JP3388897B2 - 枚葉印刷機の排紙部 - Google Patents

枚葉印刷機の排紙部

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、枚葉印刷機の排紙部に
設けた紙当装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の枚葉印刷機の排紙部を図4〜図6
により説明すると、図4の1が排紙部、2が同排紙部1
の一対のフレーム、3が同各フレーム2間に設けた従動
軸、4が同従動軸3とともに回転する従動スプロケット
ホィール、5がシート積載装置で、従動スプロケットホ
ィール4がシート積載装置5の上方に配設されている。 【0003】7が従動スプロケットホィール6とチェー
ンガイド(図1の6参照)とにより案内されて走行する
チェーン、8がチェーン7に間隔を置いて取付けたチェ
ーングリッパ、9がチェーングリッパ8の爪である。こ
のチェーングリッパ8の爪9によりシート10(破線参
照)を咬え、チェーン7とともに走行させて、従動軸3
の下方に設けたカム11により爪9を開いて、シート1
0を放出させ、この放出したシート10の後端部を真空
吸引車12により吸引して、この真空吸引車12の周速
になるようにシート10を減速させるか、カラス口装置
(図示せず)によりシート10の前端部(咬え側)を掴
んで機械的に減速させた後、慣性によりシート10の前
端部を紙当装置15の紙当16に当接させ、紙当16の
面16a(図6参照)に沿い下降させて、パレット(シ
ート積載装置5の昇降チェーン14により支持されて昇
降可能なパレット)13上に積載する。 【0004】上記紙当装置15は、図5、図6に示すよ
うに一対のフレーム2に両端部を固定した固定軸17
と、同固定軸17に一端部を固定するとともにパイプ1
9に他端部を固定した複数の紙当て16と、同各紙当て
16を幅方向に連結する横板20a〜20eとにより構
成されている。なお各紙当て16は、シート10の幅方
向に間隔を置いて配設されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記図4〜図6に示す
従来の枚葉印刷機の排紙部では、従動軸3の下方に設け
たカム11により爪9を開いて、シート10を放出さ
せ、この放出したシート10の後端部を真空吸引車12
により吸引して、この真空吸引車12の周速になるよう
にシート10を減速させるか、カラス口装置(図示せ
ず)によりシート10の前端部(咬え側)を掴んで機械
的に減速させているが、チェーングリッパ8により放出
されたシート10の先端部は、その走行方向における慣
性により紙当て装置15の紙当て16に衝突する。その
場合、紙当て16がシート10の幅方向に断続的に配置
されており、シート10の先端部が紙当て16に当接す
ると、紙当て16に当たる部分が折れ曲がり、当たらな
い部分との間の境目に亀裂が発生する。 【0006】またシート10が紙当て16に衝突したと
きに、騒音が発生し、この騒音は、ブリキ板印刷機の高
速運転時、90デシベル(db)に達することがある。
本発明は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その
目的とする処は、シート先端部の当接する部分と当接
しない部分との間の境目に発生していた亀裂を防止で
き、紙板あるいは紙当ての摩耗を低減でき、シート
が紙板に当接したときの騒音を低減できる枚葉印刷機の
排紙部を提供しようとする点にある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、チェーングリッパの爪から放出された
シートを積み重ねるシート積載装置と、同シート積載装
置へ放出されたシートの前端部を揃える紙当装置とを有
する枚葉印刷機の排紙部において、前記紙当装置の紙当
てに紙板を取付け、この紙板のシート当接面をシートの
幅方向に非断続的な連続面にするとともに、前記シート
当接面とは反対側の面に吸音材を貼着し、該吸音材は、
前記シートが前記シート当接面に当接したときに生じる
衝撃を吸収する緩衝材としてのスポンジと、同じく前記
シートが前記シート当接面に当接したときに生じる衝撃
音を吸収する吸音材としてのゴムとを備えることを特徴
とする(請求項1)。 【0008】 【0009】 【作用】本発明の枚葉印刷機の排紙部は前記のように紙
当装置の紙板あるいは紙当てのシート当接面をシートの
幅方向に非断続的な連続面にしており、シートの先端部
の全体が紙板あるいは紙当てのシート当接面に均一に当
接して、シート先端部の当接する部分と当接しない部分
との間の境目に発生していた亀裂が防止される。また紙
当装置の紙板あるいは紙当てのシート当接面をシートの
硬度よりも高い材料により構成しており、ブリキ板枚葉
印刷機のようにシートがブリキ板であっても、シート当
接面が例えばブリキ板よりも硬度の高いステンレス鋼に
より構成されるので、紙板あるいは紙当ての摩耗が低減
される。また紙当装置の紙板のシート当接面とは反対側
の面に吸音材を貼着しており、シートが紙板のシート当
接面に当接したときの騒音が低減される。 【0010】 【実施例】次に本発明の枚葉印刷機の排紙部を図1〜図
3に示す実施例により説明する。図1は、枚葉印刷機の
排紙部の紙当装置の側面図、図2は、同紙当装置の紙当
てに取付けた紙板の正面図、図3は、同紙板の側面図で
ある。21が紙板で、この紙板21のシート当接側にシ
ート当接面21aが形成され、このシート当接面21a
とは反対側の面に吸音材22が貼着されている。そし−
−の紙板21が吸音材22を介して排紙部1(図4参
照)に設置した紙当装置15の紙当て16に取付けられ
ている。000紙板21には、紙当て16の穴16b
(図5参照)に嵌入するねじ穴付ボス23があり、この
