JP3400475B2 - 粉体を積込む方法および装置 - Google Patents

粉体を積込む方法および装置

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勝敏 飛田
慎司 山崎
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Taiheiyo Cement Corp
Taiheiyo Engineering Corp
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Taiheiyo Cement Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、セメントの様な粉体
を粉体貨物船に積込む方法および装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント等の粉体を輸送する粉体
貨物船1は、例えば一般に船体2の中心を縦断する縦隔
壁3と適当な個所に設けられた横隔壁4とによって船艙
5が、例えば2または4区画等の複数区画に分けられて
いる。この様な船艙5を有する粉体貨物船1において、
船艙1に粉体を積込む方法としては一般にエアスライド
方式が採用されているが、縦断エアスライド等の諸設備
は甲板上の暴露部に設置されているために海水や雨水等
によってケーシングや中間バルブ等の部品が腐食し易く
管理と補修維持に多くの人手を要し、管理が悪ければ船
艙内に海水が侵入する危険性が有るために、近年では図
7、図8および図9に示される様に、縦方向に延びる水
平型スクリュウコンベヤ6が甲板の下に設置されてい
る。すなわち、図示される様に、陸側ローダから受け入
れた粉体は先ずエアスライド付の分配タンク8に送り込
まれ、次いで、この分配タンク8を起点として4方向に
延びる甲板上の数ケ所、図示では4箇所、の投入シュー
ト9を介して分配タンク8から各船艙5に投入されて粉
体の積込みが行われる。
【0003】この様に、各船艙5の甲板の下に設置され
た、例えば4台の水平型スクリュウコンベヤ6はオープ
ンタイプの構造とされて船艙5内の投入シュート9の位
置で甲板下まで堆積した粉体を横持ちして前後の空容積
部へ移動して積付ける様に成っている。また、粉体を荷
卸しするためには、従来通り各船艙5の底面に設けられ
た多数のオープンエアスライド12から成るエアレーシ
ョン装置11によってフローコンベヤ14に送り込ま
れ、このフローコンベヤ14によって荷役機械室15に
運ばれて、次いでバケットエレベータ16に移されて汲
み揚げられて空気圧送装置17によって陸上に荷揚げさ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な積込装置を備
えた従来の粉体貨物船1においては、水平型スクリュウ
コンベヤ6による船艙容積に対する粉体の積付効率が悪
く、図9に示される様に船体横断面において積込んだ船
艙5内の粉体が各船艙5中央部にある甲板下の水平型ス
クリュウコンベヤ6を頂点とした安息角による山を形成
するために水平型スクリュウコンベヤ6から離れた位置
の船艙の隅部分が相当な量のボイドスペース、すなわち
無駄な空間として残ってしまうので満船積込み時の積付
効率が劣る様に成る等の問題が見られる。
【0005】従って、この発明の目的は、この様な従来
における問題発生の恐れを無くして解決するために、セ
メント等の粉体を輸送する粉体貨物船の各船艙の甲板の
下にスクレーパ型チエンコンベヤを設置して、粉体をス
クレーパ型チエンコンベヤによって一層遠くの船艙隅部
分にも良好に積付け出来るようにして粉体の積付効率を
向上させる様にした粉体を積込む方法および装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に依れば、粉体を積込む方法は、船体が
複数個の船艙に区画された貨物船の甲板のほゞ中央に設
けられた分配タンクから投入シュートを介して各船艙内
に粉体を投入して各船艙に粉体を荷積みする粉体貨物船
において、分配タンクから投入シュートを介して各船艙
内に投入された粉体が投入口部分を頂点とした安息角に
よる山を形成して、堆積した粉体の山が船艙上部の甲板
の下まで到達する前に、甲板下の所要高さに設置された
スクレーパ型水平チエンコンベヤによって粉体の山の頂
点の前後の空容積部へ粉体を移動積付して前後に押し広
