JP3403058B2 - 配線形成方法 - Google Patents

配線形成方法

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JP3403058B2
JP3403058B2 JP07924898A JP7924898A JP3403058B2 JP 3403058 B2 JP3403058 B2 JP 3403058B2 JP 07924898 A JP07924898 A JP 07924898A JP 7924898 A JP7924898 A JP 7924898A JP 3403058 B2 JP3403058 B2 JP 3403058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線形成方法に関
し、特にアルミニウム配線を形成する際に使用されるも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の配線形成方法とし
て、形成工程を短縮可能するデュアルダマシンプロセス
(Dual Damascene Process)と呼ばれる方法が用いられ
ている。従来の配線形成方法ではコンタクト孔に配線材
料を埋め込む工程と配線溝に配線材料を埋め込む工程が
別工程となっていたが、このデュアルダマシンプロセス
を用いればこれらの工程を一の工程で行うことが可能と
なる。例えばSiO2 等の層間絶縁膜にコンタクト孔と
配線溝を形成し、該層間絶縁膜上に配線材料を堆積した
後、配線溝以外に堆積した配線材料をCMP(Chemical
Mechanical Polish)する。また、配線材料としてアル
ミニウムを用いた場合には、コンタクト孔への良好なア
ルミニウムカバレッジを得るため、上記工程に加えてリ
フロー処理が追加されている。
【0003】また、上述した従来技術において、近年の
光源波長の短波長化による基板反射率の増加、寸法変動
を抑制すべく、レジスト塗布前に薄い反射防止膜を塗布
する工程が付加されるが、この反射防止膜によりコンタ
クト孔への配線材料の埋め込み形状を悪化させる問題点
が生じる。図7は、この問題点を説明するための図であ
る。配線層1上に層間絶縁膜2を堆積し、この層間絶縁
膜2を配線層1が露出するまでエッチングし、コンタク
ト孔を形成する。そして、このコンタクト孔の底部及び
側壁まで反射防止膜4を塗布する(図7(a))。この
反射防止膜4は、レジスト5によるレジストパターンの
形成後の配線溝のエッチングの際にエッチングマスクと
して作用する。これにより、図7(b)に示すように、
反射防止膜4がクラウン状に残存してしまい、コンタク
ト孔自体のアスペクト比が大きくなる。特に、アルミニ
ウムリフロー処理を用いると、クラウン状のエッチング
残りがアルミニウムの流れを阻害する致命的な問題があ
った。
【0004】また、このクラウン状エッチング残りの発
生は、以下の要因によっても生ずる。すなわち、溝加工
のレジストパターン形成の際、既に形成されているコン
タクト孔内にレジスト5が入り込んでコンタクト孔内に
残存しており、このレジスト5がエッチングマスクとな
ってエッチング残りが生成される。また、溝加工の際に
既に形成されているコンタクト孔の側壁にフロロカーボ
ン膜が堆積し、溝加工のエッチングマスクと同様にエッ
チング残りが生成される。
【0005】上述した様にコンタクト孔への配線材料の
埋め込みは、コンタクト孔のアスペクト比に大きく依存
し、特に、コンタクト孔上部の形状制御が重要である。
しかし、コンタクト孔の形状制御は困難であり、その結
果良好な配線形成ができないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の配線形成方
法では、配線層の形成に用いるレジスト塗布前に薄い反
射防止膜を塗布するが、この反射防止膜や残存したレジ
スト等によりコンタクト孔周辺にクラウン状エッチング
