JP3397000B2 - タイミング信号列を処理する装置および方法 - Google Patents

タイミング信号列を処理する装置および方法

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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
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    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイミング信号列を表
すタイミング・パラメータから時刻値を処理し計算する
少なくとも1個の処理ユニットと、タイミング信号列を
出力する出力ユニットとを備えるタイミング信号列を処
理する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】タイミング信号は、タイミング発生器お
よび周波数発生器、特に試験機器に広く用いられてい
る。メモリチップとASICの増大する要求と容量は、
高速で正確な試験機器を必要とする。広い周波数範囲を
備える周波数発生器は、従来技術では、位相ロックルー
プ(PLL)回路またはプログラマブル・プレスケーラ
として一般に知られている。前者は、高い周波数分解能
で作動するが、後者は、高精度、および異なる周波数適
用の間でスイッチング時間がないことを示す。
【0003】同じ発明者によるドイツ国特許公告公報D
E−C−2,829,709号は、高精度と高分解能を
有し、異なる周波数の間でスイッチング時間のない広い
周波数範囲を有するようにするために、位相ロックルー
プ(PLL)回路と、プログラマブル・プレスケーラと
の長所を組合わせる周波数シンセサイザを開示してい
る。パルス・サイクルの発生は、カウント処理がゼロに
なったときにスタート・カウントを負荷することができ
るダウン・カウンタの特定のカウントから得られる。パ
ルス・サイクルの高い時間分解能に影響を与えるために
は、カウントダウン処理の始まりが、カウント・クロッ
クの整数倍だけ遅延される。周波数シンセサイザは、ピ
コ秒範囲の周波数分解能で単一サイクルを発生すること
ができるが、それらのサイクルの繰り返し率は、素子の
処理速度によって制限される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、タイミング・サイクルの繰り返し率が、素子の
処理速度に制限されない周波数およびタイミング発生器
を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、高精度で、高い周波
数分解能を有し、広い適用可能な周波数範囲に対して異
なるタイミング・サイクル間にスイッチング時間のない
周波数およびタイミング発生器を提供することにある。
【0006】本発明のさらに他の目的は、素子の価格と
マシーンの負荷を最適化するために、モジュラー構造を
備える回路を提供することにある。
【0007】本発明のさらに他の目的は、高い精度また
は低い精度の素子を必要とする回路に分離できる回路を
提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、並列処理技術
により非常に低価格の素子を備える、高精度で、高い周
波数分解能の周波数およびタイミング発生器を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、タイミ
ング・パラメータを入力する入力ユニットによって解決
され、それによって、並列に処理される連続するn個の
タイミング・パラメータのシーケンスは、入力ユニット
によってn個の処理ユニットに分配される。第1の時刻
値は、処理ユニットのうちの第1の処理ユニットによっ
て、タイミング・パラメータのうちの第1のタイミング
・パラメータから計算され、次に続く時刻値は、処理ユ
ニットのうちの次に続く処理ユニットによって、シーケ
ンスの対応する次に続くタイミング・パラメータと、先
の各タイミング・パラメータの計算された時刻値とから
計算される。
【0010】他の実施例では、出力ユニットは、各処理
ユニットに接続され、各処理ユニットの計算された時刻
値を記憶する記憶手段と、記憶手段に接続され、記憶さ
れた時刻値からタイミング信号を発生するタイミング発
生器とを備え、各タイミング発生器は、先のタイミング
信号を発生するタイミング発生器か、または各タイミン
グ発生器に同時に与えられたトリガ信号によってトリガ
できる。
【0011】記憶手段は、出力ユニットの処理と処理ユ
ニットの処理との間のデカップリングを可能にする。ト
リガの可能性は、タイミング発生の制御を容易にする。
【0012】他の実施例では、出力ユニットは、発信器
タイミング信号によってクロックできる。これは、正確
な基準発振器信号にタイミング信号発生の参照を可能に
し、タイミング処理における許容誤差からタイミング発
生をデカップリングする。
【0013】他の実施例では、各処理ユニットは、時刻
値を計算する計算ユニットと、計算ユニットに接続さ
れ、先のタイミング・パラメータの計算された時刻値が
利用可能でないならば各タイミング・パラメータを記録
するレジスタ手段とを備えている。これは、計算ユニッ
トにおける時間遅延による機能障害を防ぐために、計算
のための限定された時間の設定を可能にする。さらに、
1シーケンスの全てのタイミング・パラメータは、例え
ば新しい各CLOCK信号で同時に処理ユニットに与え
ることができる。
【0014】他の実施例は、タイミング・パラメータを
ファイン・パラメータとコース・パラメータに分離する
分離手段をさらに備えており、ここでコース・パラメー
タは、発振器周期以上の時間を表し、ファイン・パラメ
ータは、発振器周期未満の時間を表わしている。分離
は、発振器周期以下のタイミング範囲のタイミング発生
をカバーするために単に必要である高精度なタイミング
発生器の使用を可能にする。
【0015】他の実施例は、1シーケンスの最後の時刻
値を第1の計算ユニットに与え、1シーケンスの最後の
時刻値と次に続くタイミング・パラメータとから次の時
刻値を計算するパイロット計算器をさらに備えており、
パイロット計算器は、各シーケンスの第1の時刻値を計
算する第1の処理ユニットに接続されている。パイロッ
ト計算器の使用は、先のシーケンスの計算の結果から独
立した、各シーケンスのタイミング・パラメータの分離
された計算を可能にする。
【0016】他の実施例では、パイロット計算器は、処
理ユニットにしたがって構成されており、それゆえ、必
要とする種々のモジュールまたは素子の数は、減少す
る。
【0017】本発明の実施例による処理ユニットのモジ
ュラー構造は、PLAs(Programmable
Logic Array)およびFPGAs(Fiel
dProgrammable Gate Array)
のような低価格の素子を用いる応用に特に有利であり、
高効率で複数のユニットを容易に組合わせることができ
る。
【0018】本発明の目的は、タイミング信号列を表す
タイミング・パラメータを入力する第1のステップと、
並列に処理される連続するn個のタイミング・パラメー
タをn個の処理ユニットの分配する第2のステップと、
タイミング・パラメータから時刻値を計算する第3のス
テップと、タイミング信号列を出力する第4のステップ
とを含む方法によってもまた解決される。第3のステッ
プにおいて、処理ユニットのうちの第1の処理ユニット
は、タイミング・パラメータのうちの第1のタイミング
・パラメータから第1の時刻値を計算し、処理ユニット
のうちの次に続く処理ユニットは、1シーケンスの対応
する次に続くタイミング・パラメータと先の各タイミン
グ・パラメータの計算された時刻値とから次に続く時刻
値を計算する。
【0019】
【実施例】図1は、本発明のタイミング・パラメータお
よび時刻値の例を示している。タイミング信号列は、予
め決められた時間間隔で順次出力されている。連続する
タイミング信号の間の時間間隔は、本例では、タイミン
グ信号T0,T1間の12ns、タイミング信号T1,
T2間の14ns、タイミング信号T2,T3間の10
ns、タイミング信号T3,T4間の16ns等のタイ
ミング・パラメータによって表されている。それは、第
1のタイミング信号T1が、最初のタイミング信号T0
の後12nsで現れることを意味している。第2のタイ
ミング信号T2は、第1のタイミング信号T1の後14
nsで、かつ最初のタイミング信号T0の後26nsで
与えられる。第3のタイミング信号T3は、第2のタイ
ミング信号T2の後10nsで、かつ最初のタイミング
信号T0の後36ns等で与えられる。一つのタイミン
グ信号と最初のタイミング信号との間の時間間隔は、個
々のタイミング・パラメータの時刻値と呼ばれ、決定さ
れなければならない。値と単位は、単なる例示的なもの
であると理解されるべきである。また、タイミング・パ
ラメータは、必ずしも連続するタイミング信号間の時間
間隔を指す必要はなく、時刻値は、また他の計算方法に
よってタイミング・パラメータから導くこともできる。
【0020】図2は、タイミング・パラメータ列からタ
イミング信号列への処理方法を示している。最初に、タ
イミング・パラメータ列は、連続するタイミング・パラ
メータの連続シーケンスに分割される。この例では、各
シーケンスは、4個のタイミング・パラメータで構成さ
れている。したがって第1のシーケンスは、タイミング
・パラメータの列の第1の4個のタイミング・パラメー
タ12ns,14ns,10ns,16nsで構成され
ている。第2のシーケンスは、タイミング・パラメータ
の列の第2の4個のタイミング・パラメータ15ns,
12ns,14ns,10nsで構成されており、以下
も同じように構成されている。
【0021】各シーケンスは、図3に説明されている次
の手順で処理される。この処理の後では、各シーケンス
