JP3393587B2 - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

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JP3393587B2
JP3393587B2 JP31244497A JP31244497A JP3393587B2 JP 3393587 B2 JP3393587 B2 JP 3393587B2 JP 31244497 A JP31244497 A JP 31244497A JP 31244497 A JP31244497 A JP 31244497A JP 3393587 B2 JP3393587 B2 JP 3393587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原水供給源から供
給される原水に塩水タンクに貯えた所定濃度の塩水を供
給する塩水供給ポンプと、前記原水と塩水の混合水を被
処理水として供給されて電解水を生成する電解槽を備え
電解水生成装置に関するものである
【0002】
【従来の技術】この種の電解水生成装置は、例えば、特
開平7―155764号公報にみられるように、外部か
らの原水に所定濃度の塩水を塩水ポンプによって混入し
て被処理水とし、同被処理水を電解槽内で電気分解して
いる。又、所定の電解水を安定して生成するために、被
処理水の導電率(被処理水の塩濃度)が目標導電率にな
るよう、塩水ポンプの吐出量をフィードバック制御(増
減制御)している。
【0003】一方、この種の塩水ポンプには、吐出量制
御が容易な電動式ポンプが適しており、例えば、ソレノ
イドによってダイヤフラムを往復動させるタイプのも
の、電動モータによってカムを回転させることによりピ
ストンを往復動させるタイプのもの等が用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電解水生成装置は、塩水ポンプを含む塩水の供給系
統に何らかの異常(例えば空気の混入)が発生して塩水
が十分供給されない場合にも、フィードバック制御によ
るポンプの駆動を継続する。即ち、電解水生成装置は、
異常による塩水不足が発生した場合、フィードバック制
御により塩水ポンプの吐出量を増加するように塩水ポン
プを駆動するが、実際に供給される塩水量を増加させ得
ない。このため、塩水ポンプを更に高回転で継続的に駆
動し、塩水ポンプの寿命を低下させてしまうという問題
点があった。
【0005】原水は、その種類によって所定の導電率を
得るために必要な塩水量の平均値が小さい場合がある。
電解水生成装置は、フィードバック制御によって塩水量
を増減制御するので、その平均値より少ない塩水量を吐
出するように塩水ポンプへ駆動信号を発生する場合が生
ずる。ポンプの吐出量が小さくなると、特に、往復動タ
イプのポンプにあっては、一回の吐出から次回の吐出ま
での時間が長くなるため、被処理水の塩濃度が脈動し、
その結果、電解水生成装置が不均一な電解水を注出して
しまうという問題点もあった。
【0006】
【発明の概要】本発明は、上記問題に対処するためにな
されたものであり、原水に塩水を混入する「外部からの
駆動信号に応じて吐出量が変更可能に構成されたポン
プ」への駆動信号の状態と被処理水の導電率をモニター
することによって、ポンプ系統の異常が発生しているか
否か、電解水が不均一となる状態であるか否かを判定
(検出)し、同判定時にはポンプを停止して電解水の生
成を停止することで、ポンプの寿命低下を招かず、不
一な電解水を注出し続けることのない電解水生成装置を
提供することを目的としている。
【0007】上記の目的を達成するため、本発明の第1
の特徴は、原水供給源から供給される原水に塩水タンク
に貯えた所定濃度の塩水を供給する吐出量が変更可能な
塩水供給ポンプと、前記原水と塩水の混合水を被処理水
として供給されて電解水を生成する電解槽を備えて、電
解前の前記被処理水の導電率を表す計測電流値に基づい
て前記ポンプの作動をフィードバック制御するように
た電解水生成装置において、前記計測電流値の変化を検
出することにより前記ポンプの駆動信号が正常運転では
あり得ない異常な状態にあることを判定する判定手段
と、判定手段が前記ポンプの駆動信号が異常な状態に
あると判定したとき前記ポンプの駆動を停止して電解水
の生成を停止させる停止手段を設けたことにある。
【0008】上記のように構成した電解水生成装置にお
いて、原水に塩水を混入するためのポンプへの駆動信号
は、被処理水の導電率が目標導電率となるように変更さ
れる。前記判定手段は、同駆動信号が「正常運転ではあ
り得ない所定の状態」であるか否かをモニターし、同判
定手段が「正常運転ではあり得ない所定の状態である」
と判定したときには、停止手段がポンプの駆動を停止し
て電解水の生成を停止する。従って、正常運転ではあり
得ない駆動状態でポンプが駆動され続けることがないた
め、ポンプ寿命の低下を招くことがなく、或は、不均一
な電解水を注出し続ける状況が回避される。
【0009】本発明の第2の特徴は、状態判定手段にお
いて判定される「正常運転ではあり得ない所定の状態」
を「前記ポンプへの駆動信号が同ポンプに所定の吐出量
以上を吐出させるべき信号となっている状態」としたこ
とにある。
【0010】この特徴を有する電解水生成装置は、ポン
プ系統のシール状態が良好でない等のためにポンプが空
