JP3399064B2 - 整流装置 - Google Patents

整流装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子機器等の電
源装置等に用いて好適なコンデンサインプット型の整流
装置に関し、特に、平滑コンデンサの充放電をスイッチ
手段によりスイッチング制御するコンデンサインプット
型の整流装置において、出力する直流電圧に含まれるリ
ップル電圧の電圧値に応じて上記スイッチ手段を制御す
ることにより、力率の改善及び安定化等を図った整流装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばレーザプリンタ装置やビデ
オテープレコーダ装置等の電子機器を駆動するには直流
電源を必要とするため、このような電子機器の電源装置
には、一般家庭用の電源(商用電源)からの交流電源を
整流し直流化する整流装置が設けられている。
【0003】上記整流装置としては、例えばいわゆるチ
ョークインプット型の整流装置やアクティブフィルタを
用いた整流装置が知られているが、該チョークインプッ
ト型の整流装置は体積が大きいうえ重量も重く、該アク
ティブフィルタを用いた整流装置はコストが高く、一般
の家庭用機器等には設けにくい問題がある。
【0004】このため、上記一般の家庭用機器等には、
軽量小型且つ安価で製作することができるコンデンサイ
ンプット型の整流装置が設けられる。
【0005】このコンデンサインプット型の整流装置
は、図4に示すような構成を有しており、交流電源10
0からの交流電源は、ラインフィルタ101により高調
波成分が除去されブリッジ整流回路102に供給され
る。上記ブリッジ整流回路102は、4つのダイオード
102a〜102dにより上記交流電源を全波整流し、
これを平滑コンデンサ103に供給する。上記平滑コン
デンサ103は、上記全波整流された交流電源を平滑化
することにより直流電源を形成し、これを出力端子10
4a,104bを介して、当該整流装置に接続されてい
る負荷105に供給する。
【0006】このようなコンデンサインプット型の整流
装置は、軽量小型且つ安価に製作することができるので
あるが、図5(a)に示す入力交流電圧(V)及び入力
交流電流(I)に対して、同図(b)に示すような直流
電圧(E)しか得ることができず、力率が悪いうえ電源
ラインに歪みが発生し、該電源ラインに接続されている
電子機器が誤動作することがあった。
【0007】このため、図4に点線で示す部分に、図6
に示すようなスイッチングトランジスタ107を上記平
滑コンデンサ103と直列に設けたコンデンサインプッ
ト型の整流装置が開発された。
【0008】上記整流装置は、上記スイッチングトラン
ジスタ107のコレクタ107Cを上記平滑コンデンサ
103に接続し、エミッタ107Eを上記ダイオード1
02a,102dの接続点及び出力端子104bに接続
し、ベース107Bをパルス幅変調信号発生回路(PW
M信号発生回路)108に接続して構成されている。
【0009】このような整流回路において、上記PWM
信号発生回路108は、上記平滑コンデンサ103の導
通角を広げることができるようなパルス幅とされた一定
パルス幅のパルス幅変調信号を上記スイッチングトラン
ジスタ107に供給し、該スイッチングトランジスタを
オンオフ制御する。これにより、上記平滑コンデンサ1
03の充放電を、導通角が広がるように制御することが
でき、力率の改善を図ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記スイッチ
ングトランジスタ107が設けられた従来のコンデンサ
インプット型の整流装置は、上記平滑コンデンサ103
の導通角を広げ力率を改善することができるのはよい
が、該導通角を広げることにより出力する直流電源にリ
ップル電圧が生ずる。このリップル電圧は、上記スイッ
チングトランジスタ107を一定パルス幅のパルス幅変
調信号によりオンオフ制御しているため、入力交流電圧
や当該整流装置に接続される負荷の変動に応じて変動す
る。
【0011】このため、上記スイッチングトランジスタ
107が設けられた従来のコンデンサインプット型の整
流装置は、上記入力交流電圧や負荷の変動に応じて力率
が変動してしまい、改善した一定の力率を保つことがで
きない問題があった。
【0012】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、スイッチングトランジスタにより平滑コン
