JP3399205B2 - 積分型角度計測装置 - Google Patents

積分型角度計測装置

Info

Publication number
JP3399205B2
JP3399205B2 JP34665695A JP34665695A JP3399205B2 JP 3399205 B2 JP3399205 B2 JP 3399205B2 JP 34665695 A JP34665695 A JP 34665695A JP 34665695 A JP34665695 A JP 34665695A JP 3399205 B2 JP3399205 B2 JP 3399205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
signal
integrating
threshold value
velocity signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34665695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09166438A (ja
Inventor
雅明 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP34665695A priority Critical patent/JP3399205B2/ja
Publication of JPH09166438A publication Critical patent/JPH09166438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3399205B2 publication Critical patent/JP3399205B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバーチャル
リアリティー(仮想現実空間)の分野において人体の動
作回転角度を計測するため等に用いられる積分型角度計
測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、バーチャルリアリティーを体験さ
せる装置の開発が行われており、この装置は、体験者の
人体の各部位に設置したセンサの信号に基づいて、体験
者が動かした量だけ体験者に見える体験画面を変化させ
ることにより、体験者の動きの対応させて、仮想空間を
あたかも現実の空間として体験しているかのようにする
ものである。
【0003】上記人体の各部位に設置されるセンサのセ
ンサ素子としては、回転移動体としての人体の角速度を
検出する角速度センサが用いられる。そして、上記バー
チャルリアリティー体験装置には、前記角速度センサに
よって検知した角速度信号を積分して、人体の各部位の
回転角度を算出する積分手段が設けられており、この積
分手段によって求めた角度分だけ体験者の体験画面が変
化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、角速度セン
サによって検知される角速度信号にはドリフト成分が含
まれており、このドリフト成分も含めて前記積分手段に
よって回転角度を求めると、この求めた算出回転角度が
実際の回転角度よりも大きくなってしまい、したがっ
て、体験者の体験画面が体験者の回転角度に対応する動
きよりも余分に動いた後に止まることになる。そうする
と、体験者の動きと体験者の体験画面との整合性が取れ
ずに、バーチャルリアリティーの実現が正確にはできな
くなってしまうといった問題があった。
【0005】そこで、「角速度センサによって検知され
る角速度信号のドリフト成分を取り除いて信号処理でき
るようにする」といった課題が生じるが、このドリフト
成分の周波数領域と角速度信号の周波数領域が一致する
場合があり、このため、単純にドリフト成分をフィルタ
ーによって差し引こうとすると信号成分も一緒に消えて
しまうことになる。したがって、体験者の動きに対応さ
せて、体験者の動きと体験画面との整合性を取るのが困
難であった。
【0006】なお、バーチャルリアリティーの分野とは
分野を異にする分野では、角速度信号のドリフト成分を
取り除くものも提案されており、例えば特開平4−26
9622号公報のように、1つの測定に際し、音叉を有
する振動ジャイロと音叉を有しない振動ジャイロとを用
いて両者の差を取るようにしたものや、特開平5−71
964号公報のように、角速度センサの他に地磁気セン
サを用意して角速度センサの信号を積分して得られる角
度信号を地磁気センサから得られる角度信号から引き算
して外乱成分を取り除くものが提案されている。
【0007】また、特開平3−188317号公報に示
されているように、確率的に変動するドリフト成分をカ
ルマンフィルタのような非線形フィルタで予測してドリ
フト成分を除去することも提案されている。この提案に
おいても、角速度センサの他に地磁気センサを設けてそ
れらの信号と過去の推定方位から現在の方位を算出し、
カルマンフィルタ理論を用いて角速度センサの出力をオ
フセットのずれを含めた形で信頼性の判定をしているも
のである。
【0008】このような方法をバーチャルリアリティー
の分野に取り込むことも考えられるが、上記方法はいず
れも1つの測定に関して複数のセンサを設けて信号処理
