な上下導体板11と、上下導体板11間に狭
接される柱状の誘電体ストリップ12とから構成されてい
る。そして、誘電体ストリップ12の信号伝搬方向に垂直
な断面形状は同一の矩形状となっている。
【0032】上下導体板11には誘電体ストリップ12が嵌
合する形状の段差部26が断続的に三つ形成されており、
その部分では誘電体ストリップ12の側部の一部が導体に
より覆われている。そして、その他の部分における誘電
体ストリップ12の側部は導体によって覆われていない。
この様子を示すために、図14におけるU−U線断面図を図
15に、図14におけるT−T線断面図を図16に示す。
【0033】このような構成を有する非放射性誘電体線
路フィルタ10dでは、伝搬モードとしてLSEモードを使用
し、さらに周波数などを設定することにより、誘電体ス
トリップの側部が導体によって覆われていない部分は信
号が伝搬する領域となり、側部が導体によって覆われて
いる部分は信号遮断領域17となる。そして、信号が伝搬
する領域は共振器15および入出力接続用手段16として機
能し、非放射性誘電体線路フィルタ10dは二段の帯域通
過フィルタとして機能している。
【0034】これについて、図4に基づいて説明する。
図4からは、LSEモードを使用した場合、例えば段差部を
設けない場合、つまりt=0のときはおよそ75GHzより低
い周波数の信号は遮断されることが分かる。また同様
に、段差部の高さを0.2mmとするとおよそ87GHzより低い
周波数の信号は遮断され、段差部の高さを0.4mmとした
場合はおよそ108GHzより低い周波数の信号は遮断される
ことが分かる。つまり、LSEモードで76GHzの周波数を用
いれば、導体板に0.4mmの溝の深さ、すなわち0.4mmの段
差部の高さを設けた領域は信号遮断領域となり、溝を設
けない領域は信号が伝搬する領域となる。これより、上
記の実施例のように導体板に段差部を設けて誘電体スト
リップを嵌合させることで、誘電体ストリップの側部が
一部分、導体によって覆われているところは信号遮断領
域として機能し、さらに誘電体ストリップの側部が導体
によって覆われていないところは共振器および入出力接
続用手段として機能することが分かる。
【0035】なお、以上の実施例においては製造上の容
易さの点から同一材料からなる誘電体ストリップを用い
たが、本発明の誘電体ストリップはこれに限るものでは
ない。すなわち、例えばそれぞれ比誘電率の異なる層状
の誘電体を縦方向に貼り合せて形成した図17に示すよう
な誘電体ストリップ12aや、横方向に貼り合せて形成し
た図18に示すような誘電体ストリップ12bであってもよ
く、これにより特性調整が可能となる。
【0036】さらに、以下において本発明のデュプレク
サと通信機装置の実施例について説明する。図19は、本
実施例のデュプレクサの平面図であり、図20は図19にお
けるS−S線断面図、図21は図19におけるR−R線断面図で
ある。図19〜21に示すように本実施例のデュプレクサ30
は、上下導体板11と誘電体ストリップ12とから構成され
る非放射性誘電体線路フィルタ10eと、上下導体板11と
誘電体ストリップ12とから構成され、非放射性誘電体線
路フィルタ10eの周波数とは異なる周波数を通過させる
非放射性誘電体線路フィルタ10fとからなる。非放射性
誘電体線路フィルタ10e、10fは第一の実施例で示したよ
うな構造であり、上下導体板11に設けられた溝部20に誘
電体ストリップ12が嵌合されて、誘電体ストリップ12の
側部が導体壁部22に一部覆われているところは共振器15
および入出力接続用手段16e1、16e2、16f1、16f2として
機能し、さらに横溝部25が形成されることで誘電体スト
リップ12の側部が導体壁部22によって覆われていないと
ころは信号遮断領域17として機能する。非放射性誘電体
線路フィルタ10eの一方の入出力接続用手段16e1は外部
の送信用回路に接続され、非放射性誘電体線路フィルタ
10fの一方の入出力接続用手段16f1は外部の受信用回路
に接続されている。また、非放射性誘電体線路フィルタ
10eの他方の入出力接続用手段16e2と非放射性誘電体線
路フィルタ10fの他方の入出力接続用手段16f2は、アン
テナ接続用手段19に統合されアンテナに接続されてい
る。
【0037】このような構成を有するデュプレクサ30で
は、非放射性誘電体線路フィルタ10eで所定の周波数を
通過させ、非放射性誘電体線路フィルタ10fが、非放射
性誘電体線路フィルタ10eとは異なる周波数を通過させ
て帯域通過デュプレクサとして機能する。
