JP3390734B2 - 射出成形機用アダプタ、射出成形機、及び射出成形方法 - Google Patents

射出成形機用アダプタ、射出成形機、及び射出成形方法

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JP3390734B2 JP2000249973A JP2000249973A JP3390734B2 JP 3390734 B2 JP3390734 B2 JP 3390734B2 JP 2000249973 A JP2000249973 A JP 2000249973A JP 2000249973 A JP2000249973 A JP 2000249973A JP 3390734 B2 JP3390734 B2 JP 3390734B2
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勝利 依田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は既存の射出成形機の
部品と交換することによって射出容量を増加させる射出
成形用アダプタ、射出成形機、及び射出成形方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、射出成形機の一例を示す部分断
面図である。シリンダ主体(110) とその先端のシリンダ
ヘッド(111) から成るシリンダ(11)の上流端近傍にはホ
ッパ(12)が接続されていると共に、前記シリンダ主体(1
10)内にはスクリュ(13)が収容されている。又、シリン
ダ主体(110) はヒータ(10)で加熱されていると共に、該
シリンダ主体(110) の上流側端部には上記スクリュ(13)
を駆動させる為の駆動装置(15)が設けられている。
【0003】このものでは、ホッパ(12)からシリンダ(1
1)に供給される樹脂ペレットはヒータ(10)で加熱されつ
つスクリュ(13)で下流側に移送され、これにより、可塑
化された樹脂がシリンダ(11)内の先端の貯留室(17)に充
満し始める。更にスクリュ(13)が回転しながら後退する
と、やがて貯留室(17)内には、一回の射出成形に必要な
量の可塑化樹脂が貯留される。この状態でスクリュ(13)
が一旦停止し、その後、該スクリュ(13)が駆動装置(15)
で軸線方向に最進出位置まで押し出される。これによ
り、貯留室(17)に貯留された可塑化樹脂が吐出ノズル(1
4)から金型(20)のキャビティ内に賦形される。このもの
では、貯留室(17)内に可塑化樹脂を貯留させる際のスク
リュ(13)の後退距離を調節することによって、前記貯留
室(17)内の樹脂貯留量を変化させることができ、これに
より、射出容量を調節することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、スクリュ(13)の後退距離を調節するだけ
では対応できない程、容量の大きな製品を成形しようと
すると、射出成形機全体を大容量のものに変更する必要
があり、大容量の製品を少量生産する場合に機動的に対
応することができないという問題があった。本発明は、
かかる点に鑑みてなされたもので、既存の射出成形機の
部品と交換することによって射出容量を増加させること
が出来るようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】〈1項〉 上記課題を解決する為の本発明の技術的手段は、『前記
シリンダ主体(110)の前記下流端開放部に同軸状に着脱
可能状態で連結され、且つ、内部に形成されたピストン
室を内外に連通させる樹脂吐出路が下流端構成壁に貫通
している付加シリンダと、前記ピストン室に収容される
ピストンヘッドと該ピストンヘッドより細く且つ前記シ
リンダ主体(110)の前記下流端開放部から密に挿入され
て前記スクリュ(13)に当接可能な位置まで延びるピスト
ンロッドを有するピストンとを具備し、前記ピストンに
