JP3402295B2 - 薄膜トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタ及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(TFT:Thin Film Transistor)及びその製造方法に関す
るものである。薄膜トランジスタは、例えば、アクティ
ブマトリクス型液晶表示装置及びイメージセンサーに利
用される。
【0002】従来の薄膜トランジスタ装置の製造方法の
一例においては、図3に示すように、ガラス基板301
上に遮光膜としての遮光WSi 膜302を成膜し、エ
ッチング加工し、その後に下地SiO 303を5000
Å程度CVD成膜したのち、遮光WSi 膜302直上
に活性層となるpoly−Si膜304をパターン形成
し、さらにゲート絶縁膜としてのゲート絶縁SiO
305を成膜した後、ゲートWSi 層をスパッタ成膜
し、エッチング加工することによりゲートWSi 電極
306を形成することが行われていた。光リーク対策と
しての遮光WSi 膜302の遮光効果を高める為に、
従来、上記の構成に対して、遮光WSi 膜302の膜
厚を1000Åとしていたものを2000Å程度までに厚くする
というように、遮光膜を厚膜化する策を講じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の薄膜ト
ランジスタの製造方法においては、斜めより入射する入
射光307の侵入を回避することは困難であり、斜めか
らの入射光307がTFTの活性層部分たるpoly−
Si膜304に当たることにより光リーク電流が発生す
るという問題が生じていた。上述したような遮光WSi
膜302の遮光効果を高める為に遮光膜膜厚を厚くす
る方策によっても、光リーク電流の発生の問題を解決す
ることはできない。なぜなら、遮光WSi 膜302の
遮光効果を高める為に遮光膜膜厚を厚くする方策におい
ては、遮光膜の増加によりTFT部分に直接的に入射す
る光であって、ガラス基板301にほぼ直角に入射する
光については光の透過を防止する効果は増すが、一方、
斜めからの入射光307、及び入射光307が乱反射を
起こすことにより間接的に入射する光については完全に
侵入を回避することが困難だからである。
【0004】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
みてなされたものであって、斜めからの入射光307、
及び入射光307が乱反射を起こすことにより間接的に
入射する光についても、遮光可能な薄膜トランジスタの
構造及びその製造方法を提供し、薄膜トランジスタの光
リーク電流の発生を防止することを課題とする。また、
製造方法に関しては、既存の工程を有効に利用して、工
程数を増やすことなく簡易なプロセスで遮光効果を格段
に高める薄膜トランジスタの構造を形成できる製造方法
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第一の発明は、透明基板上に遮光膜をパターン成膜す
る工程と、前記透明基板及び前記遮光膜上に下地SiO
を成膜する工程と、前記遮光膜直上の下地SiO
膜上に活性層となる半導体部分を形成する工程と、前記
半導体部分及び前記下地SiO 膜の上にゲート絶縁膜
を成膜する工程と、前記活性層となる半導体部分の両側
のそれぞれに前記遮光膜上の前記ゲート絶縁膜及び下地
SiO を前記遮光膜が露出するまで選択的異方性エ
ッチングしコンタクト開口部を形成する工程と、前記ゲ
ート絶縁膜の上面及びコンタクト開口部に遮光性を有す
る導電膜を成膜する工程と、前記ゲート絶縁膜上のゲー
ト電極形成部及び前記コンタクト開口部以外の前記導電
膜を除去する工程とを含む薄膜トランジスタの製造方法
である。
【0006】したがって、本出願第一の発明の薄膜トラ
ンジスタの製造方法によれば、前記活性層となる半導体
部分の両側のそれぞれにおいて前記遮光膜上の前記ゲー
ト絶縁膜及び下地SiO を前記遮光膜が露出するま
で選択的異方性エッチングしコンタクト開口部を形成す
る工程と、前記ゲート絶縁膜の上面及びコンタクト開口
部に遮光性を有する導電膜を成膜する工程と、前記ゲー
ト絶縁膜上のゲート電極形成部及び前記コンタクト開口
部以外の前記導電膜を除去する工程とを含むので、かか
るエッチングにより、ゲート電極が形成されると同時
に、活性層となる半導体部分の両側に、下端を遮光膜に
