JP3391826B2 - スチームヘアブラシ - Google Patents

スチームヘアブラシ

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JP3391826B2
JP3391826B2 JP31530192A JP31530192A JP3391826B2 JP 3391826 B2 JP3391826 B2 JP 3391826B2 JP 31530192 A JP31530192 A JP 31530192A JP 31530192 A JP31530192 A JP 31530192A JP 3391826 B2 JP3391826 B2 JP 3391826B2
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和久 青木
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスチーム発生機構を内蔵
してスチームを噴出させることができるスチームヘアブ
ラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘアブラシはそのブラシ(ブリスル)で
毛髪を整髪して毛流れを整える目的で使われるものであ
るが、ブラッシングを行う時、毛髪表面のキューティク
ルを摩擦によって痛めたり、摩擦で生じる静電気のため
にヘアセットがまとまらないという事態が生じる。この
ために提供されたものがスチームヘアブラシである。ブ
リスルを備えた器体内にスチーム発生機構を内蔵して、
スチーム発生機構のスチーム発生部で生じさせたスチー
ムをブリスル間に開口するスチーム孔から噴出させるス
チームヘアブラシとしては、従来より温風を吹き出す温
風発生部も備えたものを含めると多種のものが提供され
ているが、そのスチーム発生機構は、ヒータで加熱され
た加熱部に水分を接触させることでスチームを発生させ
るものであり、発生させたスチームはそのままスチーム
孔から噴出させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近はパー
マ剤を使用したウェービーヘアやストレートで長い髪が
流行しているが、これらの人を対象に調査を行うと、年
齢を問わず、女性の約80%が自分の髪は痛んでいると
の感をもっており、実際に髪を分析すると、毛髪表面の
キューティクルが剥がれたり浮いたりしている状態を観
察できる。また、パーマ剤や毛染め剤を使用したり、シ
ャンプー剤を用いて頻繁に洗髪を行った場合、本来酸性
であるべき毛髪が、表面のキューティクルが剥離しやす
い状態であるアルカリ性に偏っているというデータもあ
る。
【0004】そして、このような痛んだ毛髪について、
上記スチームヘアブラシは、スチームを噴出しないもの
に比して、毛髪にやさしいとはいえ、傷んだ髪を補修す
ることができるものとはなっていない。本発明はこのよ
うな点に鑑み為されたものであり、その目的とするとこ
ろは毛髪によりやさしく且つ毛髪の傷みに対する補修効
果を有しているスチームヘアブラシを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、スチ
ーム発生機構と、スチーム発生機構で発生させたスチー
ムを外部に噴出させるスチーム孔とを備えているスチー
ムヘアブラシにおいて、スチーム発生機構におけるスチ
ーム発生部とスチーム孔との間のスチーム通過部に放電
電極を配置しているとともに、放電電極の放電面積を大
としていること、放電電極付近のスチーム通過部を狭く
していること、放電電極に供給する高圧電圧発生用の高
圧トランスの支持用プリント基板に、高圧トランスのヨ
ーク大の空気絶縁の孔を設けていること、低電位側の放
電電極を、結露防止用のヒータ側に位置させているこ
と、放電電圧を監視して放電電圧の上昇で放電を停止さ
せる放電監視手段を備えていること、放電電極やスチー
ム発生機構におけるヒータに至るリード線を電圧順に並
べていること、スチーム発生機構における加熱部の平面
をブラシ平面と平行としていること、スチーム発生機構
における加熱部表面の金属部を放電電極アース側として
いること、放電電極とスチーム孔との間に消音手段を配
置していること、放電電極を囲む壁面に消音手段を配置
していること、スチーム孔の開口面積を小とした消音手
段を設けていること、放電電極の摩耗時に放電を開始す
る第2放電電極を設けていること、第2放電電極に流れ
る電流の監視手段と、監視手段の出力で放電を停止させ
る放電停止回路とを備えていること、スイッチング素子
を有して放電電極に供給する高圧電圧を発生する高圧発
生回路に短絡ダイオードと電流制限抵抗と逆起吸収用ダ
イオードとを設けていることに特徴を有している。
【0006】
【作用】本発明によれば、スチーム孔から吐出されるス
チームは、放電電極間の放電の影響でより微細化されて
毛髪への浸透性にすぐれたものとなる上に、弱酸性とな
るために、アルカリ性となっている毛髪を本来の酸性に
戻すものである。そして、放電電極の放電面積を大とし
