JP3404320B2 - 送信スキャニングレシーバにおける送信機オーバーロードを低減する方法および装置 - Google Patents
送信スキャニングレシーバにおける送信機オーバーロードを低減する方法および装置Info
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/38—Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
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- H04B1/40—Circuits
- H04B1/50—Circuits using different frequencies for the two directions of communication
- H04B1/52—Hybrid arrangements, i.e. arrangements for transition from single-path two-direction transmission to single-direction transmission on each of two paths or vice versa
- H04B1/525—Hybrid arrangements, i.e. arrangements for transition from single-path two-direction transmission to single-direction transmission on each of two paths or vice versa with means for reducing leakage of transmitter signal into the receiver
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信に関し、特
に、送信スキャニングレシーバにおける送信機オーバー
ロードを低減する方法および装置に関する。
に、送信スキャニングレシーバにおける送信機オーバー
ロードを低減する方法および装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】送信機
用送信スキャニングレシーバは、典型的に、送信機と他
の隣接送信機の送信周波数で動作する。送信スキャニン
グレシーバは、送信周波数で動作中の他の隣接送信機を
スキャンする。隣接送信機の送信周波数をスキャンする
ことにより、送信スキャニングレシーバは、他の送信機
によって使用されていないその送信機用の送信周波数を
捜し出すのに使用することができる。送信スキャニング
レシーバの送信機への典型的な近接に起因して、送信機
からの送信は、送信周波数をスキャンする送信スキャニ
ングレシーバの能力を制約することがある。たとえば、
典型的に送信スキャニングレシーバの初期信号処理部品
を含む送信スキャニングレシーバのフロントエンドは、
送信機からの送信の比較的かなり高い振幅またはパワー
レベルでオーバーロード状態になることがある。送信ス
キャニングレシーバがオーバーロード状態になると、送
信機からのこれらの送信は、送信スキャニングレシーバ
のフロントエンド内に疑似信号を発生させ、それによ
り、他の送信周波数のスキャン時に送信スキャニングレ
シーバを役に立たなくさせる。送信スキャニングレシー
バのオーバーロードを防ぐために、従来のシステムは、
送信スキャニングレシーバのスキャニング中送信機を送
信停止にする必要がある。しかしながら、送信スキャニ
ングレシーバのスキャニング中送信機を送信停止にする
必要性は、サービスの中断を引き起こすことがある。た
とえば、特定の送信周波数で送信中の送信機が、その周
波数で妨害するものに出くわした場合、送信機は、他の
送信周波数に飛んで送信しようとするかもしれない。し
かしながら、送信機が、送信スキャニングレシーバに受
け入れ可能な送信周波数をスキャンさせるために送信を
停止しなければならない場合は、サービスの中断が起こ
り得る。したがって、送信スキャニングレシーバの送信
機オーバーロードを低減する装置の必要性が存在する。
用送信スキャニングレシーバは、典型的に、送信機と他
の隣接送信機の送信周波数で動作する。送信スキャニン
グレシーバは、送信周波数で動作中の他の隣接送信機を
スキャンする。隣接送信機の送信周波数をスキャンする
ことにより、送信スキャニングレシーバは、他の送信機
によって使用されていないその送信機用の送信周波数を
捜し出すのに使用することができる。送信スキャニング
レシーバの送信機への典型的な近接に起因して、送信機
からの送信は、送信周波数をスキャンする送信スキャニ
ングレシーバの能力を制約することがある。たとえば、
典型的に送信スキャニングレシーバの初期信号処理部品
を含む送信スキャニングレシーバのフロントエンドは、
送信機からの送信の比較的かなり高い振幅またはパワー
レベルでオーバーロード状態になることがある。送信ス
キャニングレシーバがオーバーロード状態になると、送
信機からのこれらの送信は、送信スキャニングレシーバ
のフロントエンド内に疑似信号を発生させ、それによ
り、他の送信周波数のスキャン時に送信スキャニングレ
シーバを役に立たなくさせる。送信スキャニングレシー
バのオーバーロードを防ぐために、従来のシステムは、
送信スキャニングレシーバのスキャニング中送信機を送
信停止にする必要がある。しかしながら、送信スキャニ
ングレシーバのスキャニング中送信機を送信停止にする
必要性は、サービスの中断を引き起こすことがある。た
とえば、特定の送信周波数で送信中の送信機が、その周
波数で妨害するものに出くわした場合、送信機は、他の
送信周波数に飛んで送信しようとするかもしれない。し
かしながら、送信機が、送信スキャニングレシーバに受
け入れ可能な送信周波数をスキャンさせるために送信を
停止しなければならない場合は、サービスの中断が起こ
り得る。したがって、送信スキャニングレシーバの送信
機オーバーロードを低減する装置の必要性が存在する。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は、オーバーロー
ドにする送信機から送信され送信スキャニングレシーバ
で受信される送信機信号を減少させることにより、送信
スキャニングレシーバの送信機オーバーロードを低減す
る。送信されるべき送信機信号のサンプルは、送信前に
送信機から得られる。送信機信号が送信され、送信スキ
ャニングレシーバで受信された後、このサンプルが用い
られて、送信スキャニングレシーバにおける送信機信号
を減少させる。このように実行するために、サンプルは
遅延され、調整され、送信機信号と合成される。いくつ
かの実施例では、送信機信号の一部は、送信に先立って
送信機の送信経路から得られ、結合された経路に乗せら
