JP3402050B2 - 高周波加熱調理器 - Google Patents

高周波加熱調理器

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JP3402050B2
JP3402050B2 JP03455096A JP3455096A JP3402050B2 JP 3402050 B2 JP3402050 B2 JP 3402050B2 JP 03455096 A JP03455096 A JP 03455096A JP 3455096 A JP3455096 A JP 3455096A JP 3402050 B2 JP3402050 B2 JP 3402050B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動調理を目的とし
て高周波加熱を行う調理器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の高周波加熱調理器は、特開
平5−322188号公報に示すようなものが一般的で
あった。以下、その構成について図10を参照しながら
説明する。図10は従来例を説明する正面断面図であ
る。1は食品材料などの被加熱物、2は被加熱物1を載
置する調理用の丸皿、3は被加熱物1を収納する加熱
室、4は被加熱物を加熱するための高周波を発生するマ
グネトロン、5は加熱室3とマグネトロン4とを結ぶ導
波管、6は導波管5内に設けられた移動可能な可変マッ
チング素子を示す。7は、加熱室3の天井面に設けられ
た被加熱物の表面温度を検知するための赤外線センサで
ある。図中破線8で示した赤外線センサ7の視野角は丸
皿2の全面をカバーする大きさとなるよう設定した。
【0003】この構成において可変マッチング素子6の
位置を変えることで加熱むらを変えることができ、中央
集中型のマッチング状態から広範囲分散型のマッチング
状態まで変えることが可能である。赤外線センサ7のモ
ニター結果と連動して可変マッチング素子6を移動す
る、即ち、被加熱物の周辺部の温度が上がり過ぎると可
変マッチング素子6の位置を中央集中型の位置へ、被加
熱物の中央部の温度が上がり過ぎると可変マッチング素
子6の位置を広範囲分散型の位置へ移動するようにする
と、例えば冷凍しゅうまいや冷凍マグロ切身が一様に解
凍調理されるというものである。
【0004】また第2の従来例として特開平7−198
147号公報に記載のものがあり、マイクロ波電源に接
続された同軸線から複数に分岐した同軸線に選択切り替
えしたり、導波管から加熱室への電磁波の導入部となる
給電口を回転するターンテーブルの半径方向で可動とし
て電磁波の加熱室内における分布を変化させ、温度分布
の検出を複数個の赤外線検出素子を直線的に並べて加熱
室内から放射される赤外線をミラーで反射させて受光
し、そのミラーを回動することで行うというものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例の高周波加熱調理器では、導波管内の可変マッチ
ング素子の位置を変えているので加熱室3内の周期的な
電磁波の強いところと弱いところ(定在波の発生パター
ン)を変えているだけで部分的に電磁波を集中すること
はできないためキメ細かく加熱分布を変えることはでき
ない。また定在波の発生パターンは可変マッチング素子
の位置だけでなく被加熱物の種類や分量、形状の違いに
よっても変わるものであるため、可変マッチング素子の
位置と、加熱対象となる被加熱物における定在波の発生
パターンの相関関係を調べる必要がある。しかもその相
関関係は実際に被加熱物を加熱し、その温度変化を観測
しないとわからないものであり、そのためには時間を要
しその間に過剰加熱部分を発生させるなどの不具合もあ
る。
【0006】また第2の従来例の高周波加熱調理器は部
分的に電磁波を集中させることは概ねできるが、赤外線
検出素子を複数個使用しているので各検出位置ごとの温
度を正確に検出して温度分布を検出するには各赤外線検
出素子とその入力回路の特性を揃えるか、個別に特性を
調整する必要があり製造工程、検査工程が煩雑になると
いう問題がある。
【0007】更に、いずれの従来例とも加熱室内におけ
る電磁波の分布を変更する駆動手段があり、駆動手段が
駆動中にはその駆動手段から発せられるノイズや、加熱
