JP3395900B2 - トラクタのバッテリ保護構造 - Google Patents

トラクタのバッテリ保護構造

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JP3395900B2 JP2000114675A JP2000114675A JP3395900B2 JP 3395900 B2 JP3395900 B2 JP 3395900B2 JP 2000114675 A JP2000114675 A JP 2000114675A JP 2000114675 A JP2000114675 A JP 2000114675A JP 3395900 B2 JP3395900 B2 JP 3395900B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、トレーラを牽引す
るトラクタに関する。更に詳しくは、そのトラクタのバ
ッテリ保護構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、比較的多くの荷物を積載したトレ
ーラを牽引する牽引自動車としてトラクタが知られてい
る。このトラクタには、運転者がブレーキペダルを踏み
込んだときにトラクタの後部に設けられたストップラン
プを点灯させたり、夜間走行時におけるヘッドランプを
点灯させるための電力源であるバッテリが取付けられ
る。このバッテリは通常シャシフレームの側部に正極及
び負極端子の双方を上側に向けた状態で取付けられ、シ
ャシフレームの上部にはトレーラを連結するためのカプ
ラが設けられる。カプラ周囲のシャシフレームにはこの
カプラの床板に相当する金属板からなるプラットホーム
が設けられ、バッテリはこのプラットフォームにより上
側から覆われるように構成される。 【0003】トラクタでは、バッテリの負極端子はグラ
ンドアースとしてシャシフレームに接続され、正極端子
が被覆リード線を介してストップランプやヘッドランプ
等の各種の電気機器に接続される。このように取付けら
れたトラクタのバッテリを点検するには、予めプラット
ホームを取外し、その後感電防止のためシャシフレーム
に接続されている被覆リード線を負極端子から最初に取
外し、その上で正極端子に接続されている被覆リード線
を取外すようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、近年のトラク
タでは、プラットホームがシャシフレームに直接ねじで
固定されており、プラットホームとバッテリ間には所定
の隙間が設けられていることから、バッテリの点検者が
プラットホームを取外すこと無くバッテリを点検するこ
とも想定される。このような場合、点検者が負極端子か
らグランド用の被覆リード線を取外すことなく、不用意
に正極端子から接続されている被覆リード線を取外すそ
うとしてスパナ等の金属製工具を正極端子に接続させて
作業をし、その作業中にその金属製工具の他端がプラッ
トホームに接触すると、負極端子に電気的に接続されて
いるプラットホームとその金属製工具を介して正極端子
との間に短絡が生じ、比較的大きな電流が金属製工具に
流れる結果、その工具と正極端子が溶着してしまう不具
合や、バッテリ自体が急放電に起因して損傷するおそれ
がある。 【0005】また、プラットホームを取外して、正規の
手順でバッテリを点検する場合であっても、プラットホ
ームを取外す際にその取外されたプラットホームが不用
意に正極端子に接触しないようにする必要もある。本発
明の目的は、正極端子と負極端子の予期せぬ短絡を防止
し得るトラクタのバッテリ保護構造を提供することにあ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、正極端子21aを上側にしてシャシ
フレーム11の側部に取付けられたバッテリ21と、バ
ッテリ21を上側から覆うようにシャシフレーム11に
取付けられた金属製プラットホーム23とを備えたトラ
クタの改良である。その特徴ある構成は、プラットホー
ム23裏面の正極端子21aに対向する部分に絶縁体2
6が設けられたところにある。この請求項1に係る発明
では、負極端子からグランド用の被覆リード線を取外す
ことなく、金属製工具を正極端子21aに接続させた場
合に、その金属製工具とプラットホーム23の電気的な
接続を防止する。また、プラットホーム23の取付け又
は取外し時に、そのプラットホーム23が直接正極端子
21aに接触することを回避して正極端子と負極端子の
予期せぬ短絡を防止する。 【0007】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1及び図2に示すように、トラク
タ10は、シャシフレーム11の前部に搭載されたキャ
ブ12と、シャシフレーム11の後部の上面に固着され
たカプラ13とを有する。キャブ12はチルトアップ可
能にシャシフレーム11に搭載され、キャブ12には運
転者が着座する運転席と同乗者が着座する助手席が設け
られる。一方、カプラ13はトレーラ14(図1)を連
結するためのものであり、トレーラ14の前部下部に設
けられた図示しないキングピンをこのカプラ13に係合
又は離脱させることにより、そのトレーラ14を連結
し、又は切り離すことができるように構成される。 【0008】図2に示すように、トラクタのシャシフレ
ーム11は一対のサイドメンバ11a,11aを有し、
キャブ12下方の一対のサイドメンバ11a,11aの
間には図示しないエンジンが設けられ、シャシフレーム
11の左側部にはこのエンジンの燃料を貯留する1つ又
は2つの燃料タンク16が設けられる。シャシフレーム