は、前記ピストンヘッドの先端に開放する樹脂出口とこ
れの反対側に位置する前記ピストンロッドの端面に開放
する樹脂入口を繋ぐ樹脂通路が貫通しており、更に、前
記付加シリンダの前記シリンダ主体(110)側の端部に配
設され且つ先端部が前記ピストンヘッドに対して前記ピ
ストン室の反対側から当接する容量調節ボルト(62)が設
けられている』ことである。
【0006】上記技術的手段は次のように作用する。本
発明の射出成形機用アダプタを使用するときは、先ず、
既存の射出成形機のシリンダ(11)の先端部のシリンダヘ
ッド(111) をシリンダ主体(110) から取り外す。次に、
上記シリンダヘッド(111) に代えてシリンダ主体(110)
の先端に本発明の射出成形機用アダプタの付加シリンダ
を同軸状に連結する。このとき、付加シリンダに具備さ
せたピストンのピストンロッドをシリンダ主体(110) の
下流端開放部からその奥に密に挿入した状態にする。
【0007】この状態で射出成形機のシリンダ主体(11
0)内のスクリュ(13)が回転して該スクリュ(13)から可塑
化樹脂が吐出されると、該可塑化樹脂は、シリンダ主体
(110)内に挿入されたピストンロッドの端面の樹脂入口
から樹脂通路を通過してその下流端の樹脂吐出口からピ
ストン室に供給され始める。更にピストン室に可塑化樹
脂が供給されると、該ピストン室内の樹脂圧力によって
ピストンがピストンヘッド側からピストンロッド側に移
動し始める。ピストンがピストンロッド側に移動するの
は、ピストンヘッドがピストンロッドより太いからであ
る。即ち、軸線に対するピストンヘッドの垂直断面積を
1,ピストンロッドのそれをS2,付加シリンダのピス
トン室内及びシリンダ主体(110)内の樹脂圧をPとする
と、S1P>S2Pの関係が成立する。つまり、ピストン
ヘッドをピストンロッド側に押す圧力がその逆方向の圧
力より大きい。従って、前記ピストンがピストンヘッド
側からピストンロッド側に向けて上流へ移動するのであ
る。そして、前記ピストンが最上流部(容量調節ボルト
(62)に当接する位置)で停止すると、前記ピストン室に
は一回の射出成形に必要な可塑化樹脂が貯留された状態
になる。この場合、上記のようにピストンヘッドはピス
トンロッドより太くなっており、ピストン室の軸線に対
する垂直断面積はシリンダ主体(110) のスクリュ収容空
間の軸線に対する垂直断面積より大きくなっているか
ら、シリンダ(11)内の先端部に可塑化樹脂を貯留する図
9のものに比べて多量の可塑化樹脂がピストン室に貯溜
される。従って、後述のように射出成形する際には、上
記ピストン室に貯留された多量の可塑化樹脂を金型キャ
ビティ内に射出することができ、上記図9のものに比べ
て射出容量を増加させることができる。
【0008】次に、射出成形機のスクリュ(13)を既述従
来のものと同様に軸線方向に進出させると、該スクリュ
(13)の先端がピストンロッドの端面に当接し、これによ
り、ピストンが下流側に移動してピストン室内の可塑化
樹脂がその下流端構成壁に貫設された樹脂吐出路から金
型のキャビティ内に射出される。尚、上記技術的手段に
よれば、容量調節ボルト(62)の螺入度合いを調節する
と、ピストンの移動範囲が調節できる。即ち、ピストン
室内の可塑化樹脂の貯留量を変化させることができ、こ
れにより、射出容量を調節することができる。
【0009】〈2項〉前記1項の射出成形機用アダプタ
に於いて、『前記付加シリンダには、前記ピストン室を
加熱するヒータが設けられている』ものでは、前記ピス
トン室内に貯留された樹脂が射出成形に適した温度に保
たれる。
【0010】〈3項〉 前記1項の射出成形機用アダプタを射出成形機に装着す
ると、『回転と軸線方向への往復運動を行うスクリュ(1
3)が収容されているシリンダ主体(110)と、前記シリン
ダ主体(110)の前記下流端開放部に同軸状に着脱可能状
態で連結され、且つ、内部に形成されたピストン室を内