れる。結合経路上の送信機信号は、調整されて送信スキ
ャニングレシーバの送信スキャニング経路に注入され、
送信機より送信されて送信スキャニングレシーバで受信
された送信機信号と合成される。結合経路における遅延
素子は、送信機より送信されて送信スキャニングレシー
バで受信された送信機信号の遅延に対応するように結合
経路の遅延を調整するのに使用される。結合経路におけ
る振幅および位相調整器は、結合経路上の送信機信号を
振幅および位相調整して、送信スキャニング経路上の送
信機信号を低減させる。送信スキャニング経路上の送信
機信号の低減を改善するために、少なくとも送信スキャ
ニング経路上の送信機信号の測定を行なうことができ、
この測定は、結合経路上の送信機信号の位相および／ま
たは振幅を調整して送信スキャニング経路上の送信機信
号のレベルを減少させるのに使用される。また、パラレ
ル結合経路からなる連続相殺ステージを実行して、送信
スキャニング経路上の送信機信号のより多くの抑圧を提
供することもできる。本発明の他の態様および利点は、
以下の詳細な説明の記載を読みかつ図面を参照すること
により明らかになるだろう。
ドにする送信機から送信され送信スキャニングレシーバ
で受信される送信機信号を減少させることにより、送信
スキャニングレシーバの送信機オーバーロードを低減す
る。送信されるべき送信機信号のサンプルは、送信前に
送信機から得られる。送信機信号が送信され、送信スキ
ャニングレシーバで受信された後、このサンプルが用い
られて、送信スキャニングレシーバにおける送信機信号
を減少させる。このように実行するために、サンプルは
遅延され、調整され、送信機信号と合成される。いくつ
かの実施例では、送信機信号の一部は、送信に先立って
送信機の送信経路から得られ、結合された経路に乗せら
れる。結合経路上の送信機信号は、調整されて送信スキ
ャニングレシーバの送信スキャニング経路に注入され、
送信機より送信されて送信スキャニングレシーバで受信
された送信機信号と合成される。結合経路における遅延
素子は、送信機より送信されて送信スキャニングレシー
バで受信された送信機信号の遅延に対応するように結合
経路の遅延を調整するのに使用される。結合経路におけ
る振幅および位相調整器は、結合経路上の送信機信号を
振幅および位相調整して、送信スキャニング経路上の送
信機信号を低減させる。送信スキャニング経路上の送信
機信号の低減を改善するために、少なくとも送信スキャ
ニング経路上の送信機信号の測定を行なうことができ、
この測定は、結合経路上の送信機信号の位相および／ま
たは振幅を調整して送信スキャニング経路上の送信機信
号のレベルを減少させるのに使用される。また、パラレ
ル結合経路からなる連続相殺ステージを実行して、送信
スキャニング経路上の送信機信号のより多くの抑圧を提
供することもできる。本発明の他の態様および利点は、
以下の詳細な説明の記載を読みかつ図面を参照すること
により明らかになるだろう。
【０００４】
【発明の実施の形態】本発明の原理による送信スキャニ
ングレシーバの送信機オーバーロードを低減する方法お
よび装置の実施例は、以下に説明される。図１におい
て、送信信号相殺ステージ１０ａが示され、送信機１３
の送信経路１２と、受信機１８の送信スキャニングレシ
ーバ１７の送信スキャニング経路１６との間の結合経路
１１を含む。この例では、基地局１４の送信機および受
信機構成要素１３および１４のフロントエンドは、本発
明を説明するために基地局１４の他の部分より詳細に示
されている。説明の目的のため、送信機１３と受信機１
８は、ブロックとして簡単に示されているが、信号を送
信および受信すると共に基地局１４の構成によって決ま
る異なる形態にアレンジすることができる複数のラジオ
を含むことができることを理解すべきである。送信機１
３および受信機１８は、基地局１４のフロントエンドの
各部分を含むように示されている。たとえば、送信経路
１２は、送信機１３の一部として示され、送信スキャニ
ング経路は、送信スキャニングレシーバの一部として示
されている。さらに、送信スキャニングレシーバ１７
は、受信機１８内のブロックとして示されているが、専
用ラジオと共に、またはアプリケーションによって決ま
る既存の受信機回路内で実行することができることを理
解すべきである。
ングレシーバの送信機オーバーロードを低減する方法お
よび装置の実施例は、以下に説明される。図１におい
て、送信信号相殺ステージ１０ａが示され、送信機１３
の送信経路１２と、受信機１８の送信スキャニングレシ
ーバ１７の送信スキャニング経路１６との間の結合経路
１１を含む。この例では、基地局１４の送信機および受
信機構成要素１３および１４のフロントエンドは、本発
明を説明するために基地局１４の他の部分より詳細に示
されている。説明の目的のため、送信機１３と受信機１
８は、ブロックとして簡単に示されているが、信号を送
信および受信すると共に基地局１４の構成によって決ま
る異なる形態にアレンジすることができる複数のラジオ
を含むことができることを理解すべきである。送信機１
３および受信機１８は、基地局１４のフロントエンドの
各部分を含むように示されている。たとえば、送信経路
１２は、送信機１３の一部として示され、送信スキャニ
ング経路は、送信スキャニングレシーバの一部として示
されている。さらに、送信スキャニングレシーバ１７
は、受信機１８内のブロックとして示されているが、専
用ラジオと共に、またはアプリケーションによって決ま
る既存の受信機回路内で実行することができることを理
解すべきである。
【０００５】この実施例では、カップラ２０が、送信経
路１２上の送信機信号のサンプルを相殺ステージ１０ａ
の結合経路１１上に結合つまり供給する。この特定の実
施例では、カップラ２０は、送信経路１２に低損失（約
０．５ｄＢ）を与えるが、結合経路１１上に結合される
送信機信号に１０−２０ｄＢの損失を与えることができ
る。結合経路１１における遅延２４は、結合経路上１１
の送信機信号を遅延させて、送信経路１２から送信され
て送信スキャニング経路１６で受信される送信機信号に
より経験される遅延と一致させる。図１において、遅延
２４は、送信フィルタ２６を通過し、アンテナ２８から
空気を介してアンテナ３０へ進み、送信スキャニング経
路１６上の送信スキャニングフィルタ３２を通過する送
信機信号によって経験される遅延と、結合経路上の送信
機信号によって経験される遅延との間の相対的遅延差を
反映している。結合経路１１上の送信機信号の遅延は、
送信スキャニング経路に送信される送信機信号により経
験される遅延と正確に整合させる必要はない。しかしな
がら、当業者には分かるように、送信機信号の両セット
により経験される遅延は、送信機信号の対応する部分
を、送信スキャニング経路上の送信機信号を低減または
抑圧する仕方で合成することができるように整合すべき
