JP3392766B2 - フィルタ回路 - Google Patents

フィルタ回路

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JP3392766B2
JP3392766B2 JP35804198A JP35804198A JP3392766B2 JP 3392766 B2 JP3392766 B2 JP 3392766B2 JP 35804198 A JP35804198 A JP 35804198A JP 35804198 A JP35804198 A JP 35804198A JP 3392766 B2 JP3392766 B2 JP 3392766B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
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    • H03H11/16Networks for phase shifting
    • H03H11/18Two-port phase shifters providing a predetermined phase shift, e.g. "all-pass" filters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/13Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals
    • H03K5/133Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals using a chain of active delay devices

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタ回路に関
し、特に遅延回路に使用されるオールパスフィルタ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、フィルタは周波数の選択性
能によって、ローパスフィルタ(LPF)、ハイパスフ
ィルタ(HPF)等に分類されている。ローパスフィル
タは直流からある目的の周波数までの信号を通過させ、
それ以上の周波数の信号を阻止するフィルタである。一
方、ハイパスフィルタは、目的の周波数よりも高い周波
数の信号を通過させ、これより低い周波数の信号を阻止
する。
【0003】図5(a)は、最も簡単なRCによるロー
パスフィルタである。図5の電圧方程式は次の(1)の
ようになる。
【0004】 I=(V−V)/R=jωCV …(1) この式から入出力の電圧比を求めると、 V2/V1=1/(1+jωCR) …(2) となり、この式はローパスフィルタの伝達関数と呼ばれ
ている。
【0005】図5(b)は、最も簡単なCR回路による
ハイパスフィルタでありその伝達関数は同様にして、 V2/V1=jωCR/(1+jωCR) …(3) となる。
【0006】一方、信号の位相あるいは伝送時間のみを
変化させ、振幅には影響を与えないオールパスフィルタ
(APF)がある。これは、テレビ受像機やVTR等の
波形電送回路では、位相あるいは遅延時間の歪みが画像
の乱れとなるので、これを補正する目的で使用される。
その伝達関数は(4)式のようになる。
【0007】 V2/V1=(1−jωCR)/(1+jωCR) …(4) 従来集積回路では、図6に示すように、バイポーラトラ
ンジスタにてオペアンプを構成し、オールパスフィルタ
(APF)を実現している。すなわち、オペアンプの2
つの入力に、(Vin+Vo)/2およびVin/(1
+jωC)を入力して、出力に(1−jωC
)/(1+jωC)を得ている。
【0008】今日、電子機器のデジタル化が進む流れの
中で、アナログフィルタを実現する場合、アナログフィ
ルタのためのバイポーラトランジスタと、デジタル処理
を行うためのMOSトランジスタとを混在させたプロセ
スで、集積回路を構成するのが一般的であるが、製造プ
ロセスが複雑であり、コストが高くなるという問題があ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みて為されたものであり、MOSトランジスタにより
構成されたオールパスフィルタを実現するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のフィルタ回路(請求項1)は、ソースが第
1の電源端子に接続され、入力端子がゲートに接続され
た1導電型チャネルを有する第1のMOSトランジスタ
と、ソースが前記第1のMOSトランジスタのドレイン
に接続され、ゲートが第1のバイアス供給回路に接続さ
れ、ドレインが第2の電源端子に接続された前記1導電
型チャネルを有する第2のMOSトランジスタと、ソー
スが前記第1の電源端子に接続され、ゲートが抵抗を介
して前記入力端子に接続されるとともに、キャパシタを