デンサの充放電を制御することにより改善した力率を、
入力交流電圧や負荷の変動にかかわらず維持することが
できるようなコンデンサインプット型の整流装置の提供
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る整流装置
は、入力交流電圧を整流する整流手段と、上記整流手段
の出力側に設けられ、上記整流手段により整流された入
力交流電圧を直流電圧に変換して出力する平滑コンデン
サと、上記平滑コンデンサに対して直列に接続され、該
平滑コンデンサの充放電をスイッチング制御するスイッ
チ手段と、上記平滑コンデンサからの直流電圧に含まれ
るリップル電圧を検出するリップル電圧検出手段と、上
記リップル電圧検出手段の検出出力に応じて、上記リッ
プル電圧の大きさが基準電圧と同じになるように上記ス
イッチング手段を制御するスイッチ制御手段とを有する
ことを特徴として上述の課題を解決する。
【0014】また、本発明に係る整流装置は、上記入力
交流電源の入力電圧を検出する入力電圧検出手段を有
し、上記スイッチ制御手段は、上記入力電圧検出手段に
より検出された入力電圧に応じて、上記基準電圧の電圧
値を可変することを特徴として上述の課題を解決する。
【0015】
【作用】本発明に係る整流装置は、いわゆるコンデンサ
インプット型の整流装置であり、平滑コンデンサの充放
電を、該平滑コンデンサに直列接続されたスイッチ手段
をスイッチング制御することにより、導通角を広げ力率
を改善するが、この際、導通角が広がることにより出力
電圧にリップル電圧が生ずる。このため、リップル電圧
検出手段が、上記平滑コンデンサからの直流電源に含ま
れるリップル電圧を検出し、この検出出力をスイッチ制
御手段に供給する。
【0016】上記スイッチ制御手段は、上記リップル電
圧検出手段からの検出出力に応じて、上記リップル電圧
が一定となるように上記スイッチ手段を制御する。
【0017】具体的には、当該整流装置に接続される負
荷が重くなった場合、上記リップル電圧は大きくなる。
このため、上記スイッチ制御手段は、上記スイッチ手段
をオン制御する時間を長くして上記平滑コンデンサに流
れる電流を多くするように(スイッチ手段のオンデュー
ティを広げ)、該スイッチ手段を、例えばPWM駆動
(パルス幅変調駆動)、或いは、PFM駆動(パルス周
波数変調駆動)する。
【0018】逆に、当該整流装置に接続される負荷が軽
くなった場合、上記リップル電圧は小さくなる。このた
め、上記スイッチ制御手段は、上記スイッチ手段をオン
制御する時間を短くして上記平滑コンデンサに流れる電
流を少なくするように(スイッチ手段のオンデューティ
を狭め)、該スイッチ手段を、例えばPWM駆動(パル
ス幅変調駆動)、或いは、PFM駆動(パルス周波数変
調駆動)する。
【0019】これにより、上記リップル電圧を一定に制
御することができ、スイッチング制御により改善した力
率を一定に保つことができる。また、リップル電圧を一
定に保つことができるため、電源ラインに生ずる高調波
歪みを防止することができ、いわゆるIEC(Internat
ional Electrotechnical Commission :国際電気標準会
議)に規定される高周波歪み規制に適応可能とすること
ができる。
【0020】ここで、入力電圧に変動が生ずると力率を
一定に制御することが困難となる。このため本発明に係
る整流装置は、入力電圧検出手段により上記入力電圧を
検出し、この検出出力を上記スイッチング制御手段に供
給する。
【0021】上記スイッチ制御手段は、上記入力電圧検
出手段により検出された入力電圧に応じて、制御するリ
ップル電圧の電圧値を可変する。
【0022】具体的には、上記スイッチ制御手段は、低
入力電圧時にはリップル電圧の電圧値が低くなるように
上記スイッチ手段を例えばPWM駆動、或いは、PFM
駆動し、逆に、高入力電圧時にはリップル電圧の電圧値
が高くなるように上記スイッチ手段を例えばPWM駆
動、或いは、PFM駆動する。
【0023】これにより、入力電圧が変動しても、この
入力電圧に応じてリップル電圧が一定となるように制御
することができ、上記改善した力率を一定に保つことが
できる。
【0024】また、制御しようとするリップル電圧の大
きさを可変制御することができるため、改善しようとす
る力率の値を簡単に可変制御することができる。
【0025】また、平滑コンデンサの充放電をスイッチ
手段のスイッチングにより制御する既存のコンデンサイ
ンプット型の整流装置に、上記リップル電圧検出手段及
び入力電圧検出手段を付加するだけで製作できるうえ、