である。たとえば、遅延差は、ピコ秒のオーダーにする
ことができる。各ステージ１０ｎは、ほぼ同じ相殺量、
たとえば２０−３０ｄＢを提供することができるが、送
信機信号がごくわずか、たとえば−８０ｄＢしか得られ
ない場合は、相殺は非常にわずかになる。
路１２上の送信機信号のサンプルを相殺ステージ１０ａ
の結合経路１１上に結合つまり供給する。この特定の実
施例では、カップラ２０は、送信経路１２に低損失（約
０．５ｄＢ）を与えるが、結合経路１１上に結合される
送信機信号に１０−２０ｄＢの損失を与えることができ
る。結合経路１１における遅延２４は、結合経路上１１
の送信機信号を遅延させて、送信経路１２から送信され
て送信スキャニング経路１６で受信される送信機信号に
より経験される遅延と一致させる。図１において、遅延
２４は、送信フィルタ２６を通過し、アンテナ２８から
空気を介してアンテナ３０へ進み、送信スキャニング経
路１６上の送信スキャニングフィルタ３２を通過する送
信機信号によって経験される遅延と、結合経路上の送信
機信号によって経験される遅延との間の相対的遅延差を
反映している。結合経路１１上の送信機信号の遅延は、
送信スキャニング経路に送信される送信機信号により経
験される遅延と正確に整合させる必要はない。しかしな
がら、当業者には分かるように、送信機信号の両セット
により経験される遅延は、送信機信号の対応する部分
を、送信スキャニング経路上の送信機信号を低減または
抑圧する仕方で合成することができるように整合すべき
である。たとえば、遅延差は、ピコ秒のオーダーにする
ことができる。各ステージ１０ｎは、ほぼ同じ相殺量、
たとえば２０−３０ｄＢを提供することができるが、送
信機信号がごくわずか、たとえば−８０ｄＢしか得られ
ない場合は、相殺は非常にわずかになる。
【０００６】位相および振幅調整器３４は、結合経路上
の送信機信号の位相および振幅を調整し、カップラ３６
は、結合経路１１からの送信機信号を送信スキャニング
経路１６上に注入して、送信スキャニング経路１６上の
送信機信号を低減または抑圧する。結合される送信機信
号の位相および/または振幅を適当に調整することによ
り、結合される送信機信号は、送信スキャニング経路１
６からの送信機信号を低減する仕方で、送信スキャニン
グ経路１６上の送信機信号と合成する。特定のアプリケ
ーションと特定の設計により、この方法は、送信スキャ
ニング経路１６上の送信機信号を（典型的には１０−４
０ｄＢから）３ｄＢ−５０ｄＢだけ低減することができ
る。送信スキャニング経路１６上の送信機信号の減衰量
は、送信スキャニング経路１６上の送信機信号と結合経
路１１上の送信機信号の対応する部分の位相および振幅
の差に大部分依存している。減衰量を増加させるため
に、送信スキャニング経路１６と結合経路１１上の送信
機信号の振幅差は、ゼロに近づくべきであり、それらの
位相差は、１８０度に近づくべきである。送信機信号の
有効な相殺は、受信された送信機信号と結合された送信
機信号間の２ｄＢの振幅差と１７５−１８５度の位相差
を用いて達成することができる。送信スキャニング経路
１６上の送信機信号の相殺をさらに改善するために、連
続相殺ステージ１０ｎを使用して、送信スキャニング経
路１６上の送信機信号のさらなる抑圧を与えることがで
きる。送信スキャニング経路１６上のオーバーロード送
信機信号を抑圧することによって、送信機１３は、送信
機信号を送信し続けることができ、送信スキャニングレ
シーバ１７は、送信周波数をスキャンする。
の送信機信号の位相および振幅を調整し、カップラ３６
は、結合経路１１からの送信機信号を送信スキャニング
経路１６上に注入して、送信スキャニング経路１６上の
送信機信号を低減または抑圧する。結合される送信機信
号の位相および/または振幅を適当に調整することによ
り、結合される送信機信号は、送信スキャニング経路１
６からの送信機信号を低減する仕方で、送信スキャニン
グ経路１６上の送信機信号と合成する。特定のアプリケ
ーションと特定の設計により、この方法は、送信スキャ
ニング経路１６上の送信機信号を（典型的には１０−４
０ｄＢから）３ｄＢ−５０ｄＢだけ低減することができ
る。送信スキャニング経路１６上の送信機信号の減衰量
は、送信スキャニング経路１６上の送信機信号と結合経
路１１上の送信機信号の対応する部分の位相および振幅
の差に大部分依存している。減衰量を増加させるため
に、送信スキャニング経路１６と結合経路１１上の送信
機信号の振幅差は、ゼロに近づくべきであり、それらの
位相差は、１８０度に近づくべきである。送信機信号の
有効な相殺は、受信された送信機信号と結合された送信
機信号間の２ｄＢの振幅差と１７５−１８５度の位相差
を用いて達成することができる。送信スキャニング経路
１６上の送信機信号の相殺をさらに改善するために、連
続相殺ステージ１０ｎを使用して、送信スキャニング経
路１６上の送信機信号のさらなる抑圧を与えることがで
きる。送信スキャニング経路１６上のオーバーロード送
信機信号を抑圧することによって、送信機１３は、送信
機信号を送信し続けることができ、送信スキャニングレ
シーバ１７は、送信周波数をスキャンする。
【０００７】種々の実施例において送信スキャニング経
路１６上のオーバーロード送信機信号の減少を改善する
ために、制御回路３８は、相殺ステージ１０ａ―ｎの前
および／または後にオーバーロード送信機信号の振幅お
よび／または位相を測定し、結合経路１１上の送信機信
号の振幅および/または位相を調整して、送信スキャニ
ング経路１６上の送信機信号の相殺を改善することがで
きる。また、制御回路３８は、結合経路１１上の送信機
信号の位相および／または振幅を測定し、結合経路上の
送信機信号の位相および／または振幅を調整して、送信
スキャニング経路１６上の送信機信号の相殺を改善する
こともできる。制御回路３８は、結合経路１１上の送信
機信号の位相および／または振幅を調整して、送信スキ
ャニング経路１６上の送信機信号と振幅を近づけ、およ
び/または１８０度位相差を達成するのを試みることに
より、送信スキャニング経路１６上の送信機信号の改善
された相殺を提供する。
路１６上のオーバーロード送信機信号の減少を改善する
ために、制御回路３８は、相殺ステージ１０ａ―ｎの前
および／または後にオーバーロード送信機信号の振幅お
よび／または位相を測定し、結合経路１１上の送信機信
号の振幅および/または位相を調整して、送信スキャニ
ング経路１６上の送信機信号の相殺を改善することがで
きる。また、制御回路３８は、結合経路１１上の送信機
信号の位相および／または振幅を測定し、結合経路上の
送信機信号の位相および／または振幅を調整して、送信
スキャニング経路１６上の送信機信号の相殺を改善する
こともできる。制御回路３８は、結合経路１１上の送信
機信号の位相および／または振幅を調整して、送信スキ
ャニング経路１６上の送信機信号と振幅を近づけ、およ