接し上端をゲート絶縁膜上面とほぼ同一高さに位置させ
る遮光性を有するサイドウォール(遮光側壁)が形成で
きる。したがって、本製造方法により形成された薄膜ト
ランジスタは、透明基板の裏側から入射するあらゆる角
度の入遮光及びその乱反射成分の光が活性層に到達する
前に完全に遮断することができるサイドウォールを有
し、このサイドウォールによって光リーク電流の発生を
防止することができるという利点がある。また、製造工
程上は、ゲート電極の形成工程を利用することによって
極めて簡便に、光リーク電流の発生を阻止する有効な手
段たるサイドウォールを形成することができるという利
点がある。遮光性を有する導電膜は、ゲート電極を形成
するものであり、タングステンシリサイド(WSi
や、モリブデンシリサイド(MoSi )、チタンシリ
サイド(TiSi )、コバルトシリサイド(CoSi
)などの金属ケイ化物(シリサイド)を用いることが
できる。
【0007】また本出願第2の発明は、本出願第1の発
明の薄膜トランジスタの製造方法において、前記エッチ
ング工程は、フォトレジストで前記ゲート絶縁膜上のゲ
ート電極形成部及び前記コンタクト開口部をマスクする
工程を含むことを特徴とする。
【0008】したがって本出願第2の発明の薄膜トラン
ジスタの製造方法によれば、本出願第1の発明の利点が
あるとともに、フォトレジストでゲート絶縁膜上のゲー
ト電極形成部のみならず、コンタクト開口部をマスクす
るので、確実にコンタクト開口部に遮光性のある導電膜
を残すことができ、上述のサイドウォールを形成するこ
とができるという利点がある。
【0009】また本出願第3の発明は、本出願第1の発
明の薄膜トランジスタの製造方法において、前記エッチ
ング工程は、フォトレジストで前記ゲート絶縁膜上のゲ
ート電極形成部をマスクする工程と、異方性エッチング
を行う工程とを含むことを特徴とする。
【0010】したがって本出願第3の発明の薄膜トラン
ジスタの製造方法によれば、本出願第1の発明の利点が
あるとともに、フォトレジストで前記ゲート絶縁膜上の
ゲート電極形成部をマスクし、コンタクト開口部につい
てはマスクしないので、ゲート電極形成するためのマス
クパターンをそのまま使用することができ、マスクパタ
ーンの変更を要さないという利点がある。また、異方性
エッチングを行うので、横方向へはエッチングが進みに
くいという異方性エッチングの性質により、マスクされ
ないコンタクト開口部に遮光性のある導電膜を残すこと
ができ、上述のサイドウォールを形成することができる
という利点がある。異方性エッチングは、反応性イオン
エッチング、スパッタエッチング、イオンビームエッチ
ング等のドライエッチングにより行うことができる。
【0011】また本出願第4の発明は、透明基板上に形
成された遮光膜と、前記遮光膜上に形成された下地Si
と、前記遮光膜直上の下地SiO 膜上に形成さ
れた活性層と、前記活性層上及び下地SiO 膜上
されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成さ
れたゲート電極と、前記活性層の両側位置かつ前記遮光
膜の上位置に形成され、かつ、前記ゲート絶縁膜及び前
記下地SiO 膜に設けられ前記遮光膜まで通ずるコン
タクト開口部とを備え、下端を前記遮光膜に接触させ上
端を前記ゲート絶縁膜上面とほぼ同一高さに位置させる
遮光側壁であって、前記ゲート電極と同一化合物からな
る遮光側壁が前記コンタクト開口部に形成されているこ
とを特徴とする薄膜トランジスタである。
【0012】したがって本出願第4の発明の薄膜トラン
ジスタによれば、活性層の両側位置において、遮光性を
有するサイドウォール(遮光側壁)が、その下端を遮光
膜に接触させ、その上端をゲート絶縁膜上面とほぼ同一
高さに位置させるので、透明基板の裏側から入射するあ
らゆる角度の入遮光及びその乱反射成分の光が活性層に
到達する前に完全に遮断することができるという利点が
ある。また、このサイドウォール(遮光側壁)は、ゲー
ト電極と同一化合物からなり、遮光膜の上位置に形成さ
れ、かつ、前記遮光膜まで通ずるコンタクト開口部に形
成されるので、本出願第4の発明の薄膜トランジスタ
は、本出願第1、第2又は第3の発明の薄膜トランジス
タの製造方法により、ゲート電極の形成工程を利用する
ことによって工程の増加や変更をもたらすことなく極め
て簡便に製造することができるという利点がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の薄膜