を行うものであり、装置構成および回路構成が複雑であ
るために、これらを体験者の人体の各部位の動きを体験
者の体験画面に変換するバーチャルリアリティーに適用
させると、非常に装置構成の複雑化、コストアップ等を
招く虞があった。
【0009】特に、特開平3─188317号公報に記
載されている発明においては、カルマンフィルタでセン
サ信号から真の信号成分を推定するようにしているが、
この場合、計算量が膨大になるため、リアルタイムでセ
ンサ信号を処理する場合には、DSPやRISCといっ
た高性能なディジタル信号処理系を用いる必要があり、
これもまたコストアップの要因になるといった問題も生
じる。
【0010】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、体験者等の回転移動体の回
転角度を角速度センサのドリフト成分の影響を受けずに
正確に計測することが可能であり、それにより、例えば
バーチャルリアリティーの分野に適用したときに体験者
の動きと体験画面との整合性を図れ、しかも、装置構成
が簡単でコストの安い積分型角度計測装置を提供するこ
とにある。
【0011】上記目的を達成するために、本発明は次の
ような構成により課題を解決するための手段としてい
る。すなわち、本第1の発明は、回転移動体の角速度を
検知するセンサ素子と、該センサ素子によって検知した
角速度信号を積分して前記回転移動体の回転速度を算出
する積分手段とを備えた積分型角速度計測装置であっ
て、前記センサ素子によって検知した角速度信号を予め
定められた設定奇数階微分して角速度の微分信号を求め
る微分手段が設けられており、前記回転移動体の回転方
向に対応する正方向閾値と前記回転方向の逆方向に対応
する逆方向閾値とが予め与えられており、前記角速度の
微分信号が前記正方向閾値を越えたときに前記積分手段
による角速度信号積分動作を開始させ、この積分手段の
角速度信号積分動作開始以降に前記角速度の微分信号が
前記逆方向閾値を1回越えて再び逆方向閾値に達したと
きに前記積分手段による角速度信号積分動作を停止させ
る積分動作タイミング指令手段とが設けられていること
を特徴として構成されている。
【0012】また、前記積分動作タイミング指令手段
は、積分手段による角速度信号積分動作の停止タイミン
グを該積分手段の角速度信号開始動作以降に角速度の微
分信号が回転移動体の逆回転方向に対応する予め定めら
れた逆方向閾値に最初に達したときとすることも上記第
1の発明の特徴的な構成とされている。
【0013】さらに、本第2の発明は、回転移動体の角
速度を検知するセンサ素子と、該センサ素子によって検
知した角速度信号を積分して前記回転移動体の回転速度
を算出する積分手段とを備えた積分型角速度計測装置で
あって、前記センサ素子によって検知した角速度信号を
予め定められた設定偶数階微分して角速度の微分信号を
求める微分手段が設けられており、該角速度の微分信号
が前記回転移動体の回転方向に対応する動作決定用閾値
を初めて越えたときに前記積分手段による角速度信号積
分動作を開始させ、前記角速度の微分信号が前記動作決
定用閾値を予め定めた指定偶数回越えたときに前記積分
手段による角速度信号積分動作を停止させる積分動作タ
イミング指令手段とが設けられていることを特徴として
構成されている。
【0014】さらに、前記角速度信号の立ち上がり起点
位置の信号レベルを角度算出用角速度基準値として求め
る基準値決定部が設けられ、前記積分手段は検出角速度
から前記基準値決定部で求めた角度算出用角速度基準値
を差し引いた角速度信号を積分して回転角度算出を行う
構成としたことも本第1、第2の発明の特徴的な構成と
されている。
【0015】上記構成の本第1、第2の発明において、
センサ素子によって回転移動体の角速度が検知され、こ
の角速度信号が積分手段によって積分されて回転移動体
の回転角度が算出されるが、本第1の発明においては、
前記角速度信号が微分手段によって予め定められた設定
奇数階微分され、本第2の発明においては、前記角速度
信号が微分手段によって予め定められた設定偶数階微分
される。
【0016】そして、本第1の発明においては、角速度
の微分信号が回転移動体の回転方向に対応する正方向閾
値を越えたときに前記積分手段による角速度信号積分動
作が開始され、その後、角速度の微分信号が回転移動体
の回転方向の逆方向に対応する逆方向閾値に初めて達し
たとき、あるいは逆方向閾値を1回越えて再び逆方向閾
値に達したときに、前記積分手段による角速度信号積分
動作が停止される。
【0017】一方、本第2の発明においては、角速度の
微分信号が回転移動体の回転方向に対応する動作決定用
閾値を初めて越えたときに、前記積分手段による積分動
作が開始され、動作決定用閾値を予め定めた指定偶数回
越えたときに、前記積分手段による角速度信号積分動作
が停止される。
【0018】なお、本明細書における“閾値を越える”
の表現は、閾値が正の値のときには閾値を上側に越える
ことを示し、閾値が負の値のときには閾値を下側に越え
ることを示している。また、“閾値内に入る”の表現は
正の閾値から負の閾値の範囲に入ることを示している。
【0019】以上のように、本発明においては、角速度
信号の奇数階微分信号又は偶数階微分信号を利用して、
この微分信号が予め定められた閾値を越えたとき等に積