【0038】さらにまた、本発明の実施例である通信機
装置を、図22に基づいて説明する。なお、図22は本実施
例の通信機装置の概略図である。図22に示すように、本
実施例の通信機装置40は、デュプレクサ30と、送信用回
路41と、受信用回路42と、アンテナ43とから構成されて
いる。ここでデュプレクサ30は先の実施例で示したもの
であり、図19における非放射性誘電体線路フィルタ10e
の入出力接続用手段が送信用回路41に接続されており、
非放射性誘電体線路フィルタ10fの入出力接続用手段が
受信用回路42に接続されている。また、アンテナ接続用
手段はアンテナ43に接続されている。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、平面状で
略平行な導体とその間に狭接される誘電体ストリップと
から構成される非放射性誘電体線路フィルタにおいて、
例えばLSMモードを使用する場合は、上下導体に溝部を
形成しその溝部に誘電体ストリップを嵌合させ、さらに
断続的に複数の横溝部を設けることで非放射性誘電体線
路フィルタを形成した。これにより誘電体ストリップに
複雑な加工を施すことなく、容易に非放射性誘電体線路
フィルタを製造することができるので、生産性が向上し
製造コストを低減させることができる。また、導体の横
溝部の長さなどにより共振周波数などの特性が規定され
るため、温度変化に対しても特性変化の小さい非放射性
誘電体線路フィルタを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非放射性誘電体線路フィルタの斜視図
である。
【図2】図1におけるX−X線断面図である。
【図3】図1におけるY−Y線断面図である。
【図4】導体壁部の高さと遮断周波数との関係を表す図
である。
【図5】図4において用いた非放射性誘電体線路の断面
図である。
【図6】図1におけるY−Y線断面図の他の形態を示す図
である。
【図7】図1におけるY−Y線断面図の他の形態を示す図
である。
【図8】図1の斜視図とは異なる形態の横溝部を形成し
た斜視図である。
【図9】本発明の第二の実施例における非放射性誘電体
線路フィルタの斜視図である。
【図10】図9におけるZ−Z線断面図である。
【図11】図9におけるW−W線断面図である。
【図12】本発明の第三の実施例における非放射性誘電
体線路フィルタの斜視図である。
【図13】図12におけるV−V線断面図である。
【図14】本発明の第四の実施例における非放射性誘電
体線路フィルタの斜視図である。
【図15】図14におけるU−U線断面図である。
【図16】図14におけるT−T線断面図である。
【図17】縦方向に層状の誘電体を貼り合せた誘電体ス
トリップを用いた非放射性誘電体線路フィルタの斜視図
である。
【図18】横方向に層状の誘電体を貼り合せた誘電体ス
トリップを用いた非放射性誘電体線路フィルタの斜視図
である。
【図19】本発明のデュプレクサの平面図である。
【図20】図19におけるS−S線断面図である。
【図21】図19におけるR−R線断面図である。
【図22】本発明の通信機装置の概略図である。
【図23】従来の非放射性誘電体線路フィルタの斜視図
である。
【図24】他の従来例における非放射性誘電体線路フィ
ルタの斜視図である。
【符号の説明】
10,10a〜10f 非放射性誘電体線路フィルタ 11 導体板 11a 導体 12,12a,12b 誘電体ストリップ 15 共振器 16,16e1,16e2,16f1,16f2 入出力接続用手段 17 信号遮断領域 18 主線路 19 アンテナ接続用手段 20 溝部 21 底部 22 導体壁部 25 横溝部 26 段差部 30 デュプレクサ 40 通信機装置 41 送信用回路 42 受信用回路 43 アンテナ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/20 - 1/219 H01P 7/00 - 7/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状の二つの略平行な導体と、信号伝
    搬方向に垂直な断面が略同一形状を有する誘電体ストリ
    ップとから構成され、該誘電体ストリップが前記導体間
    に挟接され、少なくとも一つの共振領域と該共振領域の
    前記誘電体ストリップの信号伝搬方向両側の信号遮断領
    域とを含んでなる非放射性誘電体線路共振器であって、主信号伝搬モードがLSMモードであり、前記導体の対
    向する位置に底部と導体壁部とからなる溝部が設けら