残りが形成されるため、コンタクト孔のアスペクト比が
大きくなり、配線材料のステップカバレッジが悪くな
る。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、配線材料のコンタ
クト孔への埋め込みを容易にし、ステップカバレッジを
改善する配線形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
配線形成方法は、層間絶縁膜に溝を形成すると共にテー
パ形状のコンタクト孔を形成する工程と、前記溝及び前
記コンタクト孔が埋め込まれるように前記層間絶縁膜上
に導電性材料を堆積する工程と、前記層間絶縁膜が露出
するまで前記導電性材料を除去して平坦化する工程とを
具備してなることを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項2に係る配線形成方
法は、導電層上に形成された層間絶縁膜にコンタクト孔
を形成する工程と、前記コンタクト孔が埋め込まれるよ
うに、前記層間絶縁膜上に膜を形成して該膜の表面を平
坦化する工程と、前記膜上に前記コンタクト孔の形成領
域を含み、かつ該形成領域よりも広い溝状の開口部を有
するマスクパターンを形成する工程と、前記形成された
マスクパターンをマスクとして前記層間絶縁膜よりも前
記膜のエッチング速度が速くなるエッチング条件で該層
間絶縁膜と該膜をエッチングし、該層間絶縁膜に溝を形
成すると共に前記コンタクト孔をテーパ形状に加工する
工程と、前記溝及び前記コンタクト孔が埋め込まれるよ
うに前記層間絶縁膜上に導電性材料を堆積する工程と、
前記層間絶縁膜が露出するまで前記導電性材料を除去し
て平坦化する工程とを具備してなることを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項3に係る配線形成方
法は、導電層上に形成された層間絶縁膜にコンタクト孔
を形成する工程と、前記コンタクト孔が埋め込まれるよ
うに、前記層間絶縁膜上に膜を形成する工程と、この膜
を除去して前記層間絶縁膜を露出することにより前記コ
ンタクト孔内のみに該膜を残存させる工程と、この膜及
び前記層間絶縁膜上に前記コンタクト孔の形成領域を含
み、かつ該形成領域よりも広い溝状の開口部を有するマ
スクパターンを形成する工程と、前記形成されたマスク
パターンをマスクとして前記層間絶縁膜よりも前記膜の
エッチング速度が速くなるエッチング条件で該層間絶縁
膜と該膜をエッチングして該層間絶縁膜に溝を形成する
と同時に前記コンタクト孔をテーパ形状に加工する工程
と、前記溝及び前記コンタクト孔が埋め込まれるように
前記層間絶縁膜上に導電性材料を堆積する工程と、前記
層間絶縁膜が露出するまで前記導電性材料を除去して平
坦化する工程とを具備してなることを特徴とする。
【0011】本発明の望ましい形態を以下に示す。 (1)溝及びコンタクト孔の加工工程は、形成されたマ
スクパターンをマスクとして層間絶縁膜と塗布膜を所望
の深さまでエッチングして溝を形成すると同時にコンタ
クト孔周辺部の層間絶縁膜の肩口を切り落とす工程と、
コンタクト孔形成部分に残存した塗布膜を剥離する工程
からなる。 (2)層間絶縁膜はSiO2 であり、塗布膜はSOG膜
であり、溝は配線溝であり、導電性材料はアルミニウム
であり、アルミニウムを堆積する工程の後にはリフロー
処理を行い、アルミニウムの平坦化はCMPによる。 (3)層間絶縁膜及び塗布膜のエッチング速度は、エッ
チングガスの酸素添加量又はフッ素添加量を調整するこ
とにより制御する。
【0012】(作用)本発明では、層間絶縁膜に溝を形
成すると同時にテーパ形状のコンタクト孔を形成し、こ
の形成された溝及びコンタクト孔の形成された層間絶縁
膜上に導電性材料を堆積し、層間絶縁膜が露出するまで
導電性材料を除去して平坦化して配線を形成する。
【0013】このように、溝の形成と共にコンタクト孔
がテーパ形状に加工されるため、コンタクト孔のアスペ