分手段による積分動作の開始および停止のタイミングを
図ることで、積分開始以前のドリフト成分や積分開始以
降のドリフト成分の影響を受けることなく回転移動体の
回転角度の計測が行われるようになる。しかも、前記積
分手段による積分動作の開始および停止のタイミング
は、角速度信号の微分信号を利用して行われ、その信号
処理は容易であり、かつ、1つの計測に際し複数のセン
サ素子を設ける必要もないために、装置構成や回路構成
の簡略化が図られ、上記課題が解決される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明に係る積分型角
度計測装置の第1の実施形態例の要部構成がブロック図
により示されている。同図に示すように、本実施形態例
の積分型角度計測装置は、角速度センサ1、アナログフ
ロントエンド回路2、A/D変換部(コンバータ)3、
CPU4、メモリ5を有して構成されており、CPUに
は、図2に示すように、初期オフセット除去手段13、積
分手段6、基準値決定部11、微分手段8、積分動作タイ
ミング指令手段9が設けられている。
【0021】角速度センサ1は、人体の各部位等の回転
移動体の角速度を検知するセンサ素子として機能するも
のであり、角速度センサ1で検知した角速度信号は、ア
ナログフロントエンド回路2に加えられる。アナログフ
ロントエンド回路2では、A/D変換部3の変換レンジ
に適合するように、角速度センサ1から加えられた角速
度信号が増幅されてA/D変換部3に加えられ、このア
ナログ信号がA/D変換部3によってディジタル変換さ
れ、この変換後の角速度信号が、図2に示すように、C
PU4に加えられる。
【0022】初期オフセット除去手段13は、角速度セン
サ1のオフセットを求めて初期オフセットωoff として
決定し除去するものである。初期オフセット除去手段13
は、積分型角度計測装置の電源投入後、装置が安定した
ときに、角速度センサ1の出力を、角速度センサ1が静
止している状態でサンプリングし、例えばその間のセン
サ出力の平均値を求めて初期オフセットとして決定す
る。そして、初期オフセット除去手段13は、本実施形態
例では、A/D変換部3側から加えられる角速度信号か
らこの初期オフセットωoff を差し引いた値ωinを、積
分手段6、基準値決定部11、微分手段8にそれぞれ加え
る。
【0023】微分手段8は、初期オフセット除去手段13
から加えられるオフセット除去後の角速度信号ωinを、
予め定められた設定奇数階微分して角速度の微分信号を
求めるものであり、本実施形態例では、角速度信号を1
階微分して、例えば図3の(b)に示すような角速度信
号1階微分信号を求める。この角速度信号の微分のアル
ゴリズムはメモリ5に予め与えられており、微分手段8
は、このアルゴリズムに従って角速度信号の微分を行
う。
【0024】なお、図3の(a)には、回転移動体が一
定方向に回転を始めて、その後停止した場合の角速度信
号が示されており、この角速度信号から、同図の(b)
に示すような角速度信号1階微分信号が得られる。
【0025】メモリ5には、前記アルゴリズムの他に、
回転移動体(人体の各部位)の回転方向に対応する正方
向閾値TH1と、その回転方向の逆方向に対応する逆方
向閾値TH2とが予め与えられている。
【0026】積分動作タイミング指令手段9は、積分手
段6による積分動作のタイミングを決定し、指令するも
のであり、この積分動作タイミング決定と指令動作を以
下のようにして行う。
【0027】すなわち、微分手段8によって求められる
角速度信号1階微分信号と、メモリ5に与えられている
正方向閾値TH1および逆方向閾値TH2とを比較し、
角速度信号1階微分信号が正方向閾値TH1を越えたA
点のときに、積分手段6による角速度信号積分動作の開
始と決定して、積分手段6に対して積分動作開始のトリ
ガを発信し、積分手段6による角速度信号積分動作を開
始させる。そして、この積分手段6の角速度信号積分動
作開始以降に、微分手段6から加えられる角速度信号1
階微分信号が前記逆方向閾値TH2を下側に1回越えて
再び逆方向閾値TH2に達したとき、言い換えれば、図
3の(b)で、角速度信号1階微分信号が、B点で逆方
向閾値TH2よりも下回り、再び逆方向閾値TH2とな
る点Cに達したときに、積分手段6による角速度信号積
分動作の停止と決定し、積分手段6に対して積分動作停
止のトリガを発信し、角速度信号積分動作を停止させよ
うとする。なお、回転方向が逆で、最初に逆方向閾値T
H2を越えた場合の停止のタイミングは、正方向閾値T
H1より信号が上回り再び正方向閾値TH1を下回った
時点となる。
【0028】そうすることにより、積分手段6による角
速度信号の積分区間は、図3の(a)のIA とされ、積
分手段6はこの区間IA の角速度信号を積分して、人体
の各部位の回転角度を求める。
【0029】基準値決定部11は、角速度信号の立ち上が
り起点位置の信号レベルを角度算出用角速度基準値ωS
として求めるものである。この角度算出用角速度基準値
ωSは、例えば図3の(a)に示すような角速度信号か
ら角度算出用角速度基準値ωS を求めて、この値を積分
手段6に加える。
【0030】積分手段6は、初期オフセット除去手段13
から加えられるオフセット除去後の角速度信号ωinを積
分して、人体の各部位の回転角度を算出するものである
