JP3390069B2 - 縫合器 - Google Patents

縫合器

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JP3390069B2
JP3390069B2 JP31844193A JP31844193A JP3390069B2 JP 3390069 B2 JP3390069 B2 JP 3390069B2 JP 31844193 A JP31844193 A JP 31844193A JP 31844193 A JP31844193 A JP 31844193A JP 3390069 B2 JP3390069 B2 JP 3390069B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は患部組織の縫合を行なう
縫合針を備えた縫合器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡下手術における患部組織の
縫合は、例えば、生体壁に穿設された穿設孔を通じてト
ラカール外筒管を体腔内に導入するとともに、このトラ
カール外筒管の内孔を通じて縫合針を体腔内に導入し、
導入された縫合針を把持鉗子等の処置具で把持操作しな
がら縫合糸を患部組織に縫い付けていくことによって行
なわれる。
【0003】このように、トラカール外筒管の内孔を通
じて縫合針を体腔内に導入する場合、縫合針の大きさ
は、一般に、トラカール外筒管の内径に制限される。す
なわち、トラカール外筒管が10mm,11mmといっ
た非常に小さい内径のものであれば、結果的に、縫合針
もこのトラカール外筒管の内径に合わせて小さく形成さ
れることとなる。
【0004】ところが、縫合針がフック状に曲げられた
曲針であった場合には、この曲針を10mm,11mm
といった非常に小さい内径のトラカール外筒管内に挿通
させるために小さく形成すると、この小さい曲針を把持
鉗子等でうまく把持操作することができなくなり、縫合
作業が非常にやりずらくなってしまう。
【0005】そこで、こうした曲げ形状の縫合針を小径
なトラカール外筒管内に容易に挿通させ且つ縫合作業を
容易に行なうことができるようにするために、米国特許
第5,219,358号では、縫合針を形状記憶合金に
よって形成して、トラカール外筒管内への挿通時とトラ
カール外筒管からの導出後のそれぞれにおいて、縫合針
の形状を変化させるようにしている。すなわち、形状記
憶合金によって形成されたこの縫合針は、トラカール外
筒管内に挿通される際にはストレート形状に保持され、
トラカール外筒管から導出させた後は曲げ形状に復元さ
れるようになっている。この構成では、縫合針をトラカ
ール外筒管内に挿通する際には縫合針がストレート形状
を成すため、トラカール外筒管内への縫合針の挿通が容
易になるとともに、トラカールから導出された後におい
て縫合針を扱い易い形状もしくは大きさに復元させるこ
とができるため、縫合作業が容易となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、米国特許第
5,219,358号のものも含めた従来の場合、縫合
針は、トラカール外筒管の内孔にそれ単独で直に挿入さ
れ、トラカール外筒管から導出された後は、体腔内を患
部に向けて押し進められる。このような方法によって縫
合針を体腔内の患部に向けて導入する場合、縫合針は、
一旦トラカール外筒管から導出されると、針先端の鋭利
な部分が体腔内で常に露出された状態にあるため、縫合
針が患部に到達する過程で、縫合針の露出する鋭利な先
端部によって患部以外の他の組織が傷付けられてしまう
虞がある。
【0007】また、体腔内からトラカール外筒管を介し
て縫合針を取り出す場合にも、トラカール外筒管の例え
ばバルブ機構に縫合針の鋭利な先端部が引掛かってしま
い、これによって前記バルブ機構が損傷してしまう虞が
ある。また、以上にも増して問題なのは、米国特許第
5,219,358号のものも含めた従来の縫合器で
は、複雑な縫合作業時などにおける操作性が良好である
とは言い難い点である。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、患部以外の組織やト
ラカール外筒管を傷付けることなく、曲げ形状を有する
縫合針を安全に患部へと誘導でき、しかも、縫合針の取
扱性及び挿通性が良好な縫合器であって、特に、操作性
が優れた縫合器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の縫合器は、第1の開口部を有して被検体に
挿入可能な挿入部と、第2の開口部を有すると共に、前
記挿入部に対して移動可能に設けられた第1の移動部材
と、前記第1の移動部材を前記第1の開口部に対して進
