JP2003130361A - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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JP2003130361A
JP2003130361A JP2001328878A JP2001328878A JP2003130361A JP 2003130361 A JP2003130361 A JP 2003130361A JP 2001328878 A JP2001328878 A JP 2001328878A JP 2001328878 A JP2001328878 A JP 2001328878A JP 2003130361 A JP2003130361 A JP 2003130361A
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heating
cooking
microwave antenna
microwave
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Toshihiro Senoo
敏弘 妹尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被加熱物加熱用調理庫内の受け皿に載置される
被加熱物の重量を正確に検出することが可能な加熱調理
装置を提供すること。 【解決手段】マイクロ波を発生するマグネトロンと,上
記マイクロ波を被加熱物調理用加熱庫に導く導波管と,
上記被加熱物が載置され,垂直の回転軸を中心に回転す
る受け皿と,上記被加熱物の重量を計測する重量センサ
とを具備してなる加熱調理装置において,上記重量セン
サが,上記回転軸にかかった重量を検出するものである
ことを特徴とする加熱調理装置として構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,被加熱物を加熱調
理する加熱調理装置に係り,特に被加熱物の重量を検出
する重量センサを,被加熱物を載置する受け皿の回転軸
と同軸に設けてなる加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭等で食品を加熱調理する際に利用さ
れる加熱調理装置においては,先ず,上記受け皿上に載
置された被加熱物の重量と,ユーザによって選択された
調理メニュとに基づいて,上記被加熱物を加熱調理する
ために必要な総加熱量を算出する。続いて,算出された
上記総加熱量に基づいて,調理に適したマイクロ波の出
力と,調理時間とを決定することにより,多様な被加熱
物毎に最適な加熱調理を行うことができる。例えば,特
許第3124450号公報においては,上記調理時間
が,上記被加熱物が載置される受け皿の回転周期の整数
倍となる調理時間となるように上記マイクロ波の出力を
制御することにより,上記受け皿の同心円状に均一にマ
イクロ波を照射することが可能となり,上記受け皿上に
載置された被加熱物に対して温度むらの無い適切な加熱
調理を行う技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上述の
従来公知の加熱調理装置においては,受け皿上に載置さ
れた被加熱物の重量が,該受け皿の下方向に設けられて
なる重量センサによって検出されるため,上記被加熱物
を受け皿の中心から外れた縁部に載置した場合等に重量
センサへの加重が不均等となり,重量を正確に検出する
ことが出来ない。このため,上記被加熱物の重量に基づ
いて算出される総加熱量にも誤差が生じ,上記被加熱物
の加熱過多,或いは加熱不足を招来する。そこで,本発
明は上記課題に鑑みて成されたものであり,その目的と
するところは,受け皿に載置される被加熱物の重量を正
確に検出することが可能な加熱調理装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,マイクロ波を発生するマグネトロンと,上
記マイクロ波を被加熱物調理用加熱庫に導く導波管と,
上記被加熱物が載置され,垂直の回転軸を中心に回転す
る受け皿と,上記被加熱物の重量を計測する重量センサ
とを具備してなる加熱調理装置において,上記重量セン
サが,上記回転軸にかかった重量を検出するものである
ことを特徴とする加熱調理装置として構成されている。