室内における電磁波の分布が変わる時にはマグネトロン
の発振周波数が不安定になりやすく、そのために赤外線
検出素子および検出回路が受けるノイズが、温度検出に
影響を及ぼし正確な温度検出ができないという問題があ
る。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るもので、製造工程、検査工程を煩雑にすることなく精
度良く温度分布検出をして被加熱物を所望の温度に均一
に加熱したり、任意の温度分布に加熱する調理器を提供
することを第1の目的とする。
【0009】また第2の目的は加熱室内における電磁波
の分布変更によるノイズの影響を受けることなく正確に
温度分布検出をすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために被加熱物を収納する加熱室と、前記被加熱物
を加熱する高周波発生手段と、前記被加熱物の温度分布
を検出する温度分布検出手段と、前記加熱室内の電磁波
分布を変更する分布可変手段と、前記温度分布検出手段
によって検出した温度分布により前記分布可変手段を制
御する制御手段とを有し、前記温度分布検出手段は温度
検出素子と、前記温度検出素子の検出位置を移動させる
検出位置移動手段とを備え、前記分布可変手段は前記加
熱室に電磁波を導入する電磁波導入部と、前記電磁波導
入部を移動させる電磁波導入部移動手段とを備え前記変
換手段は前記検出位置移動手段の移動量より前記電磁波
導入部移動手段の移動量を演算する演算手段を有する
成としたものである。
【0011】上記した構成によって、温度検出素子の検
出位置を検出位置移動手段で移動して加熱室内の温度分
布を検出し、その検出した温度分布に基づいて制御手段
が電磁波導入部移動手段により電磁波導入部を移動させ
るので、加熱室内の被加熱物を所望の温度に均一に加熱
させたり、任意の温度分布に加熱することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】発明の第1の目的を達成するた
めに被加熱物を収納する加熱室と、前記被加熱物を加熱
する高周波発生手段と、前記被加熱物の温度分布を検出
する温度分布検出手段と、前記加熱室内の電磁波分布を
変更する分布可変手段と、前記温度分布検出手段によっ
て検出した温度分布により前記分布可変手段を制御する
制御手段とを有し、前記温度分布検出手段は温度検出素
子と、前記温度検出素子の検出位置を移動させる検出位
置移動手段とを備え、前記分布可変手段は前記加熱室に
電磁波を導入する電磁波導入部と、前記電磁波導入部を
移動させる電磁波導入部移動手段とを備え、前記制御手
段は、前記温度検出素子の検出位置を前記電磁波導入部
の位置に対応させる変換手段を有し、前記変換手段は検
出位置移動手段の移動量より電磁波導入部移動手段の移
動量を演算する演算手段を有する構成としたものであ
る。
【0013】また、本発明の第1の目的を達成するため
被加熱物を収納する加熱室と、前記被加熱物を加熱す
る高周波発生手段と、前記被加熱物の温度分布を検出す
る温度分布検出手段と、前記加熱室内の電磁波分布を変
更する分布可変手段と、前記温度分布検出手段によって
検出した温度分布により前記分布可変手段を制御する制
御手段とを有し、前記温度分布検出手段は温度検出素子
と、前記温度検出素子の検出位置を移動させる検出位置
移動手段とを備え、前記分布可変手段は前記加熱室に電
磁波を導入する電磁波導入部と、前記電磁波導入部を移
動させる電磁波導入部移動手段とを備え、前記制御手段
は、前記温度検出素子の検出位置を前記電磁波導入部の
位置に対応させる変換手段を有し、前記変換手段は予め
定めた検出位置移動手段の移動量と電磁波導入部移動手
段の移動量の対応を対応表として記憶する対応記憶手段
を有する構成としたものである。
【0014】また、本発明の第1の目的を達成するため
被加熱物を収納する加熱室と、前記被加熱物を加熱す
る高周波発生手段と、前記被加熱物の温度分布を検出す
る温度分布検出手段と、前記加熱室内の電磁波分布を変
更する分布可変手段と、前記温度分布検出手段によって
検出した温度分布により前記分布可変手段を制御する制
御手段とを有し、前記温度分布検出手段は温度検出素子
と、前記温度検出素子 の検出位置を移動させる検出位置