退自在に操作する第1の操作手段と、前記第1の移動部
材の先端部を構成し、前記第1の操作手段の操作に応じ
て前記第1の開口部面の垂直軸に対して湾曲して前記第
1の開口部から突出する湾曲部と、前記第1の移動部材
に挿通されて前記第1の移動部材の延出方向に沿って移
動可能に設けられた第2の移動部材と、前記第2の移動
部材の先端部に設けられて前記被検体を縫合するための
縫合針を保持可能な縫合針保持手段と、前記第2の移動
部材を前記第2の開口部から進退自在に操作する第2の
操作手段と、前記第2の操作手段の操作に対して独立し
て操作されて前記縫合針保持手段に保持された縫合針の
縫合方向を変更可能な第3の操作手段とを有することを
特徴とする。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1ないし図4は本発明に関連する実施例を示
すものである。図1に示すように、本実施例の縫合器1
は、患部組織の縫合を行なう縫合針3を備えた縫合器本
体10と、この縫合器本体10を進退自在に挿通するガ
イドシース6とからなる。
【0012】縫合器本体10は、ロッド2と、ロッド2
の先端に固定された曲げ形状を有する縫合針3と、ロッ
ド2の基端に設けられた操作部5とによって構成されて
いる。このうち、縫合針3は、超弾性合金によって形成
されており、図2に分かり易く示すようにガイドシース
6の軸心方向に対して垂直な面内に湾曲した形状を有し
ている。また、縫合針3の針先端部には縫合糸を通すた
めの糸通し孔4が設けられている。
【0013】一方、ガイドシース6には縫合器本体10
を進退自在に挿通する挿通孔6aが設けられている。ま
た、ガイドシース6は先端開口部6bを有し、縫合針3
を含めた縫合器本体10の先端側部分をこの先端開口部
6bから突没させることができるようになっている。
【0014】次に上記構成の縫合器1を用いて体腔内の
患部組織の縫合を行なう場合について図3および図4を
参照しつつ説明する。体腔内で縫合作業を行なうために
は、まず、縫合器1を体腔内に導入しなければならな
い。そのため、例えば、生体壁に穿設された穿設孔を通
じてトラカール外筒管を体腔内に導入し、このトラカー
ル外筒管の内孔を介して縫合器1を体腔内に導入する。
この場合、縫合針3の糸通し孔4に縫合糸7を通した状
態で縫合器本体10をガイドシース6の挿通孔6a内に
挿通させるとともに、縫合器本体10の操作部5を把持
して縫合器本体10を手元側に引き寄せるなどして、縫
合針3をガイドシース6の挿通孔6a内に完全に収容し
ておく。そして、この状態で、ガイドシース6の先端開
口部6b側から縫合器1を前記トラカール外筒管の内孔
に挿通していく。
【0015】ところで、超弾性合金から形成される縫合
針3をガイドシース6の挿通孔6a内に収容すると、図
3に示すように、縫合針3は、ガイドシース6の内面に
沿う伸長形状に容易に弾性変形する。したがって、トラ
カール外筒管の内径が非常に小さいがためにガイドシー
ス6もその外径が小さいものが使用された場合でも、縫
合針3は、容易に弾性変形して、この細径なガイドシー
ス6の挿通孔6a内に容易に収容される。
【0016】トラカール外筒管内に挿通された縫合器1
は、トラカール外筒管の内孔によって案内されながらト
ラカール外筒管の体腔内側開口端から導出されて体腔内
に導かれる。体腔内に導入された縫合器1は、縫合針3
がガイドシース6内に収容された状態のまま、縫合すべ
き患部組織12に向けて押し進められる。つまり、この
間、縫合器本体10はガイドシース6に包囲された状態
で患部組織12まで誘導される。
【0017】縫合器1の先端すなわちガイドシース6の
先端が患部組織12の部位近傍に到達したら、操作部5
を把持した状態でロッド2を前方に押し出して、ガイド
シース6の先端開口部6bから縫合針3を突出させる。
この時、突出された縫合針3は、ガイドシース6内面か
らの力が解放されるため、元の曲げ形状に弾性的に復元
する。縫合針3が曲げ形状に復元したら、今度は、内視
鏡観察下において、縫合針3を把持鉗子8で把持操作し
ながら縫合糸7を患部組織12に縫い付けていく。
【0018】この縫い付け作業は、まず、図4の(a)
に示すように、縫合糸7を通した縫合針3を縫合すべき
患部組織12の一方側から突き刺して他方側から突き出
すことにより行なう。この時、縫合針3の糸通し孔4に
通された縫合糸7の一端は患部組織12の一方側に存在
し、縫合糸7の他端は縫合針3の先端部とともに患部組
織12の他方側に突き出た状態となるので、図4の
(b)に示すように縫合糸7の他端側を把持鉗子8で把
持したまま、縫合針3を患部組織12から外す方向に回
転させると、縫合糸7を患部組織12に通した状態で縫