は、対応するタイミング・パラメータから得られた時刻
値で構成されている。したがって第1のシーケンスは、
タイミング・パラメータの列の第1のシーケンスのタイ
ミング・パラメータから得られた第1の4個の時刻値1
2ns,26ns,36ns,52nsで構成されてい
る。第2のシーケンスは、タイミング・パラメータの列
の第2のシーケンスのタイミング・パラメータ15n
s,12ns,14ns,10nsから得られた第2の
4個の時刻値67ns,79ns,93ns,103n
sで構成されており、以下も同じように構成されてい
る。
【0022】最後に、計算された時刻値は、物理的信号
に変換され、タイミング信号列として出力される。
【0023】図3は、本発明の一実施例に従ってタイミ
ング・パラメータから時刻値を得る方法を説明してい
る。初期状態では、タイミング・パラメータの第1のシ
ーケンスが最初に処理され、次の各シーケンスが続いて
処理される。第1のシーケンスの第1のタイミング・パ
ラメータが、タイミング・パラメータ列の最初のタイミ
ング・パラメータであるので、12nsはゼロを加算さ
れる。その結果は、第1の時刻値(12ns)であり、
さらに第1のシーケンスの第2のタイミング・パラメー
タ(14ns)が加算される。その結果は、第2の時刻
値(26ns)であり、さらに第1のシーケンスの第3
のタイミング・パラメータ(10ns)が加算される。
その結果は、第3の時刻値(36ns)であり、さらに
第1のシーケンスの第4のタイミング・パラメータ(1
6ns)が加算される。その結果は、第4の時刻値(5
2ns)であり、時刻値の第1のシーケンスが完成す
る。
【0024】次に、第2のシーケンスのタイミング・パ
ラメータが与えられる。第1のシーケンスの第4の時刻
値は、先のシーケンスの最後の時刻値として、第2のシ
ーケンスの第1のタイミング・パラメータ(15ns)
を加算される。その結果は、第2のシーケンスの第1の
時刻値(67ns)であり、さらに第2のシーケンスの
第2のタイミング・パラメータ(12ns)が加算され
る。その結果は、第2のシーケンスの第2の時刻値(7
9ns)であり、さらに第2のシーケンスの第3のタイ
ミング・パラメータ(14ns)が加算される。その結
果は、第2のシーケンスの第3の時刻値(93ns)で
あり、さらに第2のシーケンスの第4のタイミング・パ
ラメータ(10ns)が加算される。その結果は、第2
のシーケンスの第4の時刻値(103ns)であり、時
刻値の第2のシーケンスが完成する。タイミング・パラ
メータの次に続く各シーケンスも同じように処理され
る。
【0025】図4は、本発明による装置の主要な構成を
示している。入力ユニット2は、タイミング信号列を表
すタイミング・パラメータ列を入力ライン4に受け取
る。4個の処理ユニット6,8,10,12が、入力ユ
ニット2に接続されている。すなわち、処理ユニット6
はライン14により、処理ユニット8はライン16によ
り、処理ユニット10はライン18により、処理ユニッ
ト12はライン20により、それぞれ入力ユニット2に
接続されている。個々の処理ユニットは、次に続く処理
ユニットに接続されている。すなわち、処理ユニット6
はライン22により処理ユニット8に接続されており、
処理ユニット8はライン24により処理ユニット10に
接続されており、処理ユニット10はライン26により
処理ユニット12に接続されており、処理ユニット12
はライン28により処理ユニット6に戻るように接続さ
れている。個々の処理ユニットは、さらに出力ユニット
30に接続されている。すなわち、処理ユニット6はラ
イン32により、処理ユニット8はライン34により、
処理ユニット10はライン36により、処理ユニット1
2はライン38により、それぞれ出力ユニット30に接
続されている。最後に、出力ユニット30は、出力ライ
ン40にタイミング信号列を出力する。タイミング信号
の処理に1個の処理ユニットのみが必要とされることが
分かる。しかしながら、処理速度を増大する並列処理を
行うためには、少なくとも2個の処理ユニットが必要で
ある。図における実施例の4個の処理ユニットの数は、
単に例示的なものであり、これに限られるものではな
い。
【0026】図4における実施例の基本的な機能を、次
の場合について説明することができる。すなわち、入力
ユニット2が、タイミング・パラメータ列を、連続する
タイミング・パラメータの連続シーケンスに分割し、1
シーケンスが、この例において最小1個、最大4個のタ
イミング・パラメータで構成される。1シーケンスあた
りのタイミング・パラメータの最大個数は、一般に利用
可能な処理ユニットの最大個数に等しいことが分かる。
【0027】次に、入力ユニット2は、タイミング・パ
ラメータのシーケンスを、1シーケンスのパラメータの
数に等しい多数の連続する処理ユニットに同時に分配す
る。第1の処理ユニット6は、1シーケンスの第1のタ
イミング・パラメータから第1の時刻値を計算し、計算
された第1の時刻値をライン32により出力ユニット3
0に、ライン22により次に続く処理ユニット8に渡
す。次に、処理ユニット8は、計算された第1の時刻値
とそのシーケンスの第2のタイミング・パラメータとか
ら第2の時刻値を計算し、第2の時刻値をライン34に
より出力ユニット30に、ライン24により次に続く処
理ユニット10に渡す。
【0028】シーケンスが4個のタイミング・パラメー
タから成る場合には、第3の処理ユニット10は、第2
の時刻値とそのシーケンスの第3のタイミング・パラメ
ータとから第3の時刻値を計算し、第3の時刻値をライ
ン36により出力ユニット30に、ライン26により次
に続く処理ユニット12に渡す。処理ユニット12は、
そのシーケンスの最後のタイミング・パラメータを処理
するものとして、第3の時刻値とそのシーケンスの第4
すなわち最後のタイミング・パラメータとから第4の時
刻値を計算する。次に、計算された第4の時刻値は、ラ
イン38により出力ユニット30に与えられ、また、ラ
イン28により第1の処理ユニット6にフィードバック
される。
【0029】次に続くシーケンスも、以下、同様に計算
される。しかしながら、処理ユニット6は、各シーケン
スの第1のタイミング・パラメータを処理するものとし
て、ライン14で与えられる各シーケンスの個々の第1
のタイミング・パラメータと、ライン28で与えられる
先のタイミング・パラメータの最後のタイミング・パラ
メータの計算された時刻値とから個々の時刻値を計算す
る。
【0030】シーケンスが、利用可能な処理ユニットよ
りも少ないタイミング・パラメータから成る場合には、
各シーケンスの最後に計算された時刻値は、次に続く処
理ユニットを経て、または直接に、最後に計算された時
刻値の値を変えることなく第1の処理ユニット6に送ら
れる。全てのタイミング・パラメータの処理を最適化す
るには、1シーケンスのタイミング・パラメータの数
を、入力ユニット2によって変更できることが分かる。
各処理ユニットの繰り返し率が、時刻値を計算し処理す
るために、ある時間を必要とするので、n個の処理ユニ
ットの並列配列は、全装置の繰り返し率を単一の処理ユ
ニットの繰り返し率の1/nに減少させることができ
る。
【0031】さらに図4を参照すれば、計算された時刻
値は、ライン32,34,36,38により出力ユニッ
ト30に与えられる。出力ユニット30は、計算された
時刻値からタイミング信号列を最終的に出力する。
【0032】図5は、出力ユニット30の実施例を示し
ている。個々の処理ユニット6,8,10,12のライ
ン32,34,36,38は、それぞれ個々の記憶装置
50,52,54,56に接続されている。記憶装置
は、ファースト・イン・ファースト・アウト(FIF
O)記憶装置であるのが望ましい。このことは、最初に
記録された時刻値が最初にアクセス可能であることを意
味する。各記憶装置50,52,54,56は、別々に
個々のタイミング発生器58,60,62,64に接続
され、各タイミング発生器58,60,62,64は、
ORゲートであるのが望ましい論理ゲート66に接続さ
れている。記憶装置50,52,54,56の各々は、
個々の制御ライン68,70,72,74を介して出力
制御ユニット76によって制御されている。
【0033】図5の出力ユニット30の機能は、1シー
ケンスの計算された時刻値が、出力ユニット30におい
て同時にアクセスできるように、各シーケンスの計算さ
れた時刻値が、個々のFIFO記憶装置50,52,5
4,56に記録できることである。1シーケンスの時刻
値が、個々のタイミング発生器58,60,62,64
に同時に与えられるように、出力制御ユニット76は、
個々の制御ライン68,70,72,74を介して個々
の記憶装置50〜56をイネーブルする。次に、タイミ
ング発生器58,60,62,64は、時刻値からタイ
ミング信号を同時に発生する。発生したタイミング信号
は、論理ゲート66に与えられ、次に全タイミング信号
としてライン40に出力される。
【0034】出力制御ユニット76は、ライン78上の
基準信号とライン40からのフィードバック信号とによ
って制御される。ライン78上の基準信号は、出力処理
を開始させ、1シーケンスの時刻値を記憶している記憶
装置50〜56は、同時にトリガされる。タイミング発
生器58〜64によって発生した、あるシーケンスの最
後の時刻値に相当する最後のタイミング信号は、次のシ
ーケンスの時刻値を記憶する記憶装置50〜56を再び
トリガする。各シーケンスの時刻値が、図3に示される
ように、第1のシーケンスの時刻値の計算のみに従って
計算されなければならないことは、この説明によって明
らかである。先のシーケンスの最後のタイミング信号に
より各シーケンスをトリガするため、先のシーケンスの
最後の時刻値をさらに参照すること(第2のシーケンス
に対して図3に示されるように)は、必ずしも必要では
ない。さらに他の実施例では、基準信号は、基準クロッ