このように構成することによって,上記受け皿に載置さ
れる上記被加熱物の重量を,該被加熱物を載置した受け
皿上の場所に拘わらず,正確に検出することが可能とな
り,該重量に基づいて算出される調理時間,マイクロ波
出力等の設定を上記被加熱物に応じた適切な設定とする
ことが可能となる。
【0005】また,上記導波管を上記被加熱物調理用加
熱庫下部に配置すると共に,上記導波管内に突出する突
出部を有するマイクロ波アンテナを具備し,上記マイク
ロ波アンテナ及び上記突出部を上記受け皿の下方に上記
回転軸と同軸に設けるようにしても良い。通常,被加熱
物は受け皿中央に載置されることが多く,加熱調理のた
めのマイクロ波は,受け皿の中心に照射すると加熱効率
が良い。そのため,上記導波管内のマイクロ波を上記突
出部で受けて上記被加熱物調理用加熱庫内に照射するマ
イクロ波アンテナを,上記受け皿の下方に,上記回転軸
と同軸に設けることによって,マイクロ波を受け皿に載
置された被加熱物の中心に照射することが可能となり,
加熱効率を向上させることができる。
【0006】ここで,上記マイクロ波アンテナと,上記
重量センサとを上記導波管を挟んで設けることも可能で
ある。このように構成することによって,マイクロ波の
影響による上記重量センサの誤動作を回避することが可
能となり,上記受け皿に載置される上記被加熱物の重量
を正確に検出することが可能となる。
【0007】また,上記マイクロ波アンテナが,上記被
加熱食品が載置される受け皿を兼ねている場合は,上記
受け皿と,上記マイクロ波アンテナとを別構造としてい
る加熱調理装置に較べて,より被加熱物に近い位置から
マイクロ波を照射することが可能となり,更に加熱効率
が向上すると共に,部品の軽量化及び部品点数の減少を
図ることができる。
【0008】更に,上記マイクロ波アンテナの上記被加
熱食品が載置される側の面が誘電体の樹脂により覆われ
ているものも考えられる。このように構成することによ
って,上記樹脂が上記マイクロ波アンテナの保護材を兼
ねることが可能となり,上記マイクロ波アンテナの汚
れ,傷等を回避することが可能となる。
【0009】上記マイクロ波アンテナを上記被加熱食品
が載置される受け皿と一体とする形態も考慮される。こ
のような形態によれば,上記マイクロ波アンテナの形状
が受け皿として用いるには過小である場合にも,被加熱
物を安定して載置することが可能となり,上記マイクロ
波アンテナが受け皿を兼用しうる。
【0010】更にまた,上記マイクロ波アンテナの上記
突出部の上記導波管内に対する挿入量を調節可能とする
ことによって,上記被加熱物調理用加熱庫内に照射され
るマイクロ波の分布や強度を任意に変化させることが可
能となり,被加熱物の容積や種類に応じた最適なマイク
ロ波による加熱調理を行うことができる。
【0011】また,上記マイクロ波アンテナに載置され
る上記被加熱食品の重量に応じて上記挿入量が自動的に
調節されるような態様も考えられよう。このような態様
では,被加熱物の重量に応じた最適なマイクロ波による
加熱調理を自動的に行うことが可能となり,加熱調理装
置としての利便に優れる。
【0012】また,上記マイクロ波アンテナが着脱可能
な加熱調理装置であって,異なる形状をなす複数の上記
マイクロ波アンテナを具備しても良い。このように構成
することによって,被加熱物に応じて上記被加熱物調理
用加熱庫内に照射されるマイクロ波の分布を任意に変化
させることが可能となり,被加熱物に応じた最適なマイ
クロ波による加熱調理を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら,本
発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の
理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本
発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を
限定する性格のものではない。ここに,図1は本発明の
第1の実施の形態に係る加熱調理装置の概略構成図,図
2は該加熱調理装置の加熱調理の手順を示す図,図3は
本発明の第2の実施の形態に係る加熱調理装置の概略構
成図,図4は本発明の第2の実施の形態に係る加熱調理
装置の構成例を示す図,図5は本発明の第2の実施の形