外に連通させる樹脂吐出路が下流端構成壁に貫通してい
る付加シリンダと、前記ピストン室に収容されるピスト
ンヘッドと該ピストンヘッドより細く且つ前記シリンダ
主体(110)の下流端開放部から密に挿入されて前記スク
リュ(13)に当接可能な位置まで延びるピストンロッドを
有するピストンとを具備し、前記ピストンには、前記ピ
ストンヘッドの先端に開放する樹脂出口とこれの反対に
位置する前記ピストンロッドの端面に開放する樹脂入口
を繋ぐ樹脂通路が貫通しており、更に、前記付加シリン
ダの前記シリンダ主体(110)側の端部に配設され且つ先
端部が前記ピストンヘッドに対して前記ピストン室の反
対側から当接する容量調節ボルト(62)が設けられてい
る』構成の射出成形機になる。
【0011】このものでは、シリンダ主体(110) から付
加シリンダ(51)を取り外し、これに代えて、シリンダ主
体(110) と同一太さのシリンダヘッド(111) をシリンダ
主体(110) に取付けることによって、付加シリンダ(51)
を用いた大容量の射出成形と、シリンダヘッド(111) を
用いた通常容量の射出成形と、を選択的に実行させるこ
とができる。
【0012】〈4項〉前記3項の射出成形機を用いた射
出成形方法において、『前記スクリュを前記ピストンロ
ッドの前記端面と設定距離離反した初期位置から前記端
面に当接するまで移動させ、その後、前記スクリュで前
記ピストンを最終位置まで押し出す』ものでは、既述1
項の発明の作用と同様にスクリュ(13)の回転に伴ってピ
ストンが最上流部まで移動すると共に、一回の射出成形
に必要な樹脂量よりも所定量少ない量の可塑化樹脂がピ
ストン室に貯留された状態になる。そして、この状態で
は、スクリュ(13)の先端はピストンロッドの端面から所
定距離だけ離れた初期位置に存在している。
【0013】この状態で、スクリュ(13)が前記初期位置
からピストンロッドの端面に当接するまで移動する。す
ると、前記初期位置にあったスクリュ(13)とピストンロ
ッドの間に充満していた可塑化樹脂が、ピストン内に形
成された樹脂通路を通過して付加シリンダのピストン室
内から樹脂吐出路(ピストン室の下流端構成壁に貫設さ
れている)を経てこれに接続された金型のキャビティ内
に射出される。次に、スクリュ(13)が更に下流側に移動
すると、該スクリュ(13)によってピストンが下流側に押
し出され、これにより、既述1項の作用で説明したよう
に、ピストン室内に貯留された可塑化樹脂がその下流端
構成壁に貫設された樹脂吐出路から金型キャビティ内に
射出される。
【0014】このものでは、初期位置にあるスクリュ(1
3)の先端とピストンロッドの間に存在する可塑化樹脂を
金型のキャビティ内に供給する分だけ、ピストン室から
キャビティ内に供給しなければならない可塑化樹脂の量
を少なくすることができる。即ち、ピストン室を構成す
る付加シリンダの軸線方向寸法が短い小型の射出成形機
用アダプタを用いて射出成形することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は次の特有の効果を有する。シリ
ンダヘッド(111) に代えてシリンダ主体(110) の先端に
付加シリンダを接続すると、該付加シリンダ内のピスト
ン室には、付加シリンダを接続しない場合(シリンダヘ
ッド(111) を接続したままの場合)に比べて多量の可塑
化樹脂が貯留されるから、既存の射出成形機の射出容量
を増加させることができる。4項のものでは上記効果に
加えて、既述したように、付加シリンダの軸線方向寸法
が短い小型の射出成形機用アダプタを用いて射出成形す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、上記発明の実施の形態を説
明する。図1は、本発明の実施の形態を説明する射出成
形機の概略側面図である。基台(3) には、既述1項の発
明の射出成形機用アダプタ(5) を具備するを射出装置(2
