JP3393185B2 - 時効硬化されたアルミニウム合金を成形するための伸長プロセス - Google Patents
時効硬化されたアルミニウム合金を成形するための伸長プロセスInfo
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Description
造部品を成形するため時効硬化されたアルミニウム合金
をプレス加工する工程に係り、より詳しくは、そのよう
なシートの伸長成形に関する。
原理的な限界は、シート全体に亘る不均一な歪みパター
ン(即ち、張力分布パターン)の発生である。パネルの
大きくて比較的平らな領域は、歪みをほとんどか或いは
全く発生させないが、複雑な形状及び鋭い特徴を持つ領
域は、大きく歪曲されて加工硬化されることになる。か
くして、全体としてパネルに加えることができる有効範
囲の歪曲量は、それらの大きく加工される領域で発生し
得る断裂破損(裂け目)によって制限される。該領域
は、それ以上の歪曲に耐えることができなくなるからで
ある。
ートのフォーマビリティ(formability)を制限するこ
の不均一な歪曲パターンの問題と長い間、戦ってきた。
この問題は完全に排除することができなかったので、該
問題を最小限に抑えようとして多くの異なるアプローチ
が工夫されてきた。これらのアプローチには、改善され
たフォーマビィリティを備えたシート金属の開発、シー
トとダイとの間の摩擦を減少させる潤滑油の使用、ダイ
材料及び仕上げの改善、改善されたダイ設計方法などが
含まれている。しかしながら、これらの全ては、問題と
なる領域それ自体、即ち、引っ張り作用により最終的に
失敗に終わる非常に歪曲された局所領域に特別に焦点を
合わせてきたものである。
鑑みなされたもので、その目的とするところは、時効硬
化されたアルミニウム合金シートの伸長のフォーマビリ
ティを顕著に改善することができる伸長成形方法を提供
することである。
統的に考慮に入れられていなかった、ブランク部のいわ
ゆる「問題の無い」領域に適用される。例えば伸長成形
作業の場合には、そのような領域は、パンチの隅部を超
えて伸長されることが意図されていないようなパンチの
下にあるシート領域である。本発明は、これらの非伝統
的な領域の機械的特性を選択的に変えることによりこの
目的を達成する。これらの位置とその寸法の選択は多数
の要因に依存するが、パネル及びダイの形状に最も大き
く依存する。それらの形状は一つのパネルから別のパネ
ルに亘って変動する。
ト金属を用いて局所特性を変えるための最も直接的で容
易な方法は、ブランク部として一般に広く認められてい
る選択領域に印加された適切な熱軟化処理(逆行処理
(retrogressive))によるものである。
金6111が特に車両ボディパネルをプレス加工するた
めに開発された。その使用は、車両重量を軽減するとい
う必要性によって絶えず増大する一方である。しかしな
がら、この合金は、伝統的に低炭素鋼鉄を使用するより
も成形可能性能が低い。それは、重量に換算して0.7
5%のマグネシウム、0.90%のシリコン、0.70
%の銅、0.30%のマンガン、0.10%のクロム及
び0.15%の亜鉛の公称組成分を持つ時効硬化(析出
硬化)されたアルミニウム合金である。それは、T4状
態でプレス加工のプラントに供給され、これは所定量の
時間の間、530℃以上の温度で最終ゲージで溶解熱処
理し、その後に冷却し、次いで、事実上、T4レベルの
強度及び硬度を達成するため少なくとも1週間の間、自
然に熟成させる(即ち、室温で寝かせる)、各工程を含
む。アルミニウム合金6111−T4の典型的な降伏強
度は、178MPaである。
6)を持つ6111アルミニウムなどの時効硬化された
合金が、溶解温度又はそれ以下の温度にまで加熱された
とき、金属中の複雑な析出物が固溶体の中に完全に又は
部分的に溶解されることが周知されている。加熱された
合金が、室温にまで急激に冷却されたとき、これらの溶
解物は、直ぐには再析出することができず、固溶体の中
で一時的に過飽和状態を維持する。しかしながら、時間
の経過と共に、それらは、その元の状態に析出すること
ができる。この全てのプロセスの範囲及び性質は、非常