ク信号として実施され、タイミング信号の出力は、ま
た、基準クロックに起因する。
【0035】図6は、出力ユニット30の他の実施例を
示している。記憶装置50は、ライン81により記憶装
置50に接続された論理ゲート80を介して、ライン7
9上の最初のトリガ信号によってトリガされる。タイミ
ング発生器58が、タイミング信号を発生すると、次に
続く記憶装置52は、ライン82を介してトリガされ
る。同様に、タイミング発生器60は次に続く記憶装置
54をライン84を介してトリガし、タイミング発生器
62は次に続く記憶装置56をライン86を介してトリ
ガする。最後のタイミング発生器64は、再び、論理ゲ
ート80の第2の入力に接続されたライン88を介して
最初の記憶装置50をトリガする。この実施例の時刻値
は、連続するタイミング信号間の時間間隔を表してい
る。図6の例の場合には、タイミング・パラメータが、
すでに連続するタイミング信号間の時間間隔を表してい
るので、さらに計算する必要はない。
【0036】図7は、出力ユニット30のさらに他の実
施例を示している。ライン32,34,36,38は、
計算された時刻値を任意の記憶装置94にライン92を
介して分配するマルチプレクサ90に接続されている。
記憶装置94は、論理ゲート98を介して記憶装置94
に接続されたライン78上の最初のトリガ信号によって
トリガされる。記憶装置94は、タイミング発生器10
0に接続され、発生されたタイミング信号は、ライン4
0に出力され、論理ゲート98を介して記憶装置94に
フィードバックされる。この実施例の時刻値は、図6と
同様に、連続するタイミング信号間の時間間隔を表して
いる。n個の処理ユニットが利用可能であるときは、1
シーケンスは、基本的にはn個のタイミング・パラメー
タで構成される。他の実施例では、記憶装置94は、ト
リガ可能なシフトレジスタとして実施されるので、少な
くとも1個のレジスタ部分が必要である。図7の実施例
は、高価な素子を必要としないが、高性能である。この
ことは、素子90,94,100のみが、高速またはよ
り高速な素子として実施される必要があるが、他の全て
の素子は、低価格およびより低速な素子で実施できるこ
とを意味している。
【0037】図8は、処理ユニット6〜12の実施例を
示している。処理ユニット6は、入力としてのライン1
4,28と出力としてのライン22,32とを備える計
算ユニット110により構成されている。処理ユニット
8は、入力としてのライン16,22と出力としてのラ
イン24,34とを備える計算ユニット112により構
成されている。処理ユニット10は、入力としてのライ
ン18,24と出力としてのライン26,36とを備え
る計算ユニット114により構成されている。処理ユニ
ット12は、入力としてのライン20,26と出力とし
てのライン28,38とを備える計算ユニット116に
より構成されている。
【0038】1シーケンス内では、計算ユニット110
は、入力ライン14上のシーケンスの第1のタイミング
・パラメータと、入力ライン28上の先のシーケンスの
最後の時刻値とから第1の時刻値を計算する。計算され
た第1の時刻値は、出力ライン22,32にセットされ
る。したがって、計算ユニット112,114,116
は、シーケンスのタイミング・パラメータの数に依存し
て、それぞれのタイミング・パラメータと計算された先
の時刻値とから第2,第3,第4の時刻値を計算する。
しかしながら、多くの応用においては、計算のための時
間要求による時間遅延は、この実施例に問題を生じる。
【0039】図9は、計算ユニットでの計算によって生
じた時間遅延の影響を排除するための、処理ユニット6
〜12の改良された実施例を示している。処理ユニット
6〜12の各々は、1個の計算ユニットと、計算のため
の定められた開始時刻および終了時刻をセットするため
の3個のレジスタとから成る。処理ユニット6では、ラ
イン14,28は、計算ユニット110に接続され、計
算ユニット110は、ライン22により処理ユニット8
の計算ユニット112に接続されている。計算ユニット
112は、ライン24により処理ユニット10の計算ユ
ニット114に接続されている。計算ユニット114
は、ライン26により処理ユニット12の計算ユニット
116に接続されており、計算ユニット116は、ライ
ン28により再び計算ユニット110に戻るように接続
されている。
【0040】計算ユニット110は、さらに直列に接続
されたレジスタ120,122,124を介してライン
32に接続されている。処理ユニット8では、ライン1
6は、レジスタ126を介して計算ユニット112に接
続され、以下、直列に接続されたレジスタ128,13
0を介してライン34に接続されている。処理ユニット
10では、ライン18は、直列に接続された2個のレジ
スタ132,134を介して計算ユニット114に接続
され、以下、レジスタ136を介してライン36に接続
されている。処理ユニット12では、ライン20は、直
列に接続された3個のレジスタ138,140,142
を介して計算ユニット116に接続され、以下、ライン
38に接続されている。さらに、各計算ユニットと各レ
ジスタは、CLOCK信号に接続され、CLOCK信号
によって制御可能である。CLOCK信号と基準クロッ
ク信号は、同じものとすることができ、互いに誘導さ
れ、または完全に独立しているのが望ましい。n個の処
理ユニットが利用可能ならば、各処理ユニットは1個の
計算ユニットとn−1個のレジスタとで構成されるであ
ろう。1処理ユニット内のレジスタと計算ユニットの順
序が、処理ユニットの配列の順序に依存することは、図
9の対称性から明らかである。第1の処理ユニットは、
計算ユニットとn−1個のレジスタとの直列接続により
構成されている。第2の処理ユニットは、1個のレジス
タと計算ユニットとn−2個のレジスタとの直列接続に
より構成されている。第3の処理ユニットは、2個のレ
ジスタと計算ユニットとn−3個のレジスタとの直列接
続により構成されており、以下も同じように構成されて
いる。
【0041】図9による処理ユニットの動作を以下に説
明する。第1のシーケンスのタイミング・パラメータ
は、第1のCLOCK信号でライン14〜20に与えら
れる。第1の時刻値は、計算ユニット110で計算さ
れ、出力ラインにセットされるが、他のタイミング・パ
ラメータは、それぞれレジスタ126,132,138
に記録される。第2のCLOCK信号が現れると、レジ
スタ132,138のタイミング・パラメータはレジス
タ134,140にシフトされ、計算された第1の時刻
値はレジスタ120にシフトされ、レジスタ126のタ
イミング・パラメータは計算ユニット112に与えら
れ、第1の時刻値とレジスタ126の第2のタイミング
・パラメータとから第2の時刻値が計算される。
【0042】第3のCLOCK信号が現れると、第1の
時刻値はレジスタ122にシフトされ、第2の時刻値は
レジスタ128にシフトされ、第3の時刻値は、ライン
24上の第2の時刻値とレジスタ134からの第1のシ
ーケンスの第3のタイミング・パラメータとから計算ユ
ニット114で計算され、第1のシーケンスの第4のタ
イミング・パラメータは、レジスタ140からレジスタ
142にシフトされる。したがって、第4のCLOCK
信号が現れると、第1の時刻値はレジスタ124にシフ
トされ、第2の時刻値はレジスタ130にシフトされ、
第3の時刻値はレジスタ136にシフトされ、計算ユニ
ット116は、ライン26上の第3の時刻値とレジスタ
142の第1のシーケンスの第4のタイミング・パラメ
ータとから第4の時刻値を計算する。
【0043】第5番目のCLOCKサイクルが現れる
と、第1のシーケンスの計算された時刻値は、出力ユニ
ット30へのライン32〜38にシフトされる。同時
に、第2のシーケンスのタイミング・パラメータは、ラ
イン14〜20に与えられ、第1〜第4のCLOCK信
号の間の処理に従って処理される。唯一の違いは、計算
ユニット110が、ライン14上の第2のシーケンスの
第1のタイミング・パラメータと、ライン28に与えら
れた第1のシーケンスの最後の計算された時刻値とから
第2のシーケンスの第1の時刻値を計算することであ
る。
【0044】図10は、図9の処理ユニット6〜12の
さらに改良された実施例を示している。図10の回路
は、フィードバックライン28の代わりに、ライン15
2により計算ユニット110に接続されたパイロット計
算器150を備えている。パイロット計算器150は、
さらにライン14〜20とCLOCK信号への接続部を
有し、次に続くシーケンスが処理される前に、先のシー
ケンスの最後の時刻値を計算する。
【0045】図10の回路によって、新しいCLOCK
信号ごとにライン14〜20にタイミング・パラメータ
の新しいシーケンスを与えることが可能であり、全回路
の処理速度が増大する。タイミング・パラメータの各シ
ーケンスの処理が、先のシーケンスの処理と独立である
ので、パイロット計算器150を備える図10の実施例
が、処理速度を最適化し、最大化することが分かる。図
10の回路の動作を次に説明する。
【0046】タイミング・パラメータの最初の第1のシ
ーケンスは、第1のCLOCK信号によってライン14
〜20に与えられる。計算ユニット110は、第1のシ
ーケンスの第1のタイミング・パラメータから第1のシ
ーケンスの第1の時刻値を計算し、他のタイミング・パ
ラメータは、レジスタ126,132,138に読み込
まれる。パイロット計算器150は、すでに第1のシー
ケンスの最後の時刻値を用意している。図10の場合に
は、パイロット計算器150は、第1のシーケンスの全
てのタイミング・パラメータを計算する。これは、n段
加算器によって、または上述のような処理ユニットを備
える同じ装置によっても実施することができる。
【0047】第2のCLOCK信号が現れると、第1の
シーケンスの第1の時刻値は、レジスタ120にシフト
され、計算ユニット112は、第1のシーケンスの第2