移動手段とを備え、前記分布可変手段は前記加熱室に電
磁波を導入する電磁波導入部と、前記電磁波導入部を移
動させる電磁波導入部移動手段とを備え、前記制御手段
は、前記温度検出素子の検出位置を前記電磁波導入部の
位置に対応させる変換手段を有し、前記検出位置移動手
段による検出位置の移動範囲は電磁波導入部移動手段に
よる電磁波導入部の移動範囲内とする構成としたもので
ある。
【0015】本発明は上記したような構成によって、温
度検出素子の検出位置を検出位置移動手段で移動して加
熱室内の温度分布を検出し、その検出した温度分布に基
づいて制御手段が電磁波導入部移動手段により電磁波導
入部を移動させるので、加熱室内の被加熱物を所望の温
度に均一に加熱させたり、任意の温度分布に加熱するこ
とができる。
【0016】そして演算手段が検出位置移動手段の移動
量から電磁波導入部移動手段の移動量を演算するので検
出位置移動手段の移動量を電磁波導入部移動手段の移動
量に変換できるのである。
【0017】また対応記憶手段が検出位置移動手段の移
動量と電磁波導入部移動手段の移動量との対応表を記憶
しているので検出位置移動手段の移動量を電磁波導入部
移動手段の移動量に変換できるのである。
【0018】また検出位置移動手段による検出位置の移
動範囲は電磁波導入部移動手段による電磁波導入部の移
動範囲内としているので温度分布検出手段で検出した任
意の温度検出位置に電磁波導入部を移動させることがで
きるのである。
【0019】以下、本発明の第1の実施例として電子レ
ンジに応用し食品を使用者の所望の温度に調理する例を
図1〜図7を参照しながら説明する。図1は本発明の第
1の実施例の高周波加熱調理器の構成断面図である。ま
た図2は同実施例の分布可変手段の要部断面図である。
また図3は同実施例の加熱領域を説明する特性図であ
る。また図4は同実施例の温度分布検出手段の要部断面
図である。また図5は同実施例の制御手段の構成ブロッ
ク図である。また図6は同実施例の温度分布検出領域を
説明する特性図である。また図7は同実施例のタイミン
グ制御手段の動作を説明するタイミングチャート図であ
る。尚、従来例と同じ構成のものは同一符号を付した。
【0020】1は被加熱物である食品、2は食品1を載
せる皿、3は食品1を加熱する加熱室、4は高周波発生
手段であるマグネトロン、マグネトロン4から出た電磁
波は導波管5および給電室9を介して加熱室3内に導入
され、加熱室3内の食品1を加熱する。導波管5から給
電室9内には分布可変手段10が設けてある。分布可変
手段10は、アンテナ11、導波管モータ12、第1の
回転軸13、大歯車14、軸受け部材15、小歯車16
および第2の回転軸17により構成されている。
【0021】アンテナ11は電磁波導入部移動手段であ
る導波管モータ12で回転する構成としている。導波管
5内の電磁波はアンテナ11により引き出されるが、ア
ンテナ11は電磁波の導入の方向に指向性を有するの
で、見かけ上導波管が開口部を含めて移動するのと同じ
である。導波管モータ12はステッピングモータであ
り、第1の回転軸13を回転させる。第1の回転軸13
には大歯車14が取り付けられ、大歯車14は小歯車1
6と接し、小歯車16には第2の回転軸17が取り付け
られ、第2の回転軸17は導波管5に固定された軸受け
部材15により回転自在に取り付けられている。この第
2の回転軸17にアンテナ11が取り付けられている。
小歯車16は導波管モータ12が回転すると回転を繰り
返しながら大歯車14の周囲を移動する、いわゆる遊星
歯車である。導波管モータ12は、原点検出スイッチを
使ったり、ストッパーを使うなどして初期の位置合わせ
を行い、以後初期位置からの移動角度を逐次累積して常
に回転角度をわかるようにすることでアンテナ11の位
置と向きの両方がわかるものである。
【0022】また給電室9はカバー18で覆われてい
る。カバー18は電磁波を吸収しにくい低損失の材料か
らなり、加熱室3の底面に凹凸のないように設けてい
る。これは食品1の欠片や調味料などが給電室9に入ら
ないように、且つ掃除をしやすいようにしているのであ
る。
【0023】図2は図1のA−A’線断面を示してい
る。19は導波管5の上部壁面、および給電室9の底面
に設けたアンテナ11の通るレール孔で、20は導波管
5の底面に設けた第2の回転軸17が通るレール孔であ