び/または１８０度位相差を達成するのを試みることに
より、送信スキャニング経路１６上の送信機信号の改善
された相殺を提供する。
【０００８】図１において、制御回路３８は、結合経路
１１上の送信機信号の位相および／または振幅、あるい
は相殺前の送信スキャニング経路１６上のオーバーロー
ド送信機信号の位相および／または振幅、あるいは相殺
後の送信スキャニング経路１６上のオーバーロード送信
機信号の位相および／または振幅、あるいはこれらの組
み合わせを測定するのに使用することができる入力を備
えて示される。本発明の原理による送信機オーバーロー
ド低減システムの実施例は、これらのパラメータのうち
のどれか１つ、または異なるパラメータ、またはこれら
のもしくは異なるパラメータの組み合わせを測定し、結
合経路１１上の送信機信号の振幅および／または位相を
調整して、オーバーロード送信機信号の抑圧を改善する
制御回路を含むことができる。したがって、同一基地局
の送受信機からの送信機信号に起因する送信スキャニン
グレシーバのオーバーロードの低減は、結合された送信
機信号の振幅および／または位相を調整するためにフィ
ードバックまたはフィードフォワード情報を用いる制御
回路を使用することによって増大させることができる。
１１上の送信機信号の位相および／または振幅、あるい
は相殺前の送信スキャニング経路１６上のオーバーロー
ド送信機信号の位相および／または振幅、あるいは相殺
後の送信スキャニング経路１６上のオーバーロード送信
機信号の位相および／または振幅、あるいはこれらの組
み合わせを測定するのに使用することができる入力を備
えて示される。本発明の原理による送信機オーバーロー
ド低減システムの実施例は、これらのパラメータのうち
のどれか１つ、または異なるパラメータ、またはこれら
のもしくは異なるパラメータの組み合わせを測定し、結
合経路１１上の送信機信号の振幅および／または位相を
調整して、オーバーロード送信機信号の抑圧を改善する
制御回路を含むことができる。したがって、同一基地局
の送受信機からの送信機信号に起因する送信スキャニン
グレシーバのオーバーロードの低減は、結合された送信
機信号の振幅および／または位相を調整するためにフィ
ードバックまたはフィードフォワード情報を用いる制御
回路を使用することによって増大させることができる。
【０００９】制御回路３８は、これらの入力パレメータ
の１つ、いくつかまたは全部を、結合経路１１上の送信
機信号に適切な位相および／またはゲインを与えるルッ
クアップテーブルへの入力として使用することができ
る。かけがえとして、制御回路３８は、入力パラメータ
を使用して、結合経路１１上の送信機信号の望ましい位
相および／または振幅あるいは位相および／または振幅
調整を決定することができる。たとえば、制御回路３８
は、結合経路１１および送信スキャニング経路１６上の
送信機信号の振幅および／または位相を測定、比較し
て、振幅および／または位相情報を提供することができ
る。また、制御回路１１は、単に、送信スキャニング経
路１６上の送信機信号の振幅を測定して、振幅情報を調
整器４へ供給するか、または、送信機信号間の位相差を
測定して、位相情報を調整器３４へ供給しても良い。他
の方法では、送信スキャニング経路１６上の送信機信号
の振幅は、結合経路１１上の送信機信号の振幅調整を提
供するために相殺に先立って測定される。
の１つ、いくつかまたは全部を、結合経路１１上の送信
機信号に適切な位相および／またはゲインを与えるルッ
クアップテーブルへの入力として使用することができ
る。かけがえとして、制御回路３８は、入力パラメータ
を使用して、結合経路１１上の送信機信号の望ましい位
相および／または振幅あるいは位相および／または振幅
調整を決定することができる。たとえば、制御回路３８
は、結合経路１１および送信スキャニング経路１６上の
送信機信号の振幅および／または位相を測定、比較し
て、振幅および／または位相情報を提供することができ
る。また、制御回路１１は、単に、送信スキャニング経
路１６上の送信機信号の振幅を測定して、振幅情報を調
整器４へ供給するか、または、送信機信号間の位相差を
測定して、位相情報を調整器３４へ供給しても良い。他
の方法では、送信スキャニング経路１６上の送信機信号
の振幅は、結合経路１１上の送信機信号の振幅調整を提
供するために相殺に先立って測定される。
【００１０】他の方法では、制御回路１１は、相殺後の
送信スキャニング経路１６上の送信機信号のパワーレベ
ルを監視し、相殺後の送信スキャニング経路１６上のオ
ーバーロード送信機信号のパワーレベルの減少に応じて
位相および／または振幅調整をシステマティックに変更
する。制御回路３８の異なる形態および変形が可能であ
る。さらに、制御回路を使用する連続相殺ステージ１０
ｎは、オーバーロード送信機信号のさらなる抑圧が可能
であり、異なる相殺ステージは、異なるパラメータを測
定し、異なる形態を持つことができる。
送信スキャニング経路１６上の送信機信号のパワーレベ
ルを監視し、相殺後の送信スキャニング経路１６上のオ
ーバーロード送信機信号のパワーレベルの減少に応じて
位相および／または振幅調整をシステマティックに変更
する。制御回路３８の異なる形態および変形が可能であ
る。さらに、制御回路を使用する連続相殺ステージ１０
ｎは、オーバーロード送信機信号のさらなる抑圧が可能
であり、異なる相殺ステージは、異なるパラメータを測
定し、異なる形態を持つことができる。
【００１１】図１の実施例において、相殺ステージ１０
ａ―ｎは、同一基地局１４にある送信機１３の送信経路
１２と受信機１８の送信スキャニング経路１６の間に結
合される。基地局１４は、アンテナダイバーシティを提
供するアンテナ２８および３０を含み、送信スキャニン
グ１６は、アンテナ３０に接続された状態で示されてい
る。本発明は、送信スキャニングレシーバが専用アンテ
ナを使用するかまたは１つもしくはいくつかのアンテナ
を共用する基地局または送受信機または送信機／受信機
設備で使用することができる。当業者にわかるように、
本発明は、特定の送信機からの送信機信号が、送信前に
送信機信号のサンプルを得ることにより受信機経路上で
抑圧されている種々の形態で使用することができる。
ａ―ｎは、同一基地局１４にある送信機１３の送信経路
１２と受信機１８の送信スキャニング経路１６の間に結
合される。基地局１４は、アンテナダイバーシティを提
供するアンテナ２８および３０を含み、送信スキャニン
グ１６は、アンテナ３０に接続された状態で示されてい
る。本発明は、送信スキャニングレシーバが専用アンテ
ナを使用するかまたは１つもしくはいくつかのアンテナ
を共用する基地局または送受信機または送信機／受信機
設備で使用することができる。当業者にわかるように、
本発明は、特定の送信機からの送信機信号が、送信前に
送信機信号のサンプルを得ることにより受信機経路上で
