JP3395544B2 - 船外機のスロットル制御装置 - Google Patents

船外機のスロットル制御装置

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JP3395544B2 JP26858696A JP26858696A JP3395544B2 JP 3395544 B2 JP3395544 B2 JP 3395544B2 JP 26858696 A JP26858696 A JP 26858696A JP 26858696 A JP26858696 A JP 26858696A JP 3395544 B2 JP3395544 B2 JP 3395544B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船外機のスロットル
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機のエンジンに装備されたキャブレ
タのスロットルバルブを開閉操作する手段としては、例
えば実開昭61−25299号公報に示すように、スロ
ットルバルブ(図示せず)の軸端に設けられたスロット
ルレバーと、操向ハンドルの端部に設けられたスロット
ルグリップとをワイヤおよびロッドで連結したものが多
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、4サイクル
エンジンは2サイクルエンジンに比べてスロットルグリ
ップの開度に対応するエンジンの回転数の上昇が大き
い。
【0004】しかしながら、上述した従来技術では、ス
ロットルレバーとスロットルグリップとをワイヤおよび
ロッドで連結しているので、それぞれの開度がほぼリニ
アとなる。その結果、スロットルレバーの開度とスロッ
トルグリップの開度との比、すなわちレバー比を高速側
に合わせるとスロットルグリップの開度が小さくなり、
エンジンの低速運転時にそのエンジン回転数の微妙な調
整が困難となる。また、レバー比を低速側に合わせると
スロットルグリップの開度が大きくなり、スロットルグ
リップの開閉操作が困難になるなど、ドライバビリティ
ーを損なってしまう。
【0005】さらに、スロットルグリップからのワイヤ
とスロットルレバーとの間にロッドやリンク装置等が介
在するため、ガタや遊びが発生しやすく、常に調整を行
う必要があり、メンテナンス性が悪い。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、コンパクトな構造でエンジンのドライバビリテ
ィーの向上を図った船外機のスロットル制御装置を提供
することを目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、メンテナンス性の向
上を図った船外機のスロットル制御装置を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機のス
ロットル制御装置は、上述した課題を解決するために、
請求項1に記載したように、上下に分割可能に構成され
たアッパーカバーとロアーカバーとから成るエンジンカ
バーの内部にクランクシャフトを縦置きに設けたエンジ
ンを収納し、上記アッパーカバーに空気導入口を設ける
と共に、上記ロアーカバーにステアリングハンドルを一
体的に設け、このステアリングハンドルを水平方向に振
ることにより船舶の操舵を行う一方、上記エンジンのシ
リンダヘッドに接続される吸気系を有する船外機におい
て、上記空気導入口を上記シリンダヘッド上方の上記ア
ッパーカバーの後上部に設けると共に、上記シリンダヘ
ッドに接続されるインテークパイプを介してキャブレタ
を接続し、このキャブレタの上流側に吸気管を接続して
上記吸気系を構成する一方、上記キャブレタはその内部
に形成される吸気通路内に配置されたスロットルバルブ
を開閉操作するスロットル開閉手段を備え、このスロッ
トル開閉手段を上記シリンダヘッドの上方で、上記吸気
系のエンジン中心側に配置すると共に、その回動時に上
記エンジン吸気系より外側にはみ出ないように設定した
ものである。
【0009】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記スロットル開閉手段にそ
の一端が接続されるスロットルケーブルの他端をスロッ
トル操作手段に直接接続する一方、このスロットル操作
手段の開度と上記スロットルバルブの開度との比を非線
型としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明に係る船外機の一例を示す
右側面図である。図1に示すように、この船外機1はそ
の最上部に箱状のエンジンカバー2を有し、その内部に
バーチカル型エンジン3が収納される。エンジンカバー
2の前部(図1における右側)からはステアリングハン
ドル4が前方に向かって延び、その先端にエンジン出力
調整用のスロットル操作手段であるスロットルグリップ
5が設けられる。
【0012】また、エンジンカバー2の下部にはドライ
ブシャフトハウジング6が設けられ、このドライブシャ
フトハウジング6の下部にギヤケース7が設けられる。
ギヤケース7の内部にはプロペラシャフト8が軸支さ
れ、その後端にプロペラ9が設けられる。
【0013】図2は、図1に示す船外機1のエンジン3
部分の縦断面図である。図2に示すように、エンジン3
内にはクランクシャフト10がほぼ鉛直方向を向くよう
縦置き(バーチカル)に設けられる。
【0014】図1および図2に示すように、ドライブシ
ャフトハウジング6内にはシャフトパイプ11が形成さ
れ、このシャフトパイプ11内をクランクシャフト10
下端に連結されたドライブシャフト12が下方に向かっ
て延び、このドライブシャフト12の下端がクラッチ機
構13を介してプロペラシャフト8に連携される。エン
ジン3の出力はドライブシャフト12およびクラッチ機
構13を経てプロペラシャフト8に伝達される。
【0015】また、このエンジン3にはクラッチコント
ロールロッド50を介して接続されたクラッチコントロ
ールレバー51によりクラッチ機構13を遠隔操作し、
このクラッチ機構13の切換操作によってプロペラシャ
フト8およびプロペラ9の回転方向を変換するクラッチ
装置52が設けられる。
【0016】一方、ドライブシャフトハウジング6の上
部はクランプブラケット15の回転支持部16に回転自
在に支持されると共に、このクランプブラケット15は
船舶17のトランサム18に固定される。すなわち、船
外機1は船舶17に対しほぼ360°に亘って回転可能
に設けられ、ステアリングハンドル4を水平方向に振る
ことにより船外機1全体の向きを変えて船舶17の操舵
を行うことができるように構成される。
【0017】エンジンカバー2は例えば上下に分割可能
に構成され、エンジン3下部に固定されたロアーカバー
2aと、このロアーカバー2aの上にシール部材19を
挟んで着脱可能に被装されるアッパーカバー2bとから
成る。なお、ステアリングハンドル4はロアーカバー2
aに一体的に設けられる一方、アッパーカバー2bの後
上部には空気導入口20と、引き起こしハンドルを兼ね
た防水カバー21とが設けられる。
【0018】また、前記クラッチ装置52のクラッチコ
ントロールレバー51はロアーカバー2aからエンジン
3の前方に向かって突設されたステー53に回動自在に
軸着される。そして、クラッチコントロールレバー51
を図1の矢印Aが示すように前後に回動させることによ
り、クラッチコントロールロッド50を介してクラッチ
機構13を切換操作し、プロペラシャフト8およびプロ
ペラ9の回転方向を正・逆またはニュートラルに切り換
える。
【0019】ところで、エンジン3は例えば4サイクル
OHV形式の単気筒エンジンであり、例えば上下に二分
割され、下側のクランクケース23aと上側のシリンダ
ブロック23bとが接合されて構成されるエンジンケー
ス23を有する。このエンジンケース23は、ドライブ
シャフトハウジング6の上端部に設けられたエクステン
ションケース22上に固定される。
【0020】シリンダブロック23bには後方(図2に
おける左側)に向かってクランクシャフト10に直交す
る方向に延びる筒状のシリンダスリーブ24が一体に形
成され、このシリンダスリーブ24の後端にシリンダヘ
ッド25およびヘッドカバー26がそれぞれ設けられ
る。シリンダスリーブ24の内側にはシリンダボア27
が形成されると共に、シリンダヘッド25にはこのシリ
ンダボア27に整合する燃焼室28が形成される。
【0021】シリンダヘッド25内にはこの燃焼室28
に繋がる吸気ポート41と排気ポート42とが形成され
る。また、シリンダヘッド25内には両ポート41,4
2を開閉する吸気バルブ43および排気バルブ44が配
置され、さらにこれらのバルブ43,44を開閉させる
動弁装置45も配置される。
【0022】一方、クランクケース23aの底部にはオ