3)と、金型(43)を型締めする型締装置(41)が設けられて
おり、これら射出装置(23)と型締装置(41)の動作は制御
装置(31)で制御されるようになっている。以下、各部の
詳細を説明する。
【0017】[射出装置(23)について]射出装置(23)は
基台(3) の上面に配設されたレール(32)上をスライドす
るように構成されている。このため、シリンダ主体(11
0) の上流端たる後端に連設された駆動装置(15)はレー
ル(32)の上部に対して図1の紙面と平行に摺動自在に外
嵌されていると共に、シリンダ主体(110) の軸線方向の
中程から垂下する支持脚(33)も上記レール(32)に摺動自
在に外嵌している。そして、前記支持脚(33)と型締装置
(41)は間隔調節用シリンダ(26)で連結されており、間隔
調節用シリンダ(26)によって射出装置(23)と型締装置(4
1)が接離する方向に相対移動されるようになっている。
【0018】次に、上記シリンダ主体(110) の先端に取
付けられる射出成形機用アダプタ(5) の構造を図2に基
づいて説明する。上記射出装置(23)を構成するシリンダ
主体(110) の先端にこれと同軸状に取付けられる付加シ
リンダ(51)の外周にはピストン室(510) 内を加熱するヒ
ータとしてのバンドヒータ(59)が捲回されていると共
に、該付加シリンダ(51)の上流端開放部には、取付け板
(52)がボルト(60)(60)で固定されている。尚、上記付加
シリンダ(51)内のピストン室(510) の内径は、これの取
付け対象となる射出成形機のシリンダ主体(110) の内径
より大きく設定されている。
【0019】上記取付け板(52)の中央部には軸挿通孔(5
6)が貫通していると共に、付加シリンダ(51)の軸線方向
に往復移動するピストン(50)のピストンヘッド(53)は前
記付加シリンダ(51)内のピストン室(510) に密に挿入さ
れた状態になっている。又、該ピストンヘッド(53)は円
錐状に形成されていると共に、該ピストンヘッド(53)よ
り細いピストンロッド(54)が上記軸挿通孔(56)を摺動自
在に貫通している。上記ピストン(50)には、前記ピスト
ンロッド(54)の端面の樹脂入口(570) からピストンヘッ
ド(53)の先端の樹脂出口(571) に繋がる樹脂通路(57)が
貫通している。
【0020】上記付加シリンダ(51)の端部を閉塞する取
付け板(52)には、該取付け板(52)を貫通するネジ孔(58)
(58)が周方向に所定ピッチで形成されており、該ネジ孔
(58)(58)には、容量調節ボルト(62)(62)が螺入されてい
る。そして、ネジ孔(58)(58)に対する容量調節ボルト(6
2)(62)の螺入度合いを調節すると、ピストン(50)の移動
範囲が調節できる。即ち、ピストン室(510) 内の可塑化
樹脂の貯留量を変化させることができ、これにより、射
出容量を調節することができる。
【0021】又、上記ネジ孔(58)(58)から周方向にずれ
た位置には、後述する取付けボルトを挿通する為のボル
ト挿通孔(64)(64)が周方向に所定ピッチで形成されてい
る。付加シリンダ(51)の先端には吐出ノズル(14)が取付
けられており、該吐出ノズル(14)を介して付加シリンダ
(51)内の可塑化樹脂が金型のキャビティ内に射出される
ようになっている。そして、上記吐出ノズル(14)内の通
路は、ピストン室(510) の下流端構成壁を内外に貫通す
る既述の樹脂吐出路に対応している。
【0022】又、射出装置(23)を構成するシリンダ主体
(110) の外周には、図3のようにバンドヒータ(16)が捲
回されていると共に、該シリンダ主体(110) 内にはスク
リュ(13)が収容されている。そして、該スクリュ(13)は
シリンダ主体(110) の上流側端部に連設された駆動装置
(15)で駆動されるようになっている。即ち、上記スクリ
ュ(13)は、前記駆動装置(15)によって回転駆動される共