抑圧されている種々の形態で使用することができる。
【００１２】この実施例では、無線周波数（ＲＦ）信号
は、アンテナ２８および３０で受信される。アンテナ２
８で受信された信号は、送受切換器４４のＲＸフィルタ
４２を通って、第１の受信経路４６上に進み、次いで低
雑音増幅器４８および受信機回路１８の残部へ進む。こ
の特定の実施例におけるスイッチのポジション（現ポジ
ションは送信スキャニングモード）に依存して、アンテ
ナ３０で受信された信号は、送受切換器５６の送信フィ
ルタ３２を介して送信スキャニング経路１６上に進む。
送信フィルタ３２は、送信機周波数帯域を送信スキャニ
ング経路１６上に進ませる。送信スキャニング経路１６
上で、送信機１３からの送信機信号は、上記に説明した
相殺ステージ１０ａ―ｎで抑圧される。次いで、抑圧さ
れた送信機１３からの送信機信号と他の送信機（図示し
ない）からの送信機信号を含む送信機信号は、低雑音増
幅器５２に供給される。この特定の実施例におけるこの
時点で、送信機１３からの送信機信号（オーバーロード
送信機信号）は、抑圧されるべきであるが、他の送信機
（図示しない）からの送信機信号、たとえば他の基地局
（図示しない）からの送信機信号は、顕著になり、チャ
ンネル使用解析のために受信機１８の残部に進められ
る。
は、アンテナ２８および３０で受信される。アンテナ２
８で受信された信号は、送受切換器４４のＲＸフィルタ
４２を通って、第１の受信経路４６上に進み、次いで低
雑音増幅器４８および受信機回路１８の残部へ進む。こ
の特定の実施例におけるスイッチのポジション（現ポジ
ションは送信スキャニングモード）に依存して、アンテ
ナ３０で受信された信号は、送受切換器５６の送信フィ
ルタ３２を介して送信スキャニング経路１６上に進む。
送信フィルタ３２は、送信機周波数帯域を送信スキャニ
ング経路１６上に進ませる。送信スキャニング経路１６
上で、送信機１３からの送信機信号は、上記に説明した
相殺ステージ１０ａ―ｎで抑圧される。次いで、抑圧さ
れた送信機１３からの送信機信号と他の送信機（図示し
ない）からの送信機信号を含む送信機信号は、低雑音増
幅器５２に供給される。この特定の実施例におけるこの
時点で、送信機１３からの送信機信号（オーバーロード
送信機信号）は、抑圧されるべきであるが、他の送信機
（図示しない）からの送信機信号、たとえば他の基地局
（図示しない）からの送信機信号は、顕著になり、チャ
ンネル使用解析のために受信機１８の残部に進められ
る。
【００１３】かけがえとして、この特定の実施例では、
スイッチ５０が第２の受信経路５４に接続される場合
は、基地局４０は、ダイバーシティ受信機モードにあ
り、送信スキャニングモードになっておらず、アンテナ
３０で受信された信号は、送受切換器５６の受信フィル
タ５７を通って第２の受信機経路５４上に進む。第２の
受信経路５４上の低雑音増幅器５８は、受信信号を増幅
し、受信機１８の残部に供給する。
スイッチ５０が第２の受信経路５４に接続される場合
は、基地局４０は、ダイバーシティ受信機モードにあ
り、送信スキャニングモードになっておらず、アンテナ
３０で受信された信号は、送受切換器５６の受信フィル
タ５７を通って第２の受信機経路５４上に進む。第２の
受信経路５４上の低雑音増幅器５８は、受信信号を増幅
し、受信機１８の残部に供給する。
【００１４】図２は、図１の相殺ステージ１０ａのより
詳細な実施例を示す。この詳細な実施例では、制御回路
３８（図１）は、受信信号強度インジケータ（ＲＳＳ
Ｉ）６０および６２と、位相検出器６４と、コントロー
ラ６６を含む。ＲＳＳＩ６０および６２は、測定された
送信機信号のパワーレベルに比例する信号をコントロー
ラ６６に供給する。ＲＳＳＩ６０は、カップラ３６を使
用して送信スキャニング経路１６上の送信器信号の一部
を結合して取ることにより、相殺ステージ１０ａの前の
送信スキャニング経路１６上の送信機信号の強度つまり
パワーレベルを測定する。ＲＳＳＩ６２は、カップラ３
７を使用して送信スキャニング経路１６上の送信機信号
の一部を結合して取ることにより、相殺ステージ１０ａ
の後の経路１６上における送信機信号の強度を測定す
る。この詳細な実施例では、結合経路１１上の送信機信
号の測定は、調整器３４の後で行われ（測定は、調整器
３４の前の送信機信号で行っても良い）、送信スキャニ
ング経路１６上の送信機信号の測定は、相殺の前後で行
なわれる。位相検出器６４は、送信スキャニング経路１
６上の送信機信号の結合された変形と結合経路１１上の
送信機信号とを受け取り、結合経路１１上の送信機信号
と送信スキャニング経路１６上の送信機信号の位相差を
測定する。位相検出器６４は、コントローラ６６に位相
情報（単に位相差以外のものでも良い）を供給する。Ｒ
ＳＳＩ６０および６２と位相検出器６４からの入力に応
じて、コントローラ６６は、振幅および位相調整情報を
調整器３４へ供給し、それにより、結合経路１１上の送
信器信号の振幅および／または位相が調整され、送信ス
キャニング経路１６上のオーバーロード送信機信号の抑
圧が改善される。
詳細な実施例を示す。この詳細な実施例では、制御回路
３８（図１）は、受信信号強度インジケータ（ＲＳＳ
Ｉ）６０および６２と、位相検出器６４と、コントロー
ラ６６を含む。ＲＳＳＩ６０および６２は、測定された
送信機信号のパワーレベルに比例する信号をコントロー
ラ６６に供給する。ＲＳＳＩ６０は、カップラ３６を使
用して送信スキャニング経路１６上の送信器信号の一部
を結合して取ることにより、相殺ステージ１０ａの前の
送信スキャニング経路１６上の送信機信号の強度つまり
パワーレベルを測定する。ＲＳＳＩ６２は、カップラ３
７を使用して送信スキャニング経路１６上の送信機信号
の一部を結合して取ることにより、相殺ステージ１０ａ
の後の経路１６上における送信機信号の強度を測定す
る。この詳細な実施例では、結合経路１１上の送信機信
号の測定は、調整器３４の後で行われ（測定は、調整器
３４の前の送信機信号で行っても良い）、送信スキャニ
ング経路１６上の送信機信号の測定は、相殺の前後で行
なわれる。位相検出器６４は、送信スキャニング経路１
６上の送信機信号の結合された変形と結合経路１１上の
送信機信号とを受け取り、結合経路１１上の送信機信号
と送信スキャニング経路１６上の送信機信号の位相差を
測定する。位相検出器６４は、コントローラ６６に位相
情報（単に位相差以外のものでも良い）を供給する。Ｒ
ＳＳＩ６０および６２と位相検出器６４からの入力に応
じて、コントローラ６６は、振幅および位相調整情報を
調整器３４へ供給し、それにより、結合経路１１上の送
信器信号の振幅および／または位相が調整され、送信ス
キャニング経路１６上のオーバーロード送信機信号の抑
圧が改善される。
【００１５】いくつかの実施例において、コントローラ
６６は、振幅情報を調整器３４に供給して、相殺に先立
