JP3397025B2 - ビーム出射用高周波発生装置及びそれを用いた加速器 - Google Patents

ビーム出射用高周波発生装置及びそれを用いた加速器

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JP3397025B2 JP30094095A JP30094095A JP3397025B2 JP 3397025 B2 JP3397025 B2 JP 3397025B2 JP 30094095 A JP30094095 A JP 30094095A JP 30094095 A JP30094095 A JP 30094095A JP 3397025 B2 JP3397025 B2 JP 3397025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加速器に係り、加速
器中を周回する荷電粒子ビームに高周波電磁場を前記荷
電粒子ビームに印加し、荷電粒子ビームのベータトロン
振動振幅を増大させ、荷電粒子ビームを出射する加速器
のビーム出射用高周波発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加速器中を周回する荷電粒子ビームに高
周波電磁場を印加し、荷電粒子ビームのベータトロン振
動振幅を増大させ、荷電粒子ビームを出射する従来技術
として、特開平5−11183117 号公報に記されている。こ
れは、偏向電磁石や6極電磁石の磁場強度を一定にし、
チューン(加速器一周あたりのベータトロン振動数)一
定、即ち4極電磁石の磁場強度を一定としておき、荷電
粒子ビームに高周波電磁場を印加し、荷電粒子ビームの
ベータトロン振動振幅を増大させて共鳴を発生させて荷
電粒子ビームを出射するビーム出射方法である。荷電粒
子ビームに印加する高周波は、荷電粒子ビームのベータ
トロン振動振幅が増大する高周波、即ち、加速器中を周
回する荷電粒子ビームのチューン幅を有する周波数帯域
を持つ高周波である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、出射
ビームエネルギーが一定であるので、荷電粒子ビームの
ベータトロン振動振幅を増大させるために印加する高周
波は一定の周波数帯域を持つものでよい。
【0004】しかし、荷電粒子ビームのエネルギーが変
化すると、荷電粒子ビームの周回周波数とビームエネル
ギーの範囲が変化するので、周波数帯域が一定の従来技
術では、エネルギーの変化に応じてベータトロン振動振
幅を増加させることができない。従って、ビームエネル
ギーを変化させながら、出射ビームを得ることも困難で
ある。
【0005】また、従来技術では、任意のビームエネル
ギーで、出射ビームの電流すなわち、出射ビームの強度
を制御することができない。
【0006】本発明の目的は、荷電粒子ビームのエネル
ギーが変化しても、荷電粒子ビームを出射することがで
きるビーム出射用高周波発生装置及びそれを用いた加速
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の特徴は、単一周波数の信号を出力し、かつ該信号の
周波数を変化させることが可能な単一周波数発生手段
と、有限の周波数帯域をもつ信号を出力する帯域ノイズ
発生手段と、前記単一周波数発生手段から出力された信
号及び前記帯域ノイズ発生手段から出力された信号を入
力し、かつ両信号を乗算して得られた高周波信号を前記
電極に出力する乗算器とを有することにある。
【0008】単一周波数発生手段は、出力する信号の周
波数を変化させることが可能なため、荷電粒子ビームの
エネルギーに応じて、出力する信号の周波数を変化させ
ることができ、荷電粒子ビームのエネルギーが変化して
も荷電粒子ビームのベータトロン振動振幅を増加させる
ことができる。よって、荷電粒子ビームのエネルギーが
変化しても、荷電粒子ビームを出射することができる。
【0009】本発明は、好ましくは、単一周波数発生手
段、帯域ノイズ発生手段、及び乗算器のいずれかを制御
することにより、乗算器から出力される高周波信号の強
度を変化させる。高周波信号の強度を変化させることに
より、電極から荷電粒子ビームに印加される高周波電磁
場の強度を変化させることができ、従って、出射される
荷電粒子ビームの電流の大きさ、すなわち強度を変化さ
せることができる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】本発明は、好ましくは、周回する荷電粒子
ビームの周回周波数に応じて単一周波数発生手段から出
