JP3398694B2 - メモリモジュール変換コネクタ及び情報処理装置 - Google Patents

メモリモジュール変換コネクタ及び情報処理装置

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JP3398694B2
JP3398694B2 JP24035299A JP24035299A JP3398694B2 JP 3398694 B2 JP3398694 B2 JP 3398694B2 JP 24035299 A JP24035299 A JP 24035299A JP 24035299 A JP24035299 A JP 24035299A JP 3398694 B2 JP3398694 B2 JP 3398694B2
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simm
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宗一 平尾
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリモジュール変
換コネクタと情報処理装置に関し、特に2つのシングル
インラインメモリモジュール(SIMMと略す)と1つ
のデュアルインラインメモリモジュール(DIMMと略
す)を変換するメモリモジュール変換コネクタとこのメ
モリモジュール変換コネクタを実装した情報処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置の主記憶等の記憶手段とし
て、容易に交換や増設ができるようにしたメモリモジュ
ールが広く使われている。メモリモジュールは1辺がコ
ネクタに挿入して接続できるように作られた比較的小さ
な基板上に数個から数十個程度のメモリチップを搭載し
たもので、情報処理装置内の基板に取り付けられたコネ
クタに実装できるようになっているため、容易に脱着が
できる。複数のメモリチップを搭載することにより、例
えば32ビットや64ビット等のまとまったデータ幅を
持ち、1枚から数枚を1セットとして各情報処理装置の
主記憶等のアクセスデータ幅とし、主記憶の増設や再構
成も上記セットを単位として容易にできるようになって
いる。
【0003】現在、メモリモジュールにはコネクタに接
続する信号を、1列としたシングルインラインメモリモ
ジュール(SIMM)と、2列としたデュアルインライ
ンメモリモジュール(DIMM)とがある。DIMMは
SIMMの2倍の信号を扱えるので一般にSIMMの2
倍のデータ幅を持っている。主記憶やメモリチップのデ
ータ幅や記憶容量は、テクノロジの急激な進歩に合わせ
て増大しており、次々とビット単価の安いメモリモジュ
ールが作られ、ユーザは多種類のメモリモジュールから
適当なものを選ぶことができる。
【0004】一方メモリモジュールを実装する情報処理
装置は、開発時点で予測される状況によりどの仕様のメ
モリモジュールを採用するか決めることになる。データ
幅については情報処理装置で可変にすることは難しいの
で固定にし、実装するメモリチップ数やメモリチップの
容量を代えることにより、いくつかの記憶容量のメモリ
モジュールに対応できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近ではSIMMに代
わってDIMMが増えており、特に大容量の主記憶を実
現する情報処理装置ではその傾向が強い。従って、新た
に導入する装置ではDIMMを採用するものが多く、従
来あるSIMM採用の装置との間でSIMMとDIMM
とで互換性がないことにより、比較的高価なメモリモジ
ュールの再利用や増設などの使い方が制限されるという
課題があった。
【0006】具体的には、第1に、SIMM採用の情報
処理装置を購入して年月が過ぎた後に主記憶の増設や再
構成をする際に、仕様に合ったSIMMがすでに旧式と
なってしまった場合、生産量、流通量が落ち込んでしま
うために入手しにくくなるということや、新たなテクノ
ロジに対応したDIMMに比べてビット単価が割高なS
IMMを購入せざるを得ないという課題があった。
【0007】第2に、情報処理装置を置き換える際に、
装置のメモリに対するデータ幅が同じであっても、置き
換え前の情報処理装置がSIMMを採用し、置き換え後
の情報処理装置がDIMMを採用していた場合、置き換
え前の情報処理装置に実装しているSIMMが置き換え
後の新しい情報処理装置で再利用することができなくな
り、さらに増設の際は新たに高価なDIMMを購入しな
ければならないことである。
【0008】本発明の目的は上記の課題を解決するため
のメモリモジュール変換コネクタを提供することにあ