が、本実施形態例では、検出角速度(オフセット除去後
の信号)である、図3の(a)の角速度信号ωinから、
基準値決定部11で求めた角度算出用角速度基準値ωS
差し引いた角速度信号を積分して回転角速度算出を行う
ようになっている。そして、このことにより、図3
(a)のグラフの鎖線部分(B)を除き、同図の(A)
の領域内の積分を行うことになる。
【0031】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、次に、その動作について、図4に示すフローチャー
トに基づいて説明する。まず、電源投入後、システムが
安定するまで待ち、その後、ステップ101 で、角速度セ
ンサ1をスタートさせ、その出力を一定時間サンプリン
グする。なお、この間は角速度センサ1を静止させてお
く。この一定時間内にサンプリングされた角速度センサ
1の検出信号は、順次アナログフロントエンド回路2に
よって増幅されてA/D変換部3によってディジタル変
換され、CPU4に加えられる。そして、ステップ102
で、CPU4の初期オフセット除去手段13によって初期
オフセットωoff が決定される。
【0032】その後、ステップ103 からステップ104 に
示すように、角速度センサ1からの出力は全てこの初期
オフセットを差し引いたものとされて、積分手段6、基
準値決定部11、微分手段8にそれぞれ加えられる。すな
わち、ステップ103 で、ωin(t)=ωin′(t)−ω
off の式により、初期オフセット補正が行われて角度算
出用の角速度値ωin(t)が求められ、ステップ104 で
この信号が取り込まれる。
【0033】ステップ105 では、微分手段8によって角
速度センサ信号の1階微分が行われる。この角速度セン
サ信号の微分は、時間tにおける微分信号をΔω(t)
とすると、Δω(t)={ωin(t+Δt)−ω
in(t)}/Δtの式によって行われる。次に、この角
速度センサ信号1階微分信号が積分動作タイミング指令
手段9によって取り込まれ、ステップ106 で、積分動作
タイミング指令手段9により、前記角速度センサ信号1
階微分信号の値が、メモリ5に与えられている正方向閾
値TH1以下か否かが判断される。そして、角速度信号
の1階微分信号が正方向閾値TH1以下のときには、ス
テップ111 に進み、積分変数をクリア(ωin(t)=
0)し、ステップ112 で、θ=∫ωdtの式により、積
分が実行される。したがって、このときの移動角度θは
0とされ、ステップ104 に戻る。
【0034】一方、ステップ106 で、図3のAに示すよ
うに、角速度センサ信号の1階微分信号が前記正方向閾
値TH1を越えたと判断されたときには、ステップ107
で、積分動作タイミング指令手段9により、積分手段6
に積分動作開始指令が加えられると共に、基準値決定部
11により、角度算出用基準値の決定が行われる。この角
度算出用基準値の決定は、前記の如く、例えば図3の
(a)に示したような角速度信号に基づいて行われるも
のであり、角度算出用角速度基準値は角速度信号の立ち
上がり起点位置の信号レベルωS とされ、ステップ108
に進む。
【0035】ステップ108 では、積分手段6により、角
速度信号に基づいて角度の算出が行われる。この角度算
出に際し、本実施形態例では、積分手段6は検出角速度
ωin(t)から前記角度算出用角速度基準値ωS を差し
引いた角速度信号を積分して回転角度算出を行うように
しており、具体的には、θ=∫(ωin(t)−ωS )d
tの式によって回転角度の算出が行われる。
【0036】ステップ109 では、積分動作タイミング指
令手段9により、角速度信号1階微分信号の値Δω
(t)が逆方向閾値TH2よりも下回ったかどうか、言
い換えれば、角速度信号1階微分信号の値Δω(t)が
逆方向閾値TH2を下側に越えたか否かが判断される。
そして、図3のBに示すように、角速度信号1階微分値
Δω(t)がTH2よりも下回って逆方向閾値TH2を
下側に越えたときにはステップ109 aに進み、今度は角
速度信号1階微分値Δω(t)が逆方向閾値TH2に達
したか否かが判断され、角速度の1階微分信号が前記ス
テップ109 で逆方向閾値TH2を下側に1回越えて再
び、ステップ109 aで逆方向閾値TH2に達したときに
(図3のC)、積分動作タイミング指令手段9により、
積分手段6の角速度信号積分動作が停止される。それま
では、ステップ110 で、常に角速度センサ1からの信号
が取り込まれ、角速度信号検出値の初期オフセット補正
値ωinに基づいて、ステップ108 からステップ109 aま
での動作が行われる。
【0037】そして、このような動作により、図3の
(a)に示した領域(A)の角速度信号の積分が行われ
て、人体の各部位の回転角度が算出され、CPU4から
出力される。CPU4から出力された角度信号は、ディ
ジタルインターフェース部によって、所望のフォーマッ
ト、例えばRS−232Cで外部に出力される。
【0038】本実施形態例によれば、上記動作により、
角速度センサ1からの角速度信号を1階微分して角速度
センサ信号の1階微分信号を求め、人体の各部位が回転
することにより、角速度信号1階微分信号が正方向閾値
を越えたときに角速度信号の積分動作を開始し、人体の
各部位の回転移動が停止して、角速度信号1階微分信号
が逆方向閾値を1度下側に越えて再び逆方向閾値に達し
