JP3389749B2 - 排気エネルギー回収装置 - Google Patents

排気エネルギー回収装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ターボチャージャに設
けた回転電機を、排気ガスにより回転させてエネルギー
を回収する排気エネルギー回収装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】ターボ車のターボチャージャは、排気ガ
スによりタービンを回転させて大気の吸入を促進してい
るが、発進を終え通常走行に移行した後における排気ガ
スは、タービンを回転させた後でも、まだ充分にエネル
ギーを有している。そこで、ターボチャージャに回転電
機を付設し、更に排気エネルギーを回収する装置が考え
られている。 【0003】図4は、そのような排気エネルギー回収装
置の構成を示す図である。図4において、1はエンジン
回転数センサ、2はプーリ、3はエンジン、4は排気
管、5はガバナ、6はベルト、7は吸気管、8はブース
ト圧センサ、9はターボチャージャ、10はタービンブ
レード、11はコンプレッサブレード、12はターボチ
ャージャ回転電機、12−1は回転子、12−2は固定
子、13はポジションセンサ、14はプーリ、15は車
両発電機、16はパワーユニット、17はバッテリ、1
8は電気負荷、19はエンジンコントローラ、20はエ
ネルギー回収コントローラ、21はアクセルセンサであ
る。 【0004】プーリ2はエンジン3の軸に接続されてお
り、プーリ14は車両発電機15の軸に接続されてい
る。そして、プーリ2,14は、ベルト6により連結さ
れている。これらは、エンジン3と車両発電機15との
間の回転力伝達機構を構成しているが、両者間の回転力
伝達機構は、ギヤを噛み合わせた伝達機構で構成するこ
とも出来る。 【0005】ターボチャージャ9内には、ターボチャー
ジャ回転電機12が設けられており、その回転子12−
1は、ターボチャージャ9のコンプレッサブレード11
およびタービンブレード10の回転軸に接続され、固定
子12−2は、ターボチャージャ9内に固定される。タ
ーボチャージャ回転電機12としては同期機が用いら
れ、時に応じて発電機運転されたりモータ運転されたり
する。ポジションセンサ13は、同期機であるターボチ
ャージャ回転電機12の回転子12−1の磁極位置を検
出するセンサである。ポジションセンサ13からの信号
を基にして、回転数も検出することが出来る。 【0006】車両発電機15は、車両に搭載されている
通常の発電機であり、エンジン3によって駆動されて発
電した電力は、周知のようにバッテリ17の充電や、電
気負荷18への給電に用いられる。しかし、ターボチャ
ージャ回転電機12で回収されるエネルギーが大の場
合、その発電電力でバッテリ17等への給電を行うほ
か、車両発電機15をモータ運転もし、エンジン3の回
転を助けるトルク(アシストトルク)を付与することも
行われる。 【0007】パワーユニット16は、車両発電機15,
ターボチャージャ回転電機12,バッテリ17等と接続
され、それらの間での電力の授受を制御する。そのブロ
ック構成は、後に図5で説明する。エンジンコントロー
ラ19は、エンジン3のガバナ5にガバナ制御信号を発
して、エンジンを制御する。ガバナ制御信号は、エンジ
ンコントローラ19に入力されてくるエンジン回転数セ
ンサ1,ブースト圧センサ8,アクセルセンサ21から
の検出信号、およびその他の検出信号(例、車速信号,
ラック位置信号,クラッチ信号,ブレーキ信号等々)の
中から必要なものを考慮に入れてつくられる。 【0008】エネルギー回収コントローラ20は、エン
ジン回転数センサ1,ブースト圧センサ8およびその他
の検出信号を考慮に入れ、エネルギーが回収できる運転
状態か否かを判断し、パワーユニット16へ制御動作を
指示する信号を発する。 【0009】ターボチャージャ9のターボ作用が弱い
(ブースト圧がまだ小さい)発進時等には、ブースト圧
を上げるため、ターボチャージャ回転電機12にも給電
してモータ運転することが指示される。その給電は車両
発電機15からなされるが、モータ運転とされたターボ
チャージャ回転電機12は、タービンブレード10の回