気を吸入し被処理水中に空気を吐出(いわゆる「エアが
み」)したり、ポンプの吐出系統に詰りが生じたことに
よって十分な塩水が供給されない場合等を、同被処理水
の導電率が低下してポンプの吐出量を増加し続けた結果
である「ポンプへの駆動信号が同ポンプに所定の吐出量
以上を吐出させるべき信号となっている状態(高速運転
時)」が生じたか否かで判定し、同ポンプの駆動を停止
する。従って、この装置においては、ポンプをその寿命
に影響が出るほどの高速で運転することがなく、ポンプ
寿命の低下を回避した。
【0011】一方、ポンプの駆動信号は、正常運転時に
あっても、フィードバック制御により一時的に所定の吐
出量以上の吐出をポンプに要求する値となることがあ
る。ンプの寿命は、所定の高速運転が所定時間以上続
いた場合に低下しやすい。そこで、本発明の第3の特徴
前記判定手段において判定される「正常運転ではあ
り得ない所定の状態」を「前記ポンプへの駆動信号が同
ポンプに所定の吐出量以上を吐出させるべき信号となっ
ている状態が所定時間以上にわたり継続している状態」
とすることにより、瞬間的な高速運転発生時に不用意に
ポンプを停止(電解水の生成を停止)することなく、ポ
ンプ寿命の低下を回避した。
【0012】本発明の第4の特徴は、前記判定手段にお
いて判定される「正常運転ではあり得ない所定の状態」
を「前記ポンプへの駆動信号が同ポンプに所定の吐出量
以下を吐出させるべき信号となっている状態」とした点
にある。この状態は、要求塩水量が非常に小さくなり、
ポンプが極低速で駆動され、ポンプの一回の吐出から次
の吐出までの時間が長くなって、生成される電解水が許
容範囲を越えて不均一となるほど塩濃度に脈動を生じる
状態である。そこで、第4の特徴を有する電解水生成装
置は、この状態が判定されたときにポンプの駆動を停止
し、不均一な電解水の注出を防止した。
【0013】尚、上記したポンプの極低速運転が瞬間的
に生じた場合には、電解水の特性への影響も小さいこと
から、むしろ電解水の生成を継続した方が好ましいこと
もあるため、本発明の第5の特徴は、前記判定手段にお
いて判定される「正常運転ではあり得ない所定の状態」
を「前記ポンプへの駆動信号が同ポンプに所定の吐出量
以下を吐出させるべき信号となっている状態が所定時間
以上にわたり継続している状態」とすることとし、瞬間
的な極低速運転でのポンプ停止を回避しつつ、不均一な
電解水を注出し続けてしまうことを防止したことにあ
【0014】上述した本発明の第2及び第3の特徴を有
する電解水生成装置では、ポンプが空気を吸入・吐出し
てしまう場合を「ポンプへの駆動信号が同ポンプに所定
量以上の吐出量を吐出させるべき信号」となっているか
否かに基づいて判定しているが、所定量以上の吐出量を
吐出させるべき駆動信号は、フィードバック制御によっ
て吐出量増加方向へ変化された結果であり、従って、同
ポンプが空気を吸入し始めた時点から、ポンプが空気を
吸入していることが判定されるまでには、ある程度の時
間を要する。
【0015】一方、ポンプが空気を吸入し被処理水に空
気を混入し始めると、導電率は急激に低下し、この低下
に伴ってポンプへの駆動信号は、その吐出量を増加させ
るべく急激に上昇する。そこで、本発明は第6の特徴と
して、前記判定手段において判定される「正常運転では
あり得ない所定の状態」を「前記ポンプへの駆動信号の
第3の所定時間内の変化量が所定変化量以上となってい
る状態」とし、また第7の特徴として、状態判定手段に
おいて判定される「正常運転ではあり得ない所定の状
態」を「前記ポンプへの駆動信号の所定時間内の変化量
が所定変化量以上となっている状態が所定時間以上に
たり継続している状態」とすることを採用し、いち早く
ポンプの空気吸入を検出して、ポンプの駆動を停止する
ことを可能とした。
【0016】尚、「前記ポンプ駆動信号の所定時間内
の変化量が所定変化量以上となった状態」は、例えば、
正常時の原水量が瞬間的に変動したとき等に発生する可
能性があるので、第7の特徴は、この状態が「定時間
以上にわたり継続している状態」を判定することとし、
ポンプの空気吸入状態の検出精度を向上した。
【0017】発明の第8の特徴は、被処理水の導電率
が目標導電率より小さい異常判定用導電率以下となった
ときにポンプの駆動を停止して電解水の生成を停止する
停止手段を具備したことにあり、第9の特徴は、被処理
水の導電率が目標導電率より小さい異常判定用導電率以
下である状態が所定時間以上継続したときに前記ポンプ
の駆動を停止して電解水の生成を停止する停止手段を具
備したことにある。
【0018】これら第8、第9の特徴によれば、ポンプ
が空気を吸入した場合やその吐出系統に詰りが発生して
塩水の供給不足が発生した場合に直ちに減少する導電率
に基づいてポンプの駆動を停止しているので、導電率減
少の結果として増加される駆動信号が所定の吐出量以上
を吐出させるべき信号となっている状態の継続をモニタ
ーする場合よりも、より迅速に、上記塩水の供給不足状
態に対応できる。
【0019】本発明の第10の特徴は、被処理水の導電
率が所定の目標導電率となるように同被処理水の導電率
と所定の目標導電率との差に応じて前記駆動信号を更新
するフィードバック制御手段と、前記ポンプへの駆動信
の所定時間内の変化量が所定変化量以上であり、且
つ、前記被処理水の導電率が前記目標導電率より小さい
異常判定用導電率以下となっている期間が所定時間以上