の時刻値を計算し、レジスタ132,138からの第
3,第4のタイミング・パラメータは、レジスタ13
4,140にシフトされる。同時に、第2のシーケンス
のタイミング・パラメータがライン14〜20に与えら
れ、計算ユニット110は、第2のシーケンスの第1の
タイミング・パラメータと、ライン152を介してパイ
ロット計算器150によって与えられた第1のシーケン
スの最後の時刻値とから第2のシーケンスの第1の時刻
値を計算する。第2のシーケンスの他のタイミング・パ
ラメータは、レジスタ126,132,138に読み込
まれる。パイロット計算器150は、すでに第2のシー
ケンスの最後の時刻値を用意している。
【0048】第3のCLOCK信号が現れると、回路は
第2のCLOCK信号のときのように動作する。第1の
シーケンスの第1の時刻値は、レジスタ122にシフト
され、第1のシーケンスの第2の時刻値は、レジスタ1
28にシフトされ、計算ユニット114は、第1のシー
ケンスの第3の時刻値を計算し、第4のタイミング・パ
ラメータは、レジスタ140からレジスタ142にシフ
トされる。第2のシーケンスの第1の時刻値は、レジス
タ120にシフトされ、計算ユニット112は、第2の
シーケンスの第2の時刻値を計算し、第2のシーケンス
の第3と第4のタイミング・パラメータは、レジスタ1
32,138からレジスタ134,140にそれぞれシ
フトされる。
【0049】同時に、第3のシーケンスのタイミング・
パラメータがライン14〜20に与えられ、計算ユニッ
ト110は、第3のシーケンスの第1のタイミング・パ
ラメータと、パイロット計算器150によって与えられ
た第2のシーケンスの最後の時刻値とから第3のシーケ
ンスの第1の時刻値を計算する。第3のシーケンスの他
のタイミング・パラメータは、レジスタ126,13
2,138に読み込まれる。パイロット計算器150
は、直ちに第3のシーケンスの最後の時刻値を計算す
る。次のCLOCK信号が現れると、処理ユニット内の
タイミング・パラメータの処理は、上記に応じて適宜に
行われ、各シーケンスの時刻値は、4個のCLOCK信
号の後ライン32〜38にそれぞれ与えられる。
【0050】一般に、図10の回路は、次のように動作
する。新しい各CLOCK信号は、ライン14〜20上
の新しいシーケンスのタイミング・パラメータを、水平
線AAの素子に与える。水平線AAのシーケンスに先行
するシーケンスのタイミング・パラメータまたは対応す
る時刻値は、水平線BBの素子に負荷されており、BB
のシーケンスに先行するシーケンスのタイミング・パラ
メータまたは対応する時刻値は、水平線CCの素子に負
荷されており、水平線CCのシーケンスに先行するシー
ケンスのタイミング・パラメータまたは対応する時刻値
は、水平線DDの素子に置かれている。
【0051】第5番目のCLOCK信号が現れると、同
時に第1のシーケンスの計算された時刻値は、出力ユニ
ット30にシフトされ、次の各CLOCK信号は、次に
続くシーケンスの時刻値を出力ユニット30に与える。
利用可能な処理ユニットがn個の場合には、個々の計算
された時刻値は、第n+1番目のCLOCK信号が現れ
たときに出力ユニット30に与えられる。個々の計算ユ
ニットと出力ユニット30との間のレジスタは、単に任
意のものであり、回路は、これらのレジスタがなくても
構成できることは明らかである。しかしながら、1シー
ケンスの計算された時刻値は、出力ユニット30にまた
は出力ユニット30のために同時にアクセスできること
を確保しなければならない。
【0052】図10による処理ユニットは、タイミング
・パラメータの最も早い処理を与えるので、図8および
図9の処理ユニットに対して、最も高性能な特性を示
す。さらに、図10による処理ユニットは、図11から
明らかなように、モジュラー処理ユニットを完全に構成
する可能性を与える。
【0053】図11は、モジュラー構造の処理ユニット
のさらに改良された実施例を示している。各処理ユニッ
ト6〜12は、第1の制御可能なn段レジスタと、計算
ユニットと、第2の制御可能なn段レジスタとの直列接
続により構成されており、各々はCLOCK信号に接続
されている。処理ユニット6は、ライン14と計算ユニ
ット110との間に接続された制御可能なn段レジスタ
160と、計算ユニット110とライン32との間に接
続された他の制御可能なn段レジスタ162を有してい
る。計算ユニット110は、さらに図11に従って接続
されており、それによれば制御ユニット164は、パイ
ロット計算器150と計算ユニット110との間に接続
されている。制御ユニット164は、先の計算ユニット
の出力ラインに接続することのできる第2の入力ライン
165を備えている。
【0054】図11の処理ユニット8は、処理ユニット
6に従って構成されており、制御可能なn段レジスタ1
70,172と、パイロット計算器176と計算ユニッ
ト112との間に接続された制御ユニット174とを備
えている。パイロット計算器176は、ライン14〜2
0とCLOCK信号への接続部を有しており、2つのC
LOCK信号の間に、先のシーケンスの最後の時刻値を
計算する。制御ユニット174は、さらに処理ユニット
6からのライン22への追加の接続部を有している。他
の処理ユニット10,12は、処理ユニット8に従って
構成されており、各計算ユニットは、個々の制御ユニッ
トを介して先の計算ユニットに接続されている。制御可
能なn段レジスタと制御ユニットは互いに接続されてお
り(図示せず)、入力ユニット2により制御可能であ
る。各計算ユニットは、パイロット計算器を備えてお
り、それによって個々の制御ユニットは、先の計算ユニ
ットからのライン、または計算ユニットのための入力と
してのパイロット計算器のいずれかを選択することによ
って、計算ユニットが、先の時刻値またはパイロット計
算器のパイロット値から時刻値を計算するかどうかを制
御する。
【0055】入力ユニット2が、タイミング・パラメー
タの列を連続するタイミング・パラメータのシーケンス
に分割すると、さらに、1シーケンスのタイミング・パ
ラメータの数に従って、制御可能なn段レジスタと制御
ユニットに信号を与える。1個のタイミング・パラメー
タのみが1シーケンスを形成している場合には、入力ユ
ニット2は、CLOCK信号が現れたときに処理ユニッ
ト6のみをイネーブルする。制御可能なn段レジスタ1
60は、直ちにタイミング・パラメータを計算ユニット
110に送り、次に続くCLOCK信号により、計算さ
れた時刻値は、直ちに制御可能なn段レジスタ162を
介してライン32に送られる。
【0056】シーケンスが2個のタイミング・パラメー
タからなる場合には、入力ユニット2は、CLOCK信
号が現れたときに処理ユニット6,8をイネーブルす
る。このシーケンスの第1のタイミング・パラメータ
は、直ちに計算ユニット110に送られ、第1のタイミ
ング・パラメータとパイロット計算器150によって与
えられた先の時刻値とから第1の時刻値が計算され、一
方、第2のタイミング・パラメータは、次のCLOCK
信号まで制御可能なn段レジスタ170に記録される。
次に、第2の時刻値は、計算ユニット112において第
2のタイミング・パラメータと第1の時刻値とから計算
され、計算された第1の時刻値は、制御可能なn段レジ
スタ162に記録される。次のCLOCK信号は、その
シーケンスの第1の時刻値をレジスタ162からライン
32へクロックし、第2の時刻値を制御可能なn段レジ
スタ172を介してライン34へクロックする。
【0057】シーケンスが3個のタイミング・パラメー
タを含むときは、入力ユニット2は、CLOCK信号が
現れたときに処理ユニット6,8,10をイネーブルす
る。第1のCLOCK信号により、第1の時刻値は、計
算ユニット110において計算され、第1と第2のタイ
ミング・パラメータが制御可能なn段レジスタ170,
180にそれぞれ記録される。次のCLOCK信号によ
り第1の時刻値は、制御可能なn段レジスタ162に記
録され、第2の時刻値が計算ユニット112において計
算され、一方、第3のタイミング・パラメータは、ま
だ、制御可能なn段レジスタ180に記録されている。
次のCLOCK信号により、第1の時刻値は、まだ制御
可能なn段レジスタ162に記録されており、第2の時
刻値は、制御可能なn段レジスタ172に記録され、第
3の時刻値が、計算ユニット114において計算され
る。次のCLOCK信号は、そのシーケンスの計算され
た時刻値を個々のライン32,34,36に同時に出力
する。
【0058】上述の説明から明らかなように、制御可能
なn段レジスタにタイミング・パラメータまたは時刻値
を記録する時間は、処理ユニットの位置と、シーケンス
のタイミング・パラメータの数とに依存する。図11の
モジュラーの特徴が、タイミング・パラメータのいくつ
かのシーケンスを並列に処理するのを可能にすること
を、当業者は理解するであろう。それゆえ、装置への負
荷を最適化する一方で、素子の数を最小にすることが可
能である。入力ユニット2による個々の素子の制御は、
その技術分野においてよく知られており、ここで説明す
る必要はない。さらに、その場合に、多数の並列出力ユ
ニットが使用可能であり、また入力ユニット2によって
制御可能である。図10の回路と同様に、タイミング・
パラメータの新しいシーケンスは、新しい各CLOCK
サイクルにより個々の入力ラインにクロックできるの
で、各シーケンスのタイミング・パラメータの数を異な
ったものにすることができる。
【0059】図8〜図11の実施例による処理ユニット
110〜116内の計算処理の例は、図3に示されてい
る。図8および図9の実施例では、第1のシーケンスの
最後の値(52ns)は、4CLOCK信号の後に利用
可能である。図10および図11の実施例では、第1の
シーケンスの最後の値(52ns)は、パイロット計算
器150によって1CLOCK信号の後にすでに利用可
能であるので、新しいシーケンスは、新しいCLOCK
