JP3400583B2 - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

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JP3400583B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号を記録・再生
する電子カメラ等の画像信号処理装置に係り、特に再生
時に生じるノイズを低減する画像信号処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、撮影光学系、撮像処理部、クラ
ンプ回路、A/D変換回路、プロセス部、D/A変換回
路及び、モニタ(EVF)とで構成され、撮影した被写
体をモニタに表示する画像信号処理装置としての電子カ
メラがある。
【0003】この画像信号処理装置には、撮影した画像
信号のスルー出力を有する記録モードと、モニタ等の画
面に記録した被写体像を写しだす再生モードとがあり、
使用に応じて切換えが行われる。さらには、一時的に記
録モードから再生モードへ移行するレックビュー機能も
知られている。
【0004】通常、記録モードで用いるクランプ部は、
始動から安定するまでに時間を要する。そのため、前述
した2つのモードを瞬時に切換えるためには、プロセス
部以降のみを使用する再生モードを使用している場合で
も、前記クランプ部やそれに接続されるA/D変換回路
とに電源を供給して動作状態にしておく必要がある。但
し、撮像処理部以前の回路は、そのまま電源を供給する
か、あるいは省電力のために電源供給を中断してもよ
い。
【0005】この撮像処理部以前に電源を供給されてい
る場合に、撮影される被写体が自然画であることが多い
ため、A/D変換されたデータは常に変動している。し
かし、撮像処理部以前には電源を供給しない場合にも、
撮像出力すなわちクランプ入力が不定であるため、同様
にA/D変換されたデータが常に変動することになる。
【0006】これらの変動するデータは、記録画(例え
ば静止画)を再生する場合に、ノイズとして影響を及ぼ
しており、画質向上の妨害になっていた。従来、このよ
うなノイズを防止するために、A/D変換回路への電源
供給を遮断して、変動するデータを出力させないように
する手法が考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した電源
供給を遮断した手法は、A/D変換回路のアナログ入力
と連動するクランプ回路のクランプ動作がリセットさ
れ、次に記録モードに移り、A/D変換回路の電源が供
給された時に改めてクランプが行われるため、安定する
までに時間がかかり、レスポンスが悪くなった。
【0008】その為、再生モード時に、A/D変換回路
やクランプ回路に電源を供給し動作を継続させている
と、A/D変換回路出力の変動データによるノイズが発
生し、再生する記録画に対して影響を与えていた。
【0009】このようなノイズの影響経路としては、変
動データによるノイズが、記録画を扱うプロセス回路に
直接入力される場合と、A/D変換回路出力より放射さ
れてプロセス回路へ影響する場合との、2つが主として
考えられている。そこで本発明は、高速切換え可能で、
変動するデータによって生じるノイズを減少させて画質
の向上を図る画像信号処理装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために入力した画像信号を、A/D変換した後にデ
ィジタルプロセスを行う画像信号処理装置において、ア
ナログ画像信号をディジタル化するA/D変換手段と、
前記A/D変換手段から出力された画像データを記録モ
ード時には通過させ、再生モード時には阻止するデータ
出力制御手段と、前記データ出力制御手段により画像デ
ータの通過が阻止された際に、固定されたデータを出力
するデータ固定化手段と、前記データ固定化手段からの
前記固定されたデータ若しくは前記A/D変換手段から
出力された画像データに画像処理を施すプロセス手段
と、で構成される画像信号処理装置を提供する。また、
さらに本発明は、上記構成のうち再生モード時を標準信
号発生モード時に、固定されたデータを標準信号のデー
タにそれぞれ代えて構成される画像処理装置を提供す
る。
【0011】入力した画像信号を、A/D変換した後に
ディジタルプロセスを行う画像信号処理装置において、
アナログ画像信号をディジタル化するA/D変換手段
と、前記A/D変換手段から出力された画像データを記
録モード時には通過させ、再生モード時には阻止する第
1のデータ出力制御手段と、固定されたデータを出力す
る固定データ発生手段と、前記固定データ発生手段から
出力された前記固定されたデータを、前記第1のデータ
出力制御手段が前記A/D変換手段から出力された画像
データを阻止している時に、通過させる第2のデータ出
力制御手段と、前記固定データ発生手段からの固定され
データ若しくは前記A/D変換手段から出力された画
像データに所定の画像処理を施すプロセス手段と、で構
成される画像信号処理装置を提供する。また、さらに本
発明は、上記構成のうち再生モード時を標準信号発生モ
ード時に、固定されたデータを標準信号のデータにそれ
ぞれ代えて構成される画像処理装置を提供する。
【0012】さらに、入力した画像信号を、A/D変換
した後にディジタルプロセスを行う画像信号処理装置に
おいて、アナログ画像信号をディジタル化するA/D変
換手段と、固定されたデータを出力する固定データ発生
手段と、記録モード時には前記A/D変換手段からの画
像データに、再生モード時には前記固定データ発生手段
からの固定されたデータ切換えて出力する切換え手段
と、前記切換え手段により切換え出力された前記画像デ
ータ若しくは前記固定されたデータに画像処理を施すプ
ロセス手段と、で構成される画像信号処理装置を提供す
る。また、さらに本発明は、上記構成のうち再生モード
時を標準信号発生モード時に固定されたデータを標準信
号のデータにそれぞれ代えて構成される画像処理装置を
提供する。
【0013】
【作用】以上のような構成の画像信号処理装置は、記録
時にはA/D変換手段からの画像データをプロセス手段
へ入力させ、再生時にはA/D変換手段からのデータの
出力をプロセス手段への入力を阻止し、代わりに固定さ