たときに角速度信号の積分動作を停止させるようにした
ために、人体の各部位が回転移動する以前の角速度信号
のドリフト成分や回転移動以降の角速度信号のドリフト
成分は除去して積分動作を行うことが可能となり、人体
の各部位の回転移動に対応して正確に回転角度を求める
ことができる。
【0039】また、本実施形態例によれば、この積分動
作は、前記の如く、角速度信号の立ち上がり起点位置の
信号レベルを角度算出用角速度基準値ωS として求め
て、この値を検出角速度から差し引いた角速度信号を積
分して回転角度算出を行うようにしたために、人体の各
部位の回転移動中のドリフト成分も除去して回転角度を
求めることが可能となり、より一層正確に回転角度を計
測することができる。
【0040】そのため、本実施形態例の積分型角度計測
装置をバーチャルリアリティーの分野に適用したとき
に、人体の各部位の回転角度と、体験者の体験画面とを
1対1に正確に整合することが可能となり、整合性の優
れた装置の構築を図ることができる。
【0041】さらに、本実施形態例によれば、1つの回
転角度を求めるのに必要な角速度センサは1つで済み、
しかも、この角速度センサの検知信号を利用しての信号
処理も、角速度信号を1階微分して、この1階微分信号
を予め定められた正方向閾値や逆方向閾値と比較するだ
けの簡単な操作によって行うことができるために、回路
の簡略化を図ることが可能となり、装置も小型化でき、
装置コストも安くすることができる。
【0042】次に、本発明に係る積分型角度計測装置の
第2の実施形態例について説明する。本実施形態例も図
1,2に示す回路構成を有して上記第1の実施形態例と
ほぼ同様に構成されており、本実施形態例が上記第1の
実施形態例と異なることは、メモリ5内に、微分手段8
による微分のアルゴリズムとして、角速度信号を予め定
められた設定偶数階としての2階微分するアルゴリズム
が与えられており、微分手段8は、このアルゴリズムに
従って、角速度信号を2階微分して、例えば図5の
(b)に示すような角速度信号2階微分信号を求めるよ
うにしたことである。また、メモリ5には、上記実施形
態例の正方向閾値TH1と逆方向閾値TH2が与えられ
る代わりに、回転移動体としての人体の各部位の回転方
向に対応する動作決定用閾値aTH3が与えられてい
る。
【0043】本実施形態例では、積分動作タイミング指
令手段9は、微分手段8で求めた角速度信号2階微分信
号が、メモリ5に与えられている動作決定用閾値aTH
3を初めて越えたときに、積分手段6に対して積分動作
開始のトリガを発信し、積分手段6による角速度信号積
分動作を開始させ、前記角速度信号2階微分信号が、前
記動作決定用閾値aTH3を予め定めた指定偶数回であ
る2回越えたとき(図5のB)に、積分手段6に対して
積分動作停止のトリガを発信し、積分手段6による角速
度信号積分動作を停止させるようになっている。
【0044】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、次に、本実施形態例の動作について、図6に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。なお、このフローチ
ャートにおいて、図4に示した上記第1の実施形態例の
動作のフローチャートと同様の動作を行うステップ番号
は、図4のステップ番号と同一のステップ番号を付して
おり、その重複説明は省略する。図6において、ステッ
プ101 からステップ104 までの動作を上記第1の実施形
態例と同様にして行い、次に、ステップ205 で、本実施
形態例では、微分手段8により、角速度センサ信号の2
階微分信号を求める。次に、ステップ206 では、この角
速度信号2階微分信号の値Δω(t)が前記動作決定用
閾値aTH3以下か否かを判断し、角速度信号2階微分
信号Δω(t)が動作決定用閾値aTH3以下のときに
は、ステップ111 からステップ112 までの動作を上記第
1の実施形態例と同様に行い、再びステップ103 に戻
る。
【0045】一方、ステップ206 で、角速度信号2階微
分信号が動作決定用閾値aTH3を初めて越えたときに
は、ステップ107 に進み、上記第1の実施形態例と同様
に、ステップ107 からステップ108 までの動作を行う。
そして、ステップ209 では、積分動作タイミング指令手
段9により、加速度信号2階微分信号Δω(t)が動作
決定用閾値aTH3を越えたか否かを判断し、角速度信
号2階微分信号Δω(t)が動作決定用閾値aTH3を
越えたときには、角速度センサ信号2階微分信号が、図
5のBに示すように、動作決定用閾値aTH3を2回越
えたことになるために、この時点で積分手段6による角
速度信号積分動作を停止し、ステップ103 に戻る。ま
た、ステップ209 で、角速度信号2階微分信号が動作決
定用閾値aTH3を越えるまでは、ステップ110 での角
速度センサ信号の取り込みおよび、ステップ108 での積
分手段6による角速度信号積分動作が繰り返し行われ
る。
【0046】本実施形態例によれば、上記動作により、
微分手段8により角速度信号の2階微分信号を求め、こ
の角速度信号2階微分信号の値が動作決定用閾値aTH
3を初めて越えたときに積分手段6による積分動作を開
始させ、角速度信号2階微分信号が動作決定用閾値aT
H3を2回越えたときに積分手段6による角速度信号積