クト比が小さくなり、導電性材料のコンタクト孔への埋
め込みが容易となる。
【0014】また、コンタクト孔の形成後にコンタクト
孔が埋め込まれるように膜を平坦な膜を形成し、層間絶
縁膜よりもエッチング速度の速いエッチング条件で膜及
び層間絶縁膜をエッチングすることにより、溝を形成す
ると共にコンタクト孔をテーパ形状に加工することがで
きる。また、この平坦な膜を形成することで、反射防止
膜の形成も平坦な下地材料に対して形成することがで
き、従来の配線形成工程で生じるクラウン状のエッチン
グ残りが発生せず、リソグラフィ工程での焦点深度のマ
ージンが広がり、マスクパターンの形成が容易となる。
【0015】さらに、コンタクト孔形成後の膜を形成し
た後に層間絶縁膜が露出するまで除去してコンタクト孔
内のみに膜を残存させて表面を平坦化することにより、
膜自体の厚さを考慮することなく高精度のエッチング深
さ制御が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。 (第1実施形態)図1〜図3は、本発明の第1実施形態
に係る配線形成方法を説明するための図であり、その形
成工程を示す横断面図である。本実施形態に係る配線形
成方法は、コンタクト孔をテーパ形状に加工してアスぺ
クト比を小さくし、配線材料のコンタクト孔への埋め込
みを容易にするものである。以下、図1〜図3に沿って
説明する。
【0017】まず、導電性のアルミニウム等からなる配
線層1上に、SiO2 等からなる層間絶縁膜2を堆積す
る(図1(a))。なお、配線層1の下層には、図示し
ない半導体素子が形成されている。次いで、例えばリソ
グラフィ法とRIE(反応性イオンエッチング)等の異
方性エッチング技術を用いて配線層1が露出するまで層
間絶縁膜2をエッチングしてコンタクト孔を形成する。
(図1(b))。
【0018】コンタクト孔の形成された層間絶縁膜2上
にSOG(Spin On Glass )膜3を回転塗布して形成
し、加熱処理を施す(図1(c))。このSOG膜3は
コンタクト孔内にも埋め込まれ、SOG膜3表面は平坦
となる。次いで、このSOG膜3上に有機材料からなる
反射防止膜4を塗布し、さらに平坦に塗布された反射防
止膜4上にレジスト5を塗布する。そして、このレジス
ト5に対してDUVリソグラフィ技術(Deep Ultra Vio
let )を用い、すでに形成されたコンタクト孔の幅より
も広く、コンタクト孔にオーバーラップするように開口
部が形成されたライン状の配線溝の形成領域を開口部と
するレジストパターンを形成する(図2(d))。この
レジスト5の形成される試料表面はSOG膜3で平坦化
されているため、焦点深度を低下させてパターン形成を
困難にする表面の凹凸がなく、レジストパターンの形成
が容易となる。次いで、形成されたレジスト5をエッチ
ングマスクとして層間絶縁膜2及びSOG膜3をエッチ
ングする。
【0019】ここで、層間絶縁膜2及びSOG膜3のエ
ッチング特性を調べた結果を図4に示す。マグネトロン
装置を用い、RF電力1700W、圧力40mTor
r、エッチングガスC48 /Ar/CO=10/200 /
50sccmで酸素ガス添加量を変化させて層間絶縁膜2及び
SOG膜3のエッチング速度を測定したものである。層
間絶縁膜2としてはSiO2 を用いた。横軸はエッチン
グガスへの酸素添加量、縦軸はエッチング速度を示す。
また、実線はSiO2 膜のエッチング速度を、破線はS
OG膜3のエッチング速度を示す。SOG膜3のエッチ
ング速度は酸素を添加しない場合は100nm/min
であるが、酸素添加量の増加とともにエッチング速度が
増大し、酸素添加量6.5sccmでエッチング速度は
350nm/minとなり、SiO2 膜のエッチング速
度と一致する。
【0020】さらに添加量を増加すると、SiO2 膜の
エッチング速度より大きくなる。これに対してSiO2
膜のエッチング速度は、酸素添加量に対してほとんど変