に複雑であり、合金の組成物、加熱温度、温度での時
間、冷却率などによって変動する。
は、析出物が室温で過飽和の固溶体中に部分的若しくは
完全に溶解された状態を維持する限り、それが硬化され
た値(例えば178MPa)から一時的に減少する。本
発明は、合金が伸張成形される前にブランク部の選択領
域で流れ強度を低下させるためこの事実を利用する。か
くして、この処理に続く一時的な期間(通常、数時間)
の間、これらのブランク部で処理された領域は、それら
のT4強度レベルで変化されない状態を維持している未
処理の領域に比べて、より勝った変形可能性を維持す
る。
たアルミニウム合金のシートの縁部が固定位置(例えば
ダイ空洞部の上方)でクランプされ、該シートがパンチ
を用いて伸長される。パンチは、シート成形面と、該パ
ンチの周辺部にある隅部と、を有する。パンチがシート
に係合する状態に動かされたとき、シートがパンチの成
形面に亘って伸長され、シート材料のうちのある部分が
パンチ隅部の回りで伸長される。シート伸長作業により
形成されるべき形状に依存して、シートのある部分はパ
ンチ成形面の下部でその状態を維持し、パンチ隅部の回
りで引っ張られない。本発明の加熱処理工程を受けると
ころは、パンチ隅部の回りで引っ張られない元のシート
ブランク部のその部分である。
熟成温度(約250℃)以上、溶液処理温度(約530
℃)以下の範囲でブランク部の上述された領域を急激に
加熱し、次いで(例えば冷水で)急激に冷却することに
よって、この処理を適用する。シートの厚さは、たった
1mmのオーダー(例えば0.7mm乃至1.2mm)
であるので、それが上記温度に達するのに10秒とはか
からず、また容易に冷却され得る。達成される流れ強度
の減少は、主要には処理温度及び冷却率に依存する。上
述したように、これは一時的な状態でしかない。材料が
室温に放置された場合、おおよそ1週間ほどでその元の
硬度を回復する。
理の根本にある基本的原理は、様々な目的に対して夫々
異なる調査員によって使用されてきた。逆行処理及び再
時効処理(re-aging (RRA))として知られたプロセス
は、最初に、応力腐食割れ(stress corrosion crackin
g)に対するこれらの合金の鋭敏性を軽減するため、1
974年にイスラエルの航空機工業会社のバルッフ・M
・シナによって航空機の構造体に使用された7XXXシ
リーズのアルミニウム合金に適用された(米国特許3,
856,584号)。別の類似の熱処理プロセス(逆行
熱処理即ちRHTと称された)が、例えばシャシ(chas
sis)やスペースフレーム(spaceframe)の構成要素な
どの構造部材に使用されるT4及びT6の状態の606
1アルミニウムの製作性能(fabricability)を強化す
るため、アルマックス社によって使用された(米国特許
4,766,664号及び5,458,393号を見
よ)。しかしながら、これらの方法のいずれも、本発明
の対象とするプレス加工ダイでシート金属を伸長成形す
る際に発生した問題を解決するためには使用されなかっ
た。
工プロセスは、独立に又はパネルの形状に依存する何ら
かの組み合わせのいずれかで生じ得るシートそれ自体の
2つの基本的に異なる巨視的歪曲によって特徴付けられ
る。これらは、(i)純粋な伸長(pure stretching)
及び(ii)複雑な引き伸ばし(deep drawing)であ
る。産業上のプレス加工の慣行では、特に、複雑な形状
が含まれている自動プレス加工産業では、プレス加工プ
ロセスは、通常、パネルを製造するため2つのタイプの
歪曲の組み合わせを用いている。
retch forming operation)は、その外周部が未加工で
あるシート状金属をクランプして該当場所に固定し、次
に、所望の形状を実現するため、その中央領域をパンチ
を用いてダイ空洞部の中に押し広げることからなる。こ
のプロセスは、常に、伸長された未加工品内に不均一な
変形パターンを生成する。ダイの形状に依存して、多く
の異なるタイプのパターンが生成し得る。
の自動車ボディパネルをプレス加工するとき最も頻繁に
形成される部品の形状は、パンチ隅部から伸長される壁
