JP3163235U - インターホン用表示物照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前面、背面もしくは側面から照明光を当て視認しやすくするとともに、透過した光をテレビ付きインターホンの子機を操作する訪問者の顔や姿の照明に活用し、周囲の明るさに応じて照明の発停や強度を調整できるようにするインターホン用表示物照明装置を提供する。【解決手段】インターホンの親機と子機を結ぶ通信兼電力用配線の子機側接続端子に接続して電力を得て内蔵の照明装置を駆動し、近接する表札等表示物を照明する。表示物をアクリルやガラス等透明な材料としこれに彫刻、エッチングあるいは印刷等で凹凸による文字や図柄を施す。【選択図】図1

Description

本考案は、夜間や周囲の暗い所でも透明な材料よりなる表札、名札あるいは看板等表示物(以下表示物)を照らし出す照明装置と屋内外の通信に用いられるインターホンを有機的に結合することにより訪問者が訪問先を表示物で目視確認しかつ音声により通信することを容易にするとともに、併せてテレビ付きインターホンでは前記照明装置の光で訪問者を照明することで被訪問者も同インターホンの映像モニターで相手の訪問者を目視確認しやすくすることにより、安全及びコミュニケーションの大幅向上に寄与する技術に関する。
訪問者がインターホンの子機に接近したり呼び出しボタンを作動させたときのみ別途設けられた照明装置の照明を点灯したり照度を上げる方式はすでに市場に存在している。また表札等表示物の材料をアクリルやガラス等透明体としこれに彫刻、エッチングあるいは印刷等で文字や図柄を施し近傍あるいはその側面から照明すると夜間や暗所で視認性がよいことも知られている。しかし後者を用いて表示物から前面にもれたり反射したりして出る光で訪問者を照射し、テレビ付き等インターホンと連動する照明例は従来見当たらない。
本考案はあらかじめ透明材料よりなる表札等の表示物を包含する照明装置と前記インターホン子機を近接して設け夜間や暗い時あるいは暗所では常時もしくは適宜表示物を照明して訪問者に訪問先を明示し、かつ同インターホン子機へのアクセスや作動を容易にさせ、あわせてその子機に向かって立つ訪問者を表示物の照明用光の一部を用いて照明し被訪問者が同インターホン親機のモニター画面で視認でき同時に会話による通信を可能とするシステム技術を提供する。
考案が解決しようとする課題
従来、夜間や周囲の暗い所では表札等表示物は門灯や玄関灯の照明装置があっても光の量や方向が適切でないため訪問者が訪問先の確認を十分できないだけでなく別位置にあることの多いインターホンの所在も分かりにくく、かつテレビ付きインターホンの場合は被訪問者が訪問者を十分照明して視認することができず不便なことがあった
課題を解決するための手段
本考案はインターホンの親機と子機を結ぶ通信兼電力用連絡配線の子機側接続端子に接続して電力を得て内蔵の照明装置を駆動し近接する表札等表示物を照明する装置に関するものであるが、特に表示物をアクリルやガラス等透明な材料としこれに彫刻、エッチングあるいは印刷等で凹凸による文字や図柄を施しその前面、背面もしくは側面から照明光を当て表示物の前面から視認しやすくするとともにそれから透過して洩れたり反射したりした光をテレビ付きインタ−ホンの場合は同機の子機を操作する訪問者の顔や姿の照明に活用し、場合により周囲の明るさに応じて照明の発停や強度を調整できるようにするものである。
考案の効果
前項で述べたように訪問者は夜間や暗所において訪問先の表札等表示物が明るく照らし出されているため容易に確認でき同時に近傍にあるインターホンの子機にアクセスし通信しやすくなる。被訪問者もテレビ付きインターホンにおいては親機の映像モニターで訪問者をよく視認でき両者の通信の質の向上と安全の向上が図れる。通常表札等表示物の照明電源は別途電源工事をしてとる必要がある場合が多いが、本考案ではインターホン子機側の通信用低電圧電線の端子部から得るため簡易に設置でき、かつインターホン本体とは電気制御的に独立であるため同本体の作動には影響を及ぼさない。従って新設はもちろん既設のインターホン設備にも容易に付加して利便性を大幅に向上させることが可能となる。
以下、本考案を図1及び図2の応用実施例について説明する。図1は本考案による装置の代表例としてのシステム概略図、図2は設置状態の正面概略図を示す。