ているために、スチームの結露による水滴で放電不良が
生じることがなく、放電電極付近のスチーム通過部を狭
くしているために、スチームを放電に曝すことを確実に
行うことができ、放電電極に供給する高圧電圧発生用の
高圧トランスの支持用プリント基板に、高圧トランスの
ヨーク大の空気絶縁の孔を設けているために、プリント
基板への漏洩がなく、低電位側の放電電極を結露防止用
のヒータ側に位置させているために、ヒータ側への漏洩
がなく、放電電圧を監視して放電電圧の上昇で放電を停
止させる放電監視手段を備えているために、放電が不定
の場所で始まることがなく、放電電極やスチーム発生機
構におけるヒータに至るリード線を電圧順に並べている
ために、漏洩のおそれがきわめて少なく、スチーム発生
機構における加熱部の平面をブラシ平面と平行としてい
るために、放電電極を有するとはいえ、厚みを抑えるこ
とができ、スチーム発生機構における加熱部表面の金属
部を放電電極アース側としているために、部品点数の削
減と薄型化をはかることができ、放電電極とスチーム孔
との間に消音手段を配置したり、放電電極を囲む壁面に
消音手段を配置したり、スチーム孔の開口面積を小とし
た消音手段を設けているために放電音の漏れが少なく、
放電電極の摩耗時に放電を開始する第2放電電極を設け
ているために、放電電極の摩耗時に不定の場所で放電が
始まってしまうことがなく、第2放電電極に流れる電流
の監視手段と、監視手段の出力で放電を停止させる放電
停止回路とを備えているために、放電異常を的確に検出
して放電を停止させることができ、スイッチング素子を
有して放電電極に供給する高圧電圧を発生する高圧発生
回路に短絡ダイオードと電流制限抵抗と逆起吸収用ダイ
オードとを設けているために、安定したサイクルの放電
をえることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図1〜図7に一実施例を示す。このスチームヘア
ブラシのハウジング1の把手部10内には、高圧発生手
段2及び切換スイッチ5が配設されており、把手部10
先端に連続するブリスル装着部11内には、スチーム発
生機構3が納められている。このスチーム発生機構3
は、内蔵するヒータによって加熱される加熱部30と、
ハウジング1の先端部に着脱自在とされた水タンク35
内の水を加熱部30の表面に導く吸水体31とからな
る。水タンク35に設けた図2に示すチェックバルブ3
9は内部の水が減った時に減圧状態となって加熱部30
への水の供給量が減少することを外気の導入によって防
ぐためのものである。
【0008】上記加熱部30は、図5に示すように、ヒ
ータパイプ33内に、正特性サーミスタであるヒータ3
6とこのヒータ36の両面に電極板を介して配された一
対の電気的絶縁と熱伝達のためのくさび状アルミナ板3
7,37とを圧入したものとして構成されている。ヒー
タパイプ33の根元部外周のリブ34はブリスル装着部
11内に配した時のスチーム漏れ防止のためのものであ
り、スチームがこの部分から漏れようとしても、リブ3
4間において液体となってシールの役割を果たす。
【0009】ハウジング1のブリスル装着部11の一面
には、スチーム孔71を備えた噴霧板70が配設されて
いるとともに、図3に示すように、多数の細目のブリス
ル40を多列環状に配したブリスル基板4が着脱自在に
配設されている。図中14はこのブリスル基板4の着脱
用の釦である。またブリスル基板4の中央部には、ブリ
スル基板4を貫通するとともに上記スチーム孔71に連
通する多数個のスチーム孔41が設けられている。な
お、ここで示したブリスル基板4は、ストレートヘア用
のものであり、ウェービーヘアに対しては、図6に示す
ように、太めのブリスル42を備えたブリスル基板4’
が用いられる。
【0010】上記スチーム発生機構3におけるスチーム
発生部、つまり加熱部30と吸水体31との接触部で発
生させたスチームは、上記スチーム孔71,41を通じ
てブリスル40,42で囲まれた空間内に噴出する。こ
こで、図1に示すように、加熱部30の吸水体31が接
する部分である平面をブラシ面と平行となるようにして
いるのは、全体の厚みを抑えるためであり、加熱部30
の周囲に隙間を確保しているのは、スチーム孔41と逆
側で発生したスチームもスチーム孔41に送り出せるよ
うにするためである。
【0011】そして、スチーム発生部とスチーム孔7
1,41との間のスチーム通過部には前記高圧発生手段
2に接続された一対の放電電極21,21を対向配置し
てある。この放電電極21,21間でアーク放電がなさ
れると、スチーム発生部で生じてスチーム孔41に向か
うスチームは、放電中の放電電極21,21間を通過す
る際に微細化される。このように微細化されたスチーム
を噴出させながらブラッシングを行えば、毛髪への水分
の浸透性がよいために、しっとり感のある仕上がりを得
られるとともに、毛髪に対するブリスル40の通りもよ
くなって毛髪に負担をかけなくなるものであり、さらに
は放電電極21,21間のアークに晒されたスチームは
弱酸性となるために、アルカリ性となっていてキューテ