上記入力電圧検出手段を設けることにより、電源投入時
に上記平滑コンデンサに流れる突入電流を制限するため
に設ける突入電流防止用の回路を省略することができ、
ローコスト化を図ることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係る整流装置の好ましい実施
例について図面を参照しながら説明する。本発明に係る
整流装置は、いわゆるコンデンサインプット型の整流装
置であり、図1に示すように交流電源1にラインフィル
タ2が接続されている。上記ラインフィルタ2は、第1
〜第4の4つのダイオード3a〜3dをブリッジ型に接
続してなるブリッジ整流回路3に接続されており、上記
第2,第3のダイオード3b,3cの接続中点に正側の
出力ラインを介して正側の出力端子20aが接続され、
上記第1,第4のダイオード3a,3dの接続中点に負
側の出力ラインを介して負側の出力端子20bが接続さ
れている。
【0027】上記正側の出力ラインには、平滑コンデン
サ4の一端が接続されており、該平滑コンデンサ4の他
端はコンデンサ5の一端に接続されており、該コンデン
サ5の他端は、上記負側の接続ラインに接続されてい
る。上記平滑コンデンサ4及びコンデンサ5の接続中点
には、リセットコイル6の第1のコイル6aの一端が接
続されており、該第1のコイル6aの他端は、スイッチ
ングトランジスタ8のコレクタ8Cに接続されている。
上記スイッチングトランジスタ8のエミッタ8Eは、上
記負側の接続ラインに接続されている。すなわち、上記
平滑コンデンサ4と上記スイッチングトランジスタ8と
は、上記リセットコイル6を介して直列接続されてい
る。
【0028】上記第1のコイル6aと上記スイッチング
トランジスタ8のコレクタ8Cとの接続中点には、ダイ
オード9のアノードが接続されており、該ダイオード9
のカソードは上記負側の接続ラインに接続されている。
上記リセットコイル6の第2のコイル6bの一端は、ダ
イオード7のカソードに接続されており、該第2のコイ
ル6bの他端は、上記負側の接続ラインに接続されてい
る。また、上記ダイオード7のアノードは、上記正側の
接続ラインに接続されている。
【0029】なお、上記平滑コンデンサ4〜ダイオード
9で平滑回路を構成している。
【0030】上記平滑回路の後段には、リップル電圧検
出回路14が設けられており、このリップル電圧検出回
路14は、コンデンサ15〜コンデンサ18で形成され
ている。すなわち、上記コンデンサ15の一端は、上記
正側の接続ラインに接続されており、該コンデンサ15
の他端は抵抗16を介して上記負側の接続ラインに接続
されている。上記コンデンサ15の他端と抵抗16との
接続中点には、ダイオード17のカソードが接続されて
おり、上記ダイオード17のアノードは、抵抗19を介
して接地されている。また、上記ダイオード17のアノ
ードと抵抗19の接続中点には、コンデンサ18の一端
が接続されており、該コンデンサ18の他端は上記負側
の接続ラインに接続されている。
【0031】次に、上記ダイオード17のアノードと抵
抗19との接続中点には、比較器12の非反転入力端子
12aが接続されており、該比較器12の反転入力端子
12bには、一端が接地されている基準電圧可変回路1
3の他端が接続されている。上記比較器12の出力端子
12cは、パルス幅変調信号発生回路(PWM発生回
路)10の入力端に接続されており、該PWM発生回路
10の出力端は、上記スイッチングトランジスタ8のベ
ース8Bに接続されている。
【0032】そして、上記ブリッジ整流回路3の第2,
第3のダイオード3b,3cの接続中点に入力電圧検出
回路11の入力端が接続され、該入力電圧検出回路11
の出力端に上記基準電圧可変回路13に接続されること
により、当該整流装置が構成されている。
【0033】次に、このような構成を有する本実施例に
係る整流装置の動作説明をする。まず、上記交流電源1
からの交流電源は、ラインフィルタ2により高調波成分
が除去されブリッジ整流回路3に供給される。上記ブリ
ッジ整流回路3は、上記交流電源を全波整流し、上記平
滑回路の平滑コンデンサ4に供給する。
【0034】上記平滑コンデンサ4の充放電は、後に説
明するスイッチングトランジスタ8のスイッチング制御
により導通角が広がるように制御されている。このた
め、上記整流された交流電源は、上記平滑コンデンサ4
により、平滑化されて直流電源に変換されたうえ、力率
が改善されて出力端子20a,20bを介して出力され
る。