トランジスタ及びその製造方法につき図面を参照して説
明する。
【0014】実施の形態1 まず、本発明の実施の形態1の薄膜トランジスタの製造
方法につき、図1を参照して説明する。図1は本発明の
実施の形態1の薄膜トランジスタの構造及び製造方法を
説明するための薄膜トランジスタの断面図である。
【0015】まず、ガラス基板101上に遮光膜として
の遮光WSi 膜102を1000Å程度成膜し、エッチン
グ加工する。その後に下地SiO 膜103を5000Å程
度CVD成膜したのち、遮光WSi 膜102直上に活
性層となるpoly−Si膜104をパターン形成す
る。さらにゲート絶縁膜としてのゲート絶縁SiO
105を成膜する(図1(a))。
【0016】次に、活性層となるpoly−Si膜10
4の両側位置となる遮光パターン両端において、サブミ
クロン程度の細いコンタクト開口部106を選択的異方
性エッチングにより遮光WSi 膜102が露出するま
で形成する。その後、遮光性を有する導電膜としてのゲ
ートWSi 層107をスパッタ成膜する。すると、ゲ
ート絶縁SiO 膜105の上面、コンタクト開口部1
06の内側面及びコンタクト開口部106によって露出
した遮光WSi 膜102の上面に、ゲートWSi
107が形成される。この状態で、フォトレジスト10
8でゲートWSi 電極の形成部分及び前記コンタクト
開口部106をマスクする(図1(b))。
【0017】次に、ドライエッチングを実施した後フォ
トレジスト108を剥離する。これにより、ゲートWS
層107のうち、フォトレジスト108でマスクさ
れない部分が除去され、ゲートWSi 電極111が形
成されるとともに、コンタクト開口部106の内側面及
び遮光WSi 膜102の上面に形成されたゲートWS
層107が残される。このコンタクト開口部106
の内側面及び遮光WSi 膜102の上面に残されたゲ
ートWSi 層107がWSi からなるサイドウォー
ル109となる(図1(c))。以上の工程により、実
施の形態1における薄膜トランジスタが形成される。
【0018】次に、実施の形態1における薄膜トランジ
スタの構造を図4を参照して説明する。後に説明する実
施の形態2の薄膜トランジスタの構造も図4に示す構造
と同様である。図4は実施の形態1又は実施の形態2の
薄膜トランジスタの上面図であって、内部構成物の輪郭
を破線で示すものである。図4に示すように、コンタク
ト開口部106は、poly−Si活性層104の両側
に設けられる。従ってアルミ配線405はpoly−S
i活性層104を被覆しつつ両側の遮光コンタクト側に
張り出す形状となる。なお、図4のA−A対角線断面図
が図1(c)となる。
【0019】図1(c)に示されるように、実施の形態
1における薄膜トランジスタは、透明基板たるガラス基
板101上に形成された遮光WSi 膜102と、遮光
WSi 膜102上に形成された下地SiO 膜103
と、遮光WSi 膜102直上に形成されたpoly−
Si活性層104と、poly−Si活性層104上に
形成されたゲート絶縁SiO 膜105と、ゲート絶縁
SiO 膜105上に形成されたゲートWSi 電極1
11と、poly−Si活性層104の両側位置かつ遮
WSi 膜102の上位置に形成され、かつ、遮光
Si 膜102まで通ずるコンタクト開口部106とを
備え、下端を遮光WSi 膜102に接触させ上端をゲ
ート絶縁SiO 膜105上面とほぼ同一高さに位置さ
せる遮光側壁であって、ゲートWSi 電極111と同
一化合物たるWSi からなる遮光側壁たるサイドウォ
ール109がコンタクト開口部106に形成されてなる
構造を有する。
【0020】薄膜トランジスタにおいては、実際に投射
した際に裏面からのさまざまな角度から光が入射しその
光が直接ないし乱反射等間接的にTFT部分のpoly
−Si活性層104に照射されることにより、光リーク
電流が発生する現象が発生していた。本発明の製造方法
で形成した薄膜トランジスタにおいては、かかる光リー
ク電流を完全に遮断する為にTFT部分のpoly−S
i活性層104のみならずゲート絶縁SiO 膜105
上迄WSi のサイドウォール109を縦方向に形成す
ることで、少なくとも裏面から入射する斜め方向からの
入射光110、及び乱反射成分の光をTFT部分に達す
る前に完全に遮断することができる。かかるサイドウォ
ールは、以下に説明する実施の形態2の薄膜トランジス
タの製造方法によっても形成可能であり、実施の形態1
と同様に、サイドウォールによる遮断効果が得られる。