ィクルが剥離しやすい状態の毛髪を、本来の酸性(pH
値4〜5)に近づけ、毛髪のキューティクルを整えるこ
とができるものである。
【0012】図1において、7はスチーム発生部で発生
させたスチームがブリスル装着部11の内面で結露して
しまうことを防ぐためのヒータであり、上記噴霧板70
の一端に装着されている。放電電極21を配置する関係
で、スチーム発生部からスチーム噴出孔41までの距離
が長くなるために、噴霧板70付近の温度が低いときわ
めて結露が生じ安くなるのであるが、熱良導体で形成し
た噴霧板70をヒータ7で加熱することで、結露を防い
でいるわけである。また図2における15,16はスチ
ームの漏れ防止用のパッキンである。
【0013】図7に回路図を示す。切換スイッチ5は3
位置切り換え型であり、オフ位置から一段動かせば、ヒ
ータ36,7に通電され、さらに一段動かすと、高圧発
生回路2にも通電される。高圧発生回路2は、抵抗R,
ダイオードD、コンデンサC、高圧トランス20、そし
て高圧トランス20の一次側コイルと並列に所定の電圧
でオンするスイッチング素子Qが接続されている。今、
高圧回路2に電源が供給されると、コンデンサCに電荷
が充電され、スイッチング素子Qの両端電圧も上昇す
る。そしてスイッチング素子Qの両端電圧が所定電圧に
達すれば、スイッチング素子QのオンでコンデンサCに
充電された電荷がスイッチング素子Qを通じて高圧トラ
ンス20に流れ、高圧トランス20の二次側に高電圧が
生じて、放電電極21,21で空間放電する。高圧トラ
ンス20の一次側コイルと二次側コイルとの間を短絡し
ている抵抗R2は、二次側コイルの電位を安定させるた
めのものである。
【0014】ここにおいて、放電電極21,21は、通
常、先端が尖ったものとして形成されるとともに、先端
同士を対向させて配置するのであるが、スチームを放電
に曝すための放電電極21をこのように形成したので
は、スチームの結露と放電電極21への付着によって放
電が停止してしまう事態が生じる。このような不安定状
態を避けるために、ここでは図8に示すように、放電電
極21の先端部を90°以下の角度で折り曲げたり、複
数の先端部を有するフォーク状や、櫛状としたり、ある
いは椀状、円盤状、棒状とこれを囲む円筒状とすること
で、放電が複数箇所で可能な形態としている。
【0015】また、前記高圧トランス20は図9に示す
ように、磁気特性向上のためのヨーク29の周囲にコイ
ルボビンを介して一次側及び二次側コイルが巻回されて
いるのであるが、この高圧トランス20が取り付けられ
るプリント基板27におけるヨーク29の対応位置にヨ
ーク29より大きな孔28を設けることで、ヨーク29
とプリント基板27との間の絶縁を行っている。二次側
コイルからヨーク29に漏洩した電流がさらにプリント
基板27に漏洩して回路を破壊することがないようにし
ているわけである。
【0016】高圧トランス20と放電電極21,21と
を結ぶリード線74,75からも漏洩が生じやすく、図
示例のように結露防止用ヒータ7のような他の低圧の充
電部があると容量成分により高電圧がリークしたりノイ
ズがヒータ7を通じて電源部に伝えられやすいが、これ
を防ぐために、図示例においては、ヒータ7に近い側の
放電電極21には電位の低い側のリード線75を配線し
ている。また、ヒータ36,7に至るリード線76,7
7もアース側と活線側とがあるが、図4に示すように、
アース側リード線77、活線側リード線76、低電位側
高圧リード線75、高電位側リード線74の順に並ぶよ
うにしているのも同じ理由による。
【0017】図10に示す実施例は、放電電極21付近
のスチーム通路を狭くしてスチームが放電電極21付近
を必ず通過するように、邪魔板60を設けている。また
図11に示す実施例では、放電電極21と噴霧板70と
の間に交互に張り出す遮音壁61を設けて、放電時の音
の漏れを少なくしている。図12に示すように、凹凸状
吸音材62や図13に示すように、フェルト状吸音材6
3を設ければ、共鳴による音の増大を防ぐことができ
る。さらには、スチーム孔71,41の大きさを直径
1.5mmから3mmぐらいにすると、スチームブラシ
の大きさ及び形状においては音漏れを小さくすることが
できると同時にスチームの噴出の妨げになることがな
い。
【0018】図14に示す回路図は、高圧トランス20
の二次側コイルの両端に電圧検知回路V1を設けて、基
準電圧発生回路V0との比較器CPによる比較で、二次
側コイルの電圧の異常上昇があれば、リレーRy及びそ
の接点ryで高圧発生回路2への電源供給を遮断するよ
うにしたものを示している。放電電極21の摩耗が進行
すると、放電電極21以外の部分で放電が生じやすくな
るが、この事態を防ぐことができるようにしたものであ
る。
【0019】図15に示すように、放電電極21の間隔
L1よりも少し大きい間隔L2で対向する第2放電電極
22を予め用意しておき、放電電極21が摩耗して間隔
L1が大きくなった時には第2放電電極22で放電が生
じるようにしてもよい。図示例では第2放電電極22を