信号毎に処理することが可能である。図5の出力ユニッ
ト30が用いられる場合には、各シーケンスの時刻値
は、図3に示すように第1のシーケンスの時刻値の計算
に従って計算されなければならない。先のシーケンス
(図3の第2のシーケンスに示すように)の最後のタイ
ミング信号によって各シーケンスをトリガするため、先
のシーケンスの最後の時刻値をさらに参照する必要はな
い。これは、図8〜図10の全ての実施例に対して新し
いCLOCK信号毎に新しいシーケンスの適用を可能に
する。
【0060】いくつかの応用に関しては、タイミング信
号の出力を発振器信号と関連させるために、タイミング
・パラメータをファイン(fine)・パラメータとコ
ース(coarse)・パラメータに分離することは有
利である。これは、各タイミング信号が発振器サイクル
から得られるので、タイミング信号の出力を高精度にす
る。コース・パラメータは、CLOCK信号の発振器周
期以上の時間を表しており、ファイン・パラメータは、
発振器周期未満の時間を表している。例えば、発振器周
期が10nsであって、タイミング・パラメータが18
nsであれば、コース・パラメータは10ns(すなわ
ち1発振器周期)であり、ファイン・パラメータは8n
sである。タイミング・パラメータが8nsであれば、
コース・パラメータはゼロであり、ファイン・パラメー
タは8nsである。タイミング・パラメータが115n
sであれば、コース・パラメータは110ns(すなわ
ち11発振器周期)であり、ファイン・パラメータは5
nsである。タイミング・パラメータが50nsであれ
ば、コース・パラメータは50ns(すなわち5発振器
周期)であり、ファイン・パラメータはゼロである。
【0061】図12は、図11と図6の実施例に例示的
に基づく、ファイン・パラメータとコース・パラメータ
に分離されたタイミング・パラメータの並列処理の実施
例を示している。
【0062】図12の処理ユニット6では、入力ユニッ
ト2からのライン14は、タイミング分離器200に接
続され、ライン14上に送られたタイミング・パラメー
タを、ライン202上のファイン・パラメータとライン
204上のコース・パラメータに分離している。ライン
202は、制御可能なn段レジスタ160に接続されて
いる。素子160,110,150,164,162
は、図11に従って接続されている。ライン204は、
制御可能なn段レジスタ206を介してコース計算ユニ
ット208に接続され、コース計算ユニット208は、
さらにライン210を介して計算ユニット110に接続
され、また他の制御可能なn段レジスタ212に接続さ
れている。制御可能なn段レジスタ206,212とコ
ース計算ユニット208とは、さらにCLOCK信号へ
の接続部を有している(図示せず)。
【0063】ファイン・パラメータは、図8〜図11に
ついての上記説明に従って処理され、計算される。しか
しながら、計算ユニット110での計算は、発振器周期
よりも小さいファイン時刻値と、CLOCK信号の発振
器周期またはその倍数に等しいキャリーとを生成する。
例えば、発振器周期が10nsであり、計算により18
nsの時刻値を生成するならば、ファイン時刻値は8n
sであり、キャリーは10ns(すなわち発振器の1周
期)である。
【0064】キャリーは、ライン210によりコース計
算ユニット208に送られる。個々のキャリーが計算ユ
ニット110で計算され、それに応じてコース・パラメ
ータが制御可能なn段レジスタ206に記録されること
が必要であるときに、コース計算ユニット208におけ
るコース計算が最初に行われることが、この説明から明
らかである。
【0065】コース計算ユニット208は、コース・パ
ラメータとライン210上の計算されたキャリーとか
ら、ゼロまたは発振器周期の倍数を表すコース時刻値を
計算し、コース時刻値は、制御可能なn段レジスタ21
2に記録され、以後、制御可能なn段レジスタ212に
接続されたコース記憶装置214に記憶される。FIF
O記憶装置であるコース記憶装置214は、ライン79
に接続された第1の入力を有する論理ゲート80によっ
てトリガ可能である。ライン79に与えられる信号は、
タイミング信号発生を開始するための最初のトリガ信号
か、または例えば、複数シーケンスの同時処理に関して
ユニットを分離するために入力ユニット2から与えられ
る信号のどちらかである。
【0066】論理ゲート80は、コース記憶装置214
をトリガすると、記憶されたコース時刻値は、コース時
刻値によって表されたコース時間をカウントダウンする
ためにカウンタ216に送られる。コース時間が経過す
ると、同時に、カウンタ216は、ライン81により、
対応するファイン時刻値を含む記憶装置50をトリガ
し、次のコース記憶装置220に論理ゲート219を介
して接続されたライン218により、次の処理ユニット
8に接続された次のコース記憶装置220をトリガす
る。個々の出力ユニットを備える各処理ユニットが、処
理ユニット6についての上記の説明に基づいて構成され
ることは明らかである。
【0067】カウンタ216におけるコース時間が経過
し、記憶装置50がトリガされると、記憶装置50に記
憶されたファイン時刻値は、ファイン時刻値から個々の
タイミング信号を発生させるタイミング発生器58に送
られる。同時に、次のコース記憶装置220は、記憶さ
れた次のコース時刻値を、次のコース時刻値によって表
される次のコース時間をカウントダウンするカウンタ2
22に送る。このコース時間が経過すると、カウンタ2
22は、ライン82により記憶装置52(図示せず)を
トリガする。記憶装置52は、対応するファイン時刻値
を含んでおり、カウンタ222はライン224により次
のコース記憶装置228に接続されている。
【0068】図12から明らかなように、各カウンタ
は、対応するファイン時刻値を含んでいる記憶装置と、
次のコース時刻値を含んでいる次のコース記憶装置を同
時にトリガする。しかしながら、最後のカウンタ、例え
ばカウンタ230は、論理ゲート80の第2の入力に接
続されたライン232により、第1の処理ユニットに接
続された記憶装置としてのコース記憶装置214をトリ
ガする。
【0069】図13は、図12の実施例による計算方法
の例を示している。理解しやすくするために、この例に
用いられるタイミング・パラメータの値は、図3の例で
用いられたタイミング・パラメータの値と同じである。
図13の例では、発振器周期は、10ns=1cであ
り、各シーケンスは、3個のタイミング・パラメータに
より構成されている。より理解しやすくするために、コ
ース・パラメータとコース時刻値の単位は、発振器周期
cの倍数、例えば50ns=5cと言うものとする。
【0070】初めに、タイミング・パラメータは、ファ
イン・パラメータとコース・パラメータに分離される。
シーケンスの第1のタイミング・パラメータ(12n
s)は、第1のファイン・パラメータ(2ns)と第1
のコース・パラメータ(1c)に分離され、シーケンス
の第2のタイミング・パラメータ(14ns)は、第2
のファイン・パラメータ(4ns)と第2のコース・パ
ラメータ(1c)に分離され、その他も同様に分離され
る。第1のファイン・パラメータは最初に処理されるの
で、ゼロが第1のファイン・パラメータ(2ns)に加
算され、第1のファイン時刻値(2ns)と第1のファ
イン時刻値のゼロキャリー(0c)を生じる。第1のコ
ース・パラメータ(1c)は、第1のファイン時刻値の
ゼロキャリー(0c)に加算され、第1のコース時刻値
(1c)を生じる。
【0071】第1のコース時刻値の計算と同時に、第1
のファイン時刻値(2ns)は、第1のシーケンスの第
2のファイン・パラメータ(4ns)に加算され、第2
のファイン時刻値(6ns)と再び第2のファイン時刻
値のゼロキャリー(0c)を生成する。第2のコース・
パラメータ(1c)は、第2のファイン時刻値のゼロキ
ャリー(0c)に加算され、第2のコース時刻値(1
c)を生成する。
【0072】再び、第2のコース時刻値の計算と同時
に、第2のファイン時刻値(6ns)は、第1のシーケ
ンスの第3のファイン・パラメータ(0ns)に加算さ
れ、第3のファイン時刻値(6ns)と再び第3のファ
イン時刻値のゼロキャリー(0c)を生成する。第3の
コース・パラメータ(1c)は、第3のファイン時刻値
のゼロキャリー(0c)に加算され、第3のコース時刻
値(1c)を生成する。
【0073】第2のシーケンスが与えられ、ファイン・
パラメータとコース・パラメータに分離される。第1の
シーケンスの第3のコース時刻値の計算と同時に、第1
のシーケンスの第3のファイン時刻値(6ns)は、第
2のシーケンスの第1のファイン・パラメータ(6n
s)に加算され、第1のファイン時刻値(2ns)と第
1のファイン時刻値のキャリー(1c)を生成する。第
2のシーケンスの第1のコース・パラメータ(1c)
は、第1のファイン時刻値のキャリー(1c)に加算さ
れ、第2のシーケンスの第1のコース時刻値(1c)を
生成する。第2のシーケンスの第1のファイン・パラメ
ータへの第1のシーケンスの第3のファイン時刻値の適
用は、パイロット計算器150かまたは制御ユニット1
64の入力ライン165へのフィードバックのいずれか
によって行われることが分かる。
【0074】第2のシーケンスの第1のコース時刻値の
計算と同時に、第2のシーケンスの第1のファイン時刻
値(2ns)は、第2のシーケンスの第2のファイン・
パラメータ(5ns)に加算され、第2のファイン時刻
値(7ns)と第2のファイン時刻値のゼロキャリー
(0c)を生成する。第2のシーケンスの第2のコース
・パラメータ(1c)は、第2のファイン時刻値のゼロ
キャリー(0c)に加算され、第2のシーケンスの第2
のコース時刻値(1c)を生成する。
【0075】次に続く各タイミング・パラメータのファ
イン時刻値とコース時刻値の計算も、上述のようにして
行われる。
【0076】図14は、処理および信号の組合わせフロ