イルパン30が形成され、このオイルパン30のほぼ中
央に前記クランクシャフト10の支持部32が設けられ
る。そして、この支持部32に設けられたメタルベアリ
ング35と、シリンダブロック23b側に設けられたボ
ールベアリング36とによってクランクシャフト10が
回転自在に縦方向に軸支される。
【0023】クランクシャフト10のほぼ中間部には一
対のウェブ10a,10bが上下に離間して形成され、
その間にクランクピン10cが偏心して設けられる。ま
た、シリンダボア27内にはピストン37が摺動自在に
挿入され、このピストン37のピストンピン37aと、
クランクシャフト10のクランクピン10cとがコンロ
ッド38によって連結され、これによりシリンダボア2
7内におけるピストン37の往復運動がクランクシャフ
ト10の回転運動に変換される。
【0024】さらに、クランクシャフト10の上端には
例えば発電装置であるフライホイール・マグネト装置3
9およびロープ・リコイル式のエンジン始動装置40が
設けられる。
【0025】図3は図2のIII−III線に沿う断面
図である。図3に示すように、シリンダヘッド25の上
面にはインテークパイプ54を介してキャブレタ55が
接続される。このキャブレタ55の下流側は吸気ポート
41に連通すると共に、キャブレタ55の上流側には吸
気管56が接続され、以上以てエンジン吸気系57を構
成する。
【0026】図4は、クラッチ装置52およびスロット
ル制御装置58を示す図である。また、図5は、キャブ
レタ55の拡大平面図である。図3〜図5において、キ
ャブレタ55内に形成された吸気通路内にはスロットル
バルブが配置される(いずれも図示せず)。このスロッ
トルバルブはその軸59が縦方向に配置され、軸端が上
方に向かって突出する。そして、この軸59の突出部に
例えば長円形状で水平面にて回動可能なスロットルレバ
ー60の一端が固着される。また、このスロットルレバ
ー60の他端にはピン60aが突設され、従動部61を
形成する。
【0027】一方、キャブレタ55の側部にはスロット
ル制御装置58を構成するプーリ62が配置される。こ
のプーリ62は水平面にて回動自在に軸支され、前記ス
ロットルグリップ5から延びるスロットルケーブル63
が巻装される。なお、スロットルケーブル63は例えば
「引き」と「戻し」の二本からなり、スロットルグリッ
プ5をいずれの方向に回動させても強制的にプーリ62
を回動させるものである。なお、シリンダヘッド25に
はケーブルホルダ64が固定され、スロットルケーブル
63を保持する。
【0028】キャブレタ55にはスロットル制御装置5
8を構成するスロットル開閉手段であるスロットルコン
トロールレバー65が設けられる。このスロットルコン
トロールレバー65は上記プーリ62の外周部に回動一
体に固着され、その回動中心部(プーリ62の中心)が
上記インテークパイプ54の上方に位置するように配置
される。そして、スロットルコントロールレバー65は
プーリ62と供に水平方向に回動し、この回動時、エン
ジン吸気系57より外側にはみ出ないようにその形状お
よび配置が設定される。さらに、前記スロットルレバー
60の従動部61はスロットルコントロールレバー65
の回動中心部よりエンジン3中心側になるように配置さ
れる。
【0029】スロットルコントロールレバー65には案
内溝66が形成される。また、この案内溝66にスロッ
トルレバー60端に形成された従動部61のピン60a
が係合される。そして、スロットルコントロールレバー
65が回動することにより、スロットルレバー従動部6
1のピン60aが案内溝66内を移動し、スロットルレ
バー60を回動させる。
【0030】上記案内溝66は、エンジン3の低速運転
時にはスロットルグリップ5の開度よりスロットルレバ
ー60の開度が小さくなるように、また、エンジン3の
高速運転時にはスロットルグリップ5の開度よりスロッ
トルレバー60の開度が同等または大きくなるように非
直線状に、すなわちスロットルグリップ5の開度とスロ
ットルレバー60の開度との比が非線型となるように、
例えば本実施形態においては「へ」字状に形成される。
【0031】ところで、この船外機1にはクラッチ機構
13がニュートラル時のスロットルの開度を制御するス
ロットル開度制御機構67が備えられる。この制御機構
67は、図3〜図5に示すように、その一端がスロット
ルコントロールレバー65の基端部に回動可能に軸着さ