介して前記第1の電源端子に接続された前記1導電型チ
ャネルを有する第3のMOSトランジスタと、ゲートが
第2のバイアス供給回路に接続され、ソースが前記第3
のMOSトランジスタのドレインに接続され、ドレイン
が前記第2の電源端子に接続され、前記第3のMOSト
ランジスタのゲート面積の略1/4のゲート面積を有す
る前記1導電型チャネルを有する第4のMOSトランジ
スタと、ソースが前記第1の電源端子に接続され、ゲー
トに前記第4のMOSトランジスタのソースが接続され
た前記1導電型チャネルを有する第5のMOSトランジ
スタと、ゲートが、前記第2のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ソースが前記第5のMOSトランジス
タのドレインと出力端子に接続され、ドレインが前記第
2の電源端子に接続された前記1導電型のチャネルを有
する第6のMOSトランジスタとを具備することを特徴
とする。
【0011】前記第4のMOSトランジスタのゲート幅
/ゲート長の値が、前記第3のMOSトランジスタのそ
れの略1/4であることが望ましい(請求項2)。
【0012】また、前記第1のバイアス供給回路は、ソ
ースが前記第1の電源端子に接続され、ドレインとゲー
トが相互に接続された前記1導電型チャネルを有する第
7のMOSトランジスタと、ソースが前記第7のMOS
トランジスタのドレインに接続され、ドレインとゲート
が相互に接続された前記1導電型チャネルを有する第8
のMOSトランジスタと、ソースが前記第8のMOSト
ランジスタのドレインに接続され、ドレインとゲートが
相互に接続されるとともに、一端が前記第2の電源端子
に接続された第1の電流源の他端に接続された前記1導
電型チャネルを有する第9のMOSトランジスタとを具
備し、前記第9のMOSトランジスタのドレインとゲー
トの相互接続ノードがバイアス出力端であり、前記第2
のバイアス供給回路は、ソースが前記第1の電源端子に
接続され、ドレインとゲートが相互に接続された前記1
導電型チャネルを有する第10のMOSトランジスタ
と、ソースが前記第10のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、ドレインとゲートが相互に接続されると
ともに、一端が前記第2の電源端子に接続された第2の
電流源の他端に接続された前記1導電型チャネルを有す
る第11のトランジスタを具備し、前記第11のMOS
トランジスタのドレインとゲートの相互接続ノードがバ
イアス出力端であることを特徴とする(請求項3)。
【0013】さらに、前記第1乃至第3、第5乃至第1
0のMOSトランジスタの電圧電流特性が略一致し、前
記第4のMOSトランジスタと前記第11のMOSトラ
ンジスタの電圧電流特性が略一致していることが望まし
い(請求項4)。
【0014】また、本発明のフィルタ回路(請求項5)
は、ソースが第1の電源端子に接続され、入力端子がゲ
ートに接続された1導電型チャネルを有する第1のMO
Sトランジスタと、ソースが前記第1のMOSトランジ
スタのドレインに接続され、ゲートが第1のバイアス供
給回路に接続され、ドレインが第2の電源端子に接続さ
れた前記1導電型チャネルを有する第2のMOSトラン
ジスタと、ソースが前記第1の電源端子に接続され、ゲ
ートが抵抗を介して前記入力端子に接続されるととも
に、キャパシタを介して前記第1の電源端子に接続され
た前記1導電型チャネルを有する第3のMOSトランジ
スタと、ゲートが第1のバイアス供給回路に接続され、
ソースが前記第3のMOSトランジスタのドレインに接
続され、ドレインが前記第2の電源端子に接続された前
記1導電型チャネルを有する第4のMOSトランジスタ
と、ソースが前記第1の電源端子に接続され、ゲートが
前記第3のMOSトランジスタのゲートに接続された前
記1導電型チャネルを有する第5のMOSトランジスタ
と、ソースが、前記第5のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、ゲートが前記第4のMOSトランジスタ
のソースに接続され、ドレインが前記第2の電源端子に
接続された前記1導電型のチャネルを有する第6のMO
Sトランジスタと、ソースが前記第1の電源端子に接続
され、ゲートが前記第6のMOSトランジスタのソース
に接続された前記1導電型チャネルを有する第7のMO
Sトランジスタと、ゲートが前記第2のMOSトランジ
スタのソースに接続され、ソースが前記第7のMOSト
ランジスタのドレインと出力端子に接続され、ドレイン
が前記第2の電源端子に接続された前記1導電型チャネ
ルを有する第8のMOSトランジスタとを具備すること
を特徴とする。
【0015】また、前記第1のバイアス供給回路は、ソ
ースが前記第1の電源端子に接続され、ドレインとゲー
トが相互に接続された前記1導電型チャネルを有する第
9のMOSトランジスタと、ソースが前記第9のMOS
トランジスタのドレインに接続され、ドレインとゲート
が相互に接続された前記1導電型チャネルを有する第1
