JP3402642B2 - 静電駆動型リレー - Google Patents
静電駆動型リレーInfo
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Description
る静電駆動型リレーに関するものである。
は特公昭55−15060号、特開平2−100224
号に示されるものがあり、前者のものは図30に示すよ
うに並行配設した固定電極40、40の間にエレクトレ
ットを形成した可動片41を配置した構成となってい
る。また後者のものは図31に示すように固定片を構成
する基板42上に固定電極40を形成し、この固定電極
40の上方に並行するように可動片41を配置した構成
となっている。
の構成では、可動片41のエレクトレットを分極させた
時にエレクトレットの電荷の総和が0の場合、動作しな
い構成となっている。従って分極させたそれぞれの電荷
の絶対値が異なるように帯電させる必要があり、正確な
帯電量の制御が困難であった。しかも充放電回路を外部
に設ける必要があるため、システム全体のコストが高
く、大型化する欠点があった。また可動片41の支持端
部付近の可動電極42と固定電極40との間の空隙が常
に大きく、静電力が十分に得られない原因となってい
た。
よる静電力のみで動作しており、可動片41の支持端部
付近の可動電極(図示せず)と、基板43の固定電極4
0との間の空隙は常に大きく、静電力が十分に得られな
いため、接点圧力が弱く、接触信頼性が悪いという問題
があった。更にこの従来例では可動片41をシリコンウ
ェハで形成し、固定電極40を形成している基板43を
樹脂で製作しており、可動片41と固定片である基板4
3とがそれぞれ異なる材料で製作されているため、可動
片41と基板43とで熱膨張率が異なり、結果使用温度
の変動があると構造体に歪みが生じて動作が不安定にな
るという問題があった。
めに為されたもので、請求項1記載及び請求項2の発明
の目的とするところは、可動電極に働く静電力を向上さ
せて大きな接点圧が取れ、接点の接触信頼性を高めた静
電駆動型リレーを提供するにある。請求項3の発明の目
的とするところは、請求項1、2記載の発明の目的に加
えてエレクトリックによって、可動電極に及ぼす静電力
を一層増大させることができる静電駆動型リレーを提供
するにある。
記載の発明の目的に加えて一つのシリコンウェハ上に多
数個同時に製作することができ、量産性の向上と、コス
トの低減が図れ、更に温度変化に対しても安定した性能
が得られ、更に放電回路、昇圧回路等の駆動回路も同一
ウェハ上に形成することが可能な静電駆動型リレーを提
供するにある。
求項1又は2又は3又は4記載の発明において、切換型
の接点を備えた静電駆動型リレーを提供するにある。
めに、請求項1記載の発明は、固定電極を形成せる固定
片と、固定電極に空隙を介して対向する可動電極を有し
固定電極と可動電極との間に印加される外部電圧によっ
て発生する静電力で固定電極側に上記可動電極が移動す
るように一端部が支持固定された可動部を有する可動片
とを、上記可動部の両端方向の中心軸が固定片に並行す
るように接合し、可動部の移動により互いに接離する接
点を可動部の他端部とこの他端部に対応する固定片の端
部とに設けるとともに、これら接点を外部電気回路に接
続する静電駆動型リレーにおいて、上記可動部の一端部
から略中央部に亘る間の部位と、これに対向する上記固
定片の部位との間の空隙が、前記略中央部から上記可動
部の他端部に亘る部位との間の空隙より小さくなるよう
に上記可動部と上記固定片との対向面の何れか一方に段
差を設けたものである。
る固定片と、固定電極に空隙を介して対向する可動電極
を有し固定電極と可動電極との間に印加される外部電圧
によって発生する静電力で固定電極側に上記可動電極が
移動するように一端部が支持固定された可動部を有する
可動片とを、上記可動部の両端方向の中心軸が固定片に
並行するように接合し、上記可動部の移動により互いに
接離する接点を上記可動部の他端部とこの他端部に対応
する上記固定片の端部とに設けるとともに、これら接点
を外部電気回路に接続する静電駆動型リレーにおいて、
上記可動部の一端部側から他端部に亘る部位とこれに対
向する固定片の部位との間の空隙が一端部から他端部に
亘って徐々に広くなるように上記可動部と上記固定片と
の対向面の何れか一方をテーパ面としたものである。
クトレットを形成したものである。請求項4記載の発明
は、固定片及び可動片をシリコンウェハにて形成したも