態に係る加熱調理装置のその他の構成例を示す図であ
る。
【0014】先ず,図1を用いて,本発明の第1の実施
の形態に係る加熱調理装置Aの概略構成について説明す
る。該加熱調理装置Aは,被加熱物調理用の加熱庫2
と,マグネトロン3と,導波管4と,回転軸6と,重量
センサ7と,駆動機構8と,受け皿9とを具備して構成
され,上記加熱庫2内の受け皿9に載置された被加熱物
を加熱調理する電子レンジである。上記加熱庫2は,不
図示の開閉ドアを具備しており,ユーザによって収納さ
れた被加熱物の加熱調理を行う。また,上記マグネトロ
ン3は,上記受け皿9上の被加熱物を加熱調理するため
のマイクロ波を発生する。また,上記導波管4は,上記
マグネトロン3によって発生されたマイクロ波を上記加
熱庫2に導く。また,被加熱物が載置される上記受け皿
9は,加熱調理中に駆動機構8によって上記回転軸6を
中心に回転する。また,上記重量センサ7は,上記回転
軸6を介して上記受け皿9と接続され,上記回転軸6に
かかった重量を検出する。
【0015】次に,図2を用いて,加熱調理装置Aの加
熱調理の手順について説明する。以下,S1,S2,,
は処理手順(ステップ)の番号を表す。先ず,上記加熱
庫2内の上記受け皿9上に被加熱物が載置(S1)さ
れ,不図示の操作部が操作され,調理メニュの選択が行
われた後に,加熱処理が開始される(S2)。続いて,
上記重量センサ7によって被加熱物の重量が検出(S
3)され,不図示の制御部によって,上記選択された調
理メニュと,上記被加熱物の重量とに基づいた最適な加
熱時間,及び加熱量が計算される(S4)。最後に,上
記手順S4にて計算された上記加熱時間,及び加熱量に
従って,加熱調理が行われ自動的に終了する。これによ
り,多様な被加熱物に対して,ユーザが所望する最適な
加熱調理を行うことができる。
【0016】ここで,上述した加熱調理装置Aの加熱調
理の手順S3において,被加熱物の重量が正確に検出さ
れない場合,手順S4で計算される上記加熱時間,及び
加熱量に誤差が生じるため,上記被加熱物の加熱過多,
或いは加熱不足を招来する。この点,本実施の形態に係
る加熱調理装置Aは,図1に示すように,被加熱物の重
量を計測する重量センサ7が,上記受け皿9の上記回転
軸6にかかった重量を検出するものとして構成されてい
る。これにより,例えば上記被加熱物が受け皿の中心か
ら偏った縁部に載置された場合等であっても,上記被加
熱物の重量を正確に検出することが可能となり,手順S
3以降において,最適な加熱時間,及び加熱量を計算で
きる。即ち,多様な被加熱物に対して,ユーザが所望す
る最適な加熱調理を行うことができる。
【0017】次に,図3を用いて,本発明の第2の実施
の形態に係る加熱調理装置Bの概略構成について説明す
る。該加熱調理装置Bは,加熱庫2と,マグネトロン3
と,導波管4と,マイクロ波アンテナ5と,回転軸6
と,重量センサ7と,駆動機構8と,受け皿9とを具備
して構成され,上述した加熱調理装置Aと同様に,ユー
ザによって上記加熱庫2内の受け皿9上に載置された被
加熱物を,上記マグネトロン3によって発生されたマイ
クロ波によって加熱調理する。ところで,ユーザは通
常,被加熱物を受け皿9上中央に載置することが多く,
加熱調理のためのマイクロ波は,受け皿の中心に照射さ
れることが加熱効率の点で望ましい。そのため,該加熱
調理装置Bでは,上記導波管4が上記加熱庫2下部に配
置されると共に,加熱調理中には,駆動機構8によって
受け皿9と共に上記回転軸6を中心に回転するマイクロ
波アンテナ5を具備し,該マイクロ波アンテナ5の中心
部には上記導波管4内に突出する突出部5aが上記マイ
クロ波アンテナ5と一体に設けられている。上記突出部
5aは上記回転軸6と同軸であり,上記回転軸6の下端
に接続された重量センサ7は,上記突出部5aを介し
て,上記マイクロ波アンテナ5と一体の上記受け皿9上
の被加熱物の重量を計測する。これにより,上記導波管
4によって上記加熱庫2下部に導かれたマイクロ波が,
上記突出部5aを通し,上記マイクロ波アンテナ5によ
って上記加熱庫2内の受け皿9上に載置された被加熱物
の中心に照射される。これにより,加熱効率が向上す
る。
【0018】ここで,加熱調理装置Bの加熱調理の手順
は,図2を用いて説明した加熱調理装置Aの手順と同一
である。従って,上記手順S3において,被加熱物の重
量を正確に検出することが,多様な被加熱物に対して,