る。図2ではアンテナ11の向きは中央向きで、電磁波
は矢印の如く中央向きに加熱室3に導入される。アンテ
ナ11が回転しながらレール孔19を移動するときの、
加熱室3へのアンテナ11の電磁導入部である21の移
動軌跡を図3に示す。アンテナ11の電磁波導入部21
が最も加熱されるので加熱室3内のほぼ全領域の任意の
位置を集中的に加熱することが可能なのである。
【0024】温度分布検出手段7は赤外線温度検出器を
含んで構成し、加熱室3の側面22上部に光路を確保す
るための開口23を設け、その開口23近傍には電磁波
が加熱室3外部に漏れないようチョーク構造24を形成
している。
【0025】図4は図1のB−B’線断面を示してい
る。加熱室3の側面22に開口23を設け、開口23に
チョーク構造24を結合させている。チョーク構造24
は光路を形成し側面22に広がりを持った二重の筒状の
金属部品で、側面22の反対側には二重の筒に隙間を持
たせて小孔25を持った構造である。このチョーク構造
24により加熱室3内から赤外線は小孔25より外部に
出るが、加熱室3内の電磁波は遮断され外部にはほとん
ど漏れない。図4においてチョークの寸法Lをλ/4
(λ:波長)に設計する、即ち周波数が2.45GHzで
あれば30mmにすることで、小孔25でのインピーダン
スが無限大となり電磁波の遮断効果は最も大きい。ま
た、寸法Lを半分の15mmにすると側面22の開口23
でインピーダンス無限大となり同様に電磁波の遮断効果
は大きく、小型化できる効果がある。
【0026】図4において、26は温度検出素子で焦電
型の赤外線検出素子で構成したものであり、入光する赤
外線量、即ち視野となる加熱室3内の位置の温度に相関
を持った出力をするものである。温度検出素子26は固
定部材27内部に固定し、固定部材27に取り付けたレ
ンズ28を通して視野を絞って狭い範囲の温度を検出し
ている。レンズ28はフレネルレンズで赤外線の透過す
る材料で構成している。29aは温度検出素子26の温
度検出位置を移動させる検出位置移動手段でありステッ
ピングモータで構成したものであり、30を第1の回転
軸として小歯車31とチョッパ32を回転する。
【0027】チョッパ32はスリットを形成していて温
度検出素子26に至る光路を開閉しながら回転する。小
歯車31は大歯車33と接し大歯車33には回転の第2
の回転軸34を取り付け、第2の回転軸34は受け部3
5により回転自在に取り付けている。また、第2の回転
軸34にはプリント基板36を取り付け、プリント基板
36には温度検出素子26の他、増幅回路等の電子回路
(図示せず)を取り付けている。これらは赤外線の光路
となる位置に小孔37を持った金属ケース38に収納さ
れ金属蓋39で覆っている。この構成でステッピングモ
ータ29aは温度検出素子26を図4の手前から奥に首
振りし、同時にチョッパ32による光路の開閉の両方を
行っている。
【0028】29bは温度検出素子26を含む金属ケー
ス38全体を駆動する検出位置移動手段でステッピング
モータにより構成している。ステッピングモータ29b
は回転軸40を回転させ、回転軸に取り付けられた連結
部41を駆動して温度検出素子26を図4の左右方向に
首振りするのである。ここでステッピングモータ29b
の首振り周期はステッピングモータ29aの首振り周期
より十分遅く整数倍で駆動するものであり、ステッピン
グモータ29bの首振り1往復ごとに同じ位置の温度を
検出できる構成としている。この構成で加熱室3内の全
領域の温度を検出でき2次元的に温度分布を検出できる
ものである。またステッピングモータ29bの首振り1
往復ごとに同じ位置の温度検出ができるので1往復前の
温度との温度差や初期からの温度変化を各検出位置ごと
に算出できるのである。
【0029】図5において制御手段42は温度分布検出
手段7より加熱室3の底面の温度分布を検出し、分布可
変手段10を制御して食品1を均一に加熱したりあるい
は任意の温度分布に加熱したりするのである。均一に加
熱する場合には、温度分布検出手段で検出する各検出位
置ごとの温度上昇率により検出位置が食品1であるのか
ないのかを認識し、食品1であることを認識した検出位
置の中で最も温度の低い位置に電磁波が集中するように
分布可変手段10を制御する。また任意の温度分布に加