れたデータをプロセス手段へ入力する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。本発明の画像信号処理装置を電子スチルカ
メラに応用した例を実施例として用いる。図1は、IC
メモリカードを記録媒体とした電子スチルカメラ(以
下、カメラと称する)の構成を示す。
【0015】このカメラは、被写体像を結像する撮影光
学系1と、結像された被写体像を光電変換により画像信
号を得るCCD等よりなる撮像系2と、画像信号のDC
レベルを一定にするクランプ回路3と、さらに画像信号
をディジタル化するA/D(アナログ/ディジタル)変
換回路4と、画像信号に所定の処理を施すディジタルプ
ロセス部5と、所定処理された画像信号を1フレーム単
位で記憶するフレームメモリ7と、前記フレームメモリ
7を駆動制御するメモリーコントロール6と、データ圧
縮に必要なデータの変換を行うDCT(離散型コサイン
変換)/IDCT回路8と、データを一時的に保持する
ための補助メモリ10と、圧縮処理されたデータを記憶
するICメモリカード11と、前記ICメモリカード1
1にデータを書き込むコーダ/デコーダ9と、ディジタ
ルプロセス部5から出力される画像信号をアナログ化す
るD/A(ディジタル/アナログ)変換回路12と、7
5Ωドライバ13と、アナログ化されたNTSCビデオ
信号を映像にするEVF(電子ビューファインダ)14
と、外部端子15と、映像画面上に日付や時間等のオン
スクリーン表示を行うキャラクタ・ジェネレータ16
と、その他各種動作モード等を表示するための表示部1
7と、ユーザによる各種操作を行うための操作部18
と、これら各構成要素の制御を司るシステムコントロー
ル19と、各構成部に電源を供給するための電源部20
とで構成される。
【0016】このように構成されたカメラにより、記録
時には、撮影光学系1により結像された被写体像が、撮
像系2により光電変換され、画像信号を得る。この画像
信号は、クランプ回路3によってDCレベルを一定に保
たれた後、A/D(アナログ/ディジタル)変換回路4
によってディジタル化された画像データに変換される。
この画像データは、ディジタルプロセス5で所定の画像
処理された後、メモリーコントロール6に制御されて、
フレーム単位で一度、フレームメモリ7に書き込まれ
る。
【0017】前記画像データをフレームメモリ7への書
き込みを終了した後、次にフレームメモリ7から画像デ
ータを読み出しながら、DCT/IDCT回路8によ
り、画像データをデータ圧縮に好適するような形態にデ
ータ変換を行い、コーダ/デコーダ9へ送る。
【0018】このコーダ/デコーダ9では、補助メモリ
10を用いながら、この変換された画像データを圧縮処
理し、ICメモリカード11へ書き込まれる。そして、
再生時には、ICメモリカード11から読出された画像
データは、コーダ/デコーダ9により伸張処理される。
このコーダ/デコーダ9で伸張処理された画像データ
は、DCT/IDCT回路8で逆DCT処理され、一時
的にフレームメモリ7に書き込まれる。
【0019】そして、すべての画像データに渡って伸張
処理が終了すると、次にフレームメモリ7から画像デー
タが読み出されると同時に、ディジタルプロセス5でN
TSCビデオ信号に処理しつつ、D/A変換回路12に
よってアナログ化され、画像信号が生成される。そし
て、75Ωドライバ13を経て、EVF(電子ビューフ
ァインダ)14によって画像が表示される。また外部端
子15からビデオ信号として画像信号が出力される。ま
た、キャラクタ・ジェネレータ16によって画面上に日
付や時間等のオンスクリーン表示を行うこともできる。
【0020】以下、後述する各実施例の構成部の説明に
用いる「回路」を以下のように定義する。 1.1つのICの内部回路 2.同一IC内で電源やGNDの系統を共有するまとま
り 3.同一基板の内部回路(ハイブリッドIC等を含む) 4.同一基板上で電源やGNDの系統を共有するまとま
り 5.同一基板上で比較的近い位置の回路群 6.同一基板上でシールドケース等で区切られた回路群 まず、1つの集積回路装置(IC)等の内部回路を回路
と称する。この場合、同じIC内でいくつかの回路を含
む場合も考えられるが、その中でICに供給する電源や
グランドが複数ある場合には、それらの電源やグランド
の系統を共有する1つのまとまりも回路と呼ぶ。すなわ
ち、まとまりが複数ある時には、それぞれ別の回路とし
て扱う場合もある。
【0021】次に、同一基板の内部内容、ハイブリッド
IC等を含むものを回路と称する。これは、複数の基板
がある場合に、1つの基板内にあるものを1つのまとま
りと考え、回路と称する。
【0022】同様に、同一基板上に複数の回路が含まれ
る場合にも、回路と称する。また、その中で同一基板上
で電源やグランドの系統が共有するひとまとまりを1つ
の回路とする。
【0023】次に、同一基板上に実装する場合で、1つ
の基板上の随所に実装できるが、この実装位置が比較的
近傍に配置されているものをひとまとめとして回路と定
義する。
【0024】また、同様に同一基板上で複数の回路があ
る場合で、部品実装的に例えばシールドケース等で1つ
のブロックで区切られたようなものを1つの回路として
も定義する。
【0025】次に前述したカメラにおいて記録モードと
再生モードがある場合に、再生モードでAD変換部出力
のデータ変動によるノイズを軽減させる構成例について
説明する。図2には第1の構成例として、A/D変換
部、データ出力制御部、データ固定化部、プロセス部の
各構成部がそれぞれ単独の回路若しくはモジュールで構
成される画像信号処理装置を示し説明する。また、図8
にはこの構成における画像信号の流れに基づく、概略的
な構成を示す。
【0026】この画像信号処理装置において、A/D変
換部となるA/D変換回路4の各bit出力は、入力信
号レベルのロー(以後L)/ハイ(以後H)をそのまま
出力するか(イネーブル状態)、または前記bit出力
をハイインピーダンス状態(ディセーブル状態)にする
データ出力制御部となるトライステートバッファ21に
入力する。このトライステートバッファ21は、システ
ムコントローラ19によりイネーブル/ディセーブルが
制御される。
【0027】このトライステートバッファ21からの出
力は、データ固定化部となるプルアップ/プルダウン回