のである。請求項5記載の発明は、固定片を二つ用い
て、この二つの固定片の間に可動片をサンドイッチ状に
介在させて並行接合したものである。
を形成せる固定片と、固定電極に空隙を介して対向する
可動電極を有し固定電極と可動電極との間に印加される
外部電圧によって発生する静電力で固定電極側に上記可
動電極が移動するように一端部が支持固定された可動部
を有する可動片とを、上記可動部の両端方向の中心軸が
固定片に並行するように接合し、上記可動部の移動によ
り互いに接離する接点を上記可動部の他端部とこの他端
部に対応する上記固定片の端部とに設けるとともに、こ
れら接点を外部電気回路に接続する静電駆動型リレーに
おいて、上記可動部の一端部から略中央部に亘る間の部
位と、これに対向する上記固定片の部位との間の空隙
が、前記略中央部から上記可動部の他端部に亘る部位と
の間の空隙より小さくなるように上記可動部と上記固定
片との対向面の何れか一方に段差を設けているので、ま
た請求項2記載の発明の構成によれば、固定電極を形成
せる固定片と、固定電極に空隙を介して対向する可動電
極を有し固定電極と可動電極との間に印加される外部電
圧によって発生する静電力で固定電極側に上記可動電極
が移動するように一端部が支持固定された可動部を有す
る可動片とを、上記可動部の両端方向の中心軸が固定片
に並行するように接合し、上記可動部の移動により互い
に接離する接点を上記可動部の他端部とこの他端部に対
応する上記固定片の端部とに設けるとともに、これら接
点を外部電気回路に接続する静電駆動型リレーにおい
て、上記可動部の一端部側から他端部に亘る部位とこれ
に対向する固定片の部位との間の空隙が一端部から他端
部に亘って徐々に広くなるように上記可動部と上記固定
片との対向面の何れか一方をテーパ面としたので、可動
電極に働く静電力を増大させることができ、その結果接
点圧が大きく取れ、接点の接触信頼性が向上し、また外
部よりの振動、衝撃に対して誤動作しにくく、しかも電
極への印加電圧も低くて良い。更に可動電極の接点と固
定電極の接点との間の空隙を広くとることもできるた
め、接点間耐圧を大きくすることができ、また駆動回路
の耐圧を低くすることも可能となる。
電極上にエレクトレットを形成したので、エレクトレッ
トによる可動電極に及ぼす静電力と、外部印加電圧によ
る静電力を重ね合わせた力を利用することができ、その
ため一層大きな接点圧が取れ、接点の接触信頼性をより
向上でき、更に外部の振動、衝撃に対して誤動作しにく
くなるのである。
片及び可動片をシリコンウェハにて形成したので、1つ
のウェハ上に多数個同時に製作することもでき、そのた
め量産性が向上し、その結果安価に製作することがで
き、しかも接合する可動片、固定片が同一材料であるの
で熱膨張係数が同じで、バイメタルのような動きはな
く、温度変化に対しても安定である。また固定片がシリ
コンウェハよりなるため放電回路、昇圧回路等の駆動回
路をシリコンウェハ上に形成することが可能となり、そ
のため外部に駆動装置を設ける必要が無くなる。
片を二つ用いて、この二つの固定片の間に可動片をサン
ドイッチ状に介在させて並行接合したので、切換型の接
点を備えた静電駆動型リレーを実現できる。
固定片1と、可動片2と、下部固定片3とで構成され、
上下の固定片1、3間に可動片2をサンドイッチ状に挟
持する構造となっている。
結晶ウェハを基材とするもので、可動電極4、固定接点
端子5、可動接点6、固定片接合用金属薄膜層7、電極
端子8等を形成している。可動電極4は可動片2の周辺
部より異方性エッチング等により、上下から凹部に加工
されたもので、外周はコの字状にエッチングされて可動
片2と切り離されその一端が可動片4と一体につながっ
た支持端部9となっており、可動電極4は上記支持端部
9を中心に回転する。
片1、3の固定電極10、11に対して移動する。また
下部固定片3の固定接点12から電気信号を取り出せる
ように可動片2の隅には切欠き13も設けられている。
可動接点6は、上記絶縁膜14上に形成され、可動電極
4の凹部により、2つの固定片1、3が可動片2の上下
に接合されるだけで接点間ギャップを設けることができ
るようになっている。この可動接点6と可動電極4とを
設けた部位で可動部を構成する。
も上記絶縁膜14上に形成されたもので、金属薄膜層7
は金或いは金合金層からなり、可動片2の基材であるシ
リコン単結晶ウェハに接続されている。上、下固定片
1、3は可動片2と同様にシリコン単結晶ウェハを基材