へ延在する鋭い曲率の領域によって取り囲まれた比較的
平らで大きな中央領域からなる。このことは、図1
(A)から図1(D)まで非常に縮小したスケールで概
略的に示されている。
され、時効硬化されたアルミニウム合金(例えば、合金
6111、T4)のシート10を示す断面図である。ダ
イ部材12は、ダイ空洞部14を備えている。図解の目
的のために、ダイ12は、このダイの平坦な底部分16
及び直線状の壁18によって決定されたパンケーキ状構
造を画成し且つ中心軸線34の回りに対称的なダイ空洞
部を持つと仮定される。明らかに、このパンは、フード
即ちルーフパネルの全体に亘ってその形状を持ち得る。
壁18は隅部20の底部16と同化している。ダイ12
は、空洞部の壁18の外周囲にある最上面22を有す
る。バインダーリング部は、ロックビード30における
シート10の外周縁部28を変形させ且つこれを堅く保
持するためダイバインダー部材26と結合した状態で作
用する。かくして、シート10の外周縁部28は、ダイ
バインダー部材26とダイ部材12それ自体との間でし
っかりと固定される。パンチ32は、伸長成形作用にお
いてシート10と係合するため、プレス機構(図示せ
ず)により矢印の方向に付勢される。図に例示されたダ
イ部材12は対称的なダイ空洞部を画成するので、図1
(B)、1C及び1Dは、ダイ12の中心軸線34の左
側の部分のみを示している。
パンチ隅部(半径Rp)を持っている。ダイ12も、参
照番号38で示された丸いパンチ隅部(半径Rd)を持
っており、この箇所38でダイ空洞壁18が最上外周面
22に徐々に変わっていく。図1(B)、1C及び1D
を参照すると、シート10の伸長成形と関連付けられた
本発明のプラクティスの様相が更に示されている。シー
ト部材10は、図1(B)に示す領域A、領域B及び領
域Cとして夫々特徴付けられた領域を持っており、その
いずれもがシート上の成形プロセスを説明する上で本質
的に重要である。図1(B)に示されるように、領域A
は、パンチがシートと正に係合するとき、パンチ表面4
0(中心軸線34の左側)の下に置かれるところのシー
ト10の部分である。シート10の領域Bは、領域Aと
シート10のロックビード30の部分である領域Cとの
間に介在する部分である。
部28である。それはダイ表面22とバインダー部材2
6との間の該当箇所にロックビード30によりクランプ
され、これによって伸長成形作業の間を通して領域Cか
らダイ空洞部42(壁16及び18)への金属移動が起
こらないようにしている。従って、必要となる形状変化
は、パンチ32によってブランク10の他の領域(A及
びB)を伸長させることから生じる。
むとき、それは、パンチのプロフィールの半径Rpを画
定する隅部36及びダイ半径を画定する隅部38を越え
て領域B(図1(C)及び図1(D)を見よ)における
シート10の材料を引っ張り、シート10の伸長された
壁領域Bとなるものを形成する。シート10が形成され
るとき、領域Aにおける材料は、パンチ32の面40と
交差する領域Bの材料によりパンチの隅部36に向かっ
て引っ張られる。領域Bにおけるシート10の材料は、
それがダイの隅部38及びパンチの隅部36を越えて伸
長されるとき曲げられたり及び平坦にされたりすること
によって薄く形成され、その結果、より弱くなる。これ
と同時に、摩擦抵抗(→)は、この運動(←)に対抗
し、Rp全体に亘って生起する。連続的な変形が生じ
て、領域Bでの弱く薄くされた材料がもはやこれ以上摩
擦抵抗を支持することができず、引き裂きによってそれ
が不可能となるとき、一つの段階に事実上到達する。こ
れが伸長作業の終了を特徴付ける。
工程では、隅部36における半径R pは、曲げ工程及び
摩擦抵抗作用の下での領域Bの薄化の工程がいずれの場
合にも非常に厳格であることができるように小さくされ
ている。これは、パンチ面40を越える領域Aの伸長を
制限しており、これによって領域Bが厳格な変形に由来
して弱化する一方で、領域Aをその変形が無視できる状
態に維持している。成形されたパネル全体を通した変形
パターンの結果として生じる不均一性は、非常に厳格で
ある。この問題を減じ且つ伸長可能性を増大させること
