JP2533273Y2 - 自動車の下部構造 - Google Patents

自動車の下部構造

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JP2533273Y2
JP2533273Y2 JP3310691U JP3310691U JP2533273Y2 JP 2533273 Y2 JP2533273 Y2 JP 2533273Y2 JP 3310691 U JP3310691 U JP 3310691U JP 3310691 U JP3310691 U JP 3310691U JP 2533273 Y2 JP2533273 Y2 JP 2533273Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、自動車の下部構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のエンジンルームには、
エンジンユニット、アンチスキッドブレーキシステムユ
ニット(以下、ABSユニットと略称する)等の機器が配
設される。そして、前記エンジンユニットにおけるミッ
ションハウジングに対して、燃料系部品であるフューエ
ルフィルターが取り付けられることとなっている。
【0003】即ち、図6に示すように、エンジンユニッ
ト3′(具体的には、ミッションハウジング)に対して燃
料系部品であるフューエルフィルター10′が取付ブラ
ケット9′を介して取り付けられており、該フューエル
フィルター10′の近傍にABSユニット7′が車体に
対して固定的に取り付けられた構造とされている。
【0004】ところで、前記エンジンユニット3′は、
車両衝突時の衝撃荷重を受けて移動する場合があるが、
前記ABSユニット7′は、エンジンルームの側壁を構
成する車体フレームに固定的に取り付けられているた
め、車両の斜突時において、エンジンユニット3′が、
矢印Aで示すように、斜め後方に移動してくると、図7
に示すように、フューエルフィルター10′の一部(例
えば、接続パイプ20′)と干渉する場合が生じるおそ
れがある。
【0005】なお、車両衝突時におけるエンジンユニッ
トの後方移動に伴って排気系部品が破損するのを防止す
るために、該排気系部品の一部をフレキシブルチューブ
で構成するようにしたものは、実開平2ー103119
号公報に開示されているように公知であるが、当該技術
をそのまま上記構成の自動車の下部構造に適用すること
は技術的に困難である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本願考案は、上記のよ
うな不具合を解消することを課題としてなされてもの
で、車両衝突時における燃料系部品への固定体(例え
ば、ABSユニット)と移動体(例えば、エンジンユニッ
ト)との干渉を回避し得るようにすることを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案では、上
記課題を解決するための手段として、車体下部に配設さ
れた固定体の近傍に、車両衝突時に前記固定体に向かっ
て移動するように構成された移動体が設けられ、該移動
体における前記固定体側には、取付ブラケットを介して
燃料系部品が取り付けられている自動車の下部構造にお
いて、前記取付ブラケットに、前記燃料系部品における
固定体側部分を覆うプロテクター部を一体に延設してい
る。
【0008】請求項2の考案では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1記載の自動車の下部構
造において、前記取付ブラケットと移動体との間に、前
記プロテクター部と固定体との当接により所定以上の荷
重が作用した場合に、前記取付ブラケットを荷重作用方
向に回動させ得るように作用する結合手段を介設してい
る。
【0009】請求項3の考案では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項2記載の自動車の下部構
造において、前記結合手段を、前記取付ブラケットを移
動体に取り付けるための一対の支持ピンと、これら支持
ピンのうち前記固定体側に位置するものが挿通されるべ
く前記取付ブラケットに形成されたピン孔から取付ブラ
ケットの反回動方向端部にかけて形成されたスリットと
によって構成している。
【0010】請求項4の考案では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項2記載の自動車の下部構
造において、前記結合手段を、前記取付ブラケットを移
動体に取り付けるための一対の支持ピンと、これら支持
ピンのうち前記固定体側に位置するものに設けられた強
度低下手段とによって構成している。
【0011】
【作用】請求項1の考案では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0012】即ち、自動車の衝突時において移動体が固
定体側に移動した場合に、取付ブラケットに一体延設さ
れたプロテクター部が移動体と干渉し、燃料系部品にお
ける固定体側部分へ荷重が直接作用することがなくな
る。
【0013】請求項2の考案では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0014】即ち、衝突時における移動体の移動による
干渉によって所定以上の荷重がプロテクター部に作用し
た場合には、取付ブラケットが荷重作用方向に回動せし
められ、取付ブラケットによって取り付けられている燃
料系部品と固定体との干渉が回避されることとなるので