分動作を停止させるようにし、かつ、この積分動作は検
出用角速度から角度検出用角速度基準値ωS を差し引い
た値の積分により行うために、上記第1の実施形態例と
同様に、角速度信号のドリフト成分による影響を受ける
ことなく、小型の装置を用いて正確に回転角速度を計測
することが可能となり、上記第1の実施形態例と同様の
効果を奏することができる。
【0047】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記第1の実施形態例では、積分動作タイミング指令手段
9は、角速度信号1階微分信号が逆方向閾値TH2を下
側に1回越えた後に、再び逆方向閾値TH2内に入った
とき(図3のC)に、積分手段6による角速度信号積分
動作を停止させるようにしたが、積分動作タイミング指
令手段9は、積分手段6の角速度信号開始動作以降に、
角速度信号1階微分信号が逆方向閾値TH2に最初に達
したとき(図3のB)に積分手段6による角速度信号積
分動作を停止させるようにしてもよい。このようにする
と、積分区間は図3の(a)のIA ′となる。
【0048】また、上記実施形態例において、例えば回
転移動体が図5に示した具体例とは逆方向に回転した場
合には、角速度信号は、時間軸を中心として同図の
(a)に示す角速度信号と上下対称の波形となり、角速
度信号2階微分信号も、同図の(b)に示す波形を時間
軸を中心として上下対称とした形状の波形となるが、こ
のようなときには、動作決定用閾値として、−aTH3
を与え、角速度信号2階微分信号がこの動作決定用閾値
−aTH3を下側に初めて越えたときに角速度信号積分
動作を開始させ、角速度信号2階微分信号が−aTH3
を例えば2回下側に越えたときに角速度信号積分動作を
停止させるようにすればよい。
【0049】さらに、上記第1の実施形態例では、微分
手段8は角速度信号を1階微分し、上記第2の実施形態
例では、微分手段8は角速度信号を2階微分するように
したが、微分手段8による角速度信号の微分階数は特に
限定されるものではなく、適宜設定されるものであり、
3階以上の設定奇数階微分してもよいし、4階以上の設
定偶数階微分して各微分信号を求めるようにしてもよ
い。
【0050】さらに、上記第2の実施形態例では、角速
度信号2階微分信号が、動作決定用閾値aTH3を予め
定めた指定偶数回としての2回越えたときに、積分手段
6による角速度信号の積分動作を停止するようにした
が、例えば、微分手段8によって角速度信号の偶数階微
分信号を求めるときに、4階以上の設定偶数階微分信号
を求めたときには、その微分の階数によって指定偶数回
を適宜設定するようにしてもよい。
【0051】さらに、本発明の積分型角度計測装置は、
基準値決定部11を省略して構成することもできる。この
ようにした場合にも、回転移動体の回転移動前後の角速
度信号のドリフト成分を除去することはできるために、
例えばこの積分型角度計測装置をバーチャルリアリティ
ーの分野に適用した場合に、体験者の動きと体験画面と
をほぼ整合することができるが、上記実施形態例のよう
に、基準値決定部11を設けて検出角速度から基準値決定
部で求めた角度算出用角速度基準値を差し引いた角速度
信号を積分して回転角度算出を行うと、積分手段による
積分動作中の角速度信号のドリフト成分も完全に除去し
て回転角度算出を行えるために、より一層正確に回転角
度算出を行うことができる。
【0052】さらに、上記実施形態例では、積分型角度
計測装置をバーチャルリアリティーの分野に適用する例
についてのみ述べたが、本発明の積分型角度計測装置
は、バーチャルリアリティー分野以外にも、例えばナビ
ゲーションシステム等の様々な角度計測分野に広く適用
されるものである。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、センサ素子によって回
転移動体の角速度を検知し、この角速度信号を積分して
回転角度を算出する際に、前記角速度信号を、本第1の
発明においては設定奇数階微分して微分信号を求め、本
第2の発明においては設定偶数階微分して微分信号を求
め、それらの微分信号を、本第1の発明においては予め
与えられた正方向閾値、逆方向閾値と比較し、本第2の
発明においては微分信号を動作決定用閾値と比較して、
前記角速度信号の積分開始タイミングと積分停止タイミ
ングを決定するようにしたものであるから、回転移動体
の回転移動が開始されてから初めて角速度信号積分動作
を行い、回転移動体の回転停止と共に、角速度信号の積
分動作も停止することができる。そのため、回転移動体
の回転移動開始以前の角速度信号のドリフト成分や、回
転移動体の回転停止以降の角速度信号のドリフト成分の
影響を全く受けることなく、正確に回転移動体の角度を
求めることができる。
【0054】したがって、この積分型角度計測装置を、
例えばバーチャルリアリティーの分野に適用すれば、体
験者の人体の各部位の回転が開始される前に体験者の体
験画面が少しずつ切り替わったり、前記各部位の回転移
動が停止したにもかかわらず、ドリフト成分によって体
験画面が少しずつ変化するといった問題を解消すること
が可能となり、体験者の動きに対応して正確に体験画面
を切り替え、体験者の動きと体験画面との整合性を図る
ことができる。
【0055】また、本発明によれば、上記の如く、積分