0のMOSトランジスタと、ソースが前記第10のMO
Sトランジスタのドレインに接続され、ドレインとゲー
トが相互に接続されるとともに、一端が前記第2の電源
端子に接続された電流源の他端に接続された前記1導電
型チャネルを有する第11のMOSトランジスタとを具
備し、前記第11のMOSトランジスタのドレインとゲ
ートの相互接続ノードがバイアス出力端であることを特
徴とする(請求項6)。
【0016】さらに、前記第1乃至第11のMOSトラ
ンジスタ電圧電流トランジスタが略一致していることが
望ましい(請求項7)。
【0017】上記のフィルタ回路において、前記1導電
型のMOSトランジスタは、5極管領域で動作すること
が望ましい(請求項8)。
【0018】本発明(請求項1)によれば、従来バイポ
ーラトランジスタで実現していたフィルタ特性を、MO
Sトランジスタで容易に実現することができる。従来、
バイポーラトランジスタとMOSトランジスタが混在す
るところをMOSトランジスタのみで構成することがで
きるようになり、製造工程の簡略化が図れ、コストを低
減することが可能になる。
【0019】また、2倍の反転アンプを構成する場合、
負荷側のMOSトランジスタのゲート幅を1/4に変え
ることで実現できるが、次段への動作点が変わらないよ
う、バイアスを調整する必要がある。本発明(請求項
5)によれば、2倍の増幅を2つの1倍のアンプの出力
を加算することで、次段への動作点を変えることなく2
倍の増幅率を得ることが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るフィルタ回路を示す回路図である。図1において、
入力信号交流vinは、NMOSトランジスタM1のゲ
ートに入力され、NMOSトランジスタM1,M2で構
成される反転アンプを介して、M2のソース端子より−
vinを得る。M2のゲートは、NMOSトランジスタ
M7〜M9と定電流源S11で構成されるバイアス回路
へ接続され、M2のソース端子はM6のゲート端子へ接
続される。
【0021】一方、入力交流信号vinは、C11およ
びR11で構成されるローパスフィルタ(LPF)を通
過して、v1となる。v1は次式(5)で表される。
【0022】 v1=vin/(1+jωC1111) …(5) LPFの出力は、M3のゲートに接続され、M3および
M4で構成される反転アンプでM3に対するM4のゲー
ト面積を1/4にする(より詳細には、ゲート幅/ゲー
ト長を1/4にする)ことにより2倍に増幅される。す
なわち、M4のソース端子には、(−v1)×2の交流
信号が出力される。
【0023】M4のゲートは、NMOSトランジスタM
10,M11と定電流源S12で構成されるバイアス回
路へ接続され、M4のソース端子はM5のゲート端子に
接続され、M5およびM6で構成される反転アンプでM
6のソース端子に出力を得る。M6のゲート端子には、
前記−vinが入力されているので、M6のソース端子
で得られる交流出力信号voは、次式(6)で表され
る。
【0024】 vo=−vin+(−v1)×2×(−1) …(6) 前記(5)、(6)式より入出力の伝達関数は、次式
(7)で表され、本回路がAPFの特性を有することを
示している。
【0025】 vo/vin=(1−jωC1111)/(1+jωC1111) …(7) なお、M1乃至M3,M5乃至M10のMOSトランジ
スタは、電圧電流特性がほぼ一致しているものが使用さ
れる。また、上記のM1〜M11のMOSトランジスタ
は、5極管領域で動作させるものとする。
【0026】また、2倍の反転アンプを構成する場合、
負荷側のMOSトランジスタのゲート幅を1/4に変え
ることで実現できるが、次段への動作点が変わらないよ
う、バイアスを調整する必要があり、具体的にはM4と
M11のMOSトランジスタの電圧電流特性をほぼ一致
させる。図1の回路において、バイアス回路を2つ設け
ているのは、上記の理由による。 (第2の実施形態)第2の実施形態は、第1の実施形態
のNMOSトランジスタを、PMOSトランジスタに置
き換えたものに相当する。
【0027】図2は、本発明の第2の実施形態に係るフ
ィルタ回路を示す回路図である。図2において、入力信
号交流vinは、PMOSトランジスタM21のゲート
に入力され、PMOSトランジスタM21,M22で構
成される反転アンプを介して、M22のソース端子より
−vinを得る。M22のゲートは、PMOSトランジ
スタM27〜M29と定電流源S21で構成されるバイ
アス回路へ接続され、M22のソース端子はM26のゲ
ート端子へ接続される。
【0028】一方、入力交流信号vinは、C21およ
びR21で構成されるローパスフィルタ(LPF)を通
過して、v1となる。v1は次式(8)で表される。
【0029】 v1=vin/(1+jωC2121) …(8) LPFの出力は、M23のゲートに接続され、M23お
よびM24で構成される反転アンプでM23に対するM
24のゲート面積を1/4にする(より詳細には、ゲー
