JP3403682B2 - 磁石埋込型回転子および成形治具 - Google Patents

磁石埋込型回転子および成形治具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、積層鉄心の端面
に周方向に所定の間隔を介し、且つ軸方向に貫通して形
成される複数の穴部にそれぞれ永久磁石を嵌挿して構成
される磁石埋込型回転子、および成形治具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の磁石埋込型回転子は、図
示はしないが例えば特開平10−174326号公報等
で開示されるように、永久磁石が嵌挿される積層鉄心の
穴部から抜け落ちるのを防止するために、穴部の開口端
側の積層鉄心の一部を治具で変形させ、この変形された
部分で永久磁石を押圧することにより積層鉄心に固定す
るように成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁石埋込型回転
子は以上のように、永久磁石が嵌挿される穴部の開口端
側の積層鉄心の一部を治具で変形させ、この変形された
部分で永久磁石を押圧し固定することにより、永久磁石
が穴部から抜け落ちるのを防止するようにしているの
で、変形時に永久磁石に力がかかり、永久磁石に割れや
欠けが生じ性能に支障を来すという問題点があった。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、永久磁石に力を与えることなく
抜け止め機能を得ることが可能な磁石埋込型回転子、お
よび成形治具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る磁石埋込型回転子は、板状磁性部材を積層して形成さ
れた積層鉄心と、積層鉄心の端面に周方向に所定の間隔
を介して配置されるとともにそれぞれ軸方向に貫通して
形成された複数の穴部と、各穴部にそれぞれ嵌挿される
永久磁石と、各穴部のそれぞれ積層鉄心の中心側に近接
して形成された成形用穴部と、成形用穴部の永久磁石を
避けた領域の端部側を変形させることにより穴部側に突
出して形成され永久磁石の移動を規制する部位とを備え
たものである。
【0006】又、この発明の請求項2に係る磁石埋込型
回転子は、請求項1において、成形用穴部を積層鉄心の
積層方向に貫通させて形成するようにしたものである。
【0007】又、この発明の請求項3に係る磁石埋込型
回転子は、請求項1において、成形用穴部を周方向に長
い長円状に形成するようにしたものである。
【0008】又、この発明の請求項4に係る磁石埋込型
回転子は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、成形
用穴部を穴部の長手方向中央部に形成するようにしたも
のである。
【0009】又、この発明の請求項5に係る磁石埋込型
回転子の成形治具は、長円状の成形用穴部に嵌合可能な
断面形状を有する棒状に形成され軸中心に所定の角度回
転することにより、成形用穴部を変形させて永久磁石が
嵌挿されている穴部と成形用穴部との間に在する部位を
穴部側に突出させるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施の形態1における磁石埋込型回転
子の構成を示し、(A)は正面図、(B)は(A)にお
ける線B−Bに沿った断面を示す断面図、図2は図1に
おける積層鉄心の構成を示す正面図、図3は図2におけ
る積層鉄心に永久磁石を嵌挿する工程を示す断面図、図
4は図1における磁石埋込型回転子の製造過程で用いら
れる成形治具の構成を示す正面図、図5は図4における
成形治具を用いて成形用穴部を変形させる工程を示し、
(A)は成形用穴部に成形治具を嵌挿させた状態を示す
断面図である。(B)は成形治具を操作させて成形用穴
部を変形させ永久磁石の移動を規制する部位を形成する
状態を示す断面図である。
【0011】図において、1は回転子軸、2は中央に回
転子軸1が嵌合して貫通可能な軸用穴部3が、外周近傍
に周方向に所定の間隔を介して配置され断面長方形状を
有する複数の穴部4が、また、これら各穴部4のそれぞ
れ軸用穴部3と対応する側中央に近接して配置され断面
長円形状を有する成形用穴部5がそれぞれ形成された複
数の第1の板状磁性部材、6は第1の板状磁性部材2と
同様に、中央に回転子軸1が嵌合して貫通可能な軸用穴
部3が、外周近傍に周方向に所定の間隔を介して配置さ
れる複数の穴部4がそれぞれ形成された複数の第2の板
状磁性部材である。
【0012】7は中央部に多数枚の第2の板状磁性部材
6を配置するとともに、その両端部に数枚ずつの第1の
板状磁性部材2を配置して、お互いの各穴部4が一致す
るように積層し、例えば抜きかしめ等により固着一体化
して形成される積層鉄心、8はこの積層鉄心7の各穴部
4にそれぞれ嵌挿される複数の永久磁石、9は積層鉄心
7の各成形用穴部5に嵌挿可能な断面長円形状を有する
小径部10a、およびこれに連なる大径部10bとでな
る軸部10と、この軸部10に取り付けられたハンドル
部11とでなる成形治具、12は各穴部4と成形用穴部
5の間に在し、図5(B)に示すように成形治具9の操