れたスロットルロッド68と、このスロットルロッド6
8の他端にその上端部が軸着され、その下端にストッパ
部69aを有するスロットルリミッタレバー69とから
なる。
【0032】一方、その一端がクラッチコントロールレ
バー51に接続されたクラッチコントロールロッド50
の他端はクラッチレバー70のレバー部70a上端に軸
着される。また、このレバー部70a上端部にはストッ
パ突起70bが形成される。そして、スロットルリミッ
タレバー69下端のストッパ部69aはクラッチレバー
70がニュートラル時にのみそのストッパ突起70bに
当接するように構成される。
【0033】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0034】スロットルグリップ5を例えば増速側に回
動操作すると、図6に矢印Bで示すように、スロットル
ケーブル63によってプーリ62が時計回りに水平方向
に回動される。プーリ62の回動に伴ってスロットルコ
ントロールレバー65も時計回りに水平方向に回動す
る。
【0035】スロットルコントロールレバー65が回動
するとその案内溝66内をスロットルレバー従動部61
のピン60aが移動し、スロットルレバー60が時計回
りに回動される。
【0036】ここで、スロットルコントロールレバー6
5の案内溝66は例えば「へ」字状等の非直線状に形成
することにより、エンジン3の低速運転時にスロットル
グリップ5の開度よりスロットルレバー60の開度が小
さくなるように設定でき、エンジン回転数の微妙な調整
容易に可能となる。また、エンジン3の高速運転時に
スロットルグリップ5の開度よりスロットルレバー60
の開度が同等または大きくなるように設定でき、適度な
スロットルグリップ5開度でその開閉操作が行える。す
なわちエンジン3のドライバビリティーが向上する。
【0037】そして、スロットルコントロールレバー6
5の回動中心部をインテークパイプ54の上方に配置
し、スロットルコントロールレバー65をプーリ62と
供に水平方向に回動させ、さらに回動時にエンジン吸気
系57より外側にはみ出ないようにその形状および配置
が設定すると共に、スロットルレバー60の従動部61
をスロットルコントロールレバー65の回動中心部より
エンジン3中心側になるように配置することによりスロ
ットル制御装置58の構造がコンパクトになり、その結
果、船外機1全体がコンパクトになる。
【0038】また、スロットルグリップ5から延びるス
ロットルケーブル63を直接プーリ62に巻装してスロ
ットルコントロールレバー65を操作することにより、
従来用いていたロッドやリンク装置等が不要になり、ガ
タや遊びが発生しにくくなってメンテナンス性が向上す
る。
【0039】次にスロットル開度制御機構67について
説明する。図6に矢印Bで示すように、スロットルケー
ブル63によってプーリ62が時計回りに回動されると
スロットルコントロールレバー65の基端部に軸着され
たスロットルロッド68が矢印Cのほうに移動し、矢印
Dで示すようにスロットルリミッタレバー69を反時計
回りに回動させる。そして、スロットルリミッタレバー
69の回動に伴なってその下端に設けられたストッパ部
69aも同様に回動する。
【0040】ここで、このストッパ部69aはクラッチ
レバー70がニュートラル時にのみそのストッパ突起7
0bに当接するように構成されるため、図7に示すよう
に、クラッチレバー70がニュートラル時にはスロット
ルリミッタレバー69の回動が規制され、その結果プー
リ62およびスロットルコントロールレバー65の回動
も規制されてキャブレタ55の吸気通路内に設けられた
スロットルバルブの開度が規制され、ニュートラル時の
エンジン空吹かし回転数が抑えられ、過回転によるエン
ジン3の損傷を防止できる。なお、図7に示すように、
クラッチレバー70が前進または後進位置にある場合、
ストッパ部69aはストッパ突起70bに当接しないの
で、スロットルリミッタレバー69の回動規制はなく、
任意のスロットルバルブ開度を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機のスロットル制御装置によれば、上下に分割可能に構
成されたアッパーカバーとロアーカバーとから成るエン
ジンカバーの内部にクランクシャフトを縦置きに設けた
エンジンを収納し、上記アッパーカバーに空気導入口を
設けると共に、上記ロアーカバーにステアリングハンド
ルを一体的に設け、このステアリングハンドルを水平方
