JP3397338B2 - ポリペプチド類 - Google Patents
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Description
らの製造方法、それらを含有する薬剤及び医薬としての
それらの用途、例えばソマトスタチンレセプター陽性腫
瘍の処置のためのまたはインビボ画像化試薬としての用
途に関するものである。
診断及び治療への適用のために標識することのできる少
なくとも1個のキレート形成基を有するソマトスタチン
ペプチドを開示している。これらの化合物は、例えば腫
瘍または転移によって発現または過剰発現されたソマト
スタチンレセプターと結合することができる。
核種または陽電子標識に適し、腫瘍上に存在する標的ソ
マトスタチンレセプターに対する興味深い結合親和性を
有するキレート形成基を少なくとも1個有する、新規な
ソマトスタチンペプチドリガンドを提供するものであ
る。このキレート形成基は、直接またはスペーサー基も
しくは架橋基を介して間接的にソマトスタチンペプチド
に結合しているかいずれかであり得る。
し得る陽イオンであり、R1は水素であり且つR1aは遊
離の結合であるか、または、R1は
1であり且つR2は(Nα)−Lysもしくは(Nε)
−Lysであるか、または、nは2であり且つR2は
(Nα,Nε)−Lysであるかのいずれかであり、R
3は式(f)、(g)または(h):
ミノ基をペプチドの末端アミノ基に結合することのでき
る二価のスペーサー基であり、Aは(D)Phe、
(D)Trp、または(D)−β−Nalであり、Bは
所望によりハロゲンもしくはヒドロキシにより環上置換
されていてもよいPhe、またはβ−NalまたはTh
rであり、Cは(D)TrpまたはTrpであり、Eは
Thr、SerまたはValであり、Gは−NH−CH
(R4)−X1[式中R4はThr、β−NalまたはT
rpのα−炭素原子に結合している基であり、X1は−
CH2OR5または−CONH2[式中、R5は水素または
生理学的に許容し得る、生理学的に加水分解可能なエス
テルの基である]である]であり、そして、Y1及びY2
は、合して直接結合を表わすか、または各々が水素であ
り、基BおよびEはL配置を有し、2位および7位の基
はLまたはD配置を有し、且つ、Xが式(a)[式中R
1は水素である]のキレート形成基である時、BはTy
rである]で示される化合物が提供される。好ましくは
R1は
基、例えばスクシニルである。R5は好ましくは水素で
ある。式Iの化合物は例えば遊離または塩の形で存在し
得る。塩は、有機酸、重合酸または無機酸との酸付加
塩、例えば塩酸塩及び酢酸塩、並びに基X中に存在する
カルボキシ基によって得られる塩型、例えばMがナトリ
ウムまたはカリウムのようなアルカリ金属陽イオン、ま
たは置換もしくは非置換アンモニウムであるものを包含
する。
を包含する。これらは既知の方法と同様にして製造する
ことができる。式Iの化合物は、例えば以下のようにし
て製造することができる: a)式Iに示される配列を有する保護化合物中に存在す
る少なくとも1個の保護基を除去し、または、 b)各々が少なくとも1個のアミノ酸またはアミノアル
コールを保護型または非保護型で含み、片方が基Xを含
む、2個のペプチドフラグメントをアミド結合によって
結合し[ここで該アミド結合は、式Iで示されるアミノ
酸配列が得られるような状態にある]、次いで所望によ
り本方法の工程a)を実施し、または、 c)キレート試薬及び保護または非保護型の式II:
し、または、 d)式Iの非保護または保護化合物の官能基を除去し、
またはこれを他の官能基に変換して、式Iの別の非保護
または保護化合物を得、後者の場合は本方法の工程a)
を実施し、または、そして、このようにして得られた式