転を助け、ターボ作用を助長し、エンジンのトルクをア
ップする。 【0010】排気ガスのエネルギーが大であり、余分の
エネルギーを回収できる時には、ターボチャージャ回転
電機12は発電機運転することが指示される。その発電
電力は、前記したようにバッテリ17の充電や電気負荷
18への給電に用いられる。また、場合によっては車両
発電機15にも給電され、車両発電機15をモータ運転
する。モータ運転された車両発電機15は、回転力伝達
機構を通じてエンジン3にトルクを与え、消費する燃料
を少なくする。 【0011】図5は、パワーユニット16の構成を示す
図である。符号は図4のものに対応し、30はインバー
タ整流回路、31は整流回路、32はインバータ、33
は平滑回路、34は昇圧回路、35はインバータ整流回
路、36はインバータ、37は整流回路、38は平滑回
路、39はレギュレータ、40は切替回路、41は制御
部である。 【0012】昇圧回路34は、ターボチャージャ回転電
機12をモータ運転する場合に、車両発電機15の発電
電圧を昇圧して印加するためのものである。一般に、タ
ーボチャージャ回転電機12の回転数は車両発電機15
のそれより遙かに大であり、その誘起電圧は大である。
従って、ターボチャージャ回転電機12をモータ運転す
るには、その誘起電圧より大なる電圧を印加してやる必
要があるが、車両発電機15の発電電圧はその値に達し
ていないことがある。そこで、昇圧回路34によって昇
圧して印加する。なお、昇圧回路34の構成は、スイッ
チングトランジスタを用いた公知の昇圧回路である。 【0013】インバータ整流回路30,35は、ある時
にはインバータの役目を果たし、別のある時には整流回
路の役目も果たす回路である。その構成は、例えば、3
相ブリッジ接続されたスイッチングトランジスタのそれ
ぞれに、ダイオードを逆並列接続した構成である。 【0014】車両発電機15の発電電圧は整流回路30
で整流され、平滑回路33で平滑され、点Pにその出力
電圧VP が現れる。同様に、ターボチャージャ回転電機
12の発電電圧は整流回路37で整流され、平滑回路3
8で平滑され、点Qにその出力電圧VQ が現れる。各平
滑回路の出力電圧VP ,VQ が切替回路40へ入力され
ている場合、その内の高い方の電圧が選択されて、レギ
ュレータ39に出力される。 【0015】レギュレータ39は、切替回路40からの
電圧を、バッテリ17を充電したり電気負荷18へ給電
したりするのに適した電圧に降圧制御するためのもので
ある。その構成は、例えば、スイッチングトランジス
タ,変圧器,整流平滑回路等で構成される公知のもので
ある。 【0016】図6は、エンジンにおけるトルクアップ必
要領域およびエネルギー回収領域を示す図である。横軸
はエンジン回転数を表し、縦軸はターボチャージャ回転
数を表している。なお、車両発電機15の回転数は、エ
ンジン回転数とプーリ2,14の回転数比とで決まる。
例えば、回転数比が、エンジン回転数:車両発電機回転
数=1:5であり、エンジン回転数がNである場合、車
両発電機15の回転数は5Nとなる。曲線イは、ターボ
チャージャ回転電機12をモータ運転したり発電運転し
たりしなかった場合の、ターボチャージャ回転数の変化
を示す。 【0017】エンジン回転数がN1 より低い領域として
示されているトルクアップ必要領域Eは、ターボチャー
ジャ9が排気ガスのエネルギーで回転しているだけでは
ブースト圧が低く、エンジンのトルクが小さい領域であ
る。この領域では、トルクアップが必要とされる。領域
を区切るエンジン回転数N1 は、エンジンの種類によっ
て異なる(例えば、900rpm)。 【0018】曲線ロの部分は、トルクアップのためにタ
ーボチャージャ回転電機12をモータ運転し、ブースト
圧を所要の値にするべくターボチャージャ回転数を上げ
てやった場合の変化を示している。ターボチャージャ回
転電機12をモータ運転する場合、車両発電機15の発
電電力を、整流回路30→平滑回路33→昇圧回路34
→インバータ36→ターボチャージャ回転電機12とい
う経路で供給する。 【0019】エンジン回転数がN2 より高い領域として
示されているエネルギー回収領域Fは、ターボチャージ
ャ9が排気ガスのエネルギーのままに回転していると、
必要以上にブースト圧が高くなってしまう領域であり、