ユーザの所望する最適な加熱調理を行うための要件であ
ることも同一である。そこで,本実施の形態に係る加熱
調理装置Bでは,前記の通り図3に示すように,上記マ
イクロ波アンテナ5及び上記突出部5aを,上記受け皿
9の下方に,上記回転軸6と同軸に設けている。これに
より,上述した加熱調理装置Aと同様に,重量センサ7
が,上記受け皿9の上記回転軸6にかかった重量によっ
て,被加熱物の正確な重量を検出することが可能とな
り,多様な被加熱物に対して,ユーザが所望する最適な
加熱調理を行うことができる。また,上記マイクロ波ア
ンテナ5と,上記重量センサ7とが上記導波管4を挟ん
で反対側に設けられることが望ましい。これにより,マ
イクロ波の影響による上記重量センサの誤動作を回避す
ることが可能となり,上記受け皿に載置される上記被加
熱物の重量を正確に検出することができる。
【0019】次に,図4(a)を用いて,上記マイクロ
波アンテナ5が,上記被加熱物が載置される受け皿9を
兼ねる構造について説明する。ここで,上記マイクロ波
アンテナ5は,上記受け皿9を兼用しており,上記回転
軸6と同軸に設けられており,加熱調理中には駆動機構
8によって,上記回転軸6を中心に回転する。即ち,上
記マイクロ波アンテナ5の上面を被加熱物が載置される
面として用いることで,上記受け皿9を兼ねることが可
能となる。これにより,上記受け皿9と,上記マイクロ
波アンテナ5とが別構造である図3の場合に較べて,よ
り被加熱物に近い位置からマイクロ波を照射することが
可能となり,更に加熱効率が向上すると共に,部品の軽
量化,及び部品点数の減少を図ることができる。この場
合,図4(b)に示すように,上記マイクロ波アンテナ
5の被加熱物が載置される側の面が,誘電体の樹脂5b
により覆われている構造であっても良い。これにより,
上記樹脂5bが上記マイクロ波アンテナ5の保護材を兼
ねることになり,上記マイクロ波アンテナ5の汚れ,傷
等を回避することが可能となる。
【0020】次に,図5を用いて,上記マイクロ波アン
テナ5が,上記被加熱食品が載置される受け皿9と一体
である構造について説明する。ここで,上記マイクロ波
アンテナ5は,上記導波管4内に突出した突出部5aで
受けたマイクロ波を,上記加熱庫2内に,最適なマイク
ロ波分布,或いは強度にてマイクロ波を照射しうる形状
に形成されている。そのため,上記加熱庫2の形状,或
いは被加熱物の性状等によっては上記最適な形状が受け
皿9を兼ねるには過小となる場合がある。従って,図5
に示すように,上述した上記マイクロ波アンテナ5を覆
う樹脂5bを受け皿9に適した形状に形成すると良い。
これにより,上記最適な形状が過小である場合にも,被
加熱物を安定して載置することが可能となり,上記マイ
クロ波アンテナ5を受け皿として兼用しうる。
【0021】次に,上記マイクロ波アンテナ5の上記突
出部5aの上記導波管4内に対する挿入量L(図4
(a)参照)が,調節可能である構造について説明す
る。ここで,挿入量Lを変化させると,上記突出部5a
を通して上記加熱庫2内に照射されるマイクロ波の分
布,或いは強度を変化させることが可能となる。従っ
て,調理メニュ,或いは被加熱物の重量に基づいて,上
記回転軸6,突出部5a,或いは上記導波管4等を,伸
縮,或いは変移自在とする構造にすることが望ましい。
これにより,被加熱物の容積や,種類に応じた最適なマ
イクロ波の出力調整を行うことができる。
【0022】次に,図5を用いて,上記マイクロ波アン
テナ5に載置される上記被加熱食品の重量に応じて,上
記挿入量Lが自動的に調節される構造について説明す
る。上述した通り,上記挿入量Lを変化させることによ
り,上記加熱庫2内のマイクロ波の分布,或いは強度を
変化させることが可能となる。一つの実施例として,上
記マイクロ波アンテナ5と,上記回転軸6との係合部分
に付勢部材10を設けることが考えられる。これによ
り,受け皿9に載置される被加熱物の重量に応じて上記
付勢部材10が変形し,上記挿入量Lを変化させること
が可能となり,被加熱物の重量に応じてマイクロ波の出
力調整を自動的に行うことができる。
【0023】上述の説明では,単一のマイクロ波アンテ
ナ5を用いて上記挿入量Lを変化させる手法について説
明したが,異なる形状,或いは上記挿入量Lを有するマ
イクロ波アンテナ5を複数用意し,調理メニュ,或いは