Iの化合物を遊離型または塩の形で回収する。
特に工程a)及びc)においては、例えば以下の実施例
に記載のごとく実施することができる。所望ならばこれ
らの反応において、ペプチドにおける使用または所望の
キレート形成基のために好適な保護基を、反応に参加し
ない官能基のために使用することができる。保護基とい
う語は、官能基を有する重合体樹脂をも包含することが
できる。キレート形成基を有し、段階b)において使用
されるペプチドフラグメントは、少なくとも1個のアミ
ノ酸またはアミノアルコールを保護型または非保護型で
含むペプチドフラグメントをキレート試薬と反応させる
ことにより製造できる。この反応は段階c)と同様に実
施できる。工程c)において使用されるキレート試薬は
既知であるか、または既知の方法と同様にして製造でき
る。使用される化合物は、それがソマトスタチンペプチ
ド上に所望のキレート形成基を導入できるようなもので
あって、例えばこれは無水物または塩の形でも用いるこ
とができる。1−p−イソチオシアナートベンジル−ジ
エチレントリアミン五酢酸、2−(p−イソチオシアナ
ートベンジル)−1,4,7,10−テトラアザシクロ
ドデカン−1,4,7,10−四酢酸、6−(p−イソ
チオシアナートベンジル)−3,3,9,9−テトラメ
チル−4,8−ジアザウンデカン−2,10−ジオン−
ジオキシム、12−(p−イソチオシアナートベンジ
ル)−1,4,7,10−テトラアザシクロトリデカン
−1,4,7,10−四酢酸、13−(p−イソチオシ
アナートベンジル−1,4,8,11−テトラアザシク
ロテトラデカンは、既知の方法、例えばM.W.ブレク
ビール等、イノーガニック・ケミストリー(Inor
g.Chem.)第25巻2772−2781頁(19
86)またはミン・K.モイ及びC.F.メアーズ、ジ
ャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイアティ
ー(J.Am.Chem.Soc.)第110巻626
6−6267頁(1988)に開示されるような方法に
従って製造できる。デフェロキサミン(またはデスフェ
ラール)は既知の化合物である(ザ・メルク・インデク
ス(The Merck Index)第10版283
9、1983)。Xが式(b)または(e)で示される
基である式Iの化合物の製造のためには、ジエチレント
リアミン五酢酸(DTPA)またはデフェロキサミンの
いずれかを、まずLysまたはYを生成する化合物、例
えばジカルボン酸と反応させ、次いで式IIの化合物と
反応させ、または、別法として、DTPAまたはデフェ
ロキサミンを、末端アミノ基上のスペーサー基Yまたは
Lysで修飾された式IIの化合物と反応させることが
できる。式Iの化合物は常套的方法、例えばクロマトグ
ラフィーによって精製することができる。
ンドである。キレート形成基Xは、放射性核種と錯体を
形成することができ、対応する標識されたリガンドは、
さらに、例えば腫瘍または転移により発現または過剰発
現されたソマトスタチンレセプターと結合することがで
きる。したがって、本発明はさらに、陽電子、β−また
はγ−放射放射性核種と錯体形成する遊離型または塩の
形の式Iの化合物、それらの製造並びにインビボにおけ
る診断的及び治療的処置のためのそれらの用途を提供す
る。好適なγ−放射放射性核種は、診断技術において有
用なものを包含する。このγ−放射放射性核種は1時間
ないし40日間の半減期を有するのが有利であり、好ま
しくは5時間ないし4日間、より好ましくは12時間な
いし3日間の半減期を有する。ガリウム、インジウム、
テクネチウム、イットリウム、イッテルビウム、レニウ
ム及びタリウムから誘導される放射性核種、例えば67G
a、111In、99mTc、90Y、169Yb及び186Reがそ