プリント基板27における導電パターン25に接続して
設けている。
【0020】図16に示すように、第2放電電極22に
流れる電流を検出回路82で検出してその出力を受け取
るとともにフリップフロップで記憶する高圧発生停止回
路83で、リレーRy2,ry2を介して高圧発生回路
2を停止させるとともに、停止表示回路84を作動させ
て、停止したことを表示するようにしてもよい。図17
及び図18に示す実施例は、高圧発生回路2に短絡ダイ
オードD1と電流制限抵抗Riと逆起吸収用ダイオード
D2とを設けて、放電がなされた後の図18中3で示す
区間もスイッチング素子Qにオン状態を継続させること
で、放電が1サイクル中に1回だけなされるようにした
ものである。電流制限抵抗Riは上記3の期間の電流が
放電用のコンデンサCに流れてスイッチング素子Qのオ
ン持続電流が減少してオフすることを防止している。こ
の場合、放電サイクルが安定するために、放電に伴って
生じる音も安定したものとなり、放電音が安定しない場
合に使用者がうける不安感をなくすことができる。ま
た、放電回数の減少による放電電極21の長寿命化や他
の電気部品、ことに放電用コンデンサCの長寿命化をは
かることができる。尚、図18(a)は電源波形、(b)はコ
ンデンサCの両端電圧波形、(c)は放電波形である。
【0021】図19に示す実施例は、一対の放電電極2
1,21のうちの一方(低電位側)を、スチーム発生用
の加熱部におけるヒータパイプ33で代用したものを示
している。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明においては、スチー
ム発生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間
に放電電極を配置していることから、スチーム孔から吐
出されるスチームは、放電電極間の放電の影響でより微
細化されて毛髪への浸透性にすぐれたものとなる上に、
弱酸性となるために、アルカリ性となっている毛髪を本
来の酸性に戻すものであり、傷んだ髪にも優しいブラッ
シングを行えるとともに、傷んだ髪の補修効果も有して
いるものである。そして、放電電極の放電面積を大とし
ているために、スチームの結露による水滴で放電不良が
生じることがなく、安定した放電をえることができるも
のである。
【0023】また、放電電極付近のスチーム通過部を狭
くしたものでは、スチームを放電に曝すことを確実に行
うことができて放電によるスチームのイオン化を促進す
ることができるものであり、放電電極に供給する高圧電
圧発生用の高圧トランスの支持用プリント基板に、高圧
トランスのヨーク大の空気絶縁の孔を設けたものでは、
プリント基板への漏洩による回路故障が生じるおそれが
少ないものであり、低電位側の放電電極を結露防止用の
ヒータ側に位置させたものでは、ヒータ側への漏洩がな
くて、ヒータの損傷やノイズの発生を抑えることができ
る。
【0024】さらに、放電電圧を監視して放電電圧の上
昇で放電を停止させる放電監視手段を備えたものでは、
放電が不定の場所で始まることがなくて安全なものであ
り、放電電極やスチーム発生機構におけるヒータに至る
リード線を電圧順に並べているために、漏洩のおそれが
きわめて少なく、スチーム発生機構における加熱部の平
面をブラシ平面と平行としているために、放電電極を有
するとはいえ、厚みを抑えることができ、スチーム発生
機構における加熱部表面の金属部を放電電極アース側と
しているために、部品点数の削減と薄型化をはかること
ができ、放電電極とスチーム孔との間に消音手段を配置
したり、放電電極を囲む壁面に消音手段を配置したり、
スチーム孔の開口面積を小とした消音手段を設けている
ために放電音の漏れが少ないものである。
【0025】また放電電極の摩耗時に放電を開始する第
2放電電極を設けているために、放電電極の摩耗時に不
定の場所で放電が始まってしまうことがなく、第2放電
電極に流れる電流の監視手段と、監視手段の出力で放電
を停止させる放電停止回路とを備えているために、放電
異常を的確に検出して放電を停止させることができ、ス
イッチング素子を有して放電電極に供給する高圧電圧を
発生する高圧発生回路に短絡ダイオードと電流制限抵抗
と逆起吸収用ダイオードとを設けているために、安定し
たサイクルの放電をえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の横断面図である。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】(a)は同上の正面図、(b)は側面図である。
【図4】(a)は同上の水平断面図、(b)は同上の縦断面図
である。
【図5】加熱部の拡大断面図である。
【図6】他のブリスル基板を示しており、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図7】同上の回路図である。
【図8】(a)〜(f)は夫々放電電極の形状例を示す説明図
である。
【図9】高圧トランスの配置状態を示す断面図である。
【図10】他の実施例の縦断面図である。