熱する場合は温度分布検出手段7の各検出位置ごとの設
定温度を設定装置(図示せず)で予め定め、その設定温
度と温度分布検出手段7で検出した各検出位置ごとの温
度とを比較し、検出した温度が設定温度より低くその差
が大きい位置に電磁波が集中するように分布可変手段1
0を制御する。
【0030】次に制御手段42の構成を示す。図5にお
いて制御手段42には検出位置移動信号出力手段43、
温度信号入力手段44、加熱目標位置設定手段45、変
換手段46、電磁波導入部移動信号出力手段47、タイ
ミング制御手段48により構成したものである。
【0031】検出位置移動信号出力手段43は温度検出
素子26の検出位置を首振り移動させる2つのステッピ
ングモータ29a、29bに移動信号を出力するもので
ある。例えばステッピングモータ29aで10ステッ
プ、ステッピングモータ29bで10ステップ検出位置
を変更し、計100箇所の温度を検出するとすれば、ま
ず初期位置からステッピングモータ29aに時計方向へ
の回転駆動信号を20回出力する。これは1回ごとにチ
ョッパ32の開閉状態が変わるもので、開状態と閉状態
の両方の信号で温度を検出するためである。ここでステ
ッピングモータ29bに時計方向への回転駆動信号を1
回出力して、次はステッピングモータ29aに反時計方
向への回転駆動信号を20回出力する。これでステッピ
ングモータ29aは1往復したことになる。ステッピン
グモータ29aが5往復するまでステッピングモータ2
9aへの回転駆動信号20回ごとにステッピングモータ
29bに時計方向への駆動信号を1回出力すると、加熱
室3内の温度分布として100箇所の温度が検出でき
る。
【0032】図6に温度検出素子26の検出位置の移動
軌跡を示す。図6は加熱室3の底面における検出位置の
移動軌跡で、温度分布検出手段7が斜めに加熱室3内を
臨むよう取り付けているので、温度検出素子26に近い
側では狭く、遠い側で広く検出することになる。図6に
示すように加熱室3内のほぼ全域の範囲で100箇所の
温度を検出できる。次はステッピングモータ29bへは
反時計方向への駆動信号を出力するものとして、同様に
ステッピングモータ29aを5往復させると、図6に示
す移動軌跡を再度100箇所の温度が検出できて検出位
置は初期位置に戻る。検出位置移動信号出力手段43は
この動作を繰り返すもので、例えば50msecごとに信号
を出力することで、10秒ごとに100箇所の温度が検
出でき、20秒ごとに初期位置に戻る。
【0033】温度信号入力手段44は温度検出素子26
から増幅回路を経て得られるアナログ信号をデジタル値
に変換するAD変換器を持ち、信号の変化のピーク値付
近で複数回AD変換を行う。例えば温度検出素子26の
応答特性がチョッパ32の開閉状態が変化してから40
msec後付近でピーク値となるものとすれば、その前後を
含めて36〜45msecまで1msecごとに10回AD変換
しその内最大値と最小値を除く8回の平均値を有効な値
として採用する。温度検出素子26は赤外線検出素子で
あるから、この平均値はチョッパ32の温度と検出位置
の温度の温度差と相関を持ったものであり、予め定めた
関数により温度差を換算し、一方チョッパの温度をサー
ミスタ等(図示せず)で検出して加算することで温度検
出でき、その温度信号を加熱目標位置設定手段45に出
力する。
【0034】加熱目標位置設定手段45は検出位置移動
信号出力手段43から温度検出素子26の検出位置の情
報、温度信号入力手段44からその検出位置の温度情報
を入力する。検出位置の情報は初期位置を1番地として
以後ステッピングモータ29aを移動した回数で100
番地まで番地を加算カウントし、次は100番地から1
番地まで減算カウントし、これを繰り返しながら温度検
出素子26の検出位置を番地の情報として持つ。一方温
度信号入力手段44から入力する温度情報はこの番地に
対応させて各番地の温度として管理する。そして各番地
の温度の変化率の大きい箇所を食品1が存在する箇所と
してその番地を抽出し、その抽出された番地の温度の内
最も低い温度の番地を加熱目標位置として設定する。
【0035】変換手段46は加熱目標位置設定手段45
で設定した加熱目標位置である番地に電磁波導入部21
を移動させるための移動量に変換する。電磁波導入部移
動信号出力手段47は変換手段46より入力する移動量