となったときに前記ポンプの駆動を停止して電解水の生
成を停止する停止手段とを具備した点にあり、駆動信号
の時間変化率と導電率の大きさの両者を異常判定に用い
ることで、異常状態の判定精度、及び、信頼性を向上し
た。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に概略的に示した本発明の実
施形態に係る電解水生成装置は、装置本体1、濃塩水タ
ンク30及びリモートコントローラ60等を備えてい
る。装置本体1の内部には電解槽10、電源40、ポン
プ33、ウオーターバルブ23及びマイクロコンピュー
タで構成された電気制御回路70等が備えられている。
【0021】電解槽10は、通水式の電解槽(水が流れ
ている状態にて電解処理するもの)であって、その内部
が隔膜11によって一対の電極室12,13に区画され
ており、電源40に接続されて直流電圧が印加される電
極14,15を互いに対向させて収容している。各電極
室12,13には、電解すべき被処理水を供給する第2
給水管21が接続されるとともに、導出管16,17が
各々接続されている。各導出管16,17は、電解槽1
0内にて生成される電解水を、その先端部である注出口
16a,17aから外部へ注出する。
【0022】電源40は一定の電圧を発生・出力する定
電圧源であり、電気制御回路70に接続され、装置本体
1上に設けられた図示しない電圧調整用入力装置が操作
されたとき、電気制御回路70からの制御信号を受け
て、その出力電圧値の調整が可能となるように構成され
ている。この電源40から電極14,15への直流電圧
の供給回路には分流器41を介した電流計50が接続さ
れており、電流計50は両電極14,15間を流れる電
流が、被処理水の導電率(塩濃度)を表す計測電流値I
として計測されるように電気制御回路70に接続されて
いる。
【0023】第1給水管20は、図示しない外部給水源
(例えば水道)に接続されており、外部給水源から原水
が圧送されるように構成されている。第1給水管20
は、上流から下流に向かう順に減圧弁22及び電磁開閉
弁であるウオーターバルブ23(WV)を介装し、第2
給水管21と接続されている。減圧弁22は外部給水源
から圧送される水の圧力を減圧した上で所定圧力範囲内
に保ち、ウオーターバルブ23は電気制御回路70と電
気的に接続されて開閉制御され、開状態(オン)にて外
部からの水を第1,第2給水管20,21を介して電解
槽10へ供給する。
【0024】濃塩水タンク30は装置本体1とは別体で
あり、内部に所定濃度(一般には飽和濃度)の濃塩水を
貯えている。この濃塩水タンク30には熱収縮チューブ
によって一体的に構成された水位センサSと濃塩水吸い
込み管(ホース)32が、タンク30上部から抜差し可
能(脱着可能)かつ上下位置調整可能(キャップ31間
に生じる摺動抵抗によって位置決め可能)に組付けられ
ている。水位センサSは、電気制御回路70と電気的に
接続されており、先端の検知部が塩水吸込み管32の先
端吸込み口に取付けたフィルタFの先端開口より所定量
Lだけ上方に配置されるようになっている。水位センサ
Sの検知部は、周知の電極式のものであって濃塩水
(水)が存在するか否かを検出し、濃塩水が存在すれば
「オン」信号を、存在しなければ「オフ」信号を送出す
る。以上により、水位センサSは、塩水吸込み管32の
フィルタFの先端が濃塩水タンク30の底部に接する位
置まで挿入されると、その位置決めが達成され、濃塩水
タンク30の所定の水位Lを検出することができるよう
になっている。
【0025】ポンプ33は、ソレノイドで駆動されるタ
イプの一回の吐出量が一定の電動式ポンプであり、塩水
吸い込み管32が接続された流入口33aからバルブハ
ウジング33b及びダイヤフラム33cにて形成・画定
されたポンプ室33d方向への流れのみを許容する逆止
弁33eと、ポンプ室33dから塩水供給管34が接続
された吐出口33f方向への流れのみを許容する逆止弁
33gを備えている。プランジャー33hはダイヤフラ
ム33cと接続され、ダイヤフラムの復元力及び図示し
ないスプリングによってポンプ室33dに向けて(図面
左方向)付勢され、一方、ポンプ室33dと隔置された
ソレノイド33iが電気制御回路70によって通電され
た場合にあっては、ポンプ室33dとは逆の向き(図面
右方向)に力を受けて移動する。更に、塩水供給管34
は、第1給水管20のウオーターバルブ23下流の位置
であって、第1給水管20及び第2給水管21との連結
部に接続されている。
【0026】以上の構成により、ポンプ33は、ソレノ
イド33iの通電・非通電の繰返しに応じてダイヤフラ
ム33cを往復動させて、同通電・非通電の繰返し時間
間隔に応じた量の塩水を塩水タンク30から汲上げて塩
水供給管34へ吐出し、その結果、原水に塩水を混入し
て被処理水を生成する。換言すれば、ポンプ33はソレ
ノイド33iがオンとされる周期に応じて、単位時間当
りの吐出量を可変とし、被処理水の塩濃度を調整する。
【0027】リモートコントローラ60は、装置本体1
とは別体に構成され、導出管16,17の注出口16
a,17a付近に配置される。このリモートコントロー
ラ60には、電気制御回路70に接続され、濃塩水タン
ク30内の濃塩水が不足していることを示す塩補給ラン
プ(表示ランプ)62、及び、使用者によって操作され
る注出スイッチ61が備えられている。塩補給ランプ6