って送信スキャニング経路１６上の送信機信号の振幅に
幾分基づいて結合経路１１上の送信機信号の振幅を調整
する。それにより、相殺が、カップラ３６の出力で行な
われる。コントローラ６６は、結合経路１１上の送信機
信号と送信スキャニング経路１６上の送信機信号の振幅
差を減らそうとする。これらの間の２ｄＢの振幅差が受
け入れ可能である。コントローラ６６は、位相検出器６
４からの位相情報に幾分基づいて調整器４に位相情報を
供給して、結合経路１１上の送信機信号の位相を調整
し、送信スキャニング経路１６上のオーバーロード送信
機信号と結合経路１１上の送信機信号間の１８０度の位
相差を達成しようとする。送信機信号間の１８０度位相
差を達成することにより、カップラ３６の出力における
送信機信号の１８０度加算は、送信スキャニング経路１
６上のオーバーロード送信機信号の改善された相殺を提
供する。しかしながら、この詳細な形態により、送信機
信号の２つの変形間の１８０度位相差は必要なく、たと
えば、１７５−１８５度の位相差が受け入れ可能であ
る。
６６は、振幅情報を調整器３４に供給して、相殺に先立
って送信スキャニング経路１６上の送信機信号の振幅に
幾分基づいて結合経路１１上の送信機信号の振幅を調整
する。それにより、相殺が、カップラ３６の出力で行な
われる。コントローラ６６は、結合経路１１上の送信機
信号と送信スキャニング経路１６上の送信機信号の振幅
差を減らそうとする。これらの間の２ｄＢの振幅差が受
け入れ可能である。コントローラ６６は、位相検出器６
４からの位相情報に幾分基づいて調整器４に位相情報を
供給して、結合経路１１上の送信機信号の位相を調整
し、送信スキャニング経路１６上のオーバーロード送信
機信号と結合経路１１上の送信機信号間の１８０度の位
相差を達成しようとする。送信機信号間の１８０度位相
差を達成することにより、カップラ３６の出力における
送信機信号の１８０度加算は、送信スキャニング経路１
６上のオーバーロード送信機信号の改善された相殺を提
供する。しかしながら、この詳細な形態により、送信機
信号の２つの変形間の１８０度位相差は必要なく、たと
えば、１７５−１８５度の位相差が受け入れ可能であ
る。
【００１６】相殺を得るために、異なる制御方法が可能
である。たとえば、送信スキャニング経路１６上のオー
バーロード送信機信号の位相および／または振幅を、相
殺を達成する際の起点として結合された送信機信号の位
相および／または振幅と比較しても良い。また、相殺ス
テージ１０ａの後、送信スキャニング経路１６上のオー
バーロード送信機信号の振幅またはパワーレベルの測定
を使用して、結合された送信機信号の位相および／また
は振幅調整を微調整し、相殺を改善しても良い。また、
複数の相殺ステージ１０ｎを使用するシステムにおい
て、ＲＳＳＩ６２は、送信スキャニングレシーバ１９中
に配置して、この振幅情報を相殺ステージ１０ａ―ｎの
１つまたは全部またはいくつかに供給しても良い。
である。たとえば、送信スキャニング経路１６上のオー
バーロード送信機信号の位相および／または振幅を、相
殺を達成する際の起点として結合された送信機信号の位
相および／または振幅と比較しても良い。また、相殺ス
テージ１０ａの後、送信スキャニング経路１６上のオー
バーロード送信機信号の振幅またはパワーレベルの測定
を使用して、結合された送信機信号の位相および／また
は振幅調整を微調整し、相殺を改善しても良い。また、
複数の相殺ステージ１０ｎを使用するシステムにおい
て、ＲＳＳＩ６２は、送信スキャニングレシーバ１９中
に配置して、この振幅情報を相殺ステージ１０ａ―ｎの
１つまたは全部またはいくつかに供給しても良い。
【００１７】上記に説明した実施例に加えて、説明され
た相殺装置の部品を省略および／または追加し、および
／または変形もしくは一部を使用する、本発明の原理に
よる送信信号相殺装置の他の形態が可能である。たとえ
ば、送信機信号は、送信機１３の送信経路と、結合経路
とから送信スキャニング経路上に結合されてその上の送
信機信号を低減するものとして説明されている。用語
「結合」は、送信経路上の送信機信号が送信経路からサ
ンプリングまたは分割されたり、送信機信号が送信経路
からサンプリングされおよび／または結合経路上に再生
され、次いで送信スキャニング経路に注入、加算もしく
は合成されたりする状況をカバーする。いくつかの実施
例では、オーバーロード送信機信号と結合された送信機
信号の振幅を測定し、比較して、結合された送信機信号
の振幅調整を提供することができるが、オーバーロード
送信機信号の後相殺振幅を使用して、調整器３４に位相
調整情報を供給し、相殺後オーバーロード送信機信号の
レベルを低くすることができる。かけがえとして、比較
的簡単な実施例では、相殺後のオーバーロード送信機信
号の振幅が、コントローラ６６への唯一の入力になり、
コントローラ６６は、結合された送信機信号の位相およ
び／または振幅をシステマティックに調整して送信スキ
ャニング経路１６上の送信機信号の振幅を低くしようと
する。
た相殺装置の部品を省略および／または追加し、および
／または変形もしくは一部を使用する、本発明の原理に
よる送信信号相殺装置の他の形態が可能である。たとえ
ば、送信機信号は、送信機１３の送信経路と、結合経路
とから送信スキャニング経路上に結合されてその上の送
信機信号を低減するものとして説明されている。用語
「結合」は、送信経路上の送信機信号が送信経路からサ
ンプリングまたは分割されたり、送信機信号が送信経路
からサンプリングされおよび／または結合経路上に再生
され、次いで送信スキャニング経路に注入、加算もしく
は合成されたりする状況をカバーする。いくつかの実施
例では、オーバーロード送信機信号と結合された送信機
信号の振幅を測定し、比較して、結合された送信機信号
の振幅調整を提供することができるが、オーバーロード
送信機信号の後相殺振幅を使用して、調整器３４に位相
調整情報を供給し、相殺後オーバーロード送信機信号の
レベルを低くすることができる。かけがえとして、比較
的簡単な実施例では、相殺後のオーバーロード送信機信
号の振幅が、コントローラ６６への唯一の入力になり、
コントローラ６６は、結合された送信機信号の位相およ
び／または振幅をシステマティックに調整して送信スキ
ャニング経路１６上の送信機信号の振幅を低くしようと
する。
【００１８】さらに、相殺ステージ１０ａ―ｎは、別個
の部品からなる異なる形態を使用して説明されている
が、送信スキャニングレシーバ相殺システムおよびその
各部分は、アプリケーション指定集積回路、ソフトウェ
ア駆動式処理回路、ファームウェア、またはこの開示の
恩恵で当業者により理解されるように別個の部品からな
る他の配置で実行することができることを理解すべきで
ある。それとして、例示した実施例では、各相殺ステー
ジは、それぞれ制御および測定回路を備えた状態で示さ
