JP3401114B2 - エントランスポール - Google Patents
エントランスポールInfo
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Description
先に設置され、照明ランプやドアホン装置を有するエン
トランスポールに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、住宅等の玄関先や庭先には、
訪問者が屋内に案内を請うための呼び鈴および通話のた
めの設備としてドアホン装置が設置されている。そし
て、このようなドアホン装置を設置するための建造物と
して、たとえば図2に例示したようなエントランスポー
ル(ア)が知られている。 【0003】たとえばこのエントランスポール(ア)
は、円筒形の柱体であって、その頂部に照明ランプ
(イ)を有し、道路側に面したポール壁面にはドアホン
装置(ウ)を配設している。また、ポール側方には表札
(エ)が固定されてもいる。このようなエントランスポ
ール(ア)は、たとえば門柱や門扉、フェンス等によっ
て敷地の周囲を囲っていない住宅等に設置するための建
造物として適しており、上記のドアホン装置(ウ)や表
札(エ)の他に、たとえばポスト等を備えつけることも
できる。そして、照明ランプ(イ)によって周囲が照ら
されるため、ライトアップの効果が得られるとともに、
たとえば夜間の訪問者が表札(エ)を認識したり、ドア
ホン装置(ウ)の位置を確認するのにも都合がよい。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
例示したような従来のエントランスポール(ア)の場
合、実際には、図3に示したように照明ランプ(イ)の
光がポール(ア)自体には照射されないため、ドアホン
装置(ウ)の位置や表札(エ)の内容が確認しずらいの
が実情であった。このことは、照明ランプ(イ)の光に
よって眼球の瞳孔が開いてしまい、暗視野に対する視認
が困難になるこということにも原因がある。そこで、た
とえば照明ランプ(イ)の照度を落としたり、あるいは
そのカバーガラスの色調を暗くするなどの対策が考慮さ
れてもいるが、照度を落とした場合にはライトアップ効
果が薄れ、しかも外観イメージが悪くなるなどの問題が
あり、またカバーガラスの色調を変えるためには内部に
彩色した特殊製品の使用によるコストアップが予想され
るなど、いずれも現実的な対策とはなりえていない。 【0005】また、このエントランスポール(ア)とは
別体の照明器具を設置し、たとえば下方からポール
(ア)自体を照明したり、あるいはドアホン装置(ウ)
や表札(エ)を照明するための光源(スポットランプ
等)をポール(ア)に取り付けるなどの対応も提案され
ている。しかしながら、これら付属の照明設備を設置し
た場合には相当なコストアップが予想され、しかも部品
の増加とそれらの電気配線工事等により現場での作業が
大幅に複雑化するといった問題も生じる。 【0006】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来のエントランスポールにおける
夜間での視認困難性の欠点を解消し、単一の照明ランプ
の光によって表札の内容やドアホン装置の位置を容易に
確認することのできる新しいエントランスポールを提供
することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、ポール頂部に照明ランプを有
し、ポール壁面にドアホン装置を配設したエントランス
ポールにおいて、ドアホン装置より上方に反射板が支持
固定され、照明ランプの光が、周囲を照らすとともに、
反射板を介してドアホン装置に照射され、反射板は、光
透過性の半透明板であり、その表面が表札となっている
ことを特徴とするエントランスポールを提供する。 【0008】また、この発明のエントランスポールにお
いては、上記の反射板が、光透過性の半透明板であっ
て、その表面が表札となることを好ましい態様の一つと
してもいる。 【0009】 【作用】この発明のエントランスポールにおいては、ド
アホン装置より上方に反射板が支持固定されている。反
射板は、その裏面、すなわちポール壁面への対向面が光
反射面となっており、ポール頂部の照明ランプの光は、
周囲を照らすとともに、反射板の光反射面に反射してド
アホン装置を照射する。従来、照明ランプの光が直接照
射しないため視認困難であったドアホン装置の位置やそ
の操作盤等を容易に確認することが可能となる。 【0010】また、この発明のエントランスポールにお
いては、反射板は、光透過性の半透明板であり、その表
面が表札となっている。このため、表札そのものが裏側
から照明されて視認容易となるとともに、反射板がポー
ルと調和して不自然にならず、外観性が良好ともなる。
以下、添付した図面に沿って実施例を示し、この発明の
エントランスポールについてさらに詳しく説明する。 【0011】 【実施例】図1は、この発明のエントランスポールの一
実施例を示した正面図および側面図である。たとえばこ
のエントランスポール(1)は、円筒形の柱体であり、
ポール頂部に照明ランプ(2)を備え、ポール壁面には
ドアホン装置(3)を配設し、ポール側方にはポスト
(4)を取り付けている。また、ドアホン装置(3)の
上方には、反射板(5)をポール壁面から突出させて支
持固定している。この反射板(5)は、裏面、すなわち
ポール壁面への対向面が光反射面(6)であり、周囲を
照らす照明ランプ(2)の光が光反射面(6)に反射し
てドアホン装置(3)を照射するようになっている。反