2は電気制御回路70から表示制御信号を受けて点灯制
御され、注出スイッチ61は装置本体1内の各部に電解
水生成の作動の開始、終了を指示するため操作指示信号
を電気制御回路70に送出する。尚、この注出スイッチ
61は使用者が一度押圧すれば電気的オン状態を保ち、
再度押圧すると電気的オフ状態を保つ、いわゆるオルタ
ネイトタイプのスイッチであり、電気制御回路70から
の指示を受けた場合は、オフ状態に変更され得るように
構成されている。
【0028】次に、上記のように構成した本発明による
電解水生成装置の実施形態の作動を、電解水の生成を開
始する場合から説明する。電気制御回路70は図示しな
いメイン電源の投入後は所定時間毎に図2に示すルーチ
ンをステップ200から開始し、ステップ205にて注
出スイッチ61のオフからオンへの変化をモニターして
いる。従って、使用者が電解水を生成・使用するために
注出スイッチ61をオフからオンに変更した場合、これ
を検知しステップ210へ進み、後述するタイマーT
DN,タイマーTUP、及び、タイマーTSを「0」に
クリアーする。
【0029】電気制御回路70は、続くステップ215
にてウオーターバルブ23をオン(開)して電解槽10
への原水の供給を開始させるとともに、ステップ220
にて電源40により電極14,15間に一定電圧を印加
させる。尚、この電圧は装置設置時に使用環境(原水の
種類)に合わせて調整されている。続くステップ225
では、後述するポンプ駆動信号Sに初期値(固定値、又
は、前回の電解水の生成中の駆動信号Sの平均値)R0
を設定し、ステップ230へ進む。
【0030】ステップ230は、所定の導電率(イオン
伝導度,Ph)を有する電解水を得るべく、ポンプ33
の吐出量のフィードバック制御(増減制御)を実行する
ステップであり、現在指示している吐出量に相当する値
S(以下、駆動信号Sと呼ぶ)に、予め決められた目標
電流値I0から計測電流値Iを減算した値に比例した値
(K*(I0―I)、K:正の定数)を加えた値を、新
たな駆動信号Sとして設定する。駆動信号Sはポンプ3
3のソレノイド33iに所定のオン時間幅のパルス信号
を送出する周期、即ち、ポンプ33の時間当りの吐出量
(以下、吐出量)を決定する値である。
【0031】注出スイッチ61が投入された直後である
現時点では、電解槽10内は前回の電解水の生成停止後
に洗浄のために供給された原水が残存しているので、計
測電流値Iは目標電流値I0より小さく、ステップ23
0におけるK*(I0―I)は正の値となる。従って、
電気制御回路70は、ポンプ33の吐出量を増加すべ
く、駆動信号S(=R0)をK*(I0―I)だけ増加
し、ステップ235へと進む。
【0032】ステップ235では、駆動信号Sを最大値
MAX以下となるようにガードをかける。即ち、ステッ
プ230の実行の結果、得られた駆動信号Sが最大値M
AXより大きければ、ステップ235にて駆動信号Sと
して最大値MAXを採用する。尚、最大値MAXは、ポ
ンプ33が取りうる最大吐出量(ポンプ33が追従でき
る許容最高速度)に応じて決められている。電気制御回
路70は、ステップ235の実行後ステップ295に進
んで、一旦、本ルーチンを終了する。この時点で、電解
水の生成が開始され、以降、注出スイッチ61がオフに
変更されるまで、電解水が生成・注出される。
【0033】所定時間後に電気制御回路70が図2のル
ーチンを実行すると、注出スイッチ61の状態はオンの
まま変更されていないので、ステップ205にて「N
o」と判定し、続く「注出スイッチ61がオンか否か」
を判定するステップ240にて「Yes」と判定して、
ステップ230に進む。ステップ230では、前述と同
様にして駆動信号Sを新たに求め、ステップ235にて
駆動信号Sにガードをかけた上で本ルーチンを終了し、
以降、電気制御回路70は、これらのステップを繰返し
実行する。
【0034】この状態において、使用者が電解水の生成
・使用を停止すべく注出スイッチ61をオンからオフに
変更すると、電気制御回路70は、図2のルーチンのス
テップ205,240の両ステップとも「No」と判定
し、ステップ245に進んで、ウオーターバルブ23に
対し、電解槽10内の原水のみによる洗浄を行う所定時
間TC後にオフ(閉)して原水の供給を停止するよう指
示する。ステップ245の処理後は、ステップ250へ
進み、電源40による電極14,15への電圧印加を停
止し、更に、ステップ255にてポンプ33の作動を停
止する処理を実行して本ルーチンを終了する。以上によ
りポンプ33の作動が停止され(電解水の生成が停止さ
れ)るとともに、所定時間TCだけ原水が電解槽10に
供給された後にウオーターバルブ23がオフされて、原
水の供給も停止される。
【0035】ここで、ポンプ33の駆動制御方法につい
て説明する。前述したように、図2のルーチンにおける
ステップ230にて求められる駆動信号Sは、ポンプ3
3のソレノイド33iに所定幅のパルス信号を送出する
周期を決定する値であり、図2のルーチンよりも短い時
間間隔毎に実行される図6のポンプ駆動ルーチンに用い
られる。
【0036】具体的には、電気制御回路70は、図6の
ルーチンをステップ600から開始し、ステップ610
にてタイマーTを「1」だけ増加し、続くステップ62
0にてタイマーTと、その時点におけるパルス間隔ST
とを比較する。タイマーTは前回のパルス送出後に