とするもので、図4、図5に示すように絶縁膜15、1
6上に固定電極10、11、エレクトレット17、1
8、固定接点12、19、可動片接合用の金或いは金合
金層からなる金属薄膜層25、26を夫々形成し、各固
定電極10、11とエレクトレット17、18はコンタ
クト21、22により接続されている。尚23は上部固
定片1の電極端子である。
端子5は上記上、下固定片1、3の固定接点12、19
に接続される固定接点端子である。而して、これら可動
片2、上下の固定片1、3の接合用金属薄膜層7と25
及び26とが合わさるように接触させて、適当な圧力を
加えながら加熱すると接合用金属薄膜層7、25、26
が互いに基材のシリコンとともに共晶化して、図1に示
すように機械的にも、電気的にも接続されることになる
のである。
部に亘って対向する固定片1、3の固定電極10、11
の部位が、可動電極4の略中央部から自由端に亘って対
向する固定電極10、11の部位に比べて可動電極4と
の空隙が小さくなるように可動電極4の中間部から支持
端部9に対向する固定電極10、11の部位表面が可動
電極4側へ突出するように固定電極10、11の表面に
段差27、28を夫々形成している。
トレット17の可動電極4に面している表面がプラス、
下部固定片3のエレクトレット18の可動電極4に面し
ている表面がマイナスとなるように永久分極している。
そして両エレクトレット17、18の電荷量の絶対値が
同じ時の電極間距離と静電力(可動電極4にかかるトル
ク)及びバネ負荷との関係を図6に示す。ただし静電力
とバネ負荷によるトルクは逆向きに作用するが、図6で
は同じ向きとして示している。尚図6中イはバネ負荷力
を、ロは印加電圧が0Vの時の静電力を、ハは可動電極
4にプラス電圧を印加した時の静電力を、ニは可動電極
4にマイナス電圧を印加した時の静電力を夫々示す。
極10、11と可動電極4の電位が同電位の場合、固定
電極10、11と可動電極4が平行になっている中立位
置では2つのエレクトレット17、18により発生する
静電力は同じ大きさで、可動電極4に働くトルクは0で
ある。可動電極4が上部エレクトレット18側に傾く
と、上部エレクトレット17により発生する静電力が大
きいので、可動電極4には、上部エレクトレット17側
に傾こうとするトルクが発生する。逆に可動電極4が下
部エレクトレット18側に傾くと、下部エレクトレット
18により発生する静電力が大きいので、可動電極4に
は、下部エレクトレット18側に傾こうとするトルクが
発生する。
てプラスの電圧を印加した場合、下部エレクトレット1
8と可動電極4には吸収力が発生するため、可動電極4
に下部エレクトレット18側に傾こうとするトルクが発
生し、非常に大きな接点圧を得ることができる。逆に可
動電極4にマイナスの電圧を印加した場合、上部エレク
トレット17と可動電極4には吸収力が発生するため可
動電極4に上部エレクトレット17側に傾こうとするト
ルクが発生する。
0、どちらかのエレクトレット17又は18側に可動電
極4が傾いている時、中立位置へ戻ろうとするトルクが
働く。即ち、静電力とバネ力は互いに逆向きにかかるこ
とになる。図6において可動電極4に電圧が印加されて
いない状態で、可動電極4がどちらかのエレクトレット
17又は18に傾いている時、静電力の方がバネ力より
大きくなるように設定すると、可動電極4はその位置を
保持して、中立位置へは戻らない。即ち2つの安定状態
を持つ。
に傾いた状態から、可動電極4にプラスの電圧を印加し
た場合、上部エレクトレット17への吸着力が弱くな
り、下部エレクトレット18側に回転し保持される。こ
の状態で可動電極4への印加電圧を0にしても、その状
態を保持する。逆に可動電極4へマイナスの電圧を印加
した場合、逆の動作をする。つまりラッチング動作が可
能になる。
の絶対値が異なる場合の動作を図7に示す。この図示例
ではエレクトレット17のプラスの帯電量の方が大きく
なるようにしている。可動電極4に電圧を印加していな
い状態では上部からの吸引力の方が大きくなるため、上
部に傾いた状態で安定している。そして可動電極4にプ
ラスの電圧を印加した時は下部からの吸引力が強くなり
可動電極4には下部へ傾こうとするトルクが働き接点部
を閉じた状態で安定する。そして印加電圧を取り除くと
バネの復元力の方が優るため、中立位置へ戻り、上部の
吸引力によって再び元の位置へ戻る。図7中イはバネ負
荷力、ロは印加電圧が0のときの静電力、ハは可動電極
4にプラス電圧を印加した時の静電力を示す。