路22により各bit毎にプルアップまたはプルダウン
する。更に、プルアップまたはプルダウンされた出力
は、プロセス部となるディジタルプロセス5に入力す
る。
【0028】そして、記録モード時には、トライステー
トバッファ21はイネーブル状態で、A/D変換回路4
から出力されたデータがディジタルプロセス5に入力さ
れる。この時、A/D変換回路4のアナログ入力は、変
動しているため、ディジタルデータ出力もまた変動する
こととなる。
【0029】また再生モード時には、トライステートバ
ッファ21はディセーブルでハイインピーダンス状態に
なり、A/D変換回路4から出力されたデータは、トラ
イステートバッファ21により遮断阻止される。この
時、トライステートバッファ21の出力先が、プルアッ
プまたはプルダウンされているので、ディジタルプロセ
ス回路の入力は、データが固定される。
【0030】これらのモード切換えによるデータの状態
変化を図3のタイミングチャートに示す。前記A/D変
換部とデータ出力制御部とも、プロセス部を含む回路と
同じ回路内に設置されていないため、A/D変換部とデ
ータ出力制御部の間のデータを変動させる信号が直接、
プロセス部に入力しない。従って、プロセス部へのノイ
ズが、直接入力するデータに影響しない。
【0031】さらに第1の構成例の第1変形例として、
図9に示すようなデータ固定化部とプロセス部とを1つ
の回路として構成してもよい。この変形例は、プロセス
部を、ゲートアレイで実現し、そのゲートアレイの入力
の内部でプルアップ/プルダウンする機能を用いれば、
製造上及び実装上有利となる。
【0032】また、図2に示した第1の構成例におい
て、A/D変換部であるA/D変換回路4の出力の内部
に、データ出力制御部であるトライステートバッファ2
1を持たせる。すると、製造上及び実装上有利となると
共に、A/D変換部とデータ出力制御部の間の変動デー
タによるノイズは、プロセス部へ放射することがほとん
どないという効果が得られる。
【0033】そして第2変形例として図10に示すよう
なA/D変換部とデータ出力制御部で1つの回路とし、
データ固定化部とプロセス部とで1つの回路として構成
することにより、最もノイズを減少することができる。
【0034】次に、前述したカメラにおいて、図4には
第2の構成例として、A/D変換部とその出力を阻止又
は通過させる第1のデータ出力制御部と、固定データ発
生部とその出力を通過又は阻止させる第2のデータ出力
制御部と、プロセス部とによって構成される画像信号処
理装置を示し説明する。
【0035】この画像信号処理装置において、モード切
換えによるデータの状態変化を図5のタイミングチャー
トに示す。また、この画像信号処理装置における実際の
回路に用いた構成例(変形例)を図11乃至図13に示
す。
【0036】図11に示す第1変形例は、A/D変換部
4、第1データ出力制御部23、データ発生部24、第
2データ出力制御部25、プロセス部5がそれぞれ独立
の回路で構成される。図12に示す第2変形例は、A/
D変換部4、第1データ出力制御部23、プロセス部5
がそれぞれ独立した回路、又データ発生部24と第2デ
ータ出力制御部25が1つの回路に含まれるような回路
に構成される。
【0037】さらに図13に示す第3変形例は、A/D
変換部4と第1データ出力制御部23が1つの回路、デ
ータ発生部24と第2データ出力制御部25が1つの回
路、又プロセス部5が別の回路といった回路で構成され
る。
【0038】これらの構成例でも、図2に示した構成例
の実現回路の差と同じように、それぞれ効果の差があ
る。図11乃至図13までは、A/D変換部4と第1デ
ータ出力制御部23が、プロセス部5を含む回路とは別
の回路であるため、A/D変換部4からの出力、又は第
1データ出力制御部23に入力される部分のデータが変
動する信号がプロセス部を含む回路に直接入力されてい
ない。その結果、ノイズの影響はその分減るという効果
がある。
【0039】とりわけ、図13の場合では、そのA/D
変換部と第1データ出力制御部23が1つの回路として
構成されているので、この部分の信号のプロセス回路に
対する放射ノイズとしての影響は格段に減少する。
【0040】次に前述したカメラにおいて、図6には第
3の構成例として、A/D変換部4と固定データのデー
タ発生部24、それらを入力して切り換えて選択的に出
力する切換え部26、プロセス部5とによって構成され
る画像信号処理装置を示し説明する。このときのモード
切換えによるデータの状態変化を図7のタイミングチャ
ートに示す。
【0041】この画像信号処理装置を実現する時には、
前述したと同様に図14乃至図16に示すような構成例
がある。図14に示す構成例は、A/D変換部4とデー
タ発生部24と切換え部26とプロセス部5をそれぞれ
別の回路で持つ構成である。図15に示す構成例は、デ
ータ発生部24と切換え部26が1つの回路として構成
され、A/D変換部4とプロセス部5がそれぞれ独立の
回路として構成される。さらに図16に示す構成例は、
A/D変換部4と切換え部26が1つの回路として構成
され、データ発生部24とプロセス部5がそれぞれ別の
独立した回路として構成される。
【0042】これら図14乃至図16に示す構成により
得られる効果は、A/D変換部4と切換え部26が、プ
ロセス部5を含む回路とは別の回路なので、A/D変換
部4出力と切換え部26への入力までのデータが変動す
る信号がプロセス部5を含む回路へ直接入力されていな
いことから、この直接入力によるノイズの影響は共に減
少することができる。
【0043】尚、A/D変換部4と切換え部26までの
信号線にデータ変動が放射ノイズとしてプロセス部5に
影響することに対して、図16に示した構成例は、A/
D変換部4と切換え部26が1つの回路で構成されてい
るため、この部分からプロセス部5へ飛び込む放射ノイ
ズの影響が減ることになる。
【0044】次に図2に戻り、操作部18へ別の操作が
行われた応用例について説明する。前述したような再生
モードでAD変換部出力のデータ変動によるノイズを軽
減させる例では、ユーザによる操作部18の操作に基づ
き、システムコントローラ19からデータ出力制御部2
1を制御していた。
【0045】しかし、この応用例では、1つは記録一時
モード(標準信号発生モードとも称する)であり、これ