手段による角速度信号積分動作の開始および停止のタイ
ミングは、角速度信号の微分信号に基づいて行われるた
めに、そのアルゴリズムも非常に簡単である。そして、
例えば人体の各部位等の回転速度を計測する際に、1つ
の計測に際し、複数のセンサを設ける必要もないため
に、装置構成や回路構成が簡単でコストの安い装置を構
築することができる。
【0056】さらに、前記角速度信号の立ち上がり起点
位置の信号レベルを角度算出用角速度基準値として求め
る基準値決定部が設けられ、前記積分手段は検出角速度
から前記基準値決定部で求めた角度算出用角速度基準値
を差し引いた角速度信号を積分して回転角度算出を行う
構成とした本発明によれば、角速度信号の立ち上がり起
点位置の信号レベルを角度算出用角速度基準値として、
この値を検出角速度から差し引いた角速度信号を積分し
て回転角速度算出を行うことにより、積分手段による角
速度信号の積分開始から積分停止までの間の角速度信号
のドリフト成分も確実に除去して回転角度を求めること
ができるために、より一層正確に回転角度を求めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積分型角度計測装置の実施形態例
の回路構成をブロック図により示す構成図である。
【図2】図1に示したCPU4の要部構成をブロック図
により示す構成図である。
【図3】本発明に係る積分型角度計測装置の第1の実施
形態例による角度計測に用いられる角速度信号と角速度
信号1階微分信号を示すグラフである。
【図4】上記第1の実施形態例における回転角度算出動
作を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る積分型角度計測装置の第2の実施
形態例に用いられる角速度信号と角速度信号2階微分信
号を示すグラフである。
【図6】上記第2の実施形態例の積分型角度計測装置の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 角速度センサ 4 CPU 5 メモリ 6 積分手段 8 微分手段 9 積分動作タイミング指令手段 11 基準決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−92713(JP,A) 特開 昭59−120916(JP,A) 特開 平5−306936(JP,A) 特開 平8−261761(JP,A) 特開 平6−167345(JP,A) 特開 平5−187879(JP,A) 特開 平6−147904(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 19/00 - 19/72 G01C 21/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転移動体の角速度を検知するセンサ素
    子と、該センサ素子によって検知した角速度信号を積分
    して前記回転移動体の回転速度を算出する積分手段とを
    備えた積分型角速度計測装置であって、前記センサ素子
    によって検知した角速度信号を予め定められた設定奇数
    階微分して角速度の微分信号を求める微分手段が設けら
    れており、前記回転移動体の回転方向に対応する正方向
    閾値と前記回転方向の逆方向に対応する逆方向閾値とが
    予め与えられており、前記角速度の微分信号が前記正方
    向閾値を越えたときに前記積分手段による角速度信号積
    分動作を開始させ、この積分手段の角速度信号積分動作
    開始以降に前記角速度の微分信号が前記逆方向閾値を1
    回越えて再び逆方向閾値に達したときに前記積分手段に
    よる角速度信号積分動作を停止させる積分動作タイミン
    グ指令手段とが設けられていることを特徴とする積分型
    角度計測装置。
  2. 【請求項2】 積分動作タイミング指令手段は、積分手
    段による角速度信号積分動作の停止タイミングを該積分
    手段の角速度信号開始動作以降に角速度の微分信号が回
    転移動体の逆回転方向に対応する予め定められた逆方向
    閾値に最初に達したときとすることを特徴とする請求項
    1記載の積分型角度計測装置。
  3. 【請求項3】 回転移動体の角速度を検知するセンサ素
    子と、該センサ素子によって検知した角速度信号を積分
    して前記回転移動体の回転速度を算出する積分手段とを
    備えた積分型角速度計測装置であって、前記センサ素子
    によって検知した角速度信号を予め定められた設定偶数
    階微分して角速度の微分信号を求める微分手段が設けら
    れており、該角速度の微分信号が前記回転移動体の回転
    方向に対応する動作決定用閾値を初めて越えたときに前
    記積分手段による角速度信号積分動作を開始させ、前記
    角速度の微分信号が前記動作決定用閾値を予め定めた指
    定偶数回越えたときに前記積分手段による角速度信号積
    分動作を停止させる積分動作タイミング指令手段とが設
    けられていることを特徴とする積分型角度計測装置。
  4. 【請求項4】 角速度信号の立ち上がり起点位置の信号
    レベルを角度算出用角速度基準値として求める基準値決
    定部が設けられ、前記積分手段は検出角速度から前記基