に軸線方向に往復移動せしめられるようになっている。
【0023】[型締装置(41)について]型締装置(41)
は、タイバー(38)(38)で連結された平行な一対の固定プ
レート(35)(36)と、前記タイバー(38)(38)に案内されて
移動する可動プレート(37)と、該可動プレート(37)を移
動させる型締シリンダ(39)を具備している。上記固定プ
レート(35)と可動プレート(37)の間には金型(43)と補助
プレート(28)が介装されており、該補助プレート(28)に
は、射出装置(23)の下流端の吐出ノズル(14)と金型(43)
内を連通する連通路を開閉する為の吐出弁(29)が設けら
れている。
【0024】[制御装置(31)について]射出装置(23)の
駆動装置(15)や型締装置(41)の型締シリンダ(39)、更に
は、型締装置(41)と射出装置(23)の間隔を調節する間隔
調節用シリンダ(26)等は、図4のフローチャートで示す
内容の制御プログラムが格納されたマイクロコンピュー
タやシーケンサ等が組み込まれた制御装置(31)に電気接
続されている。[射出成形動作等について]次に、上記
射出成形機用アダプタ(5) を用いた射出成形動作の実際
を説明する。
【0025】先ず、図1に示す射出成形機のシリンダ(1
1)先端の想像線で示すシリンダヘッド(111) (図9のシ
リンダヘッド(111) と同一構造のもの)に代えて上記射
出成形機用アダプタ(5) を取付ける。この為、先ず、図
1に示された型締装置(41)と射出装置(23)の間隔を調節
する為の間隔調節用シリンダ(26)を伸長させ、これによ
り、射出装置(23)の先端と型締装置(41)を離反させて、
その後、上記シリンダヘッド(111) に代えて射出成形機
用アダプタ(5) を取付ける作業を開始する。即ち、図9
と同様にシリンダヘッド(111) とシリンダ主体(110) を
結合している結合ボルト(19)(19)を取り外し、これによ
り、上記シリンダヘッド(111) をシリンダ主体(110) か
ら除去する。
【0026】次に、スクリュ(13)の先端部にネジ(46)を
介して結合一体化されているスクリュヘッド(48)(図9
参照)を取り外した後、該スクリュヘッド(48)に代え
て、図5の如く、スクリュ(13)に座板(45)を螺合接続す
る。次に、図5に示すように、付加シリンダ(51)を構成
する取付け板(52)をシリンダ主体(110) の先端に当接さ
せると共に、該取付け板(52)に形成されたボルト挿通孔
(64)(64)からシリンダ主体(110) のネジ孔(67)(67)に結
合ボルト(68)(68)を螺入し、これにより、取付け板(52)
をシリンダ主体(110) に固定する。
【0027】その後、図3に示すように、付加シリンダ
(51)の基端面を取付け板(52)の先端面に当接させると共
に、両者をボルト(60)(60)で結合する。又、このとき、
ピストン(50)のピストンヘッド(53)から突出するピスト
ンロッド(54)をシリンダ主体(110) 内に密に挿入する。
すると、シリンダ主体(110) の下流端開放部にこれと同
軸状に付加シリンダ(51)等から成る射出成形機用アダプ
タ(5) が取付けられた状態になる。これにより、図9と
同様の構造を有する射出成形機のシリンダ(11)のシリン
ダヘッド(111) に代えて本実施の形態に係る射出成形機
用アダプタ(5)が取付けられた状態になる。尚、上記射
出成形機用アダプタ(5) をシリンダ主体(110) から取り
外すときは、上記と逆の順序でボルト(60)や結合ボルト
(68)を除去すればよい。このように、本実施の形態に係
る射出成形機用アダプタ(5) は、シリンダ主体(110) に
着脱可能に構成されている。
【0028】この状態で間隔調節用シリンダ(26)を収縮
させると、図1のように、射出成形機用アダプタ(5) の
先端の吐出ノズル(14)が型締装置(41)の固定プレート(3
5)に接続されて金型(43)内に可塑化樹脂を供給できる状