「0」にクリアーされているので(後述のステップ64
0参照)、タイマーTがパルス間隔STに至るまではス
テップ620は「No」と判定され、ステップ695に
て、一旦、本ルーチンを終了する。
【0037】その後、電気制御回路70はステップ61
0,620及び695の実行を繰返すので、所定の時間
が経過すると、タイマーTがパルス間隔STより大きく
なり、ステップ620を「Yes」と判定してステップ
630に進み、所定のオン時間幅のパルスをポンプ33
のソレノイド33iに出力する。続くステップ640で
は、タイマーTを「0」にクリアーし、ステップ650
にて、その時点で求められている駆動信号Sの逆数に比
例した値(A/S,Aは正の定数)を、ステップ620
で使用されるパルス間隔STとして取込み、ステップ6
95にて本ルーチンを終了する。
【0038】以上により、電気制御回路70は、駆動信
号Sに応じた時間毎に、即ち、駆動信号Sの逆数に比例
した時間毎に、所定のオン時間幅のパルス信号をポンプ
33のソレノイド33iに送出し、これに同期してダイ
ヤフラム33cが応動して塩水を原水に混入する。従っ
て、駆動信号Sが大きいほど、パルスの時間間隔は小さ
くなることにより、ポンプ33は高速で駆動され、正常
状態では、ポンプ33の実際の塩水吐出量も大きくな
る。
【0039】次に、駆動信号Sの状態をモニターする第
1のモニタールーチンについて、図3を用いて説明す
る。図3のルーチンも、電気制御回路70が所定時間毎
に繰返し実行するルーチンであり、ステップ300に続
くステップ310では駆動信号Sが上限側所定値SUP
と比較される。この上限側所定値SUPは、正常運転時
には駆動信号Sが越えない値(又は、越えた場合が継続
せずに直ちに下回る値)であって、この上限側所定値S
UP以下でポンプ33が駆動されている限りは、ポンプ
33の寿命低下を招かない値(上記最大値MAXと等し
いか、それ以下の値)に選択されている。従って、正常
時には、電気制御回路70はステップ310にて「N
o」と判定し、ステップ350に進んで後述のタイマー
TUPを「0」にクリアーして、本ルーチンを終了す
る。
【0040】次に、ポンプ33を含む系統にシール破損
等が発生し、ポンプ33が空気を吸入・吐出した場合に
ついて説明する。この場合には、被処理水に空気が混入
されるので、電解槽10内の電解前の被処理水の導電率
が急低下し、計測電流値Iが急激に小さくなる。従っ
て、電気制御回路70は、先に説明した図2のフィード
バック制御のステップ230により、駆動信号Sを急激
に増加し、その結果、図3のステップ310にて「Ye
s」と判定するようになる。電気制御回路70は、ステ
ップ310にて「Yes」と判定すると、続くステップ
320にてタイマーTUPを「1」だけ増加し、ステッ
プ330にてタイマーTUPが第1の所定時間T1以上
か否かを判定する。
【0041】先に説明したステップ350では、駆動信
号Sが上限側所定値SUPより小さいときに、タイマー
TUPを「0」にクリアーするので、タイマーTUPは
「駆動信号Sが上限側所定値SUPより大きい状態とな
っている継続時間」を示すことになる。従って、この異
常状態が続くと、タイマーTUPが第1の所定時間T1
を越えるため、ステップ330にて「Yes」と判定し
てステップ340に進み、ポンプ33の駆動を停止する
べく注出スイッチ61を強制的にオフに変更する。尚、
第1の所定時間T1は、ポンプ33が上限側所定値SU
P以上の駆動信号Sで連続運転された場合に、その寿命
が大きく低下するおそれのある値、或は、正常時に発生
しうる瞬間的な大きな(上限側所定値SUP以上の)駆
動信号Sが継続し得ない値に選ばれている。
【0042】ステップ340にて注出スイッチ61がオ
フに変更された結果、電気制御回路70は、図2のルー
チンを実行した際において、ステップ205,ステップ
240を共に「No」と判定し、ステップ245,25
0,255にてポンプ33の駆動停止を含む電解水の生
成を停止する動作を実行する。
【0043】以上により、電気制御回路70は、ポンプ
33が「正常運転ではあり得ない所定の状態」である
「前記ポンプへの駆動信号Sが同ポンプに所定の吐出量
以上を吐出させるべき信号となっている状態(S>SU
P)が第1の所定時間(TUP)以上に渡り継続してい
る状態」のときに、ポンプ33が空気を吸入・吐出して
いると判定して、その駆動を停止するので、ポンプ33
が高速で長時間運転されることがなく、ポンプ33の保
護を図ることが可能となる。
【0044】次に、駆動信号Sの状態をモニターする第
2のモニタールーチンについて、図4を用いて説明す
る。図4のルーチンも、電気制御回路70が所定時間毎
に繰返し実行するルーチンであり、ステップ400に続
くステップ410では駆動信号Sが下限側所定値SDN
と比較される。この下限側所定値SDNは、通常の場合
には(正常運転時には)、駆動信号Sが下回ることのな
い値(又は、下回ったとしても短時間のうちに上回る
値)であって、この下限側所定値SDN以上でポンプ3
3が駆動されている限りは、被処理水の塩濃度(導電
率)が電解水の特性に大きな影響を及すほど脈動しない
値に選ばれている。従って、通常は、電気制御回路70
はステップ410にて「No」と判定し、ステップ45
0に進んで後述のタイマーTDNを「0」にクリアー
し、ステップ495にて本ルーチンを終了する。
【0045】一方、電解水生成装置が設置された場所に