の例である。好ましくはγ−放射性核種は、使用される
式Iの化合物の代謝によって選択される。より好ましく
は、式Iの化合物は腫瘍上の非修飾ソマトスタチンペプ
チドの半減期より長い半減期を有するγ−放射性核種と
キレート形成させる。好適な陽電子放射放射性核種は例
えば68Gaである。好適なβ−放射放射性核種は、例え
ばGB−A−2225579に記載のように治療的適用
に有用なものであって、例えばYおよびReから誘導さ
れるものである。β−放射性核種は2.3時間ないし1
4.3日間、好ましくは2.3ないし100時間の半減
期を有するのが有利である。好ましくはβ−放射放射性
核種は、腫瘍上の非修飾ソマトスタチンペプチドの半減
期より長い半減期を有することを目的として選択する。
好ましいのは111In、90Y、99mTc及び68Gaであ
る。
A−2225579に開示のごとく、例えば式Iの化合
物を、対応する放射性核種生成化合物、例えば金属塩、
好ましくは水溶性塩と反応させることにより、製造でき
る。好ましくは、式Iの化合物の錯体形成は、式Iの化
合物が生理学的に安定なpHにおいて実施する。例えば
テクネチウム−99mのような放射性核種は、酸化型、
例えばTc−99mペルテクネタートの形で使用するこ
とができ、これは還元条件下に錯体形成することができ
る。式Iのキレート化化合物及びこれらの薬学上許容し
得る塩は薬学的活性を示し、故に、γ−放射または陽電
子放射放射性核種と錯体形成した場合には、画像化試薬
として、例えばソマトスタチンレセプター陽性腫瘍及び
転移において、例えばソマトスタチンレセプターの蓄積
の視覚化に有用であり、または、β−放射性核種と錯体
形成した場合には、標準試験により示されるように、イ
ンビボにおける腫瘍、特にソマトスタチンレセプター陽
性腫瘍及び転移の処置のための放射性医薬として有用で
ある。腫瘍及び転移により発現または過剰発現されるソ
マトスタチンレセプターに対する式Iのキレート化化合
物の親和性を、例えばGB−A−2225579に開示
されるように標準インビトロ結合検定において測定し
た。例えば実施例4の化合物は高い親和性でソマトスタ
チンレセプターに結合することが観察された(IC50=
3nM)。ソマトスタチンレセプターに対する式Iのキ
レート化化合物の親和性は、例えばGB−A−2225
579に開示されるような標準試験法に従って、インビ
ボ試験によっても示すことができる。
た式Iの化合物を、0.1ないし2mCiの放射性核種
で標識された式Iの化合物1ないし5μg/kgという
用量で投与した後、腫瘍部位は、本質的に排泄の起こっ
ている器官と共に検出できるようになる。したがって、
一連の個別的またはこれに代わる態様において、本発明
はさらに、以下のものを提供する: 1.対象における腫瘍、特にソマトスタチンレセプター
陽性腫瘍または転移のインビボの検出方法であって、
a)γ−または陽電子−放射放射性核種とキレート形成
させた式Iの化合物を該対象に投与し、そしてb)該キ
レート化化合物によって標的とされた腫瘍の位置を記録
する、ことからなる方法。画像化試薬としての使用のた
めの式Iのキレート化化合物は、非経口的に、好ましく
は静脈内に、例えば注射用溶液または懸濁液の形で、好
ましくは一回の注射で投与することができる。好適な用
量は無論、例えば使用する式Iの化合物及び放射性核種
によって変わるであろう。注射される好適な用量は、当
分野で知られるフォトスキャニング法により画像化でき
る範囲にある。式Iのキレート化化合物は、0.1ない
し50mCi、好ましくは0.1ないし30mCi、さ
らに好ましくは0.1ないし20mCiの放射活性を有
する用量で有利に投与できる。指示される用量範囲は、
使用されるγ−放射放射性核種にもよるが、例えば0.