態になる。次に、図示しない運転スイッチを投入する
と、制御装置(31)内のマイクロコンピュータが図4の制
御命令を実行して射出成形作業が開始する。
【0029】先ず、ステップ(ST1) で吐出弁(29)を閉じ
た後、ステップ(ST2) でスクリュ(13)を回転させる。す
ると、ホッパ(71)内からシリンダ主体(110) 内に供給さ
れる樹脂ペレットがバンドヒータ(16)の熱とスクリュ(1
3)の攪拌作用で可塑化されて可塑化樹脂となり、図3に
示すように、可塑化樹脂(A) がスクリュ(13)の先端から
ピストン(50)の樹脂通路(57)を介して付加シリンダ(51)
内に充満し始める。付加シリンダ(51)内に可塑化樹脂
(A) が充満し始めると、その圧力でピストン(50)が上流
側に押される。又、このときには、射出装置(23)のスク
リュ(13)を進出させる為の油圧シリンダ(図示せず)の
背圧は解除状態になっており、これにより、スクリュ(1
3)がピストン(50)のピストンロッド(54)で押されて上流
側に後退し始める。そして、スクリュ(13)が最後退位置
まで後退したことがステップ(ST3)で確認できると、ス
テップ(ST4) でスクリュ(13)を停止させると共に、吐出
弁(29)を開弁させる。これにより、付加シリンダ(51)内
と金型(43)のキャビティ内が連通した状態にする。
【0030】次に、ステップ(ST5) でスクリュ(13)を軸
線方向に進出させる。すると、該スクリュ(13)の先端で
ピストン(50)のピストンロッド(54)が押圧され、これに
より、該ピストン(50)のピストンヘッド(53)が付加シリ
ンダ(51)の下流端まで移動せしめられる。これにより、
付加シリンダ(51)内に貯留されていた可塑化樹脂(A)が
吐出ノズル(14)及び開弁状態にある吐出弁(29)を介して
金型(43)のキャビティ内に賦形される。このものでは、
シリンダ(11)を構成するシリンダ主体(110) の内径より
も大きな内径を有する付加シリンダ(51)を具備する射出
成形機用アダプタ(5) をシリンダヘッド(111) と取り替
えて使用するから、シリンダ主体(110)内のスクリュ収
容空間と付加シリンダ(51)のピストン室(510) の軸線に
対する垂直断面積の差に比例する量だけ射出容量が増加
する。
【0031】次に、ステップ(ST6) で吐出弁(29)を閉じ
ると共に、スクリュ(13)の回転を再開させると共に、マ
イクロコンピュータに内蔵された冷却判定タイマーTを
「0」にセットする。そして、金型(43)内の可塑化樹脂
が冷却硬化するのに必要な硬化時間Kと上記冷却判定タ
イマーTの計測時間が等しくなったことがステップ(ST
7) で確認できると、ステップ(ST8) で金型(43)を開放
して成形品を取り出した後、再度金型(43)を閉じる。即
ち、型締シリンダ(39)を収縮させて金型(43)の雄型と雌
型を離反させ、その後に成形品を取り出した後、再び型
締シリンダ(39)を伸長させ、これにより、金型(43)を再
び閉じた状態に維持し、その後、制御動作がステップ(S
T3) の工程に戻される。
【0032】尚、本実施の形態では、金型(43)内の可塑
化樹脂が硬化するまで待機するステップ(ST7) の工程で
は、スクリュ(13)が最後退位置に到達するか否かが監視
されている(ステップ(ST9) )。そして、ステップ(ST
9) でスクリュ(13)が最後退位置に到達したことが確認
できると、ステップ(ST10)でスクリュ(13)を停止させ
る。その後、ステップ(ST11)で既述ステップ(ST7) と同
様に金型(43)内の可塑化樹脂が硬化するまで待機した
後、ステップ(ST12)で金型(43)を開放して製品を取り出
した後該金型(43)を再び閉じて吐出弁(29)を開弁状態に
維持し、その後、ステップ(ST5) の工程に制御動作を戻
す。
【0033】図6〜図8は、本発明の第2の実施の形態
を説明する図である。このものでは、ピストン(50)に貫