よっては、供給される原水自体の導電率が比較的大きい
ことがあり、このため必要とされる塩水が少ない場合が
ある。又、フィードバック制御によって、塩水量は増減
制御されるため、駆動信号Sが下限側所定値SDNを下
回る状態が発生する。この状態が発生すると、電気制御
回路70は、ステップ410にて「Yes」と判定し、
続くステップ420にてタイマーTDNを「1」だけ増
加した後、ステップ430にてタイマーTDNが第2の
所定時間T2より大きいか否かを判定する。
【0046】先に説明したように、タイマーTDNは、
ステップ410及びステップ450の実行により、駆動
信号Sが下限側所定値SDNより大きいときに、「0」
にクリアーされるので、ステップ410及びステップ4
20の実行によって、「駆動信号Sが下限側所定値SD
Nより小さい状態となっている継続時間」を示すことに
なる。従って、駆動信号Sが下限側所定値SDNより小
さい状態が続くと、タイマーTDNが第2の所定時間T
2を越え、電気制御回路70はステップ430にて「Y
es」と判定してステップ440に進み、ポンプ33の
駆動を停止するべく注出スイッチ61を強制的にオフに
変更する。
【0047】この注出スイッチ61の強制オフ操作の結
果、電気制御回路70は、図2のルーチンを実行した際
に、ステップ205,ステップ240を共に「No」と
判定し、ステップ245,250,255にてポンプ3
3の駆動停止を含む電解水の生成を停止する動作を実行
する。
【0048】特に、本実施形態のようなソレノイドによ
ってダイヤフラムを往復動させるタイプのポンプや、電
動モータによってカムを回転させることによりピストン
を往復動させるタイプのポンプ等の、吐出が断続的に発
生するポンプが用いられている場合には、要求塩水量が
非常に小さく(駆動信号Sが小さく)なると、一回の吐
出と次の吐出の間隔が長くなるため、被処理水の塩濃度
が脈動して不均一な電解水が生成されるおそれがある。
これに対し、第2のモニタールーチンによれば、電気制
御回路70は、「ポンプ33への駆動信号Sが同ポンプ
33に所定の吐出量以下を吐出させるべき信号となって
いる状態」を「正常運転ではあり得ない所定の状態」と
して判定し、ポンプ33の駆動を含む電解水の生成動作
を停止するので、前記したように不均一な電解水を注出
し続けてしまうことを防止できる。
【0049】尚、上記第2のモニタールーチンでは、ポ
ンプの極低速運転が瞬間的に生じた場合、即ち、駆動信
号Sが瞬間的に小さくなった場合には、電解水特性への
影響も小さいことから、むしろ電解水の生成を継続した
方が好ましいこともあるため、駆動信号Sが下限側所定
値SDN以下の状態が第2の所定時間T2以上継続した
ときにポンプ33の駆動を停止するようにした。
【0050】次に、駆動信号Sの状態をモニターする第
3のモニタールーチンについて、図5を用いて説明す
る。図5のモニタールーチンは図2のルーチンのステッ
プ235と295の間に挿入されるルーチン(図中の
A,Bを参照)で、ポンプ33が空気を吸入した状態
を、より迅速に検出するためのものである。
【0051】まず、正常な電解水の生成状態にある場合
から説明すると、電気制御回路70は図2のルーチンを
ステップ200,205,240,230及び235と
実行した後、図5のルーチンのステップ510にて、電
気制御回路70が図2(及び図5)のルーチンを前回実
行した際のステップ230にて求めた駆動信号S(即
ち、SOLD)と、今回のステップ230の実行によっ
て求めた駆動信号Sとの差△Sを計算する。電気制御回
路70は、続くステップ515にて、次回のルーチン実
行時に差△Sを求めるために、現在の(今回のステップ
230の実行によって求めた)駆動信号SをSOLDと
して記憶した後、ステップ520に進んで、差△Sが予
め定められた差△S0より大きいか否かを判定する。
【0052】電気制御回路70は、本ルーチンを所定時
間毎に実行するため、差△Sは、駆動信号Sの第3の所
定時間(第4の所定時間,第7の所定時間、即ち、図2
のルーチンの実行間隔)内の変化量を示し、又、予め定
められた差△S0は、正常状態では、差△Sが越えるこ
とがない値(又は、越えてたとしても瞬間的であって、
直ちに下回る値)に選ばれている。従って、正常状態で
は、電気制御回路70はステップ520を「No」と判
定し、ステップ545に進んでタイマーTSを「0」に
クリアーし、図2のステップ295へ進む。
【0053】一方、ポンプ33の吸入系統の異常によっ
て、ポンプ33が空気を吸入しはじめると、塩水の導電
率が低下し計測電流値Iが小さくなるため、フィードバ
ック制御によって駆動信号Sは急上昇する(図2のステ
ップ230参照)。このような状態においては、差△S
が大きくなるため、電気制御回路70は、ステップ52
0にて「Yes」と判定し、又、計測電流値Iが予め定
められた異常判定用電流値IUP(異常判定用導電率に
対応する値)より小さいか否かを判定するステップ52
5も「Yes」と判定して、ステップ530に進む。ス
テップ530では、タイマーTSを「1」だけ増加し、
ステップ535にてタイマーTSが第5の所定時間(第
6の所定時間,第8の所定時間)TS0を越えたか否か
を判定する。
【0054】そして、この状態(△S>△S0、且つ、
I<IUP)が継続した場合には、タイマーTSがステ
ップ530によって大きくなるので、電気制御回路70