ある。
【0015】請求項3の考案では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0016】即ち、自動車の衝突時において移動体が固
定体側に移動した場合に、取付ブラケットに一体延設さ
れたプロテクター部が移動体と干渉し、該干渉によって
所定以上の荷重がプロテクター部に作用した場合には、
取付ブラケットが、一方側(即ち、反固定体側)の支持ピ
ンを回動中心としつつ、他方側(即ち、固定体側)の支持
ピンがスリットを介してピン孔から逸脱することにより
荷重作用方向に回動せしめられる。従って、取付ブラケ
ットによって取り付けられている燃料系部品と固定体と
の干渉が回避されることとなるのである。
【0017】請求項4の考案では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0018】即ち、自動車の衝突時において移動体が固
定体側に移動した場合に、取付ブラケットに一体延設さ
れたプロテクター部が移動体と干渉し、該干渉によって
所定以上の荷重がプロテクター部に作用した場合には、
取付ブラケットが、一方側(即ち、反固定体側)の支持ピ
ンを回動中心としつつ、他方側(即ち、固定体側)の支持
ピンが強度低下手段を施されている部分から折損するこ
とにより荷重作用方向に回動せしめられる。従って、取
付ブラケットによって取り付けられている燃料系部品と
固定体との干渉が回避されることとなるのである。
【0019】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、車体下部に配
設された固定体の近傍に、車両衝突時に前記固定体に向
かって移動するように構成された移動体が設けられ、該
移動体における前記固定体側には、取付ブラケットを介
して燃料系部品が取り付けられている自動車の下部構造
において、前記取付ブラケットに、前記燃料系部品にお
ける固定体側部分を覆うプロテクター部を一体に延設し
て、自動車の衝突時において移動体が固定体側に移動し
た場合には、取付ブラケットのプロテクター部が移動体
と干渉するようにしたので、燃料系部品における固定体
側部分へ荷重が直接作用することがなくなり、自動車衝
突時(例えば、斜突時等)における燃料系部品の保護が効
果的に行えるという実用的な効果がある。
【0020】請求項2の考案によれば、前記請求項1記
載の自動車の下部構造において、取付ブラケットと移動
体との間に、プロテクター部と固定体との当接により所
定以上の荷重が作用した場合に、前記取付ブラケットを
荷重作用方向に回動させ得るように作用する結合手段を
介設して、所定以上の荷重がプロテクター部に作用した
場合には、取付ブラケットが荷重作用方向に回動せしめ
られるようにしたので、取付ブラケットによって取り付
けられている燃料系部品と固定体との干渉が常に回避さ
れることとなり、自動車衝突時(例えば、斜突時等)にお
ける燃料系部品の保護が効果的に行えるという実用的な
効果がある。
【0021】請求項3の考案によれば、請求項2記載の
自動車の下部構造において、取付ブラケットと移動体と
の間に介設される結合手段を、取付ブラケットを移動体
に取り付けるための一対の支持ピンと、これら支持ピン
のうち固定体側に位置するものが挿通されるべく前記取
付ブラケットに形成されたピン孔から取付ブラケットの
反回動方向端部にかけて形成されたスリットとによって
構成して、自動車の衝突時において移動体が固定体側に
移動した場合に、取付ブラケットのプロテクター部が移
動体と干渉し、該干渉によって所定以上の荷重がプロテ
クター部に作用した場合には、取付ブラケットが、一方
側(即ち、反固定体側)の支持ピンを回動中心としつつ、
他方側(即ち、固定体側)の支持ピンがスリットを介して
ピン孔から逸脱することにより荷重作用方向に回動せし
められるようにしたので、取付ブラケットによって取り
付けられている燃料系部品と固定体との干渉を、ピン孔
にスリットを形成するという極めて簡易な手段により回
避せしめることができるという実用的な効果がある。
【0022】請求項4の考案によれば、請求項2記載の
自動車の下部構造において、取付ブラケットと移動体と
の間に介設される結合手段を、取付ブラケットを移動体
に取り付けるための一対の支持ピンと、これら支持ピン
のうち固定体側に位置するものに設けられた強度低下手
段とによって構成して、自動車の衝突時において移動体
が固定体側に移動した場合に、取付ブラケットのプロテ
クター部が移動体と干渉し、該干渉によって所定以上の
荷重がプロテクター部に作用した場合には、取付ブラケ
ットが、一方側(即ち、反固定体側)の支持ピンを回動中
心としつつ、他方側(即ち、固定体側)の支持ピンが強度
低下手段を施されている部分から折損することにより荷
重作用方向に回動せしめられるようにしたので、取付ブ
ラケットによって取り付けられている燃料系部品と固定
体との干渉を、支持ピンに強度低下手段を施すという極
めて簡易な手段により回避せしめることができるという
実用的な効果がある。
【0023】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本願考案の幾つ
かの好適な実施例を説明する。
【0024】実施例1 図1ないし図4には、本願考案の実施例1にかかる自動
車の下部構造が示されている。本実施例は、請求項1な
いし3の考案に対応するものである。
【0025】本実施例の自動車の下部構造は、車体1の
前部に形成されたエンジンルーム2の下部に適用される
ものである。