設された樹脂通路(57)の樹脂入口(570)は上流に向けて
直径が拡大するテーパー面になっていると共に、本実施
の形態に係る射出成形機用アダプタ(5)を取付ける射出
装置(23)のスクリュ(13)の先端には、ネジ(46)を介して
スクリュヘッド(48)が取り外し可能の状態に取付けられ
ている。そして、上記樹脂入口(570)の前記テーパー面
はスクリュヘッド(48)の先端のテーパー部(480)と合致
する形状に形成されている。又、スクリュヘッド(48)の
外周に形成された凹溝(481)には、該スクリュヘッド(4
8)の前方から後方に向けて可塑化樹脂が逆流するのを防
止する為のチェックリング(482)が外嵌している。そし
て、この実施の形態の射出成形機用アダプタ(5)は、射
出装置(23)のスクリュ(13)の先端にスクリュヘッド(48)
を取付けたままの状態で該射出装置(23)に取付けられる
ようになっている。尚、本実施の形態に係る射出成形機
用アダプタ(5)を取付ける射出装置(23)は既述第1番目の
実施の形態で説明したものと同一構造を有している。従
って、既述第1番目の実施の形態と同様に、射出成形機
用アダプタ(5)を射出装置(23)のシリンダ主体(110)に着
脱させることができる。
【0034】射出成形機用アダプタ(5)をシリンダ主体
(110)に取付けてスクリュ(13)を回転させると、該スク
リュ(13)の回転に伴って付加シリンダ(51)のピストン室
(510)内に設定量(一回の射出成形に必要な量よりも所
定量少ない量)の可塑化樹脂(A)が充満し、その後、可
塑化樹脂(A)の樹脂圧によってスクリュ(13)が図7で示
す初期位置まで後退する。
【0035】そして、射出成形時には、図7で示す初期
位置にあるスクリュ(13)が、前半射出域(L)を下流側に
移動してピストンロッド(54)の端部の樹脂入口(570)に
当接してこれを閉塞する。すると、シリンダ主体(110)
内の前記前半射出域(L)に充満していた可塑化樹脂が、
ピストン(50)の樹脂通路(57)→ピストン室(510)→吐出
ノズル(14)→金型(43)のキャビティ内と繋がる経路で該
キャビティ内に射出される。
【0036】次に、スクリュ(13)がピストンロッド(54)
の端面に当接した後の後半射出域を更に下流側に移動す
ると、該スクリュ(13)で押されるピストン(50)がピスト
ン室(510)内に貯留された可塑化樹脂(A)を吐出ノズル(1
4)から金型(43)のキャビティ内に吐出させる。
【0037】このものでは、シリンダ主体(110)の前半
射出域(L)に貯留された可塑化樹脂とピストン室(510)内
に貯留された可塑化樹脂(A)とを金型(43)のキャビティ
内に射出するので、前記前半射出域(L)の可塑化樹脂を
前記キャビティ内に供給する分だけ、ピストン室(510)
からキャビティ内に供給しなければならない可塑化樹脂
の量を少なくすることができる。従って、ピストン室(5
10)内の可塑化樹脂(A)のみを射出する場合(前半射出域
(L)を確保しない場合)に比べて、付加シリンダ(51)の
軸線方向寸法が短い小型の射出成形機用アダプタ(5)を
用いて射出成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する射出成形機の全
体の該略図
【図2】本発明の実施の形態を説明する射出成形機用ア
ダプタの断面図
【図3】射出成形機用アダプタ(5) をシリンダ主体(11
0) に取付けた状態の拡大図
【図4】本発明の実施の形態を説明する射出成形機の制
御動作を説明するフローチャート
【図5】射出成形機用アダプタ(5) をシリンダ主体(11
0) に取付ける順序を説明する図
【図6】本発明の第2番目の実施の形態を説明する射出
成形機用アダプタの断面図
【図7】図6の射出成形機用アダプタ(5) をシリンダ主
体(110) に取付けた状態の拡大図
【図8】図6の射出成形機用アダプタ(5) を取付けるシ