合針3を組織から抜くことができる。この状態で、今度
は、把持鉗子等の処置具によって患部組織12に通した
縫合糸7を結んで患部組織12を結紮する。
【0019】以上説明したように、本実施例の縫合器1
は、縫合針3をガイドシース6内に収容した状態で患部
組織12まで案内することができるため、縫合器1を体
腔内に導くトラカール外筒管を縫合針3によって傷付け
てしまうことを防止できるとともに、トラカール外筒管
から導出されてから患部組織に到達するまでの間におい
ても、患部組織以外の正常な組織を縫合針3によって傷
付けてしまうことを防止できる。つまり、曲げ形状を有
する縫合針3を安全に患部組織12へと誘導することが
できるものである。
【0020】また、縫合針3が超弾性合金によって形成
されているため、縫合針3をガイドシース6の挿通孔6
a内に収容すると、縫合針3はガイドシース6の内面に
沿う伸長形状に容易に弾性変形する。したがって、トラ
カール外筒管の内径が非常に小さいがためにガイドシー
ス6もその外径が小さいものが使用された場合でも、縫
合針3は、容易に弾性変形して、この細径なガイドシー
ス6の挿通孔6a内に容易に収容される。つまり、従
来、細径のトラカール外筒管内に挿通することが困難で
あった曲げ形状の縫合針3を細径のガイドシース6内ひ
いてはトラカール外筒管内に容易に挿通することができ
るとともに、ガイドシース6から導出された後において
は扱い易い元の形状もしくは大きさに縫合針3が復元す
るため、縫合作業が容易となる。
【0021】次に、超弾性合金によって形成された縫合
針のみをガイドシース6内に挿通して体腔内に導入する
場合の一例を図5ないし図9を参照しつつ説明する。図
5に示されている縫合針3aは、湾曲形状に曲げられた
超弾性合金製の曲針であり、その後端に縫合糸7が取り
付けられている。この縫合針3aは、図6に示すよう
に、縫合糸7をガイドシース6の先端開口部6bから外
部に突出させて、その曲げ形状を弾性的に伸ばした状態
でガイドシース6の挿通孔6a内に収容され、ガイドシ
ース6によって体腔内に誘導される。
【0022】縫合針3aを収容したガイドシース6は、
図7に示すように、生体壁14に穿設された穿設孔14
aを通じて体腔内に導入されたトラカール外筒管15の
内孔を介して体腔内に導びかれる。
【0023】トラカール外筒管15を介してガイドシー
ス6を体腔内に導入して、ガイドシース6の先端を患部
組織12の部位近傍に到達させたら、今度は、ガイドシ
ース6の先端から突出する縫合糸7を把持鉗子で挟んで
引張ることにより、縫合針3aをガイドシース6内から
取り出す。ガイドシース6内から取り出された縫合針3
aは持針器16によって挟まれる。通常、湾曲形状の縫
合針3aは持針器6の軸針方向に対して垂直に挟まれ
る。したがって、縫合針3aが超弾性を有しない通常の
金属によって形成されている場合、縫合針3aは挟まれ
た状態で図8の(a)に示すようになる。このような状
態では把持する際に縫合針3aが回転して滑ってしま
い、うまく把持することができない。確実に把持するた
めにはある程度の熟練を要する。しかしながら、本実施
例の縫合針3aは超弾性合金で形成されているため、持
針器6で挟まれると、図8の(b)に示すように持針器
6の把持力によって変形する。よって、把持性能が非常
に良好である。
【0024】持針器6によって挟まれた縫合針3aは、
図9に示すように、持針器6の操作によって患部組織1
2の一方側から他方側へと突き通される。これによっ
て、縫合針3aの後端の縫合糸7が患部組織12の一方
側から他方側に通されて患部組織12に縫い付けられる このように、縫合針3aを超弾性合金によって形成する
と、縫合針3aを伸長形状に弾性変形させた状態でガイ
ドシース6内に収容することができるので、トラカール
外筒管の内径が非常に小さいがためにガイドシース6も
その外径が小さいものが使用された場合でも、縫合針3
は、容易に弾性変形して、この細径なガイドシース6の
挿通孔6a内に容易に収容される。つまり、従来、細径
のトラカール外筒管内に挿通することが困難であった曲
げ形状の縫合針3aを細径のガイドシース6内ひいては
トラカール外筒管内に容易に挿通することができるとと
もに、ガイドシース6から導出された後においては扱い
易い元の形状もしくは大きさに縫合針3aが復元するた
め、縫合作業が容易となる。また、縫合針3aは、持針
器6によって挟まれると、持針器6の把持力によって容
易に変形できるため、把持性能が非常に良好となる。
【0025】なお、ガイドシース6からの縫合針の取り
出しを容易にするために、縫合針を図10に示すような
形状に形成しても良い。すなわち、この縫合針3bは、
先端側の曲線部19と、基端側の直線部20とからな
り、直線部10の根元側に縫合糸7が取り付けてある。