は記録モード時に一時的にデータを固定する場合であ
る。すなわち、システムコントローラ19の制御により
データ出力制御部21の出力をHi−Z(ハイ インピ
ーダンス)に設定する、その時に、データ固定化部22
で信号線がプルアップ/プルダウンされているため、デ
ータが固定される。
【0046】その結果、このプルダウンされたデータ
が、それ以降のディジタル処理の系に出力され使用され
る。このデータは、例えば輝度信号ならば、100%
“白”というようなデータを選んで、各ビットのプルア
ップ/プルダウンを決めておく。その結果、これ以降の
系のテスト信号として輝度信号100%白を使用するこ
とができる。
【0047】具体的には、ディジタルデータが正確な1
00%白信号であるため、これを基準に例えば、図1に
示すD/A変換回路12以降の75Ωドライバ13の出
力振幅を100%白のデータを基準として調整すること
ができる。色信号でいえば、例えば100%クロマ相当
の色差信号のレベルになる固定データに設定することに
よって、色信号も輝度信号と同様に調整することができ
るようになる。
【0048】次に、記録/再生切換えモードとして記録
モードと再生モードを切り換える瞬間(例えば、レック
ビューモード)に出力の映像信号に画像の乱れ等が出る
場合に応用する。
【0049】この期間に前述したと同様に、データ出力
制御部からの出力をハイインピーダンス状態にし、デー
タ固定化部22のプルアップ/プルダウンによりデータ
を固定化することによって、切換え時の信号を固定化す
る。
【0050】そして固定するデータを、例えば、輝度信
号でいえば、50%白等に設定することによってミュー
ト画面として、グレーの画面を信号として出力すること
ができる。
【0051】以上の実施例に基づいて説明したが、本明
細書には、以下のような発明も含まれる。 (1) 入力した画像信号を、A/D変換した後にディ
ジタルプロセスを行う画像信号処理装置において、アナ
ログ画像信号をディジタル化するA/D変換手段と、前
記A/D変換手段から出力された画像データを所要に応
じて通過または阻止するデータ出力制御手段と、前記デ
ータ出力制御手段により画像データの通過が阻止された
際に、予め設定された所定のデータを出力するデータ固
定化手段と、前記データ固定化手段からのデータ若しく
は前記A/D変換手段から出力された画像データに所定
の画像処理を施すプロセス手段と、を具備することを特
徴とする画像信号処理装置。
【0052】従って、所要に応じて、A/D変換手段の
データ出力がデータ出力制御手段により出力を阻止さ
れ、データ固定化手段の出力により所定のデータに固定
されるので、A/D変換手段から出力された画像データ
の変動によるノイズの、プロセス手段への影響が減る。
【0053】(2) 前記画像信号処理装置において、
A/D変換手段、前記データ出力制御手段、前記データ
固定化手段、前記プロセス手段の各々がそれぞれ別の回
路若しくはモジュールによって構成されることを特徴と
する前記(1)記載の画像信号処理装置。
【0054】従って、所要に応じて、A/D変換手段の
データ出力がデータ出力制御手段により出力を阻止さ
れ、データ固定化手段の出力により所定のデータに固定
されるので、A/D変換手段から出力された画像データ
の変動によるノイズの、プロセス手段への影響が減る。
【0055】また、A/D変換手段とデータ出力制御手
段とも、プロセス手段を含む回路と同じ回路内にないの
で、A/D変換手段とデータ出力制御手段の間の変動デ
ータによるノイズは、プロセス回路へ直接入力しない。
よって、ノイズの直接入力による影響がなくなる。
【0056】(3) 前記画像信号処理装置において、
前記各手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュール
からなり、このうち、前記プロセス手段を含む回路若し
くはモジュールが、前記A/D変換手段及び前記データ
出力制御手段を含まず構成されることを特徴とする前記
(1)記載の画像信号処理装置。
【0057】従って、所要に応じて、A/D変換手段の
データ出力がデータ出力制御手段により出力を阻止さ
れ、データ固定化手段により所定のデータに固定される
ので、A/D変換手段から出力された画像データの変動
によるノイズの、プロセス手段への影響が減る。
【0058】また、A/D変換手段とデータ出力制御手
段とも、プロセス手段を含む回路と同じ回路内にないの
で、A/D変換手段とデータ出力制御手段の間の変動デ
ータによるノイズは、プロセス回路へ直接入力しない。
よって、ノイズの直接入力による影響がなくなる。
【0059】(4) 前記画像信号処理装置において、
前記各手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュール
からなり、この内、少なくとも前記A/D変換手段及び
前記データ出力制御手段を含み、かつ前記プロセス手段
を含まない回路若しくはモジュールを含み構成されるこ
とを特徴とする前記(1)記載の画像信号処理装置。
【0060】従って、所要に応じて、A/D変換手段の
データ出力がデータ出力制御手段により出力を阻止さ
れ、データ固定化手段の出力により所定のデータに固定
されるので、A/D変換手段から出力された画像データ
の変動によるノイズの、プロセス手段への影響が減る。
【0061】そして、A/D変換手段とデータ出力制御
手段とも、プロセス手段を含む回路と同じ回路内にない
ので、A/D変換手段とデータ出力制御手段の間の変動
データによるノイズは、プロセス回路へ直接入力しな
い。よって、ノイズの直接入力による影響がなくなる。
【0062】さらに、A/D変換手段とデータ出力制御
手段が共に1つの回路内にあるので、A/D変換手段と
データ出力制御手段の間の変動データによるノイズは、
プロセス回路へ放射することがほとんどない。よって、
放射ノイズによる影響が減少する。
【0063】(5) 入力した画像信号を、A/D変換
した後にディジタルプロセスを行う画像信号処理装置に
おいて、アナログ画像信号をディジタル化するA/D変
換手段と、前記A/D変換手段から出力された画像デー
タを所要に応じて通過または阻止する第1のデータ出力
制御手段と、予め設定された所定のデータを出力する固
定データ発生手段と、前記固定データ発生手段から出力