【0026】前記エンジンルーム2には、適宜のマウン
ト部材(図示省略)を介して車体1に支持された状態でエ
ンジンユニット3が配設されている。該エンジンユニッ
ト3は、横置き型のエンジン本体4の側方にミッション
ケース5を一体的に結合した構成とされている。このエ
ンジンユニット3は、自動車衝突時に作用する衝撃荷重
により車体1に対して若干移動することがあるように支
持されている。即ち、本実施例の場合、エンジンユニッ
ト3が、実用新案登録請求の範囲における移動体を構成
することとなっているのである。
【0027】前記エンジンルーム2の側壁を構成する車
体フレーム6において前記ミッションケース5の斜め後
方近傍には、ABSユニット7がブラケット8,8を介
して固定されている。該ABSユニット7は、自動車衝
突時においても車体1に固定された状態を保持されるこ
ととなっている。即ち、本実施例の場合、ABSユニッ
ト7が、実用新案登録請求の範囲における固定体を構成
することとなっているのである。
【0028】そして、前記ミッションケース5において
前記ABSユニット7と隣接する部位には、取付ブラケ
ット9を介して燃料系部品であるフューエルフィルター
10が取り付けられている。
【0029】前記取付ブラケット9は、図1および図3
に示すように、フューエルフィルター10を抱持する上
下一対のブラケット片11,12からなっており、両ブ
ラケット片11,12の基端部11a,11b同士を接合さ
せた状態でミッションケース5に対して車輻方向に並ぶ
一対の支持ピン13,14で支持する一方、両ブラケッ
ト片11,12の先端部11b,12b同士を接合させた状
態でボルト15およびナット16を用いて結合すること
によりフューエルフィルター10を支持する構成とされ
ている。符号17はブラケット片11,12とフューエ
ルフィルター10との間に介設された防振ゴム、18は
ブラケット片11,12に形成された弾性付与用のビー
ド、19はフューエルフィルター10の入口側接続パイ
プ、20はフューエルフィルター10の出口側接続パイ
プである。
【0030】また、前記上部ブラケット片11には、前
記フューエルフィルター10のABSユニット7側部分
を覆うプロテクター部21が一体に延設されている。本
実施例の場合、前記プロテクター部21は、フューエル
フィルター10の出口側接続パイプ20の突出端部より
車輻方向に突出する大きさとされており、後述するよう
に、自動車の衝突時において移動体であるエンジンユニ
ット3が固定体であるABSユニット7側に移動した場
合には、ABSユニット7と取付ブラケット11のプロ
テクター部21とが干渉し、燃料系部品であるフューエ
ルフィルター10におけるABSユニット7側部分へ荷
重が直接作用することがなくなっている。なお、この上
部ブラケット片11(プロテクター部21を含む)の車輻
方向端部には、該ブラケット片11の剛性を強化するた
めに上向きのリブ22,22が一体に延設されている。
【0031】しかして、前記取付ブラケット9には、前
記支持ピン13,14を挿通するためのピン孔23,24
が形成されているが、これらピン孔23,24のうち前
記ABSユニット7側に位置するもの(即ち、ピン孔2
4)には、該ピン孔24から取付ブラケット9の端部に
かけて延びるスリット25が付設されている。該スリッ
ト25の幅寸法は、本実施例におけるように前記支持ピ
ン14の径より小さくてもよいが、支持ピン14の径よ
り大きくする場合もある。
【0032】上記のように構成したことにより、取付ブ
ラケット9に対して矢印M(図2参照)方向に向かう所定
以上の荷重が作用した場合には、一方の支持ピン13を
回動中心としつつ、他方の支持ピン14がスリット25
を介してピン孔24から逸脱することとなる。従って、
取付ブラケット9は、荷重作用方向に回動せしめられる
こととなるのである。なお、この時、本実施例の場合、
支持ピン14はスリット25を押し広げながらピン孔2
4から逸脱する。つまり、本実施例の場合、取付ブラケ
ット9とミッションケース5との間に介設される結合手
段は、支持ピン13,14とスリット25とによって構
成されることとなっているのである。
【0033】上記のように構成された自動車の下部構造
は次のように作用する。
【0034】自動車の斜突時(本実施例の場合、右斜突
時)においては、衝突荷重によってエンジンユニット3
が、図1に矢印Aで示すように、斜め後方に移動してく
る場合がある。すると、図2に示すように、ABSユニ
ット7と取付ブラケット9のプロテクター部21とが干
渉するが、該干渉により所定以上の荷重がプロテクター
部21に作用すると、取付ブラケット9は、支持ピン1
3を回動中心としつつ、支持ピン14がスリット25を
介してピン孔24から逸脱することにより、矢印M方向
(即ち、荷重作用方向)に回動せしめられることとなる。
従って、取付ブラケット9によって取り付けられている
フューエルフィルター10とABSユニット7との干渉
が回避されることとなり、フューエルフィルター10の
保護が確実に行えるのである。
【0035】実施例2 図5には、本願考案の実施例2にかかる自動車の下部構
造におけるフューエルフィルター取付部が示されてい
る。本実施例は、請求項1,2および4の考案に対応す
るものである。
【0036】本実施例の場合、取付ブラケット9に形成
されるピン孔23,24は完結円状とされている。そし
て、取付ブラケット9をミッションケース5に支持する
ための支持ピン13,14のうち前記ABSユニット7
側に位置するもの(即ち、支持ピン14)には、強度低下