【0035】ここで、上記スイッチングトランジスタ8
のスイッチング制御により平滑コンデンサ4の導通角を
広げるように制御すると、出力される直流電源にリップ
ル電圧が生ずる。また、このリップル電圧は、上記各出
力端子20a,20bに接続される負荷の変動に応じて
変動する。このため、上記リップル電圧検出回路14
は、上記出力される直流電源に含まれるリップル電圧を
検出し、この検出出力を比較器12に供給する。
【0036】上記比較器12には、基準電圧可変回路1
3からの、例えば通常の重さの負荷が接続されたときに
上記リップル電圧を一定に保つことができるような値の
基準電圧が別に印加されている。上記比較器12は、上
記基準電圧と、上記リップル電圧検出回路14により検
出されたリップル電圧とを比較し、この差分をPWM発
生回路10に供給する。
【0037】上記PWM発生回路10は、上記基準電圧
と上記リップル電圧との差分が零とするようにパルス幅
変調したパルス幅変調信号を上記スイッチングトランジ
スタ8のベース8Bに供給する。
【0038】これにより、上記負荷変動に関わらず、上
記リップル電圧が一定となるようにスイッチングトラン
ジスタ8をオンオフ制御、すなわち、上記平滑コンデン
サ4の充放電を制御することができる。このため、上記
スイッチングトランジスタ8のオンオフ制御により改善
した力率を一定に保つことができる。また、リップル電
圧を一定に制御することができるため、電源ラインに生
ずる高調波歪みを防止することができ、いわゆるIEC
(International Electrotechnical Commission :国際
電気標準会議)に規定される高周波歪み規制に適応可能
とすることができる。
【0039】ここで、入力電圧に変動が生ずると力率を
一定に制御することが困難となる。このため、入力電圧
検出回路11は、上記ブリッジ整流回路3により整流さ
れた入力交流電源の電圧を検出し、この電圧に応じて上
記基準電圧可変回路13から出力される基準電圧の電圧
値を可変制御する。
【0040】具体的には、上記入力電圧検出回路11
は、図2(a)に示すように上記入力交流電源の電圧
(V)が低い場合は、同図(b)に示すように上記基準
電圧の電圧値が低くなるように上記基準電圧可変回路1
3を可変制御する。また、上記入力電圧検出回路11
は、図3(a)に示すように上記入力交流電源の電圧
(V)が高い場合は、同図(b)に示すように上記基準
電圧の電圧値が高くなるように上記基準電圧可変回路1
3を可変制御する。
【0041】これにより、入力電圧に変動が生じても、
この入力電圧に応じてリップル電圧が一定となるように
制御することができ、上記改善した力率を一定に保つこ
とができる。
【0042】また、当該整流装置は、上記平滑コンデン
サ4の充放電をスイッチングトランジスタ8のオンオフ
により制御する既存のコンデンサインプット型の整流装
置に、上記入力電圧検出回路11,リップル電圧検出回
路14を付加するだけで製作できるうえ、上記入力電圧
検出回路11を設けることにより、電源投入時に上記平
滑コンデンサに流れる突入電流を制限するために設ける
突入電流防止用の回路を省略することができ、ローコス
ト化を図ることができる。
【0043】また、上記基準電圧可変回路13の基準電
圧を可変することにより、制御しようとするリップル電
圧の大きさを可変制御することができるため、改善しよ
うとする力率の値を簡単に可変制御することができる。
【0044】最後に、本発明に係る技術的思想は、平滑
コンデンサの導通角を広げ力率を改善するように、該平
滑コンデンサの充放電を制御するスイッチ手段を有する
整流装置において、入力電圧及び負荷の変動により変動
するリップル電圧に応じて上記スイッチ手段をオンオフ
制御して改善した力率を一定に保つところにある。
【0045】このため、上述の実施例の説明では、整流
手段としてブリッジ整流回路3を用いることとしたが、
これは、交流電源の整流を行うものであれば何でもよ
く、また、スイッチ手段としてスイッチングトランジス
タ8を設け、これをPWM駆動することとしたが、これ
は、例えばPFM(パルス周波数変調)駆動でもよく、
その他、上記技術的思想を逸脱いない範囲であれば種々
の変更が可能であることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る整流装置は、入力電圧の変
動及び当該整流装置に接続される負荷変動に応じて平滑
コンデンサの充放電を制御するスイッチ手段をオンオフ
制御することができるため、高調波歪みを防止して力率