る。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】 本発明の第1のメモリモ
ジュール変換コネクタは、DIMMを挿入して信号を伝
達するための複数の接触部を持つ溝を設けたDIMM受
け部と、前記DIMM受け部の両端に設けられたDIM
Mガイド部と、前記DIMM受け部の両側に設けられそ
れぞれSIMMコネクタに挿入可能とした第1のSIM
M代替挿入部及び第2のSIMM代替挿入部とを一体化
して有する。
【0011】本発明の第2のメモリモジュール変換コネ
クタは、DIMMを挿入して信号を伝達するための複数
の接触部を持つ溝を設けたDIMM受け部と、前記DI
MM受け部の両端に設けられたDIMMガイド部と、前
記DIMM受け部の両側に設けられそれぞれSIMMコ
ネクタに挿入可能とした第1のSIMM代替挿入部及び
第2のSIMM代替挿入部とを一体化して有し、前記第
1のSIMM代替挿入部の制御信号群及びアドレス信号
群を前記DIMM受け部の制御信号群及びアドレス信号
群のそれぞれに接続する手段と、前記第1のSIMM代
替挿入部のデータ信号群を前記DIMM受け部の第1の
データ信号群に接続する手段と、前記第2のSIMM代
替挿入部のデータ信号群を前記DIMM受け部の第2の
データ信号群に接続する手段とを有する。
【0012】本発明の第3のメモリモジュール変換コネ
クタは、DIMMを挿入して信号を伝達するための複数
の接触部を持つ溝を設けたDIMM受け部と、前記DI
MM受け部の両端に設けられたDIMMガイド部と、前
記DIMM受け部の両側に設けられそれぞれSIMMコ
ネクタに挿入可能とした第1のSIMM代替挿入部及び
第2のSIMM代替挿入部とを一体化して有し、前記第
1のSIMM代替挿入部の制御信号群及びアドレス信号
群を前記DIMM受け部の制御信号群及びアドレス信号
群のそれぞれに接続する手段と、前記第1のSIMM代
替挿入部のデータ信号群及びデータパリティ信号群を前
記DIMM受け部の第1のデータ信号群及び第1のデー
タパリティ信号群のそれぞれに接続する手段と、前記第
2のSIMM代替挿入部のデータ信号群及びデータパリ
ティ信号群を前記DIMM受け部の第2のデータ信号群
及び第2のデータパリティ信号群のそれぞれに接続する
手段とを有する。
【0013】本発明の情報処理装置は、前記第1のメモ
リモジュール変換コネクタ、前記第2のメモリモジュー
ル変換コネクタ、又は前記第3のメモリモジュール変換
コネクタを有する。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態のメモリモジュール変換コネクタ
の斜視図で、図2は図1の側面図である。また、図3は
第1の実施の形態のメモリモジュール変換コネクタの接
続の様子を示した図で、図4は図3の側面図である。メ
モリモジュール変換コネクタ10は、DIMM40を挿
入した際にDIMM40を受ける部分のDIMM受け部
11と、DIMM40を挿入する際にDIMM40の左
右両側を導入するようにした部分である2個のDIMM
ガイド部12と、SIMMコネクタに対してSIMMの
代わりに挿入する部分であるSIMM代替挿入部13及
びSIMM代替挿入部14とから構成される。
【0021】次に接続の様子を含めて詳しく説明する。
DIMM受け部11は信号に応じた数の接触部16を両
側に持つ溝15を有し、DIMM40が挿入されると、
接触部16がこれと同数のDIMMの先端部分の両側に
設けられた接触部41と接触して電気的に接続され、信
号の伝達ができるようになっている。DIMMガイド部
12は、DIMM受け部11の左右両端に形成され、D
IMMを挿入しやすくするために設けられている。SI
MM代替挿入部13及びSIMM代替挿入部14は、D
IMM受け部11の両側に設けられ、それぞれの先端部
分の片側に信号に応じた数の接触部17及び接触部18
を持ち、それぞれ基板50に実装されるSIMMコネク
タ31の溝33及びSIMMコネクタ32の溝34に挿
入して信号を伝達する。SIMMコネクタ31の溝33
には接触部17と同数の接触部35が設けられ、同様に
SIMMコネクタ32の溝34にも接触部17と同数の
接触部36が設けられており、これらの接触部35と接
触部36がSIMM代替挿入部13の接触部17とSI
MM代替挿入部14の接触部18とにそれぞれ接触して
電気的に接続され信号を伝達する。
【0022】上記及び以降の各接触部は半導体チップの
ピンに相当する部分で(以降信号を伝達する機能のみを
指す場合はピンとも呼ぶ)、薄い導体で作られており、
接触抵抗を小さく保つために金メッキやスズメッキ等を
施していることが多い。接触部の形態は信号を伝達する
機能が備えられていればこれ以外の形態でもかまわな