された前記所定のデータを、前記第1のデータ出力制御
手段が前記A/D変換手段から出力された画像データを
阻止している時に、通過させる第2のデータ出力制御手
段と、前記固定データ発生手段からのデータ若しくは前
記A/D変換手段から出力された画像データに所定の画
像処理を施すプロセス手段と、を具備することを特徴と
する画像信号処理装置。
【0064】従って、所要に応じて、A/D変換手段の
データ出力が第1の出力制御手段により出力を阻止さ
れ、固定データ発生手段の出力により所定のデータに固
定されるので、A/D変換手段から出力された画像デー
タの変動によるノイズの、プロセス手段への影響が減
る。
【0065】(6) 前記画像信号処理装置において、
前記A/D変換手段、前記第1のデータ出力制御手段、
前記固定データ発生手段、前記第2のデータ出力制御手
段、前記プロセス手段の各々がそれぞれ別の回路若しく
はモジュールによって構成されることを特徴とする前記
(5)記載の画像信号処理装置。
【0066】従って、所要に応じて、A/D変換手段の
データ出力が第1のデータ出力制御手段により出力を阻
止され、固定データ発生手段の出力により所定のデータ
に固定されるので、A/D変換手段から出力された画像
データの変動によるノイズの、プロセス手段への影響が
減る。
【0067】そして、A/D変換手段と第1のデータ出
力制御手段とも、プロセス手段を含む回路と同じ回路内
にないので、A/D変換手段と第1のデータ出力制御手
段の間の変動データによるノイズは、プロセス回路へ直
接入力しない。よって、ノイズの直接入力による影響が
なくなる。
【0068】(7) 前記画像信号処理装置において、
前記各手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュール
からなり、このうち、前記プロセス手段を含む回路若し
くはモジュールが、前記A/D変換手段及び前記第1の
データ出力制御手段を含まずに構成されることを特徴と
する前記(5)記載の画像信号処理装置。
【0069】従って、所要に応じて、A/D変換手段の
データ出力が第1のデータ出力制御手段により出力を阻
止され、固定データ発生手段の出力により所定のデータ
に固定されるので、A/D変換手段から出力された画像
データの変動によるノイズの、プロセス手段への影響が
減る。
【0070】そして、A/D変換手段と第1のデータ出
力制御手段とも、プロセス手段を含む回路と同じ回路内
にないので、A/D変換手段と第1のデータ出力制御手
段の間の変動データによるノイズは、プロセス回路へ直
接入力しない。よって、ノイズの直接入力による影響が
なくなる。
【0071】(8) 前記画像信号処理装置において、
前記各手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュール
からなり、このうち、少なくとも前記A/D変換手段及
び前記第1のデータ出力制御手段を含み、かつ前記プロ
セス手段を含まない回路若しくはモジュールを有するこ
とを特徴とする前記(5)記載の画像信号処理装置。
【0072】従って、所要に応じて、A/D変換手段の
データ出力が第1のデータ出力制御手段により出力を阻
止され、固定データ発生手段の出力により所定のデータ
に固定されるので、A/D変換手段から出力された画像
データの変動によるノイズの、プロセス手段への影響が
減る。
【0073】そして、A/D変換手段と第1のデータ出
力制御手段とも、プロセス手段を含む回路と同じ回路内
にないので、A/D変換手段と第1のデータ出力制御手
段の間の変動データによるノイズは、プロセス回路へ直
接入力しない。よって、ノイズの直接入力による影響が
なくなる。
【0074】さらに、A/D変換手段と第1のデータ出
力制御手段が共に1つの回路内にあるので、A/D変換
手段と第1のデータ出力制御手段の間の変動データによ
るノイズは、プロセス回路へ放射することがほとんどな
い。よって、放射ノイズによる影響が減少する。
【0075】(9) 入力した画像信号を、A/D変換
した後にディジタルプロセスを行う画像信号処理装置に
おいて、アナログ画像信号をディジタル化するA/D変
換手段と、予め設定された所定のデータを出力する固定
データ発生手段と、前記A/D変換手段からの画像デー
タと、前記固定データ発生手段からのデータとを切換え
て出力する切換え手段と、前記切換え手段により切換え
出力された前記画像データ若しくは前記データに所定の
画像処理を施すプロセス手段と、を具備することを特徴
とする画像信号処理装置。
【0076】従って、所要に応じて、切換え手段によ
り、A/D変換手段のデータ出力ではなく、固定データ
発生手段のデータ出力が選ばれ、プロセス手段の入力が
所定のデータに固定されるので、A/D変換手段から出
力された画像データの変動によるノイズの、プロセス手
段への影響が減る。
【0077】(10) 前記画像信号処理装置におい
て、前記A/D変換手段、前記固定データ発生手段、前
記切換え手段、前記プロセス手段の各々がそれぞれ別の
回路若しくはモジュールによって構成されることを特徴
とする前記(9)記載の画像信号処理装置。
【0078】従って、所要に応じて、切換え手段によ
り、A/D変換手段のデータ出力ではなく、固定データ
発生手段のデータ出力が選ばれ、プロセス手段の入力が
所定のデータに固定されるので、A/D変換手段から出
力された画像データの変動によるノイズの、プロセス手
段への影響が減る。
【0079】そしてA/D変換手段と切換え手段とも、
プロセス手段を含む回路と同じ回路内にないので、A/
D変換手段と切換え手段の間の変動データによるノイズ
は、プロセス回路へ直接入力しない。よって、ノイズの
直接入力による影響がなくなる。
【0080】(11) 前記画像信号処理装置におい
て、前記各手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュ
ールからなり、このうち、前記プロセス手段を含む回路
若しくはモジュールが、前記A/D変換手段及び前記切
換え手段を含まずに構成されることを特徴とする前記
(5)記載の画像信号処理装置。
【0081】従って、所要に応じて、切換え手段によ
り、A/D変換手段のデータ出力ではなく、固定データ
発生手段のデータ出力が選ばれ、プロセス手段の入力が