この領域では、余分にブースト圧を高めているエネルギ
ーを、回収することが出来る。領域を区切るエンジン回
転数N2 は、エンジンの種類によって異なる(例えば、
1300rpm)。 【0020】曲線ハの部分は、ターボチャージャ回転電
機12をエネルギー回収のために発電機運転した場合の
変化を示しており、ターボチャージャ回転数は下がる。
ターボチャージャ回転電機12の発電電力は、整流回路
37→平滑回路38→切替回路40→レギュレータ39
という経路でバッテリ17および電気負荷18に供給さ
れると共に、整流回路37→平滑回路38→インバータ
32→車両発電機15という経路で、車両発電機15に
供給される場合もある。かくして、排気ガスのエネルギ
ーが、電気的エネルギーおよび機械的エネルギーとして
回収される。 【0021】なお、排気エネルギー回収装置に関する従
来の文献としては、例えば、特開平5−152919号公報が
ある。 【0022】 【発明が解決しようとする課題】 (問題点)ターボチャージャ回転電機12の発電電力で
車両発電機15をモータ運転して、エンジンの回転を助
けるトルク(アシストトルク)を与える場合、ベルト6
の緩み等により回転力伝達機構で機械的ロスが発生して
いることがあるが、従来は、そのようなロスについては
何ら考慮することなくモータ運転電流を流していたの
で、エネルギーの回収効率が良くなかったという問題点
があった。 【0023】(問題点の説明)回転力伝達機構で機械的
ロスが発生する場合としては、例えば、プーリ2とプー
リ14とを連結しているベルト6が緩んでいる場合があ
る。この場合、プーリとベルトとの間にはすべりが生ず
るが、このすべりがあると、回収エネルギーの一部は両
者の摩擦熱として消えてしまうし、回転力は設定された
回転数比では伝達されない。回転力伝達機構としてギヤ
が用いられているときには、ギヤの軸に緩みが生じた場
合等に、機械的ロスが発生する。このような場合には、
やはり設定された回転数比で回転力は伝達されず、エネ
ルギー回収効率は悪くなる。本発明は、このような問題
点を解決することを課題とするものである。 【0024】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の排気エネルギー回収装置では、エネルギー
回収時にはモータ運転されエンジンにアシストトルクを
付与する車両発電機と、ターボチャージャに付設され、
ターボ作用が不足している場合にはモータ運転され、排
気エネルギーが大である場合には発電機運転されるター
ボチャージャ回転電機と、前記車両発電機,前記ターボ
チャージャ回転電機,バッテリおよび電気負荷間の電力
の流れを制御するパワーユニットと、エンジン回転数セ
ンサと、車両発電機回転数センサと、前記ターボチャー
ジャ回転電機の発電電力で前記車両発電機をモータ運転
している時のエンジン回転数と車両発電機回転数との回
転数比ズレを求め、該回転数比ズレに対応させて予め定
めてある割合に車両発電機へのモータ運転電流を制御す
る制御手段とを具えることとした。 【0025】 【作 用】車両発電機の他にターボチャージャ回転電
機が設けられている排気エネルギー回収装置において、
エネルギー回収時に、ターボチャージャ回転電機の発電
電力で車両発電機をモータ運転し、エンジンにアシスト
トルクを与える場合、エンジン回転数と車両発電機回転
数とを検出し、両者の回転数比が正常値からどの程度ズ
レているかを求める。そして、回転数比ズレに対応させ
て予め定めてあるモータ運転電流投入率に従い、車両発
電機へのモータ運転電流を制御する。これにより、回転
力伝達機構でエネルギーを多くロスする状態の時に、大
きなモータ運転電流を投入しなくなるので、失われるエ
ネルギーが少なく、回収効率が向上する。また、回転数
比ズレを監視することにより、回転力伝達機構に不具合
が生じていることを発見できる。 【0026】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の排気エネルギー回収装置
のブロック図であり、符号は図4のものに対応し、22
は車両発電機回転数センサ、23は警報ランプである。
同じ符号のものは、同様のものであるので、その説明は
省略する。車両発電機15をターボチャージャ回転電機