8の帯電量のバランスを変えることによってラッチング
動作、シングル動作の両方を可能にする。また可動電極
4の支持端部9から略中央部に亘って対向する固定電極
10、11との間の空隙が可動電極4の自由端側と固定
電極10、11との間の空隙に比べて段差27、28に
より小さくなり、しかもエレクトリック17、18によ
る可動電極4に及ぼす静電力と外部印加電圧による静電
力を重ねた力を利用することとにより、大きな静電力が
得られて、接点圧が大きくとれる。
ので、固定片1、3、可動片2が多数個形成されたシリ
コンウェハ3枚を先に接合してから切り出すことが可能
になり、生産効率が向上する。さらに固定片1、3に、
ウェハ内に高濃度ドーピング層からなる固定電極10、
11を形成したり、トランジスタ、ダイオード、抵抗素
子、コンデンサ等で構成される静電駆動回路用ICを形
成しても良く、駆動回路を一体形成した場合、外部に駆
動回路を設ける必要は無くなる。
は数十Vの電圧が必要だが昇圧回路を固定片1、3に形
成しておくと入力は数Vで動作する。尚可動片2は図8
に示す工程で形成される。つまり図8(a)に示すよう
に表面にSiO 2 からなる絶縁膜14を形成したシリコ
ンウェハ31の上面に同図(b)に示すように異方性エ
ッチングによって凹部32aを形成し、更に同図(c)
に示すように絶縁膜14を形成して、可動電極4、可動
接点6、固定片接続用金属薄膜片7、固定接点端子5を
Auにより形成する。この後これら可動電極4、可動接
点6、固定片接続用金属薄膜片7、固定接点端子5を保
護膜33で覆って、下側の面に異方性エッチングで凹部
32bを形成する(同図(d))。この後上述の同様に
下面側に可動電極4、可動接点6、固定片接続用金属薄
膜片7、固定接点端子5をAuにより形成した後保護膜
33で下面側も覆う(同図(e))。この後エッチング
によって可動電極4の周囲をコ状に切り離し、この切離
し後保護膜33を除去すれば、可動電極4等を形成した
可動片2が得られることになる(同図(f))。
される。つまり図9(a)に示すように表面にSiO 2
からなる絶縁膜15を形成したシリコンウェハ31の下
面に異方性エッチングによって段差27を形成し(同図
(b))、しかる後にコンタクト21を形成し、更に下
面の絶縁膜15上にAuによって固定電極10、固定接
点12、金属薄膜層25を同図(c)に示すように形成
し、更にエレクトレット17を同図(d)に示すように
形成し、固定電極10を絶縁膜15で覆って同図(e)
のように上部固定片1が得られることになる。
れる。つまり図10(a)に示すように表面にSiO2
からなる絶縁膜16を形成したシリコンウェハ31の上
面に異方性エッチングによって段差28を形成し(同図
(b))、しかる後にコンタクト22を形成し、更に上
面の絶縁膜16上にAuによって固定電極11、固定接
点19、金属薄膜層26を同図(c)に示すように形成
し、更にエレクトレット18を同図(d)に示すように
形成し、固定電極11を絶縁膜16で覆って同図(e)
のように下部固定片3が得られることになる。
10、11の表面に段差27、28を形成して、可動電
極4の支持端部9側と固定電極10、11との間の空隙
を、自由端側戸固定電極10、11との間の空隙より小
さくしているが、本実施例では、図11乃至図15に示
すように可動電極4の支持端部9から中央部に亘る可動
片2の厚みを可動電極4の略中央部から自由端に亘る可
動片2の厚みより厚くして、表面の可動電極4に段差2
9を形成し、可動電極4の支持端部9から中央部に亘っ
て対向する固定電極10、11との間の空隙を、可動電
極4の中部から自由端部に亘って対向する固定電極1
0、11との間の空隙より小さくしたものである。尚段
差29以外の構成は実施例1と同じであるため、実施例
1の同じ構成部位には同じ番号を付している。
9から略中央部に亘って対向する固定電極10、11と
の間の空隙が可動電極4の自由端側と固定電極10、1
1との間の空隙に比べて段差6により小さくなり、しか
もエレクトリック17又は18による可動電極4に及ぼ
す静電力と外部印加電圧による静電力を重ねた力を利用
することとにより、大きな静電力が得られて、接点圧が
大きくとれる。尚本実施例のその他の動作、その特性も
実施例1と同様であるため、動作説明は省略する。
7、18に夫々示す工程で形成されるが、可動片2の形
成工程では段差29を異方性エッチングで形成する工程
(図16の(a)(c))がある点で実施例1と異な
り、また固定片1、3の形成では実施例1における段差