を改善することができるうえ、該改善した力率を一定に
保つことができる。従って、いわゆるIEC(Internat
ional Electrotechnical Commission :国際電気標準会
議)に規定される高周波歪み規制に適応可能とすること
ができる。
【0047】また、平滑コンデンサの充放電をスイッチ
手段のスイッチングにより制御する既存のコンデンサイ
ンプット型の整流装置に、上記リップル電圧検出手段,
スイッチ制御手段及び入力電圧検出手段を付加するだけ
で製作できるうえ、入力電圧検出手段を設けることによ
り、電源投入時に上記平滑コンデンサに流れる突入電流
を制限するために設ける突入電流防止用の回路を省略す
ることができ、ローコスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る整流装置の回路図であ
る。
【図2】上記実施例に係る整流装置の低入力電圧時の動
作を説明するための入力電圧,入力電流及び出力電圧の
リップル電圧を示す波形図である。
【図3】上記実施例に係る整流装置の高入力電圧時の動
作を説明するための入力電圧,入力電流及び出力電圧の
リップル電圧を示す波形図である。
【図4】従来のコンデンサインプット型の整流装置の回
路図である。
【図5】従来のコンデンサインプット型の整流装置の動
作を説明するための入力電圧,入力電流及び出力電圧の
リップル電圧を示す波形図である。
【図6】従来のコンデンサインプット型の整流装置の平
滑コンデンサの充放電をスイッチング制御するためのス
イッチ回路を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・交流電源 2・・・・・・・・・・・・・・ラインフィルタ 3・・・・・・・・・・・・・・ブリッジ整流回路 3a〜3d・・・・・・・・・・ブリッジ整流回路を構
成するダイオード 4・・・・・・・・・・・・・・平滑コンデンサ 5・・・・・・・・・・・・・・コンデンサ 6・・・・・・・・・・・・・・リセットコイル 6a・・・・・・・・・・・・・リセットコイルの第1
のコイル 6b・・・・・・・・・・・・・リセットコイルの第2
のコイル 7,9・・・・・・・・・・・・ダイオード 8・・・・・・・・・・・・・・スイッチングトランジ
スタ 8B・・・・・・・・・・・・・スイッチングトランジ
スタのベース 8E・・・・・・・・・・・・・スイッチングトランジ
スタのエミッタ 8C・・・・・・・・・・・・・スイッチングトランジ
スタのコレクタ 10・・・・・・・・・・・・・PWM信号発生回路 11・・・・・・・・・・・・・入力電圧検出回路 12・・・・・・・・・・・・・比較器 13・・・・・・・・・・・・・基準電圧可変回路 14・・・・・・・・・・・・・リップル電圧検出回路 15,18・・・・・・・・・・リップル電圧検出回路
のコンデンサ 16・・・・・・・・・・・・・リップル電圧検出回路
の抵抗 17・・・・・・・・・・・・・リップル電圧検出回路
のダイオード 19・・・・・・・・・・・・・抵抗 20a,20b・・・・・・・・出力端子 21・・・・・・・・・・・・・負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/217 G05F 1/613 H02M 7/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力交流電圧を整流する整流手段と、 上記整流手段の出力側に設けられ、上記整流手段により
    整流された入力交流電圧を直流電圧に変換して出力する
    平滑コンデンサと、 上記平滑コンデンサに対して直列に接続され、該平滑コ
    ンデンサの充放電をスイッチング制御するスイッチ手段
    と、 上記平滑コンデンサからの直流電圧に含まれるリップル
    電圧を検出するリップル電圧検出手段と、 上記リップル電圧検出手段の検出出力に応じて、上記リ
    ップル電圧の大きさが基準電圧と同じになるように上記
    スイッチング手段を制御するスイッチ制御手段とを有す
    ることを特徴とする整流装置。
  2. 【請求項2】 上記入力交流電源の入力電圧を検出する
    入力電圧検出手段を有し、 上記スイッチ制御手段は、上記入力電圧検出手段により
    検出された入力電圧に応じて、上記基準電圧の電圧値を
    可変することを特徴とする請求項1記載の整流装置。
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