    れ、前記誘電体ストリップは該溝部に嵌合されており、
    前記導体の対向する位置には複数の横溝部が設けられて
    いて、該横溝部が形成されている部分が前記信号遮断領
    域となっている ことを特徴とする非放射性誘電体線路共
    振器。
  2. 【請求項2】 LSMモードが最低次モードとなるよう
    に前記溝部の深さを設定することを特徴とする、請求項
    1に記載の非放射性誘電体線路共振器。
  3. 【請求項3】 平面状の二つの略平行な導体と、信号伝
    搬方向に垂直な断面が略同一形状を有する誘電体ストリ
    ップとから構成され、該誘電体ストリップが前記導体間
    に挟接され、少なくとも一つの共振領域と該共振領域の
    前記誘電体ストリップの信号伝搬方向両側の信号遮断領
    域とを含んでなる非放射性誘電体線路共振器であって、主信号伝搬モードがLSEモードであり、前記導体の対
    向する位置に底部と導体壁部とからなる溝部が設けら
    れ、前記誘電体ストリップは該溝部に嵌合されており、
    前記導体の対向する位置には複数の横溝部が設けられて
    いて、該横溝部が形成されている部分が前記共振領域と
    なっている ことを特徴とする非放射性誘電体線路共振
    器。
  4. 【請求項4】 前記誘電体ストリップが均一な誘電率を
    有する誘電体により形成されることを特徴とする請求項
    ないし請求項3に記載の非放射性誘電体共振器。
  5. 【請求項5】 平面状の二つの略平行な導体と、信号伝
    搬方向に垂直な断面が略同一形状を有する誘電体ストリ
    ップとから構成され、該誘電体ストリップが前記導体間
    に挟接され、少なくとも一つの共振領域と該共振領域の
    前記誘電体ストリ ップの信号伝搬方向両側の信号遮断領
    域とを含んでなる非放射性誘電体線路共振器と、該非放
    射性誘電体線路共振器に結合する入出力接続用手段とを
    有する非放射性誘電体線路フィルタであって、主信号伝搬モードがLSMモードであり、前記導体の対
    向する位置に底部と導体壁部とからなる溝部が設けら
    れ、前記誘電体ストリップは該溝部に嵌合されていて、
    該溝部に嵌合されている前記誘電体ストリップの一部が
    前記入出力接続用手段となっており、前記導体の対向す
    る位置には複数の横溝部が設けられていて、該横溝部が
    形成されている部分が前記信号遮断領域となっている
    とを特徴とする非放射性誘電体線路フィルタ。
  6. 【請求項6】 平面状の二つの略平行な導体と、信号伝
    搬方向に垂直な断面が略同一形状を有する誘電体ストリ
    ップとから構成され、該誘電体ストリップが前記導体間
    に挟接され、少なくとも一つの共振領域と該共振領域の
    前記誘電体ストリップの信号伝搬方向両側の信号遮断領
    域とを含んでなる非放射性誘電体線路共振器と、該非放
    射性誘電体線路共振器に結合する入出力接続用手段とを
    有する非放射性誘電体線路フィルタであって、主信号伝搬モードがLSEモードであり、前記導体の対
    向する位置に底部と導体壁部とからなる溝部が設けら
    れ、前記誘電体ストリップは該溝部に嵌合されており、
    前記導体の対向する位置には複数の横溝部が設けられて
    いて、該横溝部が形成されている部分が前記共振領域ま
    たは前記入出力接続用手段となっている ことを特徴とす
    る非放射性誘電体線路フィルタ。
  7. 【請求項7】 少なくとも二つのフィルタと、該フィル
    タのそれぞれに接続される入出力接続用手段と、前記フ
    ィルタに共通に接続されるアンテナ接続用手段とを含ん
    でなるデュプレクサであって、 前記フィルタの少なくとも一つが前記請求項5あるいは
    請求項6に記載の非放射性誘電体線路フィルタであるこ
    とを特徴とするデュプレクサ。
  8. 【請求項8】 前記請求項記載のデュプレクサと、該
    デュプレクサの少なくとっも一つの入出力接続用手段に
    接続される送信用回路と、該送信用回路に接続される前
    記入出力手段とは異なる少なくとも一つの入出力接続用
    に接続される受信用回路値と、前記デュプレクサのアン
    テナ接続用手段に接続されるアンテナとを含んでなるこ
    とを特徴とする通信機装置。
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