れているが、相殺ステージ１０ａ―ｎ用制御回路および
測定回路は、受信機回路１８の一部でも良い。また、各
相殺ステージは、同一制御回路３８（図１）を備えたも
のとして示されているが、たとえば、結合された送信機
信号の位相および／または振幅を調整するための異なる
信号を測定することにより、異なるように制御しても良
い。さらに、制御回路は、改善された相殺を提供する位
相および／または振幅調整を繰り返すフィードバックル
ープを有する回路で実行しても良い。説明されたもの
は、本発明の原理の応用の単なる例示である。当業者
は、これらのおよび種々の他の修正、配置および方法
を、ここに示され説明された模範的な応用に厳密に従う
ことなくかつ本発明の精神および範囲から逸脱すること
なく、本発明に行うことができることが容易に分かるだ
ろう。
の部品からなる異なる形態を使用して説明されている
が、送信スキャニングレシーバ相殺システムおよびその
各部分は、アプリケーション指定集積回路、ソフトウェ
ア駆動式処理回路、ファームウェア、またはこの開示の
恩恵で当業者により理解されるように別個の部品からな
る他の配置で実行することができることを理解すべきで
ある。それとして、例示した実施例では、各相殺ステー
ジは、それぞれ制御および測定回路を備えた状態で示さ
れているが、相殺ステージ１０ａ―ｎ用制御回路および
測定回路は、受信機回路１８の一部でも良い。また、各
相殺ステージは、同一制御回路３８（図１）を備えたも
のとして示されているが、たとえば、結合された送信機
信号の位相および／または振幅を調整するための異なる
信号を測定することにより、異なるように制御しても良
い。さらに、制御回路は、改善された相殺を提供する位
相および／または振幅調整を繰り返すフィードバックル
ープを有する回路で実行しても良い。説明されたもの
は、本発明の原理の応用の単なる例示である。当業者
は、これらのおよび種々の他の修正、配置および方法
を、ここに示され説明された模範的な応用に厳密に従う
ことなくかつ本発明の精神および範囲から逸脱すること
なく、本発明に行うことができることが容易に分かるだ
ろう。
【図１】本発明の原理による送信スキャニングレシーバ
の送信機オーバーロードを低減する装置の一実施例の概
略ブロック図である。
の送信機オーバーロードを低減する装置の一実施例の概
略ブロック図である。
【図２】本発明の原理による図１の送信機オーバーロー
ド低減装置のより詳細な実施例を示す図である。
ド低減装置のより詳細な実施例を示す図である。
フロントページの続き
(72)発明者 ジョン スタンレイ ラッキ
アメリカ合衆国 07974 ニュージャー
シィ，ニュープロヴィデンス，ラドクリ
フ ドライヴ 44
(72)発明者 ジャック チ−チー ウェン
アメリカ合衆国 07054 ニュージャー
シィ，パーシパニー，デイトン ロード
55
(72)発明者 クリストファー エフ． ザッパラ
アメリカ合衆国 08889 ニュージャー
シィ，ホワイトハウス ステーション,
ボウレイ プレイス 14
(56)参考文献 特開 平10−41864（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−266930（ＪＰ，Ａ)
特開 昭63−79429（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−141826（ＪＰ，Ａ)
米国特許4383331（ＵＳ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04B 7/24 - 7/26
H04B 1/38 - 1/58
Claims (11)
- 【請求項１】 送信機から送信され送信スキャニングレ
シーバで受信された送信機信号を低減するように通信シ
ステムを動作させる方法であって、 上記送信機の送信経路から、送信されるべき送信機信号
を得るステップと、 上記得られた送信機信号を使用して上記送信機から送信
され上記送信スキャニングレシーバで受信された上記送
信機信号を送信スキャニングレシーバの送信スキャニン
グ経路上で低減するようにするステップとを含むことを
特徴とする方法。 - 【請求項２】 請求項１記載の方法において、前記送信
機信号を得るステップは、送信されるべき前記送信機信
号を前記送信経路から結合経路上に結合するステップを
含むことを特徴とする方法。 - 【請求項３】 請求項２記載の方法において、前記送信
経路から前記送信スキャニング経路へ前記送信機から送
信された前記送信機信号によって経験される遅延を反映
するように、前記結合経路上の前記送信機信号を遅延さ
せるステップで特徴付けられる方法。 - 【請求項４】 請求項２記載の方法において、前記結合
経路状の前記送信機信号の振幅を調整するステップで特
徴付けられる方法。 - 【請求項５】 請求項４記載の方法において、前記結合
経路上の前記送信機信号の振幅を調整するために、前記
送信機から送信される前記送信機信号のパワーレベルを
測定するステップで特徴付けられる方法。 - 【請求項６】 請求項２記載の方法において、前記結合
経路上の前記送信機信号の位相を調整するステップで特
徴付けられる方法。 - 【請求項７】 請求項２記載の方法において、前記使用
するステップは、前記送信機から送信された前記送信機
信号を抑圧するために、前記結合経路上の前記送信機信
号を前記送信スキャニング経路上に結合するステップを
含むことを特徴とする方法。 - 【請求項８】 送信機信号を搬送する送信経路を有する
送信機と、上記送信機から送信された送信機信号を搬送
する送信スキャニング経路を有する送信スキャニング受
信機とを含む通信装置であって、相殺ステージを含み、
該相殺ステージは、 上記送信機の上記送信経路に結合され、上記送信経路か
らの送信機信号を結合経路上に結合する第１のカップラ
と、 上記結合経路上に接続され、上記送信経路から上記送信
スキャニング経路に送信された上記送信機信号によって
与えられた遅延を反映するように上記結合経路上の上記
結合された送信機信号を遅延させる遅延素子と、 上記結合経路上に接続され、上記送信スキャニング経路
上の上記送信機信号のレベを調整する位相および振幅調
整器と、 上記結合経路上にあり、上記送信機から上記送信スキャ
ニング経路上に送信された上記送信機信号を低減するた
めに、上記結合された送信機信号を上記送信スキャニン
グ経路上に結合する第２のカップラとを含むことを特徴
とする装置。 - 【請求項９】 請求項８記載の装置において、前記送信
経路と前記送信スキャニング経路の間にパラレルに結合
された連続的相殺ステージで特徴付けられる装置。 - 【請求項１０】 請求項８記載の装置において、前記位
相および振幅調整器は、前記送信機から前記送信スキャ
ニング経路上に送信された前記送信機信号の測定に応じ
て、前記結合経路上の前記送信機信号振幅を調整すると