向に振ることにより船舶の操舵を行う一方、上記エンジ
ンのシリンダヘッドに接続される吸気系を有する船外機
において、上記空気導入口を上記シリンダヘッド上方の
上記アッパーカバーの後上部に設けると共に、上記シリ
ンダヘッドに接続されるインテークパイプを介してキャ
ブレタを接続し、このキャブレタの上流側に吸気管を接
続して上記吸気系を構成する一方、上記キャブレタはそ
の内部に形成される吸気通路内に配置されたスロットル
バルブを開閉操作するスロットル開閉手段を備え、この
スロットル開閉手段を上記シリンダヘッドの上方で、上
記吸気系のエンジン中心側に配置すると共に、その回動
時に上記エンジン吸気系より外側にはみ出ないように設
定したため、スロットル制御装置がコンパクトになり、
船外機全体もコンパクトになると共に、スロットル制御
装置がコンパクトになり、船外機全体もコンパクトにな
る。また、上記スロットル開閉手段にその一端が接続さ
れるスロットルケーブルの 他端をスロットル操作手段に
直接接続する一方、このスロットル操作手段の開度と上
記スロットルバルブの開度との比を非線型としたため、
スロットル制御装置がコンパクトになり、船外機全体も
コンパクトになると共に、メンテナンス性が向上し、さ
らに、エンジンのドライバビリティーが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機のスロットル制御装置の一
実施形態を示す船外機の右側面図。
【図2】図1に示す船外機のエンジン部分の縦断面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】クラッチ装置およびスロットル制御装置を示す
側面図。
【図5】キャブレタの拡大平面図。
【図6】スロットル制御装置の作用を説明するキャブレ
タの拡大平面図。
【図7】スロットル開度制御機構の作用を説明するスロ
ットルリミッタレバーおよびクラッチレバーの側面図。
【符号の説明】
1 船外機 3 エンジン 5 スロットルグリップ(スロットル操作手段) 6 ドライブシャフトハウジング 13 クラッチ機構 23 エンジンケース 25 シリンダヘッド 54 インテークパイプ 55 キャブレタ 56 吸気管 57 エンジン吸気系 58 スロットル制御装置 60 スロットルレバー 61 スロットルレバーの従動部 62 プーリ 63 スロットルケーブル 65 スロットルコントロールレバー(スロットル開閉
手段) 66 案内溝 67 スロットル開度制御機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 20/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に分割可能に構成されたアッパーカ
    バーとロアーカバーとから成るエンジンカバーの内部に
    クランクシャフトを縦置きに設けたエンジンを収納し、
    上記アッパーカバーに空気導入口を設けると共に、上記
    ロアーカバーにステアリングハンドルを一体的に設け、
    このステアリングハンドルを水平方向に振ることにより
    船舶の操舵を行う一方、上記エンジンのシリンダヘッド
    に接続される吸気系を有する船外機において、上記空気
    導入口を上記シリンダヘッド上方の上記アッパーカバー
    の後上部に設けると共に、上記シリンダヘッドに接続さ
    れるインテークパイプを介してキャブレタを接続し、こ
    のキャブレタの上流側に吸気管を接続して上記吸気系を
    構成する一方、上記キャブレタはその内部に形成される
    吸気通路内に配置されたスロットルバルブを開閉操作す
    るスロットル開閉手段を備え、このスロットル開閉手段
    を上記シリンダヘッドの上方で、上記吸気系のエンジン
    中心側に配置すると共に、その回動時に上記エンジン吸
    気系より外側にはみ出ないように設定したことを特徴と
    する船外機のスロットル制御装置。
  2. 【請求項2】 上記スロットル開閉手段にその一端が接
    続されるスロットルケーブルの他端をスロットル操作手
    段に直接接続する一方、このスロットル操作手段の開度
    と上記スロットルバルブの開度との比を非線型とした
    求項1記載の船外機のスロットル制御装置。
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