12の発電電力でモータ運転する場合、車両発電機回転
数センサ22で検出した車両発電機15の回転数を、エ
ネルギー回収コントローラ20に入力し、エンジン回転
数センサ1で検出したエンジン3の回転数と対比する。
そして、対比して求めた回転数比が、設定値からどの程
度ズレているかを調べ、そのズレに応じてモータ運転電
流の投入率を調節する。 【0027】図3は、モータ運転電流投入率の1例を示
す図である。縦軸はモータ運転電流投入率(H%)であ
り、横軸は回転数比ズレ(K%)である。モータ運転電
流投入率とは、回収エネルギーで発電機運転しているタ
ーボチャージャ回転電機12が車両発電機15に流し得
るモータ運転電流の、何%を実際に流させるかという率
である。流し得るモータ運転電流は、その時回収し得る
エネルギーの大きさに依存する(なお、回収し得るエネ
ルギーは、実際のブースト圧がその時の理想ブースト圧
よりどの程度大きいかにより求められる)。回転数比の
ズレがない場合はロスが少ないから100%投入しても
よいが、ズレが大となるに従いロスが大となるから、1
00%投入するのは回収効率上得策ではない。しかし、
いきなり投入率を0%としてしまうと、ターボチャージ
ャ回転電機12の負荷が突然大幅に軽くなることに他な
らず、ターボチャージャ回転電機12は過回転となり危
険である。それを避けるためには、回転数比のズレが大
となるにつれて、徐々に投入率を低下させてゆくのが望
ましい。ゆえに、図4の範囲B,Cで、投入率は徐々に
低下させてある。 【0028】次に、回転数比ズレについて説明する。ズ
レがない(K=0%)とは、回転数比が設定値の通り
(例えば、エンジン回転数:車両発電機回転数=1:
5)であることを意味し、Kがそれより大きい%である
ことは、ズレが生じていることを示している。K1 ,K
2 ,K3 は、図中に記しているように、次のような値で
ある。 K1 …正常ズレ範囲上限値。ここまでのズレは、一応正
常に動作しているとして扱うズレの上限値である。従っ
て、図4中の範囲Aは正常範囲である。例えば、K1
10(%)と設定されている場合、前記の例では回転数
比が1:4.5 にズレるまでは、正常なズレ範囲として扱
う。 【0029】K2 …警報開始値。この値までズレて来た
時には、警報を開始する(図1の警報ランプ23を点
灯)。例えば、K2 =20(%)と設定される(上例の
回転数比が1:4にズレることに相当)。K1 〜K2
範囲Bは、ズレは正常範囲を逸脱したものの、まだ警報
を発するまでもないという範囲である。次のK3 までの
範囲Cが、警報を発している範囲である。 K3 …回生・トルクアップ動作停止値。ズレがこの値に
なったら、ターボチャージャ回転電機12による回生動
作,車両発電機15によるトルクアップ動作を停止す
る。例えば、K3 =40(%)と設定される(上例の回
転数比が1:3にズレることに相当)。K3 以降の範囲
Dでは、上記動作は停止される。 【0030】図2は、本発明における車両発電機のモー
タ運転制御を説明するフローチャートである。 ステップ1…エンジン回転数センサ1,車両発電機回転
数センサ22から、それぞれの回転数を検出する。 ステップ2…回転数比ズレが、正常ズレ範囲上限値K1
以下かどうか調べる。 【0031】ステップ3…正常ズレ範囲上限値K1 以下
であれば、図4の範囲Aにあるわけであるが、この範囲
では正常に動作していることを確認する処置をとる(例
えば、エネルギー回収コントローラ20中に正常動作確
認用のフラグを適宜設定しておき、そのフラグを立てる
処置をとる)。そして、図4によれば範囲Aでは、モー
タ運転電流投入率は100%と決めてあるから、ターボ
チャージャ回転電機12から供給されるモータ運転電流
を、なんら制限することなくそのまま供給する。 【0032】ステップ4…回転数比ズレが正常ズレ範囲
上限値K1 より大の場合は、警報開始値K2 より小かど
うか調べる。 ステップ5…警報開始値K2 より小であれば、図4の範
囲Bにあることになるが、この場合には、モータ運転電
流投入率(H)を、図4に示すように回転数比ズレに応
じた率とする。図4の例では、ズレが大になるにつれ、
50%まで直線的に低下する率とされている。低下して
ゆく率は、適宜設定される。仮に、図4で求めたHが7