い。SIMM代替挿入部13とSIMM代替挿入部14
との幅は基板50に実装するSIMMコネクタ31、3
2の実装間隔に合わせればよく、高さはなるべく低くし
たほうが実装上有利である。図示していないが、DIM
M40の脱落を防止するためにDIMMガイド部12又
はその近くにDIMMをロックする機構を取り付けるこ
とも有効である。
【0023】このように、SIMMコネクタ31、32
を実装した基板50を実装した情報処理装置に、メモり
モジュール変換コネクタ10を実装することにより、容
易に2枚のSIMMを1枚のDIMMで代替することが
できる。また、図では基板50上にSIMMコネクタを
2つだけ実装している様子を示しているが、大容量の主
記憶を実現する場合には、多くのSIMMコネクタを基
板50上に実装すればよく、これに伴いメモりモジュー
ル変換コネクタ10も多く実装できるが、実装するか否
かはDIMMとSIMMの保有数によって判断すればよ
い。
【0024】次にメモリモジュールの信号について説明
する。SIMMやDIMM等のメモリモジュールは、読
み書きやタイミング等を制御する制御信号線、アドレス
信号線、データ信号線の信号があり、1枚から数枚のセ
ットを構成単位として主記憶機能等を提供する。信頼性
を要求される分野で使用されるメモリーモジュールは、
データの異常を検出するためにデータパリティを備えた
り、さらに高い可用性を必要とする分野で使用されるメ
モリーモジュールでは誤り訂正符号(以下ECCと略
す)を備えているものがある。データの異常を検出する
だけの場合は一定のデータのビット単位にパリティを設
けることが知られており、誤りの検出と訂正を行う場合
はECCを設けることが知られている。例えば8ビット
単位に1ビットのパリティを付与する場合は32ビット
のデータには4ビットのパリティビットが必要で、2倍
の64ビットのデータには8ビットのパリティが必要で
ある。誤りの検出と1ビット誤りの訂正を行うECCの
場合は、32ビットのデータに対してはこれに付加する
ECCの誤り検出と1ビット誤り訂正も含めると7ビッ
ト以上のECCが必要だが、2倍の64ビットのデータ
に対しては同様にECCも含めても1ビット多い8ビッ
ト以上でよい。
【0025】次に、本発明の第1の実施の形態の信号の
接続について説明する。メモリモジュール変換コネクタ
10は図3、図4のように接続されており、基板50上
のデータ幅は64ビット、SIMMのデータ幅は32ビ
ット、DIMMのデータ幅は64ビットとする。基板5
0からSIMMコネクタ31、32を介して、kビット
の制御信号線c(0〜k−1)及びmビットのアドレス
信号線a(0〜m−1)をSIMM代替挿入部13及び
SIMM代替挿入部14のc(0〜k−1)及びa(0
〜m−1)にそれぞれ分配し、64ビットのデータ信号
線d(0〜63)及び8ビットのデータパリティ信号線
p(0〜7)のそれぞれ半分のd(0〜31)及びp
(0〜3)をSIMM代替挿入部13に分配し、残りの
半分のd(32〜63)及びp(4〜7)をSIMM代
替挿入部13のd(0〜31)及びp(0〜3)に分配
している。データパリティ信号線はここではデータ8ビ
ットに対して1ビットの割で対応させているが、対応の
させ方はこれ以外でもかまわない。また、SIMMの種
類によってはデータパリティを備えていない場合もある
が、この場合はデータパリティ信号線をないものとして
以下考えればよい。
【0026】図5は第1の実施の形態のメモリモジュー
ル変換コネクタの信号の接続を示した図である。メモリ
モジュール変換コネクタ10では、SIMM代替挿入部
13の信号線は全てDIMM受け部11に接続される
が、SIMM代替挿入部14の信号線は制御信号線とア
ドレス信号線が共通のため、データ信号線とデータパリ
ティ信号線のみDIMM受け部11に接続される。詳細
な接続関係は図5のように、SIMM代替挿入部13の
c(0〜k−1)及びa(0〜m−1)はDIMM受け
部11のc(0〜k−1)及びa(0〜m−1)に接続
され、SIMM代替挿入部13のd(0〜31)及びp
(0〜3)はDIMM受け部11のd(0〜31)及び
p(0〜3)と接続され、SIMM代替挿入部14のd
(0〜31)及びp(0〜3)はDIMM受け部11の
d(32〜63)及びp(4〜7)と接続される。
【0027】以上のように、2つのSIMMの代わりに
メモリモジュール変換コネクタ10と1つのDIMMを
実装することにより、2つのSIMMを1つのDIMM
で代替することができる。このような接続を可能とする
ためにはデータ信号線数及びデータパリティ信号線数に
おいて、DIMMがSIMMの2倍以上持つことが必要
だが、DIMMはSIMMに対して信号数を2倍持って
いるため、多くの場合問題とはならない。なお、電源ピ