作による成形用穴部5の変形により、各穴部4側に突出
して永久磁石8の移動を規制する部位である。
【0013】次に、上記のように構成される実施の形態
1における磁石埋込型回転子の製造方法について説明す
る。まず、打ち抜き加工により軸用穴部3、穴部4、成
形用穴部5を有する第1の板状磁性部材2、および軸用
穴部3、穴部4を有する第2の板状磁性部材6をそれぞ
れ形成する。次いで、図3に示すように永久磁石8の長
さ寸法に相当する厚さとなるように、多数枚の第2の板
状磁性部材6を中央部に配置するとともに、その両端部
に数枚ずつの第1の板状磁性部材2を配置し、お互いの
各軸用穴部3および穴部4が一致するように積層して、
例えば抜きかしめ等により固着一体化することにより積
層鉄心7を形成する。
【0014】次に、積層鉄心7の軸用穴部3に回転子軸
1を嵌合させて固着し、各穴部4に永久磁石8をそれぞ
れ嵌挿させる。この時、永久磁石8は各第2の板状磁性
部材6と対応する位置に設置しておく。次いで、図4に
示す成形治具9の小径部10aを図5(A)に示すよう
に成形用穴部5に嵌挿させる。そして、この状態のまま
成形治具9のハンドル11を操作させることにより、図
5(B)に示すように軸部10を回転させて小径部10
aを90度変位させる。すると、この回転力により成形
用穴部5が変形して、永久磁石8を避けた領域(図1に
Lで示す)が穴部4側に突出し、これにより形成される
部位12により永久磁石8の移動が規制され、穴部4か
ら抜け落ちるのが防止される。以下、残りの各成形用穴
部5についても、上記と同様の操作を繰り返すことによ
り、全ての永久磁石8の抜け止めが施され磁石埋込型回
転子が完成する。
【0015】このように上記実施の形態1によれば、永
久磁石8が嵌挿される各穴部4のそれぞれ軸用穴部3と
対応する側に近接して、断面長円形状を有する成形用穴
部5を形成し、この成形用穴部5を成形治具9によって
変形させることによって、永久磁石8を避けた領域を穴
部4側に突出させて部位12を形成し、この部位12に
よって永久磁石8の移動を規制するようにしているの
で、永久磁石8に力を与えることなく、永久磁石8が穴
部4から抜け落ちるのを容易に防止することができる。
【0016】又、成形用穴部5を穴部4の長手方向中央
部に形成するようにしているので、図6からも明らかな
ように、成形用穴部5が永久磁石8によって積層鉄心7
内を流される磁束13に影響を与えることも少なく、磁
石埋込型回転子の効率の低下を防止することも可能にな
る。
【0017】実施の形態2. 図7はこの発明の実施の形態2における磁石埋込型回転
子の構成を示し、(A)は正面図、(B)は(A)にお
ける線B−Bに沿った断面を示す断面図、図8は図7に
おける積層鉄心の構成を示し、(A)は正面図、(B)
は(A)における線B−Bに沿った断面を示す断面図で
ある。図において、上記実施の形態1におけると同様な
部分は同一符号を付して説明を省略する。14は図8に
示すように軸用穴部3、穴部4および成形用穴部5を有
する第1の板状磁性部材2を、所望の枚数だけ各軸用穴
部3、穴部4および成形用穴部5が一致するように積層
して、例えば抜きかしめ等によって固着一体化すること
により形成された積層鉄心である。そして、上記のよう
に第1の板状磁性部材2のみで積層鉄心を構成すること
により、成形用穴部5は積層鉄心の積層方向全長にわた
って貫通して形成されたことになる。
【0018】この実施の形態2においては、まず、上記
のように構成された積層鉄心14の軸用穴部3に回転子
軸1を嵌合させて固着し、各穴部4に永久磁石8をそれ
ぞれ嵌挿させてほぼ中央部に設置する。そして、この状
態のまま実施の形態1におけると同様の図4に示す成形
治具9の小径部10aを、永久磁石8と対応しない端部
数枚の第1の板状磁性部材2に相当する成形用穴部5に
嵌挿させ、ハンドル11を操作させることにより軸部1
0を回転させて小径部10aを90度変位させる。する
と、この回転力により成形用穴部5が変形して、永久磁
石8を避けた領域(図7にLで示す)が穴部4側に突出
し、これにより形成される部位15により永久磁石8の
移動が規制され、穴部4から抜け落ちるのが防止され
る。以下、残りの各成形用穴部5についても、上記と同
様の操作を繰り返すことにより、全ての永久磁石8の抜
け止めが施され磁石埋込型回転子が完成する。
【0019】このように上記実施の形態2によれば、上
記実施の形態1におけると同様に、成形用穴部5を成形
治具9によって変形させることによって、永久磁石8を
避けた領域を穴部4側に突出させて部位15を形成し、
この部位15によって永久磁石8の移動を規制するよう
にしているので、永久磁石8に力を与えることなく、永
久磁石8が穴部4から抜け落ちるのを容易に防止するこ
とができることは勿論、成形用穴部5を積層方向全長に
わたって貫通させることにより、第1の板状磁性部材2
のみで積層鉄心14を構成することが可能となり、両板
状磁性部材2、6で積層鉄心7が構成される上記実施の
形態1の場合と比較し、金型が簡単となり生産性の向上
を図ることができる。
【0020】実施の形態3. 図9はこの発明の実施の形態3における磁石埋込型回転