1ないし20mCi、好ましくは3ないし15mCiの
γ−放射放射性核種で標識された式Iの化合物1ないし
200μgとすることができる。例えばInの場合、低
い範囲の放射活性を使用するのが好ましいが、Tcの場
合は高い範囲の放射活性を使用するのが好ましい。腫瘍
形成部位に式Iのキレート化化合物を投与した後、例え
ば核医薬画像化装置、例えば各々コンピューターの補助
するスキャナー、γ−カメラ、回転γ−カメラ;PET
スキャナー(陽電子放射断層撮影);MRI装置または
CATスキャン装置を用いる、対応する画像化技術を適
用することができる。
腫瘍、例えばソマトスタチンレセプター陽性腫瘍及び転
移のインビボの処置方法であって、該対象に、β−放射
放射性核種とキレート形成させた式Iの化合物の治療的
有効量を投与することからなる方法。本発明に係る治療
法の実施において用いられる用量は、無論、処置される
べき個々の状態、例えば腫瘍の体積、使用される個々の
キレート化化合物、例えば腫瘍内での式Iのキレート化
化合物の半減期、及び所望の治療によって変わるであろ
う。一般に用量は、各器官への放射活性の分布を基礎に
して、そして観察される標的の取り込みによって算出す
る。例えば式Iのβ−キレート化化合物は、0.1ない
し3mCi/kg(体重)、例えば1ないし3mCi、
好ましくは1ないし1.5mCi/kg(体重)の放射
活性を有する日用量範囲で投与できる。指示される用量
範囲は、例えば0.1ないし3mCi/kg(体重)、
好ましくは0.1ないし1.5mCi/kg(体重)の
β−放射放射性核種で標識された式Iの化合物1ないし
200μgである。式Iのβ−放射キレート化化合物
は、任意の常套的経路によって、とりわけ非経口的に、
例えば注射用溶液または懸濁液の形で投与することがで
きる。さらにこれらは注入、例えば30ないし60分間
の注入によっても有利に投与できる。腫瘍の部位によっ
ては、これらはその腫瘍部位にできる限り近接して、例
えばカテーテルを用いて投与することができる。選択さ
れる投与様式は、使用するキレート化化合物の解離速度
及び排泄速度に依存し得る。
学上許容し得る形で投与できる。このような塩は常法に
より製造でき、遊離化合物と同等の活性を示す。本発明
方法における使用のための式Iのキレート化化合物は、
好ましくは対象への投与の直前に製造、即ち、所望のβ
−、γ−または陽電子放射放射性核種による放射標識
は、投与の直前に実施することができる。式Iのキレー
ト化化合物は、下垂体、胃腸膵、中枢神経系、乳、前立
腺、卵巣または大腸の腫瘍、小細胞肺癌、腎臓癌、副神
経節腫、神経芽細胞腫、好クローム性細胞腫、リンパ
腫、甲状腺髄様癌、骨髄腫、ホジキン及び非ホジキン
病、骨腫瘍などのような腫瘍並びにこれらの転移の画像
化または処置に好適である。
りβ−、γ−または陽電子放射放射性核種によりキレー
ト化された遊離または薬学上許容し得る塩の形の式Iの
化合物を、そのための1またはそれ以上の薬学上許容し
得る担体または希釈剤と共に含有して成る医薬組成物が
提供される。このような組成物は常法によって製造でき
る。本発明に係る組成物は、式Iの化合物を放射性核種
と混合し、得られた標識化合物を投与する使用説明書と
共に、別個の包装で供することもできる。これは、さら
に、一対型包装、即ち、これらの混合及びキレートの投
与についての指示説明書と共に式Iの化合物及び放射性
核種の単位用量が別々に入った一つの包装としても提供
することができる。希釈剤または担体は単位投薬型で供
することができる。
り、[α]20 D値は未補正である。以下の略語を使用す
る: Boc:tert−ブトキシカルボニル TFA:トリフルオロ酢酸 AcOH:酢酸 DMF:ジメチルホルムアミド Fmoc:9−フルオレニルメトキシカルボニル DOTA:1,4,7,10−テトラ−アザシクロドデ
カン−1,4,7,10−四酢酸 DTPA:ジエチレントリアミン五酢酸 HMPAO:3,3,9,9−テトラメチル−4,8−
ジアザウンデカン−2,10−ジオン−ジオキシム TITRA:1,4,7,10−テトラアザシクロトリ
デカン−1,4,7,10−四酢酸 TETRA:1,4,8,11−テトラアザシクロテト
ラデカン
エチルアミン0.14ml中の
ンジル)−DOTA110mgを加える。室温で9時間
の反応時間の後、この溶液を水で希釈し、凍結乾燥す
る。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製
し、次いでピペリジン/DMF(1/4v/v)10m
lで10分間処理する。溶媒及び塩基を除去した後、粗
製化合物をシリカゲル上のクロマトグラフィーにより精
製し、水/アセトニトリル/酢酸緩衝系を用いるRP−
HPLCクロマトグラフィーにより脱塩する。得られた
表記化合物を凍結乾燥する。 FAB−MS:157
0.9。
代わりに1−(p−イソチオシアナートベンジル)−D
TPAを用いる外は実施例1の方法を反復することによ
り、表記化合物が得られる。 FAB−MS:1573.8。[α]20 D=−10.0
°(95%AcOH中c=0.12)。
代わりに6−(p−イソチオシアナートベンジル)−H
MPAOを用いる外は実施例1の方法を反復することに
より、表記化合物が得られる。 FAB−MS:1458.8。 この化合物は、特に99mTc標識に好適である。キレー
ト試薬として用いられる6−(p−イソチオシアナート
ベンジル)−HMPAOは、以下のようにして6−(p
−アミノベンジル)−HMPAOに還元される6−(p
−ニトロベンジル)−HMPAOから製造することがで
きる:メタノール15ml及び水15mlを混合して、
0.1NNaOHでpH11に調節する。Pd/アロッ
クス(alox)に基づく触媒25mgを加え、水素で
透明にした後、予備水素添加を実施する。15分後、水
素レベルが一定になった時、1:1メタノール/水15
ml中の6−(p−ニトロベンジル)−HMPAO0.