ン、グランドピンについては図示しないが、DIMM受
け部11とSIMM代替挿入部13及びSIMM代替挿
入部14との間で、電源ピンどうし、グランドピンどう
しそれぞれ接続している。
【0028】次に、本発明の第2及び第3の実施の形態
について図面を参照して説明する。図6は、本発明の第
2及び第3の実施の形態のメモリモジュール変換コネク
タの斜視図で、図7は図6の側面図である。また、図8
は第2及び第3の実施の形態のメモリモジュール変換コ
ネクタの接続の様子を説明した図で、図9は図8の側面
図である。メモリモジュール変換コネクタ20は、SI
MMを挿入した際にSIMMを受ける部分のSIMM受
け部21及びSIMM受け部22と、SIMMを挿入す
る際にSIMMの左右両側を導入するようにした部分で
ある4個のSIMMガイド部23と、DIMMコネクタ
に対してDIMMの代わりに挿入する部分であるDIM
M代替挿入部24とから構成される。なお、第2の実施
の形態のメモリモジュール変換コネクタと第3の実施の
形態のメモリモジュール変換コネクタとは後述のよう
に、メモリモジュール変換コネクタ20内の信号の接続
関係が異なるだけであり外観形状は同じである。
【0029】次に接続の様子を含めて詳しく説明する。
SIMM受け部21は信号に応じた数の接触部27を持
つ溝25を有し、SIMM61が挿入されると、接触部
27がこれと同数のSIMMの先端部分に設けられた接
触部63と接触して電気的に接続され、信号の伝達がで
きるようになっている。同様にSIMM受け部22は信
号に応じた数の接触部28を持つ溝26を有し、SIM
M62が挿入されると、接触部28がこれと同数のSI
MMの先端部分に設けられた接触部64と接触して電気
的に接続され、信号の伝達ができるようになっている。
SIMMガイド部23は、SIMM受け部21、22の
左右両端にそれぞれ形成され、SIMMを挿入しやすく
するために設けられている。
【0030】DIMM代替挿入部24は、SIMM受け
部21、22の間に設けられ、その先端部分の両側には
信号に応じた数の接触部29を持っている。基板80に
実装されるDIMMコネクタ70の溝71の両側には接
触部29と同数の接触部72が設けられており、DIM
M代替挿入部24が挿入されると、接触部72と接触部
29が接触して電気的に接続され信号を伝達する。
【0031】上記の各接触部は本発明の第1の実施の形
態で説明した接触部と同じであり、接触部の形態は信号
を伝達する機能が備えられていればこれ以外の形態でも
かまわない。SIMM受け部21とSIMM受け部22
との間隔はなるべき小さく、メモリモジュール変換コネ
クタ20の高さはなるべく低くしたほうが実装上有利で
ある。図示していないが、SIMM61やSIMM62
の脱落を防止するためにSIMMガイド部23又はその
近くにSIMMをロックする機構を取り付けることも有
効である。
【0032】このように、DIMMコネクタ70を実装
した基板80を実装した情報処理装置に、メモりモジュ
ール変換コネクタ20を実装することにより、容易に1
枚のDIMMを2枚のSIMMで代替することができ
る。また、図では基板80上にDIMMコネクタを1つ
だけ実装している様子を示しているが、大容量の主記憶
を実現する場合には、多くのDIMMコネクタを基板8
0上に実装すればよく、これに伴いメモりモジュール変
換コネクタ20も多く実装できるが、実装するか否かは
DIMMとSIMMの保有数によって判断すればよい。
【0033】次に、本発明の第2及び第3の実施の形態
の信号の接続について説明する。メモリモジュールの信
号については第1の実施の形態で記述したとおりであ
る。ここでも、メモリモジュール変換コネクタ20は図
8、図9のように接続されており、基板80上のデータ
幅は64ビットで、SIMMのデータ幅は32ビット
で、DIMMのデータ幅は64ビットとする。
【0034】図10は第2の実施の形態のメモリモジュ
ール変換コネクタの信号の接続を説明した図である。D
IMM代替挿入部24が基板80から受ける信号線は、
kビットの制御信号線C(0〜k−1)と、mビットの
アドレス信号線a(0〜m−1)と、64ビットのデー
タ信号線d(0〜63)と、8ビットのデータパリティ
信号線p(0〜7)とし、2つのSIMM61、62側
の信号線はそれぞれ、kビットの制御信号線C(0〜k
−1)と、mビットのアドレス信号線a(0〜m−1)
と、32ビットのデータ信号線d(0〜31)と、4ビ
ットのデータパリティ信号線p(0〜3)とする。ま
た、データパリティ信号はここではデータ8ビットに対
して1ビットのデータパリティを対応させているが、対
応のさせ方はこれ以外でもかまわない。また、DIMM
の種類によってはデータパリティを備えていない場合も