子の構成を示し、(A)は正面図、(B)は(A)にお
ける線B−Bに沿った断面を示す断面図、図10は図9
における積層鉄心の構成を示し、(A)は正面図、
(B)は(A)における線B−Bに沿った断面を示す断
面図、図11は図9における積層鉄心の図10とは異な
る構成の要部を示す正面図である。図において、上記各
実施の形態1および2におけると同様な部分は同一符号
を付して説明を省略する。
【0021】16は図10に示すように永久磁石8の全
長に相当する枚数の第2の板状磁性部材6を中央部に、
一端部に数枚の第1の板状磁性部材2をそれぞれ配置す
るとともに、他端部には軸用穴部3および両板状磁性部
2、6の穴部4と同様の形状を有しその一部に突起部1
7aが形成され永久磁石8の嵌挿が不可能な穴部17を
有する第3の板状磁性部材18を配置し、各軸用穴部
3、穴部4、17および成形用穴部5がそれぞれ一致す
るように積層して、例えば抜きかしめ等によって固着一
体化することにより形成された積層鉄心である。
【0022】この実施の形態3においては、まず、上記
のように構成された積層鉄心16の軸用穴部3に回転子
軸1を嵌合させて固着し、各穴部4に永久磁石8をそれ
ぞれ嵌挿し、各穴部4と穴部17の段差部に当接させた
状態に設置する。そして、この状態のまま実施の形態1
におけると同様の図4に示す成形治具9の小径部10a
を、永久磁石8と対応しない端部数枚の第1の板状磁性
部材2に相当する成形用穴部5に嵌挿させ、ハンドル1
1を操作させることにより軸部10を回転させて小径部
10aを90度変位させる。すると、この回転力により
成形用穴部5が変形して、永久磁石8を避けた領域(図
9にLで示す)が穴部4側に突出し、これにより形成さ
れる部位19により永久磁石8の移動が規制され、穴部
4から抜け落ちるのが防止される。以下、残りの各成形
用穴部5についても、上記と同様の操作を繰り返すこと
により、全ての永久磁石8の抜け止めが施され磁石埋込
型回転子が完成する。
【0023】このように上記実施の形態3によれば、上
記各実施の形態1および2におけると同様に、成形用穴
部5を成形治具9によって変形させることによって、永
久磁石8を避けた領域を穴部4側に突出させて部位19
を形成し、この部位19によって永久磁石8の移動を規
制するようにしているので、永久磁石8に力を与えるこ
となく、永久磁石8が穴部4から抜け落ちるのを容易に
防止することができることは勿論、積層鉄心16の他端
部側における永久磁石8の抜け落ち防止を、第3の板状
磁性部材18の各穴部17に形成された突起部17aで
行うようにしているので、成形治具9による抜け落ち防
止の作業を一端部側のみで済ませることができるため、
組立作業性の向上を図ることが可能になる。
【0024】なお、上記実施の形態1ないし3では各穴
部4に対して、それぞれ1個の成形用穴部5を設けた場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、図11に示すように穴部4に対して2個の成形用穴
部5を設けるようにしても良く、この場合抜け落ち防止
部、すなわち部位20の強度を向上させることができ
る。又、上記各実施の形態1ないし3におけるように、
成形用穴部5の形状を周方向に長い長円状とすることに
より、図4に示すような成形治具9で容易に変形させる
ことが可能になるが、これに限定されるものではない。
さらに又、上記各実施の形態1ないし3における各積層
鉄心7、14、16は抜きかしめにより固着一体化する
場合について説明したが、例えば溶接等のような他の方
法を用いて固着一体化するようにしても良いことは言う
までもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、板状磁性部材を積層して形成された積層鉄心と、
積層鉄心の端面に周方向に所定の間隔を介して配置され
るとともにそれぞれ軸方向に貫通して形成された複数の
穴部と、各穴部にそれぞれ嵌挿される永久磁石と、各穴
部のそれぞれ積層鉄心の中心側に近接して形成された成
形用穴部と、成形用穴部の永久磁石を避けた領域の端部
側を変形させることにより穴部側に突出して形成され
久磁石の移動を規制する部位とを備えたので、永久磁石
に力を与えることなく容易に抜け止め機能を得ることが
可能な磁石埋込型回転子を提供することができる。
【0026】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、成形用穴部を積層鉄心の積層方向に貫通さ
せて形成するようにしたので、永久磁石に力を与えるこ
となく容易に抜け止め機能を得ることができることは勿
論、生産性の向上を図ることが可能な磁石埋込型回転子
を提供することができる。
【0027】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1において、成形用穴部を周方向に長い長円状に形成す
るようにしたので、永久磁石に力を与えることなく容易
に抜け止め機能を得ることが可能な磁石埋込型回転子を
提供することができる。
【0028】又、この発明の請求項4によれば、請求項
1ないし3のいずれかにおいて、成形用穴部を穴部の長
手方向中央部に形成するようにしたので、永久磁石に力