【図11】別の実施例の横断面図である。
【図12】更に他の実施例の横断面図である。
【図13】他の実施例の横断面図である。
【図14】他例の回路図である。
【図15】別の実施例の説明図である。
【図16】他の実施例の回路図である。
【図17】更に他の実施例の回路図である。
【図18】(a)〜(c)は同上の電源と放電用コンデンサと
放電電極とにおける電圧波形を示すタイムチャートであ
る。
【図19】放電電極の他例を示す説明図である。
【符号の説明】
3 スチーム発生機構 21 放電電極 40 ブリスル 41 スチーム孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A46B 11/00 102 A45D 24/22

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチーム発生機構と、スチーム発生機構
    で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔と
    を備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム発
    生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間のス
    チーム通過部に放電電極を配置しているとともに、放電
    電極の放電面積を大としていることを特徴とするスチー
    ムヘアブラシ。
  2. 【請求項2】 スチーム発生機構と、スチーム発生機構
    で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔と
    を備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム発
    生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間のス
    チーム通過部に放電電極を配置しているとともに、放電
    電極付近のスチーム通過部を狭くしていることを特徴と
    するスチームヘアブラシ。
  3. 【請求項3】 スチーム発生機構と、スチーム発生機構
    で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔と
    を備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム発
    生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間のス
    チーム通過部に放電電極を配置しているとともに、放電
    電極に供給する高圧電圧発生用の高圧トランスの支持用
    プリント基板に、高圧トランスのヨーク大の空気絶縁の
    孔を設けていることを特徴とするスチームヘアブラシ。
  4. 【請求項4】 スチーム発生機構と、スチーム発生機構
    で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔と
    を備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム発
    生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間のス
    チーム通過部に放電電極を配置しているとともに、低電
    位側の放電電極を、結露防止用のヒータ側に位置させて
    いることを特徴とするスチームヘアブラシ。
  5. 【請求項5】 スチーム発生機構と、スチーム発生機構
    で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔と
    を備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム発
    生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間のス
    チーム通過部に放電電極を配置しているとともに、放電
    電圧を監視して放電電圧の上昇で放電を停止させる放電
    監視手段を備えていることを特徴とするスチームヘアブ
    ラシ。
  6. 【請求項6】 スチーム発生機構と、スチーム発生機構
    で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔と
    を備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム発
    生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間のス
    チーム通過部に放電電極を配置しているとともに、放電
    電極やスチーム発生機構におけるヒータに至るリード線
    は、電圧順に並べられていることを特徴とするスチーム
    ヘアブラシ。