25gを加え、混合物を一夜攪拌する。得られた混合物
を次いでハイフロスーパーセル上で濾過し、濃縮し、減
圧下に乾燥する。次に、得られた6−(p−アミノベン
ジル)−HMPAOを、M.W.ブレクビール等、イノ
ーガニック・ケミストリー(Inorg.Chem.)
第25巻2772−2781、1986に開示されるよ
うにホスゲンと反応させる。6−(p−ニトロ−ベンジ
ル)−HMPAOは、パーカー等、テトラヘドロン(T
etrahedron)第45巻No.1、21(19
89)及びメア−ズ等、アナリティカル・バイオケミス
トリー(Anal.Biochem.)第142巻68
頁(1984)に開示のごとく製造できる。
代わりに12−(p−イソチオシアナートベンジル)−
TITRAを用いる外は実施例1の方法を反復すること
により、表記化合物が得られる。 FAB−MS:1584.9。
代わりに1−(p−イソチオシアナートベンジル)−
1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカンを用
いる外は実施例1の方法を反復することにより、表記化
合物が得られる。 FAB−MS:1366.8。
溶解し、NaHCO35gと反応させる。DTPA二無
水物520mgを、攪拌しながら徐々に加える。反応混
合物をさらに30分間攪拌し、凍結乾燥する。残留物を
水250mlに溶解し、濃塩酸でpHを2.5に調節す
る。沈澱した生成物を濾過し、洗浄し、五酸化燐で乾燥
する。TFAによる処理によりBoc基を開裂させ、シ
リカゲルカラム上のクロマトグラフィー及びデュオライ
ト樹脂上での脱塩後、表記化合物が得られる。 [α]20 D=−6.4°(95%AcOH中c=0.2
5)。
外は、DTPAとの結合のために実施例6の方法を反復
して、表記化合物を得る。 [α]20 D=−3.4°(95%AcOH中c=0.2
5)。
する。引続き、塩基遊離型のデスフェラール101mg
(0.18mM)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
45mg(0.33mM)及びジシクロヘキシルカルボ
ジイミド51.5mg(0.25mM)を加える。反応
混合物を室温に温め、室温で18時間放置する。高真空
下に溶媒を蒸発させた後、残留物を、溶離液としてクロ
ロホルム/メタノール/氷酢酸/水の8:2.0.12
5:0.125の混合物を用いるシリカゲル50g上の
クロマトグラフィーに付す。表記化合物を含有する画分
をデュオライト50mlに適用し、水洗して塩を除き、
ジオキサン/水/1%酢酸の勾配を用いて溶出する。得
られた表記化合物を凍結乾燥する。 MS=MH+1661。[α]20 D=−7.4°(95%
AcOH中c=0.25)。
ように製造することができる:
mlに溶解し、この溶液を4°に冷却する。N−エチル
ジイソプロピルアミン0.1ml(0.58mM)及び
琥珀酸無水物24mg(0.24mM)を加える。1時
間後、溶液を凍結乾燥する。残留物を塩化メチレン10
mlで処理し、濾過し、乾燥する。得られた生成物はデ
スフェラールとの反応のためにそのまま使用することが
できる。
この溶液に、N−エチルジイソプロピルアミン0.13
1ml及びDTPA−アジド溶液6.5ml(0.18
3mM)を加える。室温で2ないし5時間後にFmoc
保護基をピペリジン1mlで除去する。15分後、混合
物を蒸発させ、溶離液として7:5:2:2のクロロホ
ルム/メタノール/酢酸/水を用いるシリカゲルクロマ