所定のデータに固定されるので、A/D変換手段から出
力された画像データの変動によるノイズの、プロセス手
段への影響が減る。
【0082】そしてA/D変換手段と切換え手段とも、
プロセス手段を含む回路と同じ回路内にないので、A/
D変換手段と切換え手段の間の変動データによるノイズ
は、プロセス回路へ直接入力しない。よって、ノイズの
直接入力による影響がなくなる。
【0083】(12) 前記画像信号処理装置におい
て、前記各手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュ
ールからなり、このうち、少なくとも前記A/D変換手
段及び前記切換え手段を含み、かつ前記プロセス手段を
含まない回路若しくはモジュールを有することを特徴と
する前記(9)記載の画像信号処理装置。
【0084】従って、所要に応じて、切換え手段によ
り、A/D変換手段のデータ出力ではなく、固定データ
発生手段のデータ出力が選ばれ、プロセス手段の入力が
所定のデータに固定されるので、A/D変換手段から出
力された画像データの変動によるノイズの、プロセス手
段への影響が減る。
【0085】そして、A/D変換手段と切換え手段と
も、プロセス手段を含む回路と同じ回路内にないので、
A/D変換手段と切換え手段間の変動データによるノイ
ズは、プロセス回路へ直接入力しない。よって、ノイズ
の直接入力による影響がなくなる。
【0086】さらに、A/D変換手段と切換え手段が共
に1つの回路内にあるので、A/D変換手段と切換え手
段の間の変動データによるノイズは、プロセス回路へ放
射することがほとんどない。よって、放射ノイズによる
影響が減少する。
【0087】(13) 前記画像信号処理装置におい
て、複数の動作モードが設定され、その内、記録モード
時には、前記データ出力制御手段が前記A/D変換手段
が出力する画像データを通過させて前記プロセス手段へ
出力し、再生モード時に若しくは、記録モード中で一時
的に、若しくは記録モードから再生モードへ切換り時
に、前記データ出力制御手段が前記A/D変換手段が出
力する画像データの通過を阻止しつつ、前記データ固定
化手段が出力する所定のデータを前記プロセス手段へ入
力させることを特徴とする前記(1)乃至前記(4)記
載の画像信号処理装置。
【0088】従って、再生モード時に、A/D変換手段
のデータ出力が出力制御手段により出力を阻止され、デ
ータ固定化手段により所定のデータに固定されるので、
A/D変換手段から出力された画像データの変動による
ノイズの、プロセス手段への影響が減る。
【0089】そして、記録モード中に一時的に、前記動
作を行う場合、プロセス手段への入力が所定のデータに
固定され、プロセス手段以降でこの固定データが処理さ
れることになる。よって、例えば、D/A変換した後の
アナログ信号処理手段の振幅調整等の基準データとして
使用することができる。この場合は、固定データに例え
ば輝度信号で100%白相当のデータを選ぶ。
【0090】さらに、記録モードと再生モードの切換り
時に、前記動作を行う場合、プロセス手段への入力が所
定のデータに固定され、プロセス手段以降でこの固定デ
ータが処理されることになる。よって、固定データに例
えば輝度信号で50%白相当のデータを選んでおけば、
ミュート信号として切換え時の画面の乱れをマスクする
為のミュート画面に使用可能である。
【0091】(14) 前記画像信号処理装置におい
て、複数の動作モードが設定され、その内、記録モード
時には、前記第1のデータ出力制御手段が前記A/D変
換手段が出力する画像データを通過させて前記プロセス
手段へ出力し、かつ前記第2のデータ出力制御手段が前
記固定データ発生手段が出力するデータの通過を阻止
し、再生モード時に若しくは、記録モード中で一時的
に、若しくは記録モードから再生モードへの切換り時に
は、前記第1のデータ出力制御手段が前記A/D変換手
段が出力する画像データの通過を阻止しつつ、前記第2
のデータ出力制御手段が前記固定データ発生手段が出力
するデータを通過することを特徴とする前記(5)乃至
前記(8)記載の画像信号処理装置。
【0092】従って、再生モード時に、A/D変換手段
のデータ出力が第1の出力制御手段により出力を阻止さ
れ、固定データ発生手段の出力により所定のデータに固
定されるので、A/D変換手段から出力された画像デー
タの変動によるノイズの、プロセス手段への影響が減
る。
【0093】そして、記録モード中に一時的に、前記動
作を行う場合、プロセス手段への入力が所定のデータに
固定され、プロセス手段以降でこの固定データが処理さ
れることになる。よって、例えば、D/A変換手段した
後のアナログ信号処理手段の振幅調整等の基準データと
して使用することができる。この場合は、固定データに
例えば輝度信号で100%白相当のデータを選ぶ。
【0094】さらに、記録モードと再生モードの切換り
時に、前記動作を行う場合、プロセス手段への入力が所
定のデータに固定され、プロセス手段以降でこの固定デ
ータが処理されることになる。よって、固定データに例
えば輝度信号で50%白相当のデータを選んでおけば、
ミュート信号として切換え時の画面の乱れをマスクする
為のミュート画面に使用可能である。
【0095】(15) 前記画像信号処理装置におい
て、複数の動作モードが設定され、その内、記録モード
時には、前記切換え手段が前記A/D変換手段が出力す
る画像データを選択し、再生モード時に、若しくは記録
モード中で一時的に、若しくは記録モードから再生モー
ドへの切換り時には、前記切換え手段が前記固定データ
発生手段が出力するデータを選択し、前記プロセス手段
へ入力させることを特徴とする前記(9)乃至前記(1
2)記載の画像信号処理装置。
【0096】従って、再生モード時に、切換え手段によ
り、A/D変換手段のデータ出力ではなく、固定データ
発生手段のデータ出力が選ばれ、プロセス手段の入力が
所定のデータに固定されるので、A/D変換手段から出
力された画像データの変動によるノイズの、プロセス手
段への影響が減る。
【0097】そして、記録モード中に一時的に、前記動
作を行う場合、プロセス手段への入力が所定のデータに
固定され、プロセス手段以降でこの固定データが処理さ
れることになる。よって、例えば、D/A変換した後の
アナログ信号処理手段の振幅調整等の基準データとして