  7. 【請求項7】 スチーム発生機構と、スチーム発生機構
    で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔と
    を備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム発
    生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間のス
    チーム通過部に放電電極を配置しているとともに、スチ
    ーム発生機構における加熱部は、その平面がブラシ平面
    と平行となっていることを特徴とするスチームヘアブラ
    シ。
  8. 【請求項8】 スチーム発生機構と、スチーム発生機構
    で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔と
    を備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム発
    生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間のス
    チーム通過部に放電電極を配置しているとともに、スチ
    ーム発生機構における加熱部表面の金属部を放電電極ア
    ース側としていることを特徴とするスチームヘアブラ
    シ。
  9. 【請求項9】 スチーム発生機構と、スチーム発生機構
    で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔と
    を備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム発
    生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間のス
    チーム通過部に放電電極を配置しているとともに、放電
    電極とスチーム孔との間に消音手段を配置していること
    を特徴とするスチームヘアブラシ。
  10. 【請求項10】 スチーム発生機構と、スチーム発生機
    構で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔
    とを備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム
    発生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間の
    スチーム通過部に放電電極を配置しているとともに、放
    電電極を囲む壁面に消音手段を配置していることを特徴
    とするスチームヘアブラシ。
  11. 【請求項11】 スチーム発生機構と、スチーム発生機
    構で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔
    とを備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム
    発生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間の
    スチーム通過部に放電電極を配置しているとともに、ス
    チーム孔の開口面積を小とした消音手段を備えているこ
    とを特徴とするスチームヘアブラシ。
  12. 【請求項12】 スチーム発生機構と、スチーム発生機
    構で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔
    とを備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム
    発生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間の
    スチーム通過部に放電電極を配置しているとともに、放
    電電極の摩耗時に放電を開始する第2放電電極を備えて
    いることを特徴とするスチームヘアブラシ。
  13. 【請求項13】 第2放電電極に流れる電流の監視手段
    と、監視手段の出力で放電を停止させる放電停止回路と
    を備えていることを特徴とする請求項12記載のスチー
    ムヘアブラシ。
  14. 【請求項14】 スチーム発生機構と、スチーム発生機
    構で発生させたスチームを外部に噴出させるスチーム孔
    とを備えているスチームヘアブラシにおいて、スチーム
    発生機構におけるスチーム発生部とスチーム孔との間の
    スチーム通過部に放電電極を配置しているとともに、ス
    イッチング素子を有して放電電極に供給する高圧電圧を
    発生する高圧発生回路に短絡ダイオードと電流制限抵抗
    と逆起吸収用ダイオードとを設けていることを特徴とす
    るスチームヘアブラシ。
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