ーチャートにおいて、図13により計算されたファイン
時刻値とコース時刻値の出力を示している。最初の信号
が出力を開始し、コース記憶装置214をトリガし、第
1のシーケンスの第1のコース時刻値(1c)をカウン
タ216に送る。1クロック周期を表す第1のシーケン
スの第1のコース時刻値(1c)が経過すると、カウン
タ216は、同時に、第1のシーケンスの第1のファイ
ン時刻値(2ns)を含むファイン記憶装置50と、第
1のシーケンスの第2のコース時刻値(1c)を含む次
のコース記憶装置220をトリガする。タイミング発生
器58は、第1のファイン時間(2ns)が経過する
と、第1のタイミング信号を発生する。
【0077】1クロック周期を表す第1のシーケンスの
第2のコース時刻値(1c)が経過すると、カウンタ2
22は、同時に、第1のシーケンスの第2のファイン時
刻値(6ns)を含む対応するファイン記憶装置52
と、第1のシーケンスの第3のコース時刻値(1c)を
含む次のコース記憶装置228をトリガする。タイミン
グ発生器60は、第2のファイン時間(6ns)が経過
すると、第2のタイミング信号を発生する。
【0078】第1のシーケンスの第3のコース時刻値
(1c)が経過すると、カウンタ230は、同時に、第
1のシーケンスの第3のファイン時刻値(6ns)を含
む対応するファイン記憶装置54と、第2のシーケンス
の第1のコース時刻値(2c)を含む次のコース記憶装
置214をトリガする。タイミング発生器62は、第3
のファイン時間(6ns)が経過すると、第3のタイミ
ング信号を発生する。上述のようにして引き続いてタイ
ミング信号は出力され、その出力は、図14に示されて
いる。
【0079】図12の回路のモジュール性を理解するた
めに、各コース記憶装置が、個々の論理ゲート80,2
19によって制御可能であることが指摘される。各論理
ゲート80,219は、1つは先のカウンタに接続さ
れ、1つは入力ユニット2に接続された少なくとも2つ
の入力ラインを備えている。それゆえ、個々のコース記
憶装置は、タイミング・パラメータの複数のシーケンス
を同時に処理するためには、先のカウンタか、または入
力ユニット2から与えられる信号のいずれかによってト
リガできる。図12における処理ユニットの数が制限さ
れず、各処理ユニットが完全にモジュラーで構成されて
いることは、明らかである。
【0080】図15は、図12の実施例のさらに改良さ
れた出力ユニット30を示している。
【0081】ライン81(82,84,86)は、ラッ
チ・ゲート240(242,244,246)を介して
個々のタイミング発生器58(60,62,64)に接
続され、タイミング発生器58(60,62,64)を
トリガする。ラッチ・ゲート240(242,244,
246)は、また、CLOCK信号に接続され、データ
入力81とクロック入力CLOCKとを備えるいわゆる
D型フリップフロップであるのが望ましい。データ入力
ライン81がカウンタ216によってイネーブルされ、
また特定のCLOCKエッジがラッチ・ゲート240の
CLOCK入力に現れると、ラッチ・ゲート240は、
タイミング発生器58をトリガして出力ライン250に
対応するタイミング信号を発生する。したがって、ライ
ン82,84,86は、個々のラッチ・ゲート242,
244,246をイネーブルし、それゆえ、個々のタイ
ミング発生器60,62,64をトリガして、出力ライ
ン252,254または256に個々のタイミング信号
を発生する。出力ライン250〜256は、選択的に使
用されるか、またはORゲートとするのが望ましい論理
ゲート66に送り込まれ、これらをライン40上の全出
力信号に組合わせる。出力ライン250〜256と組合
わせる回路は、単に例示的なものであり、タイミング信
号の対象に依存することが分かる。しかしながら、その
ような回路は技術上周知であり、ここで述べる必要はな
い。
【0082】図15の回路は、高精度素子と低精度素子
を必要とする回路間の厳密な分離を可能にする。前者
は、タイミング信号の発生のために単に必要とされ、例
えばタイミング発生器58〜64である。発生したタイ
ミング信号の精度は、主として、これらの高精度素子に
よって決定されるので、ECLまたはGaAs技術で好
適に実施される。後者の素子は、必ずしも高速度で高精
度な素子を必要とせず、低コストのCMOS技術で好適
に実施される。ラッチ・ゲート240〜246は、この
分離を可能とする。というのは、それらの信号出力が、
直接にCLOCK信号に関係し、それゆえCLOCK精
度をとるからである。
【0083】上記実施例のタイミング発生器58〜94
は、制御可能な遅延ラインであるのが望ましい。しかし
ながら、他のいかなるタイミング発生技術も本発明に使
用することができる。コースおよびファイン・パラメー
タ処理の分離が、発振器周期をカバーすることのみが必
要なファイン時間発生のための高精度遅延ラインの使用
を可能にすることを当業者は理解するであろう。
【0084】上記実施例の計算ユニット110〜116
は、先のタイミング・パラメータを表す時刻値と個々の
タイミング・パラメータとを加算する加算器であるのが
望ましい。しかしながら、他のいかなる計算ユニットも
本発明に使用することができ、タイミング信号間の時間
差の計算に、種々の計算アルゴリズムが使用可能であ
る。本発明の原理が前述した計算アルゴリズムに制限さ
れないことを当業者は理解するであろう。
【0085】図11〜図15の実施例のモジュール性
は、前に指摘したように、タイミング・パラメータの複
数のシーケンスの同時処理を可能にする。この複数のシ
ーケンスの並列処理のために必要な制御は、例えば入力
ユニット2によって制御可能であり、このことは技術上
よく知られている。
【0086】パイロット計算器150,176は、次に
続くシーケンスの第1のタイミング・パラメータを計算
する計算ユニットに、先のシーケンスの結果を与える作
業を簡単に実行する。処理ユニットとパイロット計算器
の結果が、同じ値であるが異なる時間に、利用可能でな
ければならないので、パイロット計算器150,176
は、処理ユニット110〜116の構成にしたがって構
成して、種々の素子の数を減少させるのが望ましい。図
11〜図15の実施例のモジュール性は、モジュラー処
理ユニット、例えば処理ユニット8を単に与え、個々の
パイロット計算器150,176と同様に並列処理ユニ
ット6〜12に対し複数のモジュール処理ユニットを結
合することさえ可能にする。実際上は、1個以上のモジ
ュラー処理ユニットは、チップモジュールで構成され、
相互接続は、特定の応用に依存して選択できる。パイロ
ット計算器150,176の時間遅延は、制御入力ユニ
ット2によって考慮されなければならない一定の時間オ
フセットを生じる。
【0087】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 (1)タイミング信号列を表すタイミング・パラメータ
から時刻値を処理および計算する少なくとも1個の処理
ユニット(6〜12)と、タイミング信号列を出力する
出力ユニット(30)とを備えるタイミング信号列を処
理する装置において、タイミング・パラメータを入力す
る入力ユニット(2)を備え、並列処理される連続する
n個のタイミング・パラメータのシーケンスを、入力ユ
ニット(2)によってn個の処理ユニット(6〜12)
に分配し、第1の時刻値を、処理ユニット(6〜12)
のうちの第1の処理ユニットによって、前記シーケンス
の第1のタイミング・パラメータから計算し、次に続く
時刻値を、処理ユニット(6〜12)のうちの次に続く
処理ユニットによって、前記シーケンスの対応する次に
続くタイミング・パラメータと、先の各タイミング・パ
ラメータの計算された時刻値とから計算することを特徴
とするタイミング信号列を処理する装置。 (2)前記出力ユニット(30)が、前記各処理ユニッ
ト(6〜12)に接続され、各処理ユニット(6〜1
2)の計算された時刻値を記憶する記憶手段(50〜5
6)と、前記記憶手段(50〜56)に接続され、記憶
された時刻値からタイミング信号を発生するタイミング
発生器(58〜64)とを備え、各タイミング発生器
(58〜64)は、先のタイミング信号を発生するタイ
ミング発生器(58〜64)か、または各タイミング発
生器(58〜64)に同時に与えられたトリガ信号によ
ってトリガできる、ことを特徴とする上記(1)に記載
のタイミング信号列を処理する装置。 (3)前記出力ユニット(30)が、発振器タイミング
信号によってクロックできることを特徴とする上記
(1)または(2)に記載のタイミング信号列を処理す
る装置。 (4)1シーケンスの時刻値を含む前記各記憶手段(5
0〜56)が、前記発振器タイミング信号によってクロ
ックでき、タイミング信号は、1シーケンスの記憶され
た時刻値から前記タイミング発生器(58〜64)によ
って同時に発生できる、ことを特徴とする上記(3)に
記載のタイミング信号列を処理する装置。 (5)前記各処理ユニット(6〜12)が、時刻値を計
算する計算ユニット(110〜116)と、前記計算ユ
ニット(110〜116)に接続され、先のタイミング
・パラメータの計算された時刻値が利用可能でないなら
ば各タイミング・パラメータを記録するレジスタ手段
(160)とを備え、各処理ユニット(6〜12)が、
第2の発振器タイミング信号(CLOCK)によってク
ロックできることを特徴とする上記(1)〜(4)のい
ずれかに記載のタイミング信号列を処理する装置。 (6)発振器周期未満の時間を表すファイン・パラメー
タと発振器周期以上の時間を表すコース・パラメータと
に前記タイミング・パラメータを分離する分離手段(2
00)を備え、前記各処理ユニット(6〜12)が、前
記ファイン・パラメータからファイン時刻値を計算する
ファイン計算ユニット(110〜116)と、前記コー
ス・パラメータからコース時刻値を計算するコース計算
ユニット(208)と、前記ファイン計算ユニット(1