ねじ穴付ボス23が紙当て16の穴16bに嵌入され、
ねじ穴付ボス23にボルト24が螺合されて、紙板21
が紙当て16に固定される。 【0011】紙板21のシート当接面21aは、シート
10の幅方向に非断続的な連続面になっているので、シ
ート10の先端部の全体が紙板21のシート当接面21
aに均一に当接する。この紙板21のシート当接面21
aは、シート10の硬度よりも高い材料により構成し
て、シート当接面21aの摩耗を低減している。即ち、
ブリキ板枚葉印刷機の場合には、シート10がブリキ板
であり、これが紙板21のシート当接面21aに当接す
るので、このシート当接面21aを例えばブリキ板より
も硬度の高いステンレス鋼により構成して、シート当接
面21aの摩耗を低減している。 【0012】この場合、シート(ブリキ板)10が鋼製
シート当接面21aに当接して、高い金属音(騒音)が
発生するので、シート当接面21aの反対面21bに吸
音材22を貼着して、金属音(騒音)を低減している。
この吸音材22は、図2、図3に示すようにハッチング
Aのスポンジ27(図5の紙当て16と横板20d、2
0eに相当する個所に貼着されたスポンジ27)と、ハ
ッチングBの薄肉ゴム28(図5の横板20a〜20c
に相当する個所に貼着された薄肉ゴム28)と、ハッチ
ングCの肉厚ゴム29(図2の紙板21の上縁部25に
相当する個所に貼着された肉厚ゴム29、及び図5の紙
当て16と横板20a〜20eとにより仕切られた空間
部に嵌入する肉厚ゴム29)とにより構成されている。 【0013】そしてスポンジ27は、シート10が紙板
21のシート当接面21aに当接したときに生じる衝撃
を吸収する緩衝材、薄肉ゴム28及び肉厚ゴム29は、
シート10が紙板21のシート当接面21aに当接した
ときに生じる衝撃音を吸収する吸音材で、ブリキ印刷機
では、薄肉ゴム28及び肉厚ゴム29にJIS硬度60
程度の硬さのゴムを使用する。 【0014】次に紙当て26について説明する。プラス
チックシートや厚紙が紙当て26に当接してときに発生
する騒音は、それ程高くない。この場合、従来の紙当て
16は、シート10の幅方向に断続的に配置されてお
り、シート10の先端部が紙当て16に当接すると、紙
当て16に当たる部分が折れ曲がり、当たらない部分と
の間の境目に亀裂が発生していたが、本考案の紙当て2
6は、シート10の幅方向に非断続的な連続面になって
いるので、シート10の先端部の全体がシート当接面2
1aに均一に当接する。 【0015】この場合、紙板21は取付けない。またブ
リキ板枚葉印刷機の場合には、シート10がブリキ板で
あり、これが紙当て26に当接するので、この紙当て2
6をステンレス鋼により構成して、紙当て26の摩耗が
低減する。 【0016】 【発明の効果】本発明の枚葉印刷機の排紙部は前記のよ
うに紙当装置の紙板あるいは紙当てのシート当接面をシ
ートの幅方向に非断続的な連続面にしており、シートの
先端部の全体が紙板あるいは紙当てのシート当接面に均
一に当接して、シート先端部の当接する部分と当接しな
い部分との間の境目に発生していた亀裂を防止できる。 【0017】また紙当装置の紙板あるいは紙当てのシー
ト当接面をシートの硬度よりも高い材料により構成して
おり、ブリキ板枚葉印刷機のようにシートがブリキ板で
あっても、シート当接面を例えばブリキ板よりも硬度の
高いステンレス鋼により構成するので、紙板あるいは紙
当ての摩耗を低減できる。また紙当装置の紙板のシート
当接面とは反対側の面に吸音材を貼着しており、シート
を紙板のシート当接面に当接したときの騒音を低減でき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の枚葉印刷機の排紙部の紙当装置の一実
施例を示す側面図である。 【図2】同紙当装置の紙当てに取付けた紙板の正面図で
ある。 【図3】同紙板の側面図である。 【図4】従来の枚葉印刷機の排紙部を示す側面図であ
る。 【図5】同排紙部の紙当装置の紙当てを示す正面図であ
る。 【図6】(a)は図5の矢視X−X線に沿う縦断側面
図、(b)は図5の矢視Y−Y線に沿う縦断側面図であ
る。 【符号の説明】 1 排紙部 5 シート積載装置 8 チェーングリッパ 9 チェーングリッパ8の爪 10 シート 15 紙当装置 21 紙板 26 紙当て 27〜29 吸音材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−7154(JP,U) 実開 平1−85362(JP,U) 実開 昭63−100456(JP,U) 実公 昭47−35015(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 31/36 B65H 29/04 B65H 29/52

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 チェーングリッパの爪から放出されたシ
    ートを積み重ねるシート積載装置と、同シート積載装置
    へ放出されたシートの前端部を揃える紙当装置とを有す
    る枚葉印刷機の排紙部において、 前記紙当装置の紙当てに紙板を取付け、この紙板のシー
    ト当接面をシートの幅方向に非断続的な連続面にすると
    ともに、前記シート当接面とは反対側の面に吸音材を貼
    着し、 該吸音材は、前記シートが前記シート当接面に当接した
    ときに生じる衝撃を吸収する緩衝材としてのスポンジ
    と、同じく前記シートが前記シート当接面に当接したと
    きに生じる衝撃音を吸収する吸音材としてのゴムとを備
    えることを特徴とする 枚葉印刷機の排紙部。
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