に関する従来のアプローチは、より良好に成形可能なグ
レードのシート金属を使用すること、半径Rpを可能な
限り大きくすること、及び、摩擦を減少させるため改善
された潤滑油を使用することを含んでいた。事実上、問
題の焦点は、領域Rp及び領域Bにあり、変形が無視で
きるほど小さいパンチ32の下の層であり且つパンチ隅
部36の内側である領域Aにはない。
行から逸脱する。例えば6111−T4などの時効硬化
されたアルミニウム合金を用いて、領域Aは、ブランク
の静止状態と比較してその流れ強度を選択的に低下させ
ることによって、「軟らかく」されている。これは、こ
の領域に、後述する熱処理を加えることによって達成さ
れる。かくして、より薄くされた(及びかくして、より
弱くされた)領域B(図1)の材料が、それ自身の引っ
張り能力を超える前に、パンチ面40に亘る領域Aで比
較的軟らかな材料のうちより多くを半径Rp及びダイ壁
18に向かって伸長させることが比較的容易となろう。
この方法によって理解することができる伸長の追加量
は、領域Aでの局所的な“軟化”の範囲に依存し、シー
ト金属のグレードと、上記工程に続く熱処理のスケジュ
ールと、処理された領域の厳密な位置及び寸法とに依存
する。
利点は、領域Aを伸長し変形するために必要とされる応
力が、この処理により実質的に減少されることが理解さ
れる。従って、領域Aの金属を引っ張るように作用する
シートの領域Bは、より少ない応力で領域Aを引くこと
ができる。かくして、領域Bは、その降伏限界に達する
前に領域Aからダイの壁領域18へと、より多くの材料
を引っ張ることができる。このことは、結果として2つ
の顕著な効果を生じさせる。即ち、(i)現在実現可能
なものよりも、更に深く且つ更に複雑な形状を伸長させ
ることができる。(ii)伸長成形されたパネルに亘っ
て発生する変形パターンがより均一となり、その結果と
して、伸長と、くぼみによる抵抗とを改善させる。実験 図2(A)及び図2(B)は、本発明に係るプロセスを
評価するときに用いられる伸長成形シミュレータ100
を示している。図2(A)及び図2(B)では、時効硬
化された(T4)アルミニウム6111合金シートに参
照番号110が附されている。この伸長成形シミュレー
タ100では、パンチ隅部114及びパンチ表面116
を備えた固定パンチ112が用いられる。この固定パン
チは係止スロット118を持っている。バインダー部材
120は、シート110を変形させ且つロックビード部
122で示されたようにこれを固定するため、固定パン
チ112と組み合わせて使用される。同様に、テスト標
本である時効硬化されたアルミニウムシートの他端部が
可動ダイ124及び下部材126に接するロックビード
部128で固定されている。可動ダイ124はダイ隅部
130を有する。第1のテストシリーズ 長さ1067mm、幅152mm、公称上の厚さ0.7
mmの6111−T4のアルミニウム合金のシートが伸
長成形シミュレータで試験された。試験時の配置の概要
が図3(A)及び図3(B)に示されている。長方形状
のシート110は、その両端部でロックビード部12
2、128でクランプされており、このときロックビー
ド領域122及び128の間にあるシート材料の長さは
897.3mmであった。シートは、ダイ隅部130
(半径6mm)及びパンチ隅部を越えて伸長された。パ
ンチ隅部の半径は、このテストに対して6mmに設定さ
れた。このテストでは、シート110の成形の失敗は、
典型的には、パンチ隅部114とダイ隅部130との間
の「壁」132、及び、ロックビード122、128の
いずれかで引き裂かれることにより生じる。失敗したと
きのパンチ表面116とダイ表面との間の距離(D、図
2(B))は、与えられた条件に対して達成可能な最大
限の深さとして取られる。標準の潤滑油(RP−410
5A)が使用された。全てのテストは、室温でツール及
びテスト用ストリップ(strip)を用いて実行された。
られている(as-received)条件、即ちT4状態でいく
つかの標本をテストすることにある。第1のT4標本
は、失敗すること無しに25.4mmの深さDまで伸長
された。第2の標本は、失敗すること無しに同じ深さD