あるが、この場合はデータパリティ信号線をないものと
して以下考えればよい。
【0035】DIMM代替挿入部24はDIMMコネク
タ70に挿入して基板80の信号線と接続し、メモリモ
ジュール変換コネクタ20においてこれらの信号線をS
IMM受け部21とSIMM受け部22とに分配する。
接続関係は図10のように、DIMM代替挿入部24の
c(0〜k−1)及びa(0〜m−1)はSIMM受け
部21及びSIMM受け部22のc(0〜k−1)及び
a(0〜m−1)と接続され、DIMM代替挿入部24
のd(0〜31)及びp(0〜3)はSIMM受け部2
1のd(0〜31)及びp(0〜3)と接続され、DI
MM代替挿入部24のd(32〜63)及びp(4〜
7)はSIMM受け部22のd(0〜31)及びp(0
〜3)と接続される。
【0036】図11は第3の実施の形態のメモリモジュ
ール変換コネクタの信号の接続を説明した図である。第
3の実施の形態のメモリモジュール変換コネクタは外観
上は第2の実施の形態と同じで、メモリモジュール変換
コネクタ内部の信号の接続のみが異なるので図6〜図9
は第2の実施の形態のメモリモジュール変換コネクタと
共有して用いている。第2の実施の形態のメモリモジュ
ール変換コネクタがデータのみ又はパリティに対応して
いるのに対して、第3の実施の形態のメモリモジュール
変換コネクタではECCに対応している点が異なる。
【0037】DIMM代替挿入部24が基板80から受
ける信号線は、kビットの制御信号線C(0〜k−1)
と、mビットのアドレス信号線a(0〜m−1)と、6
4ビットのデータ信号線d(0〜63)と、8ビットの
ECC信号線e(0〜7)とする。また、2つのSIM
M61、62側の信号線はそれぞれ、kビットの制御信
号線C(0〜k−1)と、mビットのアドレス信号線a
(0〜m−1)と、32ビットのデータ信号線d(0〜
31)と、7ビットのECC信号線e(0〜6)とす
る。
【0038】DIMM代替挿入部24はDIMMコネク
タ70に挿入して基板80の信号線と接続し、メモリモ
ジュール変換コネクタ20においてこれらの信号線をS
IMM受け部21とSIMM受け部22とに分配する。
接続関係は図11のように、DIMM代替挿入部24の
c(0〜k−1)及びa(0〜m−1)はSIMM受け
部21及びSIMM受け部22の双方と接続され、DI
MM代替挿入部24のd(0〜31)及びe(0〜6)
はSIMM受け部21のd(0〜31)及びe(0〜
6)と接続され、DIMM代替挿入部24のd(32〜
63)及びe(7)はSIMM受け部22のd(0〜3
1)及びe(0)と接続される。SIMM受け部22の
e(1〜6)の6ビットは未使用となる。
【0039】以上のように第2及び第3の実施の形態に
おいて、DIMMの代わりにメモリモジュール変換コネ
クタ20と2つのSIMMを実装することにより、1つ
のDIMMを2つのSIMMで代替することができる。
第2の実施の形態において、このような接続を可能とす
るためには、データ信号線数及びデータパリティ信号線
数において、DIMMがSIMMの2倍以上持つことが
必要だが、DIMMはSIMMに対して信号ピン数を2
倍持っているため、多くの場合問題とはならない。第3
の実施の形態において、このような接続を可能とするた
めには、DIMM、SIMMともECCを採用していれ
ば問題ない。また、SIMMがパリティを前提としたも
のである場合、SIMMのパリティ信号数の2倍した数
がDIMMのECC信号数以上であれば、SIMMのパ
リティ信号をECC信号として使用することも可能であ
る。なお、電源ピン、グランドピンについては図示しな
いが、SIMM受け部21とSIMM受け部22とDI
MM代替挿入部24との間で、電源ピンどうし、グラン
ドピンどうしそれぞれ接続している。
【0040】
【発明の効果】本発明の第1の実施の形態のメモリモジ
ュール変換コネクタにより、SIMMを採用している情
報処理装置でDIMMを代替して使用することができ
る。これにより、入手しやすく、かつ安価なDIMMを
SIMMに代わって使用することが可能となる。
【0041】本発明の第2及び第3の実施の形態のメモ
リモジュール変換コネクタにより、DIMMを採用して
いる情報処理装置でSIMMを代替して使用することが
でる。これにより、SIMM採用の情報処理装置からD
IMM採用の情報処理装置に置き換えた際も、SIMM
を置き換えた装置に流用し再利用することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のメモリモジュール変換コネ
クタの斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】第1の実施の形態のメモリモジュール変換コネ