だけ電磁波導入部移動手段であるステッピングモータ1
2に移動信号を出力して、電磁波導入部21を移動させ
ることで目標位置を加熱する。
【0036】タイミング制御手段48は温度信号入力手
段44によりAD変換するタイミングと電磁波導入部移
動信号出力手段47が信号出力するタイミングを制御す
るもので、図7にそのタイミングチャートを示す。チョ
ッパ32の温度より検出位置の温度の方が低い場合、例
えば検出位置に冷凍食品がある場合の温度信号の例を示
しているが、チョッパ32の状態が開から閉あるいは閉
から開に変わったことでその温度差により温度信号が変
化する。
【0037】チョッパ32の開閉状態が変わってから4
0msec経過の頃にピークを持つ波形が得られ、タイミン
グ制御手段48は温度信号入力手段44に36msecから
45msecの間1msecごとに指示を出してAD変換させ
る。電磁波導入部移動信号出力手段47にはAD変換す
る期間を避け、0〜30msecまで5msecごとに指示を
し、電磁波導入部移動信号を出力させる。即ちCの期間
は電磁波導入部移動信号を出力することを許可し、AD
変換するDの期間は電磁波導入部移動信号を出力するこ
とを禁止するのである。この例ではCの期間に前後余裕
を持たせて電磁波導入部移動信号を出力している。これ
は他の処理との関係でタイミングがずれることを考慮し
ている。
【0038】図5において変換手段46は演算手段49
を有する構成としている。演算手段49は、まず加熱目
標位置設定手段45から入力する加熱目標位置の番地情
報から加熱室3の底面の座標を算出する。次に図3に示
す電磁波導入部21の軌跡上で最もその座標に近い位置
を算出し、次に電磁波導入部21をその位置にするため
のステッピングモータ12の初期位置からの回転角度を
算出する。更に電磁波導入部21の現在ある位置をステ
ッピングモータ12の初期位置からの回転角度として記
憶していて、その差を算出し時計方向または反時計方向
の移動方向と移動量の情報として出力する。そのために
四則演算器、三角関数演算器、微分演算器等を持ってい
る。演算手段49は加熱調理を行う上で他にも応用され
るものであり、特に記憶容量を増やすことなく加熱目標
位置の番地情報から電磁波導入部移動手段の移動量に変
換できる効果がある。
【0039】加熱開始時点から制御手段42は以上の処
理を継続して行うことで、被加熱物1は常に均一な温度
分布で加熱されるものであり、使用者の所望の温度で加
熱を停止することで、使用者の所望の温度に全体を均一
に加熱した調理ができるのである。また使用者の所望の
温度分布に加熱する場合は、加熱目標位置設定手段45
における加熱目標位置の番地情報を決定する方法を変え
れば可能であり、それは抽出された番地の温度の内最も
低い温度の番地を加熱目標位置として設定するかわり
に、各検出位置ごとの設定温度と温度分布検出手段7で
検出した各検出位置ごとの温度とを比較し、検出した温
度が設定温度より低くその差が最も大きい番地を加熱目
標位置として設定すればよいのである。
【0040】尚、本実施例においてチョッパ32と温度
検出素子26の首振りの1方向とを共通のステッピング
モータ29aで駆動したが、これは安価に実現できる効
果があるが、これは本発明を限定するものでなく、別々
の駆動手段で駆動してもよい。またチョッパ32と温度
検出素子26の首振り2方向の駆動を歯車、カムの組合
せで1個の駆動手段にまとめてもよい。また温度検出素
子26は焦電型の赤外線温度検出素子を使ったが、サー
モパイル型でもよくその場合はチョッパ32が不要にな
り温度分布検出手段7を簡易な構成にできる。また分布
可変手段は1個のステッピングモータ12で動かした
が、アンテナ11の向きを変える駆動手段と位置を変え
る駆動手段を別々に設けてもよく、その場合には素早く
目標位置に移動できる。また、タイミング制御手段48
は温度信号のピーク値付近を検出するものとしてその時
間帯を電磁波導入部移動手段12への信号出力禁止期間
としたが、これは本発明を限定するものでなく、例えば
ピーク値付近でなく立ち上がりの傾きを検出するのであ
れば、チョッパ32の開閉状態が変わってから一定時間
が信号出力禁止期間となる。
【0041】次に、本発明の第2の実施例を図8を参照
して説明する。図8は本発明の第2の実施例の高周波加