トグラフィーに付し、そして蒸発させる。残留物を50
gのデュオライトに適用し、水洗して塩を除き、50/
49/1のジオキサン/水/酢酸ですすぐと表記化合物
が生成する。 FAB−MS:1522.8。[α]20 D=−18.8
°(95%AcOH中c=0.6)。 DTPA−アジドは以下のように製造できる:DTPA
−ヒドラジド720mgをDMF50mlに溶解し、−
15゜に冷却する。この溶液に亜硝酸t−ブチル0.1
88ml(1.67mM)を滴下し、得られる溶液を3
0分間攪拌する。これは上記の操作に直接使用すること
ができる。
結合を実施する前に、TFA5mlで処理し、室温で1
5分間攪拌し、ジイソプロピルエーテル100ml及び
3Nエーテル性塩酸5mlを添加し濾過することによっ
て、Bocを除去する。 FAB−MS:1522.8。[α]20 D=−29°
(95%AcOH中c=0.31)。
ロピルアミンを倍量使用する外は実施例9の操作を反復
する。結合の前に、実施例10に記載のようにしてBo
c基を除去する。 FAB−MS:1898.1。[α]20 D=−18.5
°(95%AcOH中c=0.3)。
する。得られた溶液を0.22μマイレックス−GVフ
ィルターを通過させ、0.1mlずつに分け、−20℃
で保存する。111InCl3(アマーシャム、1mCi/
100μl)を同容量の0.5M酢酸ナトリウム中に前
希釈し、リガンドをInCl3溶液と混合し、室温下で
穏やかにホモジナイズすることにより、標識を行なう。
次にHEPES緩衝液(pH7.4)を加えて10-6M
の溶液を作成する。実施例12の操作に従って、さらに
実施例4、6及び7の化合物を標識する。
生機の組み立て、その溶出及び[90Y]EDTAの酢酸
塩錯体への変換を、M.キノール及びD.J.ナートウ
ィッチ、ジャーナル・オブ・ヌクレアー・メディスン
(J.Nucl.Med.)第28巻1465−147
0頁(1987)に開示される方法に従って実施する。
0.01M酢酸5mlに溶解した実施例1の化合物1m
gを室温に昇温させ、滅菌した0.5M酢酸塩50μl
中の90Y1.0mCiを加える。次いでこの混合物を3
0分間ないし1時間静置して最大限にキレート化させ
る。実施例13の操作に従って、実施例1、2、4及び
5の化合物を90Yで標識する。
速1ml/分で10mlの5mM Na2EDTAを用
いて溶出する。得られた溶出液を10M HCl15m
l及びジエチルエーテル25mlに加える。この相を混
合した後、水層を捨てる。エーテル層を3x8mlの6
M HClでさらに洗浄する。エーテル層を蒸発乾固
し、酢酸アンモニウム緩衝液(pH4.5−5.0)3
00μlに再溶解する。この68Ga溶液を実施例8の化
合物2μgに加え、溶液を20秒間攪拌する。注射に先
立ち、1M NaCl約15μlを加えて溶液を等張と
する。
Claims (4)
- 【請求項1】 遊離形または塩形もしくは錯体形の、式
I: 【化1】 [式中、Cは(D)TrpまたはTrpである]で示さ
れる化合物。 - 【請求項2】 β−、γ−または陽電子放射性核種と錯
体形成させた請求項1に記載の式Iの化合物。 - 【請求項3】 111Inと錯体形成させた、遊離形ま
たは塩形の請求項1に記載の式Iの化合物。 - 【請求項4】 請求項1に記載の化合物を含む、放射性
核種用担体。
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