【0026】この構成の縫合針3bをガイドシース6の
挿通孔6a内に配置する場合は、直線部10がガイドシ
ース11の先端開口部6aから外部に突出するようにす
る。この状態で、ガイドシース6を体腔内に挿入し、ガ
イドシース6の先端開口部6bから突出する直線部10
を把持鉗子等で挟むことによって引き出して縫合針3b
を取り出す。
【0027】図11ないし図14は本発明に関連する他
実施例を示すものである。図11に示すように、本実
施例の縫合器30は、患部組織の縫合を行なう縫合針3
と管状の連結ロッド34とからなる縫合器本体39と、
この縫合器本体39を挿通孔31aに内挿し縫合器本体
39に対してスライド自在なガイドシース31と、ガイ
ドシース31の基端側に設けられたガイドシーススライ
ド機構32および手元部33とによって構成され、後述
するようにガイドシーススライド機構32によってガイ
ドシース31を前後にスライドさせると、縫合針3を含
む縫合器本体39の先端側部分がガイドシース31の先
端開口部31bから突没するようになっている。
【0028】前記縫合針3は、超弾性のNiーTi合金
によって形成されており、第1の実施例と同一の曲げ形
状を有している。そして、この縫合針3は連結ロッド3
4の先端に設けられた針固定部35に対して着脱自在に
固定されている。
【0029】次に、前記ガイドシーススライド機構32
の構成について図13および図14を参照しつつ説明す
る。このガイドシーススライド機構32は、図示のごと
く、回転リング40、カムリング41、カムリング41
に形成されたカム溝50、環状部材60に固着されて前
記カム溝50に係合するカムピン42等の一連の部材等
によって構成されている。
【0030】すなわち、手元部33は大径の把持部33
aと小径のスライド機構取付部33bとからなり、ガイ
ドシース31と連結ロッド34の各基端側部分がスライ
ド機構取付部33bの内孔に挿通され、さらに、連結ロ
ッド34の基端が把持部33aの盲孔48内に挿通され
て固定されている。また、ガイドシース31の基端には
環状部材60が取着されており、この環状部材60は連
結ロッド34の基端部外周に回転かつ進退自在に嵌合さ
れている。
【0031】また、スライド機構取付部33bの外周に
はカムリング41と回転リング40とが順次被嵌されて
いる。カムリング41と回転リング40とは、スライド
機構取付部33bの先端外周にピン63(図14参照)
によって取付け固定されたリング状の保持部材55と把
持部33aとの間で保持されているとともに、互いに連
結ピン62によって連結されて手元部33に対して一体
的に回転できるようになっている。なお、連結ピン62
は回転リング40およびカムリング41のピン取付孔7
2,71に取付けられ、また、ピン63はスライド機構
取付部33bおよび保持部材55の取付孔76,75に
取付けられる。
【0032】また、カムリング41は略螺旋状のカム溝
50を有している。このカム溝50には、環状部材60
の取付孔73に固着されてスライド機構取付部33bの
スリット49から径方向に突出するカムピン42が係合
している。さらに、環状部材60は、連結ロッド34の
基端部外周に被嵌された状態で把持部33aの盲孔48
内に配設された圧縮ばね43によって、先端側に向けて
常時付勢されている。
【0033】したがって、縫合針3がガイドシース31
の先端開口部31bから突出された状態となる図13の
基本位置から回転リング40を回転させてカムリング4
1を回転させると、環状部材60に固着されたカムピン
42がカム溝50によって案内されながらスリット49
に沿って前方に移動され、これに伴って、環状部材60
と一体のガイドシース31が圧縮ばね43の付勢力も手
伝って前方に押し出される。これによって、縫合針3が
ガイドシース31内に収容される。また、逆方向に回転
リング40を回転させると、ガイドシース31が後方に
スライドして、縫合針3が再びガイドシース31の先端
開口部31bから突出する。
【0034】このような構成では、図13の基本位置か
ら回転リング40を回転させて縫合針3をガイドシース
31内に収容させた状態で、縫合器30を前述したトラ
カール外筒管を通じて体腔内に導入し、ガイドシース3
1の先端開口部31bを縫合すべき患部組織に近付けた
段階で、回転リング40を逆回転させて、縫合針3をガ
イドシース31の先端開口部31bから突出させ、第1
の実施例と同様に、針先端の糸通し孔4(図示しない)
に糸を通した状態で、縫合作業を開始する。
【0035】本実施例の場合も、先の実施例と同様、超
弾性合金によって形成される縫合針3をガイドシース3
1の挿通孔31a内に収容すると、縫合針3は、ガイド
シース31の内面に沿う伸長形状に容易に弾性変形す