クタの接続を説明した図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】第1の実施の形態のメモリモジュール変換コネ
クタの信号の接続を説明した図である。
【図6】第2及び第3の実施の形態のメモリモジュール
変換コネクタの斜視図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】第2及び第3の実施の形態のメモリモジュール
変換コネクタの接続を説明した図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】第2の実施の形態のメモリモジュール変換コ
ネクタの信号の接続を説明した図である。
【図11】第3の実施の形態のメモリモジュール変換コ
ネクタの信号の接続を説明した図である。
【符号の説明】
10 メモリモジュール変換コネクタ 11 DIMM受け部 12 DIMMガイド部 13 SIMM代替挿入部 14 SIMM代替挿入部 20 メモリモジュール変換コネクタ 21 SIMM受け部 22 SIMM受け部 23 SIMMガイド部 24 DIMM代替挿入部 31 SIMMコネクタ 32 SIMMコネクタ 40 DIMM 50 基板 61 SIMM 62 SIMM 70 DIMMコネクタ 80 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01R 31/06 H01R 23/68 303F (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/16 H01R 31/02 - 31/06 G06F 3/00 G06F 12/16 G11C 5/00 303

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DIMMを挿入して信号を伝達するため
    の複数の接触部を持つ溝を設けたDIMM受け部と、前
    記DIMM受け部の両端に設けられたDIMMガイド部
    と、前記DIMM受け部の両側に設けられそれぞれSI
    MMコネクタに挿入可能とした第1のSIMM代替挿入
    部及び第2のSIMM代替挿入部とを一体化して備えた
    ことを特徴とするメモリモジュール変換コネクタ。
  2. 【請求項2】 DIMMを挿入して信号を伝達するため
    の複数の接触部を持つ溝を設けたDIMM受け部と、前
    記DIMM受け部の両端に設けられたDIMMガイド部
    と、前記DIMM受け部の両側に設けられそれぞれSI
    MMコネクタに挿入可能とした第1のSIMM代替挿入
    部及び第2のSIMM代替挿入部とを一体化して備え、
    前記第1のSIMM代替挿入部の制御信号群及びアドレ
    ス信号群を前記DIMM受け部の制御信号群及びアドレ
    ス信号群のそれぞれに接続し、前記第1のSIMM代替
    挿入部のデータ信号群を前記DIMM受け部の第1のデ
    ータ信号群に接続し、前記第2のSIMM代替挿入部の
    データ信号群を前記DIMM受け部の第2のデータ信号
    群に接続したことを特徴とするメモリモジュール変換コ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 DIMMを挿入して信号を伝達するため
    の複数の接触部を持つ溝を設けたDIMM受け部と、前
    記DIMM受け部の両端に設けられたDIMMガイド部
    と、前記DIMM受け部の両側に設けられそれぞれSI
    MMコネクタに挿入可能とした第1のSIMM代替挿入
    部及び第2のSIMM代替挿入部とを一体化して備え、
    前記第1のSIMM代替挿入部の制御信号群及びアドレ
    ス信号群を前記DIMM受け部の制御信号群及びアドレ
    ス信号群のそれぞれに接続し、前記第1のSIMM代替
    挿入部のデータ信号群及びデータパリティ信号群を前記
    DIMM受け部の第1のデータ信号群及び第1のデータ
    パリティ信号群のそれぞれに接続し、前記第2のSIM
    M代替挿入部のデータ信号群及びデータパリティ信号群
    を前記DIMM受け部の第2のデータ信号群及び第2の
    データパリティ信号群のそれぞれに接続したことを特徴
    とするメモリモジュール変換コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、又は請求項3のメ
    モリモジュール変換コネクタを有する情報処理装置。
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