10〜116)に接続され、先のタイミング・パラメー
タの計算されたファイン時刻値が利用可能でないならば
各ファイン・パラメータを記録する第1のレジスタ手段
(160)と、前記コース計算ユニット(208)に接
続され、対応する計算されたファイン時刻値が利用可能
でないならば各コース・パラメータを記録する第2のレ
ジスタ手段(206)とを備え、前記記憶手段(50〜
56)が、前記コース時刻値を記憶するコース記憶手段
(214,220)と、ファイン時刻値を記憶するファ
イン記憶手段(50〜56)とを備え、前記タイミング
発生器(58〜64)が、前記コース記憶手段(21
4,220)に記憶されたコース・タイミング信号を発
生するコース・タイミング発生器(216,222,2
30)と、前記ファイン記憶手段(50〜56)に記憶
されたファイン・タイミング信号を発生するファイン・
タイミング発生器(58〜64)とを備え、前記コース
・タイミング発生器(216,222,230)のうち
の第1のコース・タイミング発生器はクロックでき、対
応するファイン・タイミング発生器(58〜64)と次
に続くコース・タイミング発生器(216,222,2
30)とが、コース・タイミング発生器(216,22
2,230)のうちの第1のコース・タイミング発生器
によってトリガできることを特徴とする上記(1)〜
(5)のいずれかに記載のタイミング信号列を処理する
装置。 (7)コース・タイミング発生器(216,222,2
30)がカウンタであることを特徴とする上記(6)に
記載のタイミング信号列を処理する装置。 (8)1シーケンスの最後の時刻値を第1の計算ユニッ
ト(110〜116)に与え、1シーケンスの最後の時
刻値と次に続くタイミング・パラメータとから次の時刻
値を計算し、各シーケンスの第1の時刻値を計算する処
理ユニット(6〜12)のうちの第1の処理ユニットに
接続されているパイロット計算器(150,176)を
備えることを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれか
に記載のタイミング信号列を処理する装置。 (9)タイミング信号列を表すタイミング・パラメータ
を入力する第1のステップと、並列に処理される連続す
るn個のタイミング・パラメータをn個の処理ユニット
(6〜12)に分配する第2のステップと、前記タイミ
ング・パラメータから時刻値を計算し、これにより、処
理ユニット(6〜12)のうちの第1の処理ユニット
が、前記タイミング・パラメータのうちの第1のタイミ
ング・パラメータから第1の時刻値を計算し、処理ユニ
ット(6〜12)のうちの次に続く処理ユニットが、1
シーケンスの対応する次に続くタイミング・パラメータ
と先の各タイミング・パラメータの計算された時刻値と
から次に続く時刻値を計算する第3のステップと、タイ
ミング信号列を出力する第4のステップと、を含むこと
を特徴とするタイミング信号列を処理する方法。 (10)第3のステップの後に、各処理ユニット(6〜
12)の計算された個々の時刻値を記憶するステップを
含み、第4のステップが、記憶された時刻値からタイミ
ング発生器(58〜64)によってタイミング信号を発
生するステップであり、1シーケンスの計算された時刻
値が同時にアクセス可能であることを特徴とする上記
(9)に記載のタイミング信号列を処理する方法。 (11)記憶された時刻値からタイミング信号を発生す
る前記ステップが、先のタイミング信号を発生するタイ
ミング発生器(58〜64)によって次に続くタイミン
グ発生器(58〜64)をトリガするステップを含むこ
とを特徴とする上記(10)に記載のタイミング信号列
を処理する方法。 (12)発振器周期で出力ユニット(30)をクロック
するステップを含むことを特徴とする上記(9)〜(1
1)のいずれかに記載のタイミング信号列を処理する方
法。 (13)タイミング信号を発生する前記ステップが、出
力ユニット(30)をクロックするステップに続いて、
1シーケンスの記憶された時刻値からタイミング信号を
同時に発生するステップであることを特徴とする上記
(12)に記載のタイミング信号列を処理する方法。 (14)先のタイミング・パラメータに対応する時刻値
が利用可能でないならば、計算ユニット(110〜11
6)に各タイミング・パラメータを記録するステップを
第3のステップの前に含むことを特徴とする上記(9)
〜(13)のいずれかに記載のタイミング信号列を処理
する方法。 (15)発振器周期未満の時間を表すファイン・パラメ
ータと発振器周期以上の時間を表すコース・パラメータ
とに前記タイミング・パラメータを分離するステップを
第3のステップの前に含み、前記コース・パラメータか
ら計算されたコース時刻値を記憶し、各タイミング・パ
ラメータのファイン・パラメータから計算されたファイ
ン時刻値を記憶するステップを第3のステップの後に含
み、第4のステップが、記憶されたコース時刻値からコ
ース・タイミング信号を発生し、記憶されたファイン時
刻値からファイン・タイミング信号を発生するステップ
を含むことを特徴とする上記(9)〜(14)のいずれ
かに記載のタイミング信号列を処理する方法。 (16)第4のステップが、記憶されたコース時刻値の
うちの第1のコース時刻値をクロックし、前記コース時
刻値のうちの第1のコース時刻値が発生した後に対応す
るファイン時刻値と次に続くコース時刻値をトリガする
ステップを含むことを特徴とする上記(15)に記載の
タイミング信号列を処理する方法。 (17)1シーケンスの最後の時刻値を第1の処理ユニ
ット(6〜12)に与えて、最後の時刻値と次のタイミ
ング・パラメータとから次の時刻値を計算するステップ
を含むことを特徴とする上記(9)〜(16)のいずれ
かに記載のタイミング信号列を処理する方法。
【0088】
【発明の効果】本発明にしたがってタイミング信号列を
処理するためには、1個の処理ユニットのみが必要であ
ることが分かる。処理速度のゲインは、複数の並列処理
ユニットを結合し、タイミング信号を並列処理すること
によって実現できる。しかしながら、多くの応用におい
ては、並列処理は必要がないか、または時折必要とする
のみである。特に上述したモジュール性は、モジュラー
処理ユニットを使用することを可能にし、処理ユニット
の数を、必要とする処理速度に基づき選択することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイミング・パラメータおよび時刻値
の例を示す図である。
【図2】タイミング・パラメータの列からタイミング信
号列への処理方法を示す図である。
【図3】本発明の一実施例によりタイミング・パラメー
タから時刻値を得る処理を説明する図である。
【図4】本発明による装置の主要な構造を示す図であ
る。
【図5】出力ユニット30の実施例を示す図である。
【図6】出力ユニット30の他の実施例を示す図であ
る。
【図7】出力ユニット30のさらに他の実施例を示す図
である。
【図8】処理ユニットの実施例を示す図である。
【図9】処理ユニットの改良された実施例を示す図であ
る。
【図10】図9の処理ユニットのさらに改良された実施
例を示す図である。
【図11】モジュラー構造を有する処理ユニットのさら
に改良された実施例を示す図である。
【図12】図11の実施例に基づいて、ファイン・パラ
メータとコース・パラメータに分離されたタイミング・
パラメータの並列処理の実施例を示す図である。
【図13】図12の実施例の計算処理の例を示す図であ
る。
【図14】図13により計算されたファイン時刻値とコ
ース時刻値の出力を示す組合わせ処理および信号フロー
図である。
【図15】図12の実施例のさらに改良された出力ユニ
ットを示す図である。
【符号の説明】
2 入力ユニット 4 入力ライン 6,8,10,12 処理ユニット 30 出力ユニット 40 出力ライン 50,52,54,56,94 記憶装置 58,60,62,64,100 タイミング発生器 66,80,98,219 論理ゲート 76 出力制御ユニット 90 マルチプレクサ 110,112,114,116 計算ユニット 120,122,124,126,128,130,1
32,134,136,138,140,142 レジ
スタ 150,176 パイロット計算器 160,162,170,172,180,182,2
06,212 制御可能なn段レジスタ 164,174 制御ユニット 200 タイミング分離器 208 コース計算ユニット 214,220 コース記憶装置 216,222,230 カウンタ 240,242,244,246 ラッチ・ゲート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−67752(JP,A) 特開 平4−264931(JP,A) 特開 平1−189218(JP,A) 特開 平2−118848(JP,A) 特開 平4−363675(JP,A) 特開 平4−337871(JP,A) 米国特許5311486(US,A) 欧州特許出願公開343537(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 3/64 G01R 31/3183

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイミング信号列を表すタイミング・パラ
    メータから時刻値を処理および計算する少なくとも1個
    の処理ユニット(6〜12)と、タイミング信号列を出
    力する出力ユニット(30)とを備えるタイミング信号
    列を処理する装置において、 タイミング・パラメータを入力する入力ユニット(2)
    を備え、 並列処理される連続するn個のタイミング・パラメータ
    のシーケンスを、入力ユニット(2)によってn個の処
    理ユニット(6〜12)に分配し、 第1の時刻値を、処理ユニット(6〜12)のうちの第
    1の処理ユニットによって、前記シーケンスの第1のタ