る。したがって、トラカール外筒管の内径が非常に小さ
いがためにガイドシース31もその外径が小さいものが
使用された場合でも、縫合針3は、容易に弾性変形し
て、この細径なガイドシース31の挿通孔31a内に容
易に収容される。
【0036】以上説明したように、本実施例の縫合器3
0は、縫合針3をガイドシース31内に収容した状態で
患部組織まで案内することができるため、縫合器30を
体腔内に導くトラカール外筒管を縫合針3によって傷付
けてしまうことを防止できるとともに、トラカール外筒
管から導出されてから患部組織に到達するまでの間にお
いても、患部組織以外の正常な組織を縫合針3によって
傷付けてしまうことを防止できる。つまり、曲げ形状を
有する縫合針3を安全に患部組織へと誘導することがで
きるものである。
【0037】また、縫合針3が超弾性合金によって形成
されているため、縫合針3をガイドシース31の挿通孔
31a内に収容すると、縫合針3はガイドシース31の
内面に沿う伸長形状に容易に弾性変形する。したがっ
て、トラカール外筒管の内径が非常に小さいがためにガ
イドシース31もその外径が小さいものが使用された場
合でも、縫合針3は、容易に弾性変形して、この細径な
ガイドシース31の挿通孔31a内に容易に収容され
る。つまり、従来、細径のトラカール外筒管内に挿通す
ることが困難であった曲げ形状の縫合針3を細径のガイ
ドシース6内ひいてはトラカール外筒管内に容易に挿通
することができるとともに、ガイドシース6から導出さ
れた後においては扱い易い元の形状もしくは大きさに縫
合針3が復元するため、縫合作業が容易となる。
【0038】図15は本発明の実施例を示している。本
実施例の縫合器80は挿入部94と操作部96とからな
る。挿入部94は、超弾性合金によって形成された縫合
針85を先端に有する縫合器本体91と、この縫合器本
体91を内挿し縫合器本体91に対してスライド自在な
硬性のガイドシース81とからなる。
【0039】縫合器本体91は、熱処理されたNiーT
i等の超弾性合金によって形成され力がかかっていない
状態で湾曲形状を保持する湾曲シース82と、この湾曲
シース82内の全長にわたって配設されたコイルシース
83と、このコイルシース83内に進退自在かつ回転自
在に挿通配置された長尺な連結部材86と、この連結部
材86の先端に設けられた針固定部84と、針固定部8
4に着脱自在に固定された縫合針85とから構成されて
いる。
【0040】ガイドシース81は、図11ないし図14
実施例と同様に構成されたガイドシーススライド機構
に連結されており、回転リング40の回転動作に伴って
縫合器本体91に対してスライドして、縫合器85を含
む縫合器本体91の先端側部分をガイドシース81の先
端開口部から突没させることができるようになってい
る。
【0041】一方、操作部96は操作部本体99を備
え、操作部本体99には連結部材86を介して針固定部
84を回転させる回転レバー89が取付けられている。
また、操作部本体99には連結部材86を進退動作させ
る進退操作リング88が設けられており、進退操作リン
グ88を回転動作させることにより、連結部材86を前
後にスライドさせて、縫合針85をコイルシース83の
先端開口部から突没させることができるようになってい
る。
【0042】上記構成では、回転リング40を操作し
て、ガイドシース81を前方にスライドさせると、湾曲
シース82は、ガイドシース81内に収容されて、その
湾曲形状が略ストレートな形状に強制的に変形させられ
る。また、回転リング40を逆回転させると、湾曲シー
ス82は、ガイドシース81の先端開口部から突出し、
ガイドシース81からの力が解除されて、元の湾曲形状
に復元する。
【0043】したがって、本実施例の縫合器80の場
合、進退操作リング88を回転動作させて縫合針85を
コイルシース83内に収容させるとともに、回転リング
40を操作して湾曲シース82をガイドシース81内に
収容させた状態で、挿入部94を体腔内に導入し、ガイ
ドシース81の先端開口部を縫合すべき患部組織に近付
けた段階で、回転リング40を逆回転させて、湾曲シー
ス82をガイドシース81の先端から所望量だけ突出さ
せるとともに、進退操作リング88を逆回転させて縫合
針85をコイルシース83の先端から突出させ、縫合作
業を開始する。なお、第2の実施例と同様、超弾性合金
によって形成される縫合針85は、コイルシース83内
に収容されると、コイルシース83の内面に沿う伸長形
状に容易に弾性変形する。また、縫合作業時は、回転レ
バー89を閉じることで、針固定部84を介して縫合針
85を回転させれば、縫合針85の先端が組織に穿刺さ
れる。
【0044】このように、本実施例の縫合器80は、第
2の実施例と同様の作用効果も有するが、さらに、ガイ