ト幅/ゲート長を1/4にする)ことにより2倍に増幅
される。M24のソース端子には、(−v1)×2の交
流信号が出力される。
【0030】M24のゲートはNMOSトランジスタM
30,M31と定電流源S22で構成されるバイアス回
路へ接続され、M24のソース端子はM25のゲート端
子に接続され、M25およびM26で構成される反転ア
ンプでM26のソース端子に出力を得る。M26のゲー
ト端子には、前記−vinが入力されているので、M2
6のソース端子で得られる交流出力信号voは、次式
(9)で表される。
【0031】 vo=−vin+(−v1)×2×(−1) …(9) 前記(8)、(9)式より入出力の伝達関数は、次式
(10)で表され、本回路がAPFの特性を有すること
を示している。
【0032】 vo/vin=(1−jωC2121)/(1+jωC2121) …(10) なお、M21乃至M23,M25乃至M30のMOSト
ランジスタは、電圧電流特性がほぼ一致しているものが
使用される。また、上記のM21乃至M30のMOSト
ランジスタは、5極管領域で動作させるものとする。
【0033】また、2倍の反転アンプを構成する場合、
負荷側のMOSトランジスタのゲート幅を1/4に変え
ることで実現できるが、次段への動作点が変わらないよ
う、バイアスを調整する必要があり、具体的にはM24
とM31のMOSトランジスタの電圧電流特性をほぼ一
致させる。図1の回路において、バイアス回路を2つ設
けているのは、上記の理由による。 (第3の実施形態)図3は、本発明の第3の実施形態に
係るフィルタ回路の回路図である。図3において、入力
交流信号vinは、NMOSトランジスタM41のゲー
ト端子に入力され、NMOSトランジスタM41および
M42で構成される反転アンプを介して、M42のソー
ス端子より−vinを得る。M42のゲート端子は、N
MOSトランジスタM49〜M51および定電流源S4
1で構成されるバイアス回路へ接続され、M42のソー
ス端子は、NMOSトランジスタM48のゲート端子に
接続される。
【0034】一方、入力交流信号vinは、C41およ
びR41で構成されるLPFを通過して、v1となる。
v1は次式(11)で表される。
【0035】 v1=vin/(1+jωC4141) …(11) LPFの出力は、NMOSトランジスタM43とM45
のゲート端子へ接続され、NMOSトランジスタM43
とM44で構成される反転アンプ、およびNMOSトラ
ンジスタM45とM46で構成される反転アンプの入力
となる。M44のゲート端子は、前記バイアス回路へ接
続される。M44のソース端子には、−v1が出力さ
れ、M46のゲート端子に−v1が入力されることか
ら、M46のソース端子の出力v2は、次式(12)で
表される。
【0036】 v2=−v1+(−v1)=−2×v1 …(12) M46のソース端子は、NMOSトランジスタM47の
ゲート端子に接続され、NMOSトランジスタM47と
M48で構成される反転アンプにて反転信号−v2を得
る。M48のゲート端子には、前記−vinが入力され
ているので、M48のソース端子から得られる出力信号
voは、次式(13)で表される。
【0037】 vo=−v2+(−vin) …(13) 前記(11)、(12)および(13)式より、本回路
の入出力伝達関数は、次式(14)で表され、本回路が
APFの特性を有することを示している。
【0038】 vo/vin=(1−jωC4141)/(1+jωC4141) …(14) なお、M41乃至M51のMOSトランジスタは、電圧
電流特性がほぼ一致しているものが使用される。また、
上記のM41乃至M51のMOSトランジスタは、5極
管領域で動作させるものとする。 (第4の実施形態)第4の実施形態は、第3の実施形態
のNMOSトランジスタを、PMOSトランジスタに置
き換えたものに相当する。
【0039】図4は、本発明の第4の実施形態に係るフ
ィルタ回路の回路図である。図4において、入力交流信
号vinは、PMOSトランジスタM61のゲート端子
に入力され、PMOSトランジスタM61およびM62
で構成される反転アンプを介して、M62のソース端子
より−vinを得る。M62のゲート端子は、PMOS
トランジスタM69〜M71および定電流源S61で構
成されるバイアス回路へ接続され、M62のソース端子
は、PMOSトランジスタM68のゲート端子に接続さ
れる。
【0040】一方、入力交流信号vinは、C61およ
びR61で構成されるLPFを通過して、v1となる。
v1は次式(15)で表される。
【0041】 v1=vin/(1+jωC6161) …(15) LPFの出力は、PMOSトランジスタM63とM65
のゲート端子へ接続され、PMOSトランジスタM63
とM64で構成される反転アンプ、およびPMOSトラ
ンジスタM65とM66で構成される反転アンプの入力
となる。M64のゲート端子は、前記バイアス回路へ接
続される。M64のソース端子には、−v1が出力さ
れ、M66のゲート端子に−v1が入力されることか