力される信号の周波数を変化させる。それにより、周回
周波数が変化しても荷電粒子ビームを出射できる
【0025】
【0026】本発明は、好ましくは、周回する荷電粒子
ビームのエネルギーに応じて単一周波数発生手段から出
力される信号の周波数を変化させる。それにより、ビー
ムエネルギーが変化しても荷電粒子ビームを出射でき
【0027】
【0028】本発明は、好ましくは、前記電磁石が発生
する磁場の磁場強度に応じて前記単一周波数発生手段か
ら出力される信号の周波数を変化させる。ビームエネル
ギーの変化は電磁石の磁場強度の変化として現れる。
従って、ビームエネルギーが変化しても荷電粒子ビー
ムを出射できる
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【発明の実施の形態】
(実施例1)本発明の第1の実施例である、ビーム出射
用高周波装置10を備えた加速器を図1を用いて説明す
る。
【0034】本実施例の加速器は、プロトンビームを癌
治療等に使用する医療用装置として用いられる。
【0035】本実施例の加速器は、プロトンビームを発
生する前段加速器1,プロトンビームを加速器へ入射さ
せる入射器2,プロトンビームが周回する真空ダクト2
0,ビーム軌道を曲げる偏向電磁石3,ビームを収束発
散させ安定に加速器中を周回させる4極電磁石4,ビー
ムの安定限界を形成する6極電磁石14,ビームにエネ
ルギーを与える高周波加速空胴5,プロトンビームのベ
ータトロン振動振幅を増加させる電極7,加速器からビ
ームを出射する出射器6,電極7に高周波信号13を供
給するビーム出射用高周波発生装置10、および、ビー
ム出射用高周波発生装置10を制御する高周波制御装置
8等から構成されている。
【0036】前段加速器1で発生したプロトンビーム
は、入射器2によって加速器に入射され、偏向電磁石3
や4極電磁石4によって軌道を保たれ、真空ダクト20
内を周回する。周回するプロトンビームは高周波加速空
胴5によって、エネルギーが与えられる。
【0037】所望のエネルギーまでビームが加速される
と、高周波制御装置8がビーム出射用高周波発生装置1
0を制御して、高周波電圧を電極7に出力させる。高周
波電圧が電極7に供給されると、電極7は高周波電磁場
を発生し、この高周波電磁場によって、ビームのベータ
トロン振動振幅が増加する。ベータトロン振動振幅が増
加して、安定限界を越えたビームは、出射器6から出射
され治療室9の患者11の患部に照射される。
【0038】ベータトロン振動振幅を増加させるために
は、ビームの周回周波数に対応した中心周波数と、ビー
ムエネルギーの範囲の幅に対応した帯域をもつ高周波電
磁界を印加することが必要である。従って、電極7に供
給される高周波信号13を以下のように求める。
【0039】ただし、ビームの周回周波数をfrev ,チ
ューンの小数部即ち加速器1周当りのベータトロン振動
数の小数部をν,ビームエネルギーの範囲の最大幅に対
応するベータトロン振動数の幅をΔν,整数n(n≧
0)とし、これらの値は加速器の設計により決まり、予
め求められている。
【0040】中心周波数fは、
【0041】
【数1】 f=frev・(n+ν) …(数1) または
【0042】
【数2】 f=frev・(n+1−ν) …(数2) で、周波数幅Δfは、
【0043】
【数3】 Δf=frev・Δν …(数3) で求められる。
【0044】ビーム出射用高周波発生装置10により、
中心周波数fが1MHzで、周波数幅Δfが50kHz
の高周波を発生させる場合について、図2および図3を
用いて説明する。
【0045】ビーム出射用高周波発生装置10は、能動
素子であるオペアンプ等のアナログ乗算器21,周波数
を1MHzから10MHzまで変化できるスイープジェ
ネレータ22、およびDCから有限の周波数帯域をもつ
ノイズ信号を発生する帯域ノイズ発生器23から構成さ
れている。
【0046】スイープジェネレータ22の信号24と帯
域ノイズ発生器の信号25は乗算器21に入力される。
信号24の周波数を1MHz、信号25の周波数帯域を
0〜25kHzとした場合、乗算器21は、中心周波数
fが1MHzで50kHzの帯域幅Δfの高周波信号1
3を出力する。
【0047】周回するプロトンビームのエネルギーが変
化すると、周回周波数frev 及びビームエネルギーの範
囲の幅が変化するが、本実施例においては、変化するビ
ームエネルギー幅のうち、最大の幅に対応するベータト
ロン振動数の幅に予めΔνを設定しているので、ビーム
エネルギーの幅が変化しても、その変化は周波数幅Δf
に含まれる。従って、ビームエネルギーが変化しても、