射板(5)としては様々な材質のものを用いることがで
き、その裏面を光反射面(6)とする方法も、反射板
(5)として用いる板材の材質によって適宜とすること
ができる。たとえば、反射板(5)としてステンレス鋼
を用いた場合には、光反射面(6)の加工は鏡面仕上げ
等により行うことができ、アルミ板の場合はクリア塗装
等、鉄板の場合は日塗装等によって光反射面(6)を加
工することができる。 【0012】さらに、この反射板(5)は、たとえばプ
ラスチック製で乳白色等の光透過性の半透明板であり、
その表面が表札となっている。照明ランプ(2)の光が
反射板(5)を透過することにより、夜間に表札の記載
内容を十分視認することができる。なお、反射板(5)
がこのような光透過性の半透明板であっても、その裏
面、すなわちポール壁面への対向面は光反射面(6)と
して機能するため、ドアホン装置(3)にも十分に光が
照射される。 【0013】次に、反射板(5)の存在によってドアホ
ン装置(3)の視認容易性がどの程度向上するかを試験
した結果を示す。図1に例示したエントランスポール
(1)と、反射板(5)のない同型のポール(比較例)
を実際に暗所に設置し、ドアホン装置(3)の操作ボタ
ン(30)の位置がはっきりと確認できた距離を5人の
被験者についてそれぞれ測定した。なお反射板(5)と
しては、表札として利用するのに適した半透明プラスチ
ック板を用いた。 【0014】結果は表1に示したとおりであり、反射板
のない比較例の場合には操作ボタン(30)の位置を確
認するのに、平均46.5cmまで接近しなければなら
ないのに対し、この発明の実施例であるエントランスポ
ール(1)の場合には、平均127cm離れた位置から
でも操作ボタン(30)をはっきりと確認することが可
能であった。これらの距離の比は2.73倍であり、こ
の発明のエントランスポールにおける優れた視認容易性
が確認された。 【0015】 【表1】 【0016】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではなく、個々の形状や細部の構成等につ
いては様々な態様が可能であることは言うまでもない。 【0017】 【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、周囲を照らす単一の照明ランプの光により、夜間
でも表札の内容やドアホン装置の位置を容易に確認する
ことのできる新しいエントランスポールが提供される。
光を反射させる反射板は表札でもあり、夜間にその記載
内容を十分視認することでき、また反射板の存在に違和
感はなく、外観性が損なわれることもない。さらに、特
段のコスト上昇を招くことはなく、施工作業が複雑化す
ることもない。
した正面図および側面図である。 【図2】従来のエントランスポールを例示した正面図で
ある。 【図3】従来のエントランスポールにおける照明光の照
射状況を例示した側面図である。 【符号の説明】 1 エントランスポール 2 照明ランプ 3 ドアホン装置 30 操作ボタン 4 ポスト 5 反射板 6 光反射面
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ポール頂部に照明ランプを有し、ポール
壁面にドアホン装置を配設したエントランスポールにお
いて、ドアホン装置より上方に反射板が支持固定され、
照明ランプの光が、周囲を照らすとともに、反射板を介
してドアホン装置に照射され、反射板は、光透過性の半
透明板であり、その表面が表札となっていることを特徴
とするエントランスポール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06840095A JP3401114B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | エントランスポール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06840095A JP3401114B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | エントランスポール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08260757A JPH08260757A (ja) | 1996-10-08 |
JP3401114B2 true JP3401114B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=13372614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06840095A Expired - Fee Related JP3401114B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | エントランスポール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3401114B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP06840095A patent/JP3401114B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08260757A (ja) | 1996-10-08 |
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