手段として作用するノッチ26,26が形成されてい
る。即ち、本実施例の場合、取付ブラケット9を移動体
であるエンジンユニット3(具体的には、ミッションケ
ース5)に回動可能に結合するための結合手段は、一対
の支持ピン13,14と支持ピン14に設けられたノッ
チ26,26とによって構成されることとなっているの
である。その他の構成は実施例1と同様である。
【0037】上記のように構成したことにより、自動車
の斜突時においてエンジンユニット3がABSユニット
7側に移動した場合には、取付ブラケット9のプロテク
ター部21がABSユニット7と干渉するが、該干渉に
よって所定以上の荷重がプロテクター部21に作用する
と、取付ブラケット9は、一方の支持ピン13を回動中
心としつつ、他方の支持ピン14がノッチ26,26を
施されている部分から折損することにより荷重作用方向
(図2の矢印M方向)に回動せしめられることとなる。従
って、取付ブラケット9によって取り付けられているフ
ューエルフィルター10とABSユニット7との干渉が
回避されることとなり、フューエルフィルター10の保
護が確実に行えるのである。
【0038】なお、強度低下手段としては、本実施例の
ようにノッチ26,26を形成するものの他、支持ピン
14の材質強度を低下させる場合もある。
【0039】上記各実施例では、移動体をエンジンユニ
ット3とし、固定体をABSユニット7としているが、
移動体を衝突時に移動する他の部品に置き換え、固定体
を衝突時においても移動しない他の部品に置き換えるこ
とも可能である。
【0040】また、本願考案は、上記各実施例の構成に
限定されるものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲
において適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施例1にかかる自動車の下部構造
における要部平面図である。
【図2】本願考案の実施例1にかかる自動車の下部構造
の衝突時の状態を示す要部平面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】本願考案の実施例1にかかる自動車の下部構造
を示す概略平面図である。
【図5】本願考案の実施例2にかかる自動車の下部構造
における図3相当図である。
【図6】従来の自動車の下部構造における要部平面図で
ある。
【図7】従来の自動車の下部構造の衝突時の状態を示す
要部平面図である。
【符号の説明】
1は車体、2はエンジンルーム、3は移動体(エンジン
ユニット)、5はミッションケース、7は固定体(ABS
ユニット)、9は取付ブラケット、10は燃料系部品(フ
ューエルフィルター)、13,14は支持ピン、21はプ
ロテクター部、23,24はピン孔、25はスリット、
26は強度低下手段(ノッチ)。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下部に配設された固定体の近傍に、
    車両衝突時に前記固定体に向かって移動するように構成
    された移動体が設けられ、該移動体における前記固定体
    側には、取付ブラケットを介して燃料系部品が取り付け
    られている自動車の下部構造であって、前記取付ブラケ
    ットには、前記燃料系部品における固定体側部分を覆う
    プロテクター部が一体に延設されていることを特徴とす
    る自動車の下部車体構造。
  2. 【請求項2】 前記取付ブラケットと移動体との間に
    は、前記プロテクター部と固定体との当接により所定以
    上の荷重が作用した場合に、前記取付ブラケットを荷重
    作用方向に回動させ得るように作用する結合手段が介設
    されていることを特徴とする前記請求項1記載の自動車
    の下部構造。
  3. 【請求項3】 前記結合手段が、前記取付ブラケットを
    移動体に取り付けるための一対の支持ピンと、これら支
    持ピンのうち前記固定体側に位置するものが挿通される
    べく前記取付ブラケットに形成されたピン孔から取付ブ
    ラケットの反回動方向端部にかけて形成されたスリット
    とによって構成されていることを特徴とする前記請求項
    記載の自動車の下部構造。
  4. 【請求項4】 前記結合手段が、前記取付ブラケットを
    移動体に取り付けるための一対の支持ピンと、これら支
    持ピンのうち前記固定体側に位置するものに設けられた
    強度低下手段とによって構成されていることを特徴とす
    る前記請求項2記載の自動車の下部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005247027A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Nissan Motor Co Ltd 自動車のフューエルフィルターの取付構造
JP2015078605A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 本田技研工業株式会社 燃料配管の保護構造

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GB2573514B (en) 2018-05-04 2020-06-17 Ford Global Tech Llc A fuel line attachment assembly

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