被加熱物の種類に応じて最適なマイクロ波アンテナ5に
付け替えても良い。これにより,上述同様に上記加熱庫
2内に照射されるマイクロ波の分布,或いは強度を変化
させることが可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように,本発明は,マイク
ロ波を発生するマグネトロンと,上記マイクロ波を被加
熱物調理用加熱庫に導く導波管と,上記被加熱物が載置
され,垂直の回転軸を中心に回転する受け皿と,上記被
加熱物の重量を計測する重量センサとを具備してなる加
熱調理装置において,上記重量センサが,上記回転軸に
かかった重量を検出するものであることを特徴とする加
熱調理装置として構成されている。このように構成する
ので,上記受け皿に載置される上記被加熱物の重量を,
該被加熱物を載置した受け皿上の場所に拘わらず,正確
に検出することが可能となり,該重量に基づいて算出さ
れる調理時間,マイクロ波出力等の設定を上記被加熱物
に応じた適切な設定とすることが可能となる。
【0025】また,上記導波管を上記被加熱物調理用加
熱庫下部に配置すると共に,上記導波管内に突出する突
出部を有するマイクロ波アンテナを具備し,上記マイク
ロ波アンテナ及び上記突出部を上記受け皿の下方に上記
回転軸と同軸に設けるようにしても良い。通常,被加熱
物は受け皿中央に載置されることが多く,加熱調理のた
めのマイクロ波は,受け皿の中心に照射すると加熱効率
が良い。そのため,上記導波管内のマイクロ波を上記突
出部で受けて上記被加熱物調理用加熱庫内に照射するマ
イクロ波アンテナを,上記受け皿の下方に,上記回転軸
と同軸に設けることによって,マイクロ波を受け皿に載
置された被加熱物の中心に照射することが可能となり,
加熱効率を向上させることができる。
【0026】ここで,上記マイクロ波アンテナと,上記
重量センサとを上記導波管を挟んで設けることも可能で
ある。このように構成するので,マイクロ波の影響によ
る上記重量センサの誤動作を回避することが可能とな
り,上記受け皿に載置される上記被加熱物の重量を正確
に検出することが可能となる。
【0027】また,上記マイクロ波アンテナが,上記被
加熱食品が載置される受け皿を兼ねている場合は,上記
受け皿と,上記マイクロ波アンテナとを別構造としてい
る加熱調理装置に較べて,より被加熱物に近い位置から
マイクロ波を照射することが可能となり,更に加熱効率
が向上すると共に,部品の軽量化及び部品点数の減少を
図ることができる。
【0028】更に,上記マイクロ波アンテナの上記被加
熱食品が載置される側の面が誘電体の樹脂により覆われ
ているものも考えられる。このように構成するので,上
記樹脂が上記マイクロ波アンテナの保護材を兼ねること
が可能となり,上記マイクロ波アンテナの汚れ,傷等を
回避することが可能となる。
【0029】上記マイクロ波アンテナを上記被加熱食品
が載置される受け皿と一体とする形態も考慮される。こ
のような形態によれば,上記マイクロ波アンテナの形状
が受け皿として用いるには過小である場合にも,被加熱
物を安定して載置することが可能となり,上記マイクロ
波アンテナが受け皿を兼用しうる。
【0030】更にまた,上記マイクロ波アンテナの上記
突出部の上記導波管内に対する挿入量を調節可能とする
ことによって,上記被加熱物調理用加熱庫内に照射され
るマイクロ波の分布や強度を任意に変化させることが可
能となり,被加熱物の容積や種類に応じた最適なマイク
ロ波による加熱調理を行うことができる。
【0031】また,上記マイクロ波アンテナに載置され
る上記被加熱食品の重量に応じて上記挿入量が自動的に
調節されるような態様も考えられよう。このような態様
では,被加熱物の重量に応じた最適なマイクロ波による
加熱調理を自動的に行うことが可能となり,加熱調理装
置としての利便に優れる。
【0032】また,上記マイクロ波アンテナが着脱可能
な加熱調理装置であって,異なる形状をなす複数の上記
マイクロ波アンテナを具備しても良い。このように構成
することによって,被加熱物に応じて上記被加熱物調理
用加熱庫内に照射されるマイクロ波の分布を任意に変化
させることが可能となり,被加熱物に応じた最適なマイ
クロ波による加熱調理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る加熱調理装置
の概略構成図。