は、ステップ535にて「Yes」と判定し、ステップ
540に進んで注出スイッチ61を強制的にオフに変更
し、ポンプ33の駆動を停止(電解水の生成を停止)す
る。
【0055】以上の第3のモニタールーチンは、ポンプ
33が空気を吸入している状態の判定を「空気が吸入さ
れると直ちに現れる、駆動信号Sの変化(差△S)と計
測電流値Iの大きさ」にて判定しているため、同状態の
判定を、「フィードバック制御の結果、次第に駆動信号
Sが増加して上限側所定値SUPを越え、更に、所定時
間TUP継続した場合」に基づいて行っている第1のモ
ニタールーチンに対し、より迅速に行うことができる。
又、駆動信号Sの変化率と計測電流値I(導電率)の二
つのパラメータを用いて異常判定を行うので、異常状態
の誤判定を低減できる。
【0056】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれに限られない。例えば、上述の実施形
態における、ポンプ33のフィードバック制御における
一回のフィードバック制御変更分(K*(I0―I))
は、目標電流値と実際の電流値(計測電流値I)との差
に応じた(比例した)値であるが、これは、目標導電率
と実際の導電率との差に応じた(比例した)値でもよ
く、又、フィードバック制御変更分として、例えば、こ
れらの差の時間微分成分や積分成分を加えてもよい。
【0057】又、図3〜図5のモニタールーチンは全て
併用することが望ましい。例えば、図3、及び、図5の
モニタールーチンは、両者ともポンプ33が空気を吸入
している場合を検出することができ、電気制御回路70
は、通常は図3よりも図5のルーチンにより、その検出
を迅速に行う。ところが、図2に示したステップ235
にて駆動信号Sが最大値MAXにガードされたときは、
空気吸入時にあっても、駆動信号Sの変化が生じなくな
るため、図5のルーチンでは、その異常状態を検出がで
きない。しかしながら、両者を併用しておけば、図3の
ルーチンによって、同異常状態を検出できる。
【0058】更に、本発明においては、図3のステップ
320,330及び350、図4のステップ420,4
30及び450、図5のステップ530,535及び5
45は、より迅速な異常状態の判定のために省略するこ
とができる。又、図5のルーチンにおいて、ステップ5
25,530,535及び545を省略して、差△Sの
みを判定のパラメータとするもの、ステップ520,5
30,535,及び545を省略して、計測電流値I
(導電率)のみを判定のパラメータとするもの、ステッ
プ525を省略して差△Sが時間TS0以上継続したと
きに異常と判定するもの、ステップ520を省略して計
測電流値Iが異常判定用電流値IUP以下の状態が時間
TS0以上継続したときに異常と判定するものなどの、
種々の変形例が採用可能である。
【0059】尚、図6のルーチンのステップ650で
は、駆動信号Sに反比例する値をパルス間隔ST(ある
パルスと、そのパルスの次に出力されるパルスとの時間
間隔)としたが、反比例による変換に限らず、駆動信号
Sが大きくなるに従い、パルス間隔STが小さくなるよ
うな変換であれば、種々の変換式が採用可能である。
【0060】更に、「ポンプへの駆動信号」が「同ポン
プに所定の吐出量以上を吐出させるべき信号となってい
る状態」か否か、「同ポンプに所定の吐出量以下を吐出
させるべき信号となっている状態」か否か、或は、「ポ
ンプへの駆動信号の所定時間内の変化量が所定変化量以
上となっている」か否かは、ポンプへの駆動信号のパル
ス間隔と等価な値である、ポンプの回転数等に基づいて
判定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る電解水生成装置の全
体図である。
【図2】 図1の電気制御回路(マイクロコンピュー
タ)により実行される本発明の実施形態に係るフローチ
ャートである。
【図3】 図1の電気制御回路により実行される本発明
の実施形態に係るポンプ駆動信号をモニターするための
フローチャートである。
【図4】 図1の電気制御回路により実行される本発明
の実施形態に係るポンプ駆動信号をモニターするための
フローチャートである。
【図5】 図1の電気制御回路により実行される本発明
の実施形態に係るポンプ駆動信号をモニターするための
フローチャートである。
【図6】 図1の電気制御回路により実行される本発明
の実施形態に係るポンプに対し駆動信号を出力するため
のフローチャートである。
【符号の説明】 10…電解槽、14,15…電極、20…第1給水管、
21…第2給水管、23…ウオーターバルブ、30…濃
塩水タンク、33…ポンプ、40…電源、50…電流
計、60…リモートコントローラ、61…注出スイッ
チ、70…電気制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−195075(JP,A) 特開 平7−232170(JP,A) 特開 平9−99286(JP,A) 特開 平9−57266(JP,A) 特開 平9−57264(JP,A) 特開 平8−332484(JP,A) 特開 平7−328626(JP,A) 特開 平8−252581(JP,A) 特開 平8−173966(JP,A) 特開 平7−136655(JP,A) 特開 平8−52472(JP,A) 特開 平6−335686(JP,A) 特開 平8−117751(JP,A) 特開 平8−117752(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原水供給源から供給される原水に塩水タン