ドシース81の先端から突出する湾曲シース82の突出
量を調整することにより縫合針85の向きを自在に変化
させることができ尚かつ縫合針85を回転させることが
できるため、常に、縫合線に垂直に縫合針85を刺すこ
とができ、良好な縫合作業を行なうことができるという
優れた効果も奏する。
【0045】なお、上記各実施例の縫合針は、その全体
が超弾性合金によって形成されているが、ガイドシース
内に容易に収容され得る態様であるならば、その一部の
みを超弾性合金によって形成しても良い。
【0046】ところで、これまで説明してきた超弾性合
金は、前述した縫合器のごとき処置具に限らず、様々な
医療用処置具に適用することができ、これによって、生
体への安全性確保を図ることができる。以下、超弾性合
金を医療用処置具たる圧排子に適用した場合について説
明する。
【0047】図16の圧排子100は、手元側に位置す
る第1の操作部101および第2の操作部102と、第
1の操作部101に接続固定されたパイプ111と、こ
のパイプ111内に進退自在に挿通されその手元側が第
1の操作部101と第2の操作部102とに接続固定さ
れた軸112と、軸112の先端部に設けられた1対の
臓器保持部116,116とから構成されている。軸1
12の先端部には臓器保持部116,116を収容可能
な溝状の収納部115が設けられており、この収容部1
15に各臓器保持部116,116の手元側がロー付け
等によって固定されている。臓器保持部116,116
は、超弾性合金によって形成されており、外側へ広く開
く方向に常時付勢されている。
【0048】この構成では、第2の操作部102を第1
の操作部101に対して手元側に引き込むと、図16の
(b)に示すように軸112がパイプ111内に収容さ
れ、臓器保持部116,116が強制的に収納部115
内に収容される。また、逆に、第2の操作部102を第
1の操作部101に対して先端側に押し込むと、図16
の(a)に示すように臓器保持部116,116が収納
部115から扇状に広がる。
【0049】したがって、まず、第2の操作部102を
第1の操作部101に対して手元側に引き込んで軸11
2をパイプ111内に収納した状態で、トラカール外筒
管を案内として圧排子100を体腔内に入れ、次に、第
1の操作部101に対して第2の操作部102を先端側
に押し込んで、軸112をパイプ111の先端から突出
させれば、臓器保持部116,116が収納部115か
ら外側へ扇状に広がって、臓器保持部116,116と
軸112により患部の周囲に位置する腸管や肝臓、子宮
等の臓器が押し退けられ、患部の視野が確保される。
【0050】従来、臓器保持部116,116は、ステ
ンレス等の一般の金属によって形成されていたため、弾
性限度以上に開き角を確保できなかったが、本構成によ
れば、臓器保持部116,116が超弾性合金によって
形成されているため、臓器保持部116,116の弾性
変形限度が大きくなり、従来よりも大きな開き角を確保
できる。臓器保持部116,116を従来よりもさらに
外側に広く開くように付勢することができることから、
腸管や肝臓等の体腔内臓器を押し退け易くなり、患部の
視野を確保し易くなる。
【0051】図17ないし図19に示す圧排子120
は、手元側に位置する第1の操作部121および第2の
操作部123と、第1の操作部121内に挿入されて止
めねじ128によって固定されたパイプ124と、パイ
プ124および第1の操作部121の内部を挿通されて
第2の操作部123に接続固定された軸140とを有し
ている。
【0052】パイプ124の先端には1対の第1の臓器
保持部129,129の基端部がピン125を介して回
動自在に接続され、軸140の先端には1対の第2の臓
器保持部130,130の先端部がピン132を介して
回動自在に接続され、さらに、臓器保持部129,12
9と臓器保持部130,130とがピン131を介して
回動自在に接続されている。つまり、第1の臓器保持部
129,129と第2の臓器保持部130,130は、
全体としてリンク機構を構成しているものである。
【0053】また、軸140の先端側にはピンスライド
溝145が形成されており、このピンスライド溝145
に沿ってピン125がスライドできるようになってい
る。ここで、臓器保持部129,129と臓器保持部1
30,130は、超弾性合金によって形成されている。
【0054】上記構成の圧排子120は、図17の閉状
態から把持部122を把持して第1の操作部121を第
2の操作部123に対して先端方向へ動かすと、臓器保
持部129,130が図18のように開き、さらに図1
9に示すような形に広がるため、体腔内臓器を押し退け
て視野を確保することができる。
【0055】また、圧排子120は、臓器保持部12