ら、M66のソース端子の出力v2は、次式(16)で
表される。
【0042】 v2=−v1+(−v1)=−2×v1 …(16) M66のソース端子は、PMOSトランジスタM67の
ゲート端子に接続され、PMOSトランジスタM67と
M68で構成される反転アンプにて反転信号−v2を得
る。M68のゲート端子には、前記−vinが入力され
ているので、M68のソース端子から得られる出力信号
voは、次式(17)で表される。
【0043】 vo=−v2+(−vin) …(17) 前記(15)、(16)および(17)式より、本回路
の入出力伝達関数は、次式(18)で表され、本回路が
APFの特性を有することを示している。
【0044】 vo/vin=(1−jωC6161)/(1+jωC6161) …(18) なお、M61乃至M71のMOSトランジスタは、電圧
電流特性がほぼ一致しているものが使用される。また、
上記のM61〜M71のMOSトランジスタは、5極管
領域で動作させるものとする。
【0045】以上本発明を実施形態に基づき説明した
が、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発
明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形できることは言う
までもない。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、従来バイポーラトラン
ジスタで実現していたフィルタ特性を、MOSトランジ
スタで容易に実現することができる。従来、バイポーラ
トランジスタとMOSトランジスタが混在するところを
MOSトランジスタのみで構成することができるように
なり、製造工程の簡略化が図れ、コストを低減すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るフィルタ回路の
回路図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るフィルタ回路の
回路図。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るフィルタ回路の
回路図。
【図4】本発明の第4の実施形態に係るフィルタ回路の
回路図。
【図5】CRにより構成されたフィルタ回路の例で、
(a)はローパスフィルタ、(b)はハイパスフィル
タ。
【図6】バイポーラトランジスタで構成された従来のオ
ールパスフィルタの回路例。
【符号の説明】
M1〜M11…NMOSトランジスタ R11…抵抗 C11…キャパシタ S11,S12…定電流源

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースが第1の電源端子に接続され、入
    力端子がゲートに接続された1導電型チャネルを有する
    第1のMOSトランジスタと、 ソースが前記第1のMOSトランジスタのドレインに接
    続され、ゲートが第1のバイアス供給回路に接続され、
    ドレインが第2の電源端子に接続された前記1導電型チ
    ャネルを有する第2のMOSトランジスタと、 ソースが前記第1の電源端子に接続され、ゲートが抵抗
    を介して前記入力端子に接続されるとともに、キャパシ
    タを介して前記第1の電源端子に接続された前記1導電
    型チャネルを有する第3のMOSトランジスタと、 ゲートが第2のバイアス供給回路に接続され、ソースが
    前記第3のMOSトランジスタのドレインに接続され、
    ドレインが前記第2の電源端子に接続され、前記第3の
    MOSトランジスタのゲート面積の略1/4のゲート面
    積を有する前記1導電型チャネルを有する第4のMOS
    トランジスタと、 ソースが前記第1の電源端子に接続され、ゲートに前記
    第4のMOSトランジスタのソースが接続された前記1
    導電型チャネルを有する第5のMOSトランジスタと、 ゲートが、前記第2のMOSトランジスタのソースに接
    続され、ソースが前記第5のMOSトランジスタのドレ
    インと出力端子に接続され、ドレインが前記第2の電源
    端子に接続された前記1導電型のチャネルを有する第6
    のMOSトランジスタと、を具備することを特徴とする
    フィルタ回路。
  2. 【請求項2】 前記第4のMOSトランジスタのゲート
    幅/ゲート長の値が、前記第3のMOSトランジスタの
    それの略1/4であることを特徴とする請求項1に記載
    のフィルタ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のバイアス供給回路は、ソース
    が前記第1の電源端子に接続され、ドレインとゲートが
    相互に接続された前記1導電型チャネルを有する第7の
    MOSトランジスタと、 ソースが前記第7のMOSトランジスタのドレインに接
    続され、ドレインとゲートが相互に接続された前記1導