    クに貯えた所定濃度の塩水を供給する吐出量が変更可能
    な塩水供給ポンプと、前記原水と塩水の混合水を被処理
    水として供給されて電解水を生成する電解槽を備えて、
    電解前の前記被処理水の導電率を表す計測電流値に基づ
    いて前記ポンプの作動をフィードバック制御するように
    した電解水生成装置において、前記計測電流値の変化を検出することにより前記ポンプ
    の駆動信号が正常運転ではあり得ない異常な状態にある
    こと を判定する判定手段と、判定手段が前記ポンプの
    駆動信号が異常な状態にあると判定したとき前記ポンプ
    の駆動を停止して電解水の生成を停止させる停止手段
    設けたこと特徴とする電解水生成装置。
  2. 【請求項2】前記駆動信号により前記ポンプが所定の吐
    出量以上の塩水を吐出させる作動状態になったとき、前
    記判定手段により前記駆動信号が正常運転ではあり得な
    い異常な状態になったとして判定されるようにした請求
    項1に記載の電解水生成装置。
  3. 【請求項3】前記駆動信号により前記ポンプが所定の吐
    出量以上の塩水を吐出させる状態にて所定時間以上作動
    するとき、前記判定手段により前記駆動信号が正常運転
    ではあり得ない異常な状態になったとして判定されるよ
    うにした請求項1に記載の電解水生成装置。
  4. 【請求項4】前記駆動信号により前記ポンプが所定の吐
    出量以下の塩水を吐出させる作動状態になったとき、前
    記判定手段により前記駆動信号が正常運転ではあり得な
    い異常な状態になったとして判定されるようにした請求
    項1に記載の電解水生成装置。
  5. 【請求項5】前記駆動信号により前記ポンプが所定の吐
    出量以下の塩水を吐出させる状態にて所定時間以上作動
    するとき、前記判定手段により前記駆動信号が正常運転
    では あり得ない異常な状態になったとして判定されるよ
    うにした請求項1に記載の電解水生成装置。
  6. 【請求項6】前記駆動信号の所定時間内の変化量が所定
    の変化量以上になったとき、前記判定手段により前記駆
    動信号が正常運転ではあり得ない異常な状態になったと
    して判定されるようにした請求項1に記載の電解水生成
    装置。
  7. 【請求項7】前記駆動信号の所定時間内の変化量が所定
    の変化量以上になる状態が所定時間以上継続したとき、
    前記判定手段により前記駆動信号が正常運転ではあり得
    ない異常な状態になったとして判定されるようにした請
    求項1に記載の電解水生成装置。
  8. 【請求項8】原水供給源から供給される原水に塩水タン
    クに貯えた所定濃度の塩水を供給する吐出量が変更可能
    な塩水供給ポンプと、前記原水と塩水の混合水を被処理
    水として供給されて電解水を生成する電解槽を備えて、
    電解前の前記被処理水の導電率を表す計測電流値に基づ
    いて前記ポンプの作動をフィードバック制御するように
    した電解水生成装置において、電解前の前記被処理水の導電率が 目標導電率より小さい
    異常判定用導電率以下になって前記ポンプの駆動信号が
    正常運転ではあり得ない異常な状態になったとき、前
    ポンプの駆動を停止して電解水の生成を停止させる停止
    手段を設けたこと特徴とする電解水生成装置。
  9. 【請求項9】原水供給源から供給される原水に塩水タン
    クに貯えた所定濃度の塩水を供給する吐出量が変更可能
    な塩水供給ポンプと、前記原水と塩水の混合水を被処理
    水として供給されて電解水を生成する電解槽を備えて、
    電解前の前記被処理水の導電率を表す計測電流値に基づ
    いて前記ポンプの作動をフィードバック制御するように
    した電解水生成装置において、電解前の前記被処理水の導電率が 目標導電率より小さい
    異常判定用導電率以下になって前記ポンプの駆動信号が
    所定時間以上継続して正常運転ではあり得ない 異常な状
    態になったとき、前記ポンプの駆動を停止して電解水の
    生成を停止させる停止手段を設けたこと特徴とする電解
    水生成装置。
  10. 【請求項10】原水供給源から供給される原水に塩水タ
    ンクに貯えた所定濃度の塩水を供給する吐出量が変更可
    能な塩水供給ポンプと、前記原水と塩水の混合水を被処
    理水として供給されて電解水を生成する電解槽を備え
    て、電解前の前記被処理水の導電率を表す計測電流値に
    基づいて前記ポンプの作動をフィードバック制御するよ
    うにした電解水生成装置において、 前記ポンプの駆動信号の所定時間内の変化量が所定の変
    化量以上となり、かつ電解前の前記被処理水の導電率が
    所定時間以上継続して目標導電率より小さい異常判定用
    導電率以下となったとき、前記ポンプの駆動を停止して
    電解水の生成を停止させる停止手段を設けたこと特徴と
    する電解水生成装置。
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