化することなく350nm/min程度である。このよ
うに、SOG膜3のエッチング速度が酸素添加量に対し
て大きく変化することが分かる。
【0021】次に、エッチングガスの酸素添加量を変え
ることによりSOG膜3のエッチング速度を変えて図2
(d)に示す工程後の試料を加工したときの加工形状を
比較した結果を図5に示す。エッチングガスの酸素添加
量が4sccmの時、図4に示したようにSOG膜3の
エッチング速度がSiO2 膜よりも小さい。この場合、
図5(a)に示すようにSOG膜3が埋め込まれている
コンタクト孔のエッチング深さが浅くなる。従って、レ
ジスト5およびSOG膜3剥離後、図5(d)に示す様
にコンタクト孔周辺にクラウン形状のエッチング残りが
生成される。
【0022】エッチングガスの酸素添加量が6.5sc
cmの時、図4に示すようにSOG膜3のエッチング速
度とSiO2 膜のエッチング速度が等しくなる。この場
合、図5(b)に示す様にコンタクト孔のエッチング深
さは、SiO2 膜のエッチング深さと同一となる。従っ
て、このエッチング後にレジスト5およびSOG膜3を
剥離しても、図5(e)に示す様にクラウン形状のエッ
チング残りは生成されない。
【0023】さらに、酸素添加量が10sccmの時、
図4に示すようにSOG膜3のエッチング速度がSiO
2 膜のエッチング速度よりも大きくなる。この場合、図
5(c)に示す様に、コンタクト孔内のSOG膜3のエ
ッチング深さは、SiO2 膜のエッチング深さより深く
なる。従って、このエッチング後にレジスト5およびS
OG膜3を剥離すると、図5(f)に示すようにコンタ
クト孔上部が緩やかなテーパ形状に加工される。すなわ
ち、SOG膜3のエッチング面がSiO2 膜のエッチン
グ面よりも深いため、コンタクト孔内とコンタクト孔周
辺部との間で段差が形成される。段差上部のSiO2
エッジではスパッタ効果が大きく、エッチング速度が平
坦部に比較して大きくなり、結果としてコンタクト上部
のSiO2 膜がテーパ形状になる。
【0024】以上述べたように、コンタクト孔内にSO
G膜3を埋め込み、溝加工の際、SOG膜3とSiO2
膜を同時にエッチングし、SOG膜3の速度をSiO2
膜より大きくすることにより、コンタクト孔をテーパ形
状に加工することが可能となることが分かる。
【0025】このように、図5(c)に示す場合と同様
に、SOG膜3のエッチング速度を層間絶縁膜2よりも
大きくしてこれらSOG膜3及び層間絶縁膜2のエッチ
ングを行い、コンタクト孔を緩やかなテーパ形状に加工
する(図2(e))。そして、レジストアッシング処理
によりレジスト5を剥離し、さらに希弗酸処理を施して
SOG膜3を剥離して、配線層1及び層間絶縁膜2のみ
を残存させる(図2(f))。
【0026】次いで、これら残存した配線層1及び層間
絶縁膜2上に例えば膜厚30nmのTiN等からなるバ
リアメタル6をスパッタ形成する(図3(g))。そし
て、このバリアメタル6の上からアルミニウム等の導電
性材料をスパッタし、450℃でリフロー処理を施して
導電性材料を、バリアメタル6上になめらかに形成する
(図3(h))。この導電性材料のスパッタでは、コン
タクト孔上部がテーパ形状であるためにアスペクト比が
小さく、コンタクト孔内への埋め込みが容易となる。さ
らに、コンタクト周辺部がなめらかにテーパ状になるた
め、アルミニウムが容易にコンタクト孔内にリフローす
る。さらに、この導電性材料をCMP等により平坦化
し、配線層7を形成する(図3(i))。
【0027】このように、SOG膜3のエッチング速度
を層間絶縁膜2のエッチング速度に比較して大きくする
ことで、従来の配線形成工程で生じるクラウン状のエッ
チング残りがなく、コンタクト孔を緩やかなテーパ形状
に加工することができる。従って、コンタクト孔のアス
ペクト比が小さくなり、コンタクト孔および配線溝内へ
の良好な配線層7を埋め込むことが可能となる。また、
反射防止膜4の形成は、平坦な下地材料の上になされる
ため、エッチング残りが生じることもなく、アスペクト
比を小さくできる。また、SOG膜3により試料表面を
平坦にできるため、リソグラフィ工程での焦点深度のマ
ージンが広がり、レジストパターンの形成が容易とな
る。
【0028】(第2実施形態)図6は、本発明の第2実
施形態に係る配線形成方法の形成工程を示す横断面図で
ある。なお、本実施形態に係る配線形成方法は第1実施
形態と共通する部分があるため、その部分についての説
明は省略する。すなわち、図6(a)は、第1実施形態
の図1(a)〜(c)に示した後の工程を示すものであ
り、また、図6(c)の工程の後には、第1実施形態に
示した図3(g)の工程が続く。
【0029】図1(a)〜(c)に示すように、コンタ
クト孔が形成された層間絶縁膜2上にSOG膜3を塗布
し、このSOG膜3をCMP処理して平坦部のSOG膜
3を除去し、コンタクト孔内のみにSOG膜3を残存さ
せる(図6(a))。そして、SOG膜3及び層間絶縁
膜2上に反射防止膜4及びレジスト5を順に塗布し、リ
ソグラフィ技術により形成すべき配線溝のパターン幅の
開口部を有するレジストパターンを形成する(図6
(b))。
【0030】次いで、この形成されたレジスト5をマス
クとして層間絶縁膜2及びSOG膜3をエッチングする
(図6(c))。ここで、平坦部の配線溝加工では、第
1実施形態に示すように所定の膜厚からなるSOG膜3
を層間絶縁膜2が露出するまで掘り込む必要がない。従
って、第1実施形態の配線溝深さばらつきに含まれるS
OG膜3の塗布膜厚むらによる影響が無く、配線溝深さ
制御をより高精度で行うことが可能となる。なお、この
図6(c)の工程の後には、第1実施形態に示す図3
(g)〜(i)と同様の工程、すなわち、導電性材料の
スパッタ,リフロー,CMP処理工程が続く。
【0031】このように、本実施形態によれば第1実施
形態と同じ効果を奏するとともに、SOG膜3の塗布後
に、層間絶縁膜2上に形成されたSOG膜3を除去する
ため、第1実施形態のようにSOG膜3の塗布膜厚を考
慮することなく高精度のエッチング深さ制御が可能とな
る。
【0032】なお、上記第1,2実施形態において、バ
リアメタル6としてTiNを用いる場合を示したが、例
えばTi,W,Mo,シリサイド等でもよい。また、エ
ッチングガスの酸素添加量を変える場合に限らず、例え
ばフロンガス添加量を変化させることによりエッチング
速度を制御することもできる。また、層間絶縁膜2上に
SOG膜3を塗布する場合を示したが、SOG膜3でな
くても例えばSiN等、層間絶縁膜2のエッチング速度
よりも速いエッチング条件でエッチングされるものであ
ればよい。また、このSOG膜3に対応して、層間絶縁
膜2もSiO2膜に限らず例えばPSG、異なるSOG
膜等、エッチング速度がSOG膜3より小さい材料を用
いてもよい。また、SOG膜3及び配線層7はCMPで
なく例えばエッチバック等により平坦化する場合でも本
発明を適用可能である。また、導電性材料はAlに限ら
ず、Cu等の材料であってもよい。
【0033】また、配線層1上の層間絶縁膜2にコンタ
クト孔を形成する場合を示したが、拡散層の形成された
半導体基板1上に層間絶縁膜2を堆積し、コンタクト孔
を形成する場合であってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る配線形
成方法によれば、溝の形成と同時にコンタクト孔上部を
テーパ形状に加工してコンタクト孔のアスペクト比を小
さくすることが可能であるため、導電性材料のコンタク
ト孔内への埋め込みが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る配線形成方法の形
成工程を示す横断面図。
【図2】同実施形態における配線形成方法の形成工程を
示す横断面図。
【図3】同実施形態における配線形成方法の形成工程を
示す横断面図。
【図4】同実施形態における酸素流量とエッチング速度
との関係を示す図。
【図5】同実施形態における配線形成におけるエッチン
グ速度を加工形状との関係を示す図。
【図6】本発明の第2実施形態に係る配線形成方法の形
成工程を示す横断面図。
【図7】従来の配線形成方法の形成工程を示す横断面
図。
【符号の説明】
1,7 配線層 2 層間絶縁膜 3 SOG膜 4 反射防止膜 5 レジスト 6 バリアメタル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−335634(JP,A) 特開 平9−223731(JP,A) 特開 平10−229122(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/768 H01L 21/28 H01L 21/3205

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電層上に形成された層間絶縁膜にコンタ
    クト孔を形成する工程と、 前記コンタクト孔が埋め込まれるように、前記層間絶縁
    膜上に膜を形成して該膜の表面を平坦化する工程と、 前記膜上に前記コンタクト孔の形成領域を含み、かつ該
    形成領域よりも広い溝状の開口部を有するマスクパター
    ンを形成する工程と、 前記形成されたマスクパターンをマスクとして前記層間
    絶縁膜よりも前記膜のエッチング速度が速くなるエッチ
    ング条件で該層間絶縁膜と該膜をエッチングし、該層間
    絶縁膜に溝を形成すると共に前記コンタクト孔をテーパ
    形状に加工する工程と、 前記溝及び前記コンタクト孔が埋め込まれるように前記
    層間絶縁膜上に導電性材料を堆積する工程と、 前記層間絶縁膜が露出するまで前記導電性材料を除去し
    て平坦化する工程と を具備してなることを特徴とする配
    線形成方法。
  2. 【請求項2】導電層上に形成された層間絶縁膜にコンタ
    クト孔を形成する工程と、 前記コンタクト孔が埋め込まれるように、前記層間絶縁
    膜上に膜を形成する工程と、 この膜を除去して前記層間絶縁膜を露出することにより
    前記コンタクト孔内のみに該膜を残存させる工程と、 この膜及び前記層間絶縁膜上に前記コンタクト孔の形成
    領域を含み、かつ該形成領域よりも広い溝状の開口部を
    有するマスクパターンを形成する工程と、 前記形成されたマスクパターンをマスクとして前記層間
    絶縁膜よりも前記膜のエッチング速度が速くなるエッチ
    ング条件で該層間絶縁膜と該膜をエッチングして該層間
    絶縁膜に溝を形成すると同時に前記コンタクト孔をテー
    パ形状に加工する工程と、 前記溝及び前記コンタクト孔が埋め込まれるように前記
    層間絶縁膜上に導電性材料を堆積する工程と、 前記層間絶縁膜が露出するまで前記導電性材料を除去し
    て平坦化する工程と を具備してなることを特徴とする配
    線形成方法。
  3. 【請求項3】前記溝及び前記コンタクト孔の加工工程
    は、前記形成されたマスクパターンをマスクとして前記
    層間絶縁膜と前記膜を所望の深さまでエッチングして前
    記溝を形成すると共に前記コンタクト孔周辺部の前記層
    間絶縁膜の肩口を切り落とす工程と、前記コンタクト孔
    形成部分に残存した膜を剥離する工程からなることを特
    徴とする請求項1又は2記載の配線形成方法。
  4. 【請求項4】前記層間絶縁膜はSiO 2 であり、前記膜
    はSOG膜であり、前記溝は配線溝であり、前記導電性
    材料はアルミニウムであり、前記アルミニウムを堆積す
    る工程の後にはリフロー処理を行い、前記アルミニウム
    の平坦化はCMPによることを特徴とする請求項1又は
    2記載の配線形成方法。
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