27、28を形成する工程が無くなっている点で相違す
るが、その他は同じであるため説明は省略する。
構成であったが、本実施例では図19、図20に示すよ
うに可動片2の可動接点6と接触する固定接点12、1
9の部位が、可動片2の固定接点端子5に接続される部
位より低くなるように固定片1、3をほり込む構成とし
たものである。本実施例の動作は実施例1と同じである
ため、動作説明は省略する。
2つの固定片1、3を用いて、切換型の静電駆動型リレ
ーを実現したものであるが、本実施例は1つの固定片の
みを用いて1接点型の静電駆動型リレーを実現した2層
構造にかかるもので、図21、図22に示すように固定
片3の構成を図1の下部固定片3と同じ構成とし、可動
片2の構成を図1の上部固定片1に対応する構成を除い
た構成としている。可動片2の固定片3に対する動作
は、実施例1における下部固定片3に対する動作と同じ
であるため、動作説明は省略する。
同じ構成部位には同じ番号を付している。 (実施例5)本実施例は実施例4と同様に1つの固定片
のみを用いた2層構造にかかるもので、図23、図24
に示すように固定片3の構成を図19、図20の下部固
定片3と同じ構成とし、可動片2の構成は図19、図2
0の上部固定片1に対応する構成を除いた構成としてお
り、その他の構成、動作を実施例3に準ずるものとして
いる。
一端部側とこれに対向する固定片の端部側との間の空隙
が他の可動部と固定片との間の空隙より小さくなるよう
にしているが、本実施例では段差の代わりにテーパ面を
形成している。つまり本実施例では、図25、図26に
示すように上部固定片1の固定電極10は可動電極4に
対向する面を、可動電極4の自由端に近づく程連続的に
深くなるようにエッチング加工して、テーパ面34に形
成するとともに、可動電極4の自由端側に設けられた可
動接点6に対向するテーパ面34の端部に固定接点12
を形成している。
電極4に対向する面を、可動電極4の自由端に近づく程
連続的に深くなるようにエッチング加工して、テーパ面
35に形成するとともに、可動電極3の自由端側に設け
られた可動電極6に対向するテーパ面35の端部に固定
接点19を形成している。また可動片2の構造は実施例
1と同様な構造となっているため、その構成についての
説明は省略する。
成した本実施例も実施例1と同様に動作して、その特性
も同様なものとなるため、動作説明は省略する。図2
7、図28は上部固定片1、下部固定片3の形成工程を
夫々示しており、上部固定片1は図27(a)に示すよ
うに表面にSiO 2 からなる絶縁膜15を形成したシリ
コンウェハ31の下面に異方性エッチングによってテー
パ面34を形成し(同図(b))、しかる後にコンタク
ト21を形成し、更に下面の絶縁膜15上にAuによっ
て固定電極10、固定接点12、金属薄膜層25を同図
(c)に示すように形成し、更にエレクトレット17を
同図(d)に示すように形成し、固定電極10を絶縁膜
15で覆って同図(e)のように上部固定片1が得られ
ることになる。
表面にSiO 2 からなる絶縁膜16を形成したシリコン
ウェハ31の上面に異方性エッチングによってテーパ面
35を形成し(同図(b))、しかる後にコンタクト2
2を形成し、更に上面の絶縁膜16上にAuによって固
定電極11、固定接点19、金属薄膜層26を同図
(c)に示すように形成し、更にエレクトレット18を
同図(d)に示すように形成し、固定電極11を絶縁膜
16で覆って同図(e)のように下部固定片3が得られ
ることになる。
には、テーパ面35、34の傾き(深さ)は、つまりエ
ッチング量はエッチング液に浸される時間に比例するの
で、図29に示すようにエッチング液36に対して一定
速度で固定片1(又は3)を引き上げなければならな
い。可動片2の形成工程は実施例1と同じであるため説
明は省略する。
4、35を形成したが、可動片2側にテーパ面を形成し
ても良く、また3層構造以外に1つの固定片3と可動片
2とからなる2層構造のものにも展開できるのは言うま
でもない。
の両端方向の中心軸が固定片に並行するように接合した
静電駆動型リレーにおいて、上記可動部の一端部から略
中央部に亘る間の部位と、これに対向する上記固定片の
部位との間の空隙が、前記略中央部から上記可動部の他
端部に亘る部位との間の空隙より小さくなるように上記
可動部と上記固定片との対向面の何れか一方に段差を設
けているので、また請求項2記載の発明は、可動片の可
動部の両端方向の中心軸が固定片に並行するように接合