を与えることなく容易に抜け止め機能を得ることができ
ることは勿論、効率の低下を防止することが可能な磁石
埋込型回転子を提供することができる。
【0029】又、この発明の請求項5によれば、長円状
の成形用穴部に嵌合可能な断面形状を有する棒状に形成
され軸中心に所定の角度回転することにより、成形用穴
部を変形させて永久磁石が嵌挿されている穴部と成形用
穴部との間に在する部位を穴部側に突出させるようにし
たので、成形用穴部を容易に変形させることが可能な磁
石埋込型回転子の成形治具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における磁石埋込型
回転子の構成を示し、(A)は正面図、(B)は(A)
における線B−Bに沿った断面を示す断面図である。
【図2】 図1における積層鉄心の構成を示す正面図で
ある。
【図3】 図2における積層鉄心に永久磁石を嵌挿する
工程を示す断面図である。
【図4】 図1における磁石埋込型回転子の製造過程で
用いられる成形治具の構成を示す正面図である。
【図5】 図4における成形治具を用いて成形用穴部を
変形させる工程を示し、(A)は成形用穴部に成形治具
を嵌挿させた状態を示す断面図、(B)は成形治具を操
作させて成形用穴部を変形させ永久磁石の移動を規制す
る部位を形成する状態を示す断面図である。
【図6】 図1における磁束埋込型回転子の積層鉄心内
を流れる磁束の分布状態を模式して示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2における磁石埋込型
回転子の構成を示し、(A)は正面図、(B)は(A)
における線B−Bに沿った断面を示す断面図である。
【図8】 図7における積層鉄心の構成を示し、(A)
は正面図、(B)は(A)における線B−Bに沿った断
面を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3における磁石埋込型
回転子の構成を示し、(A)は正面図、(B)は(A)
における線B−Bに沿った断面を示す断面図である。
【図10】 図9における積層鉄心の構成を示し、
(A)は正面図、(B)は(A)における線B−Bに沿
った断面を示す断面図である。
【図11】 図9における積層鉄心の図10とは異なる
構成の要部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 回転子軸、2 第2の板状磁性部材、3 軸用穴
部、4,17 穴部、17a 突起部、5 成形用穴
部、6 第2の板状磁性部材、7,14,16 積層鉄
心、8 永久磁石、9 成形治具、12,15,19,
20 部位、13 磁束、18 第3の板状磁性部材、
L 領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 義光 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−178475(JP,A) 特開 平6−269140(JP,A) 特開 平5−260686(JP,A) 特開 平10−174326(JP,A) 特開 平9−215236(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/27 H02K 15/03

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状磁性部材を積層して形成された積層
    鉄心と、上記積層鉄心の端面に周方向に所定の間隔を介
    して配置されるとともにそれぞれ軸方向に貫通して形成
    された複数の穴部と、上記各穴部にそれぞれ嵌挿される
    永久磁石と、上記各穴部のそれぞれ上記積層鉄心の中心
    側に近接して形成された成形用穴部と、上記成形用穴部
    の上記永久磁石を避けた領域の端部側を変形させること
    により上記穴部側に突出して形成され上記永久磁石の移
    動を規制する部位とを備えたことを特徴とする磁石埋込
    型回転子。
  2. 【請求項2】 成形用穴部は積層鉄心の積層方向に貫通
    して形成されていることを特徴とする請求項1記載の磁
    石埋込型回転子。
  3. 【請求項3】 成形用穴部は周方向に長い長円状に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の磁石埋込型
    回転子。
  4. 【請求項4】 成形用穴部は穴部の長手方向中央部に形
    成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の磁石埋込型回転子。
  5. 【請求項5】 長円状の成形用穴部に嵌合可能な断面形
    状を有する棒状に形成され軸中心に所定の角度回転する
    ことにより、上記成形用穴部を変形させて永久磁石が嵌
    挿されている穴部と上記成形用穴部との間に在する部位
    を上記穴部側に突出させるようにしたことを特徴とする
    磁石埋込型回転子の成形治具。
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