    準値決定部で求めた角度算出用角速度基準値を差し引い
    た角速度信号を積分して回転角度算出を行う構成とした
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記
    載の積分型角度計測装置。
JP34665695A 1995-12-13 1995-12-13 積分型角度計測装置 Expired - Fee Related JP3399205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34665695A JP3399205B2 (ja) 1995-12-13 1995-12-13 積分型角度計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34665695A JP3399205B2 (ja) 1995-12-13 1995-12-13 積分型角度計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09166438A JPH09166438A (ja) 1997-06-24
JP3399205B2 true JP3399205B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=18384930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34665695A Expired - Fee Related JP3399205B2 (ja) 1995-12-13 1995-12-13 積分型角度計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3399205B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19828338A1 (de) * 1998-06-25 1999-12-30 Bosch Gmbh Robert Verfahren zum Ermitteln einer zu einem Überrollvorgang führenden kritischen Winkellage eines Fahrzeugs
JP5287462B2 (ja) * 2009-04-20 2013-09-11 セイコーエプソン株式会社 角速度または角度の検出方法及びロボットの制御方法
US9885586B2 (en) 2012-08-22 2018-02-06 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Physical quantity sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09166438A (ja) 1997-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1764581B1 (en) Apparatus and method for detecting step in a personal navigator
JP4314566B2 (ja) ロボット掃除機の回転位置誤差補正方法
JP2874348B2 (ja) ジャイロのバイアス補正装置
JP3018497B2 (ja) 旋回角速度センサのオフセット補正装置
KR100912874B1 (ko) 이동 로봇의 리로케이션 방법 및 장치
CN111721288B (zh) 一种mems器件零偏修正方法、装置及存储介质
JPH09318382A (ja) 姿勢角検出装置及び方法
US11125560B2 (en) Robust method for tuning of gyroscope demodulation phase
JPH0868651A (ja) 車両用現在位置検出装置
CN109540133B (zh) 基于微惯性技术的自适应步态划分方法、系统
JP3399205B2 (ja) 積分型角度計測装置
CN112762944A (zh) 零速区间检测及零速更新方法
JP2009116389A (ja) 体動検出装置
CN106643713B (zh) 对阈值平滑自适应调整的零速修正步行者轨迹的推算方法及装置
KR20140053726A (ko) 차량의 경사각 측정 방법 및 장치
JP3282547B2 (ja) 外力計測装置
JP4560892B2 (ja) 角速度センサ補正装置、ナビゲーション装置、角速度算出方法、および記憶媒体
JP4807301B2 (ja) 姿勢角計測装置及び該姿勢角計測装置に用いられる姿勢角計測方法
JPH10160506A (ja) 角度計測装置
KR102026398B1 (ko) 실내공간에서 사용자의 걸음 진행방향과 위치를 추정하는 방법 및 시스템
JPH0996533A (ja) 移動体進行加速度算出装置とその装置を使用する移動体位置速度算出装置
JP2798815B2 (ja) 角度算出装置
JP3491543B2 (ja) 車速検出装置
JP2006349399A (ja) 方位角計測装置および移動体
JP6673106B2 (ja) 角速度センサ補正装置および角速度センサ補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees