JP3399007B2 - 半導体装置及びその搬送方法 - Google Patents
半導体装置及びその搬送方法Info
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- JP3399007B2 JP3399007B2 JP5002293A JP5002293A JP3399007B2 JP 3399007 B2 JP3399007 B2 JP 3399007B2 JP 5002293 A JP5002293 A JP 5002293A JP 5002293 A JP5002293 A JP 5002293A JP 3399007 B2 JP3399007 B2 JP 3399007B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄型パッケージのもの
をシュート方式で搬送させるための半導体装置及びその
搬送方法に関するものである。
をシュート方式で搬送させるための半導体装置及びその
搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の搬送形式の中には、細長い
レール状の部材に半導体装置を順次供給して、エアー圧
又は上記部材の傾斜によって半導体装置を搬送する、い
わゆるシュート方式と呼ばれるものがあり、この種の搬
送方式は処理能力が非常に高いことから半導体装置の製
造工程で広く採用されている。一般に、半導体装置をシ
ュート方式で搬送する場合は、半導体装置のパッケージ
の側面をガイドしながら搬送する方法が知られている。
しかし、パッケージの厚みが1mm程度の半導体装置に
なると、外部リードの存在によってその側面をガイドし
ながらシュート方式で搬送することができなくなる。
レール状の部材に半導体装置を順次供給して、エアー圧
又は上記部材の傾斜によって半導体装置を搬送する、い
わゆるシュート方式と呼ばれるものがあり、この種の搬
送方式は処理能力が非常に高いことから半導体装置の製
造工程で広く採用されている。一般に、半導体装置をシ
ュート方式で搬送する場合は、半導体装置のパッケージ
の側面をガイドしながら搬送する方法が知られている。
しかし、パッケージの厚みが1mm程度の半導体装置に
なると、外部リードの存在によってその側面をガイドし
ながらシュート方式で搬送することができなくなる。
【0003】このため従来では、図12に示すように、
プラスチック製のキャリアケース50の中に半導体装置
51を嵌め入れて、このキャリアケース50に収納した
状態で半導体装置51を搬送するといった方法が採られ
ていた。
プラスチック製のキャリアケース50の中に半導体装置
51を嵌め入れて、このキャリアケース50に収納した
状態で半導体装置51を搬送するといった方法が採られ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そうした場合
は、半導体装置51をキャリアケース50に嵌め入れる
といった面倒な作業が必要となるため、生産効率の面で
難点があった。また、繰り返し使用しているうちに衝撃
や熱によってキャリアケース50に破損、劣化が生じる
ため、搬送工程の中で個々のキャリアケース50の使用
回数を制限しなければならず、そのための管理が非常に
煩わしいものとなっていた。
は、半導体装置51をキャリアケース50に嵌め入れる
といった面倒な作業が必要となるため、生産効率の面で
難点があった。また、繰り返し使用しているうちに衝撃
や熱によってキャリアケース50に破損、劣化が生じる
ため、搬送工程の中で個々のキャリアケース50の使用
回数を制限しなければならず、そのための管理が非常に
煩わしいものとなっていた。
【0005】そこで本出願人は、特願平4−26081
5号明細書の中で開示されているように、半導体装置の
搬送方向の前後面に案内ブロックを設けて、この案内ブ
ロックをレール部材の案内面に係合させて半導体装置を
搬送することを提案している。
5号明細書の中で開示されているように、半導体装置の
搬送方向の前後面に案内ブロックを設けて、この案内ブ
ロックをレール部材の案内面に係合させて半導体装置を
搬送することを提案している。
【0006】しかしながらこの場合は、半導体装置をシ
ュート方式で搬送したあとの検査工程でパッケージまた
は案内ブロックの外周を基準に半導体装置を位置決めし
ようとしても、モールディング(樹脂封止)工程におけ
る成形金型とリードフレームの位置ずれに起因して、検
査測定用の接続端子(入出力端子)に半導体装置の外部
リードを正確に位置合わせできないという問題があっ
た。
ュート方式で搬送したあとの検査工程でパッケージまた
は案内ブロックの外周を基準に半導体装置を位置決めし
ようとしても、モールディング(樹脂封止)工程におけ
る成形金型とリードフレームの位置ずれに起因して、検
査測定用の接続端子(入出力端子)に半導体装置の外部
リードを正確に位置合わせできないという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、薄型パッケージであってもシュート方式で
搬送させることができるとともに、検査測定用の接続端
子に対して外部リードを正確に位置合わせすることがで
きる半導体装置及びその搬送方法を提供することを目的
とする。
れたもので、薄型パッケージであってもシュート方式で
搬送させることができるとともに、検査測定用の接続端
子に対して外部リードを正確に位置合わせすることがで
きる半導体装置及びその搬送方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、左右一対の案内面を有す
るレール部材上を上記案内面にガイドされながら搬送さ
れる半導体装置であって、半導体装置の搬送方向の前後
面に該半導体装置のパッケージの上下面のうちの少なく
ともいずれか一方から突出する状態で案内片を設けると
ともに、その案内片を半導体装置の外部リードと一体の
部材で構成したものである。また、これとは別に半導体
装置の搬送方向の前後面に該半導体装置の外部リードよ
りも外側に突出する状態で案内片を設けるとともに、そ
の案内片を外部リードと一体の部材で構成したものであ
る。さらに、左右一対の案内面を有するレール部材上に
おいて上記半導体装置を搬送させるための方法であっ
て、上記半導体装置に設けた案内片をレール部材の案内
面に係合させて搬送するようにしたものである。また、
上記半導体装置に設けた案内片に位置決め用の貫通孔を
設けたものである。加えて、上記半導体装置と案内片と
の接続部分を切り離し可能にしたものである。
成するためになされたもので、左右一対の案内面を有す
るレール部材上を上記案内面にガイドされながら搬送さ
れる半導体装置であって、半導体装置の搬送方向の前後
面に該半導体装置のパッケージの上下面のうちの少なく
ともいずれか一方から突出する状態で案内片を設けると
ともに、その案内片を半導体装置の外部リードと一体の
部材で構成したものである。また、これとは別に半導体
装置の搬送方向の前後面に該半導体装置の外部リードよ
りも外側に突出する状態で案内片を設けるとともに、そ
の案内片を外部リードと一体の部材で構成したものであ
る。さらに、左右一対の案内面を有するレール部材上に
おいて上記半導体装置を搬送させるための方法であっ
て、上記半導体装置に設けた案内片をレール部材の案内
面に係合させて搬送するようにしたものである。また、
上記半導体装置に設けた案内片に位置決め用の貫通孔を
設けたものである。加えて、上記半導体装置と案内片と
の接続部分を切り離し可能にしたものである。
【0009】
【作用】本発明の半導体装置およびその搬送方法におい
ては、半導体装置の搬送方向の前後面に案内片が設けら
れているので、この案内片をレール部材の案内面に係合
させることにより、レール部材に供給された半導体装置
は上記案内面にガイドされながら搬送される。また、本
発明の半導体装置では、外部リードと一体の部材で構成
した案内片に位置決め用の貫通孔が設けられており、検
査測定の際はこの貫通孔を基準に半導体装置が位置決め
される。
ては、半導体装置の搬送方向の前後面に案内片が設けら
れているので、この案内片をレール部材の案内面に係合
させることにより、レール部材に供給された半導体装置
は上記案内面にガイドされながら搬送される。また、本
発明の半導体装置では、外部リードと一体の部材で構成
した案内片に位置決め用の貫通孔が設けられており、検
査測定の際はこの貫通孔を基準に半導体装置が位置決め
される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明に係わる半導体装置の第1実
施例を説明する図であり、図中(a)はその全体斜視
図、(b)は(a)のA矢視図、(c)は(a)のB矢
視図である。本第1実施例の半導体装置10は、後述す
る左右一対の案内面を有するレール部材上を上記案内面
にガイドされながら搬送されるものである。
に説明する。図1は本発明に係わる半導体装置の第1実
施例を説明する図であり、図中(a)はその全体斜視
図、(b)は(a)のA矢視図、(c)は(a)のB矢
視図である。本第1実施例の半導体装置10は、後述す
る左右一対の案内面を有するレール部材上を上記案内面
にガイドされながら搬送されるものである。
【0011】まず、図示した半導体装置10において、
11はパッケージであり、このパッケージ11の両側に
はそれぞれ所定のピッチで複数の外部リード12が設け
られている。また、半導体装置10の搬送方向Xの前後
面にはそれぞれ案内片13が設けられている。各々の案
内片13は半導体装置10の前後面のほぼ中央に配置さ
れており、さらにその両側が下向きに略直角に折り曲げ
られることでパッケージ11の下面から突出する状態に
設けられている。
11はパッケージであり、このパッケージ11の両側に
はそれぞれ所定のピッチで複数の外部リード12が設け
られている。また、半導体装置10の搬送方向Xの前後
面にはそれぞれ案内片13が設けられている。各々の案
内片13は半導体装置10の前後面のほぼ中央に配置さ
れており、さらにその両側が下向きに略直角に折り曲げ
られることでパッケージ11の下面から突出する状態に
設けられている。
【0012】加えて、本第1実施例の半導体装置10で
は、以下の手段により上述した案内片13が外部リード
12と一体の部材で構成されている。すなわち、本例で
は図2に示すように、まず外部リード12を構成するリ
ードフレーム14のパターンの中に、図示せぬダイパッ
ド部やリードパターン部15とともに、案内片13とな
る新たなパターン部16を形成した。そして、上記ダイ
パッド部に半導体チップを搭載したのち、これにワイヤ
ボンド及びモールド加工を施してパッケージ11を形成
し、この状態からカットフォーミング加工を施して、パ
ッケージ11の両側に外部リード12を形成すると同時
に半導体装置10の前後面に案内片13を形成した。
は、以下の手段により上述した案内片13が外部リード
12と一体の部材で構成されている。すなわち、本例で
は図2に示すように、まず外部リード12を構成するリ
ードフレーム14のパターンの中に、図示せぬダイパッ
ド部やリードパターン部15とともに、案内片13とな
る新たなパターン部16を形成した。そして、上記ダイ
パッド部に半導体チップを搭載したのち、これにワイヤ
ボンド及びモールド加工を施してパッケージ11を形成
し、この状態からカットフォーミング加工を施して、パ
ッケージ11の両側に外部リード12を形成すると同時
に半導体装置10の前後面に案内片13を形成した。
【0013】また、本第1実施例の構成においては、半
導体装置10に対して案内片13が切り離し可能となっ
ている。すなわち、図2に示したリードフレーム14の
パターンの中で、例えばパッケージ11と案内片13の
接続部分となる箇所に切り溝部Vを形成し、この切り溝
部Vを境に半導体装置10から案内片13を切り離し可
能としている。
導体装置10に対して案内片13が切り離し可能となっ
ている。すなわち、図2に示したリードフレーム14の
パターンの中で、例えばパッケージ11と案内片13の
接続部分となる箇所に切り溝部Vを形成し、この切り溝
部Vを境に半導体装置10から案内片13を切り離し可
能としている。
【0014】続いて、本第1実施例の半導体装置10の
搬送方法について説明する。まず、レール部材の構成を
概略説明すると、これに用いられるレール部材17は例
えば図3及び図4に示すように全体的には長尺状の四角
い筒型をなしており、その中空部18の底面略中央には
レール部材17の長手方向に沿って突条部19が形成さ
れている。そしてレール部材17は、突条部19の各側
面をそれぞれ案内面20としている。
搬送方法について説明する。まず、レール部材の構成を
概略説明すると、これに用いられるレール部材17は例
えば図3及び図4に示すように全体的には長尺状の四角
い筒型をなしており、その中空部18の底面略中央には
レール部材17の長手方向に沿って突条部19が形成さ
れている。そしてレール部材17は、突条部19の各側
面をそれぞれ案内面20としている。
【0015】上記構成からなるレール部材17上におい
て本第1実施例の半導体装置10を搬送する場合は、図
3及び図4に示すように、レール部材17の突条部19
を半導体装置10の案内片13で挟み込むようにしてレ
ール部材17の中空部18に半導体装置10を供給し、
これにより半導体装置10の案内片13をレール部材1
7の案内面20に係合させる。このようにすれば、パッ
ケージ11が薄型であっても、半導体装置10の進行方
向(搬送方向)Xはレール部材17の案内面20によっ
て規制されるようになるため、何ら不都合なく薄型パッ
ケージの半導体装置10を案内面20でガイドしながら
シュート方式で搬送させることが可能となる。
て本第1実施例の半導体装置10を搬送する場合は、図
3及び図4に示すように、レール部材17の突条部19
を半導体装置10の案内片13で挟み込むようにしてレ
ール部材17の中空部18に半導体装置10を供給し、
これにより半導体装置10の案内片13をレール部材1
7の案内面20に係合させる。このようにすれば、パッ
ケージ11が薄型であっても、半導体装置10の進行方
向(搬送方向)Xはレール部材17の案内面20によっ
て規制されるようになるため、何ら不都合なく薄型パッ
ケージの半導体装置10を案内面20でガイドしながら
シュート方式で搬送させることが可能となる。
【0016】図5は、上記第1実施例の半導体装置の他
の態様を示す斜視図である。図示した半導体装置10の
構成においては、その前後面に設けられた案内片13に
それぞれ位置決め用の貫通孔21が設けられている。案
内片13に貫通孔21を設ける手段としては、例えば図
2に示したリードフレーム14から半導体装置10を切
り離す際に、外部リード12や案内片13の形成と同時
に打ち抜き等によって貫通孔21を明けるようにする
か、或いはリードフレーム14の製作工程で予め他のパ
ターン部分とともに貫通孔21を明けておくようにして
もよい。ちなみに、貫通孔21の形成位置や孔径などを
考慮すると、後者の方が精度的な面で有利である。
の態様を示す斜視図である。図示した半導体装置10の
構成においては、その前後面に設けられた案内片13に
それぞれ位置決め用の貫通孔21が設けられている。案
内片13に貫通孔21を設ける手段としては、例えば図
2に示したリードフレーム14から半導体装置10を切
り離す際に、外部リード12や案内片13の形成と同時
に打ち抜き等によって貫通孔21を明けるようにする
か、或いはリードフレーム14の製作工程で予め他のパ
ターン部分とともに貫通孔21を明けておくようにして
もよい。ちなみに、貫通孔21の形成位置や孔径などを
考慮すると、後者の方が精度的な面で有利である。
【0017】このように本第1実施例の半導体装置10
では、外部リード12と一体の部材で構成された案内片
13に位置決め用の貫通孔21が設けられているので、
例えば図6に示すような検査測定用のソケット31に位
置決めピン32を設けて、この位置決めピン32に案内
片13の貫通孔21を挿し込みながら半導体装置10を
ソケット31にセットすれば、ソケット31の凹部33
に設けられた図示せぬ接続端子(入出力端子)に対して
半導体装置10の外部リード12を正確に位置合わせす
ることが可能となる。
では、外部リード12と一体の部材で構成された案内片
13に位置決め用の貫通孔21が設けられているので、
例えば図6に示すような検査測定用のソケット31に位
置決めピン32を設けて、この位置決めピン32に案内
片13の貫通孔21を挿し込みながら半導体装置10を
ソケット31にセットすれば、ソケット31の凹部33
に設けられた図示せぬ接続端子(入出力端子)に対して
半導体装置10の外部リード12を正確に位置合わせす
ることが可能となる。
【0018】さらに、検査工程を終えた半導体装置10
に対しては、例えば金型等を用いて図7に示すように半
導体装置10から案内片13を切り離すようにすれば、
外見的には通常の半導体装置と何ら変わりなく最終的な
製品として出荷することができる。
に対しては、例えば金型等を用いて図7に示すように半
導体装置10から案内片13を切り離すようにすれば、
外見的には通常の半導体装置と何ら変わりなく最終的な
製品として出荷することができる。
【0019】また、半導体装置10を使用するユーザ側
の要求によっては、案内片13を付けたまま出荷して、
部品実装前にユーザ側で案内片13を切り離すことも考
えられるが、そうした場合、製品を梱包する際に案内片
13を梱包材等で保持して半導体装置10の位置ずれを
防止するようにすれば、案内片13が外部リード12を
保護する役目も果たすようになり非常に好都合である。
の要求によっては、案内片13を付けたまま出荷して、
部品実装前にユーザ側で案内片13を切り離すことも考
えられるが、そうした場合、製品を梱包する際に案内片
13を梱包材等で保持して半導体装置10の位置ずれを
防止するようにすれば、案内片13が外部リード12を
保護する役目も果たすようになり非常に好都合である。
【0020】なお、上記第1実施例の構成では、パッケ
ージ11の下面から突出する状態で半導体装置10の前
後面に案内片13を設けるようにしたが、本発明はこれ
に限らず、上記構成とは反対に案内片13をパッケージ
11の上面から突出する状態で設けるようにしてもよ
く、さらに図8、図9に示すように案内片13の両側を
上方と下方に折り曲げることで、案内片13をパッケー
ジ11の上下面から突出する状態で設けるようにしても
よい。
ージ11の下面から突出する状態で半導体装置10の前
後面に案内片13を設けるようにしたが、本発明はこれ
に限らず、上記構成とは反対に案内片13をパッケージ
11の上面から突出する状態で設けるようにしてもよ
く、さらに図8、図9に示すように案内片13の両側を
上方と下方に折り曲げることで、案内片13をパッケー
ジ11の上下面から突出する状態で設けるようにしても
よい。
【0021】次いで、本発明に係わる半導体装置の第2
実施例について図10を参照しながら説明する。なお、
本第2実施例の説明にあたっては、上記第1実施例の場
合と同様の部材に同じ符号を付し、重複する説明は省略
する。まず、図示した半導体装置10の構成において
は、半導体装置10の搬送方向Xの前後面に設けられた
案内片13が、上記第1実施例のように折り曲げられる
ことなく、外部リード12よりも外側に突出する状態で
形成されている。また、各々の案内片13は上記第1実
施例と同様に外部リード12と一体の部材で構成されて
いる。
実施例について図10を参照しながら説明する。なお、
本第2実施例の説明にあたっては、上記第1実施例の場
合と同様の部材に同じ符号を付し、重複する説明は省略
する。まず、図示した半導体装置10の構成において
は、半導体装置10の搬送方向Xの前後面に設けられた
案内片13が、上記第1実施例のように折り曲げられる
ことなく、外部リード12よりも外側に突出する状態で
形成されている。また、各々の案内片13は上記第1実
施例と同様に外部リード12と一体の部材で構成されて
いる。
【0022】続いて、本第2実施例の半導体装置10の
搬送方法について説明する。まず、レール部材の構成か
ら説明すると、これに用いられるレール部材17は図1
1に示すように、全体的には長尺状の四角い筒型をなし
ており、その中空部18の底面略中央にはレール部材1
7の長手方向に沿って突条部19が形成されている。こ
こで、中空部18に設けられた突条部19は、被搬送品
となる半導体装置10を載置支持する部分であり、この
構成では中空部18の各側壁面がそれぞれ案内面20と
なっている。
搬送方法について説明する。まず、レール部材の構成か
ら説明すると、これに用いられるレール部材17は図1
1に示すように、全体的には長尺状の四角い筒型をなし
ており、その中空部18の底面略中央にはレール部材1
7の長手方向に沿って突条部19が形成されている。こ
こで、中空部18に設けられた突条部19は、被搬送品
となる半導体装置10を載置支持する部分であり、この
構成では中空部18の各側壁面がそれぞれ案内面20と
なっている。
【0023】上記構成からなるレール部材17上におい
て本第2実施例の半導体装置10を搬送する場合は、図
11に示すように、中空部18の天井面と突条部19の
上面との間にパッケージ11を挿し込むようにしてレー
ル部材17の中空部18に半導体装置10を供給し、こ
れと同時にレール部材17の案内面20に半導体装置1
0の案内片13を係合させる。このようにすれば、上記
第1実施例の場合と同様にパッケージ11が薄型であっ
ても、半導体装置10の進行方向(搬送方向)はレール
部材17の案内面20によって規制されるようになるた
め、何ら不都合なく薄型パッケージの半導体装置10を
案内面20でガイドしながらシュート方式で搬送させる
ことが可能となる。
て本第2実施例の半導体装置10を搬送する場合は、図
11に示すように、中空部18の天井面と突条部19の
上面との間にパッケージ11を挿し込むようにしてレー
ル部材17の中空部18に半導体装置10を供給し、こ
れと同時にレール部材17の案内面20に半導体装置1
0の案内片13を係合させる。このようにすれば、上記
第1実施例の場合と同様にパッケージ11が薄型であっ
ても、半導体装置10の進行方向(搬送方向)はレール
部材17の案内面20によって規制されるようになるた
め、何ら不都合なく薄型パッケージの半導体装置10を
案内面20でガイドしながらシュート方式で搬送させる
ことが可能となる。
【0024】さらに、本第2実施例の半導体装置10に
おいても、各々の案内片13に上記第1実施例の場合と
同様に位置決め用の貫通孔21を設けることにより、検
査測定用の接続端子に対して半導体装置10の外部リー
ド12を正確に位置合わせすることが可能となる。
おいても、各々の案内片13に上記第1実施例の場合と
同様に位置決め用の貫通孔21を設けることにより、検
査測定用の接続端子に対して半導体装置10の外部リー
ド12を正確に位置合わせすることが可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の半導体装
置およびその搬送方法によれば、たとえ薄型のパッケー
ジであっても、半導体装置の搬送方向の前後面に案内片
を設けて、この案内片をレール部材の案内面に係合させ
ることで、被搬送物となる半導体装置を案内面でガイド
しながらシュート方式で搬送させることが可能となる。
置およびその搬送方法によれば、たとえ薄型のパッケー
ジであっても、半導体装置の搬送方向の前後面に案内片
を設けて、この案内片をレール部材の案内面に係合させ
ることで、被搬送物となる半導体装置を案内面でガイド
しながらシュート方式で搬送させることが可能となる。
【0026】また、外部リードと一体の部材で構成した
案内片に位置決め用の貫通孔を設けるようにしたので、
この貫通孔を基準に半導体装置を位置決めすれば、検査
測定用の接続端子に対して半導体装置の外部リードを正
確に位置合わせすることが可能となる。さらに、半導体
装置に対して案内片が切り離し可能となっているので、
一連の工程が完了したあとは、適宜案内片を切り離すこ
とにより、最終的には通常の半導体装置と何ら変わりの
ない製品として取り扱うことができる。
案内片に位置決め用の貫通孔を設けるようにしたので、
この貫通孔を基準に半導体装置を位置決めすれば、検査
測定用の接続端子に対して半導体装置の外部リードを正
確に位置合わせすることが可能となる。さらに、半導体
装置に対して案内片が切り離し可能となっているので、
一連の工程が完了したあとは、適宜案内片を切り離すこ
とにより、最終的には通常の半導体装置と何ら変わりの
ない製品として取り扱うことができる。
【図1】本発明に係わる半導体装置の第1実施例を説明
する図である。
する図である。
【図2】本発明に係わる半導体装置の製造過程を説明す
る平面図である。
る平面図である。
【図3】第1実施例における半導体装置の搬送方法を説
明する側断面図である。
明する側断面図である。
【図4】第1実施例における半導体装置の搬送方法を説
明する正面図である。
明する正面図である。
【図5】第1実施例における半導体装置の他の態様を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】検査測定時の半導体装置の位置決め手段を説明
する斜視図である。
する斜視図である。
【図7】半導体装置から案内片を切り離した状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】第1実施例の半導体装置の別態様を説明する斜
視図(その1)である。
視図(その1)である。
【図9】第1実施例の半導体装置の別態様を説明する斜
視図(その2)である。
視図(その2)である。
【図10】本発明に係わる半導体装置の第2実施例を説
明する斜視図である。
明する斜視図である。
【図11】第2実施例における半導体装置の搬送方法を
説明する正面図である。
説明する正面図である。
【図12】従来例を説明する図である。
10 半導体装置
11 パッケージ
12 外部リード
13 案内片
17 レール部材
20 案内面
X 搬送方向
Claims (5)
- 【請求項1】 左右一対の案内面を有するレール部材上
を前記案内面にガイドされながら搬送される半導体装置
であって、 前記半導体装置の搬送方向の前後面に該半導体装置のパ
ッケージの上下面のうちの少なくともいずれか一方から
突出する状態で案内片を設けるとともに、前記案内片を
前記半導体装置の外部リードと一体の部材で構成し、且
つ前記案内片に位置決め用の貫通孔を設けたことを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項2】 左右一対の案内面を有するレール部材上
を前記案内面にガイドされながら搬送される半導体装置
であって、 前記半導体装置の搬送方向の前後面に該半導体装置の外
部リードよりも外側に突出する状態で案内片を設けると
ともに、前記案内片を前記外部リードと一体の部材で構
成したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 左右一対の案内面を有するレール部材上
において請求項1又は請求項2記載の半導体装置を搬送
させるための方法であって、 前記半導体装置に設けた案内片を前記レール部材の案内
面に係合させて搬送することを特徴とする半導体装置の
搬送方法。 - 【請求項4】 前記半導体装置に設けた案内片に位置決
め用の貫通孔を設けたことを特徴とする請求項2記載の
半導体装置。 - 【請求項5】 前記半導体装置と前記案内片との接続部
分を切り離し可能にしたことを特徴とする請求項1又は
請求項2記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5002293A JP3399007B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 半導体装置及びその搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5002293A JP3399007B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 半導体装置及びその搬送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06239426A JPH06239426A (ja) | 1994-08-30 |
JP3399007B2 true JP3399007B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=12847381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5002293A Expired - Fee Related JP3399007B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 半導体装置及びその搬送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3399007B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP5002293A patent/JP3399007B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06239426A (ja) | 1994-08-30 |
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Date | Code | Title | Description |
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