共に、前記結合経路上の前記送信機信号の測定と、前記
送信機信号が前記第２のカップラの出力で低減された後
の前記送信スキャニング経路上の前記送信機信号の測定
とに応じて、前記結合経路上の前記送信機信号の前記位
相を調整することを特徴とする装置。 - 【請求項１１】 請求項８記載の装置において、前記送
信機および前記送信スキャニングレシーバは、同一基地
局にあることを特徴とする装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US7695198A | 1998-05-13 | 1998-05-13 | |
| US09/076951 | 1998-05-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000013311A JP2000013311A (ja) | 2000-01-14 |
| JP3404320B2 true JP3404320B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=22135187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13231099A Expired - Lifetime JP3404320B2 (ja) | 1998-05-13 | 1999-05-13 | 送信スキャニングレシーバにおける送信機オーバーロードを低減する方法および装置 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0957587B1 (ja) |
| JP (1) | JP3404320B2 (ja) |
| KR (1) | KR19990088248A (ja) |
| AU (1) | AU2804799A (ja) |
| BR (1) | BR9901055A (ja) |
| CA (1) | CA2267714A1 (ja) |
| DE (1) | DE69902604T2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1217757B1 (en) * | 2000-11-24 | 2005-02-02 | Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) | Base transceiver station with distortion compensation |
| US6771931B2 (en) * | 2001-06-18 | 2004-08-03 | Intel Corporation | Method and an apparatus for passive interference cancellation |
| EP2932619A4 (en) * | 2012-12-11 | 2016-08-03 | Univ Southern California | PASSIVE LEAKAGE SUPPRESSION NETWORKS FOR DUPLEX AND COEXISTANT WIRELESS COMMUNICATION SYSTEMS |
| CN105229981B (zh) * | 2013-10-29 | 2018-12-14 | 华为技术有限公司 | 无线全双工系统的数字干扰抵消装置和方法及收发信机 |
| JPWO2023106068A1 (ja) * | 2021-12-06 | 2023-06-15 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4383331A (en) | 1981-07-02 | 1983-05-10 | Motorola, Inc. | Method and means of preventing oscillations in a same-frequency repeater |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4776032A (en) * | 1985-05-15 | 1988-10-04 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Repeater for a same frequency with spillover measurement |
| EP0905914A3 (en) * | 1997-08-27 | 2000-04-05 | Shin-A Telecom | Apparatus for cancelling radio frequency interference between transmitting antenna and receiving antenna, repeating system and transmitting and receiving system using the same |
-
1999
- 1999-03-24 CA CA002267714A patent/CA2267714A1/en not_active Abandoned
- 1999-04-14 BR BR9901055-0A patent/BR9901055A/pt not_active IP Right Cessation
- 1999-05-04 EP EP99303451A patent/EP0957587B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-05-04 DE DE69902604T patent/DE69902604T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-05-10 AU AU28047/99A patent/AU2804799A/en not_active Abandoned
- 1999-05-13 KR KR1019990017123A patent/KR19990088248A/ko not_active Application Discontinuation
- 1999-05-13 JP JP13231099A patent/JP3404320B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4383331A (en) | 1981-07-02 | 1983-05-10 | Motorola, Inc. | Method and means of preventing oscillations in a same-frequency repeater |
Also Published As
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