9,130が超弾性合金によって形成されているため、
臓器保持部129,130で体腔内臓器を押し退ける際
に強い力を加えても、従来の一般金属に比べて弾性変形
しやすいので、臓器に無理な力が加わりにくくなり、臓
器を傷付ける虞が少なくなるという効果を奏する。な
お、軸140の先端部も超弾性合金で形成すると、前記
効果はさらに高まる。
【0056】図20に示す圧排子150は、操作部15
1と、操作部151に接続されたパイプ152と、操作
部151およびパイプ152の内部に進退自在に挿通配
置された軸154と、軸154の先端に固着されたルー
プ状の圧排部158とを有している。
【0057】圧排部158は、超弾性合金によって形成
された細径の複数のパイプ状部材を大きくループ状に広
がるようにして構成した先端側部分と、複数のパイプ状
部材の各端部を一括して束ねた状態にして構成した基端
側部分とからなり、前記基端側部分が軸154の先端に
固着されているものである。
【0058】また、軸154の進退動作は、軸154に
設けられた複数の係止溝157と、この係止溝157と
係合可能な状態で操作部151に設けられた係止部材1
56とにより構成されるラチェット機構によって制御さ
れる。軸154は、軸154の基端に設けられた接続部
材153と操作部151とに固定された付勢部材155
によって、常時、手元側に向けて付勢されている。した
がって、ラチェット機構を解除すると、付勢部材155
の付勢力によって、軸154がパイプ152に対して手
元側に移動する。
【0059】上記構成の圧排子150を体腔内に挿入す
る場合は、ラチェット機構を解除して、軸154を付勢
部材155の付勢力により手元側一杯に引き込んで、圧
排部158をパイプ152内に収容する。その後、体腔
内において、軸154をパイプ152に対して先端側へ
移動させ圧排部158をパイプ152の外へ突出させ
る。パイプ152の外へ突出した圧排部158はループ
状に広がって体腔内臓器を押し退け、患部周囲の視野を
確保する。この状態は、ラチェット機構における係止溝
157と係止部材156との係合によって保持される。
【0060】このように、圧排部158を超弾性合金で
ループ状に形成すれば、ループを大きく形成できるよう
になり、視野確保の効率が向上する。また、ループ状に
することによって、体腔内臓器を突っ突いて傷付けるこ
とがなく、安全性が向上する。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の縫合器
は、縫合針を第1の移動部材(挿入部)内に収容した状
態で患部組織まで案内することができるため、縫合器を
体腔内に導くトラカール外筒管を縫合針によって傷付け
てしまうことを防止できるとともに、トラカール外筒管
から導出されてから患部組織に到達するまでの間におい
ても、患部組織以外の正常な組織を縫合針によって傷付
けてしまうことを防止できる。つまり、曲げ形状を有す
る縫合針を安全に患部組織へと誘導することができる。
【0062】また、縫合針を超弾性合金によって形成す
ると、縫合針を第1の移動部材(挿入部)内に収容した
際に、縫合針は第1の移動部材の内面に沿う伸長形状に
容易に弾性変形する。したがって、トラカール外筒管の
内径が非常に小さいがために第1の移動部材(挿入部)
もその外径が小さいものが使用された場合でも、縫合針
は、容易に弾性変形して、この細径な第1の移動部材
に容易に収容される。つまり、従来、細径のトラカール
外筒管内に挿通することが困難であった曲げ形状の縫合
針を細径の第1の移動部材(挿入部)内ひいてはトラカ
ール外筒管内に容易に挿通することができるとともに、
第1の移動部材から導出された後においては扱い易い元
の形状もしくは大きさに縫合針が復元するため、縫合作
業が容易となる。更に、本発明の縫合器は、第1の移動
部材を構成する湾曲部の挿入部からの突出長を調整する
ことにより、縫合針保持手段の角度を任意に調整できる
とともに、縫合針保持手段の進退操作を行なう第2の操
作手段に対して、縫合方向変更操作を行なう第3の操作
手段が独立して設けられているため、特に進退操作と縫
合方向変更操作とを同時に行なう時に互いの操作の干渉
を防ぐことが可能となる。したがって、操作性が極めて
良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連する縫合器の斜視図である。
【図2】(a)は図1の縫合器本体の正面図、(b)は
図1の縫合器本体の先端側の側面図である。
【図3】図1の縫合器において縫合器本体をガイドシー
ス内に収容した状態を示す側断面図である。
【図4】図1の縫合器を用いて患部組織を縫合している
状態を示す概略図である。
【図5】超弾性合金によって形成される縫合針の概略図