図1においてインターホンは一般的に屋内に設けられる親機本体(2)と玄関壁や門柱等屋外に設けられる子機本体(3)より構成され、両者は接続線(23)で連結され電力及び信号の授受を行う。親機本体(2)は通常は屋内電力を電気入力部(21)から入力し内部の親機制御部(22)でインターホン本体のシステム制御に供せられる。同子機本体(3)は前記接続線(23)から接続端子(32)を介し電力及び信号を得て内部の子機制御部(31)で主に通信の用に供せられる。本考案の照明装置本体(1)は主に表示物(11)及び照明装置(12)の照明系統と、制御部(13)、照度センサー(14)及び電気入力接続部(15)の電気系統から成り、その作動用電力は電気入力接続部(15)を前記接続端子(32)に接続して得る。照明装置(12)はLED(発光ダイオード)や蛍光灯を光源(図示せず)とし制御部(13)よりその電力を適宜供給され発光する(破線矢印はこの光を示す)。これに近接して設けられる表示物(11)はアクリルやガラス等透明な材料にサンドブラストやレーザーあるいは酸腐食等による彫刻やエッチングもしくは印刷により文字や図柄がその表面に凹凸(図1で表示物を側断面とした時の斜線部で示す)となるようあらかじめ加工され、前記照明装置(12)の光を入射することによりその部分で起こる光の反射や屈折により加工部分が明るく鮮明に照らし出されるよう互いに配設される。一般的には表示物(11)の側断面から光を入射すると効果的であるがその前面もしくは背面から光を入射しても加工された凹凸部の形態により同様効果が得られる。表示物(11)は前述の表札、名札あるいは看板であるがその前面を照明する時に限りその表面が十分反射性のある場合材料は非透明性のものでもよい。なお照明装置本体(1)はインターホン子機本体(3)から容易かつ常時電力を得て照明をインターホンとは独立して個別に作動できる。
前記照明装置(12)は夜間や暗い時のみ作動するほうが省電力や保安の向上から望ましい。その場合は照度センサー(14)を照明装置本体(1)の前面に設け周辺の明るさを検知して制御部(13)に伝送し照明装置(12)の作動を制御しその電力は前記電気入力を用いる。なお、照明の強度やモードあるいは作動のタイミングは適宜設定する。不要な場合本機能は無くてもよい。
図2は照明装置本体(1)とインターホンの子機本体(3)とを近接して設置した場合の例を正面から見た概略図である。照明装置本体(1)に内蔵される表示物(11)が照明される時内部の加工された文字や図柄は同図の例のように照らし出される。インターホンがテレビ型でその子機本体(3)がその近傍同一平面上にある場合内蔵のテレビカメラ(311)、通話用のスピーカ及びマイク(312)及び呼び出し用の押しボタン(313)は同図のように表示物を見る訪問者と向かいあう位置となる。この時表示物(11)からはその照明に用いられた光のうち前面に漏れ出たり透過したりした分が前面の訪問者を照明する。この結果訪問者は表示物内容とインターホン位置の確認ができ、また被訪問者は照明された訪問者の映像を確認しながら対応できる。なお、照明装置本体(1)とインターホン子機本体(3)の各外枠を一体として成形し外観的に一体感のあるようにして設置することもできる。
本考案に係る装置の代表例としてのシステム概略図 本考案に係る設置の正面概略図
(1)照明装置本体 (11)表示物 (12)照明装置 (13)制御部
(14)照度センサー (15)電気入力接続部 (2)親機本体
(21)電気入力部 (22)親機制御部 (23)接続線 (3)子機本体
(31)子機制御部 (32)接続端子 (311)テレビカメラ
(312)スピーカ及びマイク (313)押しボタン

Claims (4)

  1. インターホン親機とインターホン子機の間に設けられる信号及び電力接続線用の同子機側接続端子から受電し内部の照明装置を駆動してこれに密接し内部に設けられる表札、名札あるいは看板などの表示物を照明するよう構成して成るインターホン用表示物照明装置。
  2. 請求項1に記載するインターホン用表示物照明装置において内部の表札、名札あるいは看板などの表示物の材質をアクリルやガラス等の透明体としこれに文字や図柄を彫刻、エッチングあるいは印刷して凹凸を施し、これに近接する照明装置の出射光をその表面、背面もしくは端面からあて照らし出すよう構成してなるインターホン用表示物照明装置。
  3. 請求項1に記載するインターホン用表示物照明装置においてその周囲の照度を検知するセンサーを設け周囲の明るさに応じて照明光の発停もしくは照度を制御するように構成してなるインターホン用表示物照明装置。
  4. 請求項1に記載するインターホン用表示物照明装置においてその外枠をインターホン子機の外枠と一体的に構成し外観的に一体感をもたらすよう構成してなるインターホン用表示物照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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