した静電駆動型リレーにおいて、上記可動部の一端部側
から他端部に亘る部位とこれに対向する固定片の部位と
の間の空隙が一端部から他端部に亘って徐々に広くなる
ように上記可動部と上記固定片との対向面の何れか一方
をテーパ面としたので、可動電極に働く静電力を増大さ
せることができ、その結果接点圧が大きく取れ、接点の
接触信頼性が向上し、また外部よりの振動、衝撃に対し
て誤動作しにくくなり、また電極への印加電圧も低くて
良いという効果があり、更に可動電極の接点と固定電極
の接点との間の空隙を広くとることもできるため、接点
間耐圧を大きくすることができ、その上駆動回路の耐圧
を低くすることが可能になるという効果がある。
クトレットを形成したので、エレクトレットによる可動
電極に及ぼす静電力と、外部印加電圧による静電力を重
ね合わせた力を利用することができ、そのため一層大き
な接点圧が取れ、接点の接触信頼性をより向上でき、更
に外部の振動、衝撃に対して誤動作しにくくなるという
効果がある。
をシリコンウェハにて形成したので、1つのウェハ上に
多数個同時に製作することもでき、そのため量産性が向
上し、その結果安価に製作することができ、しかも接合
する可動片、固定片が同一材料であるので熱膨張係数が
同じで、バイメタルのような動きはなく、温度変化に対
しても安定である。また固定片がシリコンウェハよりな
るため放電回路、昇圧回路等の駆動回路をシリコンウェ
ハ上に形成することが可能となり、そのため外部に駆動
装置を設ける必要が無くなるという効果がある。
て、この二つの固定片の間に可動片をサンドイッチ状に
介在させて並行接合したので、切換型の接点を備えた静
電駆動型リレーを実現できるものである。
ネ負荷の関係図動作特性図である。
びバネ負荷の関係図動作特性図である。
(b)は同上の可動片の上面図である。(c)は同上の
下部固定片の上面図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】固定電極を形成せる固定片と、固定電極に
空隙を介して対向する可動電極を有し固定電極と可動電
極との間に印加される外部電圧によって発生する静電力
で固定電極側に上記可動電極が移動するように一端部が
支持固定された可動部を有する可動片とを、上記可動部
の両端方向の中心軸が固定片に並行するように接合し、
可動部の移動により互いに接離する接点を可動部の他端
部とこの他端部に対応する固定片の端部とに設けるとと
もに、これら接点を外部電気回路に接続する静電駆動型
リレーにおいて、上記可動部の一端部から略中央部に亘
る間の部位と、これに対向する上記固定片の部位との間
の空隙が、前記略中央部から上記可動部の他端部に亘る
部位との間の空隙より小さくなるように上記可動部と上
記固定片との対向面の何れか一方に段差を設けているこ
とを特徴とする静電駆動型リレー。 - 【請求項2】固定電極を形成せる固定片と、固定電極に
空隙を介して対向する可動電極を有し固定電極と可動電
極との間に印加される外部電圧によって発生する静電力
で固定電極側に上記可動電極が移動するように一端部が
支持固定された可動部を有する可動片とを、上記可動部
の両端方向の中心軸が固定片に並行するように接合し、
上記可動部の移動により互いに接離する接点を上記可動
部の他端部とこの他端部に対応する上記固定片の端部と
に設けるとともに、これら接点を外部電気回路に接続す
る静電駆動型リレーにおいて、上記可動部の一端部側か
ら他端部に亘る部位とこれに対向する固定片の部位との
間の空隙が一端部から他端部に亘って徐々に広くなるよ
うに上記可動部と上記固定片との対向面の何れか一方を
テーパ面としたことを特徴とする静電駆動型リレー。 - 【請求項3】固定電極上にエレクトレットを形成したこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の静電駆動型リレ
ー。 - 【請求項4】固定片及び可動片をシリコンウェハにて形
成したことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の静
電駆動型リレー。 - 【請求項5】固定片を二つ用いて、この二つの固定片の
間に可動片をサンドイッチ状に介在させて並行接合した
ことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4記載の静
電駆動型リレー。
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