【図2】該加熱調理装置の加熱調理の手順を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る加熱調理装置
の概略構成図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る加熱調理装置
の構成例を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る加熱調理装置
のその他の構成例を示す図。
【符号の説明】
A …加熱調理装置 B …加熱調理装置 L …挿入量 2 …加熱庫 3 …マグネトロン 4 …導波管 5 …マイクロ波アンテナ 5a …突出部 5b …樹脂 6 …回転軸 7 …重量センサ 8 …駆動機構 9 …受け皿 10 …付勢部材 S1,S2,,…処理手順(ステップ)の番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/72 H05B 6/72 A 6/78 6/78 A Fターム(参考) 3K086 AA01 AA08 BA08 CA01 CB03 CC02 3K090 AA02 AA06 AB02 BA01 BB01 DA08 EA01 LA02 LA07 3L086 BB07 BB13 CB03 DA06 DA08 DA19 DA28 DA29

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波を発生するマグネトロンと,
    上記マイクロ波を被加熱物調理用加熱庫に導く導波管
    と,上記被加熱物が載置され,垂直の回転軸を中心に回
    転する受け皿と,上記被加熱物の重量を計測する重量セ
    ンサと,を具備してなる加熱調理装置において,上記重
    量センサが,上記回転軸にかかった重量を検出するもの
    であることを特徴とする加熱調理装置。
  2. 【請求項2】 上記導波管が,上記被加熱物調理用加熱
    庫下部に配置されてなると共に,上記導波管内に突出す
    る突出部を有するマイクロ波アンテナを更に具備し,上
    記マイクロ波アンテナ及び上記突出部が,上記受け皿の
    下方に,上記回転軸と同軸に設けられてなる請求項1に
    記載の加熱調理装置。
  3. 【請求項3】 上記マイクロ波アンテナと,上記重量セ
    ンサとが上記導波管を挟んで設けられてなる請求項2に
    記載の加熱調理装置。
  4. 【請求項4】 上記マイクロ波アンテナが,上記被加熱
    食品が載置される受け皿を兼ねる請求項2あるいは3の
    いずれかに記載の加熱調理装置。
  5. 【請求項5】 上記マイクロ波アンテナの上記被加熱食
    品が載置される側の面が,誘電体の樹脂により覆われて
    なる請求項2〜4のいずれかに記載の加熱調理装置。
  6. 【請求項6】 上記マイクロ波アンテナが,上記被加熱
    食品が載置される受け皿と一体である請求項2〜5のい
    ずれかに記載の加熱調理装置。
  7. 【請求項7】 上記マイクロ波アンテナの上記突出部の
    上記導波管内に対する挿入量が調節可能な請求項2〜6
    のいずれかに記載の加熱調理装置。
  8. 【請求項8】 上記マイクロ波アンテナに載置される上
    記被加熱食品の重量に応じて,上記挿入量が自動的に調
    節される請求項2〜7のいずれかに記載の加熱調理装
    置。
  9. 【請求項9】 上記マイクロ波アンテナが着脱可能な加
    熱調理装置であって,異なる形状をなす複数の上記マイ
    クロ波アンテナを具備してなる請求項2〜8のいずれか
    に記載の加熱調理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009252620A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Panasonic Corp マイクロ波処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009252620A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Panasonic Corp マイクロ波処理装置

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