0%であれば、ターボチャージャ回転電機12から供給
されるモータ運転電流を、70%に制限して供給する。
この制限は、パワーユニット16内のインバータ32の
デューティ比を減少させることによりなされる。 【0033】ステップ6…回転数比ズレが警報開始値K
2 より大の場合は、回生・トルクアップ動作停止値K3
より小かどうか調べる。 ステップ7…回生・トルクアップ動作停止値K3 より小
であれば、図4の範囲Cにあることになるが、この場合
には、モータ運転電流投入率(H)を、図4に示すよう
に回転数比ズレに応じた率とする。率は、ズレが大にな
るにつれて低下されるが、その低下率は、やはり適宜設
定される。同時に、警報ランプ23を点灯して警報を発
する。この警報は、回転力伝達機構を修理点検する必要
があることを知らせる。 ステップ8…回生・トルクアップ動作停止値K3 以上の
場合は、ターボチャージャ回転電機12によるエネルギ
ー回生動作および車両発電機15によるトルクアップ動
作を停止する。 【0034】 【発明の効果】以上述べた如く、本発明の排気エネルギ
ー回収装置によれば、エネルギー回収時に、ターボチャ
ージャ回転電機の発電電力で車両発電機をモータ運転
し、エンジンにアシストトルクを与える場合、エンジン
回転数と車両発電機回転数とを検出し、両者の回転数比
が正常値からどの程度ズレているかに応じて車両発電機
へのモータ運転電流を制御するので、回転力伝達機構で
エネルギーを多くロスする状態の時に、大きなモータ運
転電流が投入されなくなる。そのため、失われるエネル
ギーが少なく、回収効率が向上する。また、回転数比ズ
レを監視することにより、回転力伝達機構に不具合が生
じていることを発見することが出来る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の排気エネルギー回収装置のブロック
図 【図2】 本発明における車両発電機のモータ運転制御
を説明するフローチャート 【図3】 モータ運転電流投入率の1例を示す図 【図4】 従来の排気エネルギー回収装置のブロック図 【図5】 従来のパワーユニットの構成を示す図 【図6】 トルクアップ必要領域およびエネルギー回収
領域を示す図 【符号の説明】 1…エンジン回転数センサ、2…プーリ、3…エンジ
ン、4…排気管、5…ガバナ、6…ベルト、7…吸気
管、8…ブースト圧センサ、9…ターボチャージャ、1
0…タービンブレード、11…コンプレッサブレード、
12…ターボチャージャ回転電機、12−1…回転子、
12−2…固定子、13…ポジションセンサ、14…プ
ーリ、15…車両発電機、16…パワーユニット、17
…バッテリ、18…電気負荷、19…エンジンコントロ
ーラ、20…エネルギー回収コントローラ、21…アク
セルセンサ、22…車両発電機回転数センサ、23…警
報ランプ、30…インバータ整流回路、31…整流回
路、32…インバータ、33…平滑回路、34…昇圧回
路、35…インバータ整流回路、36…インバータ、3
7…整流回路、38…平滑回路、39…レギュレータ、
40…切替回路、41…制御部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エネルギー回収時にはモータ運転されエ
    ンジンにアシストトルクを付与する車両発電機と、ター
    ボチャージャに付設され、ターボ作用が不足している場
    合にはモータ運転され、排気エネルギーが大である場合
    には発電機運転されるターボチャージャ回転電機と、前
    記車両発電機,前記ターボチャージャ回転電機,バッテ
    リおよび電気負荷間の電力の流れを制御するパワーユニ
    ットと、エンジン回転数センサと、車両発電機回転数セ
    ンサと、前記ターボチャージャ回転電機の発電電力で前
    記車両発電機をモータ運転している時のエンジン回転数
    と車両発電機回転数との回転数比ズレを求め、該回転数
    比ズレに対応させて予め定めてある割合に車両発電機へ
    のモータ運転電流を制御する制御手段とを具えたことを
    特徴とする排気エネルギー回収装置。
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