使用することができる。この場合は、固定データに例え
ば輝度信号で100%白相当のデータを選ぶ。
【0098】さらに、記録モードと再生モードの切換り
時に、前記動作を行う場合、プロセス手段への入力が所
定のデータに固定され、プロセス手段以降でこの固定デ
ータが処理されることになる。よって、固定データに例
えば輝度信号で50%白相当のデータを選んでおけば、
ミュート信号として切換え時の画面の乱れをマスクする
為のミュート画面に使用可能である。
【0099】また、本発明には、撮影光学系により撮影
され、光電変換により得られた画像信号に限らず、外部
機器から入力した画像信号等のアナログ画像信号をディ
ジタル化する場合も含まれる。
【0100】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、変
動するデータによって生じるノイズを減少させ、画質の
向上を図る画像信号処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例として画像信号処理装置を
電子スチルカメラに応用した構成例を示す図である。
【図2】本実施例の画像信号処理装置における第1の構
成例を示す図である。
【図3】図2に示した構成例におけるモード切換えによ
るデータの状態変化を示すタイミングチャートである。
【図4】本実施例の画像信号処理装置における第2の構
成例を示す図である。
【図5】図4に示した構成例におけるモード切換えによ
るデータの状態変化を示すタイミングチャートである。
【図6】本実施例の画像信号処理装置における第3の構
成例を示す図である。
【図7】図6に示した構成例におけるモード切換えによ
るデータの状態変化を示すタイミングチャートである。
【図8】図2に示した第1の構成例における画像信号の
流れに基づく、概略的な構成を示す図である。
【図9】図2に示した第1の構成例の第1変形例の構成
を示す図である。
【図10】図2に示した第1の構成例の第2変形例の構
成を示す図である。
【図11】図4に示した第2の構成例の第1変形例の構
成を示す図である。
【図12】図4に示した第2の構成例の第2変形例の構
成を示す図である。
【図13】図4に示した第2の構成例の第3変形例の構
成を示す図である。
【図14】図6に示した第3の構成例の第1変形例の構
成を示す図である。
【図15】図6に示した第3の構成例の第2変形例の構
成を示す図である。
【図16】図6に示した第3の構成例の第3変形例の構
成を示す図である。
【符号の説明】
1…撮影光学系、2…撮像系、3…クランプ回路、4…
A/D変換回路(A/D変換部)、5…ディジタルプロ
セス部(プロセス部)、6…メモリーコントロール、7
…フレームメモリ、8…DCT(離散型コサイン変換)
/IDCT回路、9…コーダ/デコーダ、10…補助メ
モリ、11…ICメモリカード、12…D/A変換回
路、13…75Ωドライバ、14…EVF(電子ビュー
ファインダ)、15…外部端子、16…キャラクタジェ
ネレータ、17…表示部、18…操作部、19…システ
ムコントローラ、20…電源部、21…トライステート
バッファ(データ出力制御部)、22…プルアップ/プ
ルダウン回路(データ固定化部)、23…第1データ出
力制御部、24…データ発生部、25…第2データ出力
制御部。

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した画像信号を、A/D変換した後
    にディジタルプロセスを行う画像信号処理装置におい
    て、 アナログ画像信号をディジタル化するA/D変換手段
    と、 前記A/D変換手段から出力された画像データを記録モ
    ード時には通過させ、再生モード時には阻止するデータ
    出力制御手段と、 前記データ出力制御手段により画像データの通過が阻止
    された際に、固定されたデータを出力するデータ固定化
    手段と、 前記データ固定化手段からの前記固定されたデータ若し
    くは前記A/D変換手段から出力された画像データに画
    像処理を施すプロセス手段と、 を具備することを特徴とする画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 入力した画像信号を、A/D変換した後
    にディジタルプロセスを行う画像信号処理装置におい
    て、 アナログ画像信号をディジタル化するA/D変換手段
    と、 前記A/D変換手段から出力された画像データを記録モ
    ード時には通過させ、標準信号発生モード時には阻止す
    るデータ出力制御手段と、 前記データ出力制御手段により画像データの通過が阻止
    された際に、標準信号のデータを出力するデータ固定化
    手段と、 前記データ固定化手段からの標準信号のデータ若しくは
    前記A/D変換手段から出力された画像データ画像処理
    を施すプロセス手段と、 を具備することを特徴とする画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像信号処理装置において、前記A
    /D変換手段、前記データ出力制御手段、前記データ固
    定化手段、前記プロセス手段の各々がそれぞれ別の回路
    若しくはモジュールによって構成されることを特徴とす
    る請求項1または2記載の画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像信号処理装置において、前記各
    手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュールからな
    り、このうち、前記プロセス手段を含む回路若しくはモ
    ジュールが、前記A/D変換手段及び前記データ出力制
    御手段を含まずに構成されることを特徴とする請求項1
    または2記載の画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像信号処理装置において、前記各
    手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュールからな
    り、このうち、少なくとも前記A/D変換手段及び前記
    データ出力制御手段を含み、かつ前記プロセス手段を含