リンダ主体(110)の断面図
【図9】射出成形機用アダプタ(5) を取付けていない既
存の射出成形機の該略図
【符号の説明】
(5) ・・・射出成形機用アダプタ (13)・・・スクリュ (50)・・・ピストン (51)・・・付加シリンダ (53)・・・ピストンヘッド (54)・・・ピストンロッド (110) ・・・シリンダ主体 (111) ・・・シリンダヘッド (510) ・・・ピストン室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/17 B29C 45/54

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転と軸線方向への往復運動を行うスク
    リュ(13)が収容されているシリンダ主体(110)の下流端
    開放部に着脱可能に連結されたシリンダヘッド(111)と
    交換して使用される射出成形機用アダプタに於いて、 前記シリンダ主体(110)の前記下流端開放部に同軸状に
    着脱可能状態で連結され、且つ、内部に形成されたピス
    トン室を内外に連通させる樹脂吐出路が下流端構成壁に
    貫通している付加シリンダと、 前記ピストン室に収容されるピストンヘッドと該ピスト
    ンヘッドより細く且つ前記シリンダ主体(110)の前記下
    流端開放部から密に挿入されて前記スクリュ(13)に当接
    可能な位置まで延びるピストンロッドを有するピストン
    とを具備し、 前記ピストンには、前記ピストンヘッドの先端に開放す
    る樹脂出口とこれの反対側に位置する前記ピストンロッ
    ドの端面に開放する樹脂入口を繋ぐ樹脂通路が貫通して
    おり、 更に、前記付加シリンダの前記シリンダ主体(110)側の
    端部に配設され且つ先端部が前記ピストンヘッドに対し
    て前記ピストン室の反対側から当接する容量調節ボルト
    (62)が設けられている、射出成形機用アダプタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の射出成形機用アダプタ
    に於いて、 前記付加シリンダには、前記ピストン室を加熱するヒー
    タが設けられている、射出成形機用アダプタ。
  3. 【請求項3】 回転と軸線方向への往復運動を行うスク
    リュ(13)が収容されているシリンダ主体(110)と、 前記シリンダ主体(110)の前記下流端開放部に同軸状に
    着脱可能状態で連結され、且つ、内部に形成されたピス
    トン室を内外に連通させる樹脂吐出路が下流端構成壁に
    貫通している付加シリンダと、 前記ピストン室に収容されるピストンヘッドと該ピスト
    ンヘッドより細く且つ前記シリンダ主体(110)の下流端
    開放部から密に挿入されて前記スクリュ(13)に当接可能
    な位置まで延びるピストンロッドを有するピストンとを
    具備し、 前記ピストンには、前記ピストンヘッドの先端に開放す
    る樹脂出口とこれの反対に位置する前記ピストンロッド
    の端面に開放する樹脂入口を繋ぐ樹脂通路が貫通してお
    り、 更に、前記付加シリンダの前記シリンダ主体(110)側の
    端部に配設され且つ先端部が前記ピストンヘッドに対し
    て前記ピストン室の反対側から当接する容量調節ボルト
    (62)が設けられている、射出成形機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の射出成形機を用いた射
    出成形方法に於いて、 前記スクリュを前記ピストンロッドの前記端面と設定距
    離離反した初期位置から前記端面に当接するまで移動さ
    せ、その後、前記スクリュで前記ピストンを最終位置ま
    で押し出す、射出成形方法。
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