11の右側部のキャブ12近傍には、トラクタのエアブ
レーキ等のエア機器を作動させるための動力源であるエ
アタンク17が設けられる。図1に示すように、シャシ
フレーム11の右側部であってエアタンク17後方に
は、キャブ12の運転席に着座した運転者がブレーキペ
ダルを踏み込んだときにトラクタの後部に設けられたス
トップランプを点灯させたり、夜間走行時におけるヘッ
ドランプを点灯させるための電力源であるバッテリ21
が取付けられる。シャシフレーム11には金属製のバッ
テリケース22がシャシフレーム11にねじ止めするこ
とにより取付けられ、バッテリ21は正極端子21a及
び図示しない負極端子の双方を上側に向けた状態でこの
ケース22に収容されることにより間接的にシャシフレ
ーム11に取付けられる。このバッテリ21の負極端子
はグランドアースとしてシャシフレーム11に接続さ
れ、正極端子21aが被覆リード線を介してストップラ
ンプやヘッドランプ等の各種の電気機器に接続される。 【0009】一方、カプラ13周囲のシャシフレーム1
1にはこのカプラ13の床板に相当する金属板からなる
プラットホーム23がバッテリ21を上側から覆うよう
に取付けられる。プラットホーム23は、作業員が搭乗
した際の滑り止め用の凹凸が表面に形成された金属板で
あり、シャシフレーム11にはバッテリ21を前後から
挟むように一対の支持部材24a,24bが車幅方向に
延びてねじ止めされる。プラットホーム23はこの一対
の支持部材24a,24bにねじ止めすることによりシ
ャシフレーム11に取付けられ、取付けられた状態でプ
ラットホーム23の裏面とバッテリ21間には所定の隙
間が形成されるように作られる。 【0010】本発明の特徴ある構成は、プラットホーム
23裏面のバッテリ21の正極端子21aに対向する部
分に絶縁体26が設けられたところにある。この実施の
形態における絶縁体26はPVC系プラスチゾルからな
る絶縁性塗料を塗布して乾燥硬化させたものであって、
硬化後形成された厚さ2mm以上の硬化皮膜により構成
される。正極端子21aに対向する部分に絶縁体26を
設けたプラットホーム23はその後黒色塗装され、その
後シャシフレーム11に取付けられる。 【0011】このように構成されたトラクタのバッテリ
保護構造では、バッテリ21の点検者がプラットホーム
23を取外すこと無くバッテリ21を点検し、点検者が
負極端子からグランド用の被覆リード線を取外すことな
く、スパナ等の金属製工具を正極端子21aに接続させ
て作業をしても、プラットホーム23裏面の正極端子2
1aに対向する部分には絶縁体26が設けられているの
で、正極端子21aに接続された状態の金属工具はその
絶縁体26に接触することはあってもプラットホーム2
3に直接接触することはない。このため、正極端子21
aに接続された金属製工具とプラットホーム23は電気
的に接続されることはなく、この金属工具を介して正極
端子21aと負極端子が短絡することは回避され、作業
員が感電することはなく、バッテリ21が損傷すること
もない。 【0012】また、正規の手順でバッテリ21を点検す
る場合にあっても、例えばプラットホーム23を取外す
際にプラットホーム23が不用意にバッテリ21上に落
ちても、絶縁体26が正極端子21aに当接してプラッ
トホーム23が直接その正極端子21aに接触すること
を防止する。このため、正極端子21aと負極端子の予
期せぬ短絡を防止することができる。なお、上述した実
施の形態では、絶縁性塗料を塗布して乾燥硬化させた絶
縁体26を説明したが、絶縁体は、例えばゴム板や、ア
クリル板等の予め板状に形成されたものであっても良
く、このように予め板状に形成された絶縁体をプラット
ホームの裏面の正極端子に対向する部分に接着又はねじ
止めしても良い。 【0013】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、プ
ラットホーム裏面の正極端子に対向する部分に絶縁体を
設けたので、負極端子からグランド用の被覆リード線を
取外すことなく、金属製工具を正極端子に接続させて作
業をしても、その金属製工具とプラットホームが電気的
に接続することを防止することができ、作業員が感電す
ること及びバッテリが損傷することを有効に回避するこ
とができる。また、取外されたプラットホームが直接正
極端子に接触することを回避して、正極端子と負極端子
の予期せぬ短絡を防止することができ、点検作業の安全
性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のバッテリ保護構造を有するトラクタの
側面図。 【図2】そのトラクタの正面図。 【符号の説明】 10 トラクタ 11 シャシフレーム 21 バッテリ 21a 正極端子 23 プラットホーム 26 絶縁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/04 B60K 1/04 B62D 21/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 正極端子(21a)を上側にしてシャシフレ
    ーム(11)の側部に取付けられたバッテリ(21)と、前記バ
    ッテリ(21)を上側から覆うように前記シャシフレーム(1
    1)に取付けられた金属製プラットホーム(23)とを備えた
    トラクタにおいて、 前記プラットホーム(23)裏面の前記正極端子(21a)に対
    向する部分に絶縁体(26)が設けられたことを特徴とする
    トラクタのバッテリ保護構造。
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