まで伸長された。引き続く標本も伸長された。伸長深さ
(D)は、25.4mmから先に進んで6.35mmの
増加量まで増大した。2つの標本が各々の深さでテスト
された。結局、失敗は、57.2mmの深さまで伸長さ
れた標本において、ロックビード領域128(図2
(B))で引き裂かれることによって発生した。この深
さ及び失敗が発生しなかった以前の50.8mmの深さ
で2,3の追加のテストが実行された。かくして、テス
ト条件の下では、6111−T4アルミニウム合金(降
伏強度178MPa)を従来通り伸長させた場合、達成
可能な最大の深さDは、50.8mmと57.2mmの
間であった。
明の方法は、テスト標本の局所化された領域(図2
(A)の領域A)における流れ強度を低下させるため使
用された。選択されたエリア即ち領域Aの位置が、図3
(A)に概念的に示されている。加熱されてから冷やさ
れた領域は、ドロービード(drawbead)の領域122か
ら610mmの距離のシート幅に亘って延在する。45
0±5℃の温度がこれらのテストで使用された。それら
の小さい厚さ及び高温度の伝導度のため、シートは、そ
れらが冷やされる前に作業温度に達するのに約5秒かか
った。
計、製作された。一般に受け入れられている平坦なシー
ト標本が最上端及び最下端の整列された電気加熱ブロッ
クの対の間でクランプされ、加熱された。各々のブロッ
クがそれらの中に収容された電気カートリッジヒーター
により個々に加熱された。制御パネルは、各ブロックの
温度を独立に設定することを可能にする。クランプした
りクランプを解除したりする機構は、空気力学的に作働
される。これらのブロックは、各々、203mm(8イ
ンチ)幅で50.8mm(2インチ)厚であったが、そ
の長さは76.2mm(2インチ)から305mm(1
2インチ)までばらつきがあった。このモジュール式の
設計は、標本のための加熱ゾーンが、与えられた対のブ
ロックを単に追加したり或いは除去したりすることによ
って約76mm(3インチ)の最小値から約610mm
(24インチ)の最大値までその長さを変動することが
できるような異なる加熱形態を考慮したものである。更
に、各々のブロックを独立に加熱することができるの
で、異なるブロックを異なる温度に加熱することによっ
てシート上に熱勾配を生成することができた。
ウムシートの標本が、図3(A)に示されるように領域
A(長さ610mm)で加熱された。各々の標本の領域
Aは、450℃まで加熱され、5秒間その温度を維持さ
れ、次いで水の中で冷却された。
は、個々の熱処理シートがその伸長深さを6.35mm
の増加量で増加させるため使用された。最初の失敗は、
114.3mmの深さDまで伸長された標本中で発生し
た。いくつか追加された標本が、この深さと、失敗が観
察されなかった以前の108mmの深さとテストされ
た。かくして、提案された方法の実施形態を用いること
によって、可能となる最大の深さが、108mm及び1
14mmの間にまで増加し、6111−T4シートをテ
ストするときに到達した深さ(失敗しなかった深さ5
0.8mmと、失敗が繰り返された深さ57.2mmの
間)の2倍以上となった。
1−T4アルミニウムの伸長性能を約110%まで増大
させた。例えばダイ形状、処理温度、選択された領域内
での熱勾配、選択された領域の寸法などのテストパラメ
ータを変更することによって、本方法は、様々に異なる
伸長への要求に対して幅広い改善を実現することができ
る。第2のテストシリーズ 1ミリメートルの通常の厚さを有する追加の6111−
T4アルミニウム合金が得られた。長方形の形状を持
ち、897.3mmのドロービード領域と152mmの
幅との間の長さを有する標本が用意された。次に、パン
チロックビード区画122で始まる長さ508mmの区
画(図3(A)の領域A)が5秒間に亘って315℃で
加熱処理され、次いで冷却された。多数の同様にサイズ
が定められた標本が一般に受け入れられた時効硬化状態
で用意された。一般に受け入れられた標本の降伏強度
は、公称値で178MPaであった。加熱処理された標
本は、加熱処理された領域において約124.6MPa
の降伏強度即ち一般に受け入れられた降伏強度の約70