【0021】実施の形態2 次ぎに本発明の実施の形態2の薄膜トランジスタ及びそ
の製造方法につき図2を参照して説明する。図2は本発
明の実施の形態2の薄膜トランジスタの構造及び製造方
法を説明するための薄膜トランジスタの断面図である。
【0022】まず、ガラス基板201上に遮光膜として
の遮光WSi 膜202を1000Å程度成膜し、エッチン
グ加工する。その後に下地SiO 膜203を5000Å程
度CVD成膜したのち、遮光膜パターン直上に活性層と
なるpoly−Si膜204をパターン形成する。さら
にゲート絶縁膜としてのゲート絶縁SiO 膜205を
成膜する(図2(a))。
【0023】次に、活性層となるpoly−Si膜20
4の両側位置となる遮光パターン両端において、サブミ
クロン程度の細いコンタクト開口部206を選択的異方
性エッチングにより遮光WSi 膜202が露出するま
で形成する。その後、遮光性を有する導電膜としてのゲ
ートWSi 層207をスパッタ成膜する。すると、ゲ
ート絶縁SiO 膜205の上面、コンタクト開口部2
06の内側面及びコンタクト開口部206によって露出
した遮光WSi 膜202の上面に、ゲートWSi
207が形成される。この状態で、フォトレジスト20
8でゲートWSi 電極の形成部分をマスクする(図2
(b))。
【0024】次に、ドライエッチングを実施した後フォ
トレジスト208を剥離する。これにより、ゲートWS
層207のうち、フォトレジスト208でマスクさ
れない部分が除去され、ゲートWSi 電極211が形
成されるとともに、コンタクト開口部206の内側面に
形成されたゲートWSi 層207が残される。このコ
ンタクト開口部206の内側面に残されたゲートWSi
層207がWSi からなるサイドウォール209と
なる(図2(c))。以上の工程により、実施の形態2
における薄膜トランジスタが形成される。
【0025】次に、実施の形態2における薄膜トランジ
スタの構造を図4を参照して説明する。なお上述のよう
に実施の形態1の薄膜トランジスタの構造も図4に示す
構造と同様である。図4は実施の形態1又は実施の形態
2の薄膜トランジスタの上面図であって、内部構成物の
輪郭を破線で示すものである。図4に示すように、コン
タクト開口部206は、poly−Si活性層204の
両側に設けられる。従ってアルミ配線405はpoly
−Si活性層204を被覆しつつ両側の遮光コンタクト
側に張り出す形状となる。なお、図4のA−A対角線断
面図が図2(c)となる。
【0026】実施の形態1においては、ゲート電極形成
部分のみならず遮光コンタクト部分にもレジストパター
ンを形成する為に、従来のゲート電極形成のマスクを変
更する必要があった。それに対して実施の形態2におい
ては、従来のゲート電極形成用のマスクパターンのまま
でもコンタクト開口部にサイドウォール層が実施の形態
1とほぼ同じ精度で形成できる。具体的には、遮光コン
タクト部分については、コンタクト開口部206内側面
はドライエッチングが横方向へはエッチングが進みにく
いという反応性イオンエッチングの性質からWSi
イドウォール層が充分に残される。また、コンタクト開
口部206によって露出した遮光WSi 膜202の上
面に形成されたゲートWSi 層207がエッチング除
去されても、その下の遮光WSi 膜が残るため、コン
タクト開口部206の底面からWSi 層がエッチング
消失してしまうことはない。しかし実質的には、コンタ
クト開口径がサブミクロン程度であるために、マイクロ
ローディング効果によりコンタクト底面ではエッチング
が殆ど進まない。従って、このマイクロローディング効
果が有効に働く場合には、従来のゲート電極形成マスク
をそのまま使用する実施の形態2においても、コンタク
ト開口部206によって露出した遮光WSi 膜202
の上面に形成されたゲートWSi 層207がエッチン
グ除去されずに残り、実施の形態1と同等のコンタクト
開口部及びWSi 層からなるサイドウォールを形成す
ることができる。
【0027】
【発明の効果】上述のように本発明は、WSi 等の遮
光性を有する材料からなるサイドウォールを活性層のみ
ならずゲート絶縁膜上の高さにまで形成し、このサイド
ウォールにより、少なくともガラス基板の裏面からTF
T部分の活性層に斜め方向から入射する光、及びその乱
反射成分の光をTFT部分に達する前に完全に遮断する
ことが幾何学的に可能となっているため、遮光膜の厚み
増加のみでは遮光しきれない斜めからの入射光及びその