熱調理器の制御手段の構成ブロック図である。尚、上記
第1の実施例と同じ構成のものは同一番号を付す。
【0042】図8において、変換手段46は対応記憶手
段50を有する構成としている。対応記憶手段50は、
加熱目標位置設定手段45より入力する可能性のある1
から100までの番地に対して、図3に示す電磁波導入
部21の軌跡上で最もその座標に近い位置をステッピン
グモータ12の初期位置からの回転角度として記憶して
いる。変換手段46は加熱目標位置設定手段45より加
熱目標位置となる番地を入力すると、入力した番地に対
応するステッピングモータ12の初期位置からの回転角
度を対応記憶手段50より抽出する。そして電磁波導入
部21の現在ある位置をステッピングモータ12の初期
位置からの回転角度として記憶していて、その差を算出
し時計方向または反時計方向の移動方向と移動量の情報
として電磁波導入部移動信号出力手段47に出力する。
この場合は演算を予め行った結果を対応記憶手段50に
記憶させている。そのため、変換手段46は加熱目標位
置設定手段45から入力する番地に対応するステッピン
グモータ12の初期位置からの回転角度を抽出する処理
を演算を行わずにできるので、処理時間を短縮できる効
果がある。
【0043】次に本発明の第3の実施例を図9を参照し
て説明する。図9は本発明の第3の実施例の高周波加熱
調理器の温度分布検出領域を説明する特性図である。
【0044】本実施例が前記第1の実施例と違う点は検
出位置移動信号出力手段43の信号出力方法であり、電
磁波導入部移動手段で電磁波導入部を移動可能な範囲内
のみ検出位置を移動させるものである。例えば、まず初
期位置からステッピングモータ29aに時計方向への回
転駆動信号を10回出力する。これで検出位置はEから
Fまで5ステップ移動させられる。ここでステッピング
モータ29bに時計方向への回転駆動信号を1回出力す
ると同時にステッピングモータ29aにも時計方向への
回転駆動信号を2回出力することで検出位置をFからG
へ移動させる。次はステッピングモータ29aに反時計
方向への回転駆動信号を14回出力する。これで検出位
置はGからHまで5ステップ移動して検出位置は1往復
したことになる。このようにステッピングモータ29a
への回転駆動信号出力回数を5往復の各往路、復路それ
ぞれ別々にすることで、またステッピングモータ29b
への回転駆動信号出力と同時にステッピングモータ29
aへの回転駆動信号を出力することで図9に示すような
検出位置の移動軌跡をつくることができる。
【0045】以上のように、電磁波導入部移動手段12
で移動可能な範囲内で検出位置を移動させるので温度分
布を得る時間を短縮する、または温度分布をきめ細かく
検出することが可能になる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、温度検
出素子の検出位置を検出位置移動手段で移動して加熱室
内の温度分布を検出するので製造工程、検査工程を煩雑
にすることなく精度良く温度分布を検出でき、その検出
した温度分布に基づいて電磁波導入部移動手段により電
磁波導入部を移動させるので、被加熱物を所望の温度に
均一に加熱することも任意の温度分布に加熱することも
可能になるのである。
【0047】そして、変換手段により検出位置移動手段
の移動量から電磁波導入部移動手段の移動量に変換でき
るので、それぞれの移動手段を独立に設計でき移動手段
を独立に最適化でき、精度良く温度分布を検出すること
も、検出した温度分布に基づいて電磁波導入部を移動さ
せることも容易に行えるようになり、被加熱物を所望の
温度に均一に加熱することも任意の温度分布に加熱する
ことも可能になるのである。
【0048】また検出位置移動手段による検出位置の移
動範囲は電磁波導入部移動手段による電磁波導入部の移
動範囲内としているので温度分布検出手段で検出した任
意の温度検出位置に電磁波導入部を移動させることがで
き、被加熱物を所望の温度に均一に加熱することも任意
の温度分布に加熱することも可能になるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の高周波加熱調理器の構
成断面図
【図2】同高周波加熱調理器の分布可変手段の要部断面
【図3】同高周波加熱調理器の加熱領域を説明する特性