プロトンビームのベータトロン振動振幅を増加させるの
に適当な高周波を得ることができる。
【0048】高周波制御装置8は、6極電磁石14がビ
ームの安定限界を形成しているときに、ビーム出射用高
周波発生装置10を制御して、高周波信号13を電極7
に印加する。
【0049】このとき、電極7に印加する高周波信号1
3の強度を変えることによって、電極7に発生する高周
波電磁場の大きさが変わり、出射ビームの電流の大き
さ、すなわち出射ビームの強度を変えることができる。
【0050】本実施例では、高周波制御装置8によっ
て、スイープジェネレータ22、または帯域ノイズ発生
器23を制御して、出力24の強度、または出力25の
強度を変えれば、乗算器21の高周波信号13の強度を
変えることができ、従ってビーム強度を変えることがで
きる。また、高周波制御装置8が乗算器21を制御し
て、高周波信号13の強度を変化させてもよい。
【0051】また、高周波制御装置8がスイープジェネ
レータ22を制御して、周回周波数frev に対応して中
心周波数fを変化させれば、加速途中で周回周波数fre
v が変化しているときも、ビームを出射することができ
る。従って、加速途中でビームエネルギーが変化してい
るときも、ビームを出射することができる。
【0052】本実施例では、スイープジェネレータ22
を使用しているが、スイープジェネレータ22の代わり
に周波数が一定の発振器を用い、その発振周波数を順次
変化させてもよい。
【0053】次に、ビーム出射用高周波発生装置10
に、乗算器として受動素子のミキサー31,周波数を掃
引するスイープジェネレータ32,周波数帯域を有する
帯域ノイズ発生器33で構成した例を図4に示す。ミキ
サー31はDCから掛算することができないので前例と
同様な周波数では所望の高周波信号13は得られない。
一例として、所望の高周波信号13の中心周波数が1M
Hzから10MHzまで変化し、周波数幅が50kHz
の場合について図5を用い説明する。周波数を掃引する
スイープジェネレータ32は、周波数20MHzから2
9MHzを掃引する。帯域ノイズ発生器33では、中心
周波数19MHzで幅50kHzの帯域を有するノイズ
35を発生する。スイープジェネレータの信号34と帯
域ノイズ発生器の信号35はミキサー31に入力され
る。ミキサー31の出力37はスイープジェネレータ3
2の周波数±帯域ノイズ発生器33の周波数となる。ス
イープジェネレータ32の周波数+帯域ノイズ発生器3
3の周波数は必要ないので、ローパスフィルター36で
取り除き、スイープジェネレータ32の周波数−帯域ノ
イズ発生器33の周波数、即ち所望の周波数13を得る
ことができる。上記は一例であり周波数は、自由に選択
できる。
【0054】本実施例の加速器によれば、周回するプロ
トンビームのビームエネルギーが変化しても、プロトン
ビームを出射することができる。また、プロトンビーム
のビーム強度を変えることができるので、癌治療等の医
療用装置では、照射対象によってビーム強度を調節でき
る。また、加速途中のプロトンビームを出射することが
できるので、患者の患部深さ方向にビームの照射ができ
る。
【0055】(実施例2)第二の実施例の出射制御装置
60を備えた加速器を図6を用いて説明する。
【0056】本実施例の加速器は、第1の実施例の加速
器と同様の構成に加えて、偏向電磁石3に接続されて磁
場強度62を検出し、検出した磁場強度62に基づいて
クロック信号63を出力するB−クロック19,電極7
への高周波信号の供給をON/OFFするスイッチ1
5、および、出射制御装置60を備えている。
【0057】出射制御装置60は、高周波制御装置8,
電源用制御装置18、及び中央制御装置16を有する。
【0058】高周波制御装置8は、第1の実施例と同様
に、ビーム出射用高周波発生装置10を制御して、高周
波信号13の強度及び中心周波数を変化させる機能を持
つ。
【0059】電源用制御装置18は、高周波加速空胴5
の電源61を制御して、高周波加速空胴5に供給される
高周波電力の強度及び周波数を変化させる機能を持つ。
【0060】中央制御装置16は、目標のビームエネル
ギーをもつ出射ビームを得るために、予め設定された周
波数の変化(以下、周波数パターンと呼ぶ)をもち、周
波数パターンに従って、高周波制御装置8および電源用
制御装置18を制御する機能をもつ。また、中央制御装
置16は、スイッチ15の開閉を行うタイミングパター
ンも予め設定されており、それに従って高周波スイッチ
15を制御する機能をもつ。
【0061】本実施例の加速器では、制御装置(図示せ
ず)が、プロトンビームの軌道を保つために、プロトン