反射成分を、上記サイドウォールにより遮断することが
できるという効果がある。また、上記サイドウォールを
ゲートWSi 膜形成と同時に形成することで、プロセ
スの負荷を軽減し工程の簡略化が図れるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の薄膜トランジスタの
構造及び製造方法を説明するための薄膜トランジスタの
断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態2の薄膜トランジスタの
構造及び製造方法を説明するための薄膜トランジスタの
断面図である。
【図3】 従来の薄膜トランジスタの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図4】 実施の形態1又は実施の形態2の薄膜トラン
ジスタの上面図であって、内部構成物の輪郭を破線で示
すものである。
【符号の説明】
101 ガラス基板 102 遮光WSi 膜 103 下地SiO 膜 104 poly−Si膜 105 ゲート絶縁SiO 膜 106 コンタクト開口部 107 ゲートWSi 層 108 フォトレジスト 109 サイドウォール 110 入射光 111 ゲートWSi 電極 201 ガラス基板 202 遮光WSi 膜 203 下地SiO 膜 204 poly−Si膜 205 ゲート絶縁SiO 膜 206 コンタクト開口部 207 ゲートWSi 層 208 フォトレジスト 209 サイドウォール 210 入射光 211 ゲートWSi 電極 301 ガラス基板 302 遮光WSi 膜 303 下地SiO 膜 304 poly−Si膜 305 ゲート絶縁SiO 膜 306 ゲートWSi 電極 307 入射光 405 アルミ配線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に遮光膜をパターン成膜する
    工程と、 前記透明基板及び前記遮光膜上に下地SiO を成膜
    する工程と、 前記遮光膜直上の下地SiO 膜上に活性層となる半導
    体部分を形成する工程と、 前記半導体部分及び前記下地SiO 膜の上に ゲート絶
    縁膜を成膜する工程と、 前記活性層となる半導体部分の両側のそれぞれに前記遮
    光膜上の前記ゲート絶縁膜及び下地SiO を前記遮
    光膜が露出するまで選択的異方性エッチングしコンタク
    ト開口部を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上面及びコンタクト開口部に遮光性
    を有する導電膜を成膜する工程と、 前記ゲート絶縁膜上のゲート電極形成部及び前記コンタ
    クト開口部以外の前記導電膜を除去する工程とを含む
    膜トランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記エッチング工程は、フォトレジスト
    で前記ゲート絶縁膜上のゲート電極形成部及び前記コン
    タクト開口部をマスクする工程を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記エッチング工程は、フォトレジスト
    で前記ゲート絶縁膜上のゲート電極形成部をマスクする
    工程と、異方性エッチングを行う工程とを含むことを特
    徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 透明基板上に形成された遮光膜と、 前記遮光膜上に形成された下地SiO と、 前記遮光膜直上の下地SiO 膜上に形成された活性層
    と、 前記活性層上及び下地SiO 膜上成膜されたゲート
    絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、 前記活性層の両側位置かつ前記遮光膜の上位置に形成さ
    れ、かつ、前記ゲート絶縁膜及び前記下地SiO 膜に
    設けられ前記遮光膜まで通ずるコンタクト開口部とを備
    え、 下端を前記遮光膜に接触させ上端を前記ゲート絶縁膜上
    面とほぼ同一高さに位置させる遮光側壁であって、前記
    ゲート電極と同一化合物からなる遮光側壁が前記コンタ
    クト開口部に形成されていることを特徴とする薄膜トラ
    ンジスタ。
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