    まない回路若しくはモジュールを含み構成されることを
    特徴とする請求項1または2記載の画像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 入力した画像信号を、A/D変換した後
    にディジタルプロセスを行う画像信号処理装置におい
    て、 アナログ画像信号をディジタル化するA/D変換手段
    と、 前記A/D変換手段から出力された画像データを記録モ
    ード時には通過させ、再生モード時には阻止する第1の
    データ出力制御手段と、 固定されたデータを出力する固定データ発生手段と、 前記固定データ発生手段から出力された前記固定された
    データを、前記第1のデータ出力制御手段が前記A/D
    変換手段から出力された画像データを阻止している時
    に、通過させる第2のデータ出力制御手段と、 前記固定データ発生手段からの固定されたデータ若しく
    は前記A/D変換手段から出力された画像データに画像
    処理を施すプロセス手段と、 を具備することを特徴とする画像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 入力した画像信号を、A/D変換した後
    にディジタルプロセスを行う画像信号処理装置におい
    て、 アナログ画像信号をディジタル化するA/D変換手段
    と、 前記A/D変換手段から出力された画像データを記録モ
    ード時には通過させ、標準信号発生モード時には阻止す
    る第1のデータ出力制御手段と、 標準信号のデータを出力する固定データ発生手段と、 前記固定データ発生手段から出力された前記標準信号の
    データを、前記第1のデータ出力制御手段が前記A/D
    変換手段から出力された画像データを阻止している時
    に、通過させる第2のデータ出力制御手段と、 前記固定データ発生手段からの標準信号のデータ若しく
    は前記A/D変換手段から出力された画像データに画像
    処理を施すプロセス手段と、 を具備することを特徴とする画像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像信号処理装置において、前記A
    /D変換手段、前記第1のデータ出力制御手段、前記固
    定データ発生手段、前記プロセス手段の各々がそれぞれ
    別の回路若しくはモジュールによって構成されることを
    特徴とする請求項6または7記載の画像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像信号処理装置において、前記各
    手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュールからな
    り、このうち、前記プロセス手段を含む回路若しくはモ
    ジュールが、前記A/D変換手段及び前記第1のデータ
    出力制御手段を含まずに構成されることを特徴とする請
    求項6または7記載の画像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像信号処理装置において、前記
    各手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュールから
    なり、このうち、少なくとも前記A/D変換手段及び前
    記第1のデータ出力制御手段を含み、かつ前記プロセス
    手段を含まない回路若しくはモジュールを有することを
    特徴とする請求項6または7記載の画像信号処理装置。
  11. 【請求項11】 入力した画像信号を、A/D変換した
    後にディジタルプロセスを行う画像信号処理装置におい
    て、 アナログ画像信号をディジタル化するA/D変換手段
    と、 固定されたデータを出力する固定データ発生手段と、 記録モード時には前記A/D変換手段からの画像データ
    に、再生モード時には前記固定データ発生手段からの固
    定されたデータに切換えて出力する切換え手段と、 前記切換え手段により切換え出力された前記画像データ
    若しくは前記固定されたデータに画像処理を施すプロセ
    ス手段と、 を具備することを特徴とする画像信号処理装置。
  12. 【請求項12】 入力した画像信号を、A/D変換した
    後にディジタルプロセスを行う画像信号処理装置におい
    て、 アナログ画像信号をディジタル化するA/D変換手段
    と、 標準信号のデータを出力する固定データ発生手段と、 記録モード時には前記A/D変換手段からの画像データ
    に、標準信号発生モー ド時には前記固定データ発生手段
    からの前記標準信号のデータに切り換えて出力する切換
    え手段と、 前記切換え手段により切換え出力された前記画像データ
    若しくは前記標準信号のデータに画像処理を施すプロセ
    ス手段と、 を具備することを特徴とする画像信号処理装置。
  13. 【請求項13】 前記画像信号処理装置において、前記
    A/D変換手段、前記固定データ発生手段、前記切換え
    手段、前記プロセス手段の各々がそれぞれ別の回路若し
    くはモジュールによって構成されることを特徴とする請
    求項11または12記載の画像信号処理装置。
  14. 【請求項14】 前記画像信号処理装置において、前記
    各手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュールから
    なり、このうち、前記プロセス手段を含む回路若しくは
    モジュールが、前記A/D変換手段及び前記切換え手段
    を含まずに構成されることを特徴とする請求項11また
    は12記載の画像信号処理装置。
  15. 【請求項15】 前記画像信号処理装置において、前記
    各手段が複数の手段を含む回路若しくはモジュールから
    なり、このうち、少なくとも前記A/D変換手段及び前
    記切換え手段を含み、かつ前記プロセス手段を含まない
    回路若しくはモジュールを有することを特徴とする請求
    項11または12記載の画像信号処理装置。
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