ビームの周回周波数に従って、偏向電磁石3などの電磁
石やその電源を制御して、電磁石がつくる磁場の強度を
調節する。
【0062】本実施例の加速器は、実施例1と同様に、
前段加速器1からビームを入射して、高周波加速空洞5
でエネルギーを与えられ、電極7で高周波電磁界を印加
されて出射される。
【0063】前述したように、ベータトロン振動振幅を
増加させるためには、プロトンビームの周回周波数fre
v に対応した中心周波数fと、ビームエネルギーの範囲
の幅に対応した帯域をもつ高周波信号13を電極7に供
給することが必要である。
【0064】また、ビームエネルギーを変化させるため
にも、プロトンビームの周回周波数frevに対応した周
波数fcを有する高周波電力を高周波加速空洞5に供給
することが必要である。
【0065】ここで、高周波加速空洞5に供給される高
周波電力の周波数fc と、ビームの周回周波数frevと
は、
【0066】
【数4】 frev=fc/h …(数4) の関係がある。ただし、hはハーモニック数で、加速器
の設計により決まる値で、予め与えておく。
【0067】本実施例の出射制御装置60が行う制御に
ついて説明する。
【0068】中央制御装置16は、初めにスイッチ15
を開いたまま、周波数パターンの最初の周波数fcを高
周波制御装置8および電源用制御装置18に渡す。
【0069】高周波制御装置8によって、(数4)の関
係を用いて周回周波数frev が求められ、実施例1と同
様にして、ビーム出射用高周波発生装置10において高
周波信号13が発生する。
【0070】同時に、電源用制御装置18によって、周
波数fc の高周波電力が高周波加速空胴5に供給され、
周回するプロトンビームのエネルギーが変化する。
【0071】周回するプロトンビームのエネルギーが変
化すると、図示しない制御装置によって、偏向磁石3の
磁場強度が変化し、B−クロック19がクロック信号6
3を出力する。
【0072】中央制御装置16は、B−クロック19か
らクロック信号63を受けると、周波数パターンの次の
周波数を再び高周波制御装置8および電源用制御装置1
8に渡す。
【0073】中央制御装置16は、以上の制御を繰り返
して周波数パターンを進行させ、予め設定されている目
標の周波数、すなわち、目標のビームエネルギーに到達
すると、スイッチ15を閉じて電極7に高周波信号13
を供給する。そして、実施例1と同様にして、出射ビー
ムが得られる。
【0074】本実施例では、中央制御装置16において
周波数パターンの目標の周波数に達してからスイッチ1
5を閉じるように予め設定しておいたが、周波数パター
ンの開始当初からスイッチ15を閉じて、加速途中のプ
ロトンビームを出射することにより、ビームエネルギー
を変更しながら、出射ビームを得ることもできる。
【0075】また、本実施例では、高周波制御装置8に
おいて(数4)の関係を用いて周回周波数frev を求め
たが、予め中央制御装置16において、周波数パターン
に対応した周回周波数frev のパターンを設定してお
き、高周波制御装置8にその周回周波数frev を渡して
もよい。
【0076】また、実施例1と同様に、高周波制御装置
8によって、乗算器21の高周波信号13の強度を変え
て、ビーム強度を変えることができる。
【0077】本実施例の加速器によれば、任意のビーム
エネルギーのプロトンビームを出射することができる。
本実施例の加速器を用いた癌治療等の医療用装置では、
患部の深さ方向にプロトンビームを照射できる。また、
照射対象によってビーム強度を調節できる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、荷電粒子ビームのエネ
ルギーが変化しても、荷電粒子ビームを出射することが
できる。
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置を医療用装置に適用した第1の実施例を
示すブロック図。
【図2】アナログ乗算器で構成したビーム出射用高周波
発生装置のブロック図。
【図3】高周波発生の一例のブロック図。
【図4】ミキサーで構成したビーム出射用高周波発生装
置のブロック図。
【図5】高周波発生の一例のブロック図。
【図6】本装置を医療用装置に適用した第2の実施例を
示すブロック図。
【符号の説明】
1…前段加速器、2…入射器、3…偏向電磁石、4…4
極磁石、5…高周波加速空胴、6…出射器、7…電極、
8…高周波制御装置、9…治療室、10…ビーム出射用
高周波発生装置、11…患者、13…高周波信号、14
…6極電磁石、15…スイッチ、16…中央制御装置、