    イミング・パラメータから計算し、次に続く時刻値を、
    処理ユニット(6〜12)のうちの次に続く処理ユニッ
    トによって、前記シーケンスの対応する次に続くタイミ
    ング・パラメータと、先の各タイミング・パラメータの
    計算された時刻値とから計算することを特徴とするタイ
    ミング信号列を処理する装置。
  2. 【請求項2】前記出力ユニット(30)が、 前記各処理ユニット(6〜12)に接続され、各処理ユ
    ニット(6〜12)の計算された時刻値を記憶する記憶
    手段(50〜56)と、 前記記憶手段(50〜56)に接続され、記憶された時
    刻値からタイミング信号を発生するタイミング発生器
    (58〜64)とを備え、各タイミング発生器(58〜
    64)は、先のタイミング信号を発生するタイミング発
    生器(58〜64)か、または各タイミング発生器(5
    8〜64)に同時に与えられたトリガ信号によってトリ
    ガできる、ことを特徴とする請求項1に記載のタイミン
    グ信号列を処理する装置。
  3. 【請求項3】前記出力ユニット(30)が、発振器タイ
    ミング信号によってクロックできることを特徴とする請
    求項1または2に記載のタイミング信号列を処理する装
    置。
  4. 【請求項4】1シーケンスの時刻値を含む前記各記憶手
    段(50〜56)が、前記発振器タイミング信号によっ
    てクロックでき、 タイミング信号は、1シーケンスの記憶された時刻値か
    ら前記タイミング発生器(58〜64)によって同時に
    発生できる、ことを特徴とする請求項3に記載のタイミ
    ング信号列を処理する装置。
  5. 【請求項5】前記各処理ユニット(6〜12)が、 時刻値を計算する計算ユニット(110〜116)と、 前記計算ユニット(110〜116)に接続され、先の
    タイミング・パラメータの計算された時刻値が利用可能
    でないならば各タイミング・パラメータを記録するレジ
    スタ手段(160)とを備え、 各処理ユニット(6〜12)が、第2の発振器タイミン
    グ信号(CLOCK)によってクロックできることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のタイミング信
    号列を処理する装置。
  6. 【請求項6】発振器周期未満の時間を表すファイン・パ
    ラメータと発振器周期以上の時間を表すコース・パラメ
    ータとに前記タイミング・パラメータを分離する分離手
    段(200)を備え、 前記各処理ユニット(6〜12)が、前記ファイン・パ
    ラメータからファイン時刻値を計算するファイン計算ユ
    ニット(110〜116)と、前記コース・パラメータ
    からコース時刻値を計算するコース計算ユニット(20
    8)と、前記ファイン計算ユニット(110〜116)
    に接続され、先のタイミング・パラメータの計算された
    ファイン時刻値が利用可能でないならば各ファイン・パ
    ラメータを記録する第1のレジスタ手段(160)と、
    前記コース計算ユニット(208)に接続され、対応す
    る計算されたファイン時刻値が利用可能でないならば各
    コース・パラメータを記録する第2のレジスタ手段(2
    06)とを備え、 前記記憶手段(50〜56)が、前記コース時刻値を記
    憶するコース記憶手段(214,220)と、ファイン
    時刻値を記憶するファイン記憶手段(50〜56)とを
    備え、 前記タイミング発生器(58〜64)が、前記コース記
    憶手段(214,220)に記憶されたコース・タイミ
    ング信号を発生するコース・タイミング発生器(21
    6,222,230)と、前記ファイン記憶手段(50
    〜56)に記憶されたファイン・タイミング信号を発生
    するファイン・タイミング発生器(58〜64)とを備
    え、 前記コース・タイミング発生器(216,222,23
    0)のうちの第1のコース・タイミング発生器はクロッ
    クでき、対応するファイン・タイミング発生器(58〜
    64)と次に続くコース・タイミング発生器(216,
    222,230)とが、コース・タイミング発生器(2
    16,222,230)のうちの第1のコース・タイミ
    ング発生器によってトリガできることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載のタイミング信号列を処理す
    る装置。
  7. 【請求項7】コース・タイミング発生器(216,22
    2,230)がカウンタであることを特徴とする請求項
    6に記載のタイミング信号列を処理する装置。
  8. 【請求項8】1シーケンスの最後の時刻値を第1の計算
    ユニット(110〜116)に与え、1シーケンスの最
    後の時刻値と次に続くタイミング・パラメータとから次
    の時刻値を計算し、各シーケンスの第1の時刻値を計算
    する処理ユニット(6〜12)のうちの第1の処理ユニ
    ットに接続されているパイロット計算器(150,17
    6)を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    に記載のタイミング信号列を処理する装置。
  9. 【請求項9】タイミング信号列を表すタイミング・パラ
    メータを入力する第1のステップと、 並列に処理される連続するn個のタイミング・パラメー
    タをn個の処理ユニット(6〜12)に分配する第2の
    ステップと、 前記タイミング・パラメータから時刻値を計算し、これ
    により、処理ユニット(6〜12)のうちの第1の処理
    ユニットが、前記タイミング・パラメータのうちの第1
    のタイミング・パラメータから第1の時刻値を計算し、
    処理ユニット(6〜12)のうちの次に続く処理ユニッ
    トが、1シーケンスの対応する次に続くタイミング・パ
    ラメータと先の各タイミング・パラメータの計算された
    時刻値とから次に続く時刻値を計算する第3のステップ
    と、 タイミング信号列を出力する第4のステップと、を含む
    ことを特徴とするタイミング信号列を処理する方法。
  10. 【請求項10】第3のステップの後に、各処理ユニット
    (6〜12)の計算された個々の時刻値を記憶するステ
    ップを含み、 第4のステップが、記憶された時刻値からタイミング発
    生器(58〜64)によってタイミング信号を発生する
    ステップであり、1シーケンスの計算された時刻値が同
    時にアクセス可能であることを特徴とする請求項9に記
    載のタイミング信号列を処理する方法。
  11. 【請求項11】記憶された時刻値からタイミング信号を
    発生する前記ステップが、先のタイミング信号を発生す
    るタイミング発生器(58〜64)によって次に続くタ
    イミング発生器(58〜64)をトリガするステップを
    含むことを特徴とする請求項10に記載のタイミング信
    号列を処理する方法。
  12. 【請求項12】発振器周期で出力ユニット(30)をク
    ロックするステップを含むことを特徴とする請求項9〜
    11のいずれかに記載のタイミング信号列を処理する方
    法。
  13. 【請求項13】タイミング信号を発生する前記ステップ
    が、出力ユニット(30)をクロックするステップに続
    いて、1シーケンスの記憶された時刻値からタイミング
    信号を同時に発生するステップであることを特徴とする
    請求項12に記載のタイミング信号列を処理する方法。
  14. 【請求項14】先のタイミング・パラメータに対応する
    時刻値が利用可能でないならば、計算ユニット(110
    〜116)に各タイミング・パラメータを記録するステ
    ップを第3のステップの前に含むことを特徴とする請求
    項9〜13のいずれかに記載のタイミング信号列を処理
    する方法。
  15. 【請求項15】発振器周期未満の時間を表すファイン・
    パラメータと発振器周期以上の時間を表すコース・パラ
    メータとに前記タイミング・パラメータを分離するステ
    ップを第3のステップの前に含み、 前記コース・パラメータから計算されたコース時刻値を
    記憶し、各タイミング・パラメータのファイン・パラメ
    ータから計算されたファイン時刻値を記憶するステップ
    を第3のステップの後に含み、 第4のステップが、記憶されたコース時刻値からコース
    ・タイミング信号を発生し、記憶されたファイン時刻値
    からファイン・タイミング信号を発生するステップを含
    むことを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の
    タイミング信号列を処理する方法。
  16. 【請求項16】第4のステップが、記憶されたコース時
    刻値のうちの第1のコース時刻値をクロックし、前記コ
    ース時刻値のうちの第1のコース時刻値が発生した後に
    対応するファイン時刻値と次に続くコース時刻値をトリ
    ガするステップを含むことを特徴とする請求項15に記
    載のタイミング信号列を処理する方法。
  17. 【請求項17】1シーケンスの最後の時刻値を第1の処
    理ユニット(6〜12)に与えて、最後の時刻値と次の
    タイミング・パラメータとから次の時刻値を計算するス
    テップを含むことを特徴とする請求項9〜16のいずれ
    かに記載のタイミング信号列を処理する方法。
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