%を達成していた。明らかに、より大きな厚さの標本を
取り扱うこれらの第2のテストシリーズでは、より短い
領域が加熱処理され、より低い加熱処理温度になった。
は、6ミリメートルのパンチ隅部半径(114)が用い
られた。最初に、上述された実験(第1のテストシリー
ズ)と同様にますます厳密な伸長が実行されるところの
一連の実験が実行された。6ミリメートルのパンチ隅部
半径で一般に受け入れられている1ミリメートル厚の6
111−T4アルミニウム合金の標本では、(図3に示
すような)失敗無しの最大伸長深さDとして67mmが
得られた。次に、加熱処理された標本がますます増大す
る厳密な引っ張り力での同じ一連のテストに係わったと
き、失敗無しの最大伸長深さDとして95mmが得られ
た。これは、一般に受け入れられた標本と本発明の実施
形態に従って処理された標本との間で引っ張り深さDに
おいて42%の増加分に相当する。
れた標本の両方に関する別のシリーズのテストが12m
mのパンチ隅部半径を用いて実行された。一般に受け入
れられている時効硬化された6111−T4標本は、最
大伸長深さ70mmを達成した。かくして、パンチ隅部
半径を2倍にすることによって、最大伸長深さとしてた
った3ミリメートルだけの増加分しか得られなかった。
しかしながら、315℃で加熱処理された標本がますま
す厳密な引っ張り作業を受けたとき、124mmの最大
伸長深さが、より大きいパンチ隅部半径で得られた。か
くして、パンチ隅部半径の増加は、引っ張り深さにおい
て約75%の増加を可能にした。
とって、伸長成形作業に係わる時効硬化されたアルミニ
ウム合金シート材料の一部分を、その最大伸長が大幅に
増大するか或いは伸長成形された生産物の品質及び均一
性が改善されるように取り扱うことが可能となることが
理解されよう。一般に、様々な加熱処理温度、様々なサ
イズ、及び処理される領域のパターンを試みることによ
って、本発明の幅広い範囲内で最良の結果を決定するこ
とができる。しかしながら、一般的な原理では、本発明
の基礎は、パンチ隅部の回りにほとんどか或いは全く伸
長作用を受けないシートのその部分を選択的に加熱し、
これによって、該部分がパンチ隅部の回りに引っ張ら
れ、それと共に軟化材料のうちより多くを引っ張ること
ができるようにして伸長成形作業の品質を強化すること
である。このプロセスの最終目標は、引き裂き及び過度
の薄化無しに良好な部品を製造するべく時効硬化された
アルミニウムシートの伸長成形を改善することである。
観点から説明されたが、本発明の他の態様が当業者によ
って容易に実行可能であることが理解されよう。従っ
て、本発明の範囲は、請求の範囲によってのみ限定され
ることが意図されている。
ートを伸長成形するときの部分破断された概略断面図で
あって、(A)、(B)、(C)及び(D)は、各々、
この伸長成形における第1、第2、第3及び第4の工程
を示す。
ム合金シートを伸長成形するときの概略的な部分断面図
であって、(A)及び(B)は、各々、この伸長成形に
おける第1及び第2の工程を示す。
あって、(A)は伸長成形テスト前、(B)は伸長成形
テスト後における標本を各々示す。
Claims (9)
- 【請求項1】 時効硬化されたアルミニウム合金シート
の縁部を固定位置でクランプし、シート成形面(40)
及び該成形面の周辺部におけるパンチ隅部(36)を有
するパンチ(32)を用いて前記シートを伸長させ、こ
れにより前記シート(10)が前記成形面(40)を越
えて前記隅部(36)の回りで伸長されると共に前記シ
ート成形面(40)に従って変形される、前記シートを
成形するプロセスであって、 (a)クランプされるべき前記シートの縁部(28)
と、(b)前記パンチ隅部(36)の回りで伸長される
べき部分を含む、前記パンチ面(40)によって係合さ
れるべき前記シートの範囲と、を定め、 前記パンチ(32)により係合されるべき前記シートの
前記範囲内にある領域(領域A)を選択的に急激に加熱
して該領域の時効硬化された状態を一時的に無くすと共
に、前記パンチ隅部(36)の回りで伸長されるべき前
記部分(領域B)を加熱される領域から除外し、これに
よって該加熱領域を前記シートの残りの部分と比べて軟