げると同時にスクレーパで以て横方向に船艙の隅部分ま
で押し広げて満船の状態で粉体のレベルがほゞ一様と成
るようにしたことを特徴としている。
【0007】更に、この発明に依れば、粉体を積込む装
置は、粉体貨物船の複数個に区画された各船艙の甲板の
下に粉体投入口からほゞ船体の縦方向に水平に延びるよ
う設置されたオープンタイプのスクレーパ型チエンコン
ベヤを設けて成り、このスクレーパ型水平チエンコンベ
ヤによって船艙内に堆積された粉体の山の頂点の前後の
空容積部へ粉体を移動積付して前後に押し広げると同時
にスクレーパで以て横方向に船艙の隅部分まで押し広げ
て粉体がほゞ一様と成るようにしたことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】従って、この発明は上述の手段に依って、所要
の区画数に区分された船艙の各々に粉体を積込むもの
で、先ず粉体は陸側ローダを介して甲板上の分配タンク
に受け入れられ、分配タンクから投入シュートを介して
各船艙内に投入排出される。更に、粉体は投入シュート
の部分を頂点とした安息角による山を形成し、堆積した
粉体の山が船艙上部、すなわち甲板の下まで到達しそう
になった時に、甲板下の所要高さに設置されたケーシン
グの無いオープンタイプのスクレーパ型水平チエンコン
ベヤによって粉体は山の頂点の前後の空容積部へ移動積
付けされる。この様に粉体は甲板下のスクレーパ型水平
チエンコンベヤのレベル、すなわち高さに達した状態で
前後に押し広げられて行くと同時にスクレーパで以て横
方向に船艙の隅部分まで押し広げられて行くために満船
の状態においては粉体のレベルがほゞ一様となるので、
積付効率を向上させることが出来る。
【0009】この発明の他の目的や特長および利点は以
下の添付図面に沿っての詳細な説明から明らかになろ
う。
【0010】
【実施例】図面の図1乃至図6にはこの発明の粉体を積
込む方法を実施するための積込装置の一実施例が示され
ている。図示される様に、粉体を積込んで輸送するため
の粉体貨物船21は、縦隔壁23および横隔壁24等に
よって船体22が複数個の独立した船艙25に個々に水
密に区画され、粉体貨物船21の甲板の中央に粉体を荷
積みするためのエアスライド付の分配タンク26が設け
られ、この分配タンク26から投入シュート27を介し
て投入口28から各船艙25内に粉体が投入排出される
ように成っていると共に、船首や或は船尾等の適宜な場
所に粉体を荷卸しするための空気圧送装置29等が通常
の様に設けられている。この様に複数個に区画された船
艙25を有する粉体貨物船21の各船艙25に粉体を満
遍なく平らに積込むための積込装置は、各船艙5内の甲
板の下に粉体投入口28から船体22のほゞ縦方向に水
平に延びるよう設置されたスクレーパ型水平チエンコン
ベヤ30から主に構成されている。
【0011】図4、図5および図6に明示される様に、
この発明の粉体を積込むためのスクレーパ型水平チエン
コンベヤ30は粉体貨物船の区画された各船艙25内の
甲板の下に粉体投入口28から船体22のほゞ縦方向に
水平に延びるよう設置されており、甲板の下に同一の高
さに設けられた駆動プーリ32と従動プーリ33に掛け
られた水平方向に延びる無端状のチエン31と、このチ
エン31の上走行部と下走行部を夫々案内支持するよう
上下に間隔を置いて平行に設けられた一対の上下ガイド
レール34、35と、チエン31の走行方向と直角な方
向にチエン31の両側に延びるよう間隔を置いてチエン
31に取り付けられた複数個のスクレーパ36と、駆動
プーリ32を駆動するための駆動装置37とから構成さ
れている。また、従動プーリ33はチエン31の張力を
調節することが出来る所謂テークアッププーリが好適で
ある。
【0012】この様に構成されたこの発明の粉体を積込
む方法を実施するための積込み装置に依れば、先ず、粉
体は埠頭に接岸された粉体貨物船21の分配タンク26
に送り込まれ、この分配タンク2630から四方に延び
る投入シュート27を介して各船艙25の粉体投入口2
8から船艙25内に投入されて粉体が積込まれる。
【0013】こうして、粉体投入口28から船艙25内
に投入された粉体は次第に堆積されて粉体投入口28部
分を頂点とした安息角による山を形成して堆積した粉体
の山と成る。堆積した粉体の山が船艙25上部の甲板の
下にまで到達する前に、甲板の下に設置されたケーシン
グの無いオープンタイプのスクレーパ型チエンコンベヤ
30を作動することによって、粉体の山は頂点部分が掻