である。
【図6】図5の縫合針をガイドシース内に変形して収容
した状態を示す断面図である。
【図7】図5の縫合針を内部に収容した状態のガイドシ
ースをトラカールを介して体腔内に導入する様子を示す
概略断面図である。
【図8】(a)は通常の金属によって形成される縫合針
を持針器によって把持した状態を示す正面図、(b)は
超弾性合金によって形成された縫合針を持針器によって
把持した状態を示す正面図である。
【図9】図5の縫合針を持針器で把持しながら縫合作業
を行なっている様子を示す図である。
【図10】縫合針をガイドシース内に収容配置する他の
態様を示す説明図である。
【図11】本発明に関連する他の縫合器を示し、縫合針
がガイドシースから突出された状態を示す斜視図であ
る。
【図12】図11の縫合器において、縫合針がガイドシ
ース内に収容された状態を示す斜視図である。
【図13】図13の縫合器の手元側部分の側断面図であ
る。
【図14】図13の縫合器の分解図である。
【図15】本発明の一実施例に係る縫合器を示し、縫合
針がガイドシースから突出された状態を示す図である。
【図16】圧排子の第1の構成例を示す断面図である。
【図17】圧排子の第2の構成例を示すもので、先端の
臓器保持部が閉じた状態を示す側面図である。
【図18】図17の圧排子における臓器保持部の拡大途
中の状態を示す側面図である。
【図19】図17の圧排子における臓器保持部の拡大動
作の最終状態を示す側面図である。
【図20】圧排子の第3の構成例を示す断面図である。
【符号の説明】40…回転リング(第1の操作手段)、80…縫合器、
82…湾曲シース(湾曲部)、85…縫合針、81…ガ
イドシース(挿入部)、84…針固定部(縫合針保持手
段)、86…連結部材(第2の移動部材)、88…進退
操作リング(第2の操作手段)、89…回転レバー(第
3の操作手段)、91…縫合器本体(第1の移動部
材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂下 清登志 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 塚越 壯 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岡崎 次生 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安達 英之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大関 和彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大森 真一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−200036(JP,A) 特開 平4−263869(JP,A) 実開 昭62−192725(JP,U) 国際公開92/5828(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 17/06 330

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の開口部を有して被検体に挿入可能
    な挿入部と、 第2の開口部を有すると共に、前記挿入部に対して移動
    可能に設けられた第1の移動部材と、 前記第1の移動部材を前記第1の開口部に対して進退自
    在に操作する第1の操作手段と、 前記第1の移動部材の先端部を構成し、前記第1の操作
    手段の操作に応じて前記第1の開口部面の垂直軸に対し
    て湾曲して前記第1の開口部から突出する湾曲部と、 前記第1の移動部材に挿通されて前記第1の移動部材の
    延出方向に沿って移動可能に設けられた第2の移動部材
    と、 前記第2の移動部材の先端部に設けられて前記被検体を
    縫合するための縫合針を保持可能な縫合針保持手段と、 前記第2の移動部材を前記第2の開口部から進退自在に
    操作する第2の操作手段と、 前記第2の操作手段の操作に対して独立して操作されて
    前記縫合針保持手段に保持された縫合針の縫合方向を変
    更可能な第3の操作手段と、 を有することを特徴とする縫合器。
  2. 【請求項2】 前記第1の移動部材は前記縫合針を収容
    可能な収容部を有していることを特徴とする請求項1に
    記載の縫合器。
  3. 【請求項3】 前記挿入部は前記第1の移動部材を収容
    可能な収容部を有していることを特徴とする請求項1に
    記載の縫合器。
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