    電型チャネルを有する第8のMOSトランジスタと、 ソースが前記第8のMOSトランジスタのドレインに接
    続され、ドレインとゲートが相互に接続されるととも
    に、一端が前記第2の電源端子に接続された第1の電流
    源の他端に接続された前記1導電型チャネルを有する第
    9のMOSトランジスタと、を具備し、前記第9のMO
    Sトランジスタのドレインとゲートの相互接続ノードが
    バイアス出力端であり、 前記第2のバイアス供給回路は、ソースが前記第1の電
    源端子に接続され、ドレインとゲートが相互に接続され
    た前記1導電型チャネルを有する第10のMOSトラン
    ジスタと、 ソースが前記第10のMOSトランジスタのドレインに
    接続され、ドレインとゲートが相互に接続されるととも
    に、一端が前記第2の電源端子に接続された第2の電流
    源の他端に接続された前記1導電型チャネルを有する第
    11のトランジスタを具備し、前記第11のMOSトラ
    ンジスタのドレインとゲートの相互接続ノードがバイア
    ス出力端であることを特徴とする請求項1に記載のフィ
    ルタ回路。
  4. 【請求項4】 前記第1乃至第3、第5乃至第10のM
    OSトランジスタの電圧電流特性が略一致し、前記第4
    のMOSトランジスタと前記第11のMOSトランジス
    タの電圧電流特性が略一致していることを特徴とする請
    求項3に記載のフィルタ回路。
  5. 【請求項5】 ソースが第1の電源端子に接続され、入
    力端子がゲートに接続された1導電型チャネルを有する
    第1のMOSトランジスタと、 ソースが前記第1のMOSトランジスタのドレインに接
    続され、ゲートが第1のバイアス供給回路に接続され、
    ドレインが第2の電源端子に接続された前記1導電型チ
    ャネルを有する第2のMOSトランジスタと、 ソースが前記第1の電源端子に接続され、ゲートが抵抗
    を介して前記入力端子に接続されるとともに、キャパシ
    タを介して前記第1の電源端子に接続された前記1導電
    型チャネルを有する第3のMOSトランジスタと、 ゲートが第1のバイアス供給回路に接続され、ソースが
    前記第3のMOSトランジスタのドレインに接続され、
    ドレインが前記第2の電源端子に接続された前記1導電
    型チャネルを有する第4のMOSトランジスタと、 ソースが前記第1の電源端子に接続され、ゲートが前記
    第3のMOSトランジスタのゲートに接続された前記1
    導電型チャネルを有する第5のMOSトランジスタと、 ソースが、前記第5のMOSトランジスタのドレインに
    接続され、ゲートが前記第4のMOSトランジスタのソ
    ースに接続され、ドレインが前記第2の電源端子に接続
    された前記1導電型のチャネルを有する第6のMOSト
    ランジスタと、 ソースが前記第1の電源端子に接続され、ゲートが前記
    第6のMOSトランジスタのソースに接続された前記1
    導電型チャネルを有する第7のMOSトランジスタと、 ゲートが前記第2のMOSトランジスタのソースに接続
    され、ソースが前記第7のMOSトランジスタのドレイ
    ンと出力端子に接続され、ドレインが前記第2の電源端
    子に接続された前記1導電型チャネルを有する第8のM
    OSトランジスタと、を具備することを特徴とするフィ
    ルタ回路。
  6. 【請求項6】 前記第1のバイアス供給回路は、ソース
    が前記第1の電源端子に接続され、ドレインとゲートが
    相互に接続された前記1導電型チャネルを有する第9の
    MOSトランジスタと、 ソースが前記第9のMOSトランジスタのドレインに接
    続され、ドレインとゲートが相互に接続された前記1導
    電型チャネルを有する第10のMOSトランジスタと、 ソースが前記第10のMOSトランジスタのドレインに
    接続され、ドレインとゲートが相互に接続されるととも
    に、一端が前記第2の電源端子に接続された電流源の他
    端に接続された前記1導電型チャネルを有する第11の
    MOSトランジスタと、を具備し、前記第11のMOS
    トランジスタのドレインとゲートの相互接続ノードがバ
    イアス出力端であることを特徴とする請求項5に記載の
    フィルタ回路。
  7. 【請求項7】 前記第1乃至第11のMOSトランジス
    タ電圧電流トランジスタが略一致していることを特徴と
    する請求項6に記載のフィルタ回路。
  8. 【請求項8】 前記1導電型のMOSトランジスタは、
    5極管領域で動作することを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれかにに記載のフィルタ回路。
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