18…電源用制御装置、19…B−クロック、19,2
0…真空ダクト、21…アナログ乗算器、22…スイー
プジェネレータ、23,33…帯域ノイズ発生器、31
…ミキサー、32…スイープジェネレータ、36…ロー
パスフィルタ、60…出射制御装置、61…電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣田 淳一 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株式会社 日立製作所 エネルギー研究 所内 (72)発明者 西 正嗣 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株式会社 日立製作所 エネルギー研究 所内 (56)参考文献 特開 平5−198397(JP,A) 特開 平8−64400(JP,A) 特開 平7−14699(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05H 13/04 A61N 5/10 H05H 7/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加速器を周回する荷電粒子ビームに電極を
    介して高周波電磁場を印加することにより、前記加速器
    から荷電粒子ビームを出射させるビーム出射用高周波発
    生装置において、 単一周波数の信号を出力し、かつ該信号の周波数を変化
    させることが可能な単一周波数発生手段と、有限の周波
    数帯域をもつ信号を出力する帯域ノイズ発生手段と、前
    記単一周波数発生手段から出力された信号及び前記帯域
    ノイズ発生手段から出力された信号を入力し、かつ両信
    号を乗算して得られた高周波信号を前記電極に出力する
    乗算器とを有する ことを特徴とするビーム出射用高周波
    発生装置。
  2. 【請求項2】前記単一周波数発生手段、前記帯域ノイズ
    発生手段、及び前記乗算器のいずれかを制御することに
    より、前記乗算器から出力される高周波信号の強度を変
    化させることを特徴とする請求項1記載のビーム出射用
    高周波発生装置。
  3. 【請求項3】荷電粒子ビームを入射する入射器と、荷電
    粒子ビームが周回する真空ダクトと、前記真空ダクトに
    沿って配置された電磁石と、荷電粒子ビームにエネルギ
    ーを与える高周波加速空胴と、荷電粒子ビームに高周波
    電磁場を印加する電極と、前記電極に高周波信号を出力
    するビーム出射用高周波発生装置と、荷電粒子ビームを
    出射する出射器とを備えた加速器において、 前記ビーム出射用高周波発生装置は、単一周波数の信号
    を出力し、かつ該信号の周波数を変化させることが可能
    な単一周波数発生手段と、有限の周波数帯域をもつ信号
    を出力する帯域ノイズ発生手段と、前記単一周波数発生
    手段から出力された信号及び前記帯域ノイズ発生手段か
    ら出力された信号を入力し、かつ両信号を乗算して得ら
    れた高周波信号を前記電極に出力する乗算器とを有する
    ことを特徴とする加速器。
  4. 【請求項4】前記ビーム出射用高周波発生装置は、前記
    単一周波数発生手段、前記帯域ノイ ズ発生手段、及び前
    記乗算器のいずれかを制御することにより、前記乗算器
    から出力される高周波信号の強度を変化させることを特
    徴とする請求項3記載の加速器。
  5. 【請求項5】前記ビーム出射用高周波発生装置は、周回
    する荷電粒子ビームの周回周波数に応じて前記単一周波
    数発生手段から出力される信号の周波数を変化させるこ
    とを特徴とする請求項3記載の加速器。
  6. 【請求項6】前記ビーム出射用高周波発生装置は、周回
    する荷電粒子ビームのエネルギーに応じて前記単一周波
    数発生手段から出力される信号の周波数を変化させるこ
    とを特徴とする請求項3記載の加速器。
  7. 【請求項7】前記ビーム出射用高周波発生装置は、前記
    電磁石が発生する磁場の磁場強度に応じて前記単一周波
    数発生手段から出力される信号の周波数を変化させるこ
    とを特徴とする請求項3記載の加速器。
JP30094095A 1994-11-18 1995-11-20 ビーム出射用高周波発生装置及びそれを用いた加速器 Expired - Lifetime JP3397025B2 (ja)

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