【図4】同高周波加熱調理器の温度分布検出手段の要部
断面図
【図5】同高周波加熱調理器の制御手段の構成ブロック
【図6】同高周波加熱調理器の温度分布検出領域を説明
する特性図
【図7】同高周波加熱調理器のタイミング制御手段の動
作を説明するタイミングチャート
【図8】本発明の第2の実施例の高周波加熱調理器の制
御手段の構成ブロック図
【図9】本発明の第3の実施例の高周波加熱調理器の温
度分布検出領域を説明する特性図
【図10】従来例の高周波加熱調理器の構成断面図
【符号の説明】
3 加熱室 4 高周波発生手段 7 温度分布検出手段 10 分布可変手段 12 電磁波導入部移動手段 21 電磁波導入部 26 温度検出素子 29 検出位置移動手段 42 制御手段 46 変換手段 48 タイミング制御手段 49 演算手段 50 対応記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−198147(JP,A) 特開 平6−313554(JP,A) 特開 平7−4671(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02 330 H24C 7/02 320 H05B 6/64

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納する加熱室と、前記被加
    熱物を加熱する高周波発生手段と、前記被加熱物の温度
    分布を検出する温度分布検出手段と、前記加熱室内の電
    磁波分布を変更する分布可変手段と、前記温度分布検出
    手段によって検出した温度分布により前記分布可変手段
    を制御する制御手段とを有し、前記温度分布検出手段は
    温度検出素子と、前記温度検出素子の検出位置を移動さ
    せる検出位置移動手段とを備え、前記分布可変手段は前
    記加熱室に電磁波を導入する電磁波導入部と、前記電磁
    波導入部を移動させる電磁波導入部移動手段とを備え、
    前記制御手段は、前記温度検出素子の検出位置を前記電
    磁波導入部の位置に対応させる変換手段を有し、前記
    換手段は前記検出位置移動手段の移動量より前記電磁波
    導入部移動手段の移動量を演算する演算手段を有する高
    周波加熱調理器。
  2. 【請求項2】 被加熱物を収納する加熱室と、前記被加
    熱物を加熱する高周波発生手段と、前記被加熱物の温度
    分布を検出する温度分布検出手段と、前記加熱室内の電
    磁波分布を変更する分布可変手段と、前記温度分布検出
    手段によって検出した温度分布により前記分布可変手段
    を制御する制御手段とを有し、前記温度分布検出手段は
    温度検出素子と、前記温度検出素子の検出位置を移動さ
    せる検出位置移動手段とを備え、前記分布可変手段は前
    記加熱室に電磁波を導入する電磁波導入部と、前記電磁
    波導入部を移動させる電磁波導入部移動手段とを備え、
    前記制御手段は、前記温度検出素子の検出位置を前記電
    磁波導入部の位置に対応させる変換手段を有し、前記
    換手段は予め定めた前記検出位置移動手段の移動量と
    電磁波導入部移動手段の移動量の対応を対応表として
    記憶する対応記憶手段を有する高周波加熱調理器。
  3. 【請求項3】 被加熱物を収納する加熱室と、前記被加
    熱物を加熱する高周波発生手段と、前記被加熱物の温度
    分布を検出する温度分布検出手段と、前記加熱室内の電
    磁波分布を変更する分布可変手段と、前記温度分布検出
    手段によって検出した温度分布により前記分布可変手段
    を制御する制御手段とを有し、前記温度分布検出手段は
    温度検出素子と、前記温度検出素子の検出位置を移動さ
    せる検出 位置移動手段とを備え、前記分布可変手段は前
    記加熱室に電磁波を導入する電磁波導入部と、前記電磁
    波導入部を移動させる電磁波導入部移動手段とを備え、
    前記検出位置移動手段による検出位置の移動範囲は前記
    電磁波導入部移動手段による電磁波導入部の移動範囲内
    とした高周波加熱調理器。
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