取られて前後の空容積部へと移動、積付けされる。従っ
て、順次続けて粉体投入口28から粉体を投入して行け
ば、粉体は甲板の下に設置されたスクレーパ型水平チエ
ンコンベヤ30のレベル、すなわち高さにまで達した状
態でスクレーパ型水平チエンコンベヤ30によって前後
に押し広げられて行くと同時にスクレーパ型水平チエン
コンベヤ30によって横方向に船艙25の隅部分にまで
押し広げられて行くために満船の状態で粉体のレベルが
ほゞ水平に一様と成り、積付効率を向上させることが出
来る。
【0014】
【発明の効果】この発明の粉体を積込む方法および装置
は、以上説明した様に船艙の甲板の下に粉体の積込装置
としてスクレーパ型水平チエンコンベヤを設置して使用
することによって、粉体を船艙隅部分にまで満遍なく積
込むことが出来るので粉体の積付効率を向上させる等の
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の粉体を積込む方法を実施するため
の装置の全体配置を示す平面概要図である。
【図2】 図1の積込装置の縦断面概要図である。
【図3】 図2の積込装置の拡大横断面概要図である。
【図4】 図2の積込装置の拡大部分図である。
【図5】 図2の積込装置の拡大縦断面概要図である。
【図6】 図4の積込装置の拡大平面部分図である。
【図7】 従来の装置の平面概要図である。
【図8】 図7の従来の装置の縦断面概要図である。
【図9】 図8の従来の装置の拡大横断面概要図であ
る。
【符号の説明】
1 粉体貨物船、2 船体、3 縦隔壁、4 横隔壁、
5 船艙、6 水平型スクリュウコンベヤ、8 分配タ
ンク、9 投入シュート、11 エアレーション装置、
12 オープンエアスライド、15 荷役機械室、16
バケットエレベータ、17 空気圧送装置、21 粉
体貨物船、22 船体、23 縦隔壁、24 横隔壁、
25 船艙、26 分配タンク、27 投入シュート、
28 粉体投入口、29 空気圧送装置、30 スクレ
ーパ型水平チエンコンベヤ、31チエン、32 駆動プ
ーリ、33 従動プーリ、34 ガイドレール、35ガ
イドレール、36 スクレーパ、37 駆動装置。
フロントページの続き (72)発明者 川上 正明 東京都江東区南砂2丁目7番5号 小野 田エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−14080(JP,A) 特開 昭55−48001(JP,A) 実開 昭62−12594(JP,U) 特表 昭60−500050(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 67/60 B65G 69/02 - 69/04 B63B 25/04 - 25/06 B63B 27/22 - 27/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体が複数個の船艙に区画された貨物船
    の甲板のほゞ中央に設けられた分配タンクから投入シュ
    ートを介して各船艙内に粉体を投入して各船艙に粉体を
    荷積みする粉体貨物船において、分配タンクから投入シ
    ュートを介して各船艙内に投入された粉体が投入口部分
    を頂点とした安息角による山を形成して、堆積した粉体
    の山が船艙上部の甲板の下まで到達する前に、甲板下の
    所要高さに設置されたスクレーパ型水平チエンコンベヤ
    によって粉体の山の頂点の前後の空容積部へ粉体を移動
    積付して前後に押し広げると同時にスクレーパで以て横
    方向に船艙の隅部分まで押し広げて満船の状態で粉体の
    レベルがほゞ一様と成るようにしたことを特徴とする粉
    体を積込む方法。
  2. 【請求項2】 粉体貨物船の複数個に区画された各船艙
    の甲板の下に粉体投入口からほゞ船体の縦方向に水平に
    延びるよう設置されたオープンタイプのスクレーパ型チ
    エンコンベヤを設けて成り、このスクレーパ型水平チエ
    ンコンベヤによって船艙内に堆積された粉体の山の頂点
    の前後の空容積部へ粉体を移動積付して前後に押し広げ
    ると同時にスクレーパで以て横方向に船艙の隅部分まで
    押し広げて粉体がほゞ一様と成るようにしたことを特徴
    とする粉体を積込む装置。
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