化させ、次いで該加熱領域を室温にまで急激に冷却し、
その後、該加熱領域がその時効硬化された状態を回復す
る前に前記シート成形面(40)に従って前記シートを
変形させるように前記パンチ(32)を前記シートに係
合させる、前記プロセス。 - 【請求項2】 パンチ(32)及びダイ(12)を使用
して時効硬化されたアルミニウム合金シートを伸長成形
するプロセスにおいて、前記ダイは、前記シートを型取
るためのダイ表面(16、18、20)を備えたダイ空
洞部(42)と、前記シートの縁部(28)をクランプ
するため前記空洞部に隣接した周辺面(22)と、該周
辺面(22)及び前記ダイ空洞部(42)を接続するダ
イ隅部(38)と、を有し、前記パンチは、前記シート
の一部分とパンチ隅部(36)とを前記パンチ面(4
0)の縁部で係合させるため前記ダイ空洞面(16、1
8、20)と相補的なパンチ面(40)を有し、 前記シート(10)を前記空洞部の上に置いた状態で前
記ダイの周辺面(22)に配置し、前記周辺面に対して
前記シートの縁部(28)を固定するようにクランプ
し、前記ダイ表面に従って前記シートのクランプされて
いない部分を伸長させるため前記パンチを前記シートに
係合させる、各工程を含むようにした、前記プロセスで
あって、 (a)クランプされるべき前記シートの縁部(28)
と、(b)前記パンチ隅部(36)の回りで伸長される
べき部分を含む、前記パンチ面(40)によって係合さ
れるべき前記シートの範囲(領域A及び領域B)とを定
め、 前記パンチ(32)により係合されるべき前記シートの
前記範囲内にある領域(領域A)を選択的に急激に加熱
して該領域の時効硬化された状態を一時的に無くすと共
に、前記パンチ隅部の回りで伸長されるべき前記部分
(領域B)を加熱される領域から除外し、これによって
該加熱領域を前記シートの残りの部分と比べて軟化さ
せ、次いで該加熱領域を室温にまで急激に冷却し、その
後、該加熱領域 がその時効硬化された状態を回復する前に前
記ダイ(12)に従って前記シートを伸長させるように
前記パンチ(32)を前記シートに係合させる、前記プ
ロセス。 - 【請求項3】 加熱される前記シートの領域は、前記パ
ンチにより係合されるべき前記範囲のうち、前記隅部の
回りで伸長されるべき前記部分を除外した全てを含む、
請求項1に記載の時効硬化されたアルミニウム合金を成
形するためのプロセス。 - 【請求項4】 加熱される前記シートの領域は、前記パ
ンチによって係合されるべき前記範囲のうち、前記隅部
の回りで伸長されるべき前記部分を除外した全ての範囲
より少ない部分である、請求項1に記載の時効硬化され
たアルミニウム合金を成形するためのプロセス。 - 【請求項5】 加熱される前記シートの領域は、前記パ
ンチにより係合されるべき前記範囲のうち、前記隅部の
回りで伸長されるべき前記部分を除外した全てを含む、
請求項2に記載の時効硬化されたアルミニウム合金を成
形するためのプロセス。 - 【請求項6】 加熱される前記シートの領域は、前記パ
ンチによって係合されるべき前記範囲のうち、前記隅部
の回りで伸長されるべき前記部分を除外した全ての範囲
より少ない部分である、請求項2に記載の時効硬化され
たアルミニウム合金を成形するためのプロセス。 - 【請求項7】 前記シートの厚さは約0.7mm乃至約
1.2mmの範囲にある、請求項1乃至請求項4のいず
れか1項に記載の時効硬化されたアルミニウム合金を成
形するためのプロセス。 - 【請求項8】 前記合金は、6000シリーズのアルミ
ニウム合金であり、最初にT−4の調質度の状態にあ
る、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の時効
硬化されたアルミニウム合金を成形するためのプロセ
ス。 - 【請求項9】 前記領域は、約10秒の期間内で約25
0℃から約530℃の範囲の温度にまでプラテン加熱さ
れ、次いで急激に冷却される、請求項1乃至請求項8の
いずれか1項に記載の時